JPH1094943A - 自動加工装置 - Google Patents

自動加工装置

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JPH1094943A
JPH1094943A JP25038596A JP25038596A JPH1094943A JP H1094943 A JPH1094943 A JP H1094943A JP 25038596 A JP25038596 A JP 25038596A JP 25038596 A JP25038596 A JP 25038596A JP H1094943 A JPH1094943 A JP H1094943A
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Japan
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diagnosis
unit
value
failure
machining
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JP25038596A
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English (en)
Inventor
Yukiyoshi Kato
享良 加藤
Toshio Mitsunaka
俊夫 満仲
Masaaki Nakajima
正明 中島
Shigeru Mori
茂 森
Naohiro Sakaki
直浩 榊
Naohisa Tsuchiya
尚久 土屋
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Hitachi Ltd
Hitachi Information and Control Systems Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Process Computer Engineering Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 障害への即時対応と予防保全を考慮した保守
を行うことができる自動加工装置を提供する。 【解決手段】 各オブザーバ13−1,13−2,13
−3は外乱nを推定し、フィードバック量を補正する。
外乱nが許容値を超えたまま継続する場合は、診断部1
4に連絡する。その時、診断部14は各部の監視データ
より該当不具合箇所を判断する。また、診断部14は内
部モデルでの推定応答と実プラントからの応答を比較
し、プラント定数の変化を検知する。総括制御部11か
らの稼働情報より、診断部14は各部の予測寿命も推定
する。それらの情報を外部の表示部2に出力し、保守員
等に適切な保守情報を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械加工を行うプ
ラントの運転状態を監視し、監視されたプラントの異常
や運転不能になる状況をあらかじめ予測したり、運転不
能な状況にならないように制御する自動診断機能を備え
た自動加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今、効率向上の目的で、悪環境下でも
作業できる自動加工装置が要求されはじめている。例え
ば、鉄鋼圧延システムでは、圧延ライン中に圧延用ロー
ルを自動研削する装置が使用されるようになっている。
このような自動研削装置を備えた鉄鋼圧延システムは、
高温高湿条件下で稼働しており、装置全体の大きさや油
滴の飛沫によって機械廻りの点検は困難さを極めてい
る。したがって、稼働中の各種監視データから故障発生
の可能性を事前に予測できれば、メンテナンス上の効果
は非常に大きい。すなわち、運転中の故障発生前に故障
診断機能によって警報信号を出力して、現在運転されて
いるシステムに故障発生の可能性を報知すると、故障に
よってシステムがダウンする前に適切な処置を取ること
が可能なので、保全性が向上することになる。また、当
然、稼働中は故障確定時以外は運転を継続させた方が経
済効率上好ましい。
【0003】このようなことから、従来、工具の寿命に
関しては、例えば特開平1−183338号公報や特開
平6−262492号公報に開示された発明が知られて
いる。特開平1−183338号公報には、各工具毎の
使用時間を積算し、積算によって工具寿命を予測し、寿
命となる使用時間に達したとき工具を交換する等の工具
管理を行う技術が開示されている。また、特開平6−2
62492号公報には、工具駆動用モータの各部の値を
測定して、外乱推定オブザーバよりモータの負荷状態を
推定し、推定値が設定基準外にある状態での運転が継続
する場合、一定時間を超えた時点で、工具の寿命と判断
するようにした技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
のような寿命の予測では、次のような点で問題がある。
すなわち、使用時間だけで管理すると、稼働条件による
変動が出た場合や、突発的な故障に対しては対応するこ
