JP2006053810A - カセット監視システム - Google Patents

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Keiichi Kubota
敬一 久保田
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Abstract

【課題】 セキュリティ性を向上させることができ、また、カセットの取扱者にとって作業性を向上させることができるカセット監視システムを提供する。
【解決手段】 施錠可能な扉3と、扉3の施錠状態の変化を検知する扉開閉検知部とを備え、扉開閉検知部が扉3の施錠状態が変化したことを検知すると、扉3の施錠状態の変化を示す情報を送信する現金カセット2と、現金カセット2から送信された扉3の施錠状態の変化を示す情報を受信し、受信した扉3の施錠状態の変化を示す情報を記憶部に記憶する上位装置15とから構成されるカセット監視システムを設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、カセットと上位装置とから構成されるカセット監視システムに関する。
従来、銀行等の金融機関に設置される自動取引装置においては、内部に紙幣入出金機、及び硬貨入出金機が設けられており、この紙幣入出金機、及び硬貨入出金機の内部には、それぞれ現金カセットが設けられている。この現金カセットは現金収納スペースと、分離・集積機構を内蔵しており、現金収納スペースは紙幣、あるいは硬貨を収納し、分離・集積機構は、現金収納スペース内に収納されている紙幣、あるいは硬貨を現金カセット外へと繰り出す機能と、紙幣入出金機、あるいは硬貨入出金機内へと搬送されてきた紙幣、あるいは硬貨を現金収納スペース内へと送る機能を備えている。また現金カセットは自動取引装置に対して着脱自在となっており、装置外部への取り出し、そして持ち運びが可能となっている。
現金カセットは扉を備えており、この扉には扉の開閉を規制する機能を有する施錠機構が設けられている。そして、施錠機構の錠の鍵穴に所定の鍵が挿入されて該鍵が所定の方向に回転することにより開錠状態となり、扉は開くことが可能となる。そしてこれにより、取扱者が現金カセット内部の紙幣、あるいは硬貨に接触することが可能となる。
上記施錠機構には、鍵穴を外側から覆う状態で封緘紙が設けられており、扉を開けるには、正規の取扱者が所定の鍵を用意して、封緘紙の上から鍵穴に鍵先を挿入する。このとき錠の上には封緘紙があるので、当然鍵先により封緘紙は破れてしまうことになる。このようにして鍵穴の奥まで鍵を挿入してから所定の方向に所定の角度回転すると、施錠機構が動作して扉を開けることができるようになる。このように封緘紙を破らないと鍵を鍵穴に挿入することができないので、現金管理者は封緘紙の状態を確認することにより、鍵が鍵穴に挿入されて、扉が開けられたか否かを判断することができた。
このように、鍵が錠に挿入される挿入路に、鍵の挿入により破損する紙葉類を設けた現金収納庫がある(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−203532号公報
上記従来の現金カセットにおいては、扉を開ける毎に新しい封緘紙を施錠機構に取り付けなくてはならないので、取扱者にとって取り付け作業が煩わしいという問題点があった。また鍵で封緘紙を破った時に該封緘紙の破れ片が鍵穴に入り込んでしまう場合があるので、定期的な清掃が必要であるという問題点があった。更に、現金カセットの封緘紙の状態を見ることで、扉の開閉が行われたか否かを判断することは可能であるが、いつ扉が開けられたのか、どこで扉が開けられたのか、誰が扉を開けたのかについては不明であるという問題点があった。
