JP6869067B2 - 処理システムおよび管理装置 - Google Patents

処理システムおよび管理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6869067B2
JP6869067B2 JP2017057006A JP2017057006A JP6869067B2 JP 6869067 B2 JP6869067 B2 JP 6869067B2 JP 2017057006 A JP2017057006 A JP 2017057006A JP 2017057006 A JP2017057006 A JP 2017057006A JP 6869067 B2 JP6869067 B2 JP 6869067B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
history
history information
key
processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017057006A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018160099A (ja
Inventor
正樹 弘瀬
正樹 弘瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Glory Ltd
Original Assignee
Glory Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Glory Ltd filed Critical Glory Ltd
Priority to JP2017057006A priority Critical patent/JP6869067B2/ja
Publication of JP2018160099A publication Critical patent/JP2018160099A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6869067B2 publication Critical patent/JP6869067B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Description

ここに開示する技術は、処理システムおよび管理装置に関する。
従来、貨幣処理機を含む複数の処理装置を備えた処理システムが知られている。特許文献1には、出納機や両替機やATMなどの鍵使用機器と鍵管理機と上位機とで構成された鍵管理システムが開示されている。この鍵管理システムでは、鍵使用機器は、鍵の使用が必要となった場合に使用目的データを鍵管理機に送信するように構成されている。
特開2009−263908号公報
ところで、貨幣処理機を含む複数の処理装置を備えた従来の処理システムにおいて、複数の処理装置のうち任意の処理装置の操作履歴に対応する他の処理装置の操作履歴を検索する場合に、複数の処理装置の各々に操作履歴(処理装置に関する操作履歴)が印字されたジャーナル(紙)を発行させ、それらのジャーナルに印字された操作履歴を操作者が目視により確認することが考えられる。例えば、両替機において在高不足などの異常が発生した場合に、両替機の操作履歴が印字された両替機ジャーナルを操作者が目視で確認して異常の原因となる両替機の操作を特定し、その後、鍵管理機の操作履歴が印字された鍵管理機ジャーナルを操作者が目視で確認して異常の原因となる両替機の操作に対応する鍵管理機の操作(例えば、異常の原因となる両替機の操作が行われた時間帯に誰が両替機の鍵を取り出したのか)を探し出すことが考えられる。しかしながら、ジャーナルに膨大な量の操作履歴が印字されることになるので、履歴検索に要する操作者の負担を軽減することが困難である。
そこで、ここに開示する技術は、履歴検索に要する操作者の負担を軽減することが可能な技術を提供することを目的とする。
ここに開示する技術は、処理システムに関し、この処理システムは、少なくとも1つが貨幣処理機を構成する複数の処理装置と、操作者による操作が与えられる操作部と、検索条件を指定する操作が前記操作部に与えられると、前記複数の処理装置の動作にそれぞれ関する複数の履歴情報群の中から該検索条件に合致する履歴情報を検出する履歴制御部とを備えている。前記履歴制御部は、前記複数の履歴情報群の中から任意の処理装置の履歴情報を指定する操作が前記操作部に与えられると、該処理装置の履歴情報に対応する他の処理装置の履歴情報を前記複数の履歴情報群の中から検出する。
前記の構成では、検索条件に基づいて所望の履歴情報を検出することができる。これにより、履歴検索に要する操作者の負担を軽減することができる。
前記検索条件は、前記処理装置において動作が行われた時刻を特定するための時刻情報と、該処理装置を操作した操作者を特定するための操作者情報と、該処理装置において処理された貨幣の金額を特定するための金額情報と、該処理装置を特定するための装置情報のうち少なくとも1つに関する条件を含んでいてもよい。
前記の構成では、時刻情報と操作者情報と金額情報と装置情報のうち少なくとも1つに基づいて所望の履歴情報を検出することができる。これにより、履歴検索に要する操作者の負担を軽減することができる。
ここに開示する技術は、処理システムに関し、この処理システムは、少なくとも1つが貨幣処理機を構成する複数の処理装置と、操作者による操作が与えられる操作部と、検索条件を指定する操作が前記操作部に与えられると、前記複数の処理装置の動作にそれぞれ関する複数の履歴情報群の中から該検索条件に合致する履歴情報を検出する履歴制御部とを備えている。前記複数の処理装置の動作にそれぞれ関する複数の履歴情報群の各々では、該処理装置において行われた動作を示した動作種別情報と、該動作が行われたときの動作条件を特定するための動作条件情報とが対応付けられてい。そして、前記履歴制御部は、前記複数の処理装置のうち任意の処理装置に関する履歴情報群の中から任意の履歴情報を指定履歴情報として指定する履歴指定操作が前記操作部に与えられると、該複数の処理装置のうち該履歴指定操作の対象となる処理装置を除く他の処理装置に関する他の履歴情報群の中から該指定履歴情報に含まれる動作条件情報に対応する動作条件情報を含む他の履歴情報を関連履歴情報として検出する。
前記の構成では、処理装置において動作が行われたときの動作条件に基づいて、操作者により指定された処理装置の履歴情報(指定履歴情報)に対応する他の処理装置の履歴情報(関連履歴情報)を検出することができる。これにより、履歴検索に要する操作者の負担を軽減することができる。
前記動作条件情報は、該動作条件情報に対応付けられた前記動作種別情報に示された動作が行われた時刻を特定するための時刻情報を含んでいてもよい。
前記の構成では、処理装置において動作が行われた時刻に基づいて、操作者により指定された処理装置の履歴情報(指定履歴情報)に対応する他の処理装置の履歴情報(関連履歴情報)を検出することができる。これにより、履歴検索に要する操作者の負担を軽減することができる。
前記動作条件情報は、該動作条件情報に対応付けられた前記動作種別情報に示された動作が行われるように前記処理装置を操作した操作者を特定するための操作者情報を含んでいてもよい。
前記の構成では、処理装置を操作した操作者に基づいて、操作者により指定された処理装置の履歴情報(指定履歴情報)に対応する他の処理装置の履歴情報(関連履歴情報)を検出することができる。これにより、履歴検索に要する操作者の負担を軽減することができる。
前記動作条件情報は、該動作条件情報に対応付けられた前記動作種別情報に示された動作により処理された貨幣の金額を特定するための金額情報を含んでいてもよい。
前記の構成では、処理装置の動作により処理された貨幣の金額に基づいて、操作者により指定された処理装置の履歴情報(指定履歴情報)に対応する他の処理装置の履歴情報(関連履歴情報)を検出することができる。これにより、履歴検索に要する操作者の負担を軽減することができる。
前記複数の処理装置のうち少なくとも1つは、該処理装置を操作する操作者を特定するための操作者情報を取得して該操作者を認証する認証処理を行うように構成されていてもよい。前記複数の処理装置のうち前記認証処理を行うように構成された処理装置に関する履歴情報群の履歴情報に含まれる動作条件情報は、該認証処理において取得された操作者情報を含んでいてもよい。
前記の構成では、認証処理を行うように構成された処理装置に関する履歴情報群の履歴情報に含まれる操作者情報に基づいて処理装置の操作者を特定することができる。
前記複数の処理装置は、鍵により解錠可能に構成されて貨幣を処理する貨幣処理機と、該貨幣処理機を解錠可能な鍵を管理する鍵管理機とを含んでいてもよい。前記鍵管理機に関する履歴情報群は、前記鍵の取り出しに関する履歴情報である鍵使用履歴情報を含んでいてもよい。前記鍵使用履歴情報に含まれる前記動作種別情報は、前記鍵管理機から前記鍵が取り出されたという動作を示していてもよい。該鍵使用履歴情報に含まれる前記動作条件情報は、該鍵管理機から該鍵が取り出された時刻を特定するための時刻情報と、該鍵管理機から取り出された該鍵を特定するための鍵情報と、該鍵管理機から該鍵を取り出した操作者を特定するための操作者情報とを含んでいてもよい。
前記の構成では、貨幣処理機の履歴情報に含まれる時刻情報と鍵管理機の鍵使用履歴情報に含まれる鍵情報および時刻情報とに基づいて、貨幣処理機の履歴情報および鍵管理機の鍵使用履歴情報のうち一方の履歴情報(指定履歴情報)から他方の履歴情報(関連履歴情報)を検出することができる。これにより、履歴検索に要する操作者の負担を軽減することができる。
前記履歴制御部は、前記複数の処理装置のうち前記鍵管理機に関する履歴情報群の中から任意の鍵使用履歴情報を前記指定履歴情報として指定するための履歴指定操作が前記操作部に与えられると、前記複数の処理装置のうち該鍵使用履歴情報に含まれる鍵情報に対応する前記貨幣処理機に関する履歴情報群の中から該鍵使用履歴情報に含まれる時刻情報に対応する時刻情報を含む履歴情報を前記関連履歴情報として検出するように構成されていてもよい。
前記の構成では、貨幣処理機の履歴情報に含まれる時刻情報と鍵管理機の鍵使用履歴情報に含まれる鍵情報および時刻情報とに基づいて、鍵管理機の鍵使用履歴情報(指定履歴情報)から貨幣処理機の履歴情報(関連履歴情報)を検出することができる。これにより、履歴検索に要する操作者の負担を軽減することができる。
前記履歴制御部は、前記複数の処理装置のうち前記貨幣処理機に関する履歴情報群の中から任意の履歴情報を前記指定履歴情報として指定するための履歴指定操作が前記操作部に与えられると、前記複数の処理装置のうち前記鍵管理機に関する履歴情報群の中から該履歴指定操作の対象となる該貨幣処理機に対応する鍵情報を含み且つ該履歴指定操作により指定された履歴情報に含まれる時刻情報に対応する時刻情報を含む鍵使用履歴情報を前記関連履歴情報として検出するように構成されていてもよい。
前記の構成では、貨幣処理機の履歴情報に含まれる時刻情報と鍵管理機の鍵使用履歴情報に含まれる鍵情報および時刻情報とに基づいて、貨幣処理機の履歴情報(指定履歴情報)から鍵管理機の鍵使用履歴情報(関連履歴情報)を検出することができる。これにより、履歴検索に要する操作者の負担を軽減することができる。
前記複数の処理装置のうち少なくとも1つの近傍には、該処理装置を操作する操作者を撮像するように構成された撮像装置が設けられていてもよい。前記履歴制御部は、前記撮像装置において行われた動作を示した動作種別情報と該動作が行われたときの動作条件を特定するための動作条件情報と該動作により取得された撮像画像を示した画像情報とが対応付けられた履歴情報群を取得し、該撮像装置に関する履歴情報群の中から前記関連履歴情報に含まれる動作条件情報に対応する動作条件を含む履歴情報を検出するように構成されていてもよい。
前記の構成では、処理装置において動作が行われたときの動作条件に基づいて、関連履歴情報(操作者により指定された処理装置の履歴情報に対応する他の処理装置の履歴情報)に対応する撮像装置の履歴情報を検出することができる。これにより、履歴検索に要する操作者の負担を軽減することができる。
前記処理システムは、表示部を備えていてもよい。前記履歴制御部は、前記指定履歴情報と前記関連履歴情報とを前記表示部に並べて表示させるように構成されていてもよい。
前記の構成では、指定履歴情報と関連履歴情報とを表示して比較させることができる。
前記処理システムは、前記複数の処理装置から情報を取得する管理装置を備えていてもよい。前記制御部は、前記管理装置に含まれていてもよい。
または、前記制御部は、前記複数の処理装置のうち少なくとも1つの処理装置に含まれていてもよい。
ここに開示する技術は、少なくとも1つが貨幣処理機を構成する複数の処理装置から情報を取得する管理装置に関し、この管理装置は、操作者による操作が与えられる操作部と、検索条件を指定する操作が前記操作部に与えられると、前記複数の処理装置の動作にそれぞれ関する複数の履歴情報群の中から該検索条件に合致する履歴情報を検出する履歴制御部とを備えている。前記履歴制御部は、前記複数の履歴情報群の中から任意の処理装置の履歴情報を指定する操作が前記操作部に与えられると、該処理装置の履歴情報に対応する他の処理装置の履歴情報を前記複数の履歴情報群の中から検出する。
前記の構成では、処理装置において動作が行われたときの動作条件に基づいて、操作者により指定された処理装置の履歴情報(指定履歴情報)に対応する他の処理装置の履歴情報(関連履歴情報)を検出することができる。これにより、履歴検索に要する操作者の負担を軽減することができる。
以上のように、ここに開示する技術によれば、履歴探索に要する操作者の負担を軽減することができる。
実施形態による処理システムの構成を例示する概略図である。 両替機の構成を例示するブロック図である。 鍵管理機の構成を例示するブロック図である。 出納機の構成を例示するブロック図である。 管理コンピュータの構成を例示するブロック図である。 両替機に関する履歴情報群を例示する図である。 鍵管理機に関する履歴情報群を例示する図である。 出納機に関する履歴情報群を例示する図である。 監視カメラに関する履歴情報群を例示する図である。 鍵管理情報を例示する図である。 関連装置情報を例示する図である。 鍵管理機に関するメニュー画面を例示する図である。 鍵管理機履歴検索画面を例示する図である。 鍵管理機履歴表示画面を例示する図である。 両替機ジャーナル表示画面を例示する図である。 両替機履歴表示画面を例示する図である。 両替機履歴詳細画面を例示する図である。 鍵管理機履歴表示画面を例示する図である。 鍵管理機履歴表示画面の変形例を例示する図である。 鍵管理機履歴検索画面を例示する図である。 鍵管理機履歴表示画面を例示する図である。 両替機ジャーナル表示画面を例示する図である。 出納機履歴表示画面を例示する図である。 出納機履歴詳細画面を例示する図である。 ジャーナル表示画面を例示する図である。
以下、実施の形態を図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相当部分には同一の符号を付しその説明は繰り返さない。
(処理システム)
図1は、実施形態による処理システム1の構成を例示している。処理システム1は、複数の処理装置10(この例では両替機20と鍵管理機30と出納機40)と管理コンピュータ50(管理装置)とを備えている。また、複数の処理装置10のうち少なくとも1つの近傍には、監視カメラ(撮像装置)が設けられている。例えば、処理システム1は、銀行などの金融機関に設置されている。
なお、複数の処理装置10のうち少なくとも1つ(この例では両替機20と出納機40)は、貨幣を処理する貨幣処理機を構成している。具体的には、この例では、複数の処理装置10は、鍵31により解錠可能に構成されて貨幣を処理する貨幣処理機(両替機20および出納機40)と、貨幣処理機を解錠可能な鍵31を管理する鍵管理機(鍵管理機30)とを含んでいる。また、鍵管理機30,両替機20,出納機40の近傍には、監視カメラ51a,51b,51cが設けられている。
〔両替機〕
図1および図2は、両替機20の構成を例示している。両替機20は、貨幣を処理する貨幣処理機である。具体的には、両替機20は、入金処理や出金処理や精査処理などの各種処理を行うように構成されている。図2に示すように、両替機20は、硬貨入出金部201と、包装硬貨入出金部202と、紙幣入出金部203と、硬貨収納部204と、包装硬貨収納部205と、紙幣収納部206と、搬送部207と、識別部208と、操作表示部211(操作部/表示部)と、カード読取部212と、ジャーナル発行部213と、通信部214と、記憶部215と、両替機制御部220とを備えている。
また、両替機20は、両替機20に対応する鍵31(以下「両替機鍵」と記載)により解錠可能に構成されている。そして、両替機20を解錠することによって両替機20の内部へのアクセスが許可され、両替機20を施錠することによって両替機20の内部へのアクセスが禁止される。具体的には、両替機20は、その各部(例えば両替機20の前面に設けられた開閉扉や両替機20内に配置された収納部など)が両替機鍵により解錠可能に構成されている。なお、両替機20の各部は、共通の両替機鍵によって解錠することができるように構成されていてもよいし、それぞれ異なる両替機鍵によって解錠することができるように構成されていてもよい。
〈硬貨入出金部〉
硬貨入出金部201は、硬貨が投入されたり硬貨を払い出したりするように構成されている。図1に示すように、硬貨入出金部201は、前方に開口する入出金口を有し、その入出金口を介して硬貨の投入および払出が行われるように構成されている。また、この例では、硬貨入出金部201の入出金口には、シャッタが設けられている。
〈包装硬貨入出金部〉
包装硬貨入出金部202は、包装硬貨が投入されたり包装硬貨を払い出したりするように構成されている。なお、包装硬貨は、所定枚数(例えば50枚)の硬貨が包装されることで構成されている。図1に示すように、包装硬貨入出金部202は、上方に開口する入出金口を有し、その入出金口を介して包装硬貨の投入および払出が行われるように構成されている。また、この例では、包装硬貨入出金部202の入出金口には、シャッタが設けられている。
〈紙幣入出金部〉
紙幣入出金部203は、紙幣が投入されたり紙幣を払い出したりするように構成されている。図1に示すように、紙幣入出金部203は、上方に開口する入出金口を有し、その入出金口を介して紙幣の投入および払出が行われるように構成されている。また、この例では、紙幣入出金部の203の入出金口には、シャッタが設けられている。
〈各種収納部〉
硬貨収納部204は、硬貨を金種別に収納するように構成されている。包装硬貨収納部205は、包装硬貨を金種別に収納するように構成されている。紙幣収納部206は、紙幣を金種別に収納するように構成されている。
〈搬送部と識別部〉