とができない。また、負荷状態の観測だけでは、工具が
使用不可状態になって初めて交換することになり、予防
保全という点で問題が残る。
【0005】一方、システムの保全を考えた場合、工具
の摩耗以外にも点検すべき項目が多々ある。場合によっ
ては、駆動用モータ自身も保全の対象となる。したがっ
て、システムのどの箇所で何の不具合が発生したかの切
り別け(不具合箇所の特定)が必要になるが、上記従来
例から分かるように従来では、工具に対して寿命や不具
合が配慮されてはいても、駆動用モータ、その他の機械
部品などについては何の配慮もされていなかった。した
がって、工具であれば、寿命となった工具を取り替える
必要最少限の時間で済むが、他の個所に故障や異常が生
じると、故障発生個所や異常発生個所を見つけることか
ら始まり、修理、点検、取り換えなどの各種の作業が必
要となり、多くの無駄時間が発生することになる。
【0006】さらに、システムの保守情報としては、即
時交換修理が必要、状況点検が必要といった保守作業の
区別が必須になる。また、運用に直面する運転員や保守
員に対しては、稼働の途中で、それ以降に期待できる寿
命等の情報が必要となる。
【0007】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたもので、その第1の目的は、障害への即
時対応と予防保全を考慮した保守を行うことができる自
動加工装置を提供することにある。
【0008】また、第2の目的は、不具合の発生時に、
システムのどの箇所でどのような不具合が発生したかを
切り別けることができる自動加工装置を提供することに
ある。
【0009】また、第3の目的は、保守情報として即時
交換修理の要否、状況点検の要否などを区別して出力す
ることができる自動加工装置を提供することにある。
【0010】さらに、第4の目的は、装置各部の寿命を
把握することができる自動加工装置を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、加工対象物を機械加工する機械加工手段
を制御手段により制御して所定の加工を実行する自動加
工装置において、前記制御手段および前記機械加工手段
の動作状態を常時監視する監視手段と、この監視手段か
ら出力される監視データに基づいて、前記制御手段およ
び前記機械加工手段が正常に運転されているか、異常な
運転状態であるかを診断する診断手段とを備えているこ
とを特徴とする。
【0012】この場合、前記診断手段の異常な運転状態
の診断に、故障していること、異常が発生しているこ
と、現在の運転状態から推測される寿命の少なくともい
ずれが含まれるようにするとよい。また、前記診断結果
を運転員や保守員に報知するために前記診断手段の診断
結果を外部に出力する手段をさらに設けるとよく、出力
する手段としては、例えば、表示装置が使用できる。
【0013】なお、出力される診断結果としては、交換
と修理を含む即時対応が必要な故障内容、異常と推定さ
れたことによる点検すべき内容、および推測される寿命
の少なくとも1つを含むようにするとよい。
【0014】また、オブザーバをさらに設け、前記診断
手段による診断によって運転継続が可能な状態であると
判断されたとき、運転継続不能な状態にならないような
あらかじめ設定された範囲の補正を行って運転を継続さ
せるように配慮することが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の実
施形態について説明する。
【0016】図1は本発明の実施形態に係る自動加工装
置としてのオンライン圧延用自動研磨装置のシステム構
成を概略的に示すブロック図である。実施形態に係る自
動加工装置は、コントローラ部1、表示部2、操作部
3、および第1ないし第3の3基のプラント4−1,4
−2,4−3(以下、総括的にはプラントを符号4で代
表する。以下、同様。)から構成される。表示部2およ
び操作部3は保守員等が装置全体を監視制御するための
ものである。プラント4は加工作業を行う部分でモータ
や機械等の保守を必要とする部分である。コントローラ
部1は総括制御部11、制御器12、オブザーバ13、
診断部14、および表示制御部15等より構成され、こ
の実施形態では前記プラント4(後述の押し付け部、横
行部、回転部)が3基設けられていることから、制御器
12およびオブザーバ13も12−1,12−2,12
−3、13−1,13−2,13−3で示すようにそれ
ぞれ第1ないし第3の3基づつ設けられている。なお、
総括制御部11は、プラント4への指令信号を出力する
他に、コントローラ部1全体の動作を監視している。
【0017】このように大略構成された自動加工装置に
おいて、総括制御部11から各制御器12−1,12−
2,12−3に指令信号r1 ,r2 ,r3 がそれぞれ出
力されたとする。第1ないし第3の制御器12−1,1
2−2,12−3は、指令信号r1 ,r2 ,r3 と第1
ないし第3のプラント4−1,4−2,4−3からの制
御量y1 ,y2 ,y3 および第1ないし第3の各オブザ
ーバ13−1,13−2,13−3の補正量h1
2 ,h3 (外乱がない時はそれぞれ零である。)との
