JP2014130271A - 用紙後処理装置、画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成済み用紙が排出される排出部を胴内に設けた画像形成装置に組み込まれ、排出部から排出された用紙を受け入れ、所定の後処理を施して排出する用紙後処理装置において、ジャム処理の作業性を向上させることを目的とする。
【解決手段】用紙後処理装置200は、胴内に固定される固定部201と、固定部201に脱着可能に構成されて胴内から取り外し可能な脱着部202とを備えて構成する。その脱着部202は、脱着部202を胴内から取り外した際に、少なくとも排出部163まわりが露出可能な構成部を一体化する。
する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置の胴内に組み込まれる用紙後処理装置と、その用紙後処理装置を備えた画像形成システムに関する。
従来から、電子写真方式の画像形成装置から排出されてきた用紙を一時的に載せておくステープルトレイと、そのステープルトレイに排出された複数枚の用紙にステープル処理を施すステープルユニットとを備えた用紙後処理装置がある。
さらに、この用紙後処理装置は、画像形成装置に併設されるタイプと、画像形成装置の胴内に組み込まれるタイプのものがある。
特に、後者のタイプは、前者のタイプと比較して省スペースであるものの、画像形成装置の排出部まわりのジャム処理(紙詰まり処理)の際、用紙後処理装置が邪魔してジャム処理がし辛い虞がある。
そこで、用紙後処理装置を、画像形成装置本体に対し、用紙の排紙方向に所定距離だけスライド移動可能に設けたものが提案されている。
ジャム処理を行なうときは、用紙後処理装置を用紙の排紙方向に、所定距離だけスライドさせる。これにより、用紙後処理装置と画像形成装置本体との接続部分が引き離され、画像形成装置本体の外方から画像形成装置本体の胴内に通じる空間が形成される。
用紙後処理装置と画像形成装置本体との間に空間を確保したら、その空間から手を差し入れて、画像形成装置本体側のガイド板等を開いて(または外して)、用紙が排出される排出部まわりに目詰まりした用紙を取り除く(例えば特許文献1参照)。
なお、原稿を光学的に読み取る画像読取装置を画像形成装置本体の上に設置した画像形成装置で、例えば、以下のものが知られている。
その画像形成装置は、シートを搬送する中継搬送装置を上側機構と下側機構とに分け、上側機構を画像読取装置の下方に設け、下側機構を画像形成装置本体の上面部に設けている。さらに上側機構と下側機構はヒンジを介して接続されており、そのヒンジを介して上側機構が上下方向に開閉可能になっている。そして、この画像形成装置は、画像読取装置と上側機構を開くことで、ジャム処理を行なう(例えば特許文献2参照)。
しかしながら、画像品質に直接影響のある構成部の一つである画像読取装置全体を開閉すると、開閉時の振動により、読み取り光軸がずれて正常な画像の読み取りができない虞が極めて大きい。したがって、画像読取装置の精度を維持するための何らかの技術的手段を講じる必要がある。このことは、用紙後処理装置も同様である。後処理精度を担保するためには、画像形成装置に対し用紙後処理装置を開閉可能な構造にすることは好ましいことではない。
上述した特許文献1に記載されたスライド方式の用紙後処理装置は、ジャム処理がし易くなった好適なものである。しかしながら、現状の構造に満足せずに、ジャム処理を更にし易くすることは、技術的に極めて有意義なことである。
本発明の目的は、ジャム処理を更にし易くした用紙後処理装置、画像形成システムを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明にかかる用紙後処理装置は、画像形成済み用紙が排出される排出部を胴内に設けた画像形成装置に組み込まれ、前記排出部から排出された前記用紙を受け入れ、所定の後処理を施して排出する用紙後処理装置であって、前記胴内に固定される固定部と、前記固定部に脱着可能に構成されて前記胴内から取り外し可能な脱着部とを備え、前記脱着部は、前記脱着部を前記胴内から取り外した際に、少なくとも前記排出部まわりを露出可能に構成したことを特徴とする。
本発明によれば、ジャム処理の際、脱着部を胴内から取り外すことで、少なくとも排出部まわりが露出するから、ジャム処理が更にし易くなることが期待できる。しかも、用紙後処理装置の全体を取り外す場合と比較して重量的に軽減されるから、作業性の向上が期待できる。
