JP2014133378A - 射出成形機のトラブルシューティング方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 オペレータが射出成形機のコントローラの操作に不慣れの場合などでもトラブルに対して的確かつ円滑(迅速)に対応できるようにする。
【解決手段】 少なくともトラブルを診断する機能を備えるテクニカルセンターにおけるデータ処理手段2により、ユーザーから受け取ったトラブルに係わるトラブル情報Dtに対応する射出成形機Mの動作信号データDdを当該射出成形機Mのコントローラ3から採取するための条件を含む採取条件データDiを作成処理するステップと、この採取条件データDiを、通信手段4によりユーザーの通信端末5に送信処理するステップと、採取条件データDiをコントローラ3に読込処理するステップと、採取条件データDiに基づいて動作信号データDdを採取処理するステップと、この動作信号データDdを、通信手段4によりテクニカルセンターの通信端末6に送信処理するステップとを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ユーザーが使用する任意の射出成形機で発生したトラブルを解決するための射出成形機のトラブルシューティング方法に関する。
一般に、射出成形機では、コントローラに備えるディスプレイに、射出成形中の各種プロセスデータを波形表示することにより、射出成形プロセスに対するモニタを行っている。このモニタの目的は、主に成形品の良否評価にあり、射出成形プロセスにおける実際の射出速度及び射出圧力等を検出し、検出した波形データをディスプレイに表示することにより、オペレータがリアルタイムで監視できるようにするものである。しかし、このような波形データの表示は、主に成形品の良否評価を目的にし、射出成形機のトラブルシューティングの診断,解析及び対策等に必要な信号データは、テスターやオシロスコープ等の別途の測定器により測定して得ていたため、これらの測定器に係わるコスト負担や保管スペース確保等の不利益を生じるとともに、別途の測定器を使用する場合、測定の都度、射出成形機のカバーを開け、回路基板等の必要個所に測定器のプローブを接続するなどの測定作業が必要になり、作業の煩雑化,作業工数の増加及びデータ取得の遅延等の不具合を生じる問題があった。
そこで、本出願人は、この問題を解決するため、特許文献1に開示される射出成形機の表示装置を提案した。この表示装置は、トラブルシューティングの診断,解析及び対策等において、別途の測定器の使用を減らし又は不要にし、測定器使用に伴う不利益及び不具合を低減又は解消することを目的としたものであり、具体的には、コントローラに付設して各種表示を行うディスプレイを備える射出成形機の表示装置を構成するに際して、少なくとも射出成形機の動作に係わる信号であって所定の目的に係わる複数の信号を検出するとともに、検出した信号から選択した一又は二以上の信号を、横軸に時間を設定し、かつ縦軸に信号の大きさを設定したディスプレイの画面上に、波形により表示するとともに、特に、予め設定したトリガ条件を満たすことにより表示し、測定器としての機能を兼用させるようにしたものである。
特開2004−155065号公報
しかし、上述した従来の表示装置を利用したトラブルシューティング方法は、次のような解決すべき課題も存在した。
第一に、射出成形機を使用しているユーザー(オペレータ)が、ある程度の知識や経験等を有しており、ディスプレイの表示を見て自らトラブルシューティングを行うことができる場合には、有効な表示装置として機能させることができるが、表示装置は動作に係わる信号を表示する機能に留まるため、初心者等のように知識や経験等が無い場合、信号の波形を見てもトラブルの診断や解析等を的確に行うことができない。即ち、オペレータによっては信号レコーダ画面Vs等のトラブルシューティング用ツールを有効に活用することができない。
第二に、オペレータが自らトラブルシューティングを行うことができない場合、通常、テクニカルセンターに連絡し、トラブルの診断や対応策等についてサポートして貰うことになる。この場合、例えば、テクニカルセンターは電話等によりオペレータから状況を聞いたり或いは表示装置に表示されている信号の波形をデータにより送って貰うことになるが、オペレータがコントローラの操作に不慣れの場合や言語に不自由な外国人等の場合には、トラブルの状況を正確かつ詳細に把握することができず、結局、トラブルに対して的確かつ円滑(迅速)に対応することができない。
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決した射出成形機のトラブルシューティング方法の提供を目的とするものである。
