JP2014131438A - 回転機 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化可能な構造のステータを備える回転機を提供する。
【解決手段】樹脂モールドされた回転機のステータは、ステータコアとコイルと端子とモールド部を備える。ステータコアは、鋼板を積層して形成される。コイルは、ステータコアに設けられる。端子には、コイルを形成する導線の端部である引出線部と、リード線が接続される。モールド部は、積層方向におけるステータコアの一方の端面の側でコイルエンド部を被覆する。端子は、ステータコアの一方の端面の側で、引出線部が接続される部分がモールド部の内部に設けられ、リード線が接続される外部接続部がモールド部から回転機のロータの回転軸の側に突出して設けられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、モータ又は発電機のような回転機に関する。
回転機に関する技術が提案されている。例えば、特許文献1には、回転電機の端子構造が開示されている。この回転電機は、コイルエンドが樹脂モールドされて樹脂モールド部が形成され、樹脂モールド部と一体型の端子部を備える。端子部は、電磁鋼板を積層して形成した固定子コアの両面に設けられる樹脂モールド部の一方に設けられる。回転電機において、端子部は、電磁鋼板が積層される方向において樹脂モールド部の端面側の位置で、端子部における端子が径方向の外側に突出した状態で設けられている。
特開2010−75010号公報
モータ又は発電機のような回転機は、家庭用又は産業用の電気製品の他、電動車両等にも搭載される。このような回転機では、ステータに、電源、バッテリ又は所定の電気回路等の外部デバイスに繋がったリード線との接続のための端子(接続端子)が設けられる。回転機がモータである場合、電源から供給される電力は、リード線を流れ、端子を介して回転機に入力される。回転機が発電機である場合、回転機で発生した電力は、端子からリード線に出力される。このように回転機に設けられた端子は、電力の入力口又は出力口となり、リード線と接続される。そのため、回転機の外表面に露出した状態とされる場合がある。例えば、端子を回転機の外表面から所定の方向に突出するように設けると、突出量に対応した分だけ回転機の寸法が大きくなり、コンパクトな回転機とすることができなくなる場合もある。
ステータに設けられた端子とリード線の接続は、ステータの端子の側となるリード線の端部に、この端子と対をなす端子を設け、ステータの端子の外部接続部に、リード線の端子を嵌め込み行う場合と、ステータの端子の外部接続部に、前述したリード線の端部を接合(例えば、はんだ付け)する場合がある。発明者は、ステータの端子とリード線の接続に関し、複数の接続方法に対応可能な端子の構造についても、併せて検討した。
本発明は、小型化可能な構造のステータを備える回転機を提供することを目的とする。
本発明の一側面は、回転自在に設けられたロータと、樹脂モールドされたステータと、を備え、前記ステータは、鋼板を積層して形成されたステータコアと、前記ステータコアに設けられたコイルと、前記コイルを形成する導線の端部に連続して繋がる引出線部が接続され、且つ、リード線が接続される端子と、前記ステータコアで前記鋼板が積層された積層方向における前記ステータコアの一方の端面の側で、前記コイルのコイルエンド部を被覆するモールド部と、を備え、前記端子は、前記ステータコアの一方の端面の側で、前記引出線部が接続される部分が前記モールド部の内部に設けられ、前記リード線が接続される外部接続部が前記モールド部から前記ロータの回転軸の側に突出して設けられる、回転機である。
これによれば、端子の外部接続部がステータの内周側に好適に配置され、回転機の外表面から突出することがなく、コンパクトなステータとすることができる。「回転機」は、モータ又は発電機を含む概念である。回転機は、リード線を介して外部デバイス(例えば、電源、バッテリ又は所定の電気回路)に接続される。
この回転機において、前記端子の前記外部接続部には、前記リード線の接続のための第一孔部及び第二孔部が形成され、前記第二孔部は、前記回転軸を中心とする所定の方向において前記第一孔部より幅広である、ようにしてもよい。
これによれば、1種類の端子で、複数の接続方法と、複数の線径のリード線に対応し、好適な接続を行うことができる。リード線の接続方法としては、リード線の端部にステータに設けられた端子と対をなす端子を設け、リード線の端子を外部接続部に嵌め込む手法と、はんだ付け等による接合が例示される。