差分を常にとり、偏差量e1 ,e2 ,e3 を零にするよ
うに動作してプラント4が指令信号に従った動作になる
よう制御し、偏差量e1 ,e2 ,e3 に基づいた操作量
1 ,u2 ,u3 を各プラント4−1,4−2,4−3
に出力する。各オブザーバ13−1,13−2,13−
3は、操作量u1 ,u2 ,u3 、制御量y1 ,y2 ,y
3 および監視データ(破線)を取り込む。各オブザーバ
13−1,13−2,13−3は内部にプラント4の模
擬モデル(後述のプラントモデル部13−1a)を内蔵
しており、操作量u1 ,u2 ,u3 から期待される制御
量y1 ,y2 ,y3 を推定することができる。正常時は
各オブザーバ13−1,13−2,13−3の内部モデ
ルによる推定値と制御量はほぼ一致し、補正量h1 ,h
2 ,h3 は零となる。したがって、オブザーバ13内部
の推定値と測定制御量から、途中で混入している外乱量
を推定することができる。その結果、制御量y1
2 ,y3 に外乱からの影響分を加算してフィードバッ
クするように補正量h1 ,h2 ,h3 を調整することに
より、外乱の影響分を減少させることができる。しか
し、この外乱が一時的な外来性の突発的なものであれ
ば、問題ないが、プラントの機械系の故障や摩耗等が原
因である場合は、このままの制御状態で運転を継続する
のは望ましくない。このような場合は、プロセスの変化
を常時監視し、応答波形や許容値によって、異常状態を
早期に検出する必要がある。そこで、各オブザーバ13
−1,13−2,13−3は、補正操作を常時行い、耐
外乱性に強い運転を継続しつつ、一定周期でデータを診
断部14に送信して、診断部14で常時監視ができるよ
うにする。また、外乱分が許容値を超えたまま運転を継
続する場合は、診断部14に緊急信号を送出する。その
緊急信号を受けると、診断部14は各監視値の相関関係
より、プラント内の各箇所の異常度を算出し、ニューロ
による主成分分析またはファジィ推論により故障箇所を
推定するとともに、後述のように異常度を演算する。推
定された故障個所および演算された当該個所の異常度
は、総括制御部11に送信され、総括制御部11では、
システムを自動的に停止させるか手動で停止させるかを
判定する。判定後、停止方法、故障箇所、異常度の具体
的な内容を表示制御部15を介して表示部2に表示させ
る。この表示によって、保守員に対し緊急対応作業が指
示されることになる。
【0018】また、一定周期で総括制御部11から操作
上許される範囲内のステップ入力を各制御器12−1,
12−2,12−3に加える。各オブザーバ13−1,
13−2,13−3はその時のプラント4−1,4−
2,4−3内の監視データをそれぞれ診断部14に送信
する。診断部14では、内部モデルからの推定応答とプ
ラント監視データからの応答とを比較する。そして、応
答波形から、推定されるプラントの定数が大きく異なる
場合は、異常状態と判断し、表示制御部15を介して表
示部2に該当箇所の情報を表示させる。この表示によっ
て、保守員に対し点検作業が指示されることになる。
【0019】また、総括制御部11からは、診断部14
にプラント4の運転状態を知らせる情報、例えば、稼働
時間、加工対象品の材質、使用加工具の研磨材等を逐次
送信する。診断部14は、送信されてきた前記情報か
ら、工具の期待寿命等を算出する。そこで、保守員から
操作部3を介して工具の寿命等の問い合わせがあれば、
その情報を表示部2に出力することができる。図2に診
断部14の構成を示す。診断部14は、全体制御プロセ
ッサ141、保守用データ記録装置142、データ入力
部143、画面編集機能部144、表示データ記憶部1
45、寿命推定処理部146、波形比較処理部147、
および不具合箇所推定処理部148からなり、データ入
力部143、画面編集機能部144、寿命推定処理部1
46、波形比較処理部147、不具合箇所推定処理部1
48および保守用データ記録装置142は、共通のデー
タバス149によって接続され、必要に応じ各部間でデ
ータ伝送が行われる。この伝送に際しては、全体制御プ
ロセッサ141が、データの選択および転送タイミング
を決め、各処理を実行する。
【0020】ここで、全体制御プロセッサ141は、診
断部14全体の制御を司り、保守用データ記録装置14
2は各種保守用データを記録し、データ入力部143は
外部からのデータを受け付け、画面編集機能部144は
保守員が監視できる表示用データを編集し、編集された
表示用データは表示データ記憶部145に記憶される。
前記各種演算を行う3個の処理部146,147,14
8では、それぞれ寿命推定処理、波形比較処理、不具合
箇所推定処理がそれぞれ実行される。
【0021】なお、前記全体処理制御プロセッサ141
は、総括制御部11および表示制御部15と双方向にデ
ータの伝送を行い、各オブザーバ13−1,13−2,
13−3からデータを受信する。また、データ入力部1
43には、総括制御部11および各オブザーバ13−
1,13−2,13−3からデータが入力される。
【0022】ここで、全体制御プロセッサ141の処理
内容を図3のフローチャートを参照して説明する。