本発明は、上述した課題を解決するため、ユーザー(U)が使用する任意の射出成形機Mで発生したトラブルを解決するための射出成形機のトラブルシューティング方法であって、少なくともトラブルを診断する機能を備えるテクニカルセンター(T)におけるデータ処理手段2により、ユーザー(U)から受け取ったトラブルに係わるトラブル情報Dtに対応する射出成形機Mの動作信号データDdを当該射出成形機Mのコントローラ3から採取するための条件を含む採取条件データDiを作成処理するステップS4と、この採取条件データDiを、通信手段4によりユーザー(U)の通信端末5に送信処理するステップS5と、採取条件データDiをコントローラ3に読込処理するステップS7と、採取条件データDiに基づいて動作信号データDdを採取処理するステップS8,S9と、この動作信号データDdを、通信手段4によりテクニカルセンター(T)の通信端末6に送信処理するステップS10とを備えてなることを特徴とする。
この場合、発明の好適な態様により、動作信号データDdには、一又は二以上のトラブルシューティングに関連する信号Sm…の変化に係わるデータを用いることができる。この際、信号Sm…の種類には、射出工程,計量工程,型締工程及びエジェクタ工程に係わる信号Sm…であって、少なくとも速度設定値信号,速度検出信号,圧力設定値信号,圧力検出信号,電流指令値信号,現位置検出信号,速度指令値信号,位置偏差値信号,サーボON信号,過負荷検出信号から選択した一又は二以上の信号Sm…を含ませることができる。一方、動作信号データDdには、射出成形機Mのコントローラ3に付属するディスプレイ7に表示される信号Sm…の変化を表示した信号レコーダ画面Vsに基づくデータを用いることができる。また、採取条件データDiには、少なくとも、信号Sm…の、種類,表示範囲(表示倍率・表示0位置),採取を開始するトリガ条件の一又は二以上を含ませることができ、この採取条件データDiに基づく動作信号データDdの採取は、信号レコーダ画面Vsのハードコピー又はデータファイルにより採取することができる。他方、採取条件データDiは、データファイルとして作成することができ、このデータファイルは、ファイル表示画面Vfにより選択可能にすることができるとともに、射出成形機Mのコントローラ3に付属するディスプレイ7に表示可能にすることができる。
このような手法による本発明に係る射出成形機Mのトラブルシューティング方法によれば、次のような顕著な効果を奏する。
(1) ユーザー(U)が使用している射出成形機Mのコントローラ3に備えるディスプレイ7に表示される信号レコーダ画面Vs等の動作信号データDdを、いわばそのままテクニカルセンター(T)に送り、かつテクニカルセンター(T)の専門技術者による診断や解析等が可能になるため、ユーザー(U)サイドのオペレータが初心者等のように知識や経験等が無い場合であっても、トラブルに対して的確に対処することができ、信号レコーダ画面Vs等のトラブルシューティング用ツールを有効に活用することができる。加えて、オペレータが射出成形機Mのコントローラ3の操作に不慣れの場合や言語に不自由な外国人等の場合であってもトラブルに対して、的確かつ円滑(迅速)に対応することができる。
(2) 好適な態様により、動作信号データDdに、一又は二以上のトラブルシューティングに関連する信号Sm…の変化に係わるデータを用いれば、ディスプレイ7を実質的な測定器として機能させ、ディスプレイ7を測定器に兼用できるという基本的な作用効果を享受できるとともに、テクニカルセンター(T)においてトラブルの診断及び解析等を行う場合であっても動作信号データDdを利用した同様の作用効果を享受できる。
(3) 好適な態様により、信号Sm…の種類として、射出工程,計量工程,型締工程及びエジェクタ工程に係わる信号Sm…であって、少なくとも速度設定値信号,速度検出信号,圧力設定値信号,圧力検出信号,電流指令値信号,現位置検出信号,速度指令値信号,位置偏差値信号,サーボON信号,過負荷検出信号から選択した一又は二以上の信号Sm…を含ませれば、トラブルシューティング用ツール、即ち、ディスプレイ7を実質的な測定器として機能させるという本来の目的を有効に実現することができる。
(4) 好適な態様により、動作信号データDdとして、射出成形機Mのコントローラ3に付属するディスプレイ7に表示される信号Sm…の変化を表示した信号レコーダ画面Vsに基づくデータを用いれば、トラブルの診断及び解析等のための信号レコーダ画面Vsの有する本来の機能をテクニカルセンター(T)においても有効に活用できる。
(5) 好適な態様により、採取条件データDiとして、少なくとも、信号Sm…の、種類,表示範囲(表示倍率・表示0位置),採取を開始するトリガ条件の一又は二以上を含ませれば、トラブルの認識、更にはその異常の程度や挙動を速やかに把握するための最低限の情報を容易に確保できる。
(6) 好適な態様により、採取条件データDiに基づく動作信号データDdの採取を、信号レコーダ画面Vsのハードコピー又はデータファイルにより採取するようにすれば、テクニカルセンター(T)における専門技術者は、実際の射出成形機Mのディスプレイ7を見ている状態とほぼ同様の態様において対処できる。
