JP2014124114A - コンバイン - Google Patents

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Abstract

【課題】操作者の姿勢や体格に応じて、アームレストの位置を適切な位置に変更することができるコンバインを提供することを目的とする。
【解決手段】走行機体上の左右一側に設けられたキャビンと、キャビンの左右一側部に設けられた乗降用のドアと、キャビン内の前部における左右両側のうちのドア側に設けられた操向レバーと、ドアに設けられると共に操向レバーを操作する操作者の肘を置くアームレスト24と、ドアに対するアームレスト24の位置を調整する位置調整機構27と、を備える。
【選択図】図7

Description

本発明は、コンバインに関する。より詳細には、走行機体上の左右一側に設けられたキャビンと、キャビンの左右一側部に設けられた乗降用のドアと、キャビン内の前部における左右両側のうちのドア側に設けられた操向レバーと、ドアに設けられると共に操向レバーを操作する操作者の肘を置くアームレストと、を備えるコンバインに関する。
従来から、上記のようなコンバインとして、例えば、特許文献1に記載の技術が既に知られている。特許文献1に記載の技術においては、ドア(文献では「乗降用ドア」)に設けられると共に操向レバー(文献では「ステアリングレバー」)を操作する操作者の肘を置くアームレスト(文献では「クッション材」)が備えられている。このアームレストは、ドアを開閉操作する際に把持する内側把持部材に固定されている。
特開2012−100605号公報
上記特許文献1に記載の技術では、アームレストが内側把持部材に固定されているため、操作者の姿勢や体格に応じて、アームレストの位置を適切な位置に変更することができなかった。
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、操作者の姿勢や体格に応じて、アームレストの位置を適切な位置に変更することができるコンバインを提供することを目的とする。
本発明の特徴は、走行機体上の左右一側に設けられたキャビンと、前記キャビンの左右一側部に設けられた乗降用のドアと、前記キャビン内の前部における左右両側のうちの前記ドア側に設けられた操向レバーと、前記ドアに設けられると共に前記操向レバーを操作する操作者の肘を置くアームレストと、前記ドアに対する前記アームレストの位置を調整する位置調整機構と、を備えることにある。
本特徴構成によれば、位置調整機構によってアームレストの位置を調整することにより、操作者の姿勢や体格に応じて、アームレストの位置を適切な位置に変更することができる。
さらに、本発明において、前記位置調整機構は、前記アームレストの前後方向の位置を調整する前後位置調整機構を備えると好適である。
本特徴構成によれば、前後位置調整機構によってアームレストの前後方向の位置を調整することにより、操作者の肘の前後方向の位置に応じて、アームレストの前後方向の位置を適切な位置に変更することができる。
さらに、本発明において、前記アームレストは、前記ドアから前記キャビンの左右他側部に向けて延びる取付アームを介して前記ドアに支持され、前記前後位置調整機構は、前記ドアに対する前記取付アームの前後方向の位置を調整すると好適である。
本特徴構成によれば、前後位置調整機構によって取付アームの前後方向の位置を調整することにより、操作者の肘の前後方向の位置に応じて、アームレストの前後方向の位置を適切な位置に変更することができる。また、取付アームを介してアームレストをドアに支持させることにより、アームレストを操作者の近傍に配置し易い。
さらに、本発明において、前記ドアに、前記取付アームが取り付けられる取付部材を備え、前記前後位置調整機構は、前記取付部材及び前記取付アームのうちのいずれか一方に形成された丸孔と、前記取付部材及び前記取付アームのうちのいずれか他方に形成された前後方向に長い長孔と、前記丸孔及び前記長孔に挿通されると共に前記取付アームを前記取付部材に固定する固定具と、を備えると好適である。
本特徴構成によれば、固定具を緩めて、丸孔に位置決めされた固定具に対して、長孔を摺動させることにより、取付アームの前後方向の位置を調整することができる。つまり、簡単な構造である前後位置調整機構によって、取付アームをドアから完全に取り外すことなく、アームレストをスライド移動させるだけで、アームレストの前後方向の位置を適切な位置に楽に変更することができる。
