JP6869067B2 - 処理システムおよび管理装置 - Google Patents
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Description
図1は、実施形態による処理システム1の構成を例示している。処理システム1は、複数の処理装置10(この例では両替機20と鍵管理機30と出納機40)と管理コンピュータ50(管理装置)とを備えている。また、複数の処理装置10のうち少なくとも1つの近傍には、監視カメラ(撮像装置)が設けられている。例えば、処理システム1は、銀行などの金融機関に設置されている。
図1および図2は、両替機20の構成を例示している。両替機20は、貨幣を処理する貨幣処理機である。具体的には、両替機20は、入金処理や出金処理や精査処理などの各種処理を行うように構成されている。図2に示すように、両替機20は、硬貨入出金部201と、包装硬貨入出金部202と、紙幣入出金部203と、硬貨収納部204と、包装硬貨収納部205と、紙幣収納部206と、搬送部207と、識別部208と、操作表示部211(操作部/表示部)と、カード読取部212と、ジャーナル発行部213と、通信部214と、記憶部215と、両替機制御部220とを備えている。
硬貨入出金部201は、硬貨が投入されたり硬貨を払い出したりするように構成されている。図1に示すように、硬貨入出金部201は、前方に開口する入出金口を有し、その入出金口を介して硬貨の投入および払出が行われるように構成されている。また、この例では、硬貨入出金部201の入出金口には、シャッタが設けられている。
包装硬貨入出金部202は、包装硬貨が投入されたり包装硬貨を払い出したりするように構成されている。なお、包装硬貨は、所定枚数(例えば50枚)の硬貨が包装されることで構成されている。図1に示すように、包装硬貨入出金部202は、上方に開口する入出金口を有し、その入出金口を介して包装硬貨の投入および払出が行われるように構成されている。また、この例では、包装硬貨入出金部202の入出金口には、シャッタが設けられている。
紙幣入出金部203は、紙幣が投入されたり紙幣を払い出したりするように構成されている。図1に示すように、紙幣入出金部203は、上方に開口する入出金口を有し、その入出金口を介して紙幣の投入および払出が行われるように構成されている。また、この例では、紙幣入出金部の203の入出金口には、シャッタが設けられている。
硬貨収納部204は、硬貨を金種別に収納するように構成されている。包装硬貨収納部205は、包装硬貨を金種別に収納するように構成されている。紙幣収納部206は、紙幣を金種別に収納するように構成されている。
搬送部207は、貨幣(具体的には硬貨と包装硬貨と紙幣)を搬送するように構成されている。識別部208は、貨幣に対して識別処理と計数処理とを行うように構成されている。識別処理では、識別部208は、貨幣の金種や真偽や正損などを識別する。計数処理では、識別部208は、貨幣の数量を種別毎に計数する。
操作表示部211は、操作者による操作が与えられ、その操作者による操作に応じて情報を入力するように構成されている。これにより、操作者は、操作表示部211を操作して両替機20に各種処理を行わせることができる。すなわち、両替機20は、操作表示部211に与えられた操作者による操作に応答して動作するように構成されている。また、操作表示部211は、両替機20における貨幣の処理状況や貨幣の在高などの各種情報や操作者により操作することが可能な操作画面を表示するように構成されている。例えば、操作表示部211は、タッチパネルによって構成されている。
カード読取部212は、カード(例えば操作者が所有するIDカード)から情報を読み取るように構成されている。ジャーナル発行部213は、両替機20における貨幣の処理状況や貨幣の在高などの各種情報をジャーナル(紙)に印字して各種情報が印字されたジャーナルを発行するように構成されている。
通信部214は、両替機20(具体的には両替機制御部220)が処理システム1の各部(具体的には鍵管理機30と出納機40と管理コンピュータ50)や外部機器(例えば操作者により操作されるタブレット端末2やスマートフォン3など)との間で有線通信や無線通信を行うために設けられている。
記憶部215は、両替機20における貨幣の処理状況や貨幣の在高などの各種情報を記憶するように構成されている。例えば、記憶部215は、ハードディスクドライブやフラッシュメモリなどの汎用ストレージデバイスによって構成されている。
両替機制御部220は、両替機20の各部(この例では、硬貨入出金部201と包装硬貨入出金部202と紙幣入出金部203と硬貨収納部204と包装硬貨収納部205と紙幣収納部206と搬送部207と識別部208と操作表示部211とカード読取部212とジャーナル発行部213と通信部214と記憶部215)と信号を伝達可能に接続されている。そして、両替機制御部220は、通信部214を経由して、処理システム1の各部や、タブレット端末2やスマートフォン3などの外部機器と通信可能となっている。また、両替機20の各部には、貨幣の通過を検知する通過センサや、施錠および解錠を検知する施錠センサや、開閉を検知する開閉センサなどの各種センサが設けられており、これらの各種センサの検出信号は、両替機制御部220に送信される。
図1および図3は、鍵管理機30の構成を例示している。鍵管理機30は、処理装置10(この例では両替機20と出納機40)を解錠可能な鍵31を保管して管理するように構成されている。図1に示すように、鍵管理機30は、筐体300を備えている。また、図3に示すように、鍵管理機30は、扉施錠部301と、1つまたは複数(この例では30個)の鍵保管部302と、操作表示部311と、カード読取部312と、ジャーナル発行部313と、通信部314と、記憶部315と、鍵管理機制御部320とを備えている。
筐体300は、直方体型の箱状に形成されている。また、筐体300は、開閉扉を有している。この例では、開閉扉は、筐体300の前面に設けられている。筐体300の開閉扉が開状態(開かれた状態)となると、筐体300の内部へのアクセスが可能となり、筐体300が閉状態(閉じられた状態)となると、筐体300の内部へのアクセスが禁止される。
扉施錠部301は、筐体300の開閉扉を施錠するように構成されている。すなわち、扉施錠部301は、閉状態である筐体300の開閉扉を施錠する施錠状態と、閉状態である開閉扉の施錠を解除する解錠状態とを切り換え可能に構成されている。さらに、扉施錠部301は、筐体300の開閉扉の開閉を検知するように構成されている。扉施錠部301による検知の結果(筐体300の開閉扉の開閉)は、鍵管理機制御部320に送信される。
