JP2014129269A - オレフィンの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 目的とするオレフィンを高収率で得ることができる、オレフィンの製造方法の提供。
【解決手段】 第8族金属、第9族金属及び第10族金属からなる群から選ばれる一種以上の金属元素、ヨウ素元素並びに式(1)で表されるホスフィン化合物を含む触媒の存在下、β水素原子を有するカルボン酸またはその誘導体の脱カルボニル反応を行うオレフィンの製造方法であって、トールマンの立体パラメータ−電子パラメータマップにおける前記ホスフィン化合物の立体パラメータ及び電子パラメータ(θ、ν)が、(143,2071)、(143,2078)、及び(200,2063)の3点を頂点とする三角形で囲まれる範囲内にある、オレフィンの製造方法。
【選択図】 なし

Description

本発明は、β水素原子を有するカルボン酸またはその誘導体の脱カルボニル反応によるオレフィンの製造方法に関する。
オレフィンは界面活性剤等の化学薬品の中間原料などとして好適に用いられる。オレフィンを製造する方法としては、エチレンなどの低鎖長オレフィンを重合してオリゴマー化する方法が知られている。しかし、このオリゴマー化経由での合成では重合度に分布を有するため、目的とする鎖長のオレフィンのみを高収率で得ることができない。
一方、カルボン酸からオレフィンを製造する方法として、Pdなどの第VIII族元素を含む錯体触媒を用いてカルボン酸又はその誘導体からオレフィンを合成する方法(特許文献1)、第8族金属、第9族金属、第10族金属及び銅から選ばれる元素を含む触媒と酸無水物の存在下、カルボン酸からαオレフィンを合成する方法(特許文献2)、並びにPdやRh触媒を用いる方法(非特許文献1〜3)等が知られている。
また、本発明者らは、第6族金属〜第11族金属から選ばれる1種以上の金属元素とヨウ素元素を含む化合物、又は第8族金属、第9族金属、第10族金属及び銅から選ばれる元素を含む触媒とヨウ化物の組み合わせを用いて、β水素原子を有するカルボン酸またはその誘導体からオレフィンを製造する方法を見出し、特許出願している(特許文献3)。
米国特許第3530198号明細書 米国特許第5077447号明細書 特開2010−168340号公報
Chem. Commun., 724, (2004) J. Org. Chem., 58, 18-20(1993) J. Am. Oil Chem. Soc.,737-741(1976)
しかしながら、特許文献1、2や非特許文献1〜3の方法においては、効率的にオレフィンを得るために、特殊な添加剤を用いたり(非特許文献1)、無水酢酸のような脱水剤を化学量論量用いたり(非特許文献2)、大量の配位子を用いたり(非特許文献3)する必要があり、または反応温度を250℃以上の高温としているにもかかわらず、目的とするオレフィンの収率は満足できるものではない。これに対し、特許文献3の方法はオレフィンを得る有用な方法であるが、触媒に対して配位子の添加量が少ない系においてカルボン酸又はカルボン酸無水物の脱カルボニル反応を行うと、反応速度が低下するという新たな問題がある。
本発明の課題は、触媒に対する配位子量が少ない場合でも目的とするオレフィンを高収率で得ることができる、オレフィンの製造方法を提供することにある。
かかる課題に対し、本発明者らは、配位子として特定のホスフィン配位子を用いることで、上記課題を解決しうることを見出した。すなわち本発明は、第8族金属、第9族金属及び第10族金属からなる群から選ばれる1種類以上の金属元素、ヨウ素元素、並びに下記式(1):
PR123 (1)
(R1、R2及びR3はそれぞれ独立して、炭素数1〜14の直鎖、分岐または環状のアルキル基、アルコキシ基、置換若しくは無置換のフェニル基、ベンジル基、フェノキシ基、フリル基、ナフチル基、アントラセニル基、又はビフェニル基を表す)で表されるホスフィン化合物を含む触媒の存在下に、β水素原子を有するカルボン酸又はその誘導体の脱カルボニル反応を行なうオレフィンの製造法であって、トールマンの立体パラメータ−電子パラメータマップにおける前記ホスフィン化合物の立体パラメータ及び電子パラメータ(θ、ν)が、(143,2071)、(143,2078)、及び(200,2063)の3点を頂点とする三角形で囲まれる範囲にある、オレフィンの製造方法を提供する。