本実施の形態にかかる画像形成システムの正面側から見た模式的な透視図である。 要部の正面図である。 要部の左側面図である。 脱着部の正面図である。 脱着部の左側面図である。 脱着部の平面図である。 図6におけるX部の拡大した断面図である。 図2において脱着部を取り外した状態の正面図である。 図3において脱着部を取り外した状態の左側面図である。 ジャム処理時の状態を模式的に示した説明図である。
本発明にかかる用紙後処理装置を画像形成装置の胴内に設けた画像形成システムの実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施の形態にかかる画像形成システムの正面側から見た模式的な透視図である。
本実施の形態にかかる画像形成システムAは、図1に示すように、画像読み取り装置300を備えた電子写真方式の画像形成装置100と、用紙後処理装置200とを備えて構成される。
画像形成にかかる構成部が収められる画像形成装置100の筐体は、図1において左側面側と、正面側(図1おいて奥行き方向手前側)の角部でその上部が、水平方向に向かって大きく抉られるように形成されている。その抉られた部位に、用紙後処理装置200の主だった構成部が収められている。また、画像形成装置100の筐体の頂面に画像読み取り装置300が設置されている。
ここで、筐体における抉られた部位を含めて筐体の内部(筐体の最も外側の側壁より内方)を「胴内」と呼称する。
上述した構成部は、図1において、ほぼ中央部に配置されたプロセスユニット110、このプロセスユニット110の下方に隣接して設けられ、プロセスユニット110の一構成部材である感光ドラムに潜像を書き込む光書き込み部111、光書き込み部111の下方に設けられた給紙部120、プロセスユニット110より上方に設けられた定着部150、給紙部120でピックアップされた用紙を中間転写部140及び定着部150に搬送する給紙搬送路(縦搬送路)130、トナー像が定着された用紙を用紙後処理装置200側に搬送する排出搬送路160、一面に画像が形成された用紙を反転し、他面に画像形成させるための両面搬送路170、プロセスユニット110の上方に横方向に延びるように且つ反時計回りに回転可能に架け渡された中間転写ベルト112、その中間転写ベルト112の内側にプロセスユニット110と対向するように設けられた1次転写ローラ、画像形成済み用紙が排出される排出部163を備える。
夫々のプロセスユニット110は、潜像及びトナー像が形成される感光ドラムと、この感光ドラムの外周に沿って配置され、感光ドラムを一様に帯電させる帯電部、光書き込み部111で感光ドラムに形成された潜像をトナー像に現像させる現像部、感光ドラム上の転写残トナー紙粉を清掃するクリーニング部、感光ドラムを除電して次の画像形成に備える除電部とを備える。この4つのプロセスユニット110は、イエロートナー像を形成させるイエロートナー像用、マゼンタトナー像を形成させるマゼンタトナー像用、シアントナー像を形成させるシアントナー像用、黒トナー像を形成させる黒トナー像用からなる。
中間転写ベルト112は、複数の支持ローラによって反時計回りに回転可能に支持されている。そのうちの1つの支持ローラ114は、中間転写部140で中間転写ベルト112を介して2次転写ローラ115と対向し、中間転写ベルト112上の画像を用紙に2次転写できるようになっている。
給紙部120は、給紙トレイ121、ピックアップローラ122、給紙搬送ローラ123を備えて構成され、給紙トレイ121からピックアップした用紙を縦搬送路130に沿って上方に送り出すようになっている。この送り出された用紙は、中間転写部140で画像が転写され、定着部150に送られる。
定着部150は、加熱ローラとその加熱ローラに連れ回り可能に押し当てた加圧ローラを備え、その両者間の押し当て部位であるニップに用紙が通過する過程で、加熱及び加圧が行われ、トナー像が用紙に溶融・固化して定着される。
定着部150より搬送下流には、排出搬送路160と両面搬送路170が設けられている。この両者の搬送路は、分岐爪161を境にして2方向に分岐し、分岐爪161の振り分けにより、用紙後処理装置200側である排出部に搬送されたり、両面搬送路170に搬送されたりする。なお、分岐爪161の用紙搬送方向上流側の直近には分岐搬送ローラ162が設けられ、用紙へ搬送力を付与している。
排出部163は、排出搬送路160の終端側(胴内)に設けられ、画像形成済み用紙を、筐体における抉られた部位(胴内)に向かって、水平方向または略水平方向に排出する一対の排出ローラ222からなる。