鍵保管部302は、筐体300の内部に収納され、鍵31を保管するように構成されている。また、鍵保管部302は、鍵保管部302における鍵31の有無(すなわち鍵31の取り出しおよび返却)を検知するように構成されている。鍵保管部302による検知の結果(鍵31の取り出しおよび返却)は、鍵管理機制御部320に送信される。この例では、鍵31には、円柱状に形成されたホルダ32が連結されている。また、鍵保管部302は、ホルダ32が挿入される挿入穴302aを有している。そして、鍵31に連結されたホルダ32が鍵保管部302の挿入穴302aに挿入されて保持されることにより、鍵31が鍵保管部302に保管される。各挿入穴302aには、その挿入穴302aに挿入されたホルダ32の抜き取りを規制するロック機構(図示を省略)が設けられており、ホルダ32の抜き取りが許可された場合にのみホルダ32を抜き取ることができるように構成されている。また、各挿入穴302aには、ホルダ32の抜き差し(有無)を検出する有無検出機構(図示を省略)が設けられており、挿入穴302a毎にホルダ32の有無が監視されている。
操作表示部311は、操作者による操作が与えられ、その操作者による操作に応じて情報を入力するように構成されている。これにより、操作者は、操作表示部311を操作して鍵管理機30に各種処理を行わせることができる。すなわち、鍵管理機30は、操作表示部311に与えられた操作者による操作に応答して動作するように構成されている。また、操作表示部311は、鍵管理機30における鍵の使用状況などの各種情報や操作者により操作することが可能な操作画面を表示するように構成されている。例えば、操作表示部311は、タッチパネルによって構成されている。
カード読取部312は、カード(例えば操作者が所有するIDカード)から情報を読み取るように構成されている。ジャーナル発行部313は、鍵管理機30における鍵の使用状況などの各種情報をジャーナルに印字して各種情報が印字されたジャーナルを発行するように構成されている。
通信部314は、鍵管理機30(具体的には鍵管理機制御部320)が処理システム1の各部(具体的には両替機20と出納機40と管理コンピュータ50)や外部機器(例えば操作者により操作されるタブレット端末2やスマートフォン3など)との間で有線通信や無線通信を行うために設けられている。
記憶部315は、鍵管理機30における鍵の使用状況などの各種情報を記憶するように構成されている。例えば、記憶部415は、ハードディスクドライブやフラッシュメモリなどの汎用ストレージデバイスによって構成されている。この例では、記憶部315は、鍵管理情報を記憶している。なお、鍵管理情報については、後で詳しく説明する。
鍵管理機制御部320は、鍵管理機30の各部(この例では扉施錠部301と鍵保管部302と操作表示部311とカード読取部312とジャーナル発行部313と通信部314と記憶部315)と信号を伝達可能に接続されている。そして、鍵管理機制御部320は、通信部314を経由して、処理システム1の各部や、タブレット端末2やスマートフォン3などの外部機器と通信可能となっている。
図1および図4は、出納機40の構成を例示している。出納機40は、貨幣を処理する貨幣処理機を構成している。具体的には、出納機40は、入金処理や出金処理や精査処理などの各種処理を行うように構成されている。図4に示すように、出納機40は、硬貨処理ユニット401と、包装硬貨処理ユニット402と、紙幣処理ユニット403と、束紙幣処理ユニット404と、有価媒体処理ユニット405と、操作表示部411(操作部/表示部)と、カード読取部412と、ジャーナル発行部413と、通信部414と、記憶部415と、出納機制御部420とを備えている。
硬貨処理ユニット401は、硬貨を処理するように構成されている。具体的には、硬貨処理ユニット401は、硬貨の入金処理や出金処理や精査処理などの各種処理を行うように構成されている。例えば、硬貨処理ユニット401は、硬貨が投入される投入部と、硬貨を払い出す払出部と、硬貨を一時的に保留(収納)する一時保留部と、硬貨を金種別に収納する硬貨収納部と、硬貨を搬送する搬送部と、硬貨に対して識別処理と計数処理とを行う識別部と、これらを制御する制御部とを備えている。
包装硬貨処理ユニット402は、包装硬貨を処理するように構成されている。具体的には、包装硬貨処理ユニット402は、包装硬貨の生成処理や入金処理や出金処理や精査処理などの各種処理を行うように構成されている。例えば、包装硬貨処理ユニット402は、包装硬貨が投入される投入部と、包装硬貨を払い出す払出部と、包装硬貨を生成する包装部と、包装硬貨を金種別に収納する包装硬貨収納部と、包装硬貨を搬送する搬送部と、包装硬貨に対して識別処理と計数処理とを行う識別部と、これらを制御する制御部とを備えている。
紙幣処理ユニット403は、紙幣を処理するように構成されている。具体的には、紙幣処理ユニット403は、紙幣の入金処理や出金処理や精査処理などの各種処理を行うように構成されている。例えば、紙幣処理ユニット403は、紙幣が投入される投入部と、紙幣を払い出す払出部と、紙幣を一時的に保留(収納)する一時保留部と、紙幣を金種別に収納する紙幣収納部と、紙幣を搬送する搬送部と、紙幣に対して識別処理と計数処理とを行う識別部と、これらを制御する制御部とを備えている。
束紙幣処理ユニット404は、束紙幣を処理するように構成されている。具体的には、束紙幣処理ユニット404は、束紙幣の生成処理や入金処理や出金処理や精査処理などの各種処理を行うように構成されている。例えば、束紙幣処理ユニット404は、束紙幣が投入される投入部と、束紙幣を払い出す払出部と、束紙幣を生成する結束部と、束紙幣を金種別に収納する束紙幣収納部と、束紙幣を搬送する搬送部と、束紙幣に対して識別処理と計数処理とを行う識別部と、これらを制御する制御部とを備えている。なお、束紙幣は、所定枚数(例えば100枚)の紙幣が帯封されて構成されている。
有価媒体処理ユニット405は、有価媒体を処理するように構成されている。具体的には、有価媒体処理ユニット405は、投入された有価媒体を収納するように構成されている。なお、有価媒体処理ユニット405に投入される有価媒体は、損券や旧券や小切手や手形など紙幣処理ユニット403において処理することができない紙葉類である。
操作表示部411は、操作者による操作が与えられ、その操作者による操作に応じて情報を入力するように構成されている。これにより、操作者は、操作表示部411を操作して出納機40に各種処理を行わせることができる。すなわち、出納機40は、操作表示部411に与えられた操作者による操作に応答して動作するように構成されている。また、操作表示部411は、出納機40における貨幣の処理状況や貨幣の在高などの各種情報や操作者により操作することが可能な操作画面を表示するように構成されている。例えば、操作表示部411は、タッチパネルによって構成されている。
カード読取部412は、カード(例えば操作者が所有するIDカード)から情報を読み取るように構成されている。ジャーナル発行部413は、出納機40における貨幣の処理状況や貨幣の在高などの各種情報をジャーナルに印字して各種情報が印字されたジャーナルを発行するように構成されている。