さらに、本発明において、前記丸孔は、前記取付部材に形成され、前記長孔は、前記取付アームに形成され、前記丸孔は、前記長孔の数よりも多い三つ以上の複数であり、かつ、前後方向に所定の間隔をあけて配置され、前記取付アームが前記取付部材に取り付けられた状態において、前記取付部材における前記丸孔の存在範囲は、前記取付アームにおける前記長孔の存在範囲よりも前後方向に長く、かつ、前記長孔の存在範囲に前記複数の丸孔のうちの少なくとも二つの丸孔が存在し、前記取付アームは、前記複数の丸孔のうちの前記長孔の存在範囲に存在する少なくとも二つの丸孔と前記長孔とに前記固定具が挿通されることにより、前記取付部材に取り付けられると好適である。
本特徴構成によれば、長孔は、少なくとも二点で支持されていれば安定するところ、丸孔は、三つ以上形成されている。この点、「長孔と二つの丸孔との関係」を一つしか作り出すことができない(「長孔と二つの丸孔との関係」が「一対一の関係」)ならば、長孔の範囲内でしかアームレストの前後方向の位置を調整することができないが、「長孔と二つの丸孔との関係」を二つ以上作り出すことができるため、二つの丸孔をどのように選択するかによって、アームレストの前後方向の位置を大きく調整することができる。つまり、アームレストの前後方向の位置について、長孔の範囲内での微調整も可能であり、かつ、二つの丸孔の選択の変更による大きな調整も可能である。
さらに、本発明において、前記位置調整機構は、前記アームレストの上下方向の位置を調整する上下位置調整機構を備えると好適である。
本特徴構成によれば、上下位置調整機構によってアームレストの上下方向の位置を調整することにより、操作者の肘の上下方向の位置に応じて、アームレストの上下方向の位置を適切な位置に変更することができる。
さらに、本発明において、前記アームレストは、前記ドアから前記キャビンの左右他側部に向けて延びる取付アームを介して前記ドアに支持され、前記アームレストを前記取付アームに取り付ける取付ステーを備え、前記上下位置調整機構は、前記取付ステーに対する前記アームレストの上下位置を調整すると好適である。
本特徴構成によれば、操作者の肘の近傍に位置するアームレストと取付ステーとの間で、アームレストの上下位置を調整することにより、操作者の肘の位置に合うように、アームレストの上下方向の位置を変更し易い。
さらに、本発明において、前記アームレストは、前記ドア側に収納可能に構成されていると好適である。
本特徴構成によれば、アームレストをドア側に収納することができるため、不使用時にアームレストが邪魔になることがない。
さらに、本発明において、前記アームレストは、前記ドアから前記キャビンの左右他側部に向けて延びる取付アームを介して前記ドアに支持され、前記アームレストは、前記取付アームに揺動可能に支持されていると好適である。
本特徴構成によれば、アームレストを揺動させるだけで、簡単に収納することができる。
さらに、本発明において、前記ドアにおける上側部分に、引き違い窓が設けられ、前記アームレストは、前記ドアのうち前記引き違い窓を支持する中桟に支持されていると好適である。
本特徴構成によれば、アームレストの取付部材として、ドアの中桟を有効利用することができる。
さらに、本発明において、前記アームレストは、前記ドアにおける前側部分に設けられていると好適である。
本特徴構成によれば、アームレストがキャビン内の前部に設けられた操向レバーの近傍に位置するため、操作者がアームレストに肘を置き易くなる。
さらに、本発明において、前記操向レバーを支持する支持台を備え、前記支持台に、前記操向レバーを操作する操作者の手首を置くハンドレストが設けられていると好適である。
本特徴構成によれば、操作者が手首と肘とをハンドレストとアームレストとに置くことができるため、楽な姿勢で操向レバーの操作をすることができる。
普通型コンバインを示す側面図である。 キャビンを示す側面断面図である。 キャビンを示す平面断面図である。 操作パネルの支持構造を示す側面図である。 使用姿勢に切り換えられた状態のアームレストを示す背面図である。 収納姿勢に切り換えられた状態のアームレストを示す背面断面図である。 アームレストを示す平面一部断面図であって、取付アームが取付プレートにおける前側の位置に取り付けられた状態である。 アームレストを示す平面一部断面図であって、取付アームが取付プレートにおける後側の位置に取り付けられた状態である。 アームレストを示す分解斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面に基づき説明する。