本発明の他の側面は、回転自在に設けられたロータと、ステータと、を備え、前記ステータは、鋼板を積層して形成されたステータコアと、前記ステータコアに設けられたコイルと、前記コイルを形成する導線の端部に連続して繋がる引出線部が接続され、且つ、リード線が接続される端子と、を備え、前記端子において前記リード線が接続される外部接続部には、前記リード線の接続のための第一孔部及び第二孔部が形成され、前記第二孔部は、前記ロータの回転軸を中心とする所定の方向において前記第一孔部より幅広である、回転機である。
これによれば、1種類の端子で、複数の接続方法と、複数の線径のリード線に対応し、好適な接続を行うことができる。「回転機」については、上記同様である。
本発明によれば、小型化可能な構造のステータを備える回転機を得ることができる。
回転機の一例を示す平面図である。 回転機の一例を示す斜視図である。 ステータコアの一例を示す斜視図である。 結線図の一例である。 (A)は、結線構造の一例を示す斜視図である。(B)は、図5(A)に示す外部接続部にリード線の端子が嵌め込まれた状態を、図5(A)に示すI−I線に対応した位置で断面した断面図である。 (A)は、結線構造の他の一例を示す斜視図である。(B)は、図6(A)に示す外部接続部にリード線の端子が嵌め込まれた状態を、図6(A)に示すJ−J線に対応した位置で断面した断面図である。
本発明を実施するための実施形態について、図面を用いて説明する。本発明は、以下に記載の構成に限定されるものではなく、同一の技術的思想において種々の構成を採用することができる。例えば、以下に示す構成の一部は、省略し又は他の構成等に置換してもよい。他の構成を含むようにしてもよい。
<回転機>
回転機10は、例えば、モータ又は発電機である。モータ又は発電機のような回転機10は、各種の製品に搭載される。例えば、回転機10は、電動車両に搭載される。電動車両としては、例えば、電動自転車が例示される。回転機10がモータである場合、回転機10は、例えば、電動車両を移動させるための動力源として利用される。回転機10は、図1に示すように、ロータ12と、ステータ20を備える。本実施形態は、ロータ12の極数が14極で、ステータ20のスロット数が12個である場合(図1参照)を例に説明する。
ロータ12は、ロータコア14と、14個の永久磁石16と、シャフト18を備える。ロータコア14は、例えば、プレス機によって電磁鋼板を打ち抜きつつ積層して形成される。ロータコア14には、14個の永久磁石16をそれぞれ収納するための空間と、シャフト18を固定するための貫通孔が形成される。このような空間及び貫通孔は、電磁鋼板が積層された方向に延在する。永久磁石16は、前述した空間に収納された状態で、ロータコア14の内部に設けられる。回転機10がモータである場合、このようなロータ12を備えるモータは、IPM(Interior Permanent Magnet)モータと称される。
シャフト18は、ロータコア14の中心部に形成された貫通孔に固定される。シャフト18には、ロータコア14の両側に軸受(不図示)が取り付けられる。軸受は、ステータ20に設けられた支持部(不図示)に支持される。シャフト18は回転軸となり、ロータ12は、シャフト18を回転中心として回転する。ロータ12は、既に実用化されたモータ又は発電機が備えるロータと同様である。従って、ロータ12に関するこの他の説明は、省略する。本実施形態では、ロータ12が回転する方向(「回転方向」という。図1でシャフト18の近傍に示す「矢印」参照)に対応した方向を「周方向」という。周方向は、回転軸となるシャフト18を中心とし、回転方向及びこれとは反対の方向の両方向を含む概念である。回転機10において、回転軸となるシャフト18を中心とする放射方向を「径方向」という。
ステータ20は、樹脂モールドされる。ステータ20は、図1及び図2に示すように、ステータコア21と、コイル30と、端子50U,50V,50Wと、モールド部60を備える。図1では、モールド部60の図示を省略し、複数のティース部23に巻線された複数のコイル30を図示した状態としている。また、図1では、端子50U,50V,50Wの図示を省略している。図2では、積層された電磁鋼板の積層に関する図示を省略し(図3についても同じ)、ロータ12について永久磁石16に関する図示を省略している。ステータコア21は、図3に示すように、複数のティース部23と、ヨーク部25を備える。ステータ20のスロット数を12個とする本実施形態では、ティース部23の数は、12個である。12個のティース部23は、ヨーク部25からロータ12(シャフト18)の側に突出する。