通信部414は、出納機40(具体的には出納機制御部420)が処理システム1の各部(具体的には両替機20と鍵管理機30と管理コンピュータ50)や外部機器(例えば操作者により操作されるタブレット端末2やスマートフォン3など)との間で有線通信や無線通信を行うために設けられている。
記憶部415は、出納機40における貨幣の処理状況や貨幣の在高などの各種情報を記憶するように構成されている。例えば、記憶部415は、ハードディスクドライブやフラッシュメモリなどの汎用ストレージデバイスによって構成されている。
出納機制御部420は、出納機40の各部(この例では、硬貨処理ユニット401と包装硬貨処理ユニット402と紙幣処理ユニット403と束紙幣処理ユニット404と有価媒体処理ユニット405と操作表示部411とカード読取部412とジャーナル発行部413と通信部414と記憶部415)と信号を伝達可能に接続されている。そして、出納機制御部420は、通信部414を経由して、処理システム1の各部や、タブレット端末2やスマートフォン3などの外部機器と通信可能となっている。また、出納機40の各部には、貨幣の通過を検知する通過センサや、施錠および解錠を検知する施錠センサや、開閉を検知する開閉センサなどの各種センサが設けられており、これらの各種センサの検出信号は、出納機制御部420に送信される。
監視カメラ51a,51b,51cは、監視カメラ51の近傍に設けられた処理装置10を操作する操作者を撮像するように構成されている。例えば、鍵管理機30の近傍に設けられた監視カメラ51aは、鍵管理機30において特定の処理(例えばログインや筐体300の開閉扉の開放)が行われると、鍵管理機30を操作する操作者を撮像するように構成されている。そして、監視カメラ51a,51b,51cは、操作者の撮像により得られた撮像画像を記憶するように構成されている。以下では、監視カメラ51a,51b,51cの総称を「監視カメラ51」と記載する。
管理コンピュータ50は、複数の処理装置10(この例では両替機20と鍵管理機30と出納機40)と通信可能に接続され、複数の処理装置10から情報を取得するように構成されている。また、管理コンピュータ50は、監視カメラ51と通信可能に接続されて監視カメラ51から情報を取得するように構成されている。この例では、管理コンピュータ50は、操作部501と、表示部502と、通信部503と、記憶部504と、制御部505とを備えている。
操作部501は、操作者による操作が与えられ、その操作者による操作に応じて情報を入力するように構成されている。これにより、操作者は、操作部501を操作して管理コンピュータ50に各種処理を行わせることができる。すなわち、管理コンピュータ50は、操作部501に与えられた操作者による操作に応答して動作するように構成されている。例えば、操作部501は、キーボードやマウスなどによって構成されている。
表示部502は、処理システム1の各部(具体的には両替機20と鍵管理機30と出納機40)における処理状況や貨幣の在高などの各種情報や操作部501を用いて操作することが可能な操作画面を表示するように構成されている。例えば、表示部502は、液晶パネルなどによって構成されている。
通信部503は、管理コンピュータ50(具体的には制御部505)が処理システム1の各部や外部機器(例えば操作者により操作されるタブレット端末2やスマートフォン3など)との間で有線通信や無線通信を行うために設けられている。
記憶部504は、処理システム1の各部における処理状況や貨幣の在高などの各種情報を記憶するように構成されている。例えば、記憶部504は、ハードディスクドライブやフラッシュメモリなどの汎用ストレージデバイスによって構成されている。この例では、記憶部504は、複数の処理装置10(具体的には両替機20と鍵管理機30と出納機40と監視カメラ51)の各々に関する履歴情報群と、関連装置情報とを記憶している。なお、関連装置情報については、後で詳しく説明する。
制御部505は、管理コンピュータ50の各部(この例では操作部501と表示部502と通信部503と記憶部504)と信号を伝達可能に接続されている。そして、制御部505は、通信部503を経由して、処理システム1の各部や、タブレット端末2やスマートフォン3などの外部機器と通信可能となっている。
次に、図6を参照して、両替機20に関する履歴情報群について説明する。両替機20に関する履歴情報群は、複数の履歴情報(両替機20に関する履歴情報)により構成されている。なお、図6において、「No.」は、両替機20の履歴情報の番号を示している。
次に、図7を参照して、鍵管理機30に関する履歴情報群について説明する。鍵管理機30に関する履歴情報群は、複数の履歴情報(鍵管理機30に関する履歴情報)により構成されている。なお、図7において、「No.」は、鍵管理機30の履歴情報の番号を示している。また、「ログイン」は、鍵管理機30において操作者がログインしたという動作を示し、「ログオフ」は、鍵管理機30において操作者がログオフしたという動作を示している。「扉開放」は、鍵管理機30において筐体300の開閉扉が開かれたという動作を示し、「扉閉鎖」は、鍵管理機30において筐体300の開閉扉が閉じられたという動作を示している。「鍵抜取」は、鍵管理機30から鍵31が取り出されたという動作を示し、「鍵戻入」は、鍵管理機30に鍵31が返却されたという動作を示している。
次に、図8を参照して、出納機40に関する履歴情報群について説明する。出納機40に関する履歴情報群は、複数の履歴情報(出納機40に関する履歴情報)により構成されている。なお、図8において、「No.」は、出納機40の履歴情報の番号を示している。
次に、図9を参照して、監視カメラ51に関する履歴情報群について説明する。監視カメラ51に関する履歴情報群は、複数の履歴情報(監視カメラ51に関する履歴情報)により構成されている。なお、図9は、鍵管理機30の近傍に設けられた監視カメラ51aに関する履歴情報群を例示している。また、図9において、「No.」は、監視カメラ51aの履歴情報の番号を示している。また、「撮像(ログイン)」は、鍵管理機30における操作者のログインに応答して行われる撮像を示し、「撮像(扉開放)」は、鍵管理機30における筐体300の開閉扉の開放に応答して行われる撮像を示している。
次に、図10を参照して、鍵管理機30の記憶部315に記憶された鍵管理情報について説明する。鍵管理情報は、後述する鍵管理機30における認証処理に利用される情報である。鍵管理情報では、鍵を特定するための鍵情報と、その鍵により解錠可能な処理装置10を特定するための装置情報と、その鍵の使用を許可された操作者を特定するための許可操作者情報とが対応付けられている。この例では、鍵情報は、鍵に割り当てられた番号(鍵番号)を示し、装置情報は、その鍵により解錠可能な処理装置10の名称(装置名)を示し、許可操作者情報は、その鍵の使用を許可された操作者に割り当てられた操作者ID(操作許可者ID)を示している。