本発明の製造方法により、界面活性剤などの基剤及び種々の化合物の中間原料として好適に用いられるオレフィンを、カルボン酸またはその誘導体を原料として、高収率で合成することができる。また本発明の製造方法によれば触媒の寿命を長くすることが可能になる。
本発明は、第8族金属、第9族金属及び第10族金属からなる群から選ばれる1種類以上の金属元素、ヨウ素元素、並びに下記式(1):
PR123 (1)
(R1、R2及びR3はそれぞれ独立して、炭素数1〜14の直鎖、分岐または環状のアルキル基、アルコキシ基、置換若しくは無置換のフェニル基、ベンジル基、フェノキシ基、フリル基、ナフチル基、アントラセニル基、又はビフェニル基を表す)で表されるホスフィン化合物を含む触媒の存在下に、β水素原子を有するカルボン酸又はその誘導体の脱カルボニル反応を行なうオレフィンの製造法であって、トールマンの立体パラメータ−電子パラメータマップにおける前記ホスフィン化合物の立体パラメータ及び電子パラメータ(θ、ν)が、(143,2071)、(143,2078)、及び(200,2063)の3点を頂点とする三角形で囲まれる範囲にある、オレフィンの製造方法である。
本発明に用いられるβ水素原子を有するカルボン酸またはその誘導体は、カルボニル基のβ位に少なくとも1つの水素原子を有するものであれば特に限定されず、飽和体でも不飽和体でも、一部環状になったものでも、ヘテロ原子を含むものでも、カルボニル基を複数有するものでもよいが、飽和1価カルボン酸またはその誘導体が好ましい。β水素原子を有するカルボン酸誘導体としては、β水素原子を有するカルボン酸無水物、β水素原子を有するカルボン酸ハロゲン化物、β水素原子を有するカルボン酸エステル、β水素原子を有するカルボン酸アミドが挙げられ、β水素原子を有するカルボン酸無水物、β水素原子を有するカルボン酸ハロゲン化物が好ましく、β水素原子を有するカルボン酸無水物がより好ましい。
β水素原子を有するカルボン酸の具体例としては、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、3−フェニルプロピオン酸、アジピン酸、アゼライン酸、エイコサン酸、9−デセン酸、10−ウンデセン酸、オレイン酸、2,4−ヘキサジエン酸、3−メチルブタン酸、6−オクタデシン酸、ヒドノカルピン酸、ゴルリン酸、リシノール酸等が挙げられる。
β水素原子を有するカルボン酸無水物の具体例としては、カプロン酸無水物、カプリル酸無水物、カプリン酸無水物、ラウリン酸無水物、ミリスチン酸無水物、パルミチン酸無水物、ステアリン酸無水物、ベヘン酸無水物、3−フェニルプロピオン酸無水物、アジピン酸無水物、アゼライン酸無水物、エイコサン酸無水物、9−デセン酸無水物、10−ウンデセン酸無水物、オレイン酸無水物、2,4−ヘキサジエン酸無水物、3−メチルブタン酸無水物、6−オクタデシン酸無水物、ヒドノカルピン酸無水物、ゴルリン酸無水物、リシノール酸無水物、コハク酸無水物等、あるいはギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸や、上記β水素原子を有するカルボン酸の具体例で挙げられたカルボン酸と、上記β水素原子を有するカルボン酸の具体例で挙げられたカルボン酸との異なるカルボン酸同士が縮合したカルボン酸無水物が挙げられる。
本発明に用いられるβ水素原子を有するカルボン酸無水物の製造方法は、特に制限されるものでないが、例えばカルボン酸を塩化チオニルや塩化ホスホニル、無水酢酸、トリフルオロ酢酸無水物、塩化アセチル等で脱水する方法、カルボン酸ハロゲン化物とカルボン酸アルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩とを反応させる方法、アルデヒドを酸化する方法等の製造方法が挙げられ、カルボン酸ハロゲン化物とカルボン酸アルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩とを反応させる方法、カルボン酸を無水酢酸で脱水する方法が好ましい。
