JP2001009515A - 油圧圧下診断装置 - Google Patents
油圧圧下診断装置Info
- Publication number
- JP2001009515A JP2001009515A JP18302699A JP18302699A JP2001009515A JP 2001009515 A JP2001009515 A JP 2001009515A JP 18302699 A JP18302699 A JP 18302699A JP 18302699 A JP18302699 A JP 18302699A JP 2001009515 A JP2001009515 A JP 2001009515A
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- JP
- Japan
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- step input
- hydraulic
- input signal
- pressure reduction
- hydraulic pressure
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 設備保全担当者がいなくても、操業オペレー
タが油圧圧下装置の診断を簡単に行えるようにする。 【解決手段】 通常操業時に操作可能な位置に診断起動
スイッチ２２を設け、該診断起動スイッチ２２がオンと
された時に、油圧圧下装置１２のステップ入力信号を油
圧圧下制御装置１４に出力して、油圧シリンダ１６を寸
動させ、このときのステップ入力に対する応答を解析し
て、異常の兆候の有無を判定する。
タが油圧圧下装置の診断を簡単に行えるようにする。 【解決手段】 通常操業時に操作可能な位置に診断起動
スイッチ２２を設け、該診断起動スイッチ２２がオンと
された時に、油圧圧下装置１２のステップ入力信号を油
圧圧下制御装置１４に出力して、油圧シリンダ１６を寸
動させ、このときのステップ入力に対する応答を解析し
て、異常の兆候の有無を判定する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧圧下診断装置
に係り、特に、圧延機の油圧圧下装置の診断を操業オペ
レータが行うことが可能な、油圧圧下装置の診断を自動
的に行うための油圧圧下診断装置に関する。
に係り、特に、圧延機の油圧圧下装置の診断を操業オペ
レータが行うことが可能な、油圧圧下装置の診断を自動
的に行うための油圧圧下診断装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、圧延機の油圧圧下装置の診断は、
操業オペレータでは行うことができず、設備保全担当者
が測定機器を接続した上で、これらを操作して行ってい
た。
操業オペレータでは行うことができず、設備保全担当者
が測定機器を接続した上で、これらを操作して行ってい
た。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
設備保全担当者が診断を行う方法であると、測定機器の
接続や操作に時間がかかり、実施周期を短くできない。
又、設備保全担当者が不在の場合には、実施できない等
の問題点を有していた。
設備保全担当者が診断を行う方法であると、測定機器の
接続や操作に時間がかかり、実施周期を短くできない。
又、設備保全担当者が不在の場合には、実施できない等
の問題点を有していた。
【０００４】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、設備保全担当者でなく、操業オペレ
ータが容易に診断を行えるようにすることを課題とす
る。
くなされたもので、設備保全担当者でなく、操業オペレ
ータが容易に診断を行えるようにすることを課題とす
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、油圧圧下装置
の診断を自動的に行うための油圧圧下診断装置におい
て、通常操業時に操作可能な位置に設けられた診断起動
スイッチと、該診断起動スイッチがオンとされた時に、
油圧圧下装置のステップ入力信号を油圧圧下制御装置に
出力して、油圧シリンダを寸動させるステップ入力手段
と、前記ステップ入力信号に対する応答を解析して、異
常の兆候の有無を判定する異常判定手段とを備えること
により、前記課題を解決したものである。
の診断を自動的に行うための油圧圧下診断装置におい
て、通常操業時に操作可能な位置に設けられた診断起動
スイッチと、該診断起動スイッチがオンとされた時に、