次に、図11を参照して、管理コンピュータ50の記憶部504に記憶された関連装置情報について説明する。関連装置情報は、後述する関連履歴検索処理において利用される情報である。関連装置情報では、複数の処理装置10(この例では両替機20と鍵管理機30と出納機40)の各々の履歴情報の種別(具体的には動作種別情報の種別)を示した履歴種別情報と、その履歴種別情報に示された種別の履歴情報に関連する履歴情報(関連履歴情報)を検出すべき履歴情報群に対応する処理装置10を特定するための対象装置情報とが対応付けられている。すなわち、関連装置情報は、後述する関連履歴検索処理において、どの処理装置10に関する履歴情報群の中からどの履歴情報が指定履歴情報として指定された場合に、どの処理装置10に関する履歴情報群の中からどの履歴情報を関連履歴情報として検出すべきであるのかを示している。
なお、この例では、複数の処理装置10のうち少なくとも1つは、認証処理を行うように構成されている。認証処理では、処理装置10は、その処理装置10を操作する操作者を特定するための操作者情報を取得して操作者を認証する。そして、複数の処理装置10のうち認証処理を行うように構成された処理装置10に関する履歴情報群の履歴情報に含まれる動作条件情報は、認証処理において取得された操作者情報を含んでいる。
また、図1および図5に示すように、管理コンピュータ50(具体的には制御部505)には、履歴制御部60が含まれている。履歴制御部60は、複数の処理装置10の各々について履歴情報群を取得するように構成されている。この例では、履歴制御部60は、複数の処理装置10の各々から履歴情報群を取得して管理コンピュータ50の記憶部504に記憶する。例えば、履歴制御部60は、複数の処理装置10の各々において履歴情報群が更新される毎に、その処理装置10から履歴情報群を取得して記憶部504に記憶する。または、履歴制御部60は、予め定められた更新スケジュールに基づいて、複数の処理装置10の各々から履歴情報群を定期的に取得して記憶部504に記憶する。
次に、図6〜図9に示された履歴情報群の生成について説明する。この例では、処理システム1において、以下のような動作(操作)が行われる。
まず、2016年7月3日の15:00において、両替機20にセット外れ(両替機20の異常、この例では包装硬貨収納部205の異常)が発生し、両替機20におけるセット外れの発生が操作者に報知される。具体的には、両替機制御部220は、セット外れの発生を検知すると、両替機20におけるセット外れの発生を報知するための画像を操作表示部211(または管理コンピュータ50やタブレット端末2やスマートフォン3などの他の機器)に表示させる。
次に、2016年7月3日の15:02〜15:03において、操作者が鍵管理機30から両替機鍵と出納機鍵を取り出す。具体的には、操作者は、鍵管理機30の操作表示部311を操作して鍵管理機30にログインし、鍵管理機30の開閉扉を開いて鍵管理機30から両替機鍵と出納機鍵とを順に取り出す。その後、操作者が、鍵管理機30の開閉扉を閉じると鍵管理機30においてログオフが自動的に行われる。
次に、2016年7月3日の15:05において、操作者が両替機鍵を用いて両替機20を解錠し、両替機20の内部にアクセスして両替機20におけるセット外れ(両替機20の異常、この例では包装硬貨収納部205の異常)を解消する。その後、両替機20が施錠され、両替機20において精査処理(この例では包装硬貨収納部205に対する精査処理)が行われる。具体的には、操作者は、両替機鍵を用いて両替機20を解錠し、両替機20の内部(この例では包装硬貨収納部205)にアクセスして両替機20におけるセット外れの要因を解除する。両替機制御部220は、両替機20におけるセット外れの要因が解除されたことを検知すると、エラー解除リセット処理(両替機20を復旧させるための処理)を開始し、エラー解除リセット処理が完了すると、そのことを示した画像を操作表示部211に表示させる。その後、操作者は、両替機鍵を用いて両替機20を施錠する。そして、両替機制御部220は、包装硬貨自動精査処理(包装硬貨収納部205に対する精査処理)が行われるように両替機20の動作を制御する。
次に、2016年7月3日の15:10〜15:11において、操作者が鍵管理機30に両替機鍵と出納機鍵を返却する。具体的には、操作者は、鍵管理機30の操作表示部311を操作して鍵管理機30にログインし、鍵管理機30の開閉扉を開いて鍵管理機30に両替機鍵と出納機鍵とを順に返却する。その後、操作者が、鍵管理機30の開閉扉を閉じると鍵管理機30においてログオフが自動的に行われる。
また、2016年9月9日の15:00〜15:01において、操作者が鍵管理機30から両替機鍵を取り出す。具体的には、操作者は、鍵管理機30の操作表示部311を操作して鍵管理機30にログインし、鍵管理機30の開閉扉を開いて鍵管理機30から両替機鍵を取り出す。その後、操作者は、鍵管理機30の開閉扉を閉じると鍵管理機30においてログオフが自動的に行われる。
次に、2016年9月9日の15:05において、操作者が出納機40を操作して出金処理を行う。出金処理では、出納機40は、出納機40に収納されている貨幣(この例では硬貨処理ユニット401に収納されている硬貨)を払い出す。具体的には、出納機制御部420は、操作者に対して認証処理を行い、操作者による出金操作(出金処理を実行させるための操作)に応答して出金処理が行われるように出納機40の動作を制御する。
次に、2016年9月9日の15:10〜15:11において、操作者が両替機20を操作して装填処理を行う。装填処理では、出納機40の出金処理において払い出された貨幣が両替機20に装填される。具体的には、操作者は、操作者が両替機鍵を用いて両替機20を解錠し、両替機20の内部(この例では硬貨収納部204)にアクセスして貨幣を装填する。両替機20への貨幣の装填が完了すると、操作者は、両替機鍵を用いて両替機20を施錠する。そして、両替機制御部220は、装填金額確認処理(装填された貨幣の計数処理)が行われるように両替機20を制御する。
次に、2016年9月9日の15:20〜15:21において、操作者が鍵管理機30に両替機鍵を返却する。具体的には、操作者は、鍵管理機30の操作表示部311を操作して鍵管理機30にログインし、鍵管理機30の開閉扉を開いて鍵管理機30に両替機鍵を返却する。その後、操作者は、鍵管理機30の開閉扉を閉じると鍵管理機30においてログオフが自動的に行われる。
次に、図12〜図15を参照して、鍵管理機30の履歴情報から両替機20の履歴情報を検索する処理について説明する。ここでは、図7に示された鍵管理機30に関する履歴情報群の中から第3番目の履歴情報が指定され、図6に示された両替機20に関する履歴情報群の中から鍵管理機30の第3番目の履歴情報に関連する両替機20の第1番目〜第6番目の履歴情報が検出される場合を例に挙げて説明する。
