JPH04131915A - 成形機のトラブル診断方式 - Google Patents

成形機のトラブル診断方式

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JPH04131915A
JPH04131915A JP2251876A JP25187690A JPH04131915A JP H04131915 A JPH04131915 A JP H04131915A JP 2251876 A JP2251876 A JP 2251876A JP 25187690 A JP25187690 A JP 25187690A JP H04131915 A JPH04131915 A JP H04131915A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、射出成形機、発泡成形機、ダイカストマシン
等の成形機のトラブル診断方式に係り、特に、マシン全
体の制御を司るマイクロコンピュータ(以下マイコンと
称す)を具備した成形機のためのトラブル診断方式に関
する。
[従来の技術] 射出成形機等の成形機の分野においては、マシンに成形
機全体の制御を司るマイコンを内蔵させ、該マイコンが
、自動成形運転プログラムに従って、予め設定された運
転条件値と、マシンの各部に配設されたセンサ群からの
計測情報とを参照して、連続自動運転を実行するように
したマシンが一般的になりつつある。斯るマイコン内蔵
型の射出成形機等においては、センサ群からの計測情報
などに異常が発生したとマイコンが判断した場合には、
マイコンが予めケーススタデイしたデータを参照して、
ディスプレイ装買にこれに対応したアラームメツセージ
を表示させて、マシンのオペレータに異常発生を認知さ
せると共に、異常内容が所定レベル以上のものと判定し
た場合には、マシンを緊急停止させるようになっている
そして、このようなアラームメツセージが表示された際
に、マシンのオペレータは、異常内容が対処可能な比較
的軽度のものである場合には、アラームメツセージの指
示内容に従いトラブル処理を行うが、異常内容がオペレ
ータに対処不能なものやメーカーへの連絡が必要なもの
である場合、あるいはアラームメツセージの指示内容に
従った処理を行ったにもかかわらず異常が解消されない
場合には、マシンが停止したままの状態で、メーカー側
のサービスマンにトラブル処理を依頼することを余儀な
くされていた。
[発明が解決しようとする課題] 上記したようにユーザー側からトラブル発生の連絡を電
話等で受けた場合、従来サービスマンは、マシンの機種
、トラブルの内容を聞き、概ねの状況を予測して現地に
向かっていた。しかしながら、この場合、 ■ユーザーからの電話連絡等による情報のみでは、正確
な状況が把握できないため、サービスマンは交換部品等
を適正に準備することが難しい。
■現地がサービスマンの現在位置から遠い場合には、サ
ービスマンが到着するまでに時間が掛り、また、余儀な
い事態でサービスマンが直ぐに現地に出向けない場合に
は、サービスマンによる対処が遅れ、この間マシンは停
止したままなので、ユーザーは大きな不利益を蒙る。
■現地に出向いたサービスマンの調査で判明した必要と
する交換部品が、サービスマンの手元にない場合には、
この時点以後に部品の取り寄せ発注を行うので、こうし
た事態では部品交換に時間が掛る。
■サービスマンでも判断し難いトラブルに遭遇すると、
メーカー側の専門技術者に問い合わせを行うため、こう
した事態でもトラブル処理に時間が掛る。
という問題があることが、指摘されていた。
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、その目的とす
るところは、サービスマンが現地に出向く前に、成形機
のトラブル内容の解析が迅速・的確に行え、しかも部品
交換が必要な場合には、必要部品を予め的確に準備する
ことが可能な成形機のトラブル診断方式を提供すること
にある。
[課題を解決するための手段〕 本発明は上記した目的を達成するため、成形機に設けら
れたマイコンが、設定された各運転条件データと各セン