搬送部207は、貨幣(具体的には硬貨と包装硬貨と紙幣)を搬送するように構成されている。識別部208は、貨幣に対して識別処理と計数処理とを行うように構成されている。識別処理では、識別部208は、貨幣の金種や真偽や正損などを識別する。計数処理では、識別部208は、貨幣の数量を種別毎に計数する。
〈操作表示部〉
操作表示部211は、操作者による操作が与えられ、その操作者による操作に応じて情報を入力するように構成されている。これにより、操作者は、操作表示部211を操作して両替機20に各種処理を行わせることができる。すなわち、両替機20は、操作表示部211に与えられた操作者による操作に応答して動作するように構成されている。また、操作表示部211は、両替機20における貨幣の処理状況や貨幣の在高などの各種情報や操作者により操作することが可能な操作画面を表示するように構成されている。例えば、操作表示部211は、タッチパネルによって構成されている。
〈カード読取部とジャーナル発行部〉
カード読取部212は、カード(例えば操作者が所有するIDカード)から情報を読み取るように構成されている。ジャーナル発行部213は、両替機20における貨幣の処理状況や貨幣の在高などの各種情報をジャーナル(紙)に印字して各種情報が印字されたジャーナルを発行するように構成されている。
〈通信部〉
通信部214は、両替機20(具体的には両替機制御部220)が処理システム1の各部(具体的には鍵管理機30と出納機40と管理コンピュータ50)や外部機器(例えば操作者により操作されるタブレット端末2やスマートフォン3など)との間で有線通信や無線通信を行うために設けられている。
〈記憶部〉
記憶部215は、両替機20における貨幣の処理状況や貨幣の在高などの各種情報を記憶するように構成されている。例えば、記憶部215は、ハードディスクドライブやフラッシュメモリなどの汎用ストレージデバイスによって構成されている。
〈両替機制御部〉
両替機制御部220は、両替機20の各部(この例では、硬貨入出金部201と包装硬貨入出金部202と紙幣入出金部203と硬貨収納部204と包装硬貨収納部205と紙幣収納部206と搬送部207と識別部208と操作表示部211とカード読取部212とジャーナル発行部213と通信部214と記憶部215)と信号を伝達可能に接続されている。そして、両替機制御部220は、通信部214を経由して、処理システム1の各部や、タブレット端末2やスマートフォン3などの外部機器と通信可能となっている。また、両替機20の各部には、貨幣の通過を検知する通過センサや、施錠および解錠を検知する施錠センサや、開閉を検知する開閉センサなどの各種センサが設けられており、これらの各種センサの検出信号は、両替機制御部220に送信される。
そして、両替機制御部220は、両替機20において各種処理(両替処理,精査処理など)が行われるように、操作表示部211に与えられた操作や、両替機20の各部(各部に設けられた各種センサを含む),処理システム1の各部,タブレット端末2やスマートフォン3などの外部機器から受信した信号や情報に基づいて、両替機20の各部を制御して両替機20の動作を制御するように構成されている。例えば、両替機制御部220は、CPUなどの演算処理部や、演算処理部を動作させるためのプログラムや情報を記憶するメモリなどの記憶部などによって構成されている。
また、両替機制御部220は、両替機20において行われた動作を示した情報(動作種別情報)と、その動作が行われたときの動作条件を特定するための情報(動作条件情報)とを取得するように構成されている。そして、両替機制御部220は、両替機20の動作種別情報と動作条件情報とが対応付けられた履歴情報(両替機20に関する履歴情報)を生成し、その両替機20に関する履歴情報を記憶部215に記憶する。なお、両替機20に関する履歴情報群(複数の履歴情報からなる履歴情報群)については、後で詳しく説明する。
〔鍵管理機〕
図1および図3は、鍵管理機30の構成を例示している。鍵管理機30は、処理装置10(この例では両替機20と出納機40)を解錠可能な鍵31を保管して管理するように構成されている。図1に示すように、鍵管理機30は、筐体300を備えている。また、図3に示すように、鍵管理機30は、扉施錠部301と、1つまたは複数(この例では30個)の鍵保管部302と、操作表示部311と、カード読取部312と、ジャーナル発行部313と、通信部314と、記憶部315と、鍵管理機制御部320とを備えている。
〈筐体〉
筐体300は、直方体型の箱状に形成されている。また、筐体300は、開閉扉を有している。この例では、開閉扉は、筐体300の前面に設けられている。筐体300の開閉扉が開状態(開かれた状態)となると、筐体300の内部へのアクセスが可能となり、筐体300が閉状態(閉じられた状態)となると、筐体300の内部へのアクセスが禁止される。
〈扉施錠部〉
扉施錠部301は、筐体300の開閉扉を施錠するように構成されている。すなわち、扉施錠部301は、閉状態である筐体300の開閉扉を施錠する施錠状態と、閉状態である開閉扉の施錠を解除する解錠状態とを切り換え可能に構成されている。さらに、扉施錠部301は、筐体300の開閉扉の開閉を検知するように構成されている。扉施錠部301による検知の結果(筐体300の開閉扉の開閉)は、鍵管理機制御部320に送信される。
〈鍵保管部〉
鍵保管部302は、筐体300の内部に収納され、鍵31を保管するように構成されている。また、鍵保管部302は、鍵保管部302における鍵31の有無(すなわち鍵31の取り出しおよび返却)を検知するように構成されている。鍵保管部302による検知の結果(鍵31の取り出しおよび返却)は、鍵管理機制御部320に送信される。この例では、鍵31には、円柱状に形成されたホルダ32が連結されている。また、鍵保管部302は、ホルダ32が挿入される挿入穴302aを有している。そして、鍵31に連結されたホルダ32が鍵保管部302の挿入穴302aに挿入されて保持されることにより、鍵31が鍵保管部302に保管される。各挿入穴302aには、その挿入穴302aに挿入されたホルダ32の抜き取りを規制するロック機構(図示を省略)が設けられており、ホルダ32の抜き取りが許可された場合にのみホルダ32を抜き取ることができるように構成されている。また、各挿入穴302aには、ホルダ32の抜き差し(有無)を検出する有無検出機構(図示を省略)が設けられており、挿入穴302a毎にホルダ32の有無が監視されている。
〈操作表示部〉
操作表示部311は、操作者による操作が与えられ、その操作者による操作に応じて情報を入力するように構成されている。これにより、操作者は、操作表示部311を操作して鍵管理機30に各種処理を行わせることができる。すなわち、鍵管理機30は、操作表示部311に与えられた操作者による操作に応答して動作するように構成されている。また、操作表示部311は、鍵管理機30における鍵の使用状況などの各種情報や操作者により操作することが可能な操作画面を表示するように構成されている。例えば、操作表示部311は、タッチパネルによって構成されている。
〈カード読取部とジャーナル発行部〉
カード読取部312は、カード(例えば操作者が所有するIDカード)から情報を読み取るように構成されている。ジャーナル発行部313は、鍵管理機30における鍵の使用状況などの各種情報をジャーナルに印字して各種情報が印字されたジャーナルを発行するように構成されている。
〈通信部〉
通信部314は、鍵管理機30(具体的には鍵管理機制御部320)が処理システム1の各部(具体的には両替機20と出納機40と管理コンピュータ50)や外部機器(例えば操作者により操作されるタブレット端末2やスマートフォン3など)との間で有線通信や無線通信を行うために設けられている。
〈記憶部〉
記憶部315は、鍵管理機30における鍵の使用状況などの各種情報を記憶するように構成されている。例えば、記憶部415は、ハードディスクドライブやフラッシュメモリなどの汎用ストレージデバイスによって構成されている。この例では、記憶部315は、鍵管理情報を記憶している。なお、鍵管理情報については、後で詳しく説明する。
〈鍵管理機制御部〉
鍵管理機制御部320は、鍵管理機30の各部(この例では扉施錠部301と鍵保管部302と操作表示部311とカード読取部312とジャーナル発行部313と通信部314と記憶部315)と信号を伝達可能に接続されている。そして、鍵管理機制御部320は、通信部314を経由して、処理システム1の各部や、タブレット端末2やスマートフォン3などの外部機器と通信可能となっている。
そして、鍵管理機制御部320は、鍵管理機30において各種処理が行われるように、操作表示部311に与えられた操作や、鍵管理機30の各部,処理システム1の各部,タブレット端末2やスマートフォン3などの外部機器から受信した信号や情報に基づいて、鍵管理機30の各部を制御して鍵管理機30の動作を制御するように構成されている。例えば、鍵管理機制御部320は、CPUなどの演算処理部や、演算処理部を動作させるためのプログラムや情報を記憶するメモリなどの記憶部などによって構成されている。
また、鍵管理機制御部320は、鍵管理機30において行われた動作を示した情報(動作種別情報)と、その動作が行われたときの動作条件を特定するための情報(動作条件情報)とを取得するように構成されている。そして、鍵管理機制御部320は、鍵管理機30の動作種別情報と動作条件情報とが対応付けられた履歴情報(鍵管理機30に関する履歴情報)を生成し、その鍵管理機30に関する履歴情報を記憶部315に記憶する。なお、鍵管理機30に関する履歴情報群(複数の履歴情報からなる履歴情報群)については、後で詳しく説明する。
〔出納機〕
図1および図4は、出納機40の構成を例示している。出納機40は、貨幣を処理する貨幣処理機を構成している。具体的には、出納機40は、入金処理や出金処理や精査処理などの各種処理を行うように構成されている。図4に示すように、出納機40は、硬貨処理ユニット401と、包装硬貨処理ユニット402と、紙幣処理ユニット403と、束紙幣処理ユニット404と、有価媒体処理ユニット405と、操作表示部411(操作部/表示部)と、カード読取部412と、ジャーナル発行部413と、通信部414と、記憶部415と、出納機制御部420とを備えている。
また、出納機40は、出納機40に対応する鍵31(以下「出納機鍵」と記載)により解錠可能に構成されている。そして、出納機40を解錠することによって出納機40の内部へのアクセスが許可され、出納機40を施錠することによって出納機40の内部へのアクセスが禁止される。具体的には、出納機40は、その各部(例えば各種処理ユニットの前面に設けられた開閉扉や各種処理ユニット内に配置された収納部など)が出納機鍵により解錠可能に構成されている。なお、出納機40の各部は、共通の出納機鍵によって解錠することができるように構成されていてもよいし、それぞれ異なる出納機鍵によって解錠することができるように構成されていてもよい。
〈硬貨処理ユニット〉
硬貨処理ユニット401は、硬貨を処理するように構成されている。具体的には、硬貨処理ユニット401は、硬貨の入金処理や出金処理や精査処理などの各種処理を行うように構成されている。例えば、硬貨処理ユニット401は、硬貨が投入される投入部と、硬貨を払い出す払出部と、硬貨を一時的に保留(収納)する一時保留部と、硬貨を金種別に収納する硬貨収納部と、硬貨を搬送する搬送部と、硬貨に対して識別処理と計数処理とを行う識別部と、これらを制御する制御部とを備えている。
〈包装硬貨処理ユニット〉
包装硬貨処理ユニット402は、包装硬貨を処理するように構成されている。具体的には、包装硬貨処理ユニット402は、包装硬貨の生成処理や入金処理や出金処理や精査処理などの各種処理を行うように構成されている。例えば、包装硬貨処理ユニット402は、包装硬貨が投入される投入部と、包装硬貨を払い出す払出部と、包装硬貨を生成する包装部と、包装硬貨を金種別に収納する包装硬貨収納部と、包装硬貨を搬送する搬送部と、包装硬貨に対して識別処理と計数処理とを行う識別部と、これらを制御する制御部とを備えている。
〈紙幣処理ユニット〉
紙幣処理ユニット403は、紙幣を処理するように構成されている。具体的には、紙幣処理ユニット403は、紙幣の入金処理や出金処理や精査処理などの各種処理を行うように構成されている。例えば、紙幣処理ユニット403は、紙幣が投入される投入部と、紙幣を払い出す払出部と、紙幣を一時的に保留(収納)する一時保留部と、紙幣を金種別に収納する紙幣収納部と、紙幣を搬送する搬送部と、紙幣に対して識別処理と計数処理とを行う識別部と、これらを制御する制御部とを備えている。
〈束紙幣処理ユニット〉
束紙幣処理ユニット404は、束紙幣を処理するように構成されている。具体的には、束紙幣処理ユニット404は、束紙幣の生成処理や入金処理や出金処理や精査処理などの各種処理を行うように構成されている。例えば、束紙幣処理ユニット404は、束紙幣が投入される投入部と、束紙幣を払い出す払出部と、束紙幣を生成する結束部と、束紙幣を金種別に収納する束紙幣収納部と、束紙幣を搬送する搬送部と、束紙幣に対して識別処理と計数処理とを行う識別部と、これらを制御する制御部とを備えている。なお、束紙幣は、所定枚数(例えば100枚)の紙幣が帯封されて構成されている。
〈有価媒体処理ユニット〉
有価媒体処理ユニット405は、有価媒体を処理するように構成されている。具体的には、有価媒体処理ユニット405は、投入された有価媒体を収納するように構成されている。なお、有価媒体処理ユニット405に投入される有価媒体は、損券や旧券や小切手や手形など紙幣処理ユニット403において処理することができない紙葉類である。
〈操作表示部〉
操作表示部411は、操作者による操作が与えられ、その操作者による操作に応じて情報を入力するように構成されている。これにより、操作者は、操作表示部411を操作して出納機40に各種処理を行わせることができる。すなわち、出納機40は、操作表示部411に与えられた操作者による操作に応答して動作するように構成されている。また、操作表示部411は、出納機40における貨幣の処理状況や貨幣の在高などの各種情報や操作者により操作することが可能な操作画面を表示するように構成されている。例えば、操作表示部411は、タッチパネルによって構成されている。
〈カード読取部とジャーナル発行部〉
カード読取部412は、カード(例えば操作者が所有するIDカード)から情報を読み取るように構成されている。ジャーナル発行部413は、出納機40における貨幣の処理状況や貨幣の在高などの各種情報をジャーナルに印字して各種情報が印字されたジャーナルを発行するように構成されている。
〈通信部〉
通信部414は、出納機40(具体的には出納機制御部420)が処理システム1の各部(具体的には両替機20と鍵管理機30と管理コンピュータ50)や外部機器(例えば操作者により操作されるタブレット端末2やスマートフォン3など)との間で有線通信や無線通信を行うために設けられている。
〈記憶部〉
記憶部415は、出納機40における貨幣の処理状況や貨幣の在高などの各種情報を記憶するように構成されている。例えば、記憶部415は、ハードディスクドライブやフラッシュメモリなどの汎用ストレージデバイスによって構成されている。
〈出納機制御部〉
出納機制御部420は、出納機40の各部(この例では、硬貨処理ユニット401と包装硬貨処理ユニット402と紙幣処理ユニット403と束紙幣処理ユニット404と有価媒体処理ユニット405と操作表示部411とカード読取部412とジャーナル発行部413と通信部414と記憶部415)と信号を伝達可能に接続されている。そして、出納機制御部420は、通信部414を経由して、処理システム1の各部や、タブレット端末2やスマートフォン3などの外部機器と通信可能となっている。また、出納機40の各部には、貨幣の通過を検知する通過センサや、施錠および解錠を検知する施錠センサや、開閉を検知する開閉センサなどの各種センサが設けられており、これらの各種センサの検出信号は、出納機制御部420に送信される。
そして、出納機制御部420は、出納機40において各種処理が行われるように、操作表示部411に与えられた操作や、出納機40の各部(各部に設けられた各種センサを含む),処理システム1の各部,タブレット端末2やスマートフォン3などの外部機器から受信した信号や情報に基づいて、出納機40の各部を制御して出納機40の動作を制御するように構成されている。例えば、出納機制御部420は、CPUなどの演算処理部や、演算処理部を動作させるためのプログラムや情報を記憶するメモリなどの記憶部などによって構成されている。
また、出納機制御部420は、出納機40において行われた動作を示した情報(動作種別情報)と、その動作が行われたときの動作条件を特定するための情報(動作条件情報)とを取得するように構成されている。そして、出納機制御部420は、出納機40の動作種別情報と動作条件情報とが対応付けられた履歴情報(出納機40に関する履歴情報)を生成し、その出納機40に関する履歴情報を記憶部415に記憶する。なお、出納機40に関する履歴情報群(複数の履歴情報からなる履歴情報群)については、後で詳しく説明する。
〔監視カメラ〕
監視カメラ51a,51b,51cは、監視カメラ51の近傍に設けられた処理装置10を操作する操作者を撮像するように構成されている。例えば、鍵管理機30の近傍に設けられた監視カメラ51aは、鍵管理機30において特定の処理(例えばログインや筐体300の開閉扉の開放)が行われると、鍵管理機30を操作する操作者を撮像するように構成されている。そして、監視カメラ51a,51b,51cは、操作者の撮像により得られた撮像画像を記憶するように構成されている。以下では、監視カメラ51a,51b,51cの総称を「監視カメラ51」と記載する。
また、監視カメラ51は、処理システム1の各部(具体的には両替機20と鍵管理機30と出納機40と管理コンピュータ50)や外部機器(例えば操作者により操作されるタブレット端末2やスマートフォン3など)と通信可能に構成されている。例えば、監視カメラ51は、操作者を撮像する撮像部と、撮像部により得られた撮像画像などの各種情報を記憶する記憶部と、監視カメラ51が処理システム1の各部やタブレット端末2やスマートフォン3などの外部機器との間で有線通信や無線通信を行うための通信部と、これらを制御する制御部とを備えている。
また、監視カメラ51は、監視カメラ51において行われた動作を示した情報(動作種別情報)と、その動作が行われたときの動作条件を特定するための情報(動作条件情報)とを取得するように構成されている。そして、監視カメラ51は、監視カメラ51の動作種別情報と動作条件情報とが対応付けられた履歴情報(監視カメラ51に関する履歴情報)を生成し、その監視カメラ51に関する履歴情報を記憶するように構成されている。なお、監視カメラ51に関する履歴情報群(複数の履歴情報からなる履歴情報群)については、後で詳しく説明する。
〔管理コンピュータ〕
管理コンピュータ50は、複数の処理装置10(この例では両替機20と鍵管理機30と出納機40)と通信可能に接続され、複数の処理装置10から情報を取得するように構成されている。また、管理コンピュータ50は、監視カメラ51と通信可能に接続されて監視カメラ51から情報を取得するように構成されている。この例では、管理コンピュータ50は、操作部501と、表示部502と、通信部503と、記憶部504と、制御部505とを備えている。
