JP2014126131A - フライホイール - Google Patents

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Abstract

【課題】要求される慣性モーメントを容易に得ることのできるフライホイールを提供する。
【解決手段】フライホイール1は、円形状の鋼板100の外周にウエイト部400を備えている。このウエイト部400を、環状のリング200と、鋼板100の外周を折り返した折り返し部104とで構成する。この折り返し部の折り返し回数を多くするほど、ウエイト部の重量は重くなり、フライホイールの慣性モーメントは大きくなる。従って、同構成においては、折り返し部の折り返し回数を変更することにより、フライホイールの慣性モーメントを調整することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、フライホイールに関する。
例えば自動車等に搭載されるエンジンには、その出力軸であるクランクシャフトに、慣性質量となるフライホイールを取り付けて、そのフライホイールをクランクシャフトの回転を安定させる弾み車として機能させている。
こうしたフライホールには、クランクシャフトの回転を安定させるために高い慣性モーメントが求められるとともに、その高い慣性モーメントに耐えられるだけの強度も求められる。また、慣性モーメント及び強度を確保しつつ、燃費やコストなどの観点から重量の低減も求められる。
こうした各種要求を満たすために、例えば特許文献1に記載のフライホイールでは、プレス加工された円形状の鋼板の外周に、鋼材を曲げて形成したリング(ウエイト部材)を設けるようにしている。このフライホイールは、鋳鉄よりも引っ張り強度の高い鋼板で形成されているため、鋳鉄製のフライホイールと同等の強度を確保した上で、重量を低減させることができる。
なお、本発明にかかる先行技術文献としては、上記特許文献1の他にも、以下の特許文献2及び3が挙げられる。
特開2009−79645号公報 特開2002−219540号公報 特開平9−151994号公報
ところで、上記文献1に記載の構造を有したフライホイールでは、上記リングが、慣性モーメントを得るためのウエイトとしての機能する。そのため、リングの表面荒さや寸法についてはそれほど高い精度が要求されない。従って、そうしたリングを比較的低コストで製造するには、寸法などが予め定められた規格品、例えば日本工業規格などで寸法などが定められた棒状の鋼材などを環状に曲げて製造することが好ましい。
ここで、要求される慣性モーメントを有したフライホイールを製造するには、リングの重量を、要求される慣性モーメントに応じた重量にする必要がある。従って、要求される慣性モーメントに応じて、規格品の中から最適な寸法を有した部材を選択し、その部材を環状に形成することで、要求される慣性モーメントを有したフライホイールを製造することができる。
しかし、要求される慣性モーメントに応じた寸法の部材が、必ずしも規格品の中に用意されているとは限らず、むしろ用意されていないことの方が多い。要求される慣性モーメントに応じた寸法の部材が規格品の中に用意されていない場合には、必要な寸法よりも大きい寸法を有した規格品を切削加工などして必要な寸法にまで小さくすることで重量を調整し、その加工された規格品を環状に形成することで、要求される慣性モーメントを有したフライホイールを製造することになる。
このように、円形状の鋼板の外周に、ウエイトとしてのリングを有するフライホイールでは、要求される慣性モーメントを得るために、リングを精密に切削加工などして重量を調整しなければならない可能性が高く、要求される慣性モーメントを比較的容易に得ることが困難である。
本発明はこのような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、要求される慣性モーメントを容易に得ることのできるフライホイールを提供することにある。
上記課題を解決するフライホイールは、円形状の鋼板の外周にウエイト部を備えるフライホイールであって、ウエイト部が、環状のリングと鋼板の外周を折り返した折り返し部とを有している。