(7) 好適な態様により、採取条件データDiを、データファイルとして作成すれば、一般のデータファイルと同様に、容易かつ汎用的に扱うことができるため、テクニカルセンター(T)における専門技術者は、データ処理手段2にそのまま読み込ませ、シミュレーター機能等を利用して、容易かつ詳細な診断及び解析等が可能になるとともに、迅速かつ正確な診断及び解析等を行うことができるなど、採取条件データDiの使い勝手をより高めることができる。
(8) 好適な態様により、データファイルを、ファイル表示画面Vfにより選択可能にすれば、通常の生産活動で使用している成形条件ファイルやプログラムファイル等の各種条件ファイルと同様に、容易に利用することができる。
(9) 好適な態様により、データファイルを、射出成形機Mのコントローラ3に付属するディスプレイ7に表示可能にすれば、例えば、ユーザー(U)や現場に居合わせた専門技術者等がディスプレイ7に表示されたデータファイルの波形データを確認し、実機に対する必要なトラブルシューティングを行うことができる。
本発明の好適実施形態に係るトラブルシューティング方法の処理手順を示すフローチャート、 同トラブルシューティング方法を実施できるシステム系統図、 同トラブルシューティング方法を実施できるシステム系統をより具体化した回路ブロックで示す系統図、 同トラブルシューティング方法を実施できるディスプレイの信号レコーダ画面図、 同ディスプレイに表示されるファイル表示画面図、 同ディスプレイに表示されるファイルの保存画面図、
次に、本発明に係る好適実施形態を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
まず、本実施形態に係るトラブルシューティング方法を実施できるシステム系統全体の構成について、図2及び図3を参照して説明する。
Mは、ユーザー(U)が使用する任意の射出成形機を示す。図2中、仮想線で示す射出成形機Mは、機台Mbと、この機台Mb上に設置された射出装置Mi及び型締装置Mcを備える。射出装置Miは、加熱筒10を備え、この加熱筒10の前端に、図に現れない射出ノズルを有するとともに、加熱筒10の後部には成形材料を供給するホッパ11を備える。一方、型締装置Mcには可動型と固定型からなる金型12を備える。また、機台Mb上には、起設した側面パネル13を利用してディスプレイ7を配設する。例示のディスプレイ7は、タッチパネル7tを付設したカラー液晶ディスプレイ等のディスプレイ本体7dを備え、このディスプレイ7はコントローラ3(図3)に接続する。
図3は、コントローラ3のブロック系統図を示す。21はCPUであり、このCPU21には内部バス22を介してチップセット23を接続する。チップセット23には、PCIバス等のローカルバスを用いたバスライン24を接続してHMI(ヒューマン・マシン・インタフェース)制御系を構成する。このため、バスライン24には、各種メモリ類を含む内部メモリ25を接続する。さらに、バスライン24には、表示インタフェース26を介して上述したディスプレイ7を接続するとともに、入出力インターフェイス27を介してメモリカード等の記憶メディア28に対する読出及び書込を行うドライブユニット29を接続する。
また、チップセット23には、バスライン24と同様のバスライン30を接続してPLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)制御系を構成する。このため、バスライン30には、スイッチ等の切換データ(入力)をCPU21に付与し、かつCPU21から得る制御指令データ(出力)を対応するアクチュエータに付与する入出力インターフェイス31を接続するとともに、各種センサの検出信号(入力)を、アナログ−ディジタル変換してCPU21に付与し、かつCPU21から得る制御指令データをディジタル−アナログ変換して得た制御信号(出力)を対応するアクチュエータに付与する入出力インターフェイス32を接続する。これにより、所定のフィードバック制御系及びオープンループ制御系が構成される。
したがって、前述した内部メモリ25には、PLCプログラムとHMIプログラムをはじめ、各種処理プログラムを格納する。なお、PLCプログラムは、射出成形機Mにおける各種工程のシーケンス動作や射出成形機Mの監視等を実現するためのソフトウェアであり、HMIプログラムは、射出成形機Mの動作パラメータの設定及び表示,射出成形機Mの動作監視データの表示等を実現するためのソフトウェアである。
