JP2014128005A - 半導体装置および電子制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】過電流に対する適切な保護機能を提供する。
【解決手段】半導体装置は、出力トランジスタMN1と、電流検出部2とを具備している。出力トランジスタMN1は、電源VCCから負荷12への電力供給を制御する。電流検出部2は、当該出力トランジスタMN1に流れる電流を検出する。電流検出部2は、検出された電流としての電流検出値が当該出力トランジスタMN1のドレイン−ソース間電圧Vonに対して略線形で負の依存性を有する、という電流検出特性を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置に関し、例えば負荷に電力を供給するデバイスとして使用される半導体装置に好適に利用できるものである。
出力トランジスタにより負荷に電力を供給する電力用半導体装置が知られている。例えば自動車用の電力用半導体装置は、ランプやソレノイド等の負荷を駆動するために用いられる。自動車では、負荷を接続するハーネスの被覆が剥がれ、ハーネスが車両のボディー(GND)に接触する場合、負荷短絡状態となり、出力トランジスタに過大な電力が印加される。電力用半導体装置は、そのような負荷短絡状態が原因で出力トランジスタが故障することを防ぐために、過電流保護回路を備えている。過電流保護回路として最も良く知られた回路の一つが電流制限回路である。電流制限回路は、過電流状態において、出力トランジスタのゲート電圧を制御することにより、出力トランジスタに流れる電流を一定値なるようにフィードバック制御を行う。このような電流制限回路の一例として、特許文献1(特開平11−285146号公報)に電圧駆動型電力用半導体素子の保護回路が開示されている。
この特許文献1の電圧駆動型電力用半導体素子の保護回路は、出力電流モニタ手段と、過電流防止手段と、出力電流制限手段とを備えている。出力電流モニタ手段は、電圧駆動型電力用半導体素子の出力電流をモニタする。過電流防止手段は、電圧駆動型電力用半導体素子の出力電流が所定値を超えたときに出力電流モニタ手段によってモニタされた電流値に基づいて、電圧駆動型電力用半導体素子のゲート電位を調整することにより出力電流が所定値を超えないようにする。出力電流制限手段は、電圧駆動型電力用半導体素子の両端にかかる電圧に基づいて出力電流を制限する。この電流制限回路では、主に、出力トランジスタのドレイン−ソース間電圧に応じて、電流制限値を階段状に変化させている(特許文献1の図2)。部分的に直線的に変化させる場合もある(特許文献1の図6、図12)。
特開平11−285146号公報
負荷の特性が抵抗性であれば、負荷短絡時の電圧・電流の負荷線は線形となる。そのため、特許文献1のように電流制限値を階段状に変化させても、電流が低い(ドレイン−ソース間電圧が高い)段階で電流制限値に達することになる。その結果、出力トランジスタを流れる電流を低く制限することができる。しかし、実際の機器では、電源配線や負荷配線のインダクタンス成分を含んでいる。すなわち、負荷の特性は誘導性を含んでいるので、負荷短絡時の電圧・電流の負荷線は非線形となる。そのため、特許文献1のように電流制限値を階段状に変化させたとき、その負荷線は階段の下側を回り込んで、電流が高い(ドレイン−ソース間電圧が低い)段階で電流制限値に達することになる。その結果、出力トランジスタを流れる電流は、電流制限値で制限されているにも関わらす、高くなってしまい、低く制限されない。そのため、出力トランジスタに高電力が印加される懸念がある。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態によれば、半導体装置は、電流検出値(電流制限値)が出力トランジスタのドレイン−ソース間電圧に対して略線形で負の依存性を有する、という電流検出特性を有している。
前記一実施の形態によれば、過電流に対する適切な保護機能を提供することができる。
図1は、実施の形態に係る半導体装置の構成例を示すブロック図である。 図2は、実施の形態に係る出力トランジスタと電流検出値との関係を示すグラフである。 図3Aは、特許文献1における電流制限方法を示すグラフである。 図3Bは、特許文献1における電流制限方法を示すグラフである。 図4は、実施の形態に係る半導体装置のバイアス回路および比較回路の構成の一例を示す回路図である。 図5は、実施の形態に係る半導体装置のバイアス回路および比較回路の構成の一例を示す回路図である。 図6は、実施の形態に係る半導体装置のバイアス回路および比較回路の構成の一例を示す回路図である。 図7は、実施の形態に係る半導体装置に図4〜図6の回路を組み込んだ構成の一例を示す回路図である。 図8は、実施の形態に係る半導体装置での電流検出値と電源電圧との関係を示すグラフである。 図9は、実施の形態に係る半導体装置における電流検出値の設定方法の一例を示すグラフである。 図10は、実施の形態に係る半導体装置における電流検出値の設定方法の他の一例を示すグラフである。 図11は、実施の形態に係る半導体装置における電流検出値の設定方法の更に他の例を示す回路図である。 図12は、実施の形態に係る半導体装置における電流検出値の設定方法の更に他の例を示すグラフである。 図13は、第2の実施の形態に係る半導体装置の構成例を示すブロック図である。 図14は、第3の実施の形態に係る半導体装置の構成例を示すブロック図である。 図15は、第4の実施の形態に係る半導体装置の構成例を示すブロック図である。 図16は、第5の実施の形態に係る半導体装置の構成例を示すブロック図である。 図17は、第6の実施の形態に係る半導体装置の構成例を示すブロック図である。 図18は、実施の形態に係る半導体装置のバイアス回路および比較回路の構成の一例を示す回路図である。 図19は、実施の形態に係る半導体装置のバイアス回路および比較回路の構成の一例を示す回路図である。 図20は、実施の形態に係る半導体装置のバイアス回路および比較回路の構成の一例を示す回路図である。 図21は、第7の実施の形態に係る半導体装置の構成例を示すブロック図である。 図22は、実施の形態に係る半導体装置のバイアス回路および比較回路の構成の一例を示す回路図である。 図23は、実施の形態に係る半導体装置のバイアス回路および比較回路の構成の一例を示す回路図である。 図24は、本実施の形態に係る半導体装置のバイアス回路および比較回路の構成の一例を示す回路図である。 図25は、第8の実施の形態に係る電子制御システムの構成の一例を示すブロック図である。 図26は、第8の実施の形態に係る電力用半導体装置の構成の一例を示すブロック図である。 図27は、第8の実施の形態に係る電力用半導体装置の構成の他の例を示すブロック図である。
以下、実施の形態に係る半導体装置および電子制御装置について説明する。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態に係る半導体装置の構成について、添付図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態に係る半導体装置の構成例を示すブロック図である。
本実施の形態に係る半導体装置1は、出力トランジスタMN1と、電流検出部2とを具備している。出力トランジスタMN1は、電源11から負荷12への電力供給を制御する。電流検出部2は、出力トランジスタMN1に流れる電流を検出する。電流検出部2は、電流検出値が出力トランジスタMN1のドレイン−ソース間電圧に対して略線形で負の依存性を有する、という電流検出特性(電流制限特性)を備えている。ここで、電流検出値は、出力トランジスタMN1の出力電流Ioutの上限の電流値(電流制限値)である。言い換えると、電流検出部2は、出力電流Ioutが上限の電流値に達したか否かを検出する。その上限の電流値は出力トランジスタMN1のドレイン−ソース間電圧に対して略線形で負の依存性を有している。
図2は、本実施の形態に係る出力トランジスタと電流検出値との関係を示すグラフである。縦軸は出力トランジスタMN1に流れる電流IOUTを示す(出力電流でもある)。横軸は出力トランジスタMN1のドレイン−ソース間電圧VDSを示し、出力トランジスタMN1のソース電圧(この場合は、端子VOUTの電圧)を基準にしている。各曲線として、出力トランジスタMN1の電圧・電流特性H、正常時の負荷線P1、本実施の形態に係る電流検出値K1がそれぞれ示されている。正常な動作では、負荷線P1と電圧・電流特性Hとの交点が動作点Q1となる。