【0023】全体制御プロセッサ141は、まず、各オ
ブザーバ13側から緊急故障を示す信号が入力されてい
ないかどうか、言い換えればオブザーバ13側で緊急故
障が発生していないかどうかを確認する(ステップS
1)。オブザーバからの緊急故障の割り込みが発生して
いれば、故障箇所を推定し(ステップS2)、復旧作業
を指示する(ステップS3)。
【0024】ステップS1で緊急故障が発生していない
場合は、定期的に実施されるステップ入力による波形確
認が行われているかどうかを確認する(ステップS
4)。波形確認は、入力時の各監視部の波形と自身に設
定されたモデルによる推定応答波形とを比較することに
よって行う(ステップS5)。その比較結果により、大
幅な変動がある場合は、異常となった箇所があると考
え、警告状態にあると判断して(ステップS6)、その
旨警告するとともに該当箇所の点検作業を指示する(ス
テップS7)。なお、警告状態のときには、例えば使用
可能な時間を表示するように設定することもできる。な
お、ステップS5の波形比較処理の比較処理結果に大き
い変動がない場合は、警告状態ではないと判断して、総
括制御部11からのデータに基づいてシステムの稼働条
件と稼働時間を収集し(ステップS8)、今後の寿命予
測等の演算を行う(ステップS9)。その際、点検作業
を指示した場合、その点検作業の終了内容を加味して寿
命予測の演算を行うようにする。また、操作部3から、
各箇所の予測寿命等の問い合わせがある場合は(ステッ
プS10でYes),表示部2に寿命情報を表示させ
る。
【0025】図4は、このときに表示部2の表示状態を
示す図である。この表示部では、全体画面は、監視制御
に必要な情報が表示される。必要に応じ、全体画面41
の一部に部分的に設定された保守専用画面42に本発明
で説明した情報が表示される。保守専用画面に表示され
る情報とは、次のようなものである。
【0026】1)即時交換修理等の対応が必要な場合;
例えば、「故障発生 xxxの部分交換願います。
【0027】関連するyyyの部分も確認願います。」
のように表示し、操作部から応答信号があるまで、表示
し続ける。
【0028】同時に音声等の手段を併用して、早急で確
実な対応を促すようにする。
【0029】2)点検が必要な場合;例えば、「点検要
箇所発生 xxxの部分点検願います。
【0030】関連するyyyの部分も点検願います。」
のように表示し、操作部から応答信号があるまで、表示
し続ける。
【0031】3)保守員から寿命等の問い合わせ時;例
えば、「問い合わせ箇所xxxは zzz時間の寿命が
期待できます。
【0032】なお、xxxは交換後 aaa時間使用し
てます。
【0033】(平均稼働条件はbbbとなります)
」または、「問い合わせ箇所xxxは z
zz時間の寿命が期待できます。
【0034】なお、xxxは交換後 aaa時間使用し
てます。
【0035】(点検結果cccを反映した数値となって
います。) 」のように表示し、一定時間表示し続け
る。なお、3)の後者の表示は、点検した場合の結果を
反映した寿命予測の表示である。
【0036】これを実施形態に係るオンライン圧延用ロ
ール自動研磨装置について詳しく説明する。本装置は圧
延中の圧延用ロールを自動研磨するものであり、前述の
ように高温高湿の条件下で加工作業が行われる。図5は
当該自動研磨装置の構成を示す説明図であり、同図から
分かるように、装置全体の制御は3個の制御機能から構
成されている。すなわち、 1)押し付け用位置制御(ロールに砥石を押し付ける制
御) 2)横行位置制御(砥石をロールに沿って横方向に移動
させる制御) 3)回転速度制御(砥石を搭載した円盤を回転させる制
御) の3種の制御であり、各々の制御は、モータにより外部
の機構部品を動作させることにある。
【0037】図5のオンライン圧延用ロール自動研磨装
置の研削ヘッド10は、砥石搭載円盤5を圧延ロール6
側に移動させ、さらに押し付ける第1のプラント4−1
と、砥石搭載円盤5を圧延ロール7の長手方向に移動さ
せる第2のプラント4−2と、搭載された砥石を回転さ
せる第3のプラント4−3とからなり、それぞれ前記押
し付け用位置制御、横行位置制御および回転速度制御が
コントローラ部1によって実行される。なお、前記各制
御によって実行される押し付け機能、横行機能および砥
石盤回転機能は図6に示すように加速度制御、速度制
御、および位置制御を行う。ただし、砥石盤の回転制御
については、押し付け制御と横行制御で位置制御を行う
ので、位置制御は不要である。
【0038】押し付け用位置制御は、第1のボールねじ
4−1aを押付け用モータ4−1bで回転させ、砥石搭
載円盤5を圧延ロール6の研磨位置までもっていく。そ
して、研磨時は、圧延ロール6と砥石5aが接触するよ
うにして、圧延ロール6の表面を研磨する。研磨時の砥
石搭載円盤5の位置は、ロードセル5bという圧力セン
サによって測定する。圧延ロール6の回転方向の研磨
は、ロール自身が回転しているので研磨ヘッドが固定し
ていても自動的に研磨が行える。しかし、圧延ロール6
は横方向にも長さ(これを「胴長」ともいう。)がある
ので、横方向の研磨も必要になる。この胴長方向の研磨