画像読み取り装置300は、コンタクトガラス上にセットされた原稿を光走査して原稿面の画像を読み取って印刷データを生成するようになっている。画像形成装置100は、この印刷データに基づいて用紙に画像を形成したり、画像形成装置100と電気的に接続された外部機器からの印刷データに基づいて用紙に画像を形成したりする。
次に、画像形成装置100の一連の動作の概略を、図1を参照しながら説明する。
先ず、画像読み取り装置300から読み取られた原稿データあるいは外部機器から送信された原稿データに基づいて、書き込みに使用する画像データを生成し、その画像データに基づいて光書き込みユニットから各感光ドラムに対して光書き込みを行い、色毎に形成したトナー像が中間転写ベルト112に順次重なるように転写する。
これと前後して、給紙トレイ121から画像形成に応じて用紙を送り出す。用紙は、中間転写部140の直前の図示しないレジストローラにより一旦停止し、中間転写ベルト112上の画像先端とタイミングと合わせて送り出す。中間転写部140で中間転写ベルト112上のトナー像が送り出された用紙に2次転写され、定着部150へと送り込まれる。そして、定着部150がトナー像を用紙に定着する。
片面印刷の場合及び両面印刷の場合で用紙の裏面印刷後の場合は、分岐爪161の切り替え動作により排出搬送路160側へ用紙を搬送する。両面印刷の場合で用紙の表面印刷後の場合は、両面搬送路170側へ用紙を搬送する。用紙が両面搬送路170に搬送された場合、その用紙は、反転後、中間転写部140に送り込まれて、用紙の裏面に画像が形成される。その後、排出搬送路160側に搬送される。
排出搬送路160側に搬送された画像形成済みの用紙は、排出部163を介して、後述する用紙後処理装置200に搬送され、用紙後処理装置200で所定の用紙処理を施し、あるいは、処理なしで排出トレイ218に排出される。
次に、用紙後処理装置200を説明する。
この用紙後処理装置200は、画像形成済み用紙が排出される排出部163を胴内に設けた画像形成装置に組み込まれ、排出部163から排出された画像形成済み用紙を受け入れ、所定の後処理を施して排出トレイ218に排出するものである。以下、図2〜図7を参照しながら、用紙後処理装置200の構成を詳述する。
図2は、要部の正面図である。図3は要部の左側面図である。図4は脱着部202の正面図である。図5は脱着部202の左側面図である。図6は脱着部202の平面図である。図7は図6におけるX部の拡大した断面図である。
この用紙後処理装置200は、胴内に固定される固定部201と、固定部201に脱着可能に構成されて胴内から取り外し可能な脱着部202とを備えて構成される。
固定部201は、パンチユニット203と、ステープラ204と、駆動部205と、上側機構部206とを備える。
パンチユニット203は、搬送中の画像形成済みの用紙に穿孔処理を行なうもので、排出部163の位置より用紙搬送方向下流側に設けられている。
ステープラ204は、後述するステープルトレイ217に積載された画像形成済みの用紙束にステープル処理(針で用紙を綴じる)を行なうもので、筐体における抉られた部位(胴内)に、用紙幅方向(図2の奥行き方向)へ移動可能に設けられている。
駆動部205は、上側機構部206と下側機構部216を駆動させるもので、モータやソレノイド、歯車やベルト等で構成される。この駆動部205は、図3に示すように、筐体における抉られた部位より装置内側(図3の左方)に設けられている。換言すれば、この駆動部205は、後述する脱着部202の取り外し方向と、平面視、直交する方向の一方側(図6)に設けられている。
また、この駆動部205は、図2に示すように、下側機構部216の従動歯車223、224と噛み合わせる駆動歯車208、209を備えている。その駆動歯車208、209は、筐体における抉られた部位の、後述する脱着部202の取り外し取り付け方向(用紙搬送方向)と、平面視、直交する方向の側壁210から突き出るように設けられている。また、その側壁210には、後述する下側機構部216の従動歯車223、224を通すための溝207が形成されている。