図に示されるように、本実施の形態の半導体装置1では、電流検出値K1の特性が、特許文献1のような階段状の特性ではなく、出力トランジスタMN1のドレイン−ソース間電圧Von(VDS)に対して略線形で、且つ、負の依存性を持っている。言い換えると、電流検出値K1の特性(電流制限値の特性)は、正常に負荷駆動可能な負荷線P1と同様に、略線形で負の依存性を持っている。出力トランジスタMN1の適切な保護と有効な利用を考慮すると、この電流検出特性(電流制限特性)は、正常に負荷駆動可能な負荷線のうちの最大の負荷線P0(最小の負荷の場合での負荷線)に沿っていることが好ましい。最小の負荷とは、その負荷のときに出力トランジスタMN1に流れる電流が、出力トランジスタMN1に許容される最大の電流となるような負荷である。正常に負荷駆動が行われているときは、動作点が出力トランジスタMN1の線形領域になるように設定される。電流検出値K1は、最大の負荷線P0の電流特性よりも所定の電流値だけ高い電流特性となるように設定される。
この電流検出値K1を定式化すると、図1および図2から、以下の式(1)となる。
α・Isense+Von=Vcc
n・Isense=Iout
Isense=−(1/α)・Von+(1/α)・Vcc …(1)
ここで、各記号は以下のとおりである。Ioutは出力トランジスタMN1のドレイン電流、VCCは電源電圧、Vonは出力トランジスタMN1のドレイン−ソース間電圧、Isenseは出力トランジスタMN1の出力電流Ioutに比例したセンス電流、αは比例係数である。出力電流Ioutとセンス電流Isenseとのセンス比はnである。ただし、式(1)では、出力電流Ioutの検出にセンス電流Isenseを用いることから、センス電流Isenseの式で表現している。Isenseに依存した電流とVonに依存した電流とVCCに依存した電流とにより、この式(1)を満足する電流検出値K1(=Ioutの制限値)を得ることができる。このとき、式(1)において、Isense=(右辺)に達した場合には過電流であると判断でき、Isense<(右辺)の場合には過電流でないと判断できる。なお、電流検出値K1の設定方法については後述される。
本実施の形態の半導体装置の効果について、特許文献1と比較して説明する。
図3Aおよび図3Bは、特許文献1における電流制限方法を示すグラフである。いずれも、縦軸は出力トランジスタに流れる(ドレイン)電流IOUT(出力電流)、横軸は出力トランジスタのドレイン−ソース間電圧VDSを示す。各曲線として、出力トランジスタの電圧・電流特性H、正常時の負荷線P1、特許文献1の電流制限値K10、負荷短絡時の負荷線P2(抵抗性)、P3(誘導性)、本実施の形態の電流検出値K1がそれぞれ示されている。正常な動作では、負荷線P1と電圧・電流特性Hとの交点が動作点Q1となる。
図3Aに示されるように、本実施の形態の電流検出値K1は、例えば、正常に負荷駆動可能な最大の負荷線P0に沿って設定されている。したがって、本実施の形態の電流検出値K1は、傾きは異なっているが、正常な負荷線P0、P1と同様の右下がりの直線となる。一方、特許文献1の電流制限値K10は、電流検出値K1よりも相対的に電流値が大きく、且つ階段状に設定されている。その結果、特許文献1には以下に示すような問題がある。
図3Bに示すように、負荷短絡時の電圧・電流の負荷線が抵抗性の場合(負荷線P2)、階段状に変化させた電流制限値K10は、電流が低い動作点Q2の段階で過電流状態であることを検出する。これに対し、本実施の形態の電流検出値K1によれば、負荷電流が流れ始めた段階(つまりVDSがVCCをわずかに下回った段階)で電流検出値K1を超えるため、電流制限値K10よりも電流値が低い段階で過電流状態であることを検出できる。したがって、本実施の形態の電流検出値K1によれば、負荷短絡時に、出力トランジスタを流れる電流を低く制限することができる。
ところで、負荷短絡時の電圧・電流の負荷線が誘導性の場合、図3Bに示した負荷線P3のように、湾曲した負荷線となる場合がある。このとき、階段状に変化させた電流制限値K10では、負荷線P3が階段の下側を回り込んで、電流が高い段階の動作点Q3にて過電流検出する。したがって、負荷短絡時に、出力トランジスタを流れる電流は、動作点Q3の電流値まで上昇する。そのため、出力トランジスタに高電力が印加される懸念がある。
これに対して、本実施の形態の半導体装置1では、電流検出値(電流制限値)K1は、例えば図3Aに示したように、正常に負荷駆動可能な最大の負荷線P0に沿って設定されている。そのため、負荷線P3が電流検出値K1と交差する動作点Q0にて過電流検出する。つまり、電流検出値K1によれば、過電流検出する動作点Q0の電流値を、階段状の電流制限値K10により過電流検出する動作点Q3の電流値よりも低くすることができる。本実施の形態の電流検出値K1は、最大の負荷線P0に沿って設定されるため、出力トランジスタにかかる電力を必要最小限に抑制できる。
以下、その本実施の形態の半導体装置1について詳細に説明する。
図1に示すように、半導体装置1は、出力トランジスタMN1と、電流検出部2とを具備している。電流検出部2は、センストランジスタMN2と、センス抵抗RSと、ゲート抵抗R10と、ゲートドライブ回路10と、比較回路13と、バイアス回路14とを備えている。
出力トランジスタMN1は、出力端子を介して負荷12に出力電流Ioutを流す。センストランジスタMN2は、出力トランジスタMN1に流れる出力電流Ioutを微少な電流Isenseに変換して観測する。出力トランジスタMN1およびセンストランジスタMN2は、例えばNchトランジスタである。出力トランジスタMN1とセンストランジスタMN2とは、ドレインおよびゲートが共通に接続されている。その共通のドレインは電源11(VCC)に接続されている。その共通のゲートはゲート抵抗R10を介してゲートドライブ回路10の出力側に接続されている。出力トランジスタMN1のソースは、端子VOUTに接続される。センストランジスタMN2のソースは、センス抵抗RSの一端に接続される。センス抵抗RSは、センストランジスタMN2が観測する電流Isenseを電圧Vsenseに変換する。センス抵抗RSの他端は、端子VOUTに接続される。すなわち、センストランジスタMN2のソースは、センス抵抗RSを介して端子VOUTに接続される。
ゲート抵抗R10は、ゲートドライブ回路10の出力側と出力トランジスタMN1およびセンストランジスタMN2のゲートとの間に設けられた抵抗である。ゲートドライブ回路10は、入力側を入力端子INに接続され、出力側を、ゲート抵抗R10を介して出力トランジスタMN1とセンストランジスタMN2のゲートに接続されている。ゲートドライブ回路10は、入力信号VINに基づいて、出力トランジスタMN1とセンストランジスタMN2のゲートを駆動する。
比較回路13は、出力トランジスタMN1に流れる電流が過電流か否かを示す電流検出信号S1をA点に出力する。比較回路13は、PchトランジスタMP1とNchトランジスタMN8とNchトランジスタMN6とを備えている。PchトランジスタMP1のゲートは、バイアス回路14のB点の信号が与えられる。NchトランジスタMN8のゲートは、バイアス回路14のC点の信号が与えられる。NchトランジスタMN6のゲートは、バイアス回路14のD点の信号が与えられている。PchトランジスタMP1は、電源11(VCC)とA点との間に接続されている。NchトランジスタMN8、MN6は、それぞれA点と端子VOUTとの間に接続されている。
バイアス回路14は、比較回路13のPchトランジスタMP1、NchトランジスタMN8およびNchトランジスタMN6へゲート電圧を供給する。バイアス回路14は電源11(VCC)と、半導体1の内部回路用のGND(SGND)と端子VOUTとの間に設けられている。バイアス回路14のB点には、電源電圧VCCに依存したバイアス電圧が出力される。C点には出力トランジスタMN1の電流に依存したバイアス電圧が出力される。D点には出力トランジスタMN1のドレイン−ソース間電圧に依存したバイアス電圧が出力される。出力トランジスタMN1の電流に依存したバイアス電圧をC点に印加するために、センス抵抗RSの電圧VsenseがE点に入力される。
これにより、PchトランジスタMP1には電源電圧VCCに依存した電流I1が流れる。NchトランジスタMN8には出力トランジスタMN1の出力電流Ioutに依存した電流I2が流れる。NchトランジスタMN6には出力トランジスタMN1のドレイン−ソース間電圧に依存した電流I3が流れる。言い換えると、電流I1は、式(1)における(1/α)・VCCに対応している。電流I2は、電流Isenseに依存した電流と見ることができるので、式(1)におけるIsenseに対応している。電流I3は、式(1)における(1/α)・Vonに対応している。したがって、後述されるように、A点において、I1>(I2+I3)となるようにバイアスされることは、VccからVonを差し引いた電圧における許容電流値(1/α)・(Vcc−Von)に対してIsenseが小さいこと、すなわち式(1)におけるIsense<(右辺)の場合と判断できる。よって、その場合には過電流でないと判断できる。一方、I1<(I2+I3)となるようにバイアスされることは、該許容電流値(1/α)・(Vcc−Von)に対してIsenseが大きいこと、すなわち式(1)におけるIsense>(右辺)の場合と判断できる。よって、その場合には過電流であると判断できる。このように、比較回路13は、電流I1と電流(I2+I3)の大小を比較することで、A点にHレベル(正常電流時)又はLレベル(過電流検出時)の電流検出信号を出力することができる。