を行うためヘッド部全体をロール面に沿って圧延ロール
6の長手方向に移動させる必要がある。その移動は横行
用のモータ4−2aが第2のボールねじ4−2bを回転
させることにより行う。回転速度制御は研磨する砥石搭
載円盤5を一定速度で回転させるために行われ、砥石回
転用モータ4−3aが砥石搭載円盤5に回転力伝達機構
4−3bを介して回転力を与え、所望の速度で円盤5を
回転させることによって安定した研磨動作を確保させ
る。なお、押し付けモータ4−1b、横行用モータ4−
2a、および磁石回転用モータ4−3aはそれぞれコン
トローラ部1によって制御される第1ないし第3のモー
タドライバ4−1c,4−2c,4−3cによって駆動
制御される。この実施形態では、機械要素が一番多く、
センサも付帯している押し付け用位置制御を中心に説明
する。
【0039】このような自動研磨装置では、砥石5aは
摩耗するものであり、ロードセル5bも圧力が一定値を
超えると破損する。したがって、この部分での故障診断
機能が特に重要である。
【0040】図7は押し付け用位置制御の具体的な構成
を示すブロック図である。同図において、第1のプラン
ト4−1は、第1のボールねじ4−1aからなる回転/
直進変換機構と、この変換機構を駆動する押し付け用モ
ータ4−1bと、前記変換機構の先端側に設けられ、圧
延ロール6を研磨する砥石搭載円盤5と、ロード圧を検
出するロードセル(圧力センサ)5bと、制御器12−
1からの出力とモータ4−1bのパスルジェネレータ
(PG)4−1jからのパスルをカウントする計数回路
4−1gからの出力に応じて速度制御を行う速度制御部
4−1dと、速度制御部4−1dからの出力と自身の出
力に応じてモータへの駆動電流を出力する電流制御部4
−1eと、前記ロードセル5bの出力をA/D変換器4
−1hによってA/D変換した値に応じて砥石5aの位
置を検出する圧力/位置変換部4−1iと、前記電流制
御部4−1eからの出力を増幅してオブザーバ13−1
のA/D変換器13−1aに出力する増幅回路4−1f
とから構成されている。
【0041】オブザーバ13−1は前記増幅回路4−1
fからの制御電流が入力され、デジタル値に変換する前
記A/D変換器13−1aと、前記パスルジェネレータ
4−1jからのパスルをカウントする計数回路13−1
bと、この計数回路13−1bの計数値に基づいてモー
タの回転速度を検出する速度検出部13−1cと、制御
器12−1から出力される操作量u1 、速度検出部13
−1cからの速度値、ロードセル5b側からの検出値に
基づいて検出された位置信号、およびA/D変換器13
−1aからのデジタル値が入力されるプラントモデル部
13−1dとからなる。
【0042】このように細部が構成された押し付け用制
御部では、総括制御部11からの指令信号r1 が出力さ
れると、制御器12−1は、指令信号r1 とプラント4
−1からの制御量y1 およびオブザーバ13−1からの
補正量h1 (外乱がない場合は零)との差分を常にと
り、偏差量e1 を零にするように動作し、プラント4−
1が指令信号に従った動作になるよう制御するために偏
差量e1 に基づいた操作量u1 をプラント4−1に出力
する。オブザーバ13−1は、操作量u1 、制御量(位
置検出値)y1 および監視データ(モータの電流値、速
度値)を取り込む。オブザーバ13−1は内部のプラン
トモデル部13−1dにより、操作量から期待される制
御量y1 を推定することができる。正常時は各オブザー
バ13の内部モデルによる推定値と制御量はほぼ一致
し、補正量h1 は零でよい。
【0043】また、図1に示すように外乱n1 (n2
3 も同様)が外部からプラント4−1に混入した場合
は、推定値と制御量から途中で混入している外乱量を推
定することができる。その結果、制御量に外乱からの影
響分を加算してフィードバックするように補正量を調整
することにより、外乱の影響分を減少させることができ
る。なお、押し付け制御部の具体的構成の詳細は、図7
におけるプラント4−1で示した破線部内となる。この
内容をブロック線図に直し、プラントモデルとして、取
り扱う内容は後に記載する。
【0044】次に、故障発生時の該当箇所の推定方法と
異常度判定について説明する。
【0045】図8に監視データによる診断と押し付け機
能部で予測される故障の関係を示す。この図から分かる
ように、監視データの測定箇所と故障箇所とは1対1の
関係にはなっていない。また、予測される該当箇所は監
視データ数より多い。従って、お互いの相関関係を求め
て、判断しないと故障箇所の診断は難しい。その対策と
して、図9に示すようなニューラルネットにより、その
相関関係を求める。
【0046】まず、図7の構成例から得られる監視デー
タに基づいて説明する。監視データは一定周期で、オブ
ザーバ13−1から診断部14に送信されてくる。診断
部14では、常に受信データを基に各箇所の異常度を算
出する。その結果は保守用データ記憶装置142に記録
しておく。しかし、一定時間を経過した算出値は順次消
して新しい値に更新しておく。監視データはこの実施形
態では図10に示すようにモータの回転速度、駆動電
流、および圧力値の3種類が送られ、故障診断用として