〈操作部〉
操作部501は、操作者による操作が与えられ、その操作者による操作に応じて情報を入力するように構成されている。これにより、操作者は、操作部501を操作して管理コンピュータ50に各種処理を行わせることができる。すなわち、管理コンピュータ50は、操作部501に与えられた操作者による操作に応答して動作するように構成されている。例えば、操作部501は、キーボードやマウスなどによって構成されている。
〈表示部〉
表示部502は、処理システム1の各部(具体的には両替機20と鍵管理機30と出納機40)における処理状況や貨幣の在高などの各種情報や操作部501を用いて操作することが可能な操作画面を表示するように構成されている。例えば、表示部502は、液晶パネルなどによって構成されている。
〈通信部〉
通信部503は、管理コンピュータ50(具体的には制御部505)が処理システム1の各部や外部機器(例えば操作者により操作されるタブレット端末2やスマートフォン3など)との間で有線通信や無線通信を行うために設けられている。
〈記憶部〉
記憶部504は、処理システム1の各部における処理状況や貨幣の在高などの各種情報を記憶するように構成されている。例えば、記憶部504は、ハードディスクドライブやフラッシュメモリなどの汎用ストレージデバイスによって構成されている。この例では、記憶部504は、複数の処理装置10(具体的には両替機20と鍵管理機30と出納機40と監視カメラ51)の各々に関する履歴情報群と、関連装置情報とを記憶している。なお、関連装置情報については、後で詳しく説明する。
〈制御部〉
制御部505は、管理コンピュータ50の各部(この例では操作部501と表示部502と通信部503と記憶部504)と信号を伝達可能に接続されている。そして、制御部505は、通信部503を経由して、処理システム1の各部や、タブレット端末2やスマートフォン3などの外部機器と通信可能となっている。
そして、制御部505は、管理コンピュータ50において各種処理が行われるように、操作部501に与えられた操作や、処理システム1の各部,タブレット端末2やスマートフォン3などの外部機器から受信した信号や情報に基づいて、管理コンピュータ50の各部を制御して管理コンピュータ50の動作を制御するように構成されている。例えば、制御部505は、CPUなどの演算処理部や、演算処理部を動作させるためのプログラムや情報を記憶するメモリなどの記憶部などによって構成されている。
〔両替機の履歴情報群〕
次に、図6を参照して、両替機20に関する履歴情報群について説明する。両替機20に関する履歴情報群は、複数の履歴情報(両替機20に関する履歴情報)により構成されている。なお、図6において、「No.」は、両替機20の履歴情報の番号を示している。
両替機20に関する履歴情報では、両替機20の動作種別情報と動作条件情報とが対応付けられている。両替機20の履歴情報に含まれる動作種別情報は、両替機20において行われた動作を示している。両替機20の履歴情報に含まれる動作条件情報は、その動作条件情報に対応付けられた動作種別情報に示された両替機20の動作が行われたときの動作条件を特定するための情報である。この例では、両替機20の動作条件情報は、その動作条件情報に対応付けられた動作種別情報に示された両替機20の動作が行われたときの時刻を特定するための時刻情報と、その動作条件情報に対応付けられた動作種別情報に示された両替機20の動作により処理された貨幣の金額を特定するための金額情報とを含んでいる。
例えば、両替機20の第6番目の履歴情報では、動作種別情報は「包装硬貨自動精査」を示し、時刻情報は「2016年7月3日15:05」を示し、金額情報は「在高情報」を示している。すなわち、両替機20の第6番目の履歴情報は、両替機20において「包装硬貨自動精査」が「2016年7月3日15:05」に行われ、その「包装硬貨自動精査」により「在高情報」の貨幣が計数処理されたことを示している。
なお、図6の例において、両替機20の第2番目の履歴情報と第101番目の履歴情報は、鍵31による両替機20の解錠に関する履歴情報(解錠履歴情報)である。解錠履歴情報に含まれる動作種別情報は、鍵31により両替機20が解錠されたという動作を示している。解錠履歴情報に含まれる動作条件情報は、鍵31により両替機20が解錠された時刻を特定するための時刻情報を含んでいる。
また、図6の例において、両替機20の第5番目の履歴情報と第103番目の履歴情報は、両替機20の施錠に関する履歴情報(施錠履歴情報)である。施錠履歴情報に含まれる動作種別情報は、両替機20が施錠されたという動作を示している。施錠履歴情報に含まれる動作条件情報は、両替機20が施錠された時刻を特定するための時刻情報を含んでいる。
〔鍵管理機の履歴情報群〕
次に、図7を参照して、鍵管理機30に関する履歴情報群について説明する。鍵管理機30に関する履歴情報群は、複数の履歴情報(鍵管理機30に関する履歴情報)により構成されている。なお、図7において、「No.」は、鍵管理機30の履歴情報の番号を示している。また、「ログイン」は、鍵管理機30において操作者がログインしたという動作を示し、「ログオフ」は、鍵管理機30において操作者がログオフしたという動作を示している。「扉開放」は、鍵管理機30において筐体300の開閉扉が開かれたという動作を示し、「扉閉鎖」は、鍵管理機30において筐体300の開閉扉が閉じられたという動作を示している。「鍵抜取」は、鍵管理機30から鍵31が取り出されたという動作を示し、「鍵戻入」は、鍵管理機30に鍵31が返却されたという動作を示している。
鍵管理機30に関する履歴情報では、鍵管理機30の動作種別情報と動作条件情報とが対応付けられている。鍵管理機30の履歴情報に含まれる動作種別情報は、鍵管理機30において行われた動作を示している。鍵管理機30の履歴情報に含まれる動作条件情報は、その動作条件情報に対応付けられた動作種別情報に示された鍵管理機30の動作が行われたときの動作条件を特定するための情報である。この例では、鍵管理機30の動作条件情報は、その動作条件情報に対応付けられた動作種別情報に示された鍵管理機30の動作が行われたときの時刻を特定するための時刻情報と、その動作条件情報に対応付けられた動作種別情報に示された動作により操作された鍵を特定するための鍵情報と、その動作条件情報に対応付けられた動作種別情報に示された動作が行われるように鍵管理機30を操作した操作者を特定するための操作者情報とを含んでいる。なお、この例では、鍵情報の「1」は、両替機20を解錠可能な鍵31である両替機鍵を示し、鍵情報の「2」は、出納機40を解錠可能な鍵31である出納機鍵を示している。例えば、両替機鍵には、「1」を示した鍵番号が割り当てられ、出納機鍵には、「2」を示した鍵番号が割り当てられている。
例えば、鍵管理機30の第3番目の履歴情報では、動作種別情報は「鍵管理機30から鍵31が取り出されるという動作」を示し、時刻情報は「2016年7月3日15:02」を示し、鍵情報は「両替機鍵」を示し、操作者情報は「001(山田太郎)」を示している。すなわち、鍵管理機30の第3番目の履歴情報は、鍵管理機30から「両替機鍵」が「2016年7月3日15:02」に「001(山田太郎)」によって「取り出された」ことを示している。
なお、図7の例において、鍵管理機30の第3番目の履歴情報と第4番目の履歴情報と第103番目の履歴情報は、鍵31の取り出しに関する履歴情報(鍵使用履歴情報)である。鍵使用履歴情報に含まれる動作種別情報は、鍵管理機30から鍵31が取り出されたという動作を示している。鍵使用履歴情報に含まれる動作条件情報は、鍵管理機30から鍵31が取り出された時刻を特定するための時刻情報と、鍵管理機30から取り出された鍵31を特定するための鍵情報と、鍵管理機30から鍵31を取り出した操作者を特定するための操作者情報とを含んでいる。
また、図7の例において、鍵管理機30の第9番目の履歴情報と第10番目の履歴情報と第108番目の履歴情報は、鍵31の返却に関する履歴情報(鍵返却履歴情報)である。鍵返却履歴情報に含まれる動作種別情報は、鍵管理機30に鍵31が返却されたという動作を示している。鍵返却履歴情報に含まれる動作条件情報は、鍵管理機30に鍵31が返却された時刻を特定するための時刻情報と、鍵管理機30に返却された鍵31を特定するための鍵情報と、鍵管理機30に鍵31を返却した操作者を特定するための操作者情報とを含んでいる。
〔出納機の履歴情報群〕
次に、図8を参照して、出納機40に関する履歴情報群について説明する。出納機40に関する履歴情報群は、複数の履歴情報(出納機40に関する履歴情報)により構成されている。なお、図8において、「No.」は、出納機40の履歴情報の番号を示している。
出納機40に関する履歴情報では、出納機40の動作種別情報と動作条件情報とが対応付けられている。出納機40の履歴情報に含まれる動作種別情報は、出納機40において行われた動作を示している。出納機40の履歴情報に含まれる動作条件情報は、その動作条件情報に対応付けられた動作種別情報に示された出納機40の動作が行われたときの動作条件を特定するための情報である。この例では、出納機40の動作条件情報は、その動作条件情報に対応付けられた動作種別情報に示された出納機40の動作が行われたときの時刻を特定するための時刻情報と、その動作条件情報に対応付けられた動作種別情報に示された動作が行われるように出納機40を操作した操作者を特定するための操作者情報と、その動作条件情報に対応付けられた動作種別情報に示された動作により処理された貨幣の金額を特定するための金額情報とを含んでいる。
例えば、出納機40の第101番目の履歴情報では、動作種別情報は「出金」を示し、時刻情報は「2016年9月9日15:05」を示し、操作者情報は「001(山田太郎)」を示し、金額情報は「出金明細」を示している。すなわち、出納機40の第101番目の履歴情報は、出納機40において「001(山田太郎)」の操作により「出金」が「2016年9月9日15:05」に行われ、その「出金」により「出金明細」の貨幣が処理されたことを示している。
〔監視カメラの履歴情報群〕
次に、図9を参照して、監視カメラ51に関する履歴情報群について説明する。監視カメラ51に関する履歴情報群は、複数の履歴情報(監視カメラ51に関する履歴情報)により構成されている。なお、図9は、鍵管理機30の近傍に設けられた監視カメラ51aに関する履歴情報群を例示している。また、図9において、「No.」は、監視カメラ51aの履歴情報の番号を示している。また、「撮像(ログイン)」は、鍵管理機30における操作者のログインに応答して行われる撮像を示し、「撮像(扉開放)」は、鍵管理機30における筐体300の開閉扉の開放に応答して行われる撮像を示している。
監視カメラ51に関する履歴情報では、監視カメラ51の動作種別情報と動作条件情報と画像情報とが対応付けられている。監視カメラ51の履歴情報に含まれる動作種別情報は、監視カメラ51において行われた動作を示している。監視カメラ51の履歴情報に含まれる動作条件情報は、その動作条件情報に対応付けられた動作種別情報に示された監視カメラ51の動作が行われたときの動作条件を特定するための情報である。この例では、監視カメラ51の動作条件情報は、その動作条件情報に対応付けられた動作種別情報に示された監視カメラ51の動作が行われたときの時刻を特定するための時刻情報を含んでいる。監視カメラ51の履歴情報に含まれる画像情報は、その画像情報に対応付けられた動作種別情報に示された監視カメラ51の動作(撮像)により得られた画像を示している。
例えば、監視カメラ51aの第1番目の履歴情報では、動作種別情報は「鍵管理機30における操作者のログインに応答して行われる撮像」を示し、時刻情報は「2016年7月3日15:02」を示し、画像情報は「画像No.1」を示している。すなわち、監視カメラ51aの第1番目の履歴情報は、監視カメラ51aにおいて「鍵管理機30における操作者のログインに応答して行われる撮像」が「2016年7月3日15:02」に行われ、その撮像により「画像No.1」が取得されたことを示している。なお、監視カメラ51b,51cについても、監視カメラ51aと同様の履歴情報群が生成される。
〔鍵管理情報〕
次に、図10を参照して、鍵管理機30の記憶部315に記憶された鍵管理情報について説明する。鍵管理情報は、後述する鍵管理機30における認証処理に利用される情報である。鍵管理情報では、鍵を特定するための鍵情報と、その鍵により解錠可能な処理装置10を特定するための装置情報と、その鍵の使用を許可された操作者を特定するための許可操作者情報とが対応付けられている。この例では、鍵情報は、鍵に割り当てられた番号(鍵番号)を示し、装置情報は、その鍵により解錠可能な処理装置10の名称(装置名)を示し、許可操作者情報は、その鍵の使用を許可された操作者に割り当てられた操作者ID(操作許可者ID)を示している。
〔関連装置情報〕
次に、図11を参照して、管理コンピュータ50の記憶部504に記憶された関連装置情報について説明する。関連装置情報は、後述する関連履歴検索処理において利用される情報である。関連装置情報では、複数の処理装置10(この例では両替機20と鍵管理機30と出納機40)の各々の履歴情報の種別(具体的には動作種別情報の種別)を示した履歴種別情報と、その履歴種別情報に示された種別の履歴情報に関連する履歴情報(関連履歴情報)を検出すべき履歴情報群に対応する処理装置10を特定するための対象装置情報とが対応付けられている。すなわち、関連装置情報は、後述する関連履歴検索処理において、どの処理装置10に関する履歴情報群の中からどの履歴情報が指定履歴情報として指定された場合に、どの処理装置10に関する履歴情報群の中からどの履歴情報を関連履歴情報として検出すべきであるのかを示している。
なお、「主体装置」は、指定履歴情報が指定された履歴情報群に対応する処理装置10を示し、「関連装置」は、関連履歴情報を検出すべき履歴情報群に対応する処理装置10を示している。「装置名」は、指定履歴情報が指定された履歴情報群に対応する処理装置10の名称を示し、「動作履歴」は、指定履歴情報として指定された履歴情報の動作種別情報を示している。また、「鍵抜取(鍵番号1)」は、鍵番号1が割り当てられた鍵(この例では両替機鍵)が鍵管理機30から取り出されたという動作を示し、「鍵戻入(鍵番号1)」は、鍵番号1が割り当てられた鍵(この例では両替機鍵)が鍵管理機30に返却されたという動作を示し、「鍵抜取(鍵番号2)」は、鍵番号2が割り当てられた鍵(この例では出納機鍵)が鍵管理機30から取り出されたという動作を示し、「鍵戻入(鍵番号2)」は、鍵番号2が割り当てられた鍵(この例では出納機鍵)が鍵管理機30に返却されたという動作を示している。
例えば、鍵管理機30に関する履歴情報群の中から「鍵番号1の両替機鍵が取り外された」という動作を示した動作種別情報を含む履歴情報が指定履歴情報として指定された場合、関連履歴情報を検出すべき履歴情報群に対応する処理装置10は「両替機20」となる。すなわち、この場合、両替機20に関する履歴情報群の中から関連履歴情報が検出されることになる。
〔認証処理〕
なお、この例では、複数の処理装置10のうち少なくとも1つは、認証処理を行うように構成されている。認証処理では、処理装置10は、その処理装置10を操作する操作者を特定するための操作者情報を取得して操作者を認証する。そして、複数の処理装置10のうち認証処理を行うように構成された処理装置10に関する履歴情報群の履歴情報に含まれる動作条件情報は、認証処理において取得された操作者情報を含んでいる。
具体的には、この例では、鍵管理機30(具体的には鍵管理機制御部320)は、操作者により操作表示部311が操作されて入力された操作者ID(操作者情報の一例)を取得する。または、鍵管理機30は、カード読取部312により操作者が所有するIDカードから読み取られた操作者IDを取得する。なお、鍵管理機30は、認証が必要となる特定の処理(例えば筐体300の開閉扉の開放など)を行うことが許可された操作者に割り当てられた操作者IDを予め記憶している。そして、鍵管理機30は、操作表示部311(またはカード読取部312)において取得された操作者IDと予め記憶している操作者ID(具体的には鍵管理情報に登録されている許可操作者ID)とを照合し、これらの操作者IDが互いに一致する場合に操作者のログインを許可して特定の処理(例えば扉の開放や鍵の抜き取りなど)を行うことを許可し、そうでない場合に操作者のログインを禁止して特定の処理を行うことを禁止する。
また、この例では、鍵管理機30におけるログインおよびログアウトは、次のようにして行われる。まず、鍵管理機30において操作者のログインが許可されると、鍵管理機30の扉施錠部301が施錠状態から解錠状態となり鍵管理機30の筐体300の開閉扉の施錠が解除される。筐体300の開閉扉の施錠が解除されてから開閉扉が開放されて閉鎖されるまでの期間において行われる動作(具体的には、開閉扉の開放と鍵の取り出し/返却と開閉扉の閉鎖)は、鍵管理機30にログインしている操作者により行われた動作として履歴情報が生成される。すなわち、筐体300の開閉扉の施錠が解除されてから開閉扉が開放されて閉鎖されるまでの期間において行われる動作に関する履歴情報(例えば図7に示された鍵管理機30の第2番目から第5番目までの履歴情報)には、鍵管理機30にログインしている操作者(例えば図7では山田太郎(操作者ID:001))を示した操作者情報が含まれる。そして、筐体300の開閉扉が閉鎖されると、扉施錠部301が解錠状態から施錠状態となり開閉扉が自動的に施錠されるとともに、鍵管理機30において操作者のログオフが自動的に行われる。
また、この例では、出納機40(具体的には出納機制御部420)は、操作者により操作表示部411が操作されて入力された操作者ID(操作者情報の一例)を取得する。または、出納機40は、カード読取部412により操作者が所有するIDカードから読み取られた操作者IDを取得する。なお、出納機40は、認証が必要となる特定の処理(例えば出金など)を行うことが許可された操作者に割り当てられた操作者IDを予め記憶している。そして、出納機40は、操作表示部411(またはカード読取部412)において取得された操作者IDと予め記憶している操作者IDとを照合し、これらの操作者IDが互いに一致する場合に特定の処理を行うことを許可し、そうでない場合に特定の処理を行うことを禁止する。
〔履歴制御部〕
また、図1および図5に示すように、管理コンピュータ50(具体的には制御部505)には、履歴制御部60が含まれている。履歴制御部60は、複数の処理装置10の各々について履歴情報群を取得するように構成されている。この例では、履歴制御部60は、複数の処理装置10の各々から履歴情報群を取得して管理コンピュータ50の記憶部504に記憶する。例えば、履歴制御部60は、複数の処理装置10の各々において履歴情報群が更新される毎に、その処理装置10から履歴情報群を取得して記憶部504に記憶する。または、履歴制御部60は、予め定められた更新スケジュールに基づいて、複数の処理装置10の各々から履歴情報群を定期的に取得して記憶部504に記憶する。