上記課題を解決するために本発明で設けた解決手段は、施錠可能な扉と、該扉の施錠状態の変化を検知する扉開閉検知部とを備え、該扉開閉検知部が前記扉の施錠状態が変化したことを検知すると、該扉の施錠状態の変化を示す情報を送信するカセットと、前記カセットから送信された扉の施錠状態の変化を示す情報を受信し、該受信した扉の施錠状態の変化を示す情報を記憶部に記憶する上位装置とから構成されるカセット監視システムを設けたものである。
本発明によれば、現金管理者がカセットから離れた場所にいても、記憶部に扉の施錠状態の変化を示す情報が記憶されているので、全てのカセットの扉の開閉状況をリアルタイムで一元管理することができるようになる。その結果、セキュリティ性を向上させることができる。
また、鍵穴を外側から覆う状態で封緘紙を設ける必要がないので、扉を開ける毎に新しい封緘紙を施錠機構に取り付ける必要がなくなる。また鍵で封緘紙を破ることも無いので、破った時に該封緘紙の破れ片が鍵穴に入り込んでしまうこともない。従って、定期的な清掃も不要となる。その結果、取扱者にとって作業性を向上させることができる。
以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。なお各図面に共通する要素には同一の符号を付す。
図1は実施例1の現金カセット監視システムを示す説明図、図2、図3は実施例1の現金カセットを示す斜視図、図4は実施例1の現金カセットの構成を示す説明図、図5は実施例1の上位装置の記憶部の記憶内容を示す説明図である。
銀行等の金融機関に設置される自動取引装置においては、内部に紙幣入出金機、及び硬貨入出金機が設けられており、この紙幣入出金機、及び硬貨入出金機の内部にはそれぞれ図2、図3に示す現金カセット2が設けられている。この現金カセット2は自動取引装置に対して着脱自在となっており、装置外部への取り出し、そして持ち運びが可能となっている。
現金カセット2は扉3を備えており、この扉3には扉3の開閉を規制する機能を有する図示せぬ施錠機構が設けられている。扉3は通常施錠された状態となっており、施錠機構の鍵穴17に所定の鍵5が挿入されて該鍵5が所定の方向に回転することにより施錠状態が解除されて開錠状態となり、扉3は開けることが可能となる。そしてこれにより、取扱者が現金カセット2内部の紙幣、あるいは硬貨に接触することが可能となる。また扉3は開状態から閉状態へと変化した時には、施錠されるものとする。
また現金カセット2には各現金カセット2毎に個別に割り当てられた識別情報であるID情報が付与されており、該ID情報は現金カセット2内に設けられた、後述する通信制御部に保持されている。
図4に示すように、現金カセット2は現金収納スペース6と、分離・集積機構7と、扉開閉検知機構8と、通信制御部9と、送信器10と、電源切替部11と、電池12を内蔵している。そして現金収納スペース6は紙幣、及び硬貨を収納し、分離・集積機構7は現金収納スペース6内に収納されている紙幣、及び硬貨を現金カセット2外へと繰り出す機能と、紙幣入出金機、あるいは硬貨入出金機内へと搬送されてきた紙幣、及び硬貨を現金収納スペース6内へと送る機能を備えている。
扉開閉検知機構8は扉3の施錠状態の変化を検知し、図示せぬ記憶部に記憶すると共に、通信制御部9に対して扉3の施錠状態の変化を示す情報を送信する。通信制御部9は扉開閉検知機構8から受信した情報が、施錠状態が解除されたことを示す情報であった場合には、扉3が開状態となったことを示す情報として、現金カセット2のID情報を付与した状態で送信器10に送信する。一方、通信制御部9が扉開閉検知機構8から受信した情報が、開錠状態から施錠状態へと変化したことを示す情報であった場合には、扉3が閉状態となったことを示す情報として、現金カセット2のID情報を付与した状態で送信器10に送信する。
電池12は充電可能となっており、現金カセット2に内蔵された各部材を動作させるために該各部材に電力を供給する。電源切替部11は現金カセット2が自動取引装置に設けられている紙幣入出金機、及び硬貨入出金機に装着された状態で、自動取引装置側から現金カセット2に対して電源の供給がある時には、電池12からの出力を断状態として自動取引装置から供給される電源を現金カセット2の各部材へと供給すると共に、電池12の容量を確認し、容量が満タン状態でなければ満タン状態となるまで電池12に対して充電を行うように電源の切り替え制御を行う。