ステータコア21は、図3に示すように、複数のステータコアセグメント(以下、「セグメント」という)22を環状に配置して形成される。本実施形態では、1個のセグメント22におけるティース部23の数を1個としているため、ステータコア21は、12個のセグメント22を環状に配置して形成される。セグメント22は、図3に示すように、ティース部23と、ヨーク部分251によって形成される。ヨーク部分251は、環状のヨーク部25の一部を形成する部分である。セグメント22を環状に配置した状態で隣り合う2個のティース部23の間には、スロット部26が形成される。セグメント22は、例えば、プレス機によって電磁鋼板を、図3に示すような形状に打ち抜きつつ積層して形成される。
コイル30は、ティース部23に導線を集中巻して形成される。コイル30の形成には、所定の巻線機が用いられる。巻線機によるコイル30の形成(巻線)は、環状とされる前のセグメント22のそれぞれを対象として、対象のセグメント22のティース部23に導線を巻回して行われる。巻線に際し、セグメント22には、インシュレータ34が装着される(図1参照)。インシュレータ34によって、セグメント22(ステータコア21)と、コイル30の間の絶縁を確保することができる。
ステータコア21を分割された複数のセグメント22によって形成する技術と、ティース部23にコイル30を形成する技術は、既に実用化された技術を採用することができる。従って、これらに関するこの他の説明は、省略する。
ステータ20が備える12個のコイル30は、U相、V相及びW相の何れかのコイル30にそれぞれ分類され、図4に示すように、スター結線される。12個のコイル30のうち、所定の4個のコイルU1,U2,U3,U4は、U相の連結コイル32Uを形成する。12個のコイル30のうち、他の4個のコイルV1,V2,V3,V4は、V相の連結コイル32Vを形成する。12個のコイル30のうち、さらに他の4個のコイルW1,W2,W3,W4は、W相の連結コイル32Wを形成する。
連結コイル32Uを形成する場合、図4に示す「JU」部での第一引出線部41Uと第二引出線部42Uの接続(結線)には、端子50U(全体構成については、図5参照 端子50V,50Wについて同じ)が用いられる。連結コイル32Vを形成する場合、図4に示す「JV」部での第一引出線部41Vと第二引出線部42Vの接続(結線)には、端子50Vが用いられる。連結コイル32Wを形成する場合、図4に示す「JW」部での第一引出線部41Wと第二引出線部42Wの接続(結線)には、端子50Wが用いられる。第一引出線部41Uは、端子50Uの側においてコイルU1を形成する導線の端部に連続して繋がる導線である。第二引出線部42Uは、端子50Uの側においてコイルU2を形成する導線の端部に連続して繋がる導線である。第一引出線部41Vは、端子50Vの側においてコイルV1を形成する導線の端部に連続して繋がる導線である。第二引出線部42Vは、端子50Vの側においてコイルV2を形成する導線の端部に連続して繋がる導線である。第一引出線部41Wは、端子50Wの側においてコイルW1を形成する導線の端部に連続して繋がる導線である。第二引出線部42Wは、端子50Wの側においてコイルW2を形成する導線の端部に連続して繋がる導線である。
本実施形態では、第一引出線部41U,41V,41Wを区別せず、又は、これらを総称する場合、「第一引出線部41」といい、第二引出線部42U,42V,42Wを区別せず、又は、これらを総称する場合、「第二引出線部42」という。端子50U,50V,50Wを区別せず、又は、これらを総称する場合、「端子50」という。
端子50について、図5(A),(B)を参照して説明する。端子50Uを用いた第一引出線部41U及び第二引出線部42Uの接続と、端子50Vを用いた第一引出線部41V及び第二引出線部42Vの接続と、端子50Wを用いた第一引出線部41W及び第二引出線部42Wの接続は、何れも図5(A)に示すようにして行われる。
端子50は、外部接続部51と、基部54と、第一保持部56と、第二保持部58を含み、これらが一体となって形成される。端子50は、公知の端子と同様、電気導電材によって形成される。外部接続部51は、端子50と対をなすリード線70に設けられた端子72が接続される部分である(図5(B)参照)。リード線70は、端子72が設けられた端部とは反対側の端部において外部デバイスに繋がる。外部デバイスとしては、電源、バッテリ又は所定の電気回路が例示される。回転機10がモータである場合、電源からの電力は、リード線70及び外部接続部51を介してステータ20に入力される。回転機10が発電機である場合、回転機10で発電された電力は、外部接続部51及びリード線70を介してバッテリに充電され、又は、電気回路に供給される。