一方、本実施形態では、射出成形機Mの動作に係わる信号Sm…であって、所定の目的に係わる信号であるトラブルシューティングに関連する複数の信号Sm…を検出し、この信号Sm…を、入力として入出力インターフェイス31及び32に付与する。なお、本実施形態では、内部メモリ25に記憶されている設定値や入出力インターフェイス31,32を介さずに付与される内部信号等も、検出される信号Sm…として扱う。このような複数の信号Sm…には、射出工程,計量工程,型締工程及びエジェクタ工程に係わる信号Sm…であって、少なくとも速度設定値信号,速度検出信号,圧力設定値信号,圧力検出信号,電流指令値信号,現位置検出信号,速度指令値信号,位置偏差値信号,サーボON信号,過負荷検出信号から選択した複数の信号Sm…が含まれるとともに、各種の入出力信号が信号Sm…に含まれる。このような信号Sm…の一又は二以上を用いれば、ディスプレイ7を実質的な測定器として機能させ、ディスプレイ7を測定器に兼用できるという基本的な作用効果を享受できるとともに、後述するテクニカルセンター(T)においてトラブルの診断及び解析等を行う場合であっても動作信号データDdを利用した同様の作用効果を享受できる。
また、バスライン24には、通信インターフェイス35を接続し、この通信インターフェイス35は、外部の通信端末5に接続する。この場合の通信端末5は、ルータ等の狭義の通信端末をはじめ、通信端末を内蔵し又は通信端末に接続したパーソナルコンピュータやモバイル等の広義の各種機器が含まれる。したがって、通信端末5は、図3に示すように、インターネット等の通信ネットワーク36に接続することにより、少なくとも、コントローラ3を通信ネットワーク36に接続する機能と、通信ネットワーク36から受信したデータを記憶メディア28に書込み又は記憶メディア28から読出して通信ネットワーク36に送信する機能を有している。
他方、41はテクニカルセンター(T)に備える処理コンピュータ(サーバ)を示す。この処理コンピュータ41は、コンピュータ本体42及びこのコンピュータ本体42に内蔵するハードディスク等のメモリ手段43を備え、このメモリ手段43は、データベースを含む各種データを書込むデータ書込エリア43d及び各種プログラムを格納したプログラム格納エリア43pを有する。なお、コンピュータ本体42は、ディスプレイ,キーボード,マウス,プリンタ等の、通常、コンピュータシステムに必要な各種周辺装置が付属する。一方、コンピュータ本体42は、外部の通信端末6に接続するとともに、この通信端末6は上述したインターネット等の通信ネットワーク36に接続する。この場合の通信端末6は、ルータ等の狭義の通信端末を意味する。通信端末6,通信ネットワーク36及び通信端末5は通信手段4を構成する。
次に、本実施形態に係るトラブルシューティング方法を実施する際に使用する射出成形機Mに備えるディスプレイ7に表示される信号レコーダ画面Vsについて、図4を参照して説明する。
図4は、ディスプレイ7に表示される信号レコーダ画面Vsを示す。なお、例示は、ディスプレイ7における信号レコーダ画面Vsの下方に、チャンネル設定画面Vc及び詳細設定画面Vpをそれぞれウィンドウ表示した態様を示している。この信号レコーダ画面Vsは、前述した信号Sm…から選択した一又は二以上の信号Sm…の変化を波形により表示する波形表示部40を備える。例示する実施形態は、CH1(1チャンネル)〜CH6(6チャンネル)に設定した六つの信号Sm…を表示することができる。波形表示部40は、横軸40tに時間を設定し、かつ縦軸40vに信号Sm…の大きさを、表示倍率・表示0位置により設定する。また、波形表示部40に対して上方の位置には、横軸設定部41,縦軸設定部42を表示するとともに、波形表示部40に対して横方の位置には、各CH1〜CH6のチャンネル表示幅設定部43を設ける。
そして、波形表示部40には、CH1〜CH6に設定した6種類の信号Sm…を、波形W1,W2,W3,W4,W5,W6により表示する。この場合、チャンネル表示幅設定部43におけるCH1〜CH6の表示部分は色分けされており、CH1〜CH6の色と、これに対応する波形W1,W2,W3,W4,W5,W6の色はそれぞれ一致する。実施形態の場合、W1は射出速度設定信号(CH1)、W2は射出速度モニタ信号(CH2)、W3は射出速度指令信号(CH3)、W4は射出電流指令信号(CH4)、W5は射出現在位置信号(CH5)、W6は入力X013信号(CH6)をそれぞれ示している。このような各波形W1…は、6チャンネル分を同時に表示できるとともに、7チャンネル(CH7)〜12チャンネル(CH12),13チャンネル(CH13)〜18チャンネル(CH18)…と順次設定すれば、一定時間間隔で順次表示チャンネルを変更して表示できる。
他方、46はチャンネル設定キー、47は詳細設定キー、48は開始キーを示す。チャンネル設定キー46のONにより、図4に示すチャンネル設定画面Vcがウィンドウ表示されるため、色設定部51により配色を、信号種類設定部52により信号Sm…の種類を、信号項目設定部53により信号Sm…の項目を、回路線番設定部54により回路の線番をそれぞれチャンネル毎に設定できる。また、詳細設定キー47のONにより、詳細設定画面Vpがウィンドウ表示されるため、波形描画モード選択部61により波形描画モードの選択を、重ね書きのON/OFF切換部62により重ね書きのON/OFFを、記録長さ設定部63により記録長さの設定を、プリトリガ設定部64によりプリトリガのタイミングの設定を、工程色設定部65により工程色の設定等を、それぞれチャンネル毎に行うことができる。