同構成によれば、要求される慣性モーメントを得るためのウエイト部が、環状のリングと、鋼板の外周を折り返した折り返し部とで構成されている。この折り返し部の折り返し回数を多くするほど、ウエイト部の重量は重くなり、フライホイールの慣性モーメントは大きくなる。従って、同構成においては、折り返し部の折り返し回数を変更することにより、フライホイールの慣性モーメントを調整することができる。そのため、リングを切削加工などして慣性モーメントを調整する場合と比較して、より容易に慣性モーメントを調整することができ、要求される慣性モーメントを容易に得ることができるようになる。
また、折り返し部の折り返し回数を変えることにより、異なる慣性モーメントを有したフライホイールを種々、容易に製造することができるようになる。
ちなみに、リングの重量で慣性モーメントを調整する場合において、要求される慣性モーメントが比較的大きい場合には、リングが大型化するため、そのリングの曲げ加工などが難しくなる。また、規格品の曲げ加工でリングを形成する場合に、寸法によっては調達が難しい規格品もあり、こうした規格品を使用する場合には調達コストが高くなるおそれもある。この点、同構成では、リングではなく、鋼板の折り返し部で慣性モーメントを調整することができるため、加工の困難性や調達コストの増大といった上記不都合の発生も抑えられる。
また、上記フライホイールにおいて、折り返し部は、鋼板の径方向におけるリングの外側に設けられていることが好ましい。
同構成によれば、折り返し部が、フライホイールの回転中心から最も遠い部位に設けられる。従って、折り返し部の慣性モーメントを最大限に高めることができるようになる。
また、上記フライホイールにおいて、リングは、棒状の鋼材を環状に曲げ加工して形成されていることが好ましい。
同構成によれば、フライホイールの慣性モーメントが折り返し部によって調整されるため、リングについては慣性モーメントを微調整する、つまり重量を微調整する必要がない。従って、棒状の鋼材は、規格品の中から選択することができ、リングを低コストで製造することができる。
また、上記フライホイールにおいて、鋼板には、ビードが形成されていることが好ましい。同構成によれは、ビードによって鋼板の捻り剛性等を高めることができる。
また、上記フライホイールにおいて、リングは、プロジェクション溶接によって鋼板に固定されている、という構成や、かしめ加工によって鋼板に固定されている、という構成を採用することもできる。
フライホイールの一実施形態の正面斜視図。 同実施形態におけるフライホイールの背面斜視図。 同実施形態におけるフライホイールの断面図。 同実施形態の変形例におけるフライホイールの部分断面図。 同実施形態の変形例におけるフライホイールの部分断面図。 同実施形態の変形例におけるフライホイールの背面斜視図。 同実施形態の変形例におけるフライホイールの部分断面図。 同実施形態の変形例におけるフライホイールの部分断面図。
以下、フライホイールの一実施形態について、図1〜図3を参照して説明する。なお、以下では、フライホイールの回転中心方向を「内側」、フライホイールの半径方向を「外側」という。また、図1に示すフライホイール1の平面を「正面」といい、図2に示すフライホイール1の平面を「背面」(つまり正面の裏面)という。
図1及び図2に示すように、フライホイール1は、円形状の鋼板100や、その鋼板100の外周に設けられたウエイト部400を備えている。
鋼板100は、回転中心から外側に向けて広がる平板部101、この平板部101の外周から垂直に立ち上がった壁部102、この壁部102から外側に向けて広がる外周部103、この外周部103から背面に向けて曲げられた折り返し部104とを有している。
平板部101の中心には、フライホイール1が取り付けられる回転体の凸部が挿入される取付孔110が形成されている。取付孔110の周りには、ボルト孔120が円周方向均等に複数形成されている。これらボルト孔120には、フライホイール1を上記回転体に固定するためにボルトが挿入される。
平板部101において、ボルト孔120よりも外側には、ビーディング加工により形成された環状のビード130が正面及び背面にそれぞれ設けられている。
外周部103には、周方向に複数の孔140が形成されている。
図2に示すように、鋼板100の外周に設けられたウエイト部400において、フライホイール1の背面には、環状のリング200が固定されている。このリング200は、棒状の鋼材を曲げ加工して形成されている。また、棒状の鋼材は、寸法などが予め定められた規格品、例えば日本工業規格などで寸法などが定められた棒状の鋼材のうちで、後述のねじ穴210を形成可能な最低限の寸法を有した鋼材が使われており、その鋼材は寸法調整のための加工をすることなく、そのまま曲げ加工されている。そして、リング200は、プロジェクション溶接、より詳細には多点同時プロジェクション溶接によって鋼板100の外周部103に固定されている。ちなみに、鋼板100に対してリング200をプロジェクション溶接にて固定しているため、溶接歪みの発生が抑えられる。また、多点を同時にプロジェクション溶接しているため、溶接工程数を少なくすることができる。