β水素原子を有するカルボン酸ハロゲン化物の具体例としては、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、3−フェニルプロピオン酸、アジピン酸、アゼライン酸、エイコサン酸、9−デセン酸、10−ウンデセン酸、オレイン酸、2,4−ヘキサジエン酸、3−メチルブタン酸、6−オクタデシン酸、ヒドノカルピン酸、ゴルリン酸、リシノール酸等の塩素化物、臭素化物、ヨウ素化物が挙げられる。
β水素原子を有するカルボン酸エステルの具体例としては、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、3−フェニルプロピオン酸、アジピン酸、アゼライン酸、エイコサン酸、9−デセン酸、10−ウンデセン酸、オレイン酸、2,4−ヘキサジエン酸、3−メチルブタン酸、6−オクタデシン酸、ヒドノカルピン酸、ゴルリン酸、リシノール酸等のメチルエステル、エチルエステル等が挙げられる。
β水素原子を有するカルボン酸アミドの具体例としては、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、3−フェニルプロピオン酸、アジピン酸、アゼライン酸、エイコサン酸、9−デセン酸、10−ウンデセン酸、オレイン酸、2,4−ヘキサジエン酸、3−メチルブタン酸、6−オクタデシン酸、ヒドノカルピン酸、ゴルリン酸、リシノール酸等のアミド、モノメチルアミド、ジメチルアミド、ジエチルアミド等が挙げられる。
β水素原子を有するカルボン酸またはその誘導体としては、カルボン酸またはカルボン酸残基の炭素数(カルボン酸無水物の場合は少なくとも1つのカルボン酸残基の炭素数)が3〜22のものが好ましく、8〜18のものがより好ましく、12〜18のものが更に好ましい。なお、不飽和カルボン酸またはその誘導体を原料に用いた場合は、原料よりも二重結合の数が1つ多いオレフィンとなる。
本発明において用いる触媒は、第8族金属、第9族金属及び第10族金属からなる群から選ばれる一種以上の金属元素を含有する。第8族金属、第9族金属及び第10族金属からなる群から選ばれる一種以上の金属元素としては、Fe,Ru,Co,Rh,Ir,Ni,Pd,Pt等が挙げられる。これらの金属元素の中では、第10族金属がより好ましく、Niが更に好ましい。
本発明のオレフィンの製造方法に用いられるホスフィン化合物は、
下記式(1):
PR123 (1)
(R1、R2及びR3はそれぞれ独立して、炭素数1〜14の直鎖、分岐または環状のアルキル基、アルコキシ基、置換若しくは無置換のフェニル基、ベンジル基、フェノキシ基、フリル基、ナフチル基、アントラセニル基、又はビフェニル基を表す)で表されるホスフィン化合物であり、トールマンの立体パラメータ−電子パラメータマップにおいて、(θ、ν)で表される立体パラメータと電子パラメータの座標が、(143,2071)、(143,2078)、及び(200,2063)の3点を頂点とする三角形で囲まれる範囲内にある。
ここで、電子パラメータνおよび立体パラメータθは、トールマン(C.A.Tolman)により、ケミカルレビューズ、77巻、313頁、1977年において定義された値である。
電子パラメータνはリン化合物が金属錯体を形成するときの電子的効果を評価するパラメータとして、Niカルボニル錯体のカルボニルの一つを当該配位子で置換したときのカルボニルの赤外伸縮振動で表される値であり、この値が小さいほど電子供与性が大きいことを表す。また、立体パラメータθは、リン化合物の立体効果を評価するパラメータとして分子モデルのコーンアングルより算出されるものであり、この値が小さいほど立体障害が小さいことを表す。