上側機構部206は、用紙の上側を案内して画像形成済みの用紙を搬送させるものであり、パンチユニット203の位置より用紙搬送方向下流側に設けられた第一の上ローラ211と、その第一の上ローラ211の位置より用紙搬送方向下流側に設けられた第二の上ローラ212と、その第二の上ローラ212の下方に設けられ上下方向に揺動可能な第一の戻しローラ213と、第二の上ローラ212の位置より用紙搬送方向下流側に設けられ上下方向に揺動可能な第二の戻しローラ214と、その第二の戻しローラ214の位置より用紙搬送方向下流側に設けられ上下方向に揺動可能な従動ローラ215とを備える。
このうち、第一の上ローラ211と、第二の上ローラ212と、第一の戻しローラ213と、第二の戻しローラ214は、それぞれの軸を介して駆動部205と接続されて駆動される。
脱着部202は、画像形成装置の胴内から取り外した際に、少なくとも排出部163まわりが露出可能な構成部を一体化しており、下側機構部216と、ステープルトレイ217と、排出トレイ218とを備えてなる。
下側機構部216は、用紙の下側を案内して上側機構部206と共に画像形成済みの用紙を搬送させるものであり、図4に示すように、正面視、二段の階段状に形成された中空の支持枠219の上段側頂面の略中央に設けられ、第一の上ローラ211に対向した第一の下ローラ220と、その第一の下ローラ220の位置より用紙搬送方向下流側で上段側頂面に設けられ、第二の上ローラ212に対向した第二の下ローラ221と、支持枠219の下段側頂面の左端部側に設けられ、従動ローラ215と対向した排出ローラ222とを備える。
このうち、第一の下ローラ220と第二の下ローラ221は従動ローラである。排出ローラ222は、当該排出ローラ222を支持する軸に上述した従動歯車223が取り付けられており、この従動歯車223が、駆動部205により回転する駆動歯車208に噛み合うことにより回転駆動される。
また、支持枠219の上段側頂面は、用紙を案内させる下側ガイド板225で構成されており、その下側ガイド板225は、用紙搬送方向の上流側と下流側の双方が用紙搬送方向に張り出すように形成される。その下側ガイド板225の右端側には、パンチユニット203と対向させるパンチカス収集用容器226が設けられている。なお、画像形成装置100には、下側ガイド板225と対向する上側ガイド板103が設けられている。
なお、支持枠219の上段側の、用紙搬送方向上流側の側面は開口しており、脱着部202を胴内から取り外す際や、脱着部202を胴内に取り付ける際に、固定部201と干渉しないようになっている。また、上段側の、用紙搬送方向下流側の側面も開口しており、支持枠219の上段内に位置するステープラ204へ用紙が入り込むようになっている。また、側壁210と対向する支持枠219の側面には、第二の戻しローラ214の支軸を通すための長穴227が形成されている。
また、支持枠219の、排出ローラ222の下方には、支持枠219の下段側の左側面から出没可能で、且つ、用紙搬送方向に揺動可能な用紙押さえ228が設けられている。この用紙押さえ228は、排出ローラ222と同様に、当該用紙押さえ228を支持する軸に従動歯車224が取り付けられており、この従動歯車224が、駆動部205により回転する駆動歯車209に噛み合うことにより駆動される。
ステープルトレイ217は、上側機構部206と下側機構部216とで搬送された用紙を一時的に積載させるもので、支持枠219の下段側頂部に取り付けられている。また、ステープルトレイ217の上面には、図4〜図6に示すように、用紙の幅方向の移動を規制させる一対のジョガーフェンス229と、用紙の、用紙搬送方向の位置決めを行なう後端基準フェンス230が設けられている。
排出トレイ218は、支持枠219の下段側の左側面下部から装置の外方に向かって上向いて延びる板状部材からなり、上側機構部206と下側機構部216とで搬送された用紙が積載される。
また、図2、図6、図7に示すように、画像形成装置100に対し脱着部202を脱着可能に接続するロック部231を備えている。このロック部231は、掛け止め部232と、被掛け止め部233とで構成される。
掛け止め部232は、図6、図7に示すように、支点部234と、ロック解除ボタン235と、ロックレバー236と、圧縮バネ237とを備える。
支点部234は、板状に形成され、支持枠219の正面側側壁の、用紙搬送方向の上流側端部の裏面から張り出すように設けられている。
ロック解除ボタン235は、その支点部234の近くの、正面側側壁に開口した第一の穴238から突き出るように、且つ、第一のピン239を介して揺動可能に支点部234に支持されている。また、このロック解除ボタン235は、支持枠219の正面側側壁の裏面に当てる当て部240が設けられている。