使用される。なお、これらの3種の監視データは、図7
において、速度検出部13−1e、A/D変換器13−
1aおよび圧力/変換部4−1iからの入力値がこれに
相当する。
【0047】例えば、モータ単品の異常度を算出する場
合、各監視値が正常動作範囲の値であるかどうかにより
判断する必要がある。各々の値は、通常、 回転速度; 0〜4500rpm 駆動電流; 0〜1.3A(rms) 圧力値 ; 0〜20Kg の範囲である。
【0048】異常度を算出する場合、まず、各監視値を
下記のように正規化して取り扱う。
【0049】 正規化値=(実測値−最小値)/(最大値−最小値) そして、正規化した値から互いの相関関係を求め、下記
ニューロ演算に基づいてモータ各部の各部の異常度を算
出する。
【0050】正規化した監視値より、中間層の値を求め
る。
【0051】
【数1】
【0052】中間層の値より、出力層の値を求める。
【0053】
【数2】
【0054】なお、係数に関する学習方法は以下のよう
に故障発生時に想定される各部の正規化値を基に求めて
いく。
【0055】1)モータの故障(機械抵抗が大きい場
合) ・大きい駆動電流でも回転速度が上がらず。
【0056】・圧力値は変化せず。 2)ボールねじのねじ山破損 ・駆動電流を大きくしても回転速度上がらず。
【0057】・圧力値は変化せず。 3)砥石搭載円盤の砥石部欠損 ・小さい駆動電流で回転速度が大きくなる。
【0058】・圧力値がなくなる。
【0059】4)ロードセルの破損 ・駆動電流と回転速度は正常動作。
【0060】・圧力値がなくなる。
【0061】また、モータ単独の異常度を、駆動電流と
回転速度から求めると、図11に示すような関係が求め
られる。電流値と回転速度はある程度の比例関係が成立
する時が正常であり、片方のみが大きい値になること
は、無理な負荷または無負荷の状態を意味していること
になる。
【0062】そして、最終的な故障箇所、不具合箇所の
判断は、ニューロによる主成分分析またはファジィによ
る推論を採用する。図12は、ニューロによる主成分分
析法を示す。
【0063】各箇所での異常値より、中間層の値を求め
る。
【0064】
【数3】
【0065】中間層の値より、出力層の値を求める。
【0066】
【数4】
【0067】なお、係数に関する学習方法は各箇所での
異常値を基に、実際に故障が発生した箇所への相関関係
より求めていく。
【0068】また、図13(a),(b)には、ファジ
ィによる推論方法を示す。横軸に該当場所を、縦軸に異
常度をとる。そして、知的推論手法を加味して各場所の
異常度が故障場所に該当するメンバシップ関数を求めて
おく。異常時発生に、各場所の異常度を求め、その値を
メンバシップ関数に反映させ、重心法等により、該当箇
所を判定する。
【0069】次に、不具合発生時の該当箇所の推定方法
と不具合度判定について説明する。図14(a)は、図
7の押し付け用位置制御に関連するプラント4−1部分
を抜き出したブロック図である。この位置制御に際して
は、横方向の各点でどの程度研磨すべきか、総括制御部
11から位置指令信号(図7)が出力される。その信号
に基づき、モータドライバ4−1cはモータ4−1bを
回転させる。モータドライバ4−1cは前述のように回
転速度の動作を制御する速度制御部4−1d、モータ4
−1bに流す電流を制御する電流制御部4−1e、モー
タ4−1bのパルスジェネレータ4−1jから回転速度
を計測する計数回路4−1gから構成されている。各々
の制御器12−1には、速度計測値、電流計測値がフィ
ードバックされ、高速かつ安定にモータ4−1が動作す
るよう制御している。モータ4−1の負荷にはボールね
じ4−1aのような回転/直進変換機構が接続されてい
る。そのボールねじ4−1aが前後に移動することによ
り、砥石搭載円盤5は圧延ロール6に接触する圧力を変
えて、研磨量を制御している。
【0070】次にオブザーバ13と診断部14の動作に
ついて説明する。
【0071】オブザーバ13は、図14(a)に示すよ
うな外部のブロック線図を模擬したモデルを内蔵してい
る。図14(a)はコントローラ外部の図14(b)の
部分をモデル化したものである。位置指令信号と内部の
モデルより、ロードセル(圧力センサ)5bからフィー
ドバックされてくる制御量y1 は予測することができ
る。計測される制御量y1 と予測値がほぼ一致している
場合は問題なしとして、総括制御部11からの位置指令
信号のみで制御を続ける。
【0072】ところが、計測値と予測が異なる場合は、
ある範囲内では外乱による重畳と判断して、その誤差分
を外乱補正値h1 として制御量y1 に加算する。図15
の外乱トルクが外乱として入力された場合が、それに該
当する。その場合、圧力センサ5bからの検出値とモデ
ルで予測した値が異なり、その差分を補正してやればよ
い。ところが、図14(b)のバックラシュの部分が大
きくなった場合には、上記のような状態が継続すること
になる。しかも、そのバックラシュ値が大きくなると応
答も不安定となる。したがって、ある一定値を超える前
にボールねじ部4−1aを交換する必要があることが分
かる。
【0073】このように自動研磨の構成要素は事前にあ