このθを横軸に、νを縦軸に各種配位子をプロットしたものがトールマンの立体パラメータ−電子パラメータマップであり、配位子の配位性を電子的因子と立体的因子から整理することができる。立体パラメータ−電子パラメータマップについては、例えば上記のトールマンの論文のFigure 25に示されている。また、この図に存在しないものの電子パラメータについては、C.A.Tolman、J. Am. Chem. Soc., 92(10), 2953(1970)記載のデータから予測することができる。
例えば、PR123のR1、R2及びR3が置換フェニル基(−PhXn)または、置換フェノキシ基(−OPhXn基)の場合、ベンゼン環上に導入される置換基がνへ及ぼす影響を予測することができる。置換フェノキシ基の場合、2位の水素をメチル基に換えると、νが、0.9cm-1減少し、4位の水素をメチル基に換えると、νが、1.2cm-1減少する。2位と4位の水素をメチル基に換えるとνが2.1cm-1減少することが、実験データより求められている。つまり、二置換でのνの減少値は、一置換でのそれぞれのνの減少値の和で求められ、一置換化合物でのνの減少値から、多置換化合物のνの減少値を予測することができる。
この算出法により、トリス(2,4−ジメチルフェニル)ホスフィンは、ν=2064cm-1と予測することができる。
同様に、立体パラメータについてはC.A.Tolman、J. Am. Chem. Soc., 92(10), 2956(1970)記載のデータからおおよそ予測することができる。ベンゼン環のパラ位のメチル置換は立体パラメータに影響を与えないので、トリス(2,4−ジメチルフェニル)ホスフィンの立体パラメータはトリス(2-メチルフェニル)ホスフィンと同じ値(194)となる。
本発明の製造方法に用いるホスフィン化合物の立体パラメータと電子パラメータ(θ、ν)はこのマップ上において、(143,2071)、(143,2078)、及び(200,2063)の3点を頂点とする三角形で囲まれる範囲内にある。
かかる、ホスフィン化合物の具体例としては、トリス(p−フルオロフェニル)ホスフィン〔145,2071〕、トリス(p-トリフルオロメチルフェニル)ホスフィン〔145,2076〕及びトリス(2,4−ジメチルフェニル)ホスフィン〔194,2064〕等、及びこれら3点を頂点とする三角形の内側に位置するものが挙げられ、さらにトリス(p−フルオロフェニル)ホスフィン、トリス(p-トリフルオロメチルフェニル)ホスフィン及びトリス(2,4−ジメチルフェニル)ホスフィンがより好ましい。
本発明の特定のホスフィン化合物を用いることで、高い反応性でオレフィンが得られ、触媒の寿命が長くなる理由は定かではないが、配位と脱離のバランスに優れることが一因と考えられる。すなわち、マップ上で上記範囲よりも上方に外れるホスフィン化合物は金属元素への配位性が低下する傾向にある。このことは比較例に示すトリス(2−メチルフェニル)ホスフィン、ビス(ペンタフルオロフェニル)フェニルホスフィン等が一切分解を示さないことからも推察される。一方、マップ上で上記範囲よりも下側に外れるホスフィン化合物は金属元素に強く配位して自身も活性化するため、触媒活性を示すものの、酸化等の分解反応を受けやすくなる傾向がある。ちょうど前記した三角形に囲まれるものが、適度に配位・脱離を行うため、触媒活性も示すうえに、寿命も長いと考えられる。
本発明におけるホスフィン化合物の使用量は、反応性と触媒寿命の観点から、基質となるカルボン酸又はカルボン酸誘導体1モルに対して、好ましくは0.0001モル以上、0.4モル以下であり、より好ましくは0.001モル以上、0.3モル以下であり、更に好ましくは0.01モル以上、0.2モル以下である。
本発明は、前記脱カルボニル反応を、第8族金属、第9族金属及び第10族金属から選ばれる元素を含有する化合物、及びヨウ素元素を含有する化合物を触媒として添加する態様(態様1)又は、前記脱カルボニル反応を、第8族金属、第9族金属及び第10族金属から選ばれる元素並びにヨウ素元素を含有する化合物を触媒として添加する態様(態様2)の2種の態様で好適に行われる。なお、いずれの態様においても、本発明の触媒は均一に溶解して作用するものが好ましい。触媒活性種の構造は必ずしも明らかではないが、前記金属元素にヨウ素および、前記ホスフィン化合物が配位しているものと考えられる。