ロックレバー236は、支持枠219の外方側となる先部が支持枠219の内方(図7の上方)に突き出た鉤状に形成された角棒状部材であり、第一のピン239の位置より支持枠219の内方側に位置する第二のピン241を介して揺動可能に支点部234に支持されている。また、ロックレバー236の先部は、鉤曲がりした側の側面が傾斜して先鋭状になっている。
圧縮バネ237は、ロックレバー236の基部の位置より支持枠219の内方側で固定するように設けられた台座部242とロックレバー236の基部とに掛け渡されており、図7において、ロックレバー236を反時計回り方向に押し付けている。これにより、ロックレバー236を介してロック解除ボタン235が反時計回り方向に押し付けられている。
また、ロック解除ボタン235の当て部240が、圧縮バネ237の弾発力により支持枠219の正面側側壁の裏面に当たった状態を維持することで、ロックレバー236とロック解除ボタン235は所定の位置に留まる。本実施の形態では、ロックレバー236が、支持枠219の正面側側壁と平行、または略平行の位置に留まるようになっている。
被掛け止め部233は、画像形成装置100の筐体の、鉤状に形成されたロックレバー236の先部と対応する位置に設けられた第二の穴101と、画像形成装置100の筐体内に設けられ、その第二の穴101を介して挿入されたロックレバー236の先部を引っ掛ける鉤状の先部が形成された被ロック体102とを備える。また、被ロック体102の先部は、鉤曲がりした側の側面(ロックレバー236と対向する側の側面)が傾斜して先鋭状になっている。
このように構成されたロック部231は、画像形成装置100の筐体における抉られた部位(胴内)に対し、支持枠219(脱着部202)を用紙搬送方向の上流側に向かって押し込むことで、ロックレバー236の先部の傾斜面と被ロック体102の先部の傾斜面とが当たる。さらに支持枠219(脱着部202)を押し込むことで、ロックレバー236がその傾斜面の角度でもって時計回りに回転しながら、ロックレバー236の先部が被ロック体102の先部を乗り越えていく。
ロックレバー236の先部が被ロック体102の先部を乗り越えた直後に圧縮バネ237の弾発力により、ロックレバー236とロック解除ボタン235は所定の位置に位置し、図7において実線で示したように、ロックレバー236の先部と被ロック体102の先部とが引っ掛かり合う。これにより、支持枠219と画像形成装置100の筐体とがロックされる。
そして、図7において二点鎖線で示したように、ロック解除ボタン235を押し込むことで、ロックレバー236の先部と被ロック体102の先部との引っ掛かり合いが解かれ、その解かれた状態で支持枠219(脱着部202)を用紙搬送方向の下流側に引っ張ることで支持枠219と画像形成装置100の筐体とがロックが解除される。
また、画像形成装置100と脱着部202は、胴内から取り外した脱着部202を画像形成装置100に保持可能に構成されている。具体的には、図10に示すように、画像読み取り装置300のコンタクトガラスを覆う開閉蓋に折り畳み可能な脚部301が形成され、その脚部301に脱着部202が掛かるように、脱着部202を画像読み取り装置300上に載せ置く。なお、脚部301は、排出トレイ218と支持枠219の下段側の底面を支持する2つの脚からなるものを例示している。
また、図10において二点鎖線で示したように、脱着部202を画像形成装置100の側面に引っ掛けるように構成しても良い。この場合、脱着部202の支持枠219か画像形成装置100の筐体の何れか一方にフックを設け、他方に、そのフックを引っ掛けるための穴を設ける。
次に、用紙後処理装置200の用紙後処理にかかる動作の概略を、図2を参照しながら説明する。
まず、第一の上ローラ211と第二の上ローラ212が回転を開始し、これに伴って第一の下ローラ220と第二の下ローラ221が従動回転をする。
排出部163から画像形成済み用紙が排出されてくると、第一の上ローラ211と第一の下ローラ220、及び、第二の上ローラ212と第二の下ローラ221は、用紙を挟み込んで用紙送りを行なう。このとき、画像形成済み用紙にパンチ処理を行なう場合は、用紙送りを一時停止してパンチ処理を行なう。その後、用紙送りを再開する。
用紙の後端(用紙搬送方向上流側の端)が、第二の上ローラ212と第二の下ローラ221を抜けると、第一の戻しローラ213がステープルトレイ217の方向に移動して、ステープルトレイ217上で用紙を押さえる。