一方、紙幣入出金機、及び硬貨入出金機から現金カセット2が取り外されていて、自動取引装置側から現金カセット2に対して電力の供給が無い時には、電源切替部11は電池12から現金カセット2の各部材へと電力を供給するように電源の切り替え制御を行う。
送信器10は通信制御部9から受信した情報を無線信号に変換して図1に示す無線通信網13に対して送信し、無線通信網13は送信機10から受信した情報を、有線信号に変換して有線通信網14へと送信する。有線通信網14は監視センタ20に設置されている上位装置15に接続されており、無線通信網13から受信した情報を有線信号に変換して上位装置15へと送信する。
上位装置15は図示せぬ記憶部と、入力部18と、表示部19を備えている。記憶部は図5に示す構成となっており、現金カセット2のID情報毎に、扉3の現在の施錠状態を記憶できるようになっている。そして上位装置15は有線通信網14から、扉3の施錠状態を示す情報をID情報が付与された状態で受信すると、受信したID情報に対応する扉3の施錠状態を、最新の状態に書き換える。
また上位装置15は現金管理者から入力部18を介して現金カセット2の扉3の開閉状態を表示する指示を受けると、記憶部から現金カセット2の扉3の施錠状態を読み出し、ID情報に対応させて表示部19に表示する。
そして上記現金カセット2と、監視センタ20に設置されている上位装置15とから現金カセット監視システム1が構成されている。
次に上記構成における現金カセット監視システム1の運用時の動作について説明する。
まず、現金カセット2の正規取扱者が現金カセット2の扉3を開ける直前に、監視センタ20にいる現金管理者に現金カセット2のID情報(例えば「00001」)と、施錠を解除して扉3を開ける旨の連絡を送信する。これにより、監視センタ20にいる現金管理者はID情報が「00001」の現金カセット2の扉3の施錠が解除されることを認識することができる。
そして正規取扱者が「00001」の現金カセット2の扉3を施錠を解除するために、所定の鍵5を用意して鍵穴17に鍵先を挿入する。そして鍵穴17の奥まで鍵5を挿入してから所定の方向に所定の角度回転すると、施錠機構が動作して施錠が解除され扉3を開けることができる。
現金カセット2側でも、扉開閉検知機構8が扉3の施錠が解除されたことを検知し、その情報を図示せぬ記憶部に記憶すると共に、通信制御部9に対して扉3の施錠が解除されたことを示す情報を送信する。通信制御部9は扉開閉検知機構8から受信した情報を、「00001」のID情報を付与した状態で送信器10に送信し、該送信器10で無線信号に変換して、無線通信網13、及び有線通信網14を介して上位装置15へと送信する。上位装置15では、これらの情報を受信すると、記憶部に図5に示すように、ID情報「00001」の現金カセット2の扉3の施錠状態を示す情報を、予め記憶されている「閉」状態から「開」状態へと書き換える。
監視センタにいる現金管理者が、入力部18から現金カセット2の扉3の施錠状態を表示部19に表示する指示を入力すると、上位装置15は記憶部から現金カセット2の扉3の施錠状態を読み出し、ID情報と共に表示部19に表示する。
現金管理者は表示部19に表示された情報を見ることで、現金カセット2の扉3の最新の施錠状態を認識することができる。ここで、ID情報「00001」の現金カセット2の扉3の施錠状態を示す情報が、「閉」状態から「開」状態へと変化していても、現金管理者は「閉」状態から「開」状態へと変化する前にID情報「00001番」の現金カセット2の扉3の施錠を解除する連絡を受けているので、この扉3の施錠状態の変化は、予め連絡を送ってきた正規の取扱者による操作により行われたものであることをリアルタイムで認識することができる。