サからの計測情報等に基づき成形機の各部を駆動制御す
る自動運転制御機能と、前記各センサからの計測情報等
に基づき自動運転時の実運転条件データを記憶する実運
転条件データ(モニタデータ)記憶機能と、自己異常診
断機能とを少なくとも具備し、異常発生時にはアラーム
メツセージを成形機のディスプレイ装置に表示させるよ
うにした成形機のためのトラブル診断方式において、ト
ラブル発生時に成形機のユーザーからメーカー側にトラ
ブル対処要請があった際に、公衆電話回線もしくは専用
ネットワークを介して、メーカー側のホストコンピュー
タに、前記成形機のマイコンから設定運転条件データ、
実運転条件データ、並びに該当するアラーム情報データ
を取り込み、このホストコンピュータに取り込んだデー
タに基づきホストコンピュータ側でトラブル要因の解析
を行うと共に、この解析結果に基づく運転条件指令デー
タを前記公衆電話回線もしくは専用ネットワークを介し
て前記成形機のマイコンに送信して成形機に試運転を実
行させ、必要に応じこの試運転結果を再度ホストコンピ
ュータ側が解析するように、される。
[作 用コ ユーザーからメーカー側へトラブル対処要請の連絡があ
ると、メーカー側のホストコンピュータのオペレータな
どから折り返しユーザー側の担当者に電話連絡が行われ
、トラブルが発生した成形機のマイコンの通信用入出力
端を、例えばモデムを介して電話機に接続するように依
頼がなされる。
そして、当該マイコンが電話機に接続された後、メーカ
ー側のホストコンピュータのオペレータが公衆回線を介
してユーザー側の電話機を呼び出して、ホストコンピュ
ータと成形機のマイコンとを送受信可能に接続し、ホス
トコンピュータ側から、マイコン内に格納された設定運
転条件データ、実運転条件データ、並びに当該アラーム
情報データを取り込むようにされる。
ホストコンピュータに取り込まれたデータは、例えば、
このホストコンピュータに組み込まれているトラブル(
異常)診断プログラム(これは、成形機のマイコンに備
えられている自己異常診断プログラムよりも格段にレベ
ルの上の診断機能プログラムであって、膨大なケースス
タデイデータと推論演算手法とによって裏打ち・構築さ
れている)と、ホストコンピュータのオペレータである
技術担当者の豊かな知識・経験とによって、トラブル現
象が解析され、予測される可能性の高いトラブル要因が
リストアップされる。この解析結果は、豊かな経験と知
識とをもつサービスマンの判断結果に匹敵乃至それ以上
の確度をもつ。さらに、この割り出し・推論されたトラ
ブル要因を解消するため、もしくはトラブル要因をより
正確に確定乃至絞り込むための試運転条件値が算出され
る。
次に、ホストコンピュータのオペレータは、ユーザー側
の担当者に側回線の電話などでトラブル要因の正確な解
析のために試運転を行う旨の連絡を行うか、及び/また
は、ホストコンピュータと公衆回線を介して接続されて
いる(成形機の)マイコンへの送信によって、成形機側
のディスプレイ装置にトラブル要因の正確な解析のため
に試運転を行う旨の表示を行わせる。これによって、ユ
ーザー側の担当者(成形機のオペレータ)は、要求され
る試運転箇所に対し成形機が運転可能な状況にあるか否
かを確認し、「○K」であればこの旨をキー人力操作に
よってホストコンピュータに送信する。この確認作業は
安全性を確認するためのもので、ユーザー側の担当者(
成形機のオペレータ)によって、例えば型開き空間内に
人や不要の物体等が無いかどうかが確認される。そして
、ホストコンピュータ(メーカー側)のオペレータは、
成形機(ユーザー側)のオペレータからの上記通信を確
認した後、解析結果から割り出した前記試運転条件値を
成形機のマイコンに送信して、これに基づく試運転をホ
ストコンピュータ側からの操作によって実行させる。こ
の試運転に際しては、成形機にユーザー側のマシンオペ
レータが付いて、事象を確認してもらうことが望ましい
試運転の結果は、成形機のマイコンからの送信によって
ホストコンピュータ側に取り込まれ、これを再度解析す
ることによって、トラブル(異常もしくは故障)の要因