図3に示すように、上記リング200は、外周部103の背面側の面に固定されている。
折り返し部104は、鋼板100の外周部103から背面に向けて折り曲げられた後、正面に向かって再び折り曲げられている。このように折り返し部104は、背面に向けて1回曲げられた後、正面に向けて1回曲げられており、計2回曲げられている。その結果、折り返し部104は、フライホイール1の径方向において2層の鋼板から形成される。
この折り返し部104及びリング200にて、ウエイト部400が構成されている。フライホイール1の慣性モーメントは、ウエイト部400の重量が重くなるほど大きくなる。そのため、フライホイール1に要求される慣性モーメントは、ウエイト部400の重量を最適化することで確保される。そこで、要求される慣性モーメントに対応した重量Mを算出し、その重量Mから、規格品で形成したリングの重量M1を引いて折り返し部104の重量M2を算出する。そして、折り返し部104の重量が、算出された重量M2となるように折り曲げ回数を設定する。本実施形態では、上記算出の結果、折り曲げ回数が2回になっている。
図3の下方に示すように、リング200には、外周部103の孔140と同軸のねじ穴210が、各孔140にそれぞれ対応して形成されている。それら孔140及びねじ穴210には、フライホイール1の正面に他の部材(例えばダンパーなど)を固定するためのボルトが挿入される。
次に、上記フライホイール1の作用を説明する。
まず、要求される慣性モーメントを得るためのウエイト部400が、環状のリング200と、鋼板100の外周を折り返した折り返し部104とで構成されている。この折り返し部104の折り返し回数を多くするほど、ウエイト部400の重量は重くなり、フライホイール1の慣性モーメントは大きくなる。従って、折り返し部104の折り返し回数を変更することにより、フライホイール1の慣性モーメントを調整することができる。そのため、リング200を切削加工などして慣性モーメントを調整する場合と比較して、より容易に慣性モーメントを調整することができ、要求される慣性モーメントを容易に得ることができる。また、折り返し部104の折り返し回数を変えることにより、異なる慣性モーメントを有したフライホイールを種々、容易に製造することができる。
ちなみに、リング200の重量で慣性モーメントを調整する場合において、要求される慣性モーメントが比較的大きい場合には、リング200が大型化するため、そのリング200の曲げ加工などが難しくなる。また、規格品の曲げ加工でリング200を形成する場合、寸法によっては調達が難しい規格品もあり、この場合には調達コストが増大するおそれもある。この点、上記フライホイール1では、リング200ではなく、鋼板100の折り返し部104で慣性モーメントを調整することができるため、加工の困難性や調達コストの増大といった上記不都合の発生も抑えられる。
また、先の図3に示されるように、折り返し部104は、鋼板100の径方向におけるリング200の外側に設けられている。このように折り返し部104は、フライホイール1の回転中心から最も遠い部位に設けられているため、折り返し部104の慣性モーメントを最大限に高めることができる。
また、リング200は、棒状の鋼材を環状に曲げ加工して形成されている。ここでフライホイール1の慣性モーメントは折り返し部104によって調整されており、リング200については慣性モーメントを微調整する、つまり重量を微調整する必要がない。従って、リング200を形成する棒状の鋼材は、予め定められた規格品の中から選択することができ、その規格品を曲げ加工することでリング200を製造できる。そのためリング200を低コストで製造することができる。
また、鋼板100の平板部101には、ビード130が形成されているため、このビード130によって鋼板100の捻り剛性等を高めることができる。