特に、詳細設定画面Vpでは、トリガ条件の設定、即ち、トリガ種類設定部66によりトリガの種類の設定を、トリガのチャンネル設定部67によりトリガのチャンネルの設定を、トリガのレベル設定部68によりトリガのレベルの設定等を行うことができる。トリガ条件を設定した場合の具体例は次のようになる。今、信号の大きさによりトリガ条件を設定したものとする。一例として、トリガ条件を、縦軸のレベルLu〔%〕に設定すれば、例えば、波形W2の場合、レベルLuを越えた部分だけ表示され、他は表示されなくなる。同様に、レベルLuに達しない部分のみを表示することもでき、これらは任意に選択できる。さらに、レベルLuに加えて、このレベルLuよりも小さいレベルLdを設定することにより、レベルLd〜レベルLuの範囲に入る波形W2のみを表示することもできる。信号の大きさ(又は範囲)によりトリガ条件を設定すれば、特に、トラブルシューティングに有効である。即ち、レベルLuを任意の信号Sm…に対する異常レベルに設定すれば、異常が発生ときのみ各波形W1…が表示されるため、異常の認識、更にはその異常の程度や挙動を容易かつ速やかに把握できる。
また、トリガ条件として、区間により設定、具体的には、トリガ条件を、横軸の時間tf(開始時)とtr(終了時)に設定したとすれば、波形W2は時間tf(開始時)〜tr(終了時)の区間だけ表示されることになり、他の時間では表示されない。同様に、いずれか一方の時間tf又はtrを設定し、時間(開始時)tfになったら表示を開始し、又は時間(終了時)trになったら表示を終了させることもできる。なお、tf(開始時)及びtr(終了時)は、必ずしも時刻を意味するものではなく、例えば、工程開始等のタイミングを設定できる。時間又は区間により任意のトリガ条件を設定できる。さらに、前述したプリトリガのタイミングを設定すれば、トリガ条件よりも一定時間前又は一定の大きさだけ手前の波形から表示(記録)することができ、トリガ条件を満たす直前の状態を確認することができる。
このように、信号レコーダ画面Vs(ディスプレイ7)は、実質的な測定器Msとして機能し、ディスプレイ7は測定器Msに兼用できる。したがって、オペレータ(ユーザー(U))は、信号レコーダ画面Vsを利用してトラブルの診断,解析及び対応策等を講じることができるとともに、特に、別途の測定器の使用を減らし又は不要にできるため、測定器使用に伴う不利益及び不具合を低減又は解消できるという基本的な効果を享受できる利点がある。
ところで、信号レコーダ画面Vsは、実質的な測定器Msとして機能させることができるものの、初心者等のように知識や経験等が無い場合には、動作に係わる信号Sm…を表示する機能に留まるため、自ら信号Sm…の波形を見てトラブルに対する的確な診断及びトラブルに的確に対処することは容易でない。したがって、このような診断,解析及び対処を自らできない場合、通常、テクニカルセンター(T)に連絡し、サポートを仰ぐことになる。この際、テクニカルセンター(T)からオペレータにトラブルの状況を聞いたり或いはディスプレイ7に表示されている信号Sm…の波形データを送って貰うことになるが、オペレータがコントローラ7の操作に不慣れの場合や言語に不自由な外国人等の場合には、トラブルの状況を正確かつ詳細に把握することができず、結局、トラブルに対して的確,迅速かつ円滑に対応することができない事態を生じる。そこで、このような事態が生じた場合、本実施形態に係るトラブルシューティング方法により有効に対処することができる。
次に、本実施形態に係る射出成形機Mのトラブルシューティング方法について、各図を参照しつつ図1に示すフローチャートに従って説明する。
今、ユーザー(U)が使用する任意の射出成形機Mでトラブルが発生した場合を想定する(ステップS1)。この場合、オペレータは上述のように、信号レコーダ画面Vsにより動作状態を確認し、トラブルの診断,解析及び対応策を講じることが可能であるが、オペレータ自身がトラブルについて正確に確認できない場合、或いは信号Sm…の変化が正常時とは明らかに異なるが、必要な診断,解析及び対応策を講じることができない場合等においては、そのトラブルに係わる情報(トラブル情報Dt)をテクニカルセンター(T)に送信する(ステップS2)。トラブル情報Dtの送信には、電子メール送信,ファクシミリ送信,電話連絡等の各種送信手段が考えられる。