まず、履歴制御部60は、管理コンピュータ50の操作部501に与えられた操作者による操作に応答して鍵管理機30に関するメニュー画面(図12参照)を表示部502に表示させる。図12に示すように、鍵管理機30に関するメニュー画面には、鍵管理機30の履歴検索の実行を指示するための検索アイコン(図12において「履歴検索」と記載されたアイコン)が設けられている。
図12に示されたメニュー画面において検索アイコンを選択するための操作が操作部501に与えられると、履歴制御部60は、鍵管理機履歴検索画面(図13参照)を表示部502に表示させる。鍵管理機履歴検索画面は、鍵管理機30に関する履歴情報群の中から対象となる履歴情報を絞り込むための条件を操作者に入力させるための画面である。また、図13に示すように、鍵管理機履歴検索画面には、鍵管理機30の履歴情報の絞り込み条件を入力するための入力欄と、入力欄に入力された絞り込み条件に基づいて鍵管理機30の履歴情報の絞り込みを開始するための検索アイコン(図13において「検索」と記載されたアイコン)とが設けられている。
次に、履歴制御部60は、鍵管理機30に関する履歴情報群に対して絞り込み処理を行う。絞り込み処理では、履歴制御部60は、鍵管理機30に関する履歴情報群の中から鍵管理機履歴検索画面(図13参照)に入力された条件を満たす鍵管理機30の履歴情報を検出する。そして、履歴制御部60は、鍵管理機履歴表示画面(図14参照)を表示部502に表示させる。鍵管理機履歴表示画面は、絞り込み処理により絞り込まれた鍵管理機30の履歴情報の中から任意の履歴情報を操作者に指定させるための画面である。図14に示すように、鍵管理機履歴表示画面には、絞り込み処理により絞り込まれた鍵管理機30の履歴情報が掲載されている。この例では、図7に示された鍵管理機30に関する履歴情報群のうち第2番目〜第5番目と第8番目〜第11番目の履歴情報が絞り込み処理により検出され、鍵管理機履歴表示画面の履歴表示欄において、鍵管理機30の第2番目〜第5番目の履歴情報が第1段目〜第4段目に掲載され、鍵管理機30の第8番目〜第11番目の履歴情報が第5段目〜第8段目に掲載されている。
履歴制御部60は、図14に示された鍵管理機履歴表示画面においていずれかの参照アイコンを選択するための操作が操作部501に与えられると、その参照アイコンに対応付けられた鍵管理機30の履歴情報に基づいて関連履歴検索処理を行う。この例では、鍵管理機履歴表示画面に掲載された鍵管理機30の履歴情報のうち第2段目に掲載された鍵管理機30の履歴情報(鍵使用履歴情報)に対応付けられた参照アイコンを選択するための操作が操作部501に与えられ、履歴制御部60は、第2段目に掲載された鍵管理機30の履歴情報(鍵使用履歴情報)に基づいて関連履歴検索処理を行う。この関連履歴検索処理では、履歴制御部60は、複数の処理装置10のうち鍵管理機30の鍵使用履歴情報(鍵管理機履歴表示画面において選択された参照アイコンに対応付けられた鍵使用履歴情報)に含まれる鍵情報に対応する両替機20に関する履歴情報群の中から、その鍵使用履歴情報に含まれる時刻情報に対応する時刻情報を含む両替機20の履歴情報を関連履歴情報として検出する。
次に、履歴制御部60は、両替機ジャーナル表示画面(図15参照)を表示部502にポップアップ表示させる。両替機ジャーナル表示画面には、履歴指定操作により指定された指定履歴情報である鍵管理機30の履歴情報の一部または全部と、関連履歴検索処理により検出された関連履歴情報である両替機20の履歴情報の一部または全部が掲載されている。具体的には、図15に示すように、両替機ジャーナル表示画面の上部に設けられた鍵管理機履歴欄に、指定履歴情報である鍵管理機30の履歴情報が掲載され、両替機ジャーナル表示画面における鍵管理機履歴欄の下部に設けられた両替機履歴欄に、関連履歴情報である両替機20の履歴情報が掲載されている。この例では、両替機ジャーナル表示画面の鍵管理機履歴欄に、図7に示された鍵管理機30の第3番目の履歴情報に含まれる時刻情報と操作者情報が掲載され、両替機ジャーナル表示画面の両替機履歴欄に、図6に示された両替機20の第1番目〜第6番目の履歴情報に含まれる動作種別情報と時刻情報と金額情報が掲載されている。このように、履歴制御部60は、指定履歴情報である鍵管理機30の履歴情報と関連履歴情報である両替機20の履歴情報とを表示部502に並べて表示させる。
なお、履歴制御部60は、関連履歴検索処理において次のような動作を行うように構成されていてもよい。すなわち、履歴制御部60は、指定履歴情報である鍵管理機30の鍵使用履歴情報に含まれる時刻情報に示された時刻を第1時刻として取得し、第1時刻に予め定められた待機時間を加算して第2時刻を取得するように構成されていてもよい。そして、履歴制御部60は、指定履歴情報である鍵管理機30の鍵使用履歴情報に含まれる鍵情報に示された両替機鍵に対応する両替機20に関する履歴情報群の中から、第1時刻から第2時刻までの期間(第1時刻を始点として第2時刻を終点とする期間)に含まれる時刻を示した時刻情報を含む両替機20の履歴情報を関連履歴情報として検出するように構成されていてもよい。なお、待機時間は、例えば、鍵管理機30から両替機20までの移動時間に応じた時間に設定されている。
次に、図16〜図18を参照して、両替機20の履歴情報から鍵管理機30の履歴情報を検索する処理について説明する。ここでは、図6に示された両替機20に関する履歴情報群の中から第104番目の履歴情報が指定され、図7に示された鍵管理機30に関する履歴情報群の中から両替機20の第104番目の履歴情報に関連する鍵管理機30の第103番目および第108番目の履歴情報が検出される場合を例に挙げて説明する。
まず、履歴制御部60は、操作者による操作に応答して両替機履歴検索画面(図示を省略)を表示部502に表示させる。この例では、履歴検索の対象を「2016年9月9日の0:00〜23:59」に含まれる時刻を示した時刻情報を含む鍵管理機30の履歴情報に絞り込むための条件を両替機履歴検索画面に入力するための操作が操作部501に与えられた後に、両替機履歴検索画面に設けられた検索アイコン(入力された絞り込み条件に基づいて両替機20の履歴情報の絞り込みを開始するためのアイコン)を選択するための操作が操作部501に与えられる。
次に、履歴制御部60は、両替機20に関する履歴情報群に対して絞り込み処理を行う。絞り込み処理では、履歴制御部60は、両替機20に関する履歴情報群の中から両替機履歴検索画面に入力された条件を満たす両替機20の履歴情報を検出する。そして、履歴制御部60は、両替機履歴表示画面(図16参照)を表示部502に表示させる。両替機履歴表示画面は、絞り込み処理により絞り込まれた両替機20の履歴情報の中から任意の履歴情報を操作者に指定させるための画面である。両替機履歴表示画面には、絞り込み処理により絞り込まれた両替機20の履歴情報の一部または全部が掲載されている。図16に示すように、この例では、図6に示された両替機20に関する履歴情報群のうち第104番目の履歴情報が絞り込み処理により検出され、両替機履歴表示画面の処理結果表示欄に、両替機20の第104番目の履歴情報(装填金額確認に関する履歴情報)に含まれる動作種別情報と時刻情報が掲載されている。