が、確定乃至は大幅に絞り込まれる。そして例えば簡単
な故障であれば、ホストコンピュータ側からのマイコン
への送信によって、成形機側のディスプレイ装置にトラ
ブル対処方法がメツセージされて、成形機(ユーザー側
)のオペレータがこれに基づく対処を施すことにより、
トラブルは解消される。また、メーカー側のサービスマ
ンが出向いて対処する必要があると判断されると、最寄
りのサービスマン駐在箇所に、解析結果が知らされると
共に、部品交換が必要と判断される場合には、予測され
る交換部品も併せて知らされる。
よって、サービスマンは現地に出向く前に、的確な情報
を得ことができると共に、予測される交換部品を的確に
準備でき、現地で迅速・的確にトラブル対策を施すこと
が可能となる。
[実施例コ 以下、本発明を第1図及び第2図に示したl実施例によ
って説明する。
第1図は、本発明によるトラブル診断方式が適用される
全体構成の概略を示すブロック図である。
同図において、符号1で総括的に示す射出成形機は、公
知の型開閉装置2や射出装置3等のメカニズム系と、マ
シン全体の制御を司るマイコン4等を具備しており、該
マイコン4は、自動成形運転プログラムによって、予め
設定された運転条件値と、マシンの各部に配設されたセ
ンサ群5からの計測情報等とを参照して、ドライバ群6
を介してメカニズム系の各駆動源を駆動制御するように
なっている。7はマイコン4への入力操作手段たるキー
人力装置、8はマイコン4による処理結果等々を表示す
るカラーCRTディスプレイよりなるディスプレイ装置
である。
上記マイコン4は、実際には、各種I10インターフェ
ース、主制御プログラム並びに各種固定データなどを格
納したROM、各種フラグや測定データ等を読み書きす
るRAM、全体の制御を司るCPU (セントラルプロ
セッサーユニット)等を具備しており、予め作成された
各種プログラムに従って各種処理を実行するも、本実施
例においては説明の便宜上、成形条件設定記憶部9、成
形プロセス制御部10、実測値記憶部11、異常判定デ
ータ記憶部12、異常診断部13、外部通信制御部14
等の機能部を具備しているものとして、以下の説明を行
う。
上記成形条件設定記憶部9には、キー人力手段7もしく
は他の適宜入力手段によって入力された各種成形条件値
が、必要に応じ演算処理されて書き替え可能な形で記憶
されている。この成形条件としでは、例えば、チャージ
行程時のスクリュー位置とスクリュー回転数及び背圧と
の関係、サックバック制御条件、射出開始位置から保圧
切替点(位置)まで(1次射出行程)の細分化された射
出速度条件、保圧切替時点から保圧終了時点までの細分
化された2次射出圧力(保圧圧力)条件、各部のバンド
ヒータ温度、型閉じストロークと速度、型締め力、型開
きストロークと速度、エジェクト制御条件等々が挙げら
れる。
前記成形プロセス制御部10は、予め作成された成形プ
ロセス制御プログラムと成形条件設定記憶部9に格納さ
れた設定条件値とに基づき、前記したセンサ群5からの
計測情報(実測値記憶部11に格納された最新のデータ
)及びマイコン4に内蔵されたクロックからの計時情報
を参照しつつ、ドライバ群6を介して対応する各駆動源
を駆動制御し、一連の成形行程を実行させる。
前記実測値記憶部11には、連続自動運転時における予
め設定されたモニタ項目の総べての実測値が、連続する
所定回数のショットにわたって取す込まれて記憶される
ようになっている。この取り込まれるモニタ項目は大別
すると、■時間監視項目、■位置監視項目、■回転数監
視項目、■速度監視項目、■圧力監視項目、■温度監視
項目。
■電力監視項目が挙げられ、前記した成形運転条件設定
項目の相当部分がこれとオーバーラツプし、成形品の品
質及び異常判定に関連するであろうファクターがモニタ
項目として予め設定されている。
前記異常判定データ記憶部12には、予めケーススタデ
イした異常事象、異常数値等が格納されている。そして
、前記異常診断部13は、前記成形条件設定記憶部9の
データや実測値記憶部11のデータ等を取り込み、異常
判定データ記憶91+12の内容を参照して、異常が発