そして、履歴制御部60は、検索条件を指定する操作が操作部501に与えられると、複数の処理装置10の動作にそれぞれ関する複数の履歴情報群の中から検索条件に合致する履歴情報を検出する。なお、検索条件には、処理装置10において動作が行われた時刻を特定するための時刻情報と、処理装置10を操作した操作者を特定するための操作者情報と、処理装置10において処理された貨幣の金額を特定するための金額情報と、処理装置10を特定するための装置情報のうち少なくとも1つに関する条件が含まれている。
この例では、履歴制御部60は、複数の処理装置10のうち任意の処理装置10に関する履歴情報群の中から任意の履歴情報を指定履歴情報として指定する履歴指定操作(操作者による操作)が操作部501に与えられると、関連履歴検索処理を行うように構成されている。関連履歴検索処理では、履歴制御部60は、複数の処理装置10のうち履歴指定操作の対象となる処理装置10を除く他の処理装置に関する他の履歴情報群の中から指定履歴情報に含まれる動作条件情報に対応する動作条件情報を含む他の履歴情報を関連履歴情報として検出する。なお、この例では、履歴制御部60は、管理コンピュータ50の記憶部504に記憶された関連装置情報を用いて関連履歴検索処理を行う。
例えば、履歴制御部60は、複数の処理装置10のうち鍵管理機30に関する履歴情報群の中から任意の鍵使用履歴情報を指定履歴情報として指定するための履歴指定操作が操作部501に与えられると、指定履歴情報である鍵管理機30の鍵使用履歴情報に基づいて関連履歴検索処理を行う。この関連履歴検索処理では、履歴制御部60は、複数の処理装置10のうち鍵使用履歴情報に含まれる鍵情報に対応する両替機20(貨幣処理機)に関する履歴情報群の中から鍵使用履歴情報に含まれる時刻情報に対応する時刻情報を含む履歴情報を関連履歴情報として検出する。また、履歴制御部60は、複数の処理装置10のうち両替機20(貨幣処理機)に関する履歴情報群の中から任意の履歴情報を指定履歴情報として指定するための履歴指定操作が操作部501に与えられると、指定履歴情報である両替機20の履歴情報に基づいて関連履歴検索処理を行う。この関連履歴検索処理では、履歴制御部60は、複数の処理装置10のうち鍵管理機30に関する履歴情報群の中から履歴指定操作の対象となる両替機20(貨幣処理機)に対応する鍵情報と履歴指定操作により指定された履歴情報に含まれる時刻情報に対応する時刻情報とを含む履歴情報(鍵使用履歴情報)を関連履歴情報として検出する。
また、履歴制御部60は、関連画像検索処理を行うように構成されている。関連画像検索処理では、履歴制御部60は、監視カメラ51に関する履歴情報群の中から関連履歴情報(操作者により指定された処理装置10の履歴情報に対応する他の処理装置10の履歴情報)に含まれる動作条件情報に対応する動作条件を含む履歴情報を検出する。
また、履歴制御部60は、指定履歴情報(履歴指定操作により指定された履歴情報)と関連履歴情報(操作者により指定された処理装置10の履歴情報に対応する他の処理装置10の履歴情報)とを表示部502に並べて表示させるように構成されている。
〔履歴情報群の生成〕
次に、図6〜図9に示された履歴情報群の生成について説明する。この例では、処理システム1において、以下のような動作(操作)が行われる。
《両替機における異常発生》
まず、2016年7月3日の15:00において、両替機20にセット外れ(両替機20の異常、この例では包装硬貨収納部205の異常)が発生し、両替機20におけるセット外れの発生が操作者に報知される。具体的には、両替機制御部220は、セット外れの発生を検知すると、両替機20におけるセット外れの発生を報知するための画像を操作表示部211(または管理コンピュータ50やタブレット端末2やスマートフォン3などの他の機器)に表示させる。
両替機制御部220は、両替機20におけるセット外れ(異常発生)に関する履歴情報(図6における第1番目の履歴情報)を、記憶部215に記憶された両替機20に関する履歴情報群に追加する。
《鍵管理機における鍵の取り出し》
次に、2016年7月3日の15:02〜15:03において、操作者が鍵管理機30から両替機鍵と出納機鍵を取り出す。具体的には、操作者は、鍵管理機30の操作表示部311を操作して鍵管理機30にログインし、鍵管理機30の開閉扉を開いて鍵管理機30から両替機鍵と出納機鍵とを順に取り出す。その後、操作者が、鍵管理機30の開閉扉を閉じると鍵管理機30においてログオフが自動的に行われる。
鍵管理機制御部320は、これらの動作に関する履歴情報(図7における第1番目〜第6番目の履歴情報)を、記憶部315に記憶された鍵管理機30に関する履歴情報群に追加する。なお、これらの動作に関する履歴情報に含まれる操作者情報は、鍵管理機30の認証処理(ログイン)において取得された操作者情報である。
また、監視カメラ51aは、鍵管理機30における操作者のログインと鍵管理機30における筐体300の開閉扉の開放とに応答して撮像を行い、これらの動作に関する履歴情報(図9における第1番目および第2番目の履歴情報)を、監視カメラ51aの記憶部(図示を省略)に記憶された監視カメラ51aに関する履歴情報群に追加する。
《両替機における異常の解消》
次に、2016年7月3日の15:05において、操作者が両替機鍵を用いて両替機20を解錠し、両替機20の内部にアクセスして両替機20におけるセット外れ(両替機20の異常、この例では包装硬貨収納部205の異常)を解消する。その後、両替機20が施錠され、両替機20において精査処理(この例では包装硬貨収納部205に対する精査処理)が行われる。具体的には、操作者は、両替機鍵を用いて両替機20を解錠し、両替機20の内部(この例では包装硬貨収納部205)にアクセスして両替機20におけるセット外れの要因を解除する。両替機制御部220は、両替機20におけるセット外れの要因が解除されたことを検知すると、エラー解除リセット処理(両替機20を復旧させるための処理)を開始し、エラー解除リセット処理が完了すると、そのことを示した画像を操作表示部211に表示させる。その後、操作者は、両替機鍵を用いて両替機20を施錠する。そして、両替機制御部220は、包装硬貨自動精査処理(包装硬貨収納部205に対する精査処理)が行われるように両替機20の動作を制御する。
両替機制御部220は、これらの動作に関する履歴情報(図6における第2番目〜第6番目の履歴情報)を、記憶部215に記憶された両替機20に関する履歴情報群に追加する。
また、監視カメラ51bは、両替機20において行われた処理(例えば両替機鍵を用いた両替機20の解錠など)に応答して撮像を行い、これらの動作に関する履歴情報を、監視カメラ51bの記憶部(図示を省略)に記憶された監視カメラ51bに関する履歴情報群(図示を省略)に追加する。
《鍵管理機における鍵の返却》
次に、2016年7月3日の15:10〜15:11において、操作者が鍵管理機30に両替機鍵と出納機鍵を返却する。具体的には、操作者は、鍵管理機30の操作表示部311を操作して鍵管理機30にログインし、鍵管理機30の開閉扉を開いて鍵管理機30に両替機鍵と出納機鍵とを順に返却する。その後、操作者が、鍵管理機30の開閉扉を閉じると鍵管理機30においてログオフが自動的に行われる。
鍵管理機制御部320は、これらの動作に関する履歴情報(図7における第7番目〜第12番目の履歴情報)を、記憶部315に記憶された鍵管理機30に関する履歴情報群に追加する。なお、これらの動作に関する履歴情報に含まれる操作者情報は、鍵管理機30の認証処理(ログイン)において取得された操作者情報である。
また、監視カメラ51aは、鍵管理機30における操作者のログインと鍵管理機30における筐体300の開閉扉の開放とに応答して撮像を行い、これらの動作に関する履歴情報(図9における第3番目および第4番目の履歴情報)を、監視カメラ51aの記憶部(図示を省略)に記憶された監視カメラ51aに関する履歴情報群に追加する。
《鍵管理機における鍵の取り出し》
また、2016年9月9日の15:00〜15:01において、操作者が鍵管理機30から両替機鍵を取り出す。具体的には、操作者は、鍵管理機30の操作表示部311を操作して鍵管理機30にログインし、鍵管理機30の開閉扉を開いて鍵管理機30から両替機鍵を取り出す。その後、操作者は、鍵管理機30の開閉扉を閉じると鍵管理機30においてログオフが自動的に行われる。
鍵管理機制御部320は、これらの動作に関する履歴情報(図7における第101番目〜第105番目の履歴情報)を、記憶部315に記憶された鍵管理機30に関する履歴情報群に追加する。なお、これらの動作に関する履歴情報に含まれる操作者情報は、鍵管理機30の認証処理(ログイン)において取得された操作者情報である。
また、監視カメラ51aは、鍵管理機30における操作者のログインと鍵管理機30における筐体300の開閉扉の開放とに応答して撮像を行い、これらの動作に関する履歴情報(図9における第101番目および第102番目の履歴情報)を、監視カメラ51aの記憶部(図示を省略)に記憶された監視カメラ51aに関する履歴情報群に追加する。
《出納機における出金処理》
次に、2016年9月9日の15:05において、操作者が出納機40を操作して出金処理を行う。出金処理では、出納機40は、出納機40に収納されている貨幣(この例では硬貨処理ユニット401に収納されている硬貨)を払い出す。具体的には、出納機制御部420は、操作者に対して認証処理を行い、操作者による出金操作(出金処理を実行させるための操作)に応答して出金処理が行われるように出納機40の動作を制御する。
出納機制御部420は、出納機40の出金処理に関する履歴情報(図8における第101番目の履歴情報)を、記憶部415に記憶された履歴情報群に追加する。なお、この履歴情報に含まれる操作者情報は、出納機40の認証処理において取得された操作者情報である。
《両替機における装填処理》
次に、2016年9月9日の15:10〜15:11において、操作者が両替機20を操作して装填処理を行う。装填処理では、出納機40の出金処理において払い出された貨幣が両替機20に装填される。具体的には、操作者は、操作者が両替機鍵を用いて両替機20を解錠し、両替機20の内部(この例では硬貨収納部204)にアクセスして貨幣を装填する。両替機20への貨幣の装填が完了すると、操作者は、両替機鍵を用いて両替機20を施錠する。そして、両替機制御部220は、装填金額確認処理(装填された貨幣の計数処理)が行われるように両替機20を制御する。
両替機制御部220は、これらの動作に関する履歴情報(図6における第101番目〜第104番目の履歴情報)を、記憶部215に記憶された両替機20に関する履歴情報群に追加する。
《鍵管理機における鍵の返却》
次に、2016年9月9日の15:20〜15:21において、操作者が鍵管理機30に両替機鍵を返却する。具体的には、操作者は、鍵管理機30の操作表示部311を操作して鍵管理機30にログインし、鍵管理機30の開閉扉を開いて鍵管理機30に両替機鍵を返却する。その後、操作者は、鍵管理機30の開閉扉を閉じると鍵管理機30においてログオフが自動的に行われる。
鍵管理機制御部320は、これらの動作に関する履歴情報(図7における第106番目〜第110番目の履歴情報)を、記憶部315に記憶された鍵管理機30に関する履歴情報群に追加する。なお、これらの動作に関する履歴情報に含まれる操作者情報は、鍵管理機30の認証処理(ログイン)において取得された操作者情報である。
また、監視カメラ51aは、鍵管理機30における操作者のログインと鍵管理機30における筐体300の開閉扉の開放とに応答して撮像を行い、これらの動作に関する履歴情報(図9における第103番目および第104番目の履歴情報)を、監視カメラ51aの記憶部(図示を省略)に記憶された監視カメラ51aに関する履歴情報群に追加する。
〔履歴情報の検索:鍵管理機の履歴から両替機の履歴を検索〕
次に、図12〜図15を参照して、鍵管理機30の履歴情報から両替機20の履歴情報を検索する処理について説明する。ここでは、図7に示された鍵管理機30に関する履歴情報群の中から第3番目の履歴情報が指定され、図6に示された両替機20に関する履歴情報群の中から鍵管理機30の第3番目の履歴情報に関連する両替機20の第1番目〜第6番目の履歴情報が検出される場合を例に挙げて説明する。
《鍵管理機に関するメニュー画面の表示》
まず、履歴制御部60は、管理コンピュータ50の操作部501に与えられた操作者による操作に応答して鍵管理機30に関するメニュー画面(図12参照)を表示部502に表示させる。図12に示すように、鍵管理機30に関するメニュー画面には、鍵管理機30の履歴検索の実行を指示するための検索アイコン(図12において「履歴検索」と記載されたアイコン)が設けられている。
《鍵管理機に関する履歴情報の絞り込み》
図12に示されたメニュー画面において検索アイコンを選択するための操作が操作部501に与えられると、履歴制御部60は、鍵管理機履歴検索画面(図13参照)を表示部502に表示させる。鍵管理機履歴検索画面は、鍵管理機30に関する履歴情報群の中から対象となる履歴情報を絞り込むための条件を操作者に入力させるための画面である。また、図13に示すように、鍵管理機履歴検索画面には、鍵管理機30の履歴情報の絞り込み条件を入力するための入力欄と、入力欄に入力された絞り込み条件に基づいて鍵管理機30の履歴情報の絞り込みを開始するための検索アイコン(図13において「検索」と記載されたアイコン)とが設けられている。
この例では、履歴検索の対象を「2016年7月3日の0:00〜23:59」に含まれる時刻を示した時刻情報を含む鍵管理機30の履歴情報に絞り込むための条件を鍵管理機履歴検索画面に入力するための操作が操作部501に与えられた後に、鍵管理機履歴検索画面に設けられた検索アイコンを選択するための操作が操作部501に与えられる。
《鍵管理機に関する履歴情報の絞り込み結果の表示》
次に、履歴制御部60は、鍵管理機30に関する履歴情報群に対して絞り込み処理を行う。絞り込み処理では、履歴制御部60は、鍵管理機30に関する履歴情報群の中から鍵管理機履歴検索画面(図13参照)に入力された条件を満たす鍵管理機30の履歴情報を検出する。そして、履歴制御部60は、鍵管理機履歴表示画面(図14参照)を表示部502に表示させる。鍵管理機履歴表示画面は、絞り込み処理により絞り込まれた鍵管理機30の履歴情報の中から任意の履歴情報を操作者に指定させるための画面である。図14に示すように、鍵管理機履歴表示画面には、絞り込み処理により絞り込まれた鍵管理機30の履歴情報が掲載されている。この例では、図7に示された鍵管理機30に関する履歴情報群のうち第2番目〜第5番目と第8番目〜第11番目の履歴情報が絞り込み処理により検出され、鍵管理機履歴表示画面の履歴表示欄において、鍵管理機30の第2番目〜第5番目の履歴情報が第1段目〜第4段目に掲載され、鍵管理機30の第8番目〜第11番目の履歴情報が第5段目〜第8段目に掲載されている。
また、図14に示すように、鍵管理機履歴表示画面に掲載された鍵管理機30の履歴情報のうち少なくとも1つには、その鍵管理機30の履歴情報に対応する両替機20の履歴情報(関連履歴情報)を表示させるための参照アイコン(図14において「参照」と記載されたアイコン)が対応付けられている。この例では、鍵管理機履歴表示画面に掲載された鍵管理機30の履歴情報のうち第2段目、第3段目、第5段目および第6段目に掲載された鍵管理機30の履歴情報(鍵31の取り出しに関する鍵使用履歴情報)に参照アイコンが対応付けられている。
《鍵管理機の履歴情報に対応する両替機の履歴情報の検出》
履歴制御部60は、図14に示された鍵管理機履歴表示画面においていずれかの参照アイコンを選択するための操作が操作部501に与えられると、その参照アイコンに対応付けられた鍵管理機30の履歴情報に基づいて関連履歴検索処理を行う。この例では、鍵管理機履歴表示画面に掲載された鍵管理機30の履歴情報のうち第2段目に掲載された鍵管理機30の履歴情報(鍵使用履歴情報)に対応付けられた参照アイコンを選択するための操作が操作部501に与えられ、履歴制御部60は、第2段目に掲載された鍵管理機30の履歴情報(鍵使用履歴情報)に基づいて関連履歴検索処理を行う。この関連履歴検索処理では、履歴制御部60は、複数の処理装置10のうち鍵管理機30の鍵使用履歴情報(鍵管理機履歴表示画面において選択された参照アイコンに対応付けられた鍵使用履歴情報)に含まれる鍵情報に対応する両替機20に関する履歴情報群の中から、その鍵使用履歴情報に含まれる時刻情報に対応する時刻情報を含む両替機20の履歴情報を関連履歴情報として検出する。
なお、鍵管理機履歴表示画面において参照アイコンを選択するための操作は、複数の処理装置10のうち鍵管理機30に関する履歴情報群の中から任意の履歴情報(この例では鍵使用履歴情報)を指定履歴情報として指定するための履歴指定操作に相当する。すなわち、履歴制御部60は、複数の処理装置10のうち鍵管理機30に関する履歴情報群の中から任意の履歴情報(この例では鍵使用履歴情報)を指定履歴情報として指定するための履歴指定操作が操作部501に与えられると、関連履歴検索処理を行う。関連履歴検索処理では、履歴制御部60は、複数の処理装置10のうち指定履歴情報である鍵管理機30の履歴情報(この例では鍵使用履歴情報)に含まれる鍵情報に対応する両替機20(貨幣処理機)に関する履歴情報群の中から、指定履歴情報である鍵管理機30の履歴情報(この例では鍵使用履歴情報)に含まれる時刻情報に対応する時刻情報を含む両替機20の履歴情報を関連履歴情報として検出する。
この例では、履歴制御部60は、関連履歴処理において以下の動作を行う。まず、履歴制御部60は、指定履歴情報である鍵管理機30の鍵使用履歴情報に含まれる鍵情報に示された両替機鍵に対応する両替機20(すなわち鍵情報に示された両替機鍵により解錠可能な両替機20)に関する履歴情報群を取得する。また、履歴制御部60は、指定履歴情報である鍵管理機30の鍵使用履歴情報に含まれる時刻情報に示された時刻を基準時刻として取得する。そして、履歴制御部60は、両替機20に関する履歴情報群の中から、基準時刻との時刻差(絶対値)が予め定められた時刻差閾値を下回る時刻(または時刻差閾値と同一となる時刻)を示した時刻情報を含む両替機20の履歴情報を検出する。なお、時刻差閾値は、例えば、両替機20と鍵管理機30との間の移動に要する時間と両替機20において両替機鍵を用いる処理(異常解消や装填処理など)に要する時間とに応じた時間(例えば15分)に設定されている。この例では、図6に示された両替機20に関する履歴情報群の中から第1番目〜第6番目の履歴情報が関連履歴情報として検出される。
《履歴検索結果の表示》