一方、現金管理者が、ID情報「00001」の現金カセット2の扉3の施錠を解除する連絡を受けてない状態で、ID情報「00001」の現金カセット2の扉3の施錠状態を示す情報が、「閉」状態から「開」状態へと変化した場合には、不正な取り扱いにより現金カセット22の扉3が開けられたことを認識することができる。
以上本発明の実施例1においては、扉開閉検知機構8が扉3の施錠状態が変化したことを検知すると、現金カセット2は扉3の施錠状態の変化を示す情報を上位装置15へと送信し、上位装置15は現金カセット2から送信された扉3の施錠状態の変化を示す情報を受信すると、受信した扉3の施錠状態の変化を示す情報を記憶部に記憶することにより、現金管理者が現金カセット2から離れた場所にいても、記憶部に扉3の施錠状態の変化を示す情報が記憶されているので、全ての現金カセット2の扉3の開閉状況をリアルタイムで一元管理することができるようになる。その結果、セキュリティ性を向上させることができる。
また、鍵穴17を外側から覆う状態で封緘紙4を設ける必要がないので、扉3を開ける毎に新しい封緘紙4を施錠機構に取り付ける必要がなくなる。また鍵5で封緘紙を破ることも無いので、破った時に該封緘紙の破れ片が鍵穴17に入り込んでしまうこともない。従って、定期的な清掃も不要となる。その結果、取扱者にとって作業性を向上させることができる。
更に、上位装置15は、現金カセット2の扉3の施錠状態が変化した時間も合わせて記憶部に格納しておけば、その情報を表示部19に表示することでいつ扉3が開閉されたのかもまた現金管理者は管理することができる。
次に本発明の実施例2について説明する。なお、上記実施例1と同様の箇所には同一符号を付して説明は省略する。図6は実施例2の現金カセット監視システムを示す説明図、図7は実施例2の現金カセットの構成を示す説明図、図8は実施例2の上位装置の記憶部の記憶内容を示す説明図である。
図6において、本実施例2の現金カセット監視システム21の構成は上記実施例1と同様であり、現金カセット22と、監視センタに設置されている上位装置24とから構成されている。そして本実施例の現金カセット22は、図7に示すように上記実施例1の現金カセット2に対して更に、位置検出器(GPS)23を内蔵している。
位置検出器23はGPS(Global Positioning System)機能により自らが存在する位置を検出し、通信制御部26に対して位置情報として送信する。通信制御部26は位置検出器23から受信した現金カセット22の位置情報を、扉開閉検知機構8から受信した扉3の施錠状態を示す情報と共に、現金カセット22のID情報を付与した状態で送信器10に送信し、該送信器10で無線信号に変換して、無線通信網13、及び有線通信網14を介して上位装置24へと送信する。上位装置24に設けられている図示せぬ記憶部は、図8に示す構成となっており、現金カセット22のID情報に対応して、扉3の施錠状態と共に、現金カセット22が存在している位置を記憶する。そして上位装置24では、現金カセット22から情報を受信すると、記憶部の記憶内容を、受信した現金カセット22のID情報に対応させて、扉3の施錠状態を最新の状態に書き換えると共に、現金カセット22が存在している位置もまた最新の位置に書き換える。
次に上記構成における現金カセット監視システム21の運用時の動作について説明する。
まず、現金カセット22の正規取扱者が現金カセット22の扉3を開ける直前に、監視センタ20にいる現金管理者に現金カセット22のID情報(例えば「00001」)と、施錠を解除して扉3を開ける旨の連絡を送信する。これにより、監視センタ20にいる現金管理者はID情報が「00001」の現金カセット22の扉3の施錠がこれから解除されることを認識することができる。
そして正規取扱者が「00001」の現金カセット22の扉3の施錠を解除するために、所定の鍵5を用意して鍵穴17に鍵先を挿入する。そして鍵穴17の奥まで鍵5を挿入してから所定の方向に所定の角度回転すると、施錠機構が動作して施錠が解除され扉3を開けることができる。