端子50U,50V,50Wは、図2に示すように、外部接続部51U,51V,51Wがステータ20(後述する第一モールド部61)の内周側で、且つ、積層方向においてロータコア14の上方(図2に基づけば、シャフト18の先端側の方向)の位置で、シャフト18の側に向けて突出するようにして設けられる。外部接続部51Uを除く端子50Uの部分(基部54、第一保持部56及び第二保持部58を含む部分 端子50V,50Wについて同じ)と、外部接続部51Vを除く端子50Vの部分と、外部接続部51Wを除く端子50Wの部分は、第一モールド部61の内部に設けられる。積層方向は、セグメント22(ステータコア21)において、電磁鋼板が積層された方向である。本実施形態において、「外部接続部51」は、端子50U,50V,50Wのそれぞれにおける外部接続部51U,51V,51Wを、区別せず、又は、総称するものである。
外部接続部51には、孔部52が形成される。孔部52は、第一孔部521と、第二孔部522によって形成される。図5(A)に示す例では、孔部52は、例えば、直径φDの円と、直径φE(φE>φD)の円を、径方向に一部が重なり合うように配置して形成される形状に対応した外周形状の貫通孔である。換言すれば、孔部52は、外周形状が「8」の字状をした貫通孔である。第一孔部521は、直径φDの円に対応した孔部であり、第二孔部522は、直径φEの円に対応した孔部である。第二孔部522は、周方向における寸法が第一孔部521より幅広である。
リード線70に端子72が設けられ、端子50とリード線70の接続が外部接続部51に端子72を装着して行われる場合、端子72が外部接続部51に嵌め込まれると、第一孔部521は、その外縁部で端子72に設けられた凸部74と係合する(図5(B)参照)。即ち、第一孔部521は、端子72の抜け防止のための機能を有する。本実施形態では、端子72が嵌め込まれる方向は、径方向を内側から外側に向かう方向である。端子72の凸部74と係合する第一孔部521の位置は、径方向の内側となる外縁部分である(図5(B)参照)。図5(B)では、モールド部60(第一モールド部61)の図示を省略している(後述する図6(B)において同じ)。
端子50とリード線70の接続が外部接続部51にリード線70を接合して行われる場合(不図示)、第一孔部521又は第二孔部522には、リード線70の端部が挿入される。端部が第一孔部521又は第二孔部522に挿入されたリード線70は、外部接続部51に、例えば、はんだ付けされる。第一孔部521又は第二孔部522の何れに、リード線70の端部を挿入するかは、リード線70の線径に従い適宜選択される。細径のリード線70である場合、第一孔部521が用いられ、太径のリード線70である場合、第二孔部522が用いられる。
基部54は、外部接続部51に連続し、第一保持部56と第二保持部58と一体をなす。第一保持部56は、図5(A)に示すように、基部54の一方側の端部で、基部54に対して直交する方向に起立した状態で形成される。第一保持部56には、第一溝部57が形成される。第二保持部58は、図5(A)に示すように、基部54の他方側の端部で、基部54に対して第一保持部56と同一方向に起立した状態で形成される。第二保持部58には、第二溝部59が形成される。
ステータ20において、端子50は、ステータコア21の第一端面211の側に設けられる。例えば、端子50は、セグメント22に装着された第一端面211の側のインシュレータ34上の所定の位置に設けられる。その際、端子50は、第一保持部56及び第二保持部58が起立する方向が積層方向に一致し、積層方向のうちステータコア21の第二端面(不図示)から第一端面211に向かう方向を基準としたとき、第一溝部57及び第二溝部59の底が第二端面の側で、第一溝部57及び第二溝部59の開口が第一端面211の側となるようにされる。
第一溝部57及び第二溝部59には、第一引出線部41及び第二引出線部42が重なり合った状態で装着される(図5(A)参照)。例えば、第一引出線部41及び第二引出線部42は、図5(A)に示すように、第一引出線部41が第一溝部57及び第二溝部59の底側となり、第二引出線部42が第一溝部57及び第二溝部59の開口側となるようにして、第一溝部57及び第二溝部59に装着される。重なり順序は、図5(A)に基づいた順序とは異なる順序としてもよい。
第一保持部56及び第二保持部58は、第一溝部57及び第二溝部59に第一引出線部41及び第二引出線部42が装着された状態で、かしめられる等して、第一引出線部41及び第二引出線部42を保持する。第一保持部56及び第二保持部58をかしめる具体的な方法としては、ヒュージングが例示される。ヒュージングは、既に実用化された技術であるため、これに関する説明は、省略する。
各相の連結コイル32U,32V,32Wの接続に関し、中性点側の接続(図4に示す2個の「黒丸」参照)は、既に実用化された回転機のステータと同様の構成及び方法によって行われる。例えば、中性点側の接続は、所定の圧着端子を用いて、又は、はんだ付け等によって行われる。中性点側の接続に関するこの他の説明は、省略する。