次に、履歴制御部60は、両替機ジャーナル表示画面(図15参照)を表示部502にポップアップ表示させる。両替機ジャーナル表示画面には、履歴指定操作により指定された指定履歴情報である鍵管理機30の履歴情報の一部または全部と、関連履歴検索処理により検出された関連履歴情報である両替機20の履歴情報の一部または全部が掲載されている。具体的には、図15に示すように、両替機ジャーナル表示画面の上部に設けられた鍵管理機履歴欄に、指定履歴情報である鍵管理機30の履歴情報が掲載され、両替機ジャーナル表示画面における鍵管理機履歴欄の下部に設けられた両替機履歴欄に、関連履歴情報である両替機20の履歴情報が掲載されている。この例では、両替機ジャーナル表示画面の鍵管理機履歴欄に、図7に示された鍵管理機30の第3番目の履歴情報に含まれる時刻情報と操作者情報が掲載され、両替機ジャーナル表示画面の両替機履歴欄に、図6に示された両替機20の第1番目〜第6番目の履歴情報に含まれる動作種別情報と時刻情報と金額情報が掲載されている。このように、履歴制御部60は、指定履歴情報である鍵管理機30の履歴情報と関連履歴情報である両替機20の履歴情報とを表示部502に並べて表示させる。
そして、操作者は、表示部502に表示された両替機ジャーナル表示画面(図15参照)を参照して、操作者により指定された鍵管理機30の履歴情報に対応する両替機20の履歴情報を確認することができる。
《関連履歴検索処理の変形例》
なお、履歴制御部60は、関連履歴検索処理において次のような動作を行うように構成されていてもよい。すなわち、履歴制御部60は、指定履歴情報である鍵管理機30の鍵使用履歴情報に含まれる時刻情報に示された時刻を第1時刻として取得し、第1時刻に予め定められた待機時間を加算して第2時刻を取得するように構成されていてもよい。そして、履歴制御部60は、指定履歴情報である鍵管理機30の鍵使用履歴情報に含まれる鍵情報に示された両替機鍵に対応する両替機20に関する履歴情報群の中から、第1時刻から第2時刻までの期間(第1時刻を始点として第2時刻を終点とする期間)に含まれる時刻を示した時刻情報を含む両替機20の履歴情報を関連履歴情報として検出するように構成されていてもよい。なお、待機時間は、例えば、鍵管理機30から両替機20までの移動時間に応じた時間に設定されている。
または、履歴制御部60は、指定履歴情報である鍵管理機30の鍵使用履歴情報に対応する鍵管理機30の鍵返却履歴情報に含まれる時刻情報に示された時刻を第2時刻として取得するように構成されていてもよい。そして、履歴制御部60は、指定履歴情報である鍵管理機30の鍵使用履歴情報に含まれる鍵情報に示された両替機鍵に対応する両替機20に関する履歴情報群の中から、第1時刻から第2時刻までの期間(第1時刻を始点として第2時刻を終点とする期間)に含まれる時刻を示した時刻情報を含む両替機20の履歴情報を関連履歴情報として検出するように構成されていてもよい。なお、指定履歴情報である鍵管理機30の鍵使用履歴情報に対応する鍵管理機30の鍵返却履歴情報は、鍵使用履歴情報の鍵情報に示された鍵と同一の鍵を示した鍵情報と、鍵使用履歴情報の時刻情報に示された時刻(第1時刻)よりも遅く且つ第1時刻に最も近い時刻を示した時刻情報とを含んでいる。
〔履歴情報の検索:両替機の履歴から鍵管理機の履歴を検索〕
次に、図16〜図18を参照して、両替機20の履歴情報から鍵管理機30の履歴情報を検索する処理について説明する。ここでは、図6に示された両替機20に関する履歴情報群の中から第104番目の履歴情報が指定され、図7に示された鍵管理機30に関する履歴情報群の中から両替機20の第104番目の履歴情報に関連する鍵管理機30の第103番目および第108番目の履歴情報が検出される場合を例に挙げて説明する。
《両替機に関する履歴情報の絞り込み》
まず、履歴制御部60は、操作者による操作に応答して両替機履歴検索画面(図示を省略)を表示部502に表示させる。この例では、履歴検索の対象を「2016年9月9日の0:00〜23:59」に含まれる時刻を示した時刻情報を含む鍵管理機30の履歴情報に絞り込むための条件を両替機履歴検索画面に入力するための操作が操作部501に与えられた後に、両替機履歴検索画面に設けられた検索アイコン(入力された絞り込み条件に基づいて両替機20の履歴情報の絞り込みを開始するためのアイコン)を選択するための操作が操作部501に与えられる。
《両替機に関する履歴情報の絞り込み結果の表示》
次に、履歴制御部60は、両替機20に関する履歴情報群に対して絞り込み処理を行う。絞り込み処理では、履歴制御部60は、両替機20に関する履歴情報群の中から両替機履歴検索画面に入力された条件を満たす両替機20の履歴情報を検出する。そして、履歴制御部60は、両替機履歴表示画面(図16参照)を表示部502に表示させる。両替機履歴表示画面は、絞り込み処理により絞り込まれた両替機20の履歴情報の中から任意の履歴情報を操作者に指定させるための画面である。両替機履歴表示画面には、絞り込み処理により絞り込まれた両替機20の履歴情報の一部または全部が掲載されている。図16に示すように、この例では、図6に示された両替機20に関する履歴情報群のうち第104番目の履歴情報が絞り込み処理により検出され、両替機履歴表示画面の処理結果表示欄に、両替機20の第104番目の履歴情報(装填金額確認に関する履歴情報)に含まれる動作種別情報と時刻情報が掲載されている。
また、図16に示すように、両替機履歴表示画面に掲載された両替機20の履歴情報のうち少なくとも1つ(この例では装填金額確認に関する履歴情報)には、その両替機20の履歴情報の詳細を表示させるための表示アイコン(図16において「表示」と記載されたアイコン)が対応付けられている。
《両替機に関する履歴情報の表示》
次に、履歴制御部60は、図16に示された両替機履歴表示画面において表示アイコンを選択するための操作が操作部501に与えられると、両替機履歴詳細画面(図17)を表示部502に表示させる。両替機履歴詳細画面には、両替機履歴表示画面において選択された表示アイコンに対応付けられた両替機20の履歴情報の一部または全部が掲載されている。図17に示すように、この例では、両替機履歴詳細画面には、図6に示された両替機20に関する履歴情報群のうち第104番目の履歴情報(装填金額確認に関する履歴情報)に含まれる動作種別情報と時刻情報と金額情報が掲載されている。
また、図17に示すように、両替機履歴詳細画面には、両替機履歴詳細画面に掲載された両替機20の履歴情報に対応する鍵管理機30の履歴情報(関連履歴情報)を表示させるための鍵使用履歴アイコン(図17において「鍵使用履歴」と記載されたアイコン)が設けられている。
《両替機の履歴情報に対応する鍵管理機の履歴情報の検出》
履歴制御部60は、図17に示された両替機履歴詳細画面において鍵使用履歴アイコンを選択するための操作が操作部501に与えられると、両替機履歴詳細画面に掲載された両替機20の履歴情報に基づいて関連履歴検索処理を行う。関連履歴検索処理では、履歴制御部60は、複数の処理装置10のうち鍵管理機30に関する履歴情報群の中から、両替機履歴詳細画面に履歴情報が掲載された両替機20に対応する鍵情報を含み且つ両替機履歴詳細画面に掲載された両替機20の履歴情報に含まれる時刻情報に対応する時刻情報を含む鍵管理機30の履歴情報(この例では鍵使用履歴情報と鍵返却履歴情報)を関連履歴情報として検出する。
なお、両替機履歴詳細画面において鍵使用履歴アイコンを選択するための操作は、複数の処理装置10のうち両替機20に関する履歴情報群の中から任意の履歴情報を指定履歴情報として指定するための操作(履歴指定操作)に相当し、両替機履歴詳細画面に履歴情報が掲載された両替機20は、履歴指定操作の対象となる両替機20に相当する。すなわち、履歴制御部60は、複数の処理装置10のうち両替機20に関する履歴情報群の中から任意の履歴情報を指定履歴情報として指定するための履歴指定操作が操作部501に与えられると、関連履歴検索処理を行う。この関連履歴検索処理では、履歴制御部60は、複数の処理装置10のうち鍵管理機30に関する履歴情報群の中から、履歴指定操作の対象となる両替機20に対応する鍵情報と履歴指定操作により指定された両替機20の履歴情報(指定履歴情報)に含まれる時刻情報に対応する時刻情報とを含む鍵管理機30の履歴情報(この例では鍵使用履歴情報と鍵返却履歴情報)を関連履歴情報として検出する。
この例では、履歴制御部60は、関連履歴処理において以下の動作を行う。まず、履歴制御部60は、指定履歴情報である両替機20の履歴情報に含まれる時刻情報に示された時刻(この例では両替機20の第104番目の履歴情報に含まれる時刻情報に示された時刻である2016/09/09の15:11)を基準時刻として取得する。そして、履歴制御部60は、鍵管理機30に関する履歴情報群の中から、履歴指定操作の対象となる両替機20に対応する両替機鍵(すなわち履歴指定操作の対象となる両替機20を解錠可能な両替機鍵)を示した鍵情報を含む鍵管理機30の履歴情報(鍵使用履歴情報および鍵返却履歴情報)を検出し、その検出された鍵管理機30の履歴情報の中から、基準時刻との時刻差(絶対値)が予め定められた時刻差閾値を下回る時刻(または時刻差閾値と同一となる時刻)を示した時刻情報を含む鍵管理機30の履歴情報(鍵使用履歴情報および鍵返却履歴情報)を関連履歴情報として検出する。なお、時刻差閾値は、例えば、両替機20と鍵管理機30との間の移動に要する時間と両替機20において両替機鍵を用いる処理(異常解消や装填処理など)に要する時間とに応じた時間(例えば15分)に設定されている。この例では、図7に示された鍵管理機30に関する履歴情報群の中から第103番目と第108番目の履歴情報が関連履歴情報として検出される。
《履歴検索結果の表示》
次に、履歴制御部60は、鍵管理機履歴表示画面(図18参照)を表示部502に表示させる。鍵管理機履歴表示画面には、関連履歴検索処理により検出された関連履歴情報である鍵管理機30の履歴情報の一部または全部が掲載されている。図18に示すように、この例では、鍵管理機履歴表示画面の履歴表示欄において、鍵管理機30の第103番目の履歴情報(鍵使用履歴情報)が第1段目に掲載され、鍵管理機30の第108番目の履歴情報(鍵返却履歴情報)が第2段目に掲載されている。
また、図18に示すように、鍵管理機履歴表示画面に掲載された鍵管理機30の履歴情報のうち少なくとも1つには、その鍵管理機30の履歴情報に対応する両替機20の履歴情報(関連履歴情報)を表示させるための参照アイコン(図18において「参照」と記載されたアイコン)が対応付けられている。この例では、鍵管理機履歴表示画面に掲載された鍵管理機30の履歴情報のうち第1段目に掲載された鍵管理機30の履歴情報(鍵使用履歴情報)と第2段目に掲載された鍵管理機30の履歴情報(鍵返却履歴情報)に参照アイコンが対応付けられている。
そして、操作者は、表示部502に表示された鍵管理機履歴表示画面(図18参照)を参照して、操作者により指定された両替機20の履歴情報に対応する鍵管理機30の履歴情報を確認することができる。これにより、操作者は、両替機20の装填処理が行われたときに両替機鍵が山田太郎(操作者ID:001)によって取り出されていたことを一目で確認することができる。
《履歴検索結果の表示の変形例》
なお、関連履歴検索処理において、鍵管理機30に関する履歴情報群の中から鍵管理機30の鍵使用履歴情報および鍵返却履歴情報ではない他の履歴情報(例えばログインや開閉扉の開閉に関する履歴情報)が関連履歴情報として検出されてもよい。すなわち、履歴制御部60は、関連履歴検索処理において、複数の処理装置10のうち鍵管理機30に関する履歴情報群の中から、履歴指定操作により指定された両替機20の履歴情報(指定履歴情報)に含まれる時刻情報に対応する時刻情報を含む鍵管理機30の履歴情報を関連履歴情報として検出するように構成されていてもよい。このように構成した場合、例えば、関連履歴検索処理において、図7に示された鍵管理機30に関する履歴情報群の中から第101番目〜第110番目の履歴情報が関連履歴情報として検出され、図19に示すように、鍵管理機履歴表示画面の履歴表示欄において、鍵管理機30の第101番目〜第110番目の履歴情報が第1段目〜第10段目に掲載される。すなわち、図19に示した鍵管理機履歴表示画面の履歴表示欄には、鍵の抜き取りおよび戻し入れに関する履歴情報だけでなく、鍵管理機30のログインや扉の開閉に関する履歴情報も掲載されていてもよい。
また、履歴制御部60は、関連画像検索処理を行うように構成されていてもよい。関連画像検索処理では、履歴制御部60は、鍵管理機30の近傍に設けられた監視カメラ51aに関する履歴情報群の中から、関連履歴情報である鍵管理機30の履歴情報に含まれる動作条件情報に対応する動作条件を含む監視カメラ51aの履歴情報を検出するように構成されていてもよい。具体的には、履歴制御部60は、関連画像検索処理において、関連履歴情報である鍵管理機30の履歴情報に含まれる時刻情報に示された時刻を基準時刻として取得し、監視カメラ51aに関する履歴情報群の中から、基準時刻との時刻差が予め定められた時刻差許容値を下回る時刻(または時間差許容値と同一となる時刻)を示した時刻情報に含まれる監視カメラ51aの履歴情報を検出するように構成されていてもよい。なお、時刻差許容値は、例えば、同時に行われたとみなすことができる鍵管理機30における動作の時刻と監視カメラ51aにおける撮像の時刻との時刻差(例えば10秒)に設定されている。
そして、図19に示すように、鍵管理機履歴表示画面に掲載された鍵管理機30の履歴情報のうち少なくとも1つには、その鍵管理機30の履歴情報に対応する監視カメラ51aの履歴情報(関連画像検索処理において検出された監視カメラ51aの履歴情報)に含まれる画像情報を表示させるための参照アイコン(図19において「カメラ画像」と記載された列に設けられて「参照」と記載されたアイコン)が対応付けられていてもよい。このように、履歴制御部60は、関連履歴情報である鍵管理機30の履歴情報に対応する監視カメラ51aの履歴情報に含まれる画像情報を表示部502に表示させるように構成されていてもよい。このように構成することにより、例えば、図19に示された鍵管理機履歴表示画面の履歴表示欄において第1段目の履歴情報に対応する参照アイコンが選択されると、鍵管理機30においてログインが行われたときの撮像画像(すなわち図9に示された監視カメラ51aの第101番目の履歴情報の「画像No.101」)が表示される。これにより、操作者は、データ上の鍵管理機30の操作者である山田太郎(操作者ID:001)が本当にログインしていたか否か(鍵管理機30の操作者が山田太郎になりすまして鍵管理機30にログインしていたか否か)を確認することができる。
〔履歴情報の検索:鍵管理機の履歴から両替機および出納機の履歴を検索〕
次に、図20〜図25を参照して、鍵管理機30の履歴情報から両替機20の履歴情報と出納機40の履歴情報を検索する処理について説明する。ここでは、図7に示された鍵管理機30に関する履歴情報群の中から第103番目の履歴情報が指定され、図6に示された両替機20に関する履歴情報群の中から鍵管理機30の第103番目の履歴情報(両替機鍵の抜き取り)に関連する両替機20の第104番目の履歴情報(装填処理)が検出され、その後、両替機20の第104番目の履歴情報が指定され、図8に示された出納機40に関する履歴情報群の中から両替機20の第104番目の履歴情報(装填処理)に対応する出納機40の第101番目の履歴情報(出金処理)が検出される場合を例に挙げて説明する。
《鍵管理機に関する履歴情報の絞り込み》
まず、履歴制御部60は、操作者による操作に応答して鍵管理機履歴検索画面(図20参照)を表示部502に表示させる。この例では、履歴検索の対象を「2016年9月9日の0:00〜23:59」に含まれる時刻を示した時刻情報を含む鍵管理機30の履歴情報に絞り込むための条件を鍵管理機履歴検索画面に入力するための操作が操作部501に与えられる。また、履歴検索の対象を「両替機」に対応する鍵情報を含む鍵管理機30の履歴情報に絞り込むための条件を入力するための操作(具体的には、両替機のみ検索したい場合にチェックされるチェックボックスにチェックを入れるための操作)が操作部501に与えられる。その後、鍵管理機履歴検索画面に設けられた検索アイコンを選択するための操作が操作部501に与えられる。
《鍵管理機に関する履歴情報の絞り込み結果の表示》
次に、履歴制御部60は、鍵管理機30に関する履歴情報群に対して絞り込み処理を行う。絞り込み処理では、履歴制御部60は、鍵管理機30に関する履歴情報群の中から鍵管理機履歴検索画面(図20参照)に入力された条件を満たす鍵管理機30の履歴情報を検出する。そして、履歴制御部60は、鍵管理機履歴表示画面(図21参照)を表示部502に表示させる。この例では、図7に示された鍵管理機30に関する履歴情報群のうち第103番目と第108番目の履歴情報が絞り込み処理により検出され、鍵管理機履歴表示画面の履歴表示欄において、鍵管理機30の第103番目の履歴情報が第1段目に掲載され、鍵管理機30の第108番目の履歴情報が第2段目に掲載されている。また、この例では、鍵管理機履歴表示画面に掲載された鍵管理機30の履歴情報のうち第1段目に掲載された鍵管理機30の履歴情報(鍵31の取り出しに関する鍵使用履歴情報)と第2段目に掲載された鍵管理機30の履歴情報(鍵返却履歴情報)に参照アイコンが対応付けられている。
《鍵管理機の履歴情報に対応する両替機の履歴情報の検出》
履歴制御部60は、図21に示された鍵管理機履歴表示画面においていずれかの参照アイコンを選択するための操作(履歴指定操作)が操作部501に与えられると、その参照アイコンに対応付けられた鍵管理機30の履歴情報に基づいて第1関連履歴検索処理を行う。この例では、鍵管理機履歴表示画面に掲載された鍵管理機30の履歴情報のうち第1段目に掲載された鍵管理機30の履歴情報(鍵使用履歴情報)に対応付けられた参照アイコンを選択するための操作が操作部501に与えられ、履歴制御部60は、第1段目に掲載された鍵管理機30の履歴情報(鍵使用履歴情報)に基づいて第1関連履歴検索処理を行う。この第1関連履歴検索処理では、履歴制御部60は、複数の処理装置10のうち鍵管理機30の鍵使用履歴情報(鍵管理機履歴表示画面において選択された参照アイコンに対応付けられた鍵使用履歴情報)に含まれる鍵情報に対応する両替機20に関する履歴情報群の中から、その鍵使用履歴情報(履歴指定操作により指定された指定履歴情報)に含まれる時刻情報に対応する時刻情報を含む両替機20の履歴情報を関連履歴情報として検出する。具体的には、履歴制御部60は、両替機20に関する履歴情報群の中から、履歴指定操作により指定された指定履歴情報に含まれる時刻情報に示された時刻(この例では図7の鍵管理機30の第103番目の履歴情報に含まれる時刻情報に示された時刻である2016/09/09の15:00)以降の時刻を示した時刻情報を含む両替機20の履歴情報(この例では図6に示した両替機20の第101番目〜第104番目の履歴情報(装填処理に関する履歴情報))を関連履歴情報として検出する。
《履歴検索結果(両替機履歴)の表示》
次に、履歴制御部60は、両替機ジャーナル表示画面(図22参照)を表示部502にポップアップ表示させる。両替機ジャーナル表示画面には、履歴指定操作により指定された指定履歴情報である鍵管理機30の履歴情報の一部または全部と、第1関連履歴検索処理により検出された関連履歴情報である両替機20の履歴情報の一部または全部が掲載されている。図22に示すように、この例では、両替機ジャーナル表示画面の鍵管理機履歴欄に、図7に示された鍵管理機30の第103番目の履歴情報に含まれる時刻情報と操作者情報が掲載され、両替機ジャーナル表示画面の両替機履歴欄に、図6に示された両替機20の第104番目の履歴情報(装填金額確認に関する履歴情報)に含まれる動作種別情報と時刻情報と金額情報が掲載されている。