先ず、本発明に係るコンバインの全体構成について、図1により説明する。
図1には、コンバインの一例として普通型コンバインを示している。図1に示すように、普通型コンバインには、クローラ式の走行機体1が備えられている。走行機体1の前方には、刈取部2が設けられている。刈取部2には、掻込リール3が備えられている。走行機体1の前部には、キャビン4が設けられている。キャビン4は、走行機体1上の右側に設けられている。キャビン4の後方には、脱穀装置5及び穀粒タンク6が、左右方向に並設されている。
次に、キャビン4について、図2から図4により説明する。
図2及び図3に示すように、キャビン4の右側部には、乗降用のドア7が設けられている。ドア7は、後側支点で上下軸心周りに開閉可能に構成されている。ドア7における下側部分には、固定窓8が設けられている。ドア7における上側部分には、引き違い窓9が設けられている。引き違い窓9は、ドア7の中桟10で支持されている。中桟10には、キャビン4内からドア7を開閉操作する際に把持するハンドル11が設けられている。ドア7には、詳しくは後述するアームレストユニット20が設けられている。
また、キャビン4内の左右中央部には、運転席12が設けられている。運転席12の左右両側のうちの左側には、操作パネル13が配置されている。運転席12の左右両側のうちの右側には、操向レバー14が配置されている。
操作パネル13には、主変速レバー15及びメータ16等が設けられている。主変速レバー15は、走行用の変速装置である油圧式無段変速装置17(図4参照)を変速操作するためのレバーである。メータ16は、作業速度計、エンジン回転計及び燃料計等で構成されている。メータ16は、操作パネル13の前端部から右斜め前方に片持ち状に延びている。つまり、メータ16の下側には、何も無い(所定の空間が存在している)ため、見通しがよい。
操向レバー14は、キャビン4内の前部における右側に設けられている。操向レバー14は、支持台18に支持されている。具体的には、操向レバー14は、支持台18に十字方向(前後方向及び左右方向)に揺動自在に支持されている。つまり、操向レバー14を左右方向に揺動操作すると、走行機体1が左右旋回し、操向レバー14を前後方向に揺動操作すると、刈取部2が昇降する。支持台18は、ドア7の支柱70に片持ち状に支持されている。つまり、支持台18の下側には、何も無い(所定の空間が存在している)ため、見通しがよい。支持台18には、操向レバー14を操作する操作者の手首を置くハンドレスト19が設けられている。
ハンドレスト19は、平面視において(図3参照)、支持台18の左側部から後方に延び、支持台18の後部に沿って右方に折れ曲がるように形成されている。ハンドレスト19における右方に折れ曲がる部分は、操向レバー14を操作する操作者の手首を置く載置部19aとなる。
操向レバー14には、各種の操作スイッチが備えられている。これらの操作スイッチとしては、掻込リール3を前後上下させるためのスイッチや、走行機体1の水平制御を行うためのスイッチ等がある。これらの操作スイッチは、操向レバー14における操作者に向く操作面14aに配置されている。
ここで、図4に示すように、操作パネル13は、支持フレーム21を介して運転席フレーム(デッキフレーム)22に支持されている。支持フレーム21には、主変速レバー15が支持されている。支持フレーム21の下端部は、ボルト23で運転席フレーム22に固定されている。このような構成により、支持フレーム21が油圧式無段変速装置17に固定されている場合は、油圧式無段変速装置17の振動が支持フレーム21を介して、操作パネル13や主変速レバー15等に伝わり易いが、支持フレーム21が運転席フレーム22に固定されているため、操作パネル13や主変速レバー15等に振動が伝わり難い。
次に、アームレストユニット20について、図5から図9により説明する。
図5から図9に示すように、アームレストユニット20は、アームレスト24と、取付ステー25と、取付アーム26と、位置調整機構27と、を備えている。