生していないかを判定するようになっている。
異常診断部13が、異常事態の発生を認知すると、例え
ば警音を発生させると共に、図示せぬアラームメツセー
ジ格納部から対応する異常項目のメツセージ情報を引出
し、前記ディスプレイ装置8にアラームメツセージを強
制表示させる。また、異常内容が所定レベル以上のもの
と判定された場合には、この旨を示す信号が成形プロセ
ス制御部1oに出力され、成形プロセス制御部10がマ
シンを緊急停止させるようになっている。
前記外部通信制御部14は、外部コンピュータとの間の
データ送受信の制御を司り、例えば、モデム(変復調器
)15、電話機16を利用して、公衆電話回線17を介
して外部コンピュータと所謂コンピュータ通信を可能と
するようになっている(なお、専用のコンピュータ通信
ネットワーク回線を通しても通信可能であることは言う
までもない)。
第2図は、射出成形機のディスプレイ装置8に表示され
るアラームメツセージ内容のリストの1部を示しており
、同図において、例えばメツセージ内容M1で示す如き
成形機のオペレータで対処可能な異常は、このメツセー
ジに従った処理(「バージカバー」を閉じること)を施
すことによってトラブルが解消される。また、異常内容
がオペレータに対処不能なものやメーカーへの連絡が必
要なものである場合(例えば、第2図でメツセージ内容
M2で示すようなもの)、あるいはアラームメツセージ
の指示内容に従った処理を行ったにもかかわらず異常が
解消されない場合には、マシンを停止させたままの状態
で、メーカー側へ連絡を行うことになる。
第1図において、符号20で総括的に示すホストコンピ
ュータは、射出成形機の製造・販売メーカーの技術担当
者が常駐している場所に設置されており、該ホストコン
ピュータ20は、メーカー側のモデム18、電話機19
、公衆電話回線17を通して、前記したユーザー側の電
話機16、モデム15によって前記射出成形機1のマイ
コン4と通信可能とされている。21.22.23はそ
れぞれホストコンピュータ20に接続されたキー人力手
段、カラーCRT等よりなるディスプレイ装置、ディス
ク記録装置等よりなる外部記憶装置である。
上記ホストコンピュータ20も、実際には、CPU、R
OM、RAM% I10インターフェース、バス等で構
成され、予め作成された各種処理プログラムにより所望
の処理を実行するものであるが、本実施例では説明の便
宜上、異常学習データ記憶部24、受信データ格納部2
5、異常判定部26、試運転設定データ演算部27、外
部通信制御部28等の機能部を具備しているものとして
、以下の説明を行う。
上記異常学習データ記憶部24には、予めケーススタデ
イした膨大な異常事象項目、異常数値等と、これに密接
に関連するもしくは関連する可能性のある要因項目など
が格納されており、メモリ容量の制限等から実際には前
記外部記憶装置23から引出し・転送されたデータが必
要に応じ書き替えて格納される。
受信データ記憶部25には、外部通信制御部28を介し
て外部コンピュータ(ここでは前記射出成形機1のマイ
コン4)から送信されてくるデータが格納される。本実
施例においては、この受信データ記憶部25には、前記
マイコン4の前記成形条件設定記憶部9、実測値記憶部
11、異常診断部13から、設定運転条件データ、実測
運転条件データ(モニタ項目実測値)、及び該当するア
ラームコードが取り込まれる。
異常判定部26は、異常学習データ記憶部24並びに受
信データ格納部25に格納されたデータ群を参照して、
推論演算手法等を用いた異常診断プログラムによって、
異常現象の要因項目を検索し、前記ディスプレイ装置2
2等に出力する。また、ホストコンピュータ20のオペ
レータには、射出成形機に関し豊かな知識と経験をもつ
技術担当者があたるようになっており、この技術担当者
は、受信データ格納部25に取り込まれたデータと、異
常判定部26の処理結果を参照して、異常(トラブル)
内容を的確に解析して、予測されるトラブル要因を確度
高くリストアップする。
試運転設定データ演算部27は、予めケーススタデイさ
れた図示せぬ演算データテーブル並びにオペレータ(技