負荷12は、端子VOUTと負荷用のGND(PGND)との間に接続される。この場合、半導体装置1は、負荷12のハイサイドに接続されている。
次に、本実施の形態に係る半導体装置1の動作方法について説明する。
入力端子INがLレベルからHレベルになると、ゲートドライブ回路10は電源電圧VCCよりも高い電圧を出力し、出力トランジスタMN1とセンストランジスタMN2を導通させて、負荷12に対して電流を流す。出力トランジスタMN1には出力電流Ioutが流れ、センストランジスタMN2には電流Isenseが流れる。
まず、負荷正常時について考える。負荷正常時には、端子VOUTの電圧は十分に電源電圧VCCに近い電圧となる。その電圧は、VCC−Ron・Ioutの電圧となる。ただし、Ronは出力トランジスタMN1のオン抵抗で、例えば10mΩと十分に小さい値である。このとき、出力トランジスタMN1の出力電流Ioutは電流検出値K1より小さいため、E点の電圧(=センス抵抗RSの電圧Vsense)は小さくなり、C点のバイアス電圧は小さくなる。また、出力トランジスタMN1のドレイン−ソース間電圧Vonは小さいため、D点のバイアス電圧は小さくなる。したがって、比較回路13の各トランジスタはI1>(I2+I3)となるようにバイアスされる。A点ではキルヒホッフの電流則によりI1=I2+I3が常に成立しなければならない。そのため、PchトランジスタMP1の電流I1が電流(I2+I3)と釣り合うようにA点の電圧が増加し、PchトランジスタMP1は線形領域で動作する。このような動作により、A点にはHレベル信号が出力される。A点のHレベルの信号は、負荷が正常であることを示している。
次に、負荷異常時について考える。例えば、自動車用途で半導体装置1が使用されている場合、負荷異常は、負荷を接続するハーネスの被覆が剥がれ、ハーネスが車両のボディー(GND)に接触することにより発生する。すなわち、負荷短絡が発生する。このような負荷短絡は発生したとき、端子VOUTがGNDに接続されるため、出力トランジスタMN1のドレイン−ソース間には大きな電圧が印加される。すなわち、Vonが大きくなる。
負荷短絡が発生した場合、出力トランジスタMN1に流れる出力電流Ioutの増加に伴い、センストランジスタMN2を流れる電流Isenseが増加し、E点のセンス電圧Vsenseが増加する。それにより、E点の電圧(=センス抵抗RSの電圧Vsense)の増加により、C点のバイアス電圧は大きくなる。また、出力トランジスタMN1のドレイン−ソース間電圧Vonは大きいため、D点のバイアス電圧は大きくなる。そのため、電流I2、I3が増加する。したがって、比較回路13の各トランジスタはI1<(I2+I3)となるようにバイアスされる。A点ではキルヒホッフの電流則によりI1=I2+I3が常に成立しなければならない。そのため、電流(I2+I3)が電流I1と釣り合うようにA点の電圧が減少し、NchトランジスタMN6、MN8は線形領域で動作する。このような動作により、A点にLレベル信号、すなわち、過電流検出信号が出力される。A点のLレベルの信号は、負荷が異常であることを示している。
以上のようにして、本実施の形態に係る半導体装置1が動作する。
その結果、A点の電圧レベルにより、負荷の異常の有無を判断することができる。そして、そのA点の過電流検出信号を例えば他の制御回路に出力し、当該他の制御回路がゲートドライブ回路10を用いて出力トランジスタMN1のゲートを制御することにより、負荷12への電力供給を制限又は遮断することができる。それにより、半導体装置を過電流から保護することができる。
図4〜図6は、本実施の形態に係る半導体装置のバイアス回路14および比較回路13の構成の一例を示す回路図である。ただし、図4は、電源電圧VCCに依存した電流I1を生成する回路構成の一例を示している。図5は、Vonに依存した電流I3を生成する回路構成の一例を示している。図6は、出力トランジスタMN1の出力電流Ioutに依存した電流I2を生成する回路構成の一例を示している。
図4では、PchトランジスタMP1とPchトランジスタMP2とがカレントミラー接続されている。そして、PchトランジスタMP2のゲートとドレインが抵抗R1を介してGND(回路用のGNDであるSGND)に接続されている。より具体的には、PchトランジスタMP1およびPchトランジスタMP2のソースが電源11(VCC)に接続されている。PchトランジスタMP1およびPchトランジスタMP2のゲートがPchトランジスタMP2のドレインに接続されている。PchトランジスタMP2のドレインが抵抗R1の一端に接続されている。抵抗R1の他端がSGNDに接続されている。
PchトランジスタMP2には、抵抗R1に流れる電流が流れる。電源電圧VCCが大きくなると、抵抗R1の両端の電圧が大きくなり抵抗R1を流れる電流が増加する。一方、電源電圧VCCが小さくなると、抵抗R1の両端の電圧が小さくなり抵抗R1を流れる電流が減少する。このように、図4の回路では、PchトランジスタMP2には、電源電圧VCCに依存した電流が流れる。PchトランジスタMP1とPchトランジスタMP2とはカレントミラー接続をされているので、PchトランジスタMP2と同じ電流を、PchトランジスタMP1に流すことができる。したがって、図4の回路では、電源電圧VCCに依存した電流I1をA点に流し込むことができる。電流I1は電源電圧VCCに比例する電流となる。
図5では、NchトランジスタMN6とNchトランジスタMN7とがカレントミラー接続されている。そして、NchトランジスタMN7のゲートとドレインが抵抗R2を介して電源11(VCC)に接続されている。より具体的には、NchトランジスタMN6およびNchトランジスタMN7のソースが端子VOUTに接続されている。NchトランジスタMN6およびNchトランジスタMN7のゲートがNchトランジスタMN7のドレインに接続されている。NchトランジスタMN7のドレインが抵抗R2の一端に接続されている。抵抗R2の他端が電源11(VCC)に接続されている。
NchトランジスタMN7には、抵抗R2に流れる電流が流れる。Von(=電源11(VCC)−端子VOUT間の電圧)が大きくなると、抵抗R2の両端の電圧が大きくなり抵抗R2を流れる電流が増加する。一方、Vonが小さくなると、抵抗R2の両端の電圧が小さくなり抵抗R2を流れる電流が減少する。このように、図5の回路では、NchトランジスタMN7には、Vonに依存した電流が流れる。NchトランジスタMN6とNchトランジスタMN7とがカレントミラー接続をされているので、NchトランジスタMN7と同じ電流を、NchトランジスタMN6に流すことができる。したがって、図5の回路では、Vonに依存した電流I3をA点から引き抜くことができる。電流I3はVonに比例した電流となる。
図6では、出力トランジスタMN1とセンストランジスタMN2のドレインが電源11(VCC)に共通に接続されている。出力トランジスタMN1とセンストランジスタMN2のゲートが共通に接続されている。出力トランジスタMN1のソースは端子VOUTに接続されている。センストランジスタMN2のソースはセンス抵抗RSの一端(E点)に接続されている。センス抵抗RSの他端は端子VOUTに接続されている。NchトランジスタMN8は、ソースが端子VOUTに接続され、ゲートがE点に接続されている。
出力トランジスタMN1のVon(=電源11(VCC)−端子VOUT間の電圧)が大きくなり出力電流Ioutが増加すると、センストランジスタMN2に流れる電流Isenseも増加し、抵抗RSの両端の電圧が大きくなる。これにより、NchトランジスタMN8のゲート−ソース間電圧が増加して電流I2が増加する。一方、出力電流Ioutが減少すると、センストランジスタMN2に流れる電流Isenseも減少し、抵抗RSの両端の電圧が小さくなる。これにより、NchトランジスタMN8のゲート−ソース間電圧が減少し、電流I2が減少する。このように、図6の回路では、NchトランジスタMN8は、出力トランジスタMN1の出力電流Ioutに依存して制御される。そのため、NchトランジスタMN8は、Iout(すなわちn×Isense)に依存した電流I2をA点から引き抜くことができる。