次に、履歴制御部60は、図16に示された両替機履歴表示画面において表示アイコンを選択するための操作が操作部501に与えられると、両替機履歴詳細画面(図17)を表示部502に表示させる。両替機履歴詳細画面には、両替機履歴表示画面において選択された表示アイコンに対応付けられた両替機20の履歴情報の一部または全部が掲載されている。図17に示すように、この例では、両替機履歴詳細画面には、図6に示された両替機20に関する履歴情報群のうち第104番目の履歴情報(装填金額確認に関する履歴情報)に含まれる動作種別情報と時刻情報と金額情報が掲載されている。
履歴制御部60は、図17に示された両替機履歴詳細画面において鍵使用履歴アイコンを選択するための操作が操作部501に与えられると、両替機履歴詳細画面に掲載された両替機20の履歴情報に基づいて関連履歴検索処理を行う。関連履歴検索処理では、履歴制御部60は、複数の処理装置10のうち鍵管理機30に関する履歴情報群の中から、両替機履歴詳細画面に履歴情報が掲載された両替機20に対応する鍵情報を含み且つ両替機履歴詳細画面に掲載された両替機20の履歴情報に含まれる時刻情報に対応する時刻情報を含む鍵管理機30の履歴情報(この例では鍵使用履歴情報と鍵返却履歴情報)を関連履歴情報として検出する。
次に、履歴制御部60は、鍵管理機履歴表示画面(図18参照)を表示部502に表示させる。鍵管理機履歴表示画面には、関連履歴検索処理により検出された関連履歴情報である鍵管理機30の履歴情報の一部または全部が掲載されている。図18に示すように、この例では、鍵管理機履歴表示画面の履歴表示欄において、鍵管理機30の第103番目の履歴情報(鍵使用履歴情報)が第1段目に掲載され、鍵管理機30の第108番目の履歴情報(鍵返却履歴情報)が第2段目に掲載されている。
なお、関連履歴検索処理において、鍵管理機30に関する履歴情報群の中から鍵管理機30の鍵使用履歴情報および鍵返却履歴情報ではない他の履歴情報(例えばログインや開閉扉の開閉に関する履歴情報)が関連履歴情報として検出されてもよい。すなわち、履歴制御部60は、関連履歴検索処理において、複数の処理装置10のうち鍵管理機30に関する履歴情報群の中から、履歴指定操作により指定された両替機20の履歴情報(指定履歴情報)に含まれる時刻情報に対応する時刻情報を含む鍵管理機30の履歴情報を関連履歴情報として検出するように構成されていてもよい。このように構成した場合、例えば、関連履歴検索処理において、図7に示された鍵管理機30に関する履歴情報群の中から第101番目〜第110番目の履歴情報が関連履歴情報として検出され、図19に示すように、鍵管理機履歴表示画面の履歴表示欄において、鍵管理機30の第101番目〜第110番目の履歴情報が第1段目〜第10段目に掲載される。すなわち、図19に示した鍵管理機履歴表示画面の履歴表示欄には、鍵の抜き取りおよび戻し入れに関する履歴情報だけでなく、鍵管理機30のログインや扉の開閉に関する履歴情報も掲載されていてもよい。
次に、図20〜図25を参照して、鍵管理機30の履歴情報から両替機20の履歴情報と出納機40の履歴情報を検索する処理について説明する。ここでは、図7に示された鍵管理機30に関する履歴情報群の中から第103番目の履歴情報が指定され、図6に示された両替機20に関する履歴情報群の中から鍵管理機30の第103番目の履歴情報(両替機鍵の抜き取り)に関連する両替機20の第104番目の履歴情報(装填処理)が検出され、その後、両替機20の第104番目の履歴情報が指定され、図8に示された出納機40に関する履歴情報群の中から両替機20の第104番目の履歴情報(装填処理)に対応する出納機40の第101番目の履歴情報(出金処理)が検出される場合を例に挙げて説明する。
まず、履歴制御部60は、操作者による操作に応答して鍵管理機履歴検索画面(図20参照)を表示部502に表示させる。この例では、履歴検索の対象を「2016年9月9日の0:00〜23:59」に含まれる時刻を示した時刻情報を含む鍵管理機30の履歴情報に絞り込むための条件を鍵管理機履歴検索画面に入力するための操作が操作部501に与えられる。また、履歴検索の対象を「両替機」に対応する鍵情報を含む鍵管理機30の履歴情報に絞り込むための条件を入力するための操作(具体的には、両替機のみ検索したい場合にチェックされるチェックボックスにチェックを入れるための操作)が操作部501に与えられる。その後、鍵管理機履歴検索画面に設けられた検索アイコンを選択するための操作が操作部501に与えられる。
次に、履歴制御部60は、鍵管理機30に関する履歴情報群に対して絞り込み処理を行う。絞り込み処理では、履歴制御部60は、鍵管理機30に関する履歴情報群の中から鍵管理機履歴検索画面(図20参照)に入力された条件を満たす鍵管理機30の履歴情報を検出する。そして、履歴制御部60は、鍵管理機履歴表示画面(図21参照)を表示部502に表示させる。この例では、図7に示された鍵管理機30に関する履歴情報群のうち第103番目と第108番目の履歴情報が絞り込み処理により検出され、鍵管理機履歴表示画面の履歴表示欄において、鍵管理機30の第103番目の履歴情報が第1段目に掲載され、鍵管理機30の第108番目の履歴情報が第2段目に掲載されている。また、この例では、鍵管理機履歴表示画面に掲載された鍵管理機30の履歴情報のうち第1段目に掲載された鍵管理機30の履歴情報(鍵31の取り出しに関する鍵使用履歴情報)と第2段目に掲載された鍵管理機30の履歴情報(鍵返却履歴情報)に参照アイコンが対応付けられている。
履歴制御部60は、図21に示された鍵管理機履歴表示画面においていずれかの参照アイコンを選択するための操作(履歴指定操作)が操作部501に与えられると、その参照アイコンに対応付けられた鍵管理機30の履歴情報に基づいて第1関連履歴検索処理を行う。この例では、鍵管理機履歴表示画面に掲載された鍵管理機30の履歴情報のうち第1段目に掲載された鍵管理機30の履歴情報(鍵使用履歴情報)に対応付けられた参照アイコンを選択するための操作が操作部501に与えられ、履歴制御部60は、第1段目に掲載された鍵管理機30の履歴情報(鍵使用履歴情報)に基づいて第1関連履歴検索処理を行う。この第1関連履歴検索処理では、履歴制御部60は、複数の処理装置10のうち鍵管理機30の鍵使用履歴情報(鍵管理機履歴表示画面において選択された参照アイコンに対応付けられた鍵使用履歴情報)に含まれる鍵情報に対応する両替機20に関する履歴情報群の中から、その鍵使用履歴情報(履歴指定操作により指定された指定履歴情報)に含まれる時刻情報に対応する時刻情報を含む両替機20の履歴情報を関連履歴情報として検出する。具体的には、履歴制御部60は、両替機20に関する履歴情報群の中から、履歴指定操作により指定された指定履歴情報に含まれる時刻情報に示された時刻(この例では図7の鍵管理機30の第103番目の履歴情報に含まれる時刻情報に示された時刻である2016/09/09の15:00)以降の時刻を示した時刻情報を含む両替機20の履歴情報(この例では図6に示した両替機20の第101番目〜第104番目の履歴情報(装填処理に関する履歴情報))を関連履歴情報として検出する。