術担当者)の入力指示によって、前記のように割り出し
・推論されたトラブル要因を解消するため、もしくはト
ラブル要因をより正確に確定乃至絞り込むための試運転
条件値を算出する。
なお、前記外部通信制御部28は、前記マイコン4側の
外部通信制御部14と同様に、外部コンピュータとの間
のデータ送受信の制御を司る。
上記した構成において、射出成形機1にトラブルが発生
し、ユーザー側でこれに対処できない場合には、ユーザ
ーからメーカー側へトラブル対処要請の連絡が行われる
。これを受けて、メーカー側のホストコンピュータ20
のオペレータ(技術担当者)から折り返しユーザー側の
担当者に電話連絡が行われ、トラブルが発生した射出成
形機lのマイコン4の通信用入出力端を、モデム15を
介して電話機16に接続するように依頼がなされる。そ
して、当該マイコン4がユーザー側の電話機16に接続
された後、メーカー側のホストコンピュータ20のオペ
レータが、メーカー側のモデム18、電話機19から公
衆電話回線17を介してユーザー側の電話機16を呼び
出して、ホストコンピュータ20とマイコン4とを送受
信可能に接続する。この後、ホストコンピュータ20側
からの操作によって、前記したように、マイコン4内に
格納された設定運転条件データ、実運転条件データ、並
びに当該アラーム情報データが、ホストコンピュータ2
0の受信データ格納部25に取り込まれる。
ホストコンピュータ20に取り込まれたデータは、前述
した如くトラブル(異常)診断プログラムと、技術担当
者の豊かな知識・経験とによって、トラブル現象が解析
され、予測される可能性の高いトラブル要因がリストア
ップされる。この解析結果は、豊かな経験と知識とをも
つサービスマンの現場での判断結果に匹敵乃至それ以上
の確度をもつ。さらに、この割り出し・推論されたトラ
ブル要因を解消するため、もしくはトラブル要因をより
正確に確定乃至絞り込むための試運転条件値が算出され
る。
この後、ホストコンピュータ2oのオペレータは、ユー
ザー側の担当者に側回線の電話などでトラブル要因の正
確な解析のために試運転を行う旨の連絡を行うか、及び
/または、ホストコンピュータ20と公衆電話回線17
を介して接続されているマイコン4への送信によって、
成形機側の前記ディスプレイ装置8にトラブル要因の正
確な解析のために試運転を行う旨の表示を行わせる。こ
れによって、ユーザー側の担当者(成形機のオペレータ
)は、要求される試運転箇所に対し成形機が運転可能な
状況にあるか否かを確認し、rOKJであればこの旨を
前記キー人力手段7の操作によってホストコンピュータ
20側に送信する。この確認作業は安全性を確認するた
めに是非とも行われるべきである。
そして、ホストコンピュータ20側のオペレータは、成
形機(ユーザー側)のオペレータからの上記通信を確認
した後、解析結果から割り出した前記試運転条件値を射
出成形機1のマイコン4に送信して、これに基づく試運
転をホストコンピュータ2o側からの操作によって、射
出成形機1に実行させる。この試運転に際しては、安全
性の観点並びに事象の現場での正確な確認のために、射
出成形機1にユーザー側のマシンオペレータが付いてい
てもらうことが望ましい。
試運転の結果は、マイコン4からの送信によってホスト
コンピュータ20側にリアルタイムで取り込まれ、これ
を再度解析することによって、トラブル(異常もしくは
故障)の要因が、確定乃至は大幅に絞り込まれる。そし
て例えば簡単な故障であれば、ホストコンピュータ20
側からのマイコン4への送信によって、成形機側のディ
スプレイ装置8にトラブル対処方法がメツセージされて
、ユーザー側のオペレータがこれに基づく対処を施すこ
とにより、トラブルは解1肖される。また、メーカー側
のサービスマンが出向いて対処する必要があると判断さ
れると、最寄りのサービスマン駐在箇所に、解析結果が
知らされると共に、部品交換が必要と判断される場合に
は、予測される交換部品も併せて知らされる。
よって、サービスマンは現地に出向く前に、的確な情報
を得ことができると共に、予測される交換部品を的確に
準備でき、現地で迅速・的確にトラブル対策を施すこと