[態様1]
本発明の態様1においては、第8族金属、第9族金属及び第10族金属から選ばれる元素を含む化合物を触媒として添加して反応を行う。かかる化合物の具体例としては、[RhCl(CO)22、(Ph3P)2Rh(CO)Cl、(Ph3P)2NiCl2、(Ph3P)2PdCl2、(Ph3P)2CoCl2、(Ph3P)2PtCl2、(Ph3P)2Ir(CO)Cl(式中、Phはフェニル基を示す、以下同様)などが挙げられ、[RhCl(CO)22、(Ph3P)2PdCl2、(Ph3P)2CoCl2、(Ph3P)2Ir(CO)Cl、(Ph3P)2NiCl2等が好ましい。
本発明の態様1において、第8族金属、第9族金属及び第10族金属から選ばれる元素を含む化合物の使用量は、β水素原子を有するカルボン酸1モルに対し、金属原子あたり0.00001モル以上、0.2モル以下が好ましく、0.0001モル以上、0.05モル以下がより好ましく、0.001モル以上、0.03モル以下がより好ましく、0.005モル以上、0.025モル以下が特に好ましい。
本発明の態様1においてはヨウ素元素を含有する化合物を添加して反応を行う。かかるヨウ素化合物としては、特に限定されるものではないが、第1族元素〜第7族元素及び第11族元素〜第14族元素から選ばれる元素のヨウ化物、又は下記一般式(2)で示される4級アンモニウム化合物が挙げられる。
[R−(Y)n4+- (2)
(ここで、Rは炭素数1〜22の炭化水素基を示し、Yは−Z−(CH2)m−で示される基を示し、Zはエーテル基、アミノ基、アミド基又はエステル基、より具体的には−O−、−NH−、−CONH−、−NHCO−、−COO−又は−OCO−、mは1以上、6以下の数を示し、nは0又は1を示し、複数個のR、Y及びnはそれぞれ同一でも異なっていても良い。また、[R−(Y)n]同士の間で環状構造を形成していてもよい。)
第1族元素〜第7族元素及び第11族元素〜第14族元素から選ばれる元素のヨウ化物としては、特に限定されるものではないが、第1族元素、第11族元素及び第12族元素から選ばれる元素のヨウ化物が好ましい。具体的にはKI、CuI、LiI、NaI、ZnI2等を挙げることができ、KI、NaIが好ましい。
一般式(2)で示される4級アンモニウム化合物としては、Rが炭素数1以上、7以下のアルキル基、又はベンジル基(好ましくは炭素数1以上、7以下のアルキル基)であって、nが0である4級アンモニウム化合物が好ましく、Et4+-、(n−Butyl)4+-(ここでEtはエチル基、n−Butylはn−ブチル基を示す)等がより好ましく、特にEt4+-が好ましい。
本発明の態様1において、ヨウ素化合物の使用量は、β水素原子を有するカルボン酸1モルに対し、0.001モル以上、10モル以下が好ましく、0.01モル以上、3モル以下がより好ましい。
[態様2]
本発明の態様2においては、第8族金属、第9族金属及び第10族金属から選ばれる元素並びにヨウ素元素を含有する化合物を添加して反応を行う。かかる化合物の具体例としては、FeI2、FeI3、FeI(CO)2(C55)、RuI3、RuI2(CO)2、RuI(CO)2(C55)、CoI2、CoI2(CO)(C55)、CoI2(PPh3)(C55)、CoI2(PPh32、RhI3、[RhI(CO)22、RhI(PPh33、IrI4、IrI(CO)(PPh32、NiI2、NiI2(NH36、NiI(1,5−シクロオクタジエン)、NiI(PPh33、PdI2、PdI2(PPh32、PdI(CH3)(PPh32、PtI2、[Pt22(H2NCH2CH2NH22](NO32、PtI2(1,5−シクロオクタジエン)、PtI(CH33、PtI(CH3)(PEt32(式中、Phはフェニル基、Etはエチル基を示す、以下同様)などが挙げられ、CoI2、RhI3、[RhI(CO)22、IrI(CO)(PPh32、NiI2、FeI2、PtI2が好ましく、CoI2、RhI3、[RhI(CO)22、IrI(CO)(PPh32、NiI2がさらに好ましい。