図7は、本実施の形態に係る半導体装置に図4〜図6の回路を組み込んだ構成の一例を示す回路図である。図に示されるように、図4〜図6の回路を組み合わせて、バイアス回路14と比較回路13を構成することができる。
以上説明されたように、本実施の形態に係る半導体装置1は、図1や図7に示す比較回路13により、負荷状態に依らず、A点における電流の和が概ね式(1)を満足するように動作することができる。すなわち、比較回路13のA点において、キルヒホッフの電流則が適用され、電流I1=I2+I3を常に満たしつつ、電源電圧VCC、ドレイン−ソース間電圧Vonおよび出力電流Iout(センス電流Isense)により、A点の信号のHレベル/Lレベルが決定される。言い換えると、A点の信号のHレベル/Lレベルの境界線は、図2における電流検出値K1となる。
このとき、電流検出値K1は式(1)によって決まるため、電源電圧VCCが変化すると、電流検出値K1も変化する。図8は、本実施の形態に係る半導体装置での電流検出値と電源電圧との関係を示すグラフである。縦軸は出力トランジスタMN1に流れる(ドレイン)電流IOUT、横軸は出力トランジスタMN1のドレイン−ソース間電圧VDSを示す。電源電圧VCC2>電源電圧VCC3とする。この場合、式(1)より、電源電圧がVCC2からVCC3のように低下すると、電流検出値(電流制限値)もK2からK3のように低電圧側へシフトする。逆に、電源電圧が増加すると、電流検出値(電流制限値)も高電圧側へシフトする。このように、半導体装置1では、式(1)に従って電流検出値が決まるので、電源電圧VCCに対して依存性を持った電流検出値が得られる。それにより、電源電圧VCCが変化して、電源電圧VCCとして高い電圧が印加された場合でも、それに伴って、電流検出値が変化するので、出力トランジスタMN1を電源電圧VCCの変化にも対応して制御できる。
次に、本実施の形態に係る半導体装置における電流検出値Kの設定方法の例について説明する。
図9および図10は、本実施の形態に係る半導体装置における電流検出値の設定方法の例を示すグラフである。縦軸は出力トランジスタMN1に流れる電流IOUTを示す。横軸は出力トランジスタMN1のドレイン−ソース間電圧VDSを示している。各曲線として、出力トランジスタMN1の電圧・電流特性H、電流検出値K4〜電流検出値K7がそれぞれ示されている。これらのグラフは、電流検出値を変える方法を示している。
電流検出値の勾配は、センス抵抗RSの抵抗値に依存して変えることができる。例えば、図9のように、電流検出値K4の勾配を、センス抵抗RSの抵抗値を小さくすることで、電流検出値の勾配をK5のような急な勾配に変えることができる。
また、電流検出値のグラフは、電源電圧VCCの変化を検出する抵抗R1の大きさに依存して変えることができる。例えば、図10のように、電流検出値K6の位置を、抵抗R1(電源電圧VCCに依存した電流を作るバイアス回路(図4)の抵抗)の抵抗値を小さくすることで、電源電圧VCCに依存した電流I1を増加させ、電流検出値の横軸切片を、K7のように右側(高電圧側)にシフトさせることができる。
図11および図12は、本実施の形態に係る半導体装置における電流検出値の設定方法の他の例を示す回路図およびグラフである。ただし、図12において、縦軸は出力トランジスタMN1に流れる電流IOUTを示す。横軸は出力トランジスタMN1のドレイン−ソース間電圧VDSを示している。各曲線として、出力トランジスタMN1の電圧・電流特性H、電流検出値K8および電流検出値K9がそれぞれ示されている。これらの回路図およびグラフは、電流検出値の横軸切片を変える別の方法を示している。
図11において、この電源電圧VCCに依存した電流I1’を作る回路は、図4の抵抗R1で決まる電流に、カレントミラー回路16で電流IOSを加算する構成を有している。図11において、図4と同じ符号は同じものを表し、その説明を省略する。
カレントミラー回路16は、NchトランジスタMN31と、NchトランジスタMN32と、電流源Iaとを備えている。NchトランジスタMN31のソース、ドレイン、ゲートは、それぞれSGND、電流源Iaの一端、電流源Iaの一端に接続されている。NchトランジスタMN32のソース、ドレイン、ゲートは、それぞれSGND、B点、NchトランジスタMN31のゲートに接続されている。
カレントミラー回路16では、NchトランジスタMN31に電流源Iaの電流IOSが流れる。この電流は、NchトランジスタMN31とNchトランジスタMN32のカレントミラー接続により、NchトランジスタMN32にミラー(コピー)される。NchトランジスタMN31とNchトランジスタMN32のサイズが同じで有れば、NchトランジスタMN32には、NchトランジスタMN31と同じ電流が流れる。この電流は、抵抗R1の一端(B点)で抵抗R1に流れる電流と加算されている。すなわち、PchトランジスタMP2には、抵抗R1に流れる電流と、カレントミラー回路16のNchトランジスタMN32に流れる電流の和が流れる。その結果、図12に示すように、電流検出特性の横軸切片を変えることができる。図12において、電流検出値K8はカレントミラー回路16が無い場合、電流検出値K9はカレントミラー回路16がある場合をそれぞれ示している。このように、カレントミラー回路16を付加して、PchトランジスタMP2に流れる電流を増加させ、PchトランジスタMP1に流れる電流I1’を増加させることで、電流検出値の横軸切片を増加させることができる。
以上のように、電流検出値Kは、電流検出部2に用いる素子の相対値を変更したり、供給する電流値を変更したりすることで、所望の電流検出特性(例示:傾き、横軸切片)を得ることができる。それにより、負荷の特性に応じて、半導体装置の過電流保護の特性を自在に変更することが可能となる。
以上述べたように、本実施の形態の半導体装置1では、電流I1と、電流I2と、電流I3とを、I1=I2+I3(つまり式(1))を満足させながら電流検出する比較回路13を導入することで、線形な電流検出値を得ることができる。ここで、電流I1は、電源電圧VCCに依存している。電流I2は、出力トランジスタMN1のドレイン−ソース間電圧Vonに依存している。電流I3は、センス電流Isense(つまり、出力トランジスタMN1に流れる出力電流Iout)に依存している。
また、本実施の形態の半導体装置1では、電流検出値を負荷線に沿ったリニアな値に設定可能である。そのため、負荷異常時に想定外の高い電流となる動作点が存在しない。したがって、出力トランジスタMN1に過剰な電流が流れることが無く、ジュール熱による熱ストレスを小さく抑えることができる。
一般に、自動車用途では、負荷のGND(PGND)と回路のGND(SGND)とは異なる場所で取られる。そのため、両GND間には最大±2V程度の電位差が生じることがある。このような環境では、端子VOUTの電位がSGNDよりも下がることがある。しかし、そのような事態が発生したとしても、本実施の形態の半導体装置1では、比較回路13が電源11(VCC)と出力端子VOUTとの間に構成されているため、VOUT<SGNDでも上述のような電流検出を行うことができる。
特許文献1のような階段状に電流検出値を設定する方法では、電流検出値を線形に近づけるには、多段階の検出機能を必要として回路規模が大きくなる。しかし、本実施の形態の半導体装置1では、小さな回路規模で、VCCとVonとIsenseの変化に追随した理想的な電流検出値(リニアな電流検出値)を得ることができる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態に係る半導体装置1aの構成について、添付図面を参照して説明する。本実施の形態の半導体装置1aは、A点の出力信号のレベル(その過電流の有無)をフィードバックし、出力トランジスタMN1のゲートを制御して、過電流とならないように出力電流Ioutを制御する点で、第1の実施の形態の半導体装置1と相違している。以下では、第1の実施の形態と相違する点について主に説明する。
図13は、本実施の形態に係る半導体装置の構成例を示すブロック図である。この図では、図1におけるバイアス回路14および比較回路13として図4〜図6を用いている。この図において、図1、図4〜図6と同じ符号は同じものを表し、その説明を省略する
本実施の形態に係る半導体装置1aは、出力トランジスタMN1と、電流検出部2aとを具備している。電流検出部2aは、第1の実施の形態の構成(図1、図4〜図6)に加えて、電流制限回路21を更に備えている。第1の実施の形態の半導体装置1では、A点の出力信号のレベルを用いて過電流の有無を出力するだけであった。しかし、本実施の形態の半導体装置1aは、電流制限回路21により、A点の出力信号をフィードバックして出力トランジスタMN1の出力電流Ioutを制御する。すなわち、電流制限回路21は、A点の出力信号のレベル(その過電流の有無)をフィードバックし、出力トランジスタMN1のゲートを制御して、過電流とならないように出力電流Ioutを制御する。電流制限回路21は、NchトランジスタMN3、NchトランジスタMN4、およびNchトランジスタMN5を備えている。