一方、テクニカルセンター(T)は、少なくともトラブルを診断する機能を備えるため、ユーザー(U)からトラブル情報Dtを受信したなら、データ処理手段2により、トラブル情報Dtに対応する射出成形機Mの動作信号データDdを当該射出成形機Mのコントローラ3から採取するための条件を含む採取条件データDiを作成処理する(ステップS3,S4)。この場合、採取条件データDiとは、トラブル情報Dtに基づいて前述した信号レコーダ画面Vsにおける採取する画面領域を設定するためのデータである。信号レコーダ画面Vsは、前述したように、射出成形機Mのコントローラ3に付属するディスプレイ7に表示される信号Sm…の変化を表示した画面となるため、動作信号データDdとして、信号レコーダ画面Vsに基づくデータを用いれば、トラブルの診断及び解析等のための信号レコーダ画面Vsの有する本来の機能をテクニカルセンター(T)においても有効に活用できる。
この場合、採取条件データDiとして、少なくとも、信号Sm…の、種類,表示範囲(表示倍率・表示0位置),採取を開始するトリガ条件の一又は二以上を含ませることが望ましい。なお、信号Sm…の種類とは、前述した、射出工程,計量工程,型締工程及びエジェクタ工程に係わる信号Sm…であって、少なくとも速度設定値信号,速度検出信号,圧力設定値信号,圧力検出信号,電流指令値信号,現位置検出信号,速度指令値信号,位置偏差値信号,サーボON信号,過負荷検出信号から選択した複数の信号Sm…が含まれるとともに、各種の入出力信号が信号Sm…に含まれる。また、表示範囲(表示倍率・表示0位置)とは、いわば波形表示部40における縦軸の設定情報となる。さらに、採取を開始するトリガ条件とは、いわば横軸の設定情報となる。このような採取条件データDiにより様々な設定を行うことができ、特に、トリガ条件には前述した様々な条件を設定できる。このように、採取条件データDiとして、少なくとも、信号Sm…の、種類,表示範囲(表示倍率・表示0位置),採取を開始するトリガ条件の一又は二以上を含ませれば、トラブルの認識、更にはその異常の程度や挙動を速やかに把握するための最低限の情報を容易に確保できる利点がある。
また、採取条件データDiを作成するに際しては、各種方法(手段)により作成可能である。例えば、比較的頻繁に発生するトラブルの場合には、トラブル情報Dtに基づきデータベースを利用して自動で作成可能である。これに対して、滅多に発生しないトラブルの場合には、データベースを利用することなくトラブル情報Dtに基づき専門技術者が個別に作成可能である。
さらに、採取条件データDiを作成するに際しては、ディスプレイ7に表示される信号レコーダ画面Vsをハードコピーにより採取して作成することができる。即ち、採取条件データDiに基づく動作信号データDdの採取は、信号レコーダ画面Vsの採取となるため、信号レコーダ画面Vsに対して作成した条件によりそのままハードコピーして採取可能である。このように採取すれば、テクニカルセンター(T)における専門技術者は、実際の射出成形機Mのディスプレイ7を見ている状態とほぼ同様の態様において対処できる利点がある。一方、採取条件データDiは、データファイルとして作成する。採取条件データDiを、このようなデータファイルとして作成すれば、一般のデータファイルと同様に、容易かつ汎用的に扱うことができるため、テクニカルセンター(T)における専門技術者は、データ処理手段2にそのまま読み込ませ、シミュレーター機能等を利用して、容易かつ詳細な診断及び解析等が可能になるとともに、迅速かつ正確な診断及び解析等を行うことができるなど、採取条件データDiの使い勝手をより高めることができる利点がある。
なお、このデータファイル(採取条件データDi)は、射出成形機Mに備えるディスプレイ7にも表示(再表示)することができる。このような表示(再表示)を可能にすれば、例えば、ユーザー(U)や現場に居合わせた専門技術者等がディスプレイ7に表示されたデータファイルの波形データを確認し、実機に対する必要なトラブルシューティングを行うことができる。
そして、実機に対する必要なトラブルシューティングを行うことができない場合或いはトラブルシューティングを行っても必要な診断ができない場合などにおいては、作成した採取条件データDiを、通信手段4によりユーザー(U)の通信端末5に送信処理する(ステップS5)。なお、ディスプレイ7にデータファイル(採取条件データDi)を表示し、これにより得られた追加的な情報等があれば、採取条件データDiの付随情報として一緒に送信することができる。一方、ユーザー(U)が採取条件データDiを受信することにより、採取条件データDiをコントローラ3に読込処理する(ステップS6,S7)。この場合、前述したように、通信インタフェース30により直接取込み、又は記憶メディア28を介して取込み可能なため、取込み可能になったなら、図5に示す成形条件の設定等を行うファイル表示画面Vfを表示し、ファイル名72を入力するとともに、読込キー71をONにして、データファイルとして受信した採取条件データDiの読込処理を行う。これにより、採取条件データDiはコントローラ3の内部メモリ25にファイル名72のデータファイルとして取込まれる。このように、データファイルを、ファイル表示画面Vfにより選択可能にすれば、通常の生産活動で使用している成形条件ファイルやプログラムファイル等の各種条件ファイルと同様に、容易に利用できる利点がある。