る程度のブロック線図で検討することができる。また、
摩耗等によって発生するバックラシュ、ヒステリシス等
の機械系の非線形要素も予測できるので、図14(a)
に示すように当初からモデル内に組み込んでおく。
【0074】また、研磨作業は1度でなく、数回行うこ
とになるので、図15(a)に示すようなステップ入力
を機械系に出力することができる。このようなステップ
入力は診断すべき周期で機械系に出力できるようにして
おき、正常時に図15(b)のような波形を得て記憶し
ておく。
【0075】例えば、異常状態が継続して、その時にス
テップ入力を機械系に与えたところ、図15(c)のよ
うな波形を得たとする。そこで、図15(b)と同図
(c)の波形を比較したところ、同図(d)のような部
分に差が生じた。この差の部分を網掛けで示す。次い
で、図14(b)のバックラシュの値を変化させたとこ
ろ、図15(e)のようにほぼ同一波形に近似させるこ
とができた。このようなことから、ボールねじ部4−1
aを点検すべき時期になったことが判断できる。
【0076】なお、図15に示すような波形比較の処理
手順を図16のフローチャートに示す。
【0077】この処理手順では、まず、最初に測定した
波形と基準としている波形を同一経過時刻で偏差分を比
較し、波形誤差量を算出する(ステップS21)。そし
て、その偏差量が許容値より大きい場合はブロック線図
が異なったと考えてブロック線図の修正作業に入り、最
初に応答性の安定度を求める(ステップS22,2
3)。この場合、オーバーシュートまたはリンギングし
たような波形時は不安定とする。安定時は、むだ時間の
ずれと線形遅れ分による修正を繰り返してブロック線図
求めることができる(ステップS24,25,26,2
7)。不安定時はゲインアップによる影響か位相遅れ
(むだ時間による影響)による影響かはっきり断定でき
ないので組み合わせた形でシミュレートしていく(ステ
ップS23,28,29,30,31)。そして、偏差
が許容値内におさまった時点で終了とする。なお、波形
比較によって表れる現象と各部での推定原因との関係を
図17に示す。
【0078】このように、予め予測される故障モードま
たは不具合モードの非線形要素を組み込んだモデルを準
備することにより、自動研磨装置の故障診断が可能とな
る。以上のように本実施形態によれば、 1)障害への即時対応と予防保全を考慮した保守を行う
ことができる。
【0079】2)不具合発生時、システムのどの箇所で
何の不具合が発生したかの切り別けが行うことができ
る。
【0080】3)保守情報としては、即時交換修理要、
状況点検要との区別をして提供することができる。ま
た、外部からの要求時には、期待できる寿命等の情報も
提供することができる。
【0081】なお、この実施形態においては、第1のプ
ラント(押し付け圧)4−1について詳しく説明した
が、第2のプラント(横行)4−2、および第3のプラ
ント(回転)4−3についても同様であることはいうま
でもない。
【0082】
【発明の効果】これまでの説明で明らかなように、制御
手段および機械加工手段の動作状態を常時監視する監視
手段と、この監視手段から出力される監視データに基づ
いて、前記制御手段および前記機械加工手段が正常に運
転されているか、故障しているか、あるいは異常が発生
しているかのいずれかを診断する診断手段とを備えた請
求項1記載の発明によれば、診断手段による診断結果に
応じて障害への即時対応と予防保全を考慮した保守を行
うことができる。
【0083】診断手段の診断に、現在の運転状態から推
測される寿命の診断を含む請求項2記載の発明によれ
ば、診断結果により装置各部の寿命を把握することがで
きる。
【0084】診断手段の診断結果を外部に出力する手段
をさらに備えた請求項3記載の発明によれば、保守情報
として即時交換修理の要否、状況点検の要否などを区別
して出力することができ、運転員もしくは保守員に診断
結果を間違いなく認識させることが可能となる。
【0085】診断結果が、交換と修理を含む即時対応が
必要な箇所とその故障内容、異常と推定されたことによ
る点検すべき内容、および推測される寿命の少なくとも
1つを含む請求項4記載の発明によれば、保守情報とし
て即時交換修理の要否、状況点検の要否などを区別する
ことができるとともに、装置各部の寿命を把握すること
ができる。また、システムのどの箇所でどのような不具
合が発生したかを切り別けることができる外部に出力す
る手段が表示装置であることを特徴とする請求項5記載
の発明によれば、運転員もしくは保守員に視覚を通じて
診断結果を間違いなく認識させることができる。
【0086】診断手段による診断によって運転継続が可
能な状態であると判断されたとき、運転継続不能な状態
にならないようなあらかじめ設定された範囲の補正を行
って運転を継続させるオブザーバをさらに備えた請求項
6記載の発明によれば、故障によって運転を停止するこ
とを避けることが可能となり、経済効率が下がることを
極力防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るオンライン圧延用自
動研磨装置のシステム構成を示すブロック図である。