また、図22に示すように、両替機ジャーナル表示画面には、両替機ジャーナル表示画面を閉じて両替機ジャーナル表示画面に掲載された両替機20の履歴情報に対応する出納機40の履歴情報を表示させるための追跡検索アイコン(図22において「追跡検索」と記載されたアイコン)が設けられている。
《両替機の履歴情報に対応する出納機の履歴情報の検出》
次に、履歴制御部60は、図22に示された両替機ジャーナル表示画面において追跡検索アイコンを選択するための操作(履歴指定操作)が操作部501に与えられると、両替機ジャーナル表示画面に掲載された両替機20の履歴情報に基づいて第2関連履歴検索処理を行う。第2関連履歴検索処理では、履歴制御部60は、複数の処理装置10のうち出納機40に関する履歴情報群の中から、両替機ジャーナル表示画面に掲載された両替機20の履歴情報(履歴指定操作により指定された指定履歴情報)に含まれる時刻情報に対応する時刻情報を含む出納機40の履歴情報を関連履歴情報として検出する。具体的には、履歴制御部60は、出納機40に関する履歴情報群の中から、履歴指定操作により指定された指定履歴情報に含まれる時刻情報に示された時刻(この例では図6の両替機20の第104番目の履歴情報に含まれる時刻情報に示された時刻である2016/09/09の15:11)よりも早い時刻を示した時刻情報を含む出納機40の履歴情報(この例では図8に示した出納機40の第101番目の履歴情報(出金処理に関連する履歴情報))を関連履歴情報として検出する。
《履歴検索結果(出納機)の表示》
次に、履歴制御部60は、出納機履歴表示画面(図23参照)を表示部502に表示させる。図23に示すように、出納機履歴表示画面は、第2関連履歴検索処理により検出された出納機40の履歴情報の中から任意の履歴情報を操作者に指定させるための画面である。出納機履歴表示画面には、第2関連履歴検索処理により検出された出納機40の履歴情報の一部または全部が掲載されている。図23に示すように、この例では、出納機履歴表示画面の処理結果表示欄に、出納機40の第101番目の履歴情報(出金処理に関する履歴情報)に含まれる動作種別情報と時刻情報が掲載されている。
また、図23に示すように、出納機履歴表示画面に掲載された出納機40の履歴情報のうち少なくとも1つ(この例では出金処理に関する履歴情報)には、その出納機40の履歴情報の詳細を表示させるための表示アイコン(図23において「表示」と記載されたアイコン)が対応付けられている。
《出納機に関する履歴情報の表示》
次に、履歴制御部60は、図23に示された出納機履歴表示画面において表示アイコンを選択するための操作が操作部501に与えられると、出納機履歴詳細画面(図24参照)を表示部502に表示させる。図23に示すように、出納機履歴詳細画面には、出納機履歴表示画面において選択された表示アイコンに対応付けられた出納機40の履歴情報が掲載されている。この例では、出納機履歴詳細画面には、図8に示された出納機40に関する履歴情報群のうち第101番目の履歴情報(出金処理に関する履歴情報)に含まれる動作種別情報と時刻情報と金額情報が掲載されている。
また、図24に示すように、出納機履歴詳細画面には、出納機履歴詳細画面に掲載された出納機40の履歴情報に対応する鍵管理機30の履歴情報(関連履歴情報)を表示させるための鍵使用履歴アイコン(図24において「鍵使用履歴」と記載されたアイコン)が設けられている。
そして、操作者は、表示部502に表示された出納機履歴表示画面(図23参照)または出納機履歴詳細画面(図24参照)を参照して、操作者により指定された両替機20の履歴情報に対応する出納機40の履歴情報を確認することができる。これにより、操作者は、2016/09/09の15:11に両替機20に装填された貨幣が2016/09/09の15:00に山田太郎(操作者ID:001)によって出納機40から出金された貨幣であることを容易に確認することができる。
《履歴検索結果(両替機と出納機)の表示》
なお、履歴制御部60は、操作部501に与えられた操作者による操作に応答して、ジャーナル表示画面(図25参照)を表示部502に表示させるように構成されていてもよい。ジャーナル表示画面には、第2関連履歴検索処理における指定履歴情報である両替機20の履歴情報と、第2関連履歴処理における関連履歴情報である出納機40の履歴情報とが掲載されている。この例では、ジャーナル表示画面の右欄に、図6に示された両替機20の第104番目の履歴情報(装填金額確認に関する履歴情報)に含まれる動作種別情報と時刻情報と金額情報が掲載され、ジャーナル表示画面の左欄に、図8に示された出納機40の第101番目の履歴情報(出金処理に関する履歴情報)に含まれる動作種別情報と時刻情報と金額情報が掲載されている。このように、履歴制御部60は、指定履歴情報である両替機20の履歴情報と関連履歴情報である出納機40の履歴情報とを表示部502に並べて表示させるように構成されていてもよい。このように構成することにより、操作者は、2つの履歴情報(指定履歴情報と関連履歴情報)を一目で確認(または比較)することができる。
《関連履歴検索処理の変形例》
なお、履歴制御部60は、第2関連履歴検索処理(両替機20の履歴情報から出納機40の履歴情報を検索する処理)において、複数の処理装置10のうち出納機40に関する履歴情報群の中から、両替機履歴詳細画面に履歴情報が掲載された両替機20の履歴情報(履歴指定操作により指定された指定履歴情報)に含まれる時刻情報および金額情報に対応する時刻情報および金額情報を含む出納機40の履歴情報を関連履歴情報として検出するように構成されていてもよい。
具体的には、履歴制御部60は、指定履歴情報である両替機20の履歴情報に含まれる時刻情報に示された時刻(この例では図6の両替機20の第104番目の履歴情報に含まれる時刻情報に示された時刻である2016/09/09の15:11)を基準時刻として取得し、指定履歴情報である両替機20の履歴情報に含まれる金額情報に示された貨幣の金額(この例では図6の両替機20の第104番目の履歴情報に含まれる金額情報に示された貨幣の金額である500円硬貨1枚と100円硬貨10枚)を基準金額として取得し、出納機40に関する履歴情報群の中から、基準時刻との時刻差(絶対値)が予め定められた時刻差閾値を下回る時刻(または時刻差閾値と同一となる時刻)を示した時刻情報を含み且つ基準金額との金額差(絶対値)が予め定められた金額差閾値を下回る金額(または金額差閾値と同一となる時刻)を含む出納機40の履歴情報(この例では図8に示した出納機40の第101番目の履歴情報)を関連履歴情報として検出するように構成されていてもよい。なお、時刻差閾値は、例えば、両替機20と出納機40との間の移動に要する時間と両替機20および出納機40が連携して行う処理(出納機40から出金された貨幣を両替機20に装填する処理)に要する時間とに応じた時間(例えば15分)に設定されている。このように、時刻情報だけでなく、金額情報や場合によっては動作種別情報に基づいて履歴情報を検索することにより、適正な履歴情報を精度よく抽出することができる。
〔実施形態による効果〕
以上のように、この実施形態では、履歴制御部60は、検索条件を指定する操作が操作部501に与えられると、複数の処理装置10の動作にそれぞれ関する複数の履歴情報群の中から検索条件に合致する履歴情報を検出するように構成されている。このような構成により、検索条件に基づいて所望の履歴情報を検出することができる。これにより、履歴検索に要する操作者の負担を軽減することができる。
また、検索条件は、処理装置10において動作が行われた時刻を特定するための時刻情報と、処理装置10を操作した操作者を特定するための操作者情報と、処理装置10において処理された貨幣の金額を特定するための金額情報と、処理装置10を特定するための装置情報のうち少なくとも1つに関する条件が含まれている。このような構成により、時刻情報と操作者情報と金額情報と装置情報のうち少なくとも1つに基づいて所望の履歴情報を検出することができる。これにより、履歴検索に要する操作者の負担を軽減することができる。
また、この例では、履歴制御部60は、複数の処理装置10のうち任意の処理装置10に関する履歴情報群の中から任意の履歴情報を指定履歴情報として指定する履歴指定操作が操作部501に与えられると、複数の処理装置10のうち履歴指定操作の対象となる処理装置10を除く他の処理装置に関する他の履歴情報群の中から指定履歴情報に含まれる動作条件情報に対応する動作条件情報を含む他の履歴情報を関連履歴情報として検出するように構成されている。このような構成により、処理装置10において動作が行われたときの動作条件に基づいて、操作者により指定された処理装置10の履歴情報(指定履歴情報)に対応する他の処理装置10の履歴情報(関連履歴情報)を検出することができる。これにより、履歴検索に要する操作者の負担を軽減することができる。
また、動作条件情報は、その動作条件情報に対応付けられた動作種別情報に示された動作が行われた時刻を特定するための時刻情報を含んでいる。そのため、処理装置10において動作が行われた時刻に基づいて、操作者により指定された処理装置10の履歴情報(指定履歴情報)に対応する他の処理装置10の履歴情報(関連履歴情報)を検出することができる。例えば、指定履歴情報に含まれる時刻情報に示された時刻との時刻差(絶対値)が所定の時刻差を下回る時刻を示した時刻情報を含む関連履歴情報を検出することができる。これにより、履歴検索に要する操作者の負担を軽減することができる。
また、動作条件情報は、その動作条件情報に対応付けられた動作種別情報に示された動作が行われるように処理装置10を操作した操作者を特定するための操作者情報を含んでいる。そのため、処理装置10を操作した操作者に基づいて、操作者により指定された処理装置10の履歴情報(指定履歴情報)に対応する他の処理装置10の履歴情報(関連履歴情報)を検出することができる。例えば、指定履歴情報に含まれる操作者情報に示された操作者と同一の操作者(または関連のある操作者)を示した操作者情報を含む関連履歴情報を検出することができる。これにより、履歴検索に要する操作者の負担を軽減することができる。
また、動作条件情報は、その動作条件情報に対応付けられた動作種別情報に示された動作により処理された貨幣の金額を特定するための金額情報を含んでいる。そのため、処理装置10の動作により処理された貨幣の金額に基づいて、操作者により指定された処理装置10の履歴情報(指定履歴情報)に対応する他の処理装置10の履歴情報(関連履歴情報)を検出することができる。例えば、指定履歴情報に含まれる金額情報に示された金額との金額差が所定の金額差を下回る金額を示した金額情報を含む関連履歴情報を検出することができる。これにより、履歴検索に要する操作者の負担を軽減することができる。
複数の処理装置10のうち少なくとも1つ(この例では鍵管理機30と出納機40)は、処理装置10を操作する操作者を特定するための操作者情報を取得して操作者を認証する認証処理を行うように構成されている。そして、複数の処理装置10のうち認証処理を行うように構成された処理装置10(この例では鍵管理機30と出納機40)に関する履歴情報群の履歴情報に含まれる動作条件情報は、認証処理において取得された操作者情報を含んでいる。このような構成により、認証処理を行うように構成された処理装置10に関する履歴情報群の履歴情報に含まれる操作者情報に基づいて処理装置10の操作者を特定することができる。
また、履歴制御部60は、監視カメラ51に関する履歴情報群の中から関連履歴情報(操作者により指定された処理装置10の履歴情報に対応する他の処理装置10の履歴情報)に含まれる動作条件情報に対応する動作条件を含む履歴情報を検出するように構成されている。このような構成により、処理装置10において動作が行われたときの動作条件に基づいて、関連履歴情報(操作者により指定された処理装置10の履歴情報に対応する他の処理装置10の履歴情報)に対応する監視カメラ51の履歴情報を検出することができる。これにより、履歴検索に要する操作者の負担を軽減することができる。
また、この例では、鍵管理機30に関する履歴情報群は、鍵31の取り出しに関する履歴情報(鍵使用履歴情報)を含んでいる。鍵使用履歴情報において、動作種別情報は、鍵管理機30から鍵31が取り出されたという動作を示し、動作条件情報は、鍵管理機30から鍵31が取り出された時刻を特定するための時刻情報と、鍵管理機30から取り出された鍵31を特定するための鍵情報と、鍵管理機30から鍵31を取り出した操作者を特定するための操作者情報とを含んでいる。このような構成により、両替機20の履歴情報に含まれる時刻情報と鍵管理機30の鍵使用履歴情報に含まれる鍵情報および時刻情報とに基づいて、両替機20の解錠履歴情報および鍵管理機30の鍵使用履歴情報のうち一方の履歴情報(指定履歴情報)から他方の履歴情報(関連履歴情報)を検出することができる。これにより、履歴検索に要する操作者の負担を軽減することができる。
具体的には、この例では、履歴制御部60は、複数の処理装置10のうち鍵管理機30に関する履歴情報群の中から任意の鍵使用履歴情報を指定履歴情報として指定するための履歴指定操作が操作部501に与えられると、複数の処理装置10のうち鍵使用履歴情報に含まれる鍵情報に対応する両替機20(貨幣処理機)に関する履歴情報群の中から鍵使用履歴情報に含まれる時刻情報に対応する時刻情報を含む解錠履歴情報を関連履歴情報として検出するように構成されている。このような構成により、両替機20(貨幣処理機)の履歴情報に含まれる時刻情報と鍵管理機30の鍵使用履歴情報に含まれる鍵情報および時刻情報とに基づいて、鍵管理機30の鍵使用履歴情報から両替機20の解錠履歴情報を検出することができる。これにより、履歴検索に要する操作者の負担を軽減することができる。
また、この例では、履歴制御部60は、複数の処理装置10のうち両替機20(貨幣処理機)に関する履歴情報群の中から任意の履歴情報を指定履歴情報として指定するための履歴指定操作が操作部501に与えられると、複数の処理装置10のうち鍵管理機30に関する履歴情報群の中から履歴指定操作の対象となる両替機20(貨幣処理機)に対応する鍵情報と履歴指定操作により指定された履歴情報に含まれる時刻情報に対応する時刻情報とを含む鍵使用履歴情報を関連履歴情報として検出するように構成されている。このような構成により、両替機20(貨幣処理機)の履歴情報に含まれる時刻情報と鍵管理機30の鍵使用履歴情報に含まれる鍵情報および時刻情報とに基づいて、両替機20の解錠履歴情報(指定履歴情報)から鍵管理機30の鍵使用履歴情報(関連履歴情報)を検出することができる。これにより、履歴検索に要する操作者の負担を軽減することができる。
また、この例では、履歴制御部60は、指定履歴情報と関連履歴情報とを表示部502に並べて表示させるように構成されている。このような構成により、指定履歴情報と関連履歴情報とを表示して比較させることができる。
(その他の実施形態)
なお、以上の説明では、履歴制御部60が関連装置情報を用いて履歴情報の検索を行う場合を例に挙げたが、履歴制御部60は、関連装置情報を用いずに、検索条件に合致する履歴情報を検出するように構成されていてもよい。例えば、履歴制御部60は、処理装置10において動作が行われた時刻を特定するための時刻情報と処理装置10を操作した操作者を特定するための操作者情報と処理装置10において処理された貨幣の金額を特定するための金額情報のうち少なくとも1つと、処理装置10を特定するための装置情報とを指定するための操作(操作者による操作)が操作部501に与えられると、複数の処理装置10の動作にそれぞれ関する複数の履歴情報群の中からそれらの情報(時刻情報と操作者情報と金額情報の少なくとも1つと装置情報)に合致する履歴情報を検出するように構成されていてもよい。
また、管理コンピュータ50には、履歴制御部60による検索結果を示したジャーナル(紙)を発行するジャーナル発行部(プリンタ)が設けられていてもよい。また、履歴制御部60による検索結果を示したジャーナルは、両替機20のジャーナル発行部212(図2参照)から発行されてもよいし、鍵管理機30のジャーナル発行部313(図3参照)から発行されてもよいし、出納機40のジャーナル発行部413(図4参照)から発行されてもよい。また、履歴制御部60による検索結果は、管理コンピュータ50の通信部503(図5参照)を経由してタブレット端末2やスマートフォン3などの機器や管理センター(図示を省略)に送信されてもよい。
また、以上の説明では、履歴制御部60が複数の処理装置10の各々から履歴情報群を取得して管理コンピュータ50の記憶部504に記憶する場合を例に挙げたが、履歴制御部60は、履歴指定操作が操作部501に与えられた後に、複数の処理装置10のうち対象となる処理装置10から履歴情報群を取得して関連履歴検索処理を行うように構成されていてもよい。
また、以上の説明では、履歴制御部60が管理コンピュータ50(管理装置)に含まれている場合を例に挙げたが、履歴制御部60は、タブレット端末2やスマートフォン3などの機器(管理装置)に含まれていてもよいし、複数の処理装置10(具体的には両替機制御部220と鍵管理機制御部320と出納機制御部420)のうち少なくとも1つに含まれていてもよい。
また、以上の説明では、管理コンピュータ50に設けられた操作部501に履歴検索に関する操作(例えば履歴指定操作など)が与えられる場合を例に挙げたが、履歴検索に関する操作が与えられる操作部は、タブレット端末2やスマートフォン3などの機器に設けられた操作部(または操作部と表示部とが一体となった操作表示部)であってもよいし、複数の処理装置10に設けられた操作部(具体的には両替機20の操作表示部211や鍵管理機30の操作表示部311や出納機40の操作表示部411など)であってもよい。
また、以上の説明では、管理コンピュータ50に設けられた表示部502に履歴検索に関する表示(例えば関連履歴情報の表示など)を行わせる場合を例に挙げたが、履歴検索に関する表示を行う表示部は、タブレット端末2やスマートフォン3などの機器に設けられた表示部(または操作部と表示部とが一体となった操作表示部)であってもよいし、複数の処理装置10に設けられた表示部(具体的には両替機20の操作表示部211や鍵管理機30の操作表示部311や出納機40の操作表示部411など)であってもよい。
なお、以上の実施形態を適宜組み合わせて実施してもよい。以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、ここに開示する技術、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、ここに開示する技術は、貨幣処理機を含む複数の処理装置を備えた処理システムに有用である。
1 処理システム
2 タブレット端末
3 スマートフォン
10 処理装置
20 両替機
30 鍵管理機
31 鍵
40 出納機
50 管理コンピュータ
51 監視カメラ
60 履歴制御部
501 操作部
502 表示部
503 通信部
504 記憶部
505 制御部