アームレスト24は、操向レバー14を操作する操作者の肘を置くものである。アームレスト24は、ドア7の中桟10に支持されている。具体的には、アームレスト24は、取付ステー25及び取付アーム26を介して、ドア7の中桟10に支持されている。アームレスト24は、取付アーム26に揺動可能に支持されている。具体的には、アームレスト24は、取付ステー25を介して取付アーム26に揺動可能に支持されている。つまり、アームレスト24は、ドア7側に収納可能に構成されている。アームレスト24は、ドア7における前側部分に設けられている。ただし、アームレスト24は、詳しくは後述する前後位置調整機構30により、ドア7における後側部分に設けることもできる。アームレスト24は、載置部28と、前後一対の取付部29と、を備えている。
載置部28は、操向レバー14を操作する操作者の肘を置く部分である。載置部28は、クッションで構成されていると、肘を置く部分として好適である。
取付部29は、取付ステー25に取り付けられる。具体的には、取付部29は、詳しくは後述する上下位置調整機構31を介して、取付ステー25に取り付けられる。取付部29は、略L形に形成された部材である。取付部29は、載置部28の裏側部分(肘を置く側とは反対側の部分)に取り付けられている。前後一対の取付部29は、平面視において(図7及び図8参照)、前後方向に対称な略L形となるように配置されている。
取付ステー25は、アームレスト24を取付アーム26に取り付ける。取付ステー25は、挿入部32と、前後一対のアーム部33と、連結部34と、を備えている。
挿入部32には、アームレスト24の前後一対の取付部29が摺動可能に挿入される。挿入部32の断面形状は、略長方形状である。取付部29が挿入部32に挿入された状態において、取付部29における角部が挿入部32における角部に嵌合している(図7及び図8参照)。
前後一対のアーム部33は、前後方向に所定の間隔をあけて配置されている。アーム部33における一端部(アームレスト24側の端部)は、挿入部32に連結されている。アーム部33における他端部(アームレスト24とは反対側の端部)には、長孔33aが形成されている。長孔33aは、アーム部33の長手方向に長い孔である。
連結部34は、前後一対のアーム部33における一方のアーム部33と他方のアーム部33とを連結する。具体的には、連結部34は、前後一対のアーム部33における一方のアーム部33と他方のアーム部33との互いの対向面同士を連結する。
取付アーム26は、ドア7からキャビン4の左側部に向けて延びている。取付アーム26は、ドア7にアームレスト24を支持させる。つまり、アームレスト24は、取付アーム26を介してドア7に支持されている。取付アーム26は、前後一対のアーム部35と、取付部36と、上連結部37と、下連結部38と、を備えている。
前後一対のアーム部35は、前後方向に長い所定の間隔をあけて配置されている。具体的には、前後一対のアーム部35は、取付ステー25の前後一対のアーム部33よりも前後方向に長い所定の間隔をあけて配置されている。アーム部35は、前後方向視において(図5及び図6参照)、取付部36(ドア7側)から左上がりの斜めに延びている。アーム部35における一端部(ドア7とは反対側の端部)には、丸孔35aが形成されている。アーム部35における他端部(ドア7側の端部)は、取付部36に連結されている。
取付部36は、ドア7の中桟10の長手方向(前後方向)に長い板状部材である。取付部36には、詳しくは後述する前後位置調整機構30に含まれる長孔41が複数(本実施形態では、二つ)の形成されている。
上連結部37は、前後一対のアーム部35における上側部分同士を連結している。上連結部37における左端縁37aは、アーム部35の丸孔35aよりも右方に位置している。具体的には、上連結部37における左端縁37aは、垂直な姿勢にあるアーム部33の右側部に接している(図6参照)。
下連結部38は、前後一対のアーム部35における下側部分同士を連結している。下連結部38には、略長方形状の開口部38aが形成されている。開口部38aは、前後一対のアーム部35のうちの前側のアーム部35と後側のアーム部35とに亘るように形成されている。開口部38aにおける左端縁38bと右端縁38cとは、それぞれ垂直な姿勢にあるアーム部33の左側部と右側部とに接している(図6参照)。