【図2】図1の診断部の構成を示すブロック図である。
【図3】診断部の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図4】図3の処理工程における表示部の表示状態を示
す説明図である。
【図5】オンライン圧延用ロール自動研削装置の加工機
構を示す説明図である。
【図6】押し付け用位置制御部の制御内容を示す説明図
である。
【図7】オンライン圧延用ロール自動研削装置に関連す
る制御内容を示す説明図である。
【図8】生じた現象と故障原因の因果関係を示す図であ
る。
【図9】監視値と各箇所での異常度をニューロで診断す
るときの状態を示す説明図である。
【図10】故障診断時の各監視値とプラントの状態との
関係を示す図である。
【図11】モータ単独の異常度を説明するための図であ
る。
【図12】ニューロによる異常度と不具合の関係を示す
主成分分析の状態を示す図である。
【図13】各箇所の異常度をファジィによって推論する
ときの状態を示す図である。
【図14】押し付け用位置制御部の各要素とブロック線
図との関係を示す図である。
【図15】応答波形の比較方法を示す説明図である。
【図16】図15に示す波形比較の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図17】波形比較によって表れる現象と各部での推定
原因との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 コントローラ部 2 表示部 3 操作部 4−1,4−2,4−3 プラント 11 総括制御部 12−1,12−2,12−3 制御器 13−1,13−2,13−3 オブザーバ 14 診断部 15 表示制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 満仲 俊夫 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 日 立プロセスコンピュータエンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 中島 正明 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 森 茂 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 榊 直浩 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 日 立プロセスコンピュータエンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 土屋 尚久 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 日 立プロセスコンピュータエンジニアリング 株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工対象物を機械加工する機械加工手段
    を制御手段により制御して所定の加工を実行する自動加
    工装置において、 前記制御手段および前記機械加工手段の動作状態を常時
    監視する監視手段と、 この監視手段から出力される監視データに基づいて、前
    記制御手段および前記機械加工手段が正常に運転されて
    いるか、故障しているか、あるいは異常が発生している
    かのいずれかを診断する診断手段と、を備えていること
    を特徴とする自動加工装置。
  2. 【請求項2】 前記診断手段の診断に、現在の運転状態
    から推測される寿命の診断が含まれていることを特徴と
    する請求項1記載の自動加工装置。
  3. 【請求項3】 前記診断手段の診断結果を外部に出力す
    る手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の自動加工装置。
  4. 【請求項4】 前記診断結果が、交換と修理を含む即時
    対応が必要な箇所とその故障内容、異常と推定されたこ
    とによる点検すべき内容、および推測される寿命の少な
    くとも1つを含んでいることを特徴とする請求項3記載
    の自動加工装置。
  5. 【請求項5】 前記外部に出力する手段が表示装置であ
    ることを特徴とする請求項3記載の自動加工装置。
  6. 【請求項6】 前記診断手段による診断によって運転継
    続が可能な状態であると判断されたとき、運転継続不能
    な状態にならないようなあらかじめ設定された範囲の補
    正を行って運転を継続させるオブザーバをさらに備えて
    いることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項
    に記載の自動加工装置。
JP25038596A 1996-09-20 1996-09-20 自動加工装置 Pending JPH1094943A (ja)

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