Claims (15)

  1. 少なくとも1つが貨幣処理機を構成する複数の処理装置と、
    操作者による操作が与えられる操作部と、
    検索条件を指定する操作が前記操作部に与えられると、前記複数の処理装置の動作にそれぞれ関する複数の履歴情報群の中から該検索条件に合致する履歴情報を検出する履歴制御部とを備え
    前記履歴制御部は、前記複数の履歴情報群の中から任意の処理装置の履歴情報を指定する操作が前記操作部に与えられると、該処理装置の履歴情報に対応する他の処理装置の履歴情報を前記複数の履歴情報群の中から検出する
    ことを特徴とする処理システム。
  2. 請求項1において、
    前記検索条件は、前記処理装置において動作が行われた時刻を特定するための時刻情報と、該処理装置を操作した操作者を特定するための操作者情報と、該処理装置において処理された貨幣の金額を特定するための金額情報と、該処理装置を特定するための装置情報のうち少なくとも1つに関する条件を含んでいる
    ことを特徴とする処理システム。
  3. 少なくとも1つが貨幣処理機を構成する複数の処理装置と、
    操作者による操作が与えられる操作部と、
    検索条件を指定する操作が前記操作部に与えられると、前記複数の処理装置の動作にそれぞれ関する複数の履歴情報群の中から該検索条件に合致する履歴情報を検出する履歴制御部とを備え、
    前記複数の処理装置の動作にそれぞれ関する複数の履歴情報群の各々では、該処理装置において行われた動作を示した動作種別情報と、該動作が行われたときの動作条件を特定するための動作条件情報とが対応付けられており、
    前記履歴制御部は、前記複数の処理装置のうち任意の処理装置に関する履歴情報群の中から任意の履歴情報を指定履歴情報として指定する履歴指定操作が前記操作部に与えられると、該複数の処理装置のうち該履歴指定操作の対象となる処理装置を除く他の処理装置に関する他の履歴情報群の中から該指定履歴情報に含まれる動作条件情報に対応する動作条件情報を含む他の履歴情報を関連履歴情報として検出する
    ことを特徴とする処理システム。
  4. 請求項3において、
    前記動作条件情報は、該動作条件情報に対応付けられた前記動作種別情報に示された動作が行われた時刻を特定するための時刻情報を含んでいる
    ことを特徴とする処理システム。
  5. 請求項3または4において、
    前記動作条件情報は、該動作条件情報に対応付けられた前記動作種別情報に示された動作が行われるように前記処理装置を操作した操作者を特定するための操作者情報を含んでいる
    ことを特徴とする処理システム。
  6. 請求項3〜5のいずれか1項において、
    前記動作条件情報は、該動作条件情報に対応付けられた前記動作種別情報に示された動作により処理された貨幣の金額を特定するための金額情報を含んでいる
    ことを特徴とする処理システム。
  7. 請求項3において、
    前記複数の処理装置のうち少なくとも1つは、該処理装置を操作する操作者を特定するための操作者情報を取得して該操作者を認証する認証処理を行うように構成され、
    前記複数の処理装置のうち前記認証処理を行うように構成された処理装置に関する履歴情報群の履歴情報に含まれる動作条件情報は、該認証処理において取得された操作者情報を含んでいる
    ことを特徴とする処理システム。
  8. 請求項3において、
    前記複数の処理装置は、鍵により解錠可能に構成されて貨幣を処理する貨幣処理機と、該貨幣処理機を解錠可能な鍵を管理する鍵管理機とを含み、
    前記鍵管理機に関する履歴情報群は、前記鍵の取り出しに関する履歴情報である鍵使用履歴情報を含み、
    前記鍵使用履歴情報に含まれる前記動作種別情報は、前記鍵管理機から前記鍵が取り出されたという動作を示し、該鍵使用履歴情報に含まれる前記動作条件情報は、該鍵管理機から該鍵が取り出された時刻を特定するための時刻情報と、該鍵管理機から取り出された該鍵を特定するための鍵情報と、該鍵管理機から該鍵を取り出した操作者を特定するための操作者情報とを含んでいる
    ことを特徴とする処理システム。
  9. 請求項8において、
    前記履歴制御部は、前記複数の処理装置のうち前記鍵管理機に関する履歴情報群の中から任意の鍵使用履歴情報を前記指定履歴情報として指定するための履歴指定操作が前記操作部に与えられると、前記複数の処理装置のうち該鍵使用履歴情報に含まれる鍵情報に対応する貨幣処理機に関する履歴情報群の中から該鍵使用履歴情報に含まれる時刻情報に対応する時刻情報を含む履歴情報を前記関連履歴情報として検出する
    ことを特徴とする処理システム。
  10. 請求項8または9において、
    前記履歴制御部は、前記複数の処理装置のうち前記貨幣処理機に関する履歴情報群の中から任意の履歴情報を前記指定履歴情報として指定するための履歴指定操作が前記操作部に与えられると、前記複数の処理装置のうち前記鍵管理機に関する履歴情報群の中から該履歴指定操作の対象となる該貨幣処理機に対応する鍵情報と該履歴指定操作により指定された履歴情報に含まれる時刻情報に対応する時刻情報とを含む鍵使用履歴情報を前記関連履歴情報として検出する
    ことを特徴とする処理システム。
  11. 請求項3〜10のいずれか1項において、
    前記複数の処理装置のうち少なくとも1つの近傍には、該処理装置を操作する操作者を撮像するように構成された撮像装置が設けられ、
    前記履歴制御部は、前記撮像装置において行われた動作を示した動作種別情報と該動作が行われたときの動作条件を特定するための動作条件情報と該動作により取得された撮像画像を示した画像情報とが対応付けられた履歴情報群を取得し、該撮像装置に関する履歴情報群の中から前記関連履歴情報に含まれる動作条件情報に対応する動作条件を含む履歴情報を検出する
    ことを特徴とする処理システム。
  12. 請求項3〜11のいずれか1項において、
    表示部を備え、
    前記履歴制御部は、前記指定履歴情報と前記関連履歴情報とを前記表示部に並べて表示させる
    ことを特徴とする処理システム。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項において、
    前記複数の処理装置から情報を取得する管理装置を備え、
    前記履歴制御部は、前記管理装置に含まれている
    ことを特徴とする処理システム。
  14. 請求項1〜12のいずれか1項において、
    前記履歴制御部は、前記複数の処理装置のうち少なくとも1つの処理装置に含まれている
    ことを特徴とする処理システム。
  15. 少なくとも1つが貨幣処理機を構成する複数の処理装置から情報を取得する管理装置であって、
    操作者による操作が与えられる操作部と、
    検索条件を指定する操作が前記操作部に与えられると、前記複数の処理装置の動作にそれぞれ関する複数の履歴情報群の中から該検索条件に合致する履歴情報を検出する履歴制御部とを備え
    前記履歴制御部は、前記複数の履歴情報群の中から任意の処理装置の履歴情報を指定する操作が前記操作部に与えられると、該処理装置の履歴情報に対応する他の処理装置の履歴情報を前記複数の履歴情報群の中から検出する
    ことを特徴とする管理装置。
JP2017057006A 2017-03-23 2017-03-23 処理システムおよび管理装置 Active JP6869067B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017057006A JP6869067B2 (ja) 2017-03-23 2017-03-23 処理システムおよび管理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017057006A JP6869067B2 (ja) 2017-03-23 2017-03-23 処理システムおよび管理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018160099A JP2018160099A (ja) 2018-10-11
JP6869067B2 true JP6869067B2 (ja) 2021-05-12