ちなみに、上記特許文献2(特開2002−219540号公報)に記載の円板状回転体では、円板状の鋼板の半径方向の一部に、環状の蛇腹状部を圧縮して成型した慣性用肉厚部(同公報に記載の実施の形態では、慣性用肉厚部が7層の鋼板で形成されている)を設けるようにしている。また、上記特許文献3(特開平9−151994号公報)に記載の鋼板製フライホイールでは、円板の外周部に、断面扁平の渦状に巻いた3層のマスリングを設けるようにしている。このようにウエイト部を蛇腹形状部や渦巻き形状部のみで形成する場合には、ウエイト部の重量を、要求される慣性モーメントに応じた重量にまで重くするために、蛇腹形状部の折り返し回数や渦巻き形状部の巻き込み回数をある程度多くする必要がある。ここで折り返し回数や巻き込み回数が多くなると、蛇腹形状部や渦巻き形状部の成形が難しくなり、加工精度が低下して、加工費も高くなるおそれがある。この点、上記実施形態のフライホイール1では、ウエイト部400が折り返し部104及びリング200にて構成されているため、ウエイト部400を折り返し部104のみで構成する場合と比較して、折り返し部104の折り返し回数を少なくすることができる。従って、特開2002−219540号公報に記載の円板状回転体や、特開平9−151994号公報に記載の鋼板製フライホイールに比べて、上記実施形態のフライホイール1は、折り返し部104の成形が容易であり、加工精度の低下や加工費の上昇も抑えられる。
また、上記特許文献2に記載されている円板状回転体の慣性用肉厚部や、上記特許文献3に記載されている鋼板製フライホイールのマスリングは、板材で構成されているため、強度の高いねじ穴を形成することは困難である。この点、上記実施形態のフライホイール1は、ウエイト部400に上記リング200を有しているため、上記ねじ穴210を形成することが可能である。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)円形状の鋼板100の外周にウエイト部400を備えるフライホイール1であって、ウエイト部400が、環状のリング200と鋼板100の外周を折り返した折り返し部104とを有している。従って、折り返し部104の折り返し回数を変更することにより、フライホイール1の慣性モーメントを調整することができる。そのため、リングを加工して慣性モーメントを調整する場合と比較して、より容易に慣性モーメントを調整することができ、要求される慣性モーメントを容易に得ることができるようになる。また、異なる慣性モーメントを有したフライホイールを種々、容易に製造することができるようになる。
(2)フライホイール1の慣性モーメントを、リングの重量で調整する場合において、要求される慣性モーメントが比較的大きい場合には、リングが大型化するため、そのリングの曲げ加工などが難しくなる。また、規格品の曲げ加工でリングを形成する場合に、寸法によっては調達が難しい規格品もあり、この場合には調達コストが増大するおそれもある。この点、上記フライホイール1では、折り返し部104で慣性モーメントを調整することができるため、加工の困難性や調達コストの増大といった上記不都合の発生も抑えられる。
(3)折り返し部104を、鋼板100の径方向におけるリング200の外側に設けられているため、折り返し部104の慣性モーメントを最大限に高めることができる。
(4)リング200を、棒状の鋼材を環状に曲げ加工して形成している。上記フライホイール1では、慣性モーメントが折り返し部104によって調整されるため、リング200については慣性モーメントを微調整する必要がない。従って、棒状の鋼材は、予め寸法等が定められた規格品の中から選択することができ、リング200を低コストで製造することができる。
(5)鋼板100には、ビード130が形成しているため、鋼板100の捻り剛性等を高めることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更して実施することもできる。
・上記折り返し部104の折り返し回数は2回であったが、その他の回数に変更してもよい。つまり、折り返し部104の重量が、要求される慣性モーメントの大きいに合った重量になるように、折り返し回数は適宜変更することができる。例えば図4に示すように、折り返し回数が4回であり、上記折り返し部104よりも折り返し回数の多い折り返し部104Aを形成することにより、上記フライホイール1よりも慣性モーメントの大きいフライホイールを得ることができる。
また、折り返し回数を1回とする、つまり折り返し部104を、鋼板100の外周部103から背面に向けて1回曲げるだけとし、その結果、折り返し部104が、フライホイール1の径方向において1層の鋼板から形成されるようにしてもよい。この場合には、上記フライホイール1よりも慣性モーメントの小さいフライホイールを得ることができる。