NchトランジスタMN4およびNchトランジスタMN5は、電源11(VCC)と端子VOUTとの間でインバータ回路を構成している。そのインバータ回路は、比較回路13の出力信号(A点の出力信号のレベル(電圧))を反転する。NchトランジスタMN3は、出力トランジスタMN1のゲートと端子VOUTとの間に接続されている。NchトランジスタMN3は、そのインバータ回路の出力信号により制御される。比較回路13とインバータ回路(MN4およびMN5)とNchトランジスタMN3とは、出力トランジスタMN1、センストランジスタMN2およびセンス抵抗RSと共に、負荷異常時に出力トランジスタMN1の電流を制限するためのフィードバックループを形成している。
インバータ回路は、NchトランジスタMN4およびNchトランジスタMN5を備えている。本実施の形態では、NchトランジスタMN4は、デプレッション型であるが、抵抗やPchトランジスタで置き換えることも可能である。NchトランジスタMN4のソース、ドレイン、ゲートは、それぞれNchトランジスタMN5のドレイン、電源11(VCC)、NchトランジスタMN5のドレインに接続されている。NchトランジスタMN5のソース、ドレイン、ゲートは、それぞれ端子VOUT、NchトランジスタMN4のソース、A点に接続されている。NchトランジスタMN3のソース、ドレイン、ゲートは、それぞれ端子VOUT、出力トランジスタMN1のゲート、インバータ回路の出力(NchトランジスタMN5のドレイン)に接続されている。
次に、本実施の形態に係る半導体装置1aの動作方法について説明する。
まず、負荷正常時について考える。負荷が正常な場合、第1の実施の形態と同様に、比較回路13の出力信号(A点の電圧)は、Hレベルである。このときインバータ回路はLレベルを出力し、NchトランジスタMN3のゲートにその電圧を供給する。その結果、NchトランジスタMN3は非導通状態となり、出力トランジスタMN1のゲート電荷の引き抜きは行われない(電流制限回路21は無効な状態となっている)。出力トランジスタMN1の出力電流Ioutは維持される。
次に、負荷異常時について考える。負荷が異常な場合、出力トランジスタMN1の出力電流Ioutが増加し(過電流となり)、第1の実施の形態と同様に、比較回路13の出力信号(A点の電圧)はLレベルになる。このときインバータ回路はHレベルを出力し、NchトランジスタMN3のゲートにその電圧を供給する。すなわち、NchトランジスタMN3は導通状態となり、出力トランジスタMN1のゲート電荷の引き抜きを行う。これにより、出力トランジスタMN1の出力電流Ioutは減少する。出力トランジスタMN1の出力電流Ioutが減少すると、センストランジスタMN2の電流Isenseも減少する。その結果、E点の電圧Vsenseが減少する。すなわち、比較回路13の電流I3が減少し、その出力信号(A点の電圧)がHレベルとなる。比較回路13の出力信号(A点の電圧)がHレベルになると、NchトランジスタMN3は非導通状態となるため、出力トランジスタMN1のゲートに、ゲートドライブ回路10から電荷注入が行われ、再び出力トランジスタMN1の出力電流Ioutが増加する。以上の説明のように、フィードバック動作が行われ、出力トランジスタMN1の出力電流Ioutは、電流検出値K1の電流で制限される。
本実施の形態についても、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、本実施の形態では、フィードバックループを構成して電流制限することができる。それにより、出力電流Ioutの大きさを過電流にならないように制限しつつ、継続的に流すことができる。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態に係る半導体装置1bの構成について、添付図面を参照して説明する。本実施の形態の半導体装置1bは、センス電流Isense(つまり、出力電流Iout)に依存した電流I2を作る回路の構成が第2の実施の形態の半導体装置1aの構成と相違している。以下では、第2の実施の形態と相違する点について主に説明する。
図14は、本実施の形態に係る半導体装置の構成例を示すブロック図である。この図において、図13と同じ符号は同じものを表し、その説明を省略する。
本実施の形態に係る半導体装置1bは、出力トランジスタMN1と、電流検出部2bとを具備している。電流検出部2bは、センス電流Isenseに依存した電流I2を作る回路の構成が第2の実施の形態の構成(図13)と異なっている。第2の実施の形態では、E点の電圧をNchトランジスタMN8のゲートで受けているため、センス電圧VsenseがNchトランジスタMN8のしきい値電圧以上でなければならず、センス電圧Vsenseを小さくすることができない。ここで、センス電圧Vsenseを小さくすることができれば、出力電流Ioutに対するセンス電流Isenseのセンス比を更に向上させることができる。つまり、センス電圧Vsenseが小さくなれば、出力トランジスタMN1のドレイン−ソース間電圧とセンストランジスタMN2のドレイン−ソース間電圧との差、および、出力トランジスタMN1のゲート−ソース間電圧とセンストランジスタMN2のゲート−ソース間電圧との差が小さくなり、センス比を向上させることができる。本実施の形態の半導体装置1bは、バイアス回路14に更にNchトランジスタMN9と抵抗R3を付加している。そして、NchトランジスタMN9とNchトランジスタMN8をペアトランジスタとして、NchトランジスタMN9のソースにセンス電圧Vsense(E点の電圧)を入力する。それにより、E点が小さな電圧であってもNchトランジスタMN8を動作させることができる。すなわち、センス電圧Vsenseを小さくすることができるため、電流センス精度が向上する。
NchトランジスタMN9のソース、ドレイン、ゲートは、それぞれE点、抵抗R3の一端、NchトランジスタMN9のドレインに接続されている。NchトランジスタMN8のソース、ドレイン、ゲートは、それぞれ端子VOUT、A点、NchトランジスタMN9のゲートに接続されている。抵抗R3の他端は電源11(VCC)に接続されている。
次に、本実施の形態に係る半導体装置1bの動作方法については、負荷正常時の場合の動作も、負荷異常時の場合の動作も、第2の実施の形態2と同様である。
本実施の形態についても、第2の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、本実施の形態では、NchトランジスタMN8とNchトランジスタMN9とは、NchトランジスタMN9のソースにVsense電圧(E点の電圧)が入力された差動対を構成している。そのため、E点の電圧はNchトランジスタMN9のしきい値電圧以下でも電流検出が可能であり、E点の微小な電圧変化に対してNchトランジスタMN8のゲートを駆動可能である。そのため、第2の実施の形態に比べて、E点の電圧が微小にできるため、センス電流Isense(つまり、出力電流Iout)が小さくなった場合の検出精度が向上する。これにより、電流検出値も精度良く設定することができる。つまり、本実施の形態に係る半導体装置1bは、第2の実施の形態に係る半導体装置1aよりも、電流検出範囲を拡大することができる。
また、第2の実施の形態の構成(図13)によれば、一定値以上のセンス電圧Vsenseを生成するため、センス抵抗RSの抵抗値は、ある程度の大きさが必要である。これに対して、本実施の形態の構成(図14)によれば、センス抵抗RSの抵抗値を小さく(例えば1/5〜1/10)とすることができる。ここで、過電流検出精度は、A点の反転精度の影響を受ける。図13におけるA点の反転精度は、NchトランジスタMN8のしきい値ばらつきとセンス抵抗RSの抵抗値のばらつきの影響を受ける。これに対し、図14におけるA点の反転精度は、センス抵抗RSの抵抗値のばらつきの影響を受けるが、NchトランジスタMN8とNchトランジスタMN9が差動対を構成しているため、しきい値ばらつきはキャンセルされる。したがって、図14の構成によれば、図13の構成よりもA点の反転精度を向上することができ、過電流検出精度を向上することができる。
(第4の実施の形態)
第4の実施の形態に係る半導体装置1cの構成について、添付図面を参照して説明する。本実施の形態の半導体装置1cは、センス電流Isense(つまり、出力電流Iout)に依存した電流I2を作る回路の構成が第3の実施の形態の半導体装置1bの構成と相違している。以下では、第3の実施の形態と相違する点について主に説明する。