油圧圧下装置のステップ入力信号を油圧圧下制御装置に
出力して、油圧シリンダを寸動させるステップ入力手段
と、前記ステップ入力信号に対する応答を解析して、異
常の兆候の有無を判定する異常判定手段とを備えること
により、前記課題を解決したものである。
【０００６】又、前記異常判定手段を、ステップ入力信
号を与えてから油圧シリンダが作動開始するまでの無駄
時間、立上り時間、立下り時間や、これらの油圧シリン
ダ間の差に基づいて、異常の兆候の有無を判定するよう
にしたものである。
号を与えてから油圧シリンダが作動開始するまでの無駄
時間、立上り時間、立下り時間や、これらの油圧シリン
ダ間の差に基づいて、異常の兆候の有無を判定するよう
にしたものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態を詳細に説明する。
実施形態を詳細に説明する。
【０００８】本実施形態は、図１に示す如く、操業オペ
レータ用の運転台２０の、通常操業を行うための画面
（ＯＰＳ）内に設定された油圧圧下診断起動スイッチ
（以下、単に診断起動スイッチと称する）２２と、該診
断起動スイッチ２２がオンとされて診断指令が出された
ときに、例えば圧延ロール１０を油圧で圧下するための
油圧圧下装置１２のステップ入力信号を油圧圧下制御盤
１４に出力して、油圧シリンダ１６を寸動させるための
ステップ入力手段であるプログラマブルコントローラ
（以下ＰＬＣと称する）２４と、前記油圧圧下装置１２
の油圧シリンダ１６から入力されるシリンダ位置の、目
標位置からの偏差実績を記録するためのメモリレコーダ
２６と、該メモリレコーダ２６に記録された信号に基づ
いて、前記ＰＬＣ２４から与えられたステップ入力信号
に対する応答を解析して、異常の兆候の有無を判定する
異常判定手段であるデータ処理パソコン２８と、該デー
タ処理パソコン２８の処理結果を印刷して、例えば油圧
圧下特性の傾向管理を可能とするためのプリンタ３０と
を備えている。
レータ用の運転台２０の、通常操業を行うための画面
（ＯＰＳ）内に設定された油圧圧下診断起動スイッチ
（以下、単に診断起動スイッチと称する）２２と、該診
断起動スイッチ２２がオンとされて診断指令が出された
ときに、例えば圧延ロール１０を油圧で圧下するための
油圧圧下装置１２のステップ入力信号を油圧圧下制御盤
１４に出力して、油圧シリンダ１６を寸動させるための
ステップ入力手段であるプログラマブルコントローラ
（以下ＰＬＣと称する）２４と、前記油圧圧下装置１２
の油圧シリンダ１６から入力されるシリンダ位置の、目
標位置からの偏差実績を記録するためのメモリレコーダ
２６と、該メモリレコーダ２６に記録された信号に基づ
いて、前記ＰＬＣ２４から与えられたステップ入力信号
に対する応答を解析して、異常の兆候の有無を判定する
異常判定手段であるデータ処理パソコン２８と、該デー
タ処理パソコン２８の処理結果を印刷して、例えば油圧
圧下特性の傾向管理を可能とするためのプリンタ３０と
を備えている。
【０００９】以下、作用を説明する。
【００１０】油圧圧下装置１２の診断は、操業オペレー
タが定期的に診断起動スイッチ２２を押して行う。具体
的には、操業オペレータが、圧延ロール１０の締め込み
を規定通り行った後、診断起動スイッチ２２をオンとす
る。すると、診断指令がＰＬＣ２４に伝達され、該ＰＬ
Ｃ２４が油圧圧下装置１２のステップ入力信号（例えば
６０μｍ、２Ｈｚ）を油圧圧下制御盤１４へ出力し、油
圧シリンダ１６を寸動させる。そのステップ入力に対す
る応答が、メモリレコーダ２６で記録され、記録された
データをデータ処理パソコン２８で解析する。
タが定期的に診断起動スイッチ２２を押して行う。具体
的には、操業オペレータが、圧延ロール１０の締め込み
を規定通り行った後、診断起動スイッチ２２をオンとす
る。すると、診断指令がＰＬＣ２４に伝達され、該ＰＬ
Ｃ２４が油圧圧下装置１２のステップ入力信号（例えば
６０μｍ、２Ｈｚ）を油圧圧下制御盤１４へ出力し、油
圧シリンダ１６を寸動させる。そのステップ入力に対す
る応答が、メモリレコーダ２６で記録され、記録された
データをデータ処理パソコン２８で解析する。
【００１１】このデータ処理パソコン２８では、例え
ば、油圧圧下ステップ応答測定結果の画面表示、画面の
印刷、油圧圧下ステップ応答測定結果の演算及び保存を
行うことができる。
ば、油圧圧下ステップ応答測定結果の画面表示、画面の
印刷、油圧圧下ステップ応答測定結果の演算及び保存を
行うことができる。
【００１２】前記データ処理パソコン２８での解析は、
ステップ入力に対する無駄時間、及び、立上り時間、立