現金カセット22側でも、扉開閉検知機構8が扉3の施錠が解除されたことを検知し、その情報を図示せぬ記憶部に記憶すると共に、通信制御部26に対して扉3の施錠が解除されたことを示す情報を送信する。また位置検出器23はGPS機能により自らが存在する位置を検出し、通信制御部26に対して位置情報を送信する。
通信制御部26は位置検出器23から受信した現金カセット22の位置情報を、扉開閉検知機構8から受信した情報と共に、「00001」のID情報を付与した状態で送信器10に送信し、該送信器10で無線信号に変換して、無線通信網13、及び有線通信網14を介して上位装置24へと送信する。上位装置24では、これらの情報を受信すると、記憶部に図8に示すように、ID情報「00001」の現金カセット22の扉3の施錠状態を示す情報を、予め記憶されている「閉」状態から「開」状態へと書き換えると共に、現金カセット22が存在している位置もまた記憶する。
これにより、監視センタにいる現金管理者は、上位装置24を操作し、記憶部から各現金カセット22の扉3の施錠状態と存在する位置を読み出させて表示部19に表示させることでこれらの情報をリアルタイムで認識することができる。
以上本発明の実施例2においては、現金カセット22に位置検出器23を備え、扉開閉検知機構8で検知された扉3の施錠状態の変化を上位装置24へと送信する際に、位置検出器23で検出した位置情報も合わせて送信し、前記上位装置24は、現金カセット22から受信した位置情報を、扉3の施錠状態の変化を示す情報と共に記憶部に記憶することにより、上記実施例1と同様の効果を奏すると共に、仮に不正な取り扱いにより現金カセット22の扉3の施錠が解除された場合、該現金カセット22が存在する位置を現金管理者は直ちに知ることができるので、現金カセット22が存在する場所に警備員や警察官を直ぐに向かわせることができる。その結果、更にセキュリティ性を向上させることができる。
次に本発明の実施例3について説明する。なお、上記実施例1、あるいは実施例2と同様の箇所には同一符号を付して説明は省略する。図9は実施例3の現金カセット監視システムを示す説明図、図10は実施例3の現金カセットの構成を示す説明図、図11は実施例3の現金カセットを示す部分斜視図、図12は実施例3の撮影機構の構成を示す説明図、図13は実施例3の上位装置の記憶部の記憶内容を示す説明図である。
図9において、本実施例3の現金カセット監視システム41の構成は上記実施例1、及び実施例2と同様であり、現金カセット42と、監視センタに設置されている上位装置43とから構成されている。そして本実施例の現金カセット42は、図10、図11に示すように上記実施例2の現金カセット22に対して更に、撮影機構44と、記憶部45と、ハーフミラー47を内蔵している。
図11、図12に示すように、撮影機構44と、ハーフミラー47は鍵5が挿入される鍵穴17の上部に設けられており、撮影機構44はシャッタ48と、マクロ機能付きのCCDカメラモジュール49等により構成されている。ハーフミラー47は現金カセット42の筐体に取り付けられていて、現金カセット42の外側からは鏡として見えるが、現金カセット42の内側からはガラスのように外部が透過して見えるようになっている。
ハーフミラー47の内側にはシャッタ48とCCDカメラモジュール49のレンズが位置付けられており、CCDカメラモジュール49はシャッタ48が開いた時にレンズに映る対象物を撮影して記録し、デジタル信号に変換して記憶部45へと送信する。
そして記憶部45は受信した画像を記憶する。なお、撮影機構44は扉開閉検知機構8から扉3の施錠が解除されたことを示す情報を受信すると、通常閉じた状態となっているシャッタ48を一旦開き、レンズに映る対象物を撮影する。また、CCDカメラモジュール49はマクロ機能付きとなっており、カメラのレンズから広角な範囲の映像を記録することができる。