次いで、ファイル名72のファイルを開いて採取処理を実行する。即ち、採取条件データDiに基づいて、動作信号データDdを採取処理、具体的には、信号レコーダ画面Vsの一部をハードコピー処理するとともに、さらに、ハードコピーしたデータ(コピーデータ)のデータファイルを作成する(ステップS8,S9)。この後、図5に示す保存キー73をONにすれば、図6に示す保存画面Vmが表示されるため、データファイル75(例示は「信号設定レコーダ」ファイルとして表示)を選択し、保存実行キー76をONすることによりデータファイル(動作信号データDd)が作成される。
そして、作成したデータファイルは通信手段4によりテクニカルセンター(T)の通信端末6に送信処理する(ステップS10)。テクニカルセンター(T)では、受信した動作信号データDdに基づき、専門技術者が、トラブルを診断し、解析するとともに、必要な対応策等の情報を含むテクニカル情報Dsをデータファイルとして作成する(ステップS11,S12,S13)。この後、作成したデータファイル(テクニカル情報Ds)は、通信手段4によりユーザー(U)の通信端末5に送信処理する(ステップS14)。ユーザー(U)がテクニカル情報Dsを受信すれば、オペレータは、そのテクニカル情報Dsに基づいて必要な処置、即ち、トラブルを解消するための必要な処置(対応策)を講じることができる(ステップS15,S16)。
よって、このような本実施形態に係るトラブルシューティング方法によれば、ユーザー(U)が使用している射出成形機Mのコントローラ3に備えるディスプレイ7に表示される信号レコーダ画面Vs等の動作信号データDdを、いわばそのままテクニカルセンター(T)に送り、かつテクニカルセンター(T)の専門技術者による診断や解析等が可能になるため、ユーザー(U)サイドのオペレータが初心者等のように知識や経験等が無い場合であっても、トラブルに対して的確に対処することができ、信号レコーダ画面Vs等のトラブルシューティング用ツールを有効に活用することができる。加えて、オペレータが射出成形機Mのコントローラ3の操作に不慣れの場合や言語に不自由な外国人等の場合であってもトラブルに対して、的確かつ円滑(迅速)に対応することができる。
以上、好適実施形態について詳細に説明したが、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、細部の構成,形状,素材,数量,手法等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更,追加,削除することができる。
例えば、所定の目的に係わる信号Sm…として、トラブルシューティングに関連する信号Sm…を例示したが、他の目的に係わる信号Sm…を適用することもできる。特に、例示は一例であり、例示以外の各種信号Sm…を適用することができ、本来、テスター等で測定する回路上の直流電圧に係る単純な信号Sm…であってもよい。なお、ユーザー(U)及びテクニカルセンター(T)の用語は、理解を容易にするための便宜上の使用であり、要は、任意の射出成形機Mとデータ処理手段2に対応関係にあればよい。また、データ処理手段2は、トラブルを診断,解析,対応策を講じる機能を備える場合を例示したが、少なくともトラブルを診断する機能を備えれば足りる。一方、動作信号データDdとして、信号レコーダ画面Vsをハードコピーしたデータを例示したが、トラブルシューティングに関連する信号Sm…であれば、各種信号及び各種方法により採取する他種のデータを排除するものではなく、例えば、データファイルであってもよい。さらに、動作信号データDdとして、時間に対する信号の変化に係わるデータを用いたが、時間の代わりに位置等の他の物理量を用いてもよい。
本発明に係るトラブルシューティング方法は、ユーザーが使用する任意の射出成形機で発生した各種トラブルを解決する際に利用することができる。
2:データ処理手段,3:コントローラ,4:通信手段,5:通信端末,6:通信端末,7:ディスプレイ,(U):ユーザー,(T):テクニカルセンター,M:射出成形機,Dt:トラブル情報,Dd:動作信号データ,Di:採取条件データ,S4:ステップ,S5:ステップ,S7:ステップ,S8:ステップ,S9:ステップ,S10:ステップ,Sm…:トラブルシューティングに関連する信号,Vs:信号レコーダ画面,Vf:ファイル表示画面