次に、履歴制御部60は、両替機ジャーナル表示画面(図22参照)を表示部502にポップアップ表示させる。両替機ジャーナル表示画面には、履歴指定操作により指定された指定履歴情報である鍵管理機30の履歴情報の一部または全部と、第1関連履歴検索処理により検出された関連履歴情報である両替機20の履歴情報の一部または全部が掲載されている。図22に示すように、この例では、両替機ジャーナル表示画面の鍵管理機履歴欄に、図7に示された鍵管理機30の第103番目の履歴情報に含まれる時刻情報と操作者情報が掲載され、両替機ジャーナル表示画面の両替機履歴欄に、図6に示された両替機20の第104番目の履歴情報(装填金額確認に関する履歴情報)に含まれる動作種別情報と時刻情報と金額情報が掲載されている。
次に、履歴制御部60は、図22に示された両替機ジャーナル表示画面において追跡検索アイコンを選択するための操作(履歴指定操作)が操作部501に与えられると、両替機ジャーナル表示画面に掲載された両替機20の履歴情報に基づいて第2関連履歴検索処理を行う。第2関連履歴検索処理では、履歴制御部60は、複数の処理装置10のうち出納機40に関する履歴情報群の中から、両替機ジャーナル表示画面に掲載された両替機20の履歴情報(履歴指定操作により指定された指定履歴情報)に含まれる時刻情報に対応する時刻情報を含む出納機40の履歴情報を関連履歴情報として検出する。具体的には、履歴制御部60は、出納機40に関する履歴情報群の中から、履歴指定操作により指定された指定履歴情報に含まれる時刻情報に示された時刻(この例では図6の両替機20の第104番目の履歴情報に含まれる時刻情報に示された時刻である2016/09/09の15:11)よりも早い時刻を示した時刻情報を含む出納機40の履歴情報(この例では図8に示した出納機40の第101番目の履歴情報(出金処理に関連する履歴情報))を関連履歴情報として検出する。
次に、履歴制御部60は、出納機履歴表示画面(図23参照)を表示部502に表示させる。図23に示すように、出納機履歴表示画面は、第2関連履歴検索処理により検出された出納機40の履歴情報の中から任意の履歴情報を操作者に指定させるための画面である。出納機履歴表示画面には、第2関連履歴検索処理により検出された出納機40の履歴情報の一部または全部が掲載されている。図23に示すように、この例では、出納機履歴表示画面の処理結果表示欄に、出納機40の第101番目の履歴情報(出金処理に関する履歴情報)に含まれる動作種別情報と時刻情報が掲載されている。
次に、履歴制御部60は、図23に示された出納機履歴表示画面において表示アイコンを選択するための操作が操作部501に与えられると、出納機履歴詳細画面(図24参照)を表示部502に表示させる。図23に示すように、出納機履歴詳細画面には、出納機履歴表示画面において選択された表示アイコンに対応付けられた出納機40の履歴情報が掲載されている。この例では、出納機履歴詳細画面には、図8に示された出納機40に関する履歴情報群のうち第101番目の履歴情報(出金処理に関する履歴情報)に含まれる動作種別情報と時刻情報と金額情報が掲載されている。
なお、履歴制御部60は、操作部501に与えられた操作者による操作に応答して、ジャーナル表示画面(図25参照)を表示部502に表示させるように構成されていてもよい。ジャーナル表示画面には、第2関連履歴検索処理における指定履歴情報である両替機20の履歴情報と、第2関連履歴処理における関連履歴情報である出納機40の履歴情報とが掲載されている。この例では、ジャーナル表示画面の右欄に、図6に示された両替機20の第104番目の履歴情報(装填金額確認に関する履歴情報)に含まれる動作種別情報と時刻情報と金額情報が掲載され、ジャーナル表示画面の左欄に、図8に示された出納機40の第101番目の履歴情報(出金処理に関する履歴情報)に含まれる動作種別情報と時刻情報と金額情報が掲載されている。このように、履歴制御部60は、指定履歴情報である両替機20の履歴情報と関連履歴情報である出納機40の履歴情報とを表示部502に並べて表示させるように構成されていてもよい。このように構成することにより、操作者は、2つの履歴情報(指定履歴情報と関連履歴情報)を一目で確認(または比較)することができる。
なお、履歴制御部60は、第2関連履歴検索処理(両替機20の履歴情報から出納機40の履歴情報を検索する処理)において、複数の処理装置10のうち出納機40に関する履歴情報群の中から、両替機履歴詳細画面に履歴情報が掲載された両替機20の履歴情報(履歴指定操作により指定された指定履歴情報)に含まれる時刻情報および金額情報に対応する時刻情報および金額情報を含む出納機40の履歴情報を関連履歴情報として検出するように構成されていてもよい。
以上のように、この実施形態では、履歴制御部60は、検索条件を指定する操作が操作部501に与えられると、複数の処理装置10の動作にそれぞれ関する複数の履歴情報群の中から検索条件に合致する履歴情報を検出するように構成されている。このような構成により、検索条件に基づいて所望の履歴情報を検出することができる。これにより、履歴検索に要する操作者の負担を軽減することができる。
なお、以上の説明では、履歴制御部60が関連装置情報を用いて履歴情報の検索を行う場合を例に挙げたが、履歴制御部60は、関連装置情報を用いずに、検索条件に合致する履歴情報を検出するように構成されていてもよい。例えば、履歴制御部60は、処理装置10において動作が行われた時刻を特定するための時刻情報と処理装置10を操作した操作者を特定するための操作者情報と処理装置10において処理された貨幣の金額を特定するための金額情報のうち少なくとも1つと、処理装置10を特定するための装置情報とを指定するための操作(操作者による操作)が操作部501に与えられると、複数の処理装置10の動作にそれぞれ関する複数の履歴情報群の中からそれらの情報(時刻情報と操作者情報と金額情報の少なくとも1つと装置情報)に合致する履歴情報を検出するように構成されていてもよい。
2 タブレット端末
3 スマートフォン
10 処理装置
20 両替機
30 鍵管理機
31 鍵
40 出納機
50 管理コンピュータ
51 監視カメラ
60 履歴制御部
501 操作部
502 表示部
503 通信部