そして通信制御部50は記憶部45から読み出した画像を、位置検出器23から受信した現金カセット42の位置情報と、扉開閉検知機構8から受信した扉3の施錠状態を示す情報と共に、現金カセット42のID情報を付与した状態で送信器10に送信し、該送信器10で無線信号に変換して、無線通信網13、及び有線通信網14を介して上位装置43へと送信する。
上位装置43に設けられている図示せぬ記憶部は、図13に示す構成となっており、現金カセット42のID情報に対応して、扉3の施錠状態と、現金カセット42が存在している位置と共に、撮影機構44で撮影した画像を記憶する。そして上位装置43では、現金カセット42から情報を受信すると、記憶部の記憶内容を、受信した現金カセット42のID情報に対応させて、扉3の施錠状態を最新の状態に書き換え、現金カセット42が存在する位置を最新の位置に書き換えると共に、撮影機構44で撮影した画像もまた記憶する。
次に上記構成における現金カセット監視システム41の運用時の動作について説明する。
まず、現金カセット42の正規取扱者が現金カセット42の扉3を開ける直前に、監視センタ20にいる現金管理者に現金カセット42のID情報(例えば「00001」)と、施錠を解除して扉3を開ける旨の連絡を送信する。これにより、監視センタ20にいる現金管理者はID情報が「00001」の現金カセット42の扉3の施錠が解除されることを認識することができる。
そして正規取扱者が「00001」の現金カセット42の扉3の施錠を解除するために、所定の鍵5を用意して鍵穴17に鍵先を挿入する。そして鍵穴17の奥まで鍵5を挿入してから所定の方向に所定の角度回転すると、施錠機構が動作して施錠が解除され扉3を開けることができる。
現金カセット42側でも、扉開閉検知機構8が扉3の施錠が解除されたことを検知し、その情報を図示せぬ記憶部に記憶すると共に、通信制御部50、及び撮影機構44に対して扉3の施錠が解除されたことを示す情報を送信する。また位置検出器23はGPS機能により自らが存在する位置を検出し、通信制御部50に対して位置情報を送信する。
撮影機構44は扉開閉検知機構8から扉3の施錠が解除されたことを示す情報を受信すると、通常閉じた状態となっているシャッタ48を一旦開き、その後直ぐに閉じる。そしてCCDカメラモジュール49はシャッタ48が開いた時にレンズに映る対象物を撮影して記録し、デジタル信号に変換して記憶部45へと送信し、記憶部45は受信した画像を記憶する。なお、この時、撮影機構44により撮影されるのは、現金カセット42の扉3の施錠が解除された時に鍵穴17の上部から撮影した、扉3の施錠を解除した人物の顔である。
通信制御部50は記憶部45から読み出した画像を、位置検出器23から受信した現金カセット42の位置情報と、扉開閉検知機構8から受信した情報と共に、「00001」のID情報を付与した状態で送信器10に送信し、該送信器10で無線信号に変換して、無線通信網13、及び有線通信網14を介して上位装置43へと送信する。
上位装置43では、これらの情報を受信すると、記憶部に図13に示すように、ID情報「00001」の現金カセット42の扉3の施錠状態を示す情報を、予め記憶されている「閉」状態から「開」状態へと書き換え、現金カセット42が存在している位置を記憶すると共に、撮影機構44で撮影した画像もまた記憶する。
これにより、監視センタ20にいる現金管理者は、上位装置43を操作し、記憶部から各現金カセット42の扉3の施錠状態と存在する位置、更に現金カセット42の扉3の施錠が解除された時に鍵穴17の上部から撮影した、扉3の施錠を解除した人物の顔を読み出させて表示部19に表示させることでこれらの情報をリアルタイムで認識することができる。