他方、91はテクニカルセンター(T)に備える処理コンピュータ(サーバ)を示す。この処理コンピュータ91は、コンピュータ本体92及びこのコンピュータ本体92に内蔵するハードディスク等のメモリ手段93を備え、このメモリ手段93は、データベースを含む各種データを書込むデータ書込エリア93d及び各種プログラムを格納したプログラム格納エリア93pを有する。なお、コンピュータ本体92は、ディスプレイ,キーボード,マウス,プリンタ等の、通常、コンピュータシステムに必要な各種周辺装置が付属する。一方、コンピュータ本体92は、外部の通信端末6に接続するとともに、この通信端末6は上述したインターネット等の通信ネットワーク36に接続する。この場合の通信端末6は、ルータ等の狭義の通信端末を意味する。通信端末6,通信ネットワーク36及び通信端末5は通信手段4を構成する。
そして、実機に対する必要なトラブルシューティングを行うことができない場合或いはトラブルシューティングを行っても必要な診断ができない場合などにおいては、作成した採取条件データDiを、通信手段4によりユーザー(U)の通信端末5に送信処理する(ステップS5)。なお、ディスプレイ7にデータファイル(採取条件データDi)を表示し、これにより得られた追加的な情報等があれば、採取条件データDiの付随情報として一緒に送信することができる。一方、ユーザー(U)が採取条件データDiを受信することにより、採取条件データDiをコントローラ3に読込処理する(ステップS6,S7)。この場合、前述したように、通信インタフェース35により直接取込み、又は記憶メディア28を介して取込み可能なため、取込み可能になったなら、図5に示す成形条件の設定等を行うファイル表示画面Vfを表示し、ファイル名72を入力するとともに、読込キー71をONにして、データファイルとして受信した採取条件データDiの読込処理を行う。これにより、採取条件データDiはコントローラ3の内部メモリ25にファイル名72のデータファイルとして取込まれる。このように、データファイルを、ファイル表示画面Vfにより選択可能にすれば、通常の生産活動で使用している成形条件ファイルやプログラムファイル等の各種条件ファイルと同様に、容易に利用できる利点がある。

Claims (9)

  1. ユーザーが使用する任意の射出成形機で発生したトラブルを解決するための射出成形機のトラブルシューティング方法であって、少なくともトラブルを診断する機能を備えるテクニカルセンターにおけるデータ処理手段により、ユーザーから受け取ったトラブルに係わるトラブル情報に対応する射出成形機の動作信号データを当該射出成形機のコントローラから採取するための条件を含む採取条件データを作成処理するステップと、この採取条件データを、通信手段により前記ユーザーの通信端末に送信処理するステップと、前記採取条件データを前記コントローラに読込処理するステップと、前記採取条件データに基づいて前記動作信号データを採取処理するステップと、この動作信号データを、通信手段により前記テクニカルセンターの通信端末に送信処理するステップとを備えてなることを特徴とする射出成形機のトラブルシューティング方法。
  2. 前記動作信号データには、一又は二以上のトラブルシューティングに関連する信号の変化に係わるデータを用いることを特徴とする請求項1記載の射出成形機のトラブルシューティング方法。
  3. 前記信号の種類には、射出工程,計量工程,型締工程及びエジェクタ工程に係わる信号であって、少なくとも速度設定値信号,速度検出信号,圧力設定値信号,圧力検出信号,電流指令値信号,現位置検出信号,速度指令値信号,位置偏差値信号,サーボON信号,過負荷検出信号から選択した一又は二以上の信号を含むことを特徴とする請求項2記載の射出成形機のトラブルシューティング方法。
  4. 前記動作信号データは、前記射出成形機のコントローラに付属するディスプレイに表示される前記信号の変化を表示した信号レコーダ画面に基づくデータを用いることを特徴とする請求項2又は3記載の射出成形機のトラブルシューティング方法。
  5. 前記採取条件データには、少なくとも、前記信号の、種類,表示範囲(表示倍率・表示0位置),採取を開始するトリガ条件の一又は二以上を含むことを特徴とする請求項2,3又は4記載の射出成形機のトラブルシューティング方法。
  6. 前記採取条件データに基づく前記動作信号データの採取は、前記信号レコーダ画面のハードコピー又はデータファイルにより採取することを特徴とする請求項4又は5記載の射出成形機のトラブルシューティング方法。
  7. 前記採取条件データは、データファイルとして作成することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の射出成形機のトラブルシューティング方法。
  8. 前記データファイルは、ファイル表示画面により選択可能にすることを特徴とする請求項7記載の射出成形機のトラブルシューティング方法。
  9. 前記データファイルは、前記射出成形機のコントローラに付属するディスプレイに表示可能にすることを特徴とする請求項7又は8記載の射出成形機のトラブルシューティング方法。
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