本発明の態様2において、触媒の使用量は、β水素原子を有するカルボン酸またはその誘導体1モルに対し、金属原子として0.00001モル以上、0.2モル以下が好ましく、0.0001モル以上、0.05モル以下がより好ましく、0.001モル以上、0.04モル以下がさらに好ましく、0.005モル以上、0.03モル以下が特に好ましい。
本発明の態様2における脱カルボニル反応の温度は、オレフィンの良好な選択性を得る観点から、20℃以上、300℃以下が好ましく、80℃以上、270℃以下がより好ましく、120℃以上、260℃以下がさらに好ましい。
本発明の製造方法においては、本発明の効果を阻害しない範囲において、他の配位子を含んでいてよい。かかる配位子の具体例としては、N−複素環カルベン系配位子、2,2−ビピリジルやピリジン等のピリジン系配位子、ヒ素系配位子、アセトニトリルやベンゾニトリル等のニトリル系配位子、イソニトリル系の配位子、及び、上記した本発明のホスフィン化合物を除く有機リン系配位子が挙げられる。かかる有機リン系配位子としては、ジメチルフェニルホスフィン、ジエチルフェニルホスフィン、メチルジフェニルホスフィン、エチルジフェニルホスフィン、シクロヘキシルジフェニルホスフィン、トリシクロヘキシルホスフィン、トリイソプロピルホスフィン、トリブチルホスフィン、トリ−t−ブチルホスフィン、トリベンジルホスフィン、トリフェニルホスフィン、トリス(パラ−メトキシフェニル)ホスフィン、1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エタン等が挙げられる。
本発明においては、酸無水物を添加しなくても反応は進行するが、酸無水物を加えてもよい。その場合、酸無水物の使用量は、β水素原子を有するカルボン酸またはその誘導体1モルに対して、10モル以下が好ましく、2モル以下がより好ましい。また、酸無水物の使用量は、0.01モル以上がより好ましい。酸無水物としては無水酢酸、無水プロピオン酸、無水ピバル酸が好ましく、特に無水酢酸が好ましい。
本発明の製造方法は溶媒、酸化防止剤、助触媒成分等の他の成分の存在下に行ってもよい。
本発明の方法により得られるオレフィンは、末端に二重結合を持つ構造のみでなく、それらから異性化した内部に二重結合を持つ内部オレフィンであってもよい。
本発明の脱カルボニル反応は不活性ガス雰囲気下で行われる。不活性ガスとしては、窒素、一酸化炭素、二酸化炭素、アルゴン、ヘリウム、等が挙げられる。反応はこれらのガスの流通下に行ってもよいし、反応器内をこれらのガスで置換した後、密閉して行ってもよい。
本発明の脱カルボニル反応は、減圧から加圧下の広い圧力範囲で行うことができる。本発明における脱カルボニル反応の圧力は、良好な反応速度を得る観点から、200kPa(絶対圧)以下であることが好ましく、10kPa以上、160kPa(絶対圧)以下がより好ましく、30kPa以上、110kPa(絶対圧)以下が更に好ましい。また、高選択的にオレフィンを得る観点より、水素ガスの分圧の低い条件で行うことが好ましく、具体的には水素ガスの分圧は50kPa(絶対圧)以下であることが好ましく、20kPa(絶対圧)以下がより好ましく、10kPa(絶対圧)以下が更に好ましく、実質的に存在しないことが更に好ましい。
反応はバッチ反応でも連続反応でも行うことができる。反応蒸留が生ずる条件を選ぶことで、αオレフィンの比率を高めることができる。
反応で生成したオレフィンは通常の後処理により精製・単離して取り出すことができる。例えば、吸着処理、水洗等により触媒成分を除去した後、蒸留することでオレフィンが得られる。
本発明の方法により得られるオレフィンは、界面活性剤、種々の化学薬品、医薬品の中間原料として好適に用いることができる。
以下、特に断らない限り、「%」は「モル%」を表す。
実施例1(1)反応性