モールド部60は、樹脂モールドによって形成される。モールド部60を形成する樹脂としては、熱硬化性樹脂が例示される。例えば、モールド部60は、BMC(Bulk Molding Compound)によって形成される。樹脂モールドは、全てのセグメント22を対象としてコイル30を形成し、その後、環状とされ、さらに、コイル30の結線等が完了した12個のセグメント22を、樹脂モールド用の成形機に設けられた成形金型にセットして行われる。
モールド部60は、図2に示すように、第一モールド部61と、第二モールド部62を備える。モールド部60を形成する樹脂は、コイル30が収納されたスロット部26にも充填され、同一のスロット部26に収納された隣り合うティース部23に集中巻された各コイル30の絶縁を確保する。このような各部を備えるモールド部60は、樹脂モールドによって一体的に形成される。
第一モールド部61は、積層方向におけるステータコア21の第一端面211の側に設けられ、第一端面211の側でコイル30のコイルエンド部(図1に示す「コイル30の部分」参照)を被覆する。上述した通り、第一モールド部61の内周側には、シャフト18の側に向けて、外部接続部51U,51V,51Wが突出する。端子50U,50V,50Wにおいて、外部接続部51U,51V,51Wを除く各部分は、第一モールド部61の内部に、積層方向にコイルエンド部と重なり合った状態で設けられる。第二モールド部62は、積層方向におけるステータコア21の第二端面の側に設けられ、第二端面の側でコイル30のコイルエンド部(不図示)を被覆する。
<本実施形態の効果>
本実施形態によれば、次のような効果を得ることができる。
(1)端子50の外部接続部51を第一モールド部61からシャフト18の側に突出させ、ステータ20の内周側で、積層方向においてロータコア14の上方に形成される空隙に配置する(図2参照)こととした。そのため、リード線70と接続される外部接続部51が回転機10の外表面から突出することがなく、コンパクトなステータ20とすることができる。従って、小型化された回転機10とすることができる。回転機10の内部の空隙を有効利用することができる。リード線70は、例えば、シャフト18に取り付けられた軸受を支持する支持部に設けられた貫通孔を通過し、回転機10の外部に引き出される。
(2)外部接続部51に、第一孔部521と第二孔部522を含む孔部52を形成する(図5(A)参照)こととした。孔部52において、第二孔部522は、周方向において第一孔部521より幅広に設定される。そのため、1種類の端子50で、複数の接続方法に対応することができる。1種類の端子50で、複数の線径のリード線70に対応することができる。端子50とリード線70の接続を好適に行うことができる。
<変形例>
本実施形態は、次のようにすることもできる。以下に示す変形例は、他の変形例と適宜組み合わせて採用するようにしてもよい。
(1)上記では、ロータ12の極数が14極で、ステータ20のスロット数が12個である回転機10(図1参照)を例に説明した。ロータの極数及び/又はステータのスロット数は、これとは異なる数としてもよい。ロータの極数及び/又はステータのスロット数は、要求される性能等の諸条件を考慮し、適宜設定される。ロータは、永久磁石がロータコアの外周側面に設けられた形式のロータ、又は、永久磁石を備えない形式のロータとしてもよい。回転機がモータである場合、永久磁石がロータコアの外周側面に設けられたロータを備えるモータは、SPM(Surface Permanent Magnet)モータと称される。
(2)上記では、ステータコア21をセグメント22を環状に配置して形成し、ティース部23にコイル30が集中巻されたステータ20(図1及び図3参照)を例に説明した。ステータコアは一体型のステータコアであってもよい。また、集中巻とは異なる方法で巻線されたコイルを備えるステータとしてもよい。例えば、分布巻又は全節巻によるコイルを備えるステータとしてもよい。
(3)上記では、第一孔部521と第二孔部522が径方向に繋がった一体的な孔部52(図5(A)参照)を例に説明した。外部接続部51に形成される孔部は、例えば、図6(A)に示すような孔部53であってもよい。孔部53は、第一孔部531と、第二孔部532を含む。第一孔部531及び第二孔部532は、独立した状態で、外部接続部51に形成される。第一孔部531は、直径φFの貫通孔である。第二孔部532は、直径φG(φG>φF)の貫通孔である。また、第二孔部532は、周方向及び径方向の角方向における寸法が第一孔部531より幅広である。