下り時間を、図２に例示するような応答波形から導出
し、その結果を、予め定めておいた管理許容値と比較し
て、異常の兆候の有無を判定する。
ステップ入力に対する無駄時間、及び、立上り時間、立
下り時間を、図２に例示するような応答波形から導出
し、その結果を、予め定めておいた管理許容値と比較し
て、異常の兆候の有無を判定する。
【００１３】具体的には、図３に例示する如く、ステッ
プ入力信号を与えてから油圧シリンダが作動を開始する
までの時間を無駄時間ｔ0、立上りのステップ入力に対
する応答が１０％から９０％になるまでの時間ｔ1を立
上り時間、逆に立下りのステップ入力に対する応答が９
０％から１０％になるまでの時間を立下り時間ｔ2とし
て、例えば前記無駄時間が５ミリ秒以内、立上り時間ｔ
1及び立下り時間ｔ2が共に２５ミリ秒以内、同一スタン
ドでのドライブ側及びオペレータ側の左右両シリンダ間
の立上り時間ｔ1の差が３ミリ秒以内であれば正常と判
定する。
プ入力信号を与えてから油圧シリンダが作動を開始する
までの時間を無駄時間ｔ0、立上りのステップ入力に対
する応答が１０％から９０％になるまでの時間ｔ1を立
上り時間、逆に立下りのステップ入力に対する応答が９
０％から１０％になるまでの時間を立下り時間ｔ2とし
て、例えば前記無駄時間が５ミリ秒以内、立上り時間ｔ
1及び立下り時間ｔ2が共に２５ミリ秒以内、同一スタン
ドでのドライブ側及びオペレータ側の左右両シリンダ間
の立上り時間ｔ1の差が３ミリ秒以内であれば正常と判
定する。
【００１４】本実施形態における無駄時間測定時の具体
的な処理手順を図４に、該処理手順の説明図を図５に示
す。ここでは、油圧シリンダがステップ入力により３μ
ｍ動くまでの時間を無駄時間としている。
的な処理手順を図４に、該処理手順の説明図を図５に示
す。ここでは、油圧シリンダがステップ入力により３μ
ｍ動くまでの時間を無駄時間としている。
【００１５】又、ステップ応答測定時の処理手順を図５
に、該処理手順のステップ入力立上りの処理の説明図を
図６に、同じくステップ入力立下りの処理の説明図を図
７に示す。ここでは、ステップ入力の振幅を６０μｍと
し、移動量が５４μｍ〜６４μｍの範囲内にあるか否か
を判定して、１００％移動量の整合性もチェックしてい
る。
に、該処理手順のステップ入力立上りの処理の説明図を
図６に、同じくステップ入力立下りの処理の説明図を図
７に示す。ここでは、ステップ入力の振幅を６０μｍと
し、移動量が５４μｍ〜６４μｍの範囲内にあるか否か
を判定して、１００％移動量の整合性もチェックしてい
る。
【００１６】なお、前記実施形態においては、本発明
が、圧延機の圧延ロールを圧下するための油圧圧下装置
に適用されていたが、本発明の適用対象は、これに限定
されない。
が、圧延機の圧延ロールを圧下するための油圧圧下装置
に適用されていたが、本発明の適用対象は、これに限定
されない。
【００１７】
【発明の効果】本発明によれば、圧延機の油圧圧下装置
の診断を操業オペレータが手軽に行えるので、設備保全
担当者が行う従来の方法よりも診断周期を短縮して、異
常の早期発見が可能となり、油圧圧下トラブルの発生を
未然に防ぐことができる。
の診断を操業オペレータが手軽に行えるので、設備保全
担当者が行う従来の方法よりも診断周期を短縮して、異
常の早期発見が可能となり、油圧圧下トラブルの発生を
未然に防ぐことができる。
【００１８】実際の圧延機において、従来年１回程度の
割合で発生していた油圧圧下トラブルが、本発明により
診断を定期的に実施して傾向管理することで、皆無とな
り、操業安定化に寄与することができた。
割合で発生していた油圧圧下トラブルが、本発明により
診断を定期的に実施して傾向管理することで、皆無とな
り、操業安定化に寄与することができた。
【図１】本発明に係る油圧圧下診断装置の実施形態の全
体構成を示すブロック線図
体構成を示すブロック線図
【図２】前記実施形態における油圧圧下ステップ入力信
号とシリンダ位置実績波形の関係の例を示す線図
号とシリンダ位置実績波形の関係の例を示す線図
【図３】同じくステップ指令と無駄時間及び立上り時
間、立下り時間の関係の例を示す線図
間、立下り時間の関係の例を示す線図
【図４】同じく無駄時間を測定するための処理手順を示
す流れ図
す流れ図
【図５】図４の処理手順を説明するための線図
【図６】前記実施形態における油圧圧下ステップ応答を
診断するための処理手順を示す流れ図
診断するための処理手順を示す流れ図
【図７】図６の処理手順のステップ入力立上りの処理を
説明するための線図
説明するための線図
【図８】同じくステップ入力立下りの処理を説明するた