50mLナス型フラスコに攪拌子と、ステアリン酸無水物(東京化成工業(株)製)4.13g(7.5mmol)、NiCl2(SIGMA ALDRICH社製)19.4mg(0.15mmol)、トリス(p-フルオロフェニル)ホスフィン(SIGMA ALDRICH社製)189.8mg(0.6mmol)、KI(SIGMA ALDRICH社製)249.0mg(1.5mmol)を加え、窒素置換した後、30kPaを維持しながら、180℃で攪拌を行った。1.5時間後、加熱をやめ、内部標準としてアニソール33.3mgを加え、1H−NMR(バリアン社製,MERCURY400)測定を行った(末端オレフィンのビニルプロトン、内部オレフィンのビニルプロトン、及び内部標準であるアニソールのメチル基の積分比を比較することにより求めた原料及び生成物の定量値に基づいて、原料転化率、オレフィン選択率及びオレフィン収率を算出した)。
ステアリン酸無水物の転化率は100%であり、仕込みステアリン酸無水物に対してオレフィン収率が93%で得られた。末端オレフィンが選択率45%、内部オレフィン選択率55%で得られた。
実施例1(2)安定性
120mLチタン製オートクレーブに攪拌子と、トリス(p-フルオロフェニル)ホスフィン(SIGMA ALDRICH社製)1.90g(6.0mmol)、PdCl2(東京化成工業(株)製)53.2mg(0.3mmol)、イオン交換水324.0mg(18.0mmol)、KI(SIGMA ALDRICH社製)996.0mg(6.0mmol)、スクワラン(SIGMA ALDRICH社製)2.54g(6.0mmol)ステアリン酸(花王(株)製,LUNAC S98)17.07g(60.0mmol)、を加え、窒素置換した後、101.3kPaにした。240℃まで昇温し、昇温後100分反応を行った。反応終了後、オートクレーブを冷却した。内部標準としてトリフェニルホスフィン33.3mgを加え、31P−NMR(バリアン社製,MERCURY400)測定を行った。トリス(p−フルオロフェニル)ホスフィンのリン、及び内部標準であるトリフェニルホスフィンのリンの積分比を比較することにより求めた原料の定量値に基づいて、原料残存率を算出した。
ホスフィン配位子の残存率は78%であった。この残存率の評価を、実施例1(1)で得られた結果と併せて表1に示す。
実施例2、比較例1〜7
配位子の種類を表1に示すものに変えた以外は実施例1(1)及び実施例1(2)と同様に反応を行った。
実施例1、2及び比較例1〜7の結果を併せて表1に示す。
Figure 2014129269
実施例のものは反応率が高くさらにホスフィンも残存しているので、ホスフィンの寿命が長く、ホスフィンを減らしても高い反応率が得られることがわかる。一方、比較例3,4,5,7のものは、反応率が上がってはいるが配位子が分解しているので、少量の配位子では目的物が得られないことがわかる。また、比較例2,6のものは全く反応していない。
実施例3
50mLナス型フラスコに攪拌子と、ステアリン酸(花王(株)製,LUNAC S98)4.27g(15.0mmol)、NiCl2(SIGMA ALDRICH社製)116.6mg(0.9mmol)、トリス(p−トリフルオロメチルフェニル)ホスフィン(SIGMA ALDRICH社製)1398mg(3.0mmol)、KI(SIGMA ALDRICH社製)498.0mg(3.0mmol)を加え、窒素置換した後、30kPaを維持しながら、250℃で攪拌を行った。5時間後、加熱をやめ、反応終了溶液をガスクロマトグラフィーにて分析した。
<ガスクロマトグラフィー>
ガスクロマトグラフィーはAgilent社製「HP6890」及びFronteerLAB製カラム「Ultra−Alloy−1(0.25mmφ*30m×0.15μm-thickness)」を用い、下記の条件で測定した。
昇温条件 ;60℃で2分保持後、1分間に10℃の速度で60℃から350℃まで昇温し、350℃で5分間保持した。
キャリアガス ;ヘリウム
流量 ;0.8mL/分
注入口温度 ;300℃