以上本発明の実施例3においては、現金カセット42に、扉3の施錠が解除されたときに、扉3の施錠を解除した人物を撮影する撮影機構44を備え、扉3の施錠状態の変化と位置情報を上位装置43へと送信する際に、撮影機構44で撮影した人物の画像も合わせて送信し、上位装置43は、現金カセット42から受信した画像を、扉3の施錠状態の変化を示す情報と位置情報と共に、記憶部に記憶することにより、上記実施例2と同様の効果を奏すると共に、扉3の施錠を解除した人物の顔を記憶することができるので、更にセキュリティ性を向上させることができる。仮に不正な取り扱いにより現金カセット42の扉3の施錠が解除されて扉3が開けられた場合、該現金カセット42が存在する位置を現金管理者は直ぐに知ることができると共に、不正に扉3を開けた人物の顔もまた知ることができるので、現金カセット42が存在する場所に警備員や警察官を直ぐに向かわせたにもかかわらず、不正に扉3を開けた人物を捕らえることができなくても、後日手配することができる。
なお、扉開閉検知機構8が検知するのは扉3の施錠の解除ではなく、扉3の開閉であっても良い。また上記実施例1から実施例3においては、カセットとして紙幣、及び硬貨を収納する現金カセットとしたが、現金カセットに限らず、内部に媒体を収納し、施錠可能な扉を備えた他のカセットに適用可能である。
実施例1の現金カセット監視システムを示す説明図である。 実施例1の現金カセットを示す斜視図である。 実施例1の現金カセットを示す斜視図である。 実施例1の現金カセットの構成を示す説明図である。 実施例1の上位装置の記憶部の記憶内容を示す説明図である。 実施例2の現金カセット監視システムを示す説明図である。 実施例2の現金カセットの構成を示す説明図である。 実施例2の上位装置の記憶部の記憶内容を示す説明図である。 実施例3の現金カセット監視システムを示す説明図である。 実施例3の現金カセットの構成を示す説明図である。 実施例3の現金カセットを示す部分斜視図である。 実施例3の撮影機構の構成を示す説明図である。 実施例3の上位装置の記憶部の記憶内容を示す説明図である。
符号の説明
1 現金カセット監視システム
2 現金カセット
3 扉
15 上位装置
21 現金カセット監視システム
22 現金カセット
23 位置検出器
24 上位装置
41 現金カセット監視システム
42 現金カセット
43 上位装置
44 撮影機構

Claims (5)

  1. 施錠可能な扉と、該扉の施錠状態の変化を検知する扉開閉検知部とを備え、該扉開閉検知部が前記扉の施錠状態が変化したことを検知すると、該扉の施錠状態の変化を示す情報を送信するカセットと、
    前記カセットから送信された扉の施錠状態の変化を示す情報を受信し、該受信した扉の施錠状態の変化を示す情報を記憶部に記憶する上位装置とから構成されるカセット監視システム。
  2. 前記上位装置は、前記記憶部に前記扉の施錠状態が変化した時間も合わせて記憶する請求項1記載のカセット監視システム。
  3. 前記カセットは、自らが存在する位置を検出する位置検出器を備え、前記扉開閉検知部で検知された前記扉の施錠状態の変化を送信する際に、前記位置検出器で検出した位置情報も合わせて送信し、
    前記上位装置は、前記カセットから受信した位置情報を、前記扉の施錠状態の変化を示す情報と共に前記記憶部に記憶する請求項1記載のカセット監視システム。
  4. 前記カセットは、扉の施錠が解除されたときに、該扉の施錠を解除した人物を撮影する撮影機構を備え、
    前記扉の施錠状態の変化と前記位置情報を送信する際に、前記撮影機構で撮影した人物の画像も合わせて送信し、
    前記上位装置は、前記カセットから受信した画像を、前記扉の施錠状態の変化を示す情報と前記位置情報と共に、前記記憶部に記憶する請求項3記載のカセット監視システム。
  5. 前記上位装置は、前記カセットから受信し前記記憶部に記憶した情報を外部に表示する表示部を備えた請求項1、又は請求項2、又は請求項3、又は請求項4記載のカセット監視システム。
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