図15は、本実施の形態に係る半導体装置の構成例を示すブロック図である。この図において、図14と同じ符号は同じものを表し、その説明を省略する。
本実施の形態に係る半導体装置1cは、出力トランジスタMN1と、電流検出部2cとを具備している。電流検出部2cは、センス電流Isense(つまり、出力電流Iout)に依存した電流I2を作る回路の構成が第3の実施の形態の構成(図14)と異なっている。NchトランジスタMN8は線形領域で動作することが望ましいが、第3の実施の形態では、差動対を構成するNchトランジスタMN8のドレインがA点に接続されているため飽和領域で動作する。しかし、本実施の形態の半導体装置1cは、比較回路13に更にNchトランジスタMN10とNchトランジスタMN11を付加している。そして、NchトランジスタMN9とNchトランジスタMN11とをカスコード接続にし、NchトランジスタMN8とNchトランジスタMN10とカスコード接続にする。それにより、NchトランジスタMN8のドレイン(F点)は低電圧に留まる(線形領域に近い動作点となる)。すなわち、NchトランジスタMN8のドレイン電流(電流I2)を、より正確に出力電流Ioutを反映した電流にすることができる。
NchトランジスタMN9のソース、ドレイン、ゲートは、それぞれE点、NchトランジスタMN11のソース、NchトランジスタMN9のドレインに接続されている。NchトランジスタMN11のソース、ドレイン、ゲートは、それぞれNchトランジスタMN9のドレイン、抵抗R3の一端、NchトランジスタMN11のドレインに接続されている。抵抗R3の他端は電源11(VCC)に接続されている。NchトランジスタMN8のソース、ドレイン、ゲートは、それぞれ端子VOUT、F点、NchトランジスタMN9のゲートに接続されている。NchトランジスタMN10のソース、ドレイン、ゲートは、それぞれF点、A点、NchトランジスタMN11のゲートに接続されている。
次に、本実施の形態に係る半導体装置1cの動作方法については、負荷正常時の場合の動作も、負荷異常時の場合の動作も、第3の実施の形態と同様である。
本実施の形態についても、第3の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、本実施の形態では、カスコード接続された差動対(NchトランジスタMN8、NchトランジスタMN9、NchトランジスタMN10、NchトランジスタMN11)により、F点の電位をほぼ線形領域と飽和領域の境界の電圧に固定することができる。出力トランジスタMN1の電流によって、A点の電圧がHレベル又はLレベルに変化するが、そのとき、NchトランジスタMN10のドレイン−ソース間電圧(A点−F点)が大きく変化する。これにより、出力電流Ioutの変化を精度良く検出することができ、出力電流Ioutを精度よく電流検出値K1に制御することができる。
(第5の実施の形態)
第5の実施の形態に係る半導体装置1dの構成について、添付図面を参照して説明する。本実施の形態の半導体装置1dは、比較回路13の出力と電流制限回路21の入力との間にラッチ回路15が付加されている点が第4の実施の形態の半導体装置1cの構成と相違している。以下では、第4の実施の形態と相違する点について主に説明する。
図16は、本実施の形態に係る半導体装置の構成例を示すブロック図である。この図において、図15と同じ符号は同じものを表し、その説明を省略する。
本実施の形態に係る半導体装置1dは、出力トランジスタMN1と、電流検出部2dとを具備している。電流検出部2dは、比較回路13の出力と電流制限回路21の入力との間にラッチ回路15が付加されている点が第4の実施の形態の構成(図15)と異なっている。すなわち、比較回路13の出力(A点)と電流制限回路21のインバータ回路(NchトランジスタMN4とNchトランジスタMN5)の入力との間にラッチ回路15が設けられている。
ラッチ回路15は、電源11(VCC)と接地SGNDとの間に接続され、ラッチ回路15の入力はA点に接続されている。ラッチ回路15の出力はインバータ回路のNchトランジスタMN5のゲートに接続されている。ラッチ回路15は、負荷正常時にはHレベル信号を、負荷異常時にはLレベル信号を出力する。
次に、本実施の形態に係る半導体装置1dの動作方法について説明する。
まず、負荷正常時について考える。負荷が正常な場合、比較回路13の出力信号(A点の電圧)は、Hレベルである。このHレベルの出力信号は、ラッチ回路15に入力され、ラッチ回路15の出力にHレベルが出力される。インバータ回路(NchトランジスタMN4とNchトランジスタMN5)により、HレベルはLレベルに反転され、NchトランジスタMN3のゲートにLレベルが供給される。その結果、NchトランジスタMN3は非導通状態となり、出力トランジスタMN1のゲート電荷の引き抜きは行われない。ラッチ回路15の出力はHレベルに固定され、出力トランジスタMN1の出力電流Ioutは維持される。
次に、負荷異常時について考える。負荷が異常な場合、出力トランジスタMN1の出力電流Ioutが増加し、比較回路13の出力信号(A点の電圧)はLレベルになる。このLレベルの電流検出信号は、ラッチ回路15でラッチされ、ラッチ回路15の出力にLレベルが出力される。これにより、NchトランジスタMN3のゲートにHレベル信号が入力され、NchトランジスタMN3は導通状態となり、出力トランジスタMN1のゲート電荷を引き抜く。ここで、第4の実施の形態の場合は、A点の電圧が式(1)を満たすようにセンス電流Isense(つまり、出力電流Iout)が制限された電流制限動作を継続する。本実施の形態は、それとは異なり、ラッチ回路15の出力は、一度Lレベルになると、リセットされるまで、そのLレベルに固定される。そのため、NchトランジスタMN3は出力トランジスタMN1の電荷を完全に引き抜き、出力トランジスタMN1は非導通状態となる。このように、ラッチ回路15により、過電流検出後に出力トランジスタMN1をシャットダウンする過電流検出・遮断動作を行う。
本実施の形態についても、第4の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
加えて、負荷異常時の過電流検出時に、その過電流を遮断するという方法により出力トランジスタMN1を保護することができる。電流制限回路21とラッチ回路15とは、出力トランジスタMN1の電流を遮断する電流遮断部と見ることができる。
(第6の実施の形態)
第6の実施の形態に係る半導体装置1eの構成について、添付図面を参照して説明する。本実施の形態の半導体装置1eは、ローサイドスイッチとして用いられている点で、第1の実施の形態の半導体装置1と相違している。以下では、第1の実施の形態と相違する点について主に説明する。
図17は、本実施の形態に係る半導体装置の構成例を示すブロック図である。この図は、ローサイドスイッチとして半導体装置1eを搭載した場合の例を示している。このようなローサイド構成では、出力トランジスタMN1のソース、ドレインはそれぞれGND端子、VOUT端子に接続されている。また、電流検出部2eのセンストランジスタMN2のソース、ドレインはそれぞれセンス抵抗RSの一端、VOUT端子に接続されている。抵抗RSの他端はGND端子に接続されている。GND端子は、PGNDに接続されている。VOUT端子は負荷12を介して電源11(VCC)に接続されている。本実施の形態では、バイアス回路14のGNDもPGNDに接続されているが、SGNDに接続されていても良い。
図18〜図20は、本実施の形態に係る半導体装置のバイアス回路14および比較回路13の構成の一例を示す回路図である。ただし、図18は、電源電圧VCCに依存した電流I1を生成する回路構成の一例を示している。図19は、Vonに依存した電流I3を生成する回路構成の一例を示している。図20は、出力トランジスタMN1の出力電流Ioutに依存した電流I2を生成する回路構成の一例を示している。
図18の回路構成は、基本的に図4の構成と同じであるが、抵抗R1の他端は、PGNDに接続されている。ただし、SGNDに接続されていても良い。図19の回路構成は、図5の回路構成と同じであるが、抵抗R2およびNchトランジスタMN7は、端子VOUTとPGND間に直列接続されている。NchトランジスタMN6のソースは、PGNDに接続されている。ただし、SGNDに接続されていても良い。図20の回路構成は、基本的に図6の回路構成と同じであるが、出力トランジスタMN1のソース、センス抵抗RSの他端、NchトランジスタMN8のソースは、いずれもPGNDに接続されている。ただし、SGNDに接続されていても良い。また、出力トランジスタMN1およびセンストランジスタMN2のドレインは端子VOUTに接続されている。