504 記憶部
505 制御部
Claims (15)
- 少なくとも1つが貨幣処理機を構成する複数の処理装置と、
操作者による操作が与えられる操作部と、
検索条件を指定する操作が前記操作部に与えられると、前記複数の処理装置の動作にそれぞれ関する複数の履歴情報群の中から該検索条件に合致する履歴情報を検出する履歴制御部とを備え、
前記履歴制御部は、前記複数の履歴情報群の中から任意の処理装置の履歴情報を指定する操作が前記操作部に与えられると、該処理装置の履歴情報に対応する他の処理装置の履歴情報を前記複数の履歴情報群の中から検出する
ことを特徴とする処理システム。 - 請求項1において、
前記検索条件は、前記処理装置において動作が行われた時刻を特定するための時刻情報と、該処理装置を操作した操作者を特定するための操作者情報と、該処理装置において処理された貨幣の金額を特定するための金額情報と、該処理装置を特定するための装置情報のうち少なくとも1つに関する条件を含んでいる
ことを特徴とする処理システム。 - 少なくとも1つが貨幣処理機を構成する複数の処理装置と、
操作者による操作が与えられる操作部と、
検索条件を指定する操作が前記操作部に与えられると、前記複数の処理装置の動作にそれぞれ関する複数の履歴情報群の中から該検索条件に合致する履歴情報を検出する履歴制御部とを備え、
前記複数の処理装置の動作にそれぞれ関する複数の履歴情報群の各々では、該処理装置において行われた動作を示した動作種別情報と、該動作が行われたときの動作条件を特定するための動作条件情報とが対応付けられており、
前記履歴制御部は、前記複数の処理装置のうち任意の処理装置に関する履歴情報群の中から任意の履歴情報を指定履歴情報として指定する履歴指定操作が前記操作部に与えられると、該複数の処理装置のうち該履歴指定操作の対象となる処理装置を除く他の処理装置に関する他の履歴情報群の中から該指定履歴情報に含まれる動作条件情報に対応する動作条件情報を含む他の履歴情報を関連履歴情報として検出する
ことを特徴とする処理システム。 - 請求項3において、
前記動作条件情報は、該動作条件情報に対応付けられた前記動作種別情報に示された動作が行われた時刻を特定するための時刻情報を含んでいる
ことを特徴とする処理システム。 - 請求項3または4において、
前記動作条件情報は、該動作条件情報に対応付けられた前記動作種別情報に示された動作が行われるように前記処理装置を操作した操作者を特定するための操作者情報を含んでいる
ことを特徴とする処理システム。 - 請求項3〜5のいずれか1項において、
前記動作条件情報は、該動作条件情報に対応付けられた前記動作種別情報に示された動作により処理された貨幣の金額を特定するための金額情報を含んでいる
ことを特徴とする処理システム。 - 請求項3において、
前記複数の処理装置のうち少なくとも1つは、該処理装置を操作する操作者を特定するための操作者情報を取得して該操作者を認証する認証処理を行うように構成され、
前記複数の処理装置のうち前記認証処理を行うように構成された処理装置に関する履歴情報群の履歴情報に含まれる動作条件情報は、該認証処理において取得された操作者情報を含んでいる
ことを特徴とする処理システム。 - 請求項3において、
前記複数の処理装置は、鍵により解錠可能に構成されて貨幣を処理する貨幣処理機と、該貨幣処理機を解錠可能な鍵を管理する鍵管理機とを含み、
前記鍵管理機に関する履歴情報群は、前記鍵の取り出しに関する履歴情報である鍵使用履歴情報を含み、
前記鍵使用履歴情報に含まれる前記動作種別情報は、前記鍵管理機から前記鍵が取り出されたという動作を示し、該鍵使用履歴情報に含まれる前記動作条件情報は、該鍵管理機から該鍵が取り出された時刻を特定するための時刻情報と、該鍵管理機から取り出された該鍵を特定するための鍵情報と、該鍵管理機から該鍵を取り出した操作者を特定するための操作者情報とを含んでいる
ことを特徴とする処理システム。 - 請求項8において、
前記履歴制御部は、前記複数の処理装置のうち前記鍵管理機に関する履歴情報群の中から任意の鍵使用履歴情報を前記指定履歴情報として指定するための履歴指定操作が前記操作部に与えられると、前記複数の処理装置のうち該鍵使用履歴情報に含まれる鍵情報に対応する貨幣処理機に関する履歴情報群の中から該鍵使用履歴情報に含まれる時刻情報に対応する時刻情報を含む履歴情報を前記関連履歴情報として検出する
ことを特徴とする処理システム。 - 請求項8または9において、
前記履歴制御部は、前記複数の処理装置のうち前記貨幣処理機に関する履歴情報群の中から任意の履歴情報を前記指定履歴情報として指定するための履歴指定操作が前記操作部に与えられると、前記複数の処理装置のうち前記鍵管理機に関する履歴情報群の中から該履歴指定操作の対象となる該貨幣処理機に対応する鍵情報と該履歴指定操作により指定された履歴情報に含まれる時刻情報に対応する時刻情報とを含む鍵使用履歴情報を前記関連履歴情報として検出する
ことを特徴とする処理システム。 - 請求項3〜10のいずれか1項において、
前記複数の処理装置のうち少なくとも1つの近傍には、該処理装置を操作する操作者を撮像するように構成された撮像装置が設けられ、
前記履歴制御部は、前記撮像装置において行われた動作を示した動作種別情報と該動作が行われたときの動作条件を特定するための動作条件情報と該動作により取得された撮像画像を示した画像情報とが対応付けられた履歴情報群を取得し、該撮像装置に関する履歴情報群の中から前記関連履歴情報に含まれる動作条件情報に対応する動作条件を含む履歴情報を検出する
ことを特徴とする処理システム。 - 請求項3〜11のいずれか1項において、
表示部を備え、
前記履歴制御部は、前記指定履歴情報と前記関連履歴情報とを前記表示部に並べて表示させる
ことを特徴とする処理システム。 - 請求項1〜12のいずれか1項において、
前記複数の処理装置から情報を取得する管理装置を備え、
前記履歴制御部は、前記管理装置に含まれている
ことを特徴とする処理システム。 - 請求項1〜12のいずれか1項において、
前記履歴制御部は、前記複数の処理装置のうち少なくとも1つの処理装置に含まれている
ことを特徴とする処理システム。 - 少なくとも1つが貨幣処理機を構成する複数の処理装置から情報を取得する管理装置であって、
操作者による操作が与えられる操作部と、
検索条件を指定する操作が前記操作部に与えられると、前記複数の処理装置の動作にそれぞれ関する複数の履歴情報群の中から該検索条件に合致する履歴情報を検出する履歴制御部とを備え、
前記履歴制御部は、前記複数の履歴情報群の中から任意の処理装置の履歴情報を指定する操作が前記操作部に与えられると、該処理装置の履歴情報に対応する他の処理装置の履歴情報を前記複数の履歴情報群の中から検出する
ことを特徴とする管理装置。
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