・リング200をプロジェクション溶接にて固定するようにしたが、他の溶接方法にて固定するようにしてもよい。
・リング200をプロジェクション溶接にて固定するようにしたが、他の方法にて固定するようにしてもよい。例えば、ボルトで締結したり、かしめ加工によって鋼板100に固定するようにしてもよい。
図5に、かしめ加工による固定の一例を示す。この図5に示すように、この変形例における壁部102Aは、上記実施形態の壁部102と異なり、フライホイール1の背面に向けて一旦曲げられた後、フライホイール1の正面に向けて曲げられている。そして、リング200において、外周部103に当接している面の反対側の面(つまり背面側の面)の内側角部に近接している壁部102Aをかしめ加工することにより、リング200の内側角部をかしめ部111で固定する。
また、リング200において、外周部103に当接している面の反対側の面(つまり背面側の面)の外側角部に近接している折り返し部104をかしめ加工することにより、リング200の外側角部をかしめ部112で固定する。こうしたかしめ加工を行うことにより、プロジェクション溶接に比べてより廉価にリング200を鋼板100に固定することができる。
なお、リング200及び鋼板100の固定について、プロジェクション溶接や、かしめ加工、あるいはボルト締結による固定方法などを適宜併用することにより、リング200及び鋼板100をより強固に固定することができる。
・慣性モーメントに関する重量調整以外の目的で、リング200を加工するようにしてもよい。例えば図6に示すように、リング200と他の部材(例えば、リング200に対向する別部材のリベットやボルトなど)との干渉を避けるために、リング200に凹部220を設けるようにしてもよい。
・リング200を、規格品の曲げ加工で形成するようにした。この他、必要な断面寸法を有した特注品の鋼材を曲げ加工で形成するようにしてもよい。
・棒状の鋼材を環状に曲げ加工してリング200を形成するようにしたが、この他の態様で形成してもよい。例えば、鋼板を打ち抜き加工してリング200を形成してもよい。
・折り返し部104を、鋼板100の径方向におけるリング200の外側に設けるようにしたが、この他の部位に設けるようにしてもよい。一例を、図7及び図8に示す。
この図7に示すように、リング200においてフライホイール1の背面側に折り返し部104を設けたり、図8に示すように、リング200においてフライホイール1の正面側、つまり上記実施形態において外周部103が形成されていた部位に折り返し部104を設けたりしてもよい。
・ビード130を省略してもよい。
・リング200を鋼材で形成するようにしたが、その他の材料(例えば銅や鋳鉄など)で形成するようにしてもよい。
1:フライホイール、100:鋼板、101:平板部、102:壁部、102A:壁部、103:外周部、104:折り返し部、104A:折り返し部、110:取付孔、111,112:かしめ部、120:ボルト孔、130:ビード、140:孔、200:リング、210:ねじ穴、220:凹部、400:ウエイト部。

Claims (6)

  1. 円形状の鋼板の外周にウエイト部を備えるフライホイールであって、
    前記ウエイト部は、環状のリングと前記鋼板の外周を折り曲げた折り返し部とを有する
    ことを特徴とするフライホイール。
  2. 前記折り返し部は、前記鋼板の径方向における前記リングの外側に設けられている
    請求項1に記載のフライホイール。
  3. 前記リングは、棒状の鋼材を環状に曲げ加工して形成されている
    請求項1または2に記載のフライホイール。
  4. 前記鋼板には、ビードが形成されている
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のフライホイール。
  5. 前記リングは、プロジェクション溶接によって前記鋼板に固定されている
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のフライホイール。
  6. 前記リングは、かしめ加工によって前記鋼板に固定されている
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のフライホイール。
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