次に、本実施の形態に係る半導体装置1eの動作方法については、第1の実施の形態と同様である。
本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
(第7の実施の形態)
第7の実施の形態に係る半導体装置1fの構成について、添付図面を参照して説明する。本実施の形態の半導体装置1fは、センス抵抗RSの接続方法の点で、第6の実施の形態の半導体装置1eと相違している。以下では、第6の実施の形態と相違する点について主に説明する。
図21は、本実施の形態に係る半導体装置の構成例を示すブロック図である。この半導体装置1fは、ローサイドスイッチであるが、ハイサイド構成(第1の実施の形態の半導体装置1(図1))を逆にした構成になっている。第7の実施の形態と比較して、電流検出部2fのセンス抵抗RSの接続方法が相違している。出力トランジスタのソース、ドレインはそれぞれGND端子、VOUT端子に接続されている。センストランジスタのソース、ドレインはそれぞれGND端子、抵抗RSの一端に接続されている。抵抗RSの他端はVOUT端子に接続されている。GND端子は、PGNDに接続されている。VOUT端子は負荷12を介して電源11に接続されている。
比較回路13は、出力トランジスタMN1に流れる電流が過電流か否かを検出する。比較回路13は、NchトランジスタMN21とPchトランジスタMP8とPchトランジスタMP6とを備えている。NchトランジスタMN21のゲートは、バイアス回路14のB点の信号が与えられる。PchトランジスタMP8のゲートは、バイアス回路14のC点の信号が与えられる。PchトランジスタMP6のゲートは、バイアス回路14のD点の信号が与えられている。NchトランジスタMN21は、PGNDとA点との間に接続されている。PchトランジスタMP8、MP6は、それぞれ並列にA点と電源11(VCC)との間に接続されている。
図22〜図24は、本実施の形態に係る半導体装置のバイアス回路14および比較回路13の構成の一例を示す回路図である。ただし、図22は、電源電圧VCCに依存した電流I1を生成する回路構成の一例を示している。図23は、Vonに依存した電流I3を生成する回路構成の一例を示している。図24は、センス電流Isense(つまり、出力トランジスタMN1の出力電流Ioutの1/n)に依存した電流I2を生成する回路構成の一例を示している。
図22では、NchトランジスタMN41とNchトランジスタMN42とがカレントミラー接続をされている。そして、NchトランジスタMN42のゲートとドレインが抵抗R1を介して電源11(VCC)に接続されている。より具体的には、NchトランジスタMN41およびNchトランジスタMN42のソースがPGNDに接続されている。NchトランジスタMN41およびNchトランジスタMN42のゲートがNchトランジスタMN42のドレインに接続されている。NchトランジスタMN42のドレインが抵抗R1の一端に接続されている。抵抗R1の他端が電源11(VCC)に接続されている。図22の回路では、図4の回路と同様に、電源電圧VCCに依存した電流I1をA点から引き抜くことができる。電流I1は電源電圧VCCに比例する電流となる。
図23では、PchトランジスタMP6とPchトランジスタMP7とがカレントミラー接続をされている。そして、PchトランジスタMP7のゲートとドレインが抵抗R2を介してPGNDに接続されている。より具体的には、PchトランジスタMP6およびPchトランジスタMP7のソースが端子VOUTに接続されている。PchトランジスタMP6およびPchトランジスタMP7のゲートがPchトランジスタMP7のドレインに接続されている。PchトランジスタMP7のドレインが抵抗R2の一端に接続されている。抵抗R2の他端がPGNDに接続されている。図23の回路では、図5の回路と同様に、Von(=端子VOUT−(P)GND間の電圧)に依存した電流I3をA点に流し込むことができる。電流I3はVonに比例した電流となる。
図24では、出力トランジスタMN1とセンストランジスタMN2のソースがPGNDに共通に接続されている。出力トランジスタMN1とセンストランジスタMN2のゲートが共通に接続されている。出力トランジスタMN1のドレインは端子VOUTに接続されている。センストランジスタMN2のドレインはセンス抵抗RSの一端(E点)に接続されている。センス抵抗RSの他端は端子VOUTに接続されている。PchトランジスタMP8は、ソースが端子VOUTに接続され、ゲートがE点に接続されている。図24の回路では、図6の回路と同様に、出力電流Iout(すなわちIsense)に依存した電流I2をA点に流し込むことができる。
なお、PGNDに代えて、SGNDを用いても良い。
次に、本実施の形態に係る半導体装置1fの動作方法については、第6の実施の形態と同様である。
本実施の形態においても、第6の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、第7の実施の形態と比較して、出力トランジスタMN1とセンストランジスタMN2のゲート−ソース間電圧が等しくなることにより、出力電流Ioutのセンス精度が向上する。
(第8の実施の形態)
第8の実施の形態に係る電子制御システムについて、添付図面を参照して説明する。本実施の形態では、上記各実施の形態の半導体装置1、1a〜1fを電子制御システムに適用した場合について説明する。
図25は、本実施の形態に係る電子制御システムの構成の一例を示すブロック図である。この図は、上記各実施の形態の半導体装置を電力用半導体装置103として自動車の電子制御システムの中で使用する例を示している。この図では、その電力用半導体装置103ハイサイドに適用した一例を示している(第1〜第5の実施の形態に対応)。ただし、本実施の形態はこの例に限定されるものではなく、その電力用半導体装置103をローサイドに適用してもよい(第6〜第7の実施の形態に対応)。
電子制御システムは、電子制御ユニット108と、バッテリー電源11と、負荷12とを具備している。電子制御ユニット108は、電力用半導体装置103と、電源IC101と、マイクロコンピュータ102、容量106、107と、ツェナーダイオード105とを備えている。
バッテリー電源11は、電子制御ユニット108の電源IC101および電力用半導体装置103へ電源電圧VCCを供給する。電源IC101は、バッテリー電源11の電源電圧VCCから安定化電圧を生成し、マイクロコンピュータ102へ電源電圧として供給する。電源IC101の出力端子とGND端子との間には、安定化用の容量107が接続されている。電力用半導体装置103の出力端子VOUTには負荷12が接続されている。マイクロコンピュータ102は、入力信号INを電力用半導体装置103へ出力し、電力用半導体装置103のオン・オフを制御する。また、電力用半導体装置103の状態を示すDIAG信号を電力用半導体装置103から受信し、電力用半導体装置103の状態を監視している。電力用半導体装置103は、入力信号INに基づいて、負荷12に対する電力供給を制御する。また、電力用半導体装置103の状態をDIAG信号としてマイクロコンピュータ102へフィードバックしている。電源電圧VCCの端子とGND端子との間に安定化用の容量106とツェナーダイオード105が接続されている。
負荷を接続するハーネスの被覆が剥がれ、ハーネスが車両のボディー(GND)に接触すると、負荷短絡状態となり、電力用半導体装置103の出力トランジスタMN1(不図示)に過大な電力が印加される。このような状態において、電力用半導体装置103が破壊することを防ぐために、電力用半導体装置103の内部に、過電流保護用の機能が搭載される。電力用半導体装置103は、ハイサイドの場合は、上記各実施の形態における半導体装置1、1a〜1dであり、ローサイドの場合は半導体装置1e〜1fを用いることができる。
図26は、本実施の形態に係る電力用半導体装置103の構成の一例を示すブロック図である。この図では、電力用半導体装置103をハイサイドに適用した一例を示している。その場合、電力用半導体装置103は、例えば、上記各実施の形態における半導体装置1、1a〜1dである。ただし、本実施の形態がこの例に限定されるものではなく、電力用半導体装置103をローサイドに適用してもよい。その場合、電力用半導体装置103は、例えば、上記各実施の形態における半導体装置1e〜1fである。以下では、代表して、半導体装置1の場合について説明する。
図26において、電力用半導体装置103(半導体装置1)は、入力I/F201と、ロジック回路202と、診断回路203と、過温検出器204と、ゲートドライブ回路10と、出力トランジスタMN1と、電流検出部2とを備えている。