Family

ID=63795136

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017057006A Active JP6869067B2 (ja) 2017-03-23 2017-03-23 処理システムおよび管理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6869067B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7138949B2 (ja) * 2020-02-06 2022-09-20 旭精工株式会社 両替機管理システム

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1139539A (ja) * 1997-07-16 1999-02-12 Toshiba Corp 現金処理装置および現金処理システム
US6390367B1 (en) * 1999-06-29 2002-05-21 Ncr Corporation Fraud prevention arrangement
JP2010072989A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Oki Electric Ind Co Ltd 電子化ジャーナルと映像の統合管理システム
JP2010206364A (ja) * 2009-03-02 2010-09-16 Mitsubishi Electric Corp 画像監視システム
JP5395462B2 (ja) * 2009-03-02 2014-01-22 グローリー株式会社 鍵管理装置および鍵管理システム
JP6003406B2 (ja) * 2012-08-30 2016-10-05 沖電気工業株式会社 自動取引装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018160099A (ja) 2018-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7046710B2 (ja) 有価媒体処理装置
JP4294690B2 (ja) 貨幣入出金機
JP2011258133A (ja) 紙幣処理装置
JP2015230673A (ja) 貨幣処理装置、貨幣処理システム及び貨幣処理装置における解錠方法
JP5717542B2 (ja) 貨幣管理システム
JP6291905B2 (ja) 金銭処理装置
JP2009139980A (ja) 現金自動取引装置
JP6869067B2 (ja) 処理システムおよび管理装置
JP2016027455A (ja) 貨幣収集システム及び貨幣収集方法
JP2012062690A (ja) 鍵管理装置および鍵管理方法
JP5865962B2 (ja) カセット収容装置
JP4909579B2 (ja) 遊技店舗内現金管理システム
JP6797016B2 (ja) 貨幣処理装置、貨幣処理システムおよび貨幣処理方法
JP6979310B2 (ja) 貨幣処理装置、貨幣処理システム及び貨幣処理方法
JP6822190B2 (ja) 現金処理装置
JP6476665B2 (ja) 現金処理装置
JP7393776B2 (ja) 重要物管理装置
JP6878223B2 (ja) 貨幣処理システム、貨幣処理装置、鍵管理装置及び貨幣処理方法
JP2019215833A (ja) 貨幣処理システム、貨幣処理装置および貨幣処理方法
JP7533159B2 (ja) 貨幣処理装置、および貨幣処理方法
JPWO2019098061A1 (ja) 貨幣処理システム、貨幣処理装置、センター装置、および、貨幣処理装置における不正検出方法
JP6195816B2 (ja) 自動取引装置および紙幣枚数特定方法
JP6463016B2 (ja) 現金処理装置および現金処理方法
JP6277747B2 (ja) 入出金装置及び入出金プログラム
JP5519119B2 (ja) 鍵管理システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191105

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200828

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210126

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210323

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210406

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210413

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6869067

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150