が可能となる。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、サービスマンが現地に出
向く前に、成形機のトラブル内容の解析が迅速・的確に
行え、しかも部品交換が必要な場合には、必要部品を予
め的確に準備することが可能な成形機のトラブル診断方
式を提供でき、その価値は多大である。
【図面の簡単な説明】 第1図及び第2図は本発明の1実施例に係り、第1図は
本発明によるトラブル診断方式が適用される全体構成の
概略を示すブロック図、第2図は射出成形機のディスプ
レイ装置に表示されるアラームメツセージ内容の一部リ
ストを示す説明図である。 l・・・・・・射出成形機、2・・・・・・型開閉装置
、3・・・・・・射出装置、4・・・・・・マイクロコ
ンピュータ(マイコン)、5・・・・・・センサ群、6
・・・・・・ドライバ群、7・・・・・・キー人力手段
、8・・・・・・ディスプレイ装置、9・・・・・・成
形条件設定記憶部、10・・・・・・成形プロセス制御
部、11・・・・・・実測値記憶部、12・・・・・・
異常判定データ記憶部、13・・・・・・異常診断部、
14・・・・外部通信制御部、15.18・・−・・・
モデム、】6,19・・・・・・電話機、17・・・・
・・公衆電話回線、2o・・・・・ホストコンピュータ
、21・・・・・・キー人力手段、22・・・・・・デ
ィスプレイ装置、23・・・・・・外部記憶装置、24
・・・・・・異常学習データ記憶部、25・・・・・・
受信データ格納部、26・・・・・・異常判定部、27
・・・・・試運転設定データ演算部、28・・・・・・
外部通信制御部。 第 1ソ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)成形機に設けられたマイクロコンピュータが、設
    定された各運転条件データと各センサからの計測情報等
    に基づき成形機の各部を駆動制御する自動運転制御機能
    と、前記各センサからの計測情報等に基づき自動運転時
    の実運転条件データを記憶する実運転条件データ(モニ
    タデータ)記憶機能と、自己異常診断機能とを少なくと
    も具備し、異常発生時にはアラームメッセージを成形機
    のディスプレイ装置に表示させるようにした成形機のた
    めのトラブル診断方式において、 トラブル発生時に成形機のユーザーからメーカー側にト
    ラブル対処要請があった際に、公衆電話回線もしくは専
    用ネットワークを介して、メーカー側のホストコンピュ
    ータに、前記成形機のマイクロコンピュータから設定運
    転条件データ、実運転条件データ、並びに該当するアラ
    ーム情報データを取り込み、このホストコンピュータに
    取り込んだデータに基づきホストコンピュータ側でトラ
    ブル要因の解析を行うと共に、この解析結果に基づく運
    転条件指令データを前記公衆電話回線もしくは専用ネッ
    トワークを介して前記成形機のマイクロコンピュータに
    送信して成形機に試運転を実行させ、必要に応じこの試
    運転結果を再度ホストコンピュータ側が解析するように
    したことを特徴とする成形機のトラブル診断方式。
  2. (2)請求項1記載において、前記ホストコンピュータ
    からの指令による試運転の開始前に、成形機側のオペレ
    ータから、試運転実行開始可能状態であることを確認し
    た旨の信号がホストコンピュータに送信された後、ホス
    トコンピュータが成形機に試運転を実行させるようにし
    たことを特徴とする成形機のトラブル診断方式。
  3. (3)請求項1記載において、前記ホストコンピュータ
    からの指令による試運転でトラブルが解消しない場合に
    は必要に応じ、この試運転結果の解析によって、部品交
    換の必要性が高いと予測される部品をリストアップする
    ようにしたことを特徴とする成形機のトラブル診断方式
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