入力I/F201は、入力信号INをロジック回路202へ供給する。ロジック回路202は、入力信号INに基づいて、ゲートドライブ回路10を用いて、出力トランジスタMN1のオン・オフを制御する。また、ロジック回路202は、電流検出部2又は過温検出器204からの出力信号に基づいて、ゲートドライブ回路10を用いて、出力トランジスタMN1のゲート電圧を制御する。電流検出部2からの出力信号は、過電流(負荷短絡)の発生を示す信号(例示:A点の電圧)に例示される。過温検出器204からの出力信号は、出力トランジスタMN1の過熱の有無を示す信号に例示される。過温検出器204は、出力トランジスタMN1の温度を計測し、その温度を示す信号や過熱の状態か否かを示す信号を出力する。ゲートドライブ回路10は、ロジック回路202からの制御信号に応答して、出力トランジスタMN1のゲートを制御する。電流検出部2および出力トランジスタMN1は、上記各実施の形態において説明したとおりであり、過電流保護機能を有している。診断回路203は、電流検出部2又は過温検出器204からの出力信号に基づいて、出力トランジスタMN1の状態又は電力用半導体装置103の状態を示すDIAG信号を出力する。
負荷短絡が発生すると、電力用半導体装置103の保護回路(例示:電流検出部2)が動作して、出力トランジスタMN1が破壊しないように電流制限(又は過電流検出シャットダウン)の動作を行う。それと同時に、電力用半導体装置103は、負荷異常が生じたことを示すDIAG信号を、マイクロコンピュータ102に対して出力する。マイクロコンピュータ102は、電力用半導体装置103のDIAG信号に応じて、各種演算を行い電子制御ユニットが安全に動作するように電力用半導体装置103を制御する。
本実施の形態において、電力用半導体装置103は、1チップで構成されている。それにより、電子制御ユニット108への搭載や配線を容易にすることができる。ただし、本実施の形態がこの例に限定されるものではなく、入力I/F201、ロジック回路202、診断回路203、過温検出器204、ゲートドライブ回路10、出力トランジスタMN1、および電流検出部2のうちの一部又は全てが別々のチップで構成されていてもよい。例えば、出力トランジスタMN1および電流検出部2のセンストランジスタMN2が1チップで構成され、残りの構成が他の1チップで構成されていてもよい。図27はそれを示している。
図27は、本実施の形態に係る電力用半導体装置103の構成の他の例を示すブロック図である。この図の例では、電力用半導体装置103は、一部の構成が別のチップで構成されている。特に、出力トランジスタMN1および電流検出部2のセンストランジスタMN2が1チップ103bで構成され、残りの構成が他の1チップ103aで構成されている。
本実施の形態においても、第1〜第7の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
なお、上記各実施の形態において、出力トランジスタMN1およびセンストランジスタMN2をNchトランジスタとして、半導体装置1、1a〜1fを構成しているが、各実施の形態はその例に限定されるものではない。すなわち、出力トランジスタMN1およびセンストランジスタMN2をPchトランジスタとして、半導体装置1、1a〜1fを構成してもよい。
また、上記各実施の形態において、出力トランジスタMN1およびセンストランジスタMN2を電界効果型トランジスタとして、半導体装置1、1a〜1fを構成しているが、各実施の形態はその例に限定されるものではない。すなわち、出力トランジスタMN1およびセンストランジスタMN2をIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)として、半導体装置1、1a〜1fを構成してもよい。その場合、残りのトランジスタはバイポーラトランジスタであってもよい。
また、上記第1〜第6の実施の形態では、出力トランジスタMN1とセンストランジスタMN2とがドレインを共通としている。それにより、それらを一つの半導体基板上に形成する場合、縦型トランジスタとして製造することもでき、横型トランジスタとして製造することもできる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。また、各実施の形態に記載された様々な技術は、矛盾の発生しない限り、他の実施の形態においても同様に適用することが可能である。
1、1a、1b、1c、1d、1e、1f :半導体装置
2、2a、2b、2c、2d、2e、2f :電流検出部
10:ゲートドライブ回路
11:電源
12:負荷
13:比較回路
14:バイアス回路
15:ラッチ回路
16:カレントミラー回路
21:電流制限回路
101:電源IC
102:マイクロコンピュータ
103:電力用半導体装置
103a:チップ
103b:チップ
105:ツェナーダイオード
106、107:容量
108:電子制御ユニット
201:入力I/F
202:ロジック回路
203:診断回路
204:過温検出器

Claims (11)

  1. 電源から負荷への電力供給を制御する出力トランジスタと、
    前記出力トランジスタに流れる電流を検出する電流検出部と
    を具備し、
    前記電流検出部は、電流検出値が前記出力トランジスタのドレイン−ソース間電圧に対して略線形で負の依存性を有する電流検出特性を備える
    半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記電流検出特性は、前記電流検出値が電源電圧依存性を有する
    半導体装置。
  3. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記電流検出部は、
    前記電源の電源電圧に依存した電流と、前記出力トランジスタのドレイン−ソース間電圧に依存した電流および前記出力トランジスタの電流に依存した電流とを比較して、前記電流を検出する比較回路を備える
    半導体装置。
  4. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記電流検出部は、
    前記出力トランジスタに基準電流以上の過電流が流れたとき、当該過電流の電流検出値に基づいて、前記出力トランジスタの電流を制限する電流制限部を備える
    半導体装置。
  5. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記電流検出部は、
    前記出力トランジスタに基準電流以上の過電流が流れたとき、当該過電流の電流検出値に基づいて、前記出力トランジスタの電流を遮断する電流遮断部を備える
    半導体装置。
  6. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記電流検出特性は、正常に負荷駆動可能な負荷線のうちの最大の負荷線に概ね沿っている
    半導体装置。
  7. 請求項6に記載の半導体装置において、
    前記電流検出特性は、前記負荷線が少なくとも前記出力トランジスタの線形領域まで延びる
    半導体装置。
  8. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記出力トランジスタと前記電流検出部とは、1チップで形成される
    半導体装置。
  9. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記出力トランジスタのソース側およびドレイン側のいずれか一方に前記負荷が接続される
    半導体装置。
  10. 負荷と、
    制御回路と、
    電源用の端子と前記負荷と前記制御回路とに接続され、又は、前記電源に接続される前記負荷と前記制御回路とに接続され、前記制御回路の制御に基づいて、前記電源から前記負荷への電力の供給を制御する請求項1に記載の半導体装置と
    を具備する
    電子制御装置。
  11. 半導体装置の動作方法であって、
    電源から負荷への電力供給を制御する出力トランジスタのドレイン−ソース間電圧に依存した電流および前記出力トランジスタの電流に依存した電流と、前記電源の電源電圧に依存した電流とを比較して、前記出力トランジスタに流れる電流を検出するステップと、
    前記出力トランジスタに基準電流以上の過電流が流れたとき、当該過電流としての電流検出値に基づいて、前記出力トランジスタの電流を制限又は遮断するステップと
    を具備し、
    前記電流検出値は、前記出力トランジスタのドレイン−ソース間電圧に対して略線形で負の依存性を持つ
    半導体装置の動作方法。
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