そして、第一の戻しローラ213と第二の戻しローラ214が回転して、用紙の後端を後端基準フェンス230に突き当てる。
突き当てが完了したら、第一の戻しローラ213と第二の戻しローラ214の回転を停止し、第一の戻しローラ213は元の位置に復帰する。この動作は、用紙が用紙綴じ枚数に達するまで繰り返される。
ステープルトレイ217に積載した用紙が、用紙綴じ枚数に達すると、ステープラ204はステープル処理を行なう。
ステープル処理が終わったら、従動ローラ215がステープルトレイ217の方向に移動する。そして、排出ローラ222が回転を開始して、その排出ローラ222と従動ローラ215で挟み込まれた用紙が排出トレイ218へ排出される。このとき、用紙の後端が排出ローラ222と従動ローラ215を抜けると、用紙押さえ228がステープルトレイ217の方向に揺動して用紙を押さえ込む。
次に、ジャム時の一連の作業について、図8〜図10を参照しながら説明する。
図8は、図2において脱着部202を取り外した状態の正面図である。図9は図3において脱着部202を取り外した状態の左側面図である。図10はジャム処理時の状態を模式的に示した説明図である。
排出部163まわりでジャム(用紙詰まり)が発生した場合、先ず、ロック解除ボタン235を押しながら脱着部202を用紙搬送方向の下流側に引っ張る。これにより、下側機構部216の従動歯車223、224と、駆動部205の駆動歯車208、209との噛み合いが解かれ、下側機構部216が駆動部205から離脱する。
脱着部202を用紙搬送方向の下流側に更に引っ張ることで、下側ガイド板225、下側機構部216、ステープルトレイ217、排紙トレイ、用紙押さえ228等、上側機構部206や駆動部205を除いた構成部が、画像形成装置100の胴内から一気に取り外される(図8)。
取り外した脱着部202は、例えば、画像読み取り装置300上の脚部301に脱着部202が掛かるように画像読み取り装置300に載せ置く。
このようにして、画像形成装置100の胴内から脱着部202を取り外すと、排出部163まわりが露出して、ユーザは排出部163まで完全にアクセスすることが可能となる(図8、図9)。
ユーザは、排出部163まわりのジャム用紙(紙詰まりした用紙)を取り除く。
なお、この画像形成装置100は、図10に示すように右側面部が開閉するようなっており、ジャムの状態によっては右側面部をも開いてジャム処理が行なえるようになっている。
ジャム処理が終わったら、筐体における抉られた部位の、脱着部202の取り外し取り付け方向(用紙搬送方向)と、平面視、直交する方向の側壁210に沿うように、脱着部202を用紙搬送方向の上流側に押し込む。上述したように、脱着部202は、用紙搬送方向の上流側に押し込むだけで、ロックレバー236が被ロック体102にロックして画像形成装置100に固定される。また、下側機構部216の従動歯車223、224は、胴内に設けられた駆動歯車208、209と噛み合って、後処理動作が可能な状態となる。
このように本実施の形態にかかる画像形成システムAは、ジャム処理の際、脱着部202を胴内から取り外すことで、少なくとも排出部163まわりが露出するから、ジャム処理が更にし易くなることが期待できる。しかも、用紙後処理装置200の全体を取り外す場合と比較して重量的に軽減されるから、作業性の向上が期待できる。
また、脱着部202は、電気的な接続がないことからジャム処理にかかる作業性が極めて容易になる。
また脱着部202を画像形成装置100の胴内から取り外すことで、パンチユニット203のパンチカス収集用容器226も取り出されるから、パンチカス取り出し口を別途設けなくても、パンチカスのメンテナンスも可能にしている。
なお、本実施の形態では、脱着部202に外装カバーを設けていないものを例示したが、ステープラ等、動作する構成部が露出するのは好ましくないため、通常、外装カバーを設ける。この場合、外装カバーは、脱着部202に取り付ける。
また、脱着部202を筐体における抉られた部位に脱着部202をスライドさせる際(脱着部202を胴内から取り外す際や取り付ける際)に脱着部202をガイドするガイド部を画像形成装置100か脱着部202の何れか一方、または双方に設けても良い。
以上、本実施の形態にかかる画像形成システムAを説明したが、上述した実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の一例を示すものであり、本発明はそれに限定されるものではない。