めの線図
めの線図
１０…圧延ロール １２…油圧圧下装置 １４…油圧圧下制御盤 １６…油圧シリンダ ２０…運転台 ２２…診断起動スイッチ ２４…プログラマブルコントローラ（ＰＬＣ） ２６…メモリレコーダ ２８…データ処理パソコン
Claims (2)
- 【請求項１】油圧圧下装置の診断を自動的に行うための
油圧圧下診断装置において、 通常操業時に操作可能な位置に設けられた診断起動スイ
ッチと、 該診断起動スイッチがオンとされた時に、油圧圧下装置
のステップ入力信号を油圧圧下制御装置に出力して、油
圧シリンダを寸動させるステップ入力手段と、 前記ステップ入力信号に対する応答を解析して、異常の
兆候の有無を判定する異常判定手段と、 を備えたことを特徴とする油圧圧下診断装置。 - 【請求項２】請求項１において、前記異常判定手段が、
ステップ入力信号を与えてから油圧シリンダが作動開始
するまでの無駄時間、立上り時間、立下り時間や、これ
らの油圧シリンダ間の差に基づいて、異常の兆候の有無
を判定することを特徴とする油圧圧下診断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18302699A JP2001009515A (ja) | 1999-06-29 | 1999-06-29 | 油圧圧下診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18302699A JP2001009515A (ja) | 1999-06-29 | 1999-06-29 | 油圧圧下診断装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001009515A true JP2001009515A (ja) | 2001-01-16 |
Family
ID=16128453
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18302699A Pending JP2001009515A (ja) | 1999-06-29 | 1999-06-29 | 油圧圧下診断装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001009515A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003308101A (ja) * | 2002-04-16 | 2003-10-31 | Yokogawa Electric Corp | オフライン診断システム |
| CN102814339A (zh) * | 2012-08-30 | 2012-12-12 | 镇江市宏业科技有限公司 | 轧制油控制系统 |
| CN103912308A (zh) * | 2012-12-30 | 2014-07-09 | 合肥三川自控工程有限责任公司 | 全尾砂充填制备站自动控制系统 |
| CN105088426A (zh) * | 2015-09-08 | 2015-11-25 | 江南大学 | 一种金属齿条坯片三联轧机系统及其控制方法 |
| CN111014305A (zh) * | 2018-10-09 | 2020-04-17 | 上海梅山钢铁股份有限公司 | 一种小车位移检测及定位控制方法 |
-
1999
- 1999-06-29 JP JP18302699A patent/JP2001009515A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003308101A (ja) * | 2002-04-16 | 2003-10-31 | Yokogawa Electric Corp | オフライン診断システム |
| CN102814339A (zh) * | 2012-08-30 | 2012-12-12 | 镇江市宏业科技有限公司 | 轧制油控制系统 |
| CN103912308A (zh) * | 2012-12-30 | 2014-07-09 | 合肥三川自控工程有限责任公司 | 全尾砂充填制备站自动控制系统 |
| CN105088426A (zh) * | 2015-09-08 | 2015-11-25 | 江南大学 | 一种金属齿条坯片三联轧机系统及其控制方法 |
| CN111014305A (zh) * | 2018-10-09 | 2020-04-17 | 上海梅山钢铁股份有限公司 | 一种小车位移检测及定位控制方法 |
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