第一孔部531は、孔部52における第一孔部521に対応し、第二孔部532は、孔部52における第二孔部522に対応する。リード線70に端子72が設けられる場合、第一孔部531の外縁部には端子72の凸部74が係合し、これによって、端子72の抜けが防止される(図6(B)参照)。リード線70が外部接続部51に接合される場合(不図示)、第一孔部531又は第二孔部532には、リード線70の端部が挿入され、外部接続部51に接合(例えば、はんだ付け)される。
孔部52における第一孔部521と第二孔部522の配置、又は、孔部53における第一孔部531と第二孔部532の配置は、諸条件を考慮し、適宜設定するようにしてもよい。例えば、孔部52において、第一孔部521と第二孔部522は、周方向に配置されるようにしてもよい。孔部53において、第一孔部531と第二孔部532は、周方向に配置されるようにしてもよい。径方向に配置する場合、第二孔部522が第一孔部521の内側となり、第二孔部532が第一孔部531の内側となるようにしてもよい。
孔部52における第一孔部521及び第二孔部522の形状と、孔部53における第一孔部531及び第二孔部532の形状に関し、円形とは異なる形状としてもよい。何れの形状である場合についても、周方向及び/又は径方向を含む回転軸としてのシャフト18を中心とした所定の方向において、第二孔部522,532は、第一孔部521,531より幅広となる部分を有する。第一孔部521及び第二孔部522を含む孔部52又は第一孔部531及び第二孔部532を含む孔部53が形成された外部接続部51を備える端子50は、樹脂モールドされたステータ20を備える回転機10の他、樹脂モールドされていないステータを備える回転機においても採用することができる。
(4)上記では、ロータ12がステータ20の内周側に回転自在に支持された内転型の回転機10(図1参照)を例に説明した。回転機は、外転型の回転機であってもよい。外転型の回転機のステータでは、複数のティース部は、ヨーク部から径方向の外側に突出する。外転型の回転機のロータは、ステータの外側で、複数のティース部に対向する。
10 回転機
12 ロータ
14 ロータコア、 16 永久磁石、 18 シャフト
20 ステータ
21 ステータコア、 22 ステータコアセグメント(セグメント)
23 ティース部、 25 ヨーク部、 26 スロット部
30 コイル
U1,U2,U3,U4 コイル
V1,V2,V3,V4 コイル
W1,W2,W3,W4 コイル
32U,32V,32W 連結コイル
34 インシュレータ
41,41U,41V,41W 第一引出線部
42,42U,42V,42W 第二引出線部
50,50U,50V,50W 端子
51,51U,51V,51W 外部接続部、 52,53 孔部
54 基部
56 第一保持部、 57 第一溝部
58 第二保持部、 59 第二溝部
60 モールド部、 61 第一モールド部、 62 第二モールド部
70 リード線、 72 端子、 74 凸部
211 第一端面
251 ヨーク部分
521,531 第一孔部、 522,532 第二孔部
φD、φE,φF,φG 直径

Claims (3)

  1. 回転自在に設けられたロータと、
    樹脂モールドされたステータと、を備え、
    前記ステータは、
    鋼板を積層して形成されたステータコアと、
    前記ステータコアに設けられたコイルと、
    前記コイルを形成する導線の端部に連続して繋がる引出線部が接続され、且つ、リード線が接続される端子と、
    前記ステータコアで前記鋼板が積層された積層方向における前記ステータコアの一方の端面の側で、前記コイルのコイルエンド部を被覆するモールド部と、を備え、
    前記端子は、前記ステータコアの一方の端面の側で、前記引出線部が接続される部分が前記モールド部の内部に設けられ、前記リード線が接続される外部接続部が前記モールド部から前記ロータの回転軸の側に突出して設けられる、回転機。
  2. 前記端子の前記外部接続部には、前記リード線の接続のための第一孔部及び第二孔部が形成され、
    前記第二孔部は、前記回転軸を中心とする所定の方向において前記第一孔部より幅広である、請求項1に記載の回転機。
  3. 回転自在に設けられたロータと、
    ステータと、を備え、
    前記ステータは、
    鋼板を積層して形成されたステータコアと、
    前記ステータコアに設けられたコイルと、
    前記コイルを形成する導線の端部に連続して繋がる引出線部が接続され、且つ、リード線が接続される端子と、を備え、
    前記端子において前記リード線が接続される外部接続部には、前記リード線の接続のための第一孔部及び第二孔部が形成され、
    前記第二孔部は、前記ロータの回転軸を中心とする所定の方向において前記第一孔部より幅広である、回転機。
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