例えば、本実施の形態では、脱着部202を図1の左方に引っ張ることで、脱着部202を画像形成装置100から外すものを例示しているが、脱着部202を外す方向はこれに限定されない、例えば、脱着部202を外す方向を正面方向にしても良い。特に排紙方向が背面側から正面側へ向かう場合は、装置横のスペースをジャム処理用に大きく確保する必要がなくなるため、極めて好ましいものである。
A 画像形成システム
100 画像形成装置
200 用紙後処理装置
300 画像読み取り装置
163 排出部
201 固定部
202 脱着部
203 パンチユニット
204 ステープラ
205 駆動部
206 上側機構部
207 溝
208、209 駆動歯車
210 側壁
211 第一の上ローラ
212 第二の上ローラ
213 第一の戻しローラ
214 第二の戻しローラ
215 従動ローラ
216 下側機構部
217 ステープルトレイ
218 排出トレイ
219 支持枠
220 第一の下ローラ
221 第二の下ローラ
222 排出ローラ
223、224 従動歯車
225 下側ガイド板
226 パンチカス収集用容器
227 長穴
228 用紙押さえ
229 ジョガーフェンス
230 後端基準フェンス
231 ロック部
232 掛け止め部
233 被掛け止め部
234 支点部
235 ロック解除ボタン
236 ロックレバー
237 圧縮バネ
238 第一の穴
239 第一のピン
240 当て部
241 第二のピン
242 台座部
101 第二の穴
102 被ロック体
301 脚部
特開2010−085431号公報 特開2008−113404号公報

Claims (7)

  1. 画像形成済み用紙が排出される排出部を胴内に設けた画像形成装置に組み込まれ、前記排出部から排出された前記用紙を受け入れ、所定の後処理を施して排出する用紙後処理装置であって、
    前記胴内に固定される固定部と、前記固定部に脱着可能に構成されて前記胴内から取り外し可能な脱着部とを備え、
    前記脱着部は、前記脱着部を前記胴内から取り外した際に、少なくとも前記排出部まわりを露出可能に構成したこと
    を特徴とする用紙後処理装置。
  2. 前記排出部は、前記用紙を水平方向または略水平方向に排出可能に構成され、
    当該用紙後処理装置は、
    前記用紙の上側を案内して前記用紙を搬送させる上側機構部と、
    前記用紙の下側を案内して前記用紙を搬送させる下側機構部と、
    前記上側機構部と前記下側機構部とで搬送された前記用紙を一時的に積載させるステープルトレイと、
    前記ステープルトレイに積載された前記用紙にステープル処理を施すステープラと、
    前記ステープラでステープル処理された前記用紙が前記上側機構部と前記下側機構部とで搬送されて排出される排出トレイとを備えて構成され、
    前記固定部は、前記上側機構部と、前記ステープラとを備え、
    前記脱着部は、前記下側機構部と、前記ステープルトレイと、前記排出トレイとを備えてなること
    を特徴とする請求項1に記載の用紙後処理装置。
  3. 前記固定部は、前記上側機構部と前記下側機構部を駆動させる駆動部を備え、
    前記下側機構部は、前記駆動部から離脱可能に構成されていること
    を特徴とする請求項2に記載の用紙後処理装置。
  4. 前記駆動部は、前記脱着部の取り外し方向と、平面視、直交する方向の一方側に設けられていること
    を特徴する請求項3に記載の用紙後処理装置。
  5. 前記画像形成装置に対し前記脱着部を脱着可能に接続するロック部を備えていること
    を特徴する請求項1乃至4の何れか1項に記載の用紙後処理装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか1項に記載の用紙後処理装置と、前記画像形成装置とを備えた画像形成システム。
  7. 前記画像形成装置と前記脱着部は、前記胴内から取り外した前記脱着部を前記画像形成装置に保持可能に構成されていること
    を特徴する請求項7に記載の画像形成システム。
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JP2005308911A (ja) * 2004-04-19 2005-11-04 Canon Finetech Inc 画像形成装置

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