検出器(FID)温度;350℃
注入量 ;1μL
スプリット ;20:1
内部標準物質 ;スクアラン
収率89%でオレフィンを得た。また、その時のホスフィンの残存率は10%であった。
実施例4、比較例8、9
配位子の種類を表2に示すように変えた以外は実施例3と同様に反応を行った。
実施例3,4、比較例8,9の結果を表2に示す。
Figure 2014129269
実施例3、4では反応が進行しており、ホスフィンも残存していることから、反応時間を延ばすことで、更に反応率が向上することがわかる。一方比較例8ではある程度反応が進行しているが、ホスフィン配位子は全く残存していないことから、配位子量が少ないとさらに反応率が低下してしまうことがわかる。また、比較例9では全く反応が進行していない。

Claims (9)

  1. 第8族金属、第9族金属及び第10族金属からなる群から選ばれる1種類以上の金属元素、ヨウ素元素、並びに下記式(1):
    PR123 (1)
    (R1、R2及びR3はそれぞれ独立して、炭素数1〜14の直鎖、分岐または環状のアルキル基、アルコキシ基、置換若しくは無置換のフェニル基、ベンジル基、フェノキシ基、フリル基、ナフチル基、アントラセニル基、又はビフェニル基を表す)で表されるホスフィン化合物を含む触媒の存在下に、β水素原子を有するカルボン酸又はその誘導体の脱カルボニル反応を行なうオレフィンの製造法であって、トールマンの立体パラメータ−電子パラメータマップにおける前記ホスフィン化合物の立体パラメータ及び電子パラメータ(θ、ν)が、(143,2071)、(143,2078)、及び(200,2063)の3点を頂点とする三角形で囲まれる範囲にある、オレフィンの製造方法。
  2. β水素原子を有するカルボン酸またはその誘導体が、β水素原子を有するカルボン酸またはその無水物、ハロゲン化物、エステルあるいはアミドである請求項1記載のオレフィンの製造方法。
  3. β水素原子を有するカルボン酸またはその誘導体が、β水素原子を有するカルボン酸またはβ水素原子を有するカルボン酸無水物である請求項1又は2記載のオレフィンの製造方法。
  4. 第8族金属、第9族金属及び第10族金属からなる群から選ばれる一種以上の金属元素が、第10族金属元素である、請求項1〜3のいずれか1項記載のオレフィンの製造方法。
  5. 第8族金属、第9族金属及び第10族金属からなる群から選ばれる一種以上の金属元素が、ニッケルである、請求項1〜4のいずれか1項記載のオレフィンの製造方法。
  6. 前記脱カルボニル反応を、第8族金属、第9族金属及び第10族金属から選ばれる元素を含有する化合物と、ヨウ素元素を含有する化合物とを添加して行う、請求項1〜5のいずれか1項記載のオレフィンの製造方法。
  7. ヨウ素元素を含有する化合物が、第1族元素〜第7族元素及び第11属元素〜第14族元素から選ばれる元素のヨウ化物、又は下記一般式(2)で示される4級アンモニウム化合物である請求項6記載のオレフィンの製造方法。
    [R−(Y)n4+- (2)
    (ここで、Rは炭素数1以上、22以下の炭化水素基を示し、Yは−Z−(CH2)m−で示される基を示し、Zはエーテル基、アミノ基、アミド基又はエステル基、mは1以上、6以下の数を示し、nは0又は1を示し、複数個のR、Y及びnはそれぞれ同一でも異なっていても良い。また、[R−(Y)n]同士の間で環状構造を形成していてもよい。)
  8. 前記脱カルボニル反応を、第8族金属、第9族金属及び第10族金属から選ばれる元素並びにヨウ素を含有する化合物を添加して行う、請求項1〜5のいずれか1項記載オレフィンの製造方法。
  9. 前記ホスフィン化合物が、トリス(p−フルオロフェニル)ホスフィン、トリス(p-トリフルオロメチルフェニル)ホスフィン及びトリス(2,4−ジメチルフェニル)ホスフィンから選ばれる1種又は2種以上である、請求項1〜8のいずれか1項記載のオレフィンの製造方法。
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