ここで、アームレストユニット20においては、取付ステー25における前後一対のアーム部33の長孔33aと、取付アーム26における前後一対のアーム部35の丸孔35aとに、ピン46が挿通されている。これにより、アームレスト24が、図5に示す使用姿勢と、図6に示す収納姿勢と、に切り換えられる。
つまり、アームレスト24が使用姿勢に切り換えられた状態においては、アーム部33の長孔33aの両端部のうちのアームレスト24側の端部に、ピン46が位置している。そして、アーム部33が上連結部37と下連結部38とで挟み込み支持されている。
そして、アームレスト24を使用姿勢から収納姿勢に切り換えるには、取付ステー25を矢印Aの方向に引き上げる。取付ステー25を矢印Aの方向に引き上げた状態においては、アーム部33の長孔33aの両端部のうちのアームレスト24とは反対側の端部に、ピン46が位置している。そして、アーム部33が垂直な姿勢となるまで、取付ステー25を矢印Bの方向に揺動させる。そして、アーム部33が垂直な姿勢のままで、取付ステー25を矢印Cの方向に引き下げる。こうして、アームレスト24が使用姿勢から収納姿勢に切り換えられる。
そして、アームレスト24が収納姿勢に切り換えられた状態においては、アーム部33の長孔33aの両端部のうちのアームレスト24側の端部にピン46が位置し、かつ、アーム部33が下連結部38の開口部38aに挿入されている。そして、アーム部33が上連結部37の左端縁37aと下連結部38の開口部38aの左端縁38b及び右端縁38cとで挟み込み支持されている。
なお、詳細な説明は省略するが、上記とは逆の手順により、アームレスト24が収納姿勢から使用姿勢に切り換えられる。
次に、位置調整機構27について、図5から図9により説明する。
図5から図9に示すように、位置調整機構27は、ドア7に対するアームレスト24の位置を調整する。位置調整機構27は、前後位置調整機構30と、上下位置調整機構31と、を備えている。
前後位置調整機構30は、アームレスト24の前後方向の位置を調整する。具体的には、前後位置調整機構30は、ドア7に対する取付アーム26の前後方の位置を調整する。前後位置調整機構30は、丸孔40と、長孔41と、「固定具」としてのボルト42と、を備えている。
丸孔40は、「取付部材」としての取付プレート39に複数(本実施形態では、三つ)形成されている。つまり、丸孔40は、取付アーム26の取付部36に形成された二つの長孔41よりも多い。三つの丸孔40は、取付プレート39において前後方向に所定の間隔(本実施形態では、等間隔)をあけて配置されている。具体的には、三つの丸孔40のうち、前端の丸孔40は、引き違い窓9における前側の窓の存在範囲に配置され、後端の丸孔40は、引き違い窓9における後側の窓の存在範囲に配置され、真ん中の丸孔40は、引き違い窓9における前側の窓と後側の窓との境界付近に配置されている。
取付プレート39は、ドア7に設けられている。具体的には、取付プレート39は、ドア7の中桟10に設けられている。取付プレート39は、中桟10の長手方向(前後方向)に長い板状部材である。
長孔41は、前後方向に長い孔である。長孔41は、取付アーム26の取付部36に形成されている。長孔41は、取付部36に複数(本実施形態では、二つ)形成されている。二つの長孔41のうちの前側の長孔41は、取付部36において前後一対のアーム部35の前後間に配置されている。二つの長孔41のうちの後側の長孔41は、取付部36において前後一対のアーム部35のうちの後側のアーム部35よりも後側に配置されている。つまり、二つの長孔41は、取付部36において前後一対のアーム部35のうちの後側のアーム部35を前後方向に挟んで前側と後側とに振り分けて配置されている。
ボルト42は、丸孔40及び長孔41に挿通されると共に取付アーム26の取付部36を取付プレート39に固定する。ボルト42は、取付アーム26側から取付プレート39側に挿通されている。
上下位置調整機構31は、アームレスト24の上下方向の位置を調整する。具体的には、上下位置調整機構31は、取付ステー25に対するアームレスト24の上下位置を調整する。上下位置調整機構31は、丸孔43と、丸孔44と、ボルト45と、を備えている。
丸孔43は、アームレスト24の前後一対の取付部29のそれぞれに、一つずつ形成されている。丸孔44は、取付ステー25の挿入部32における前後面のそれぞれに形成されている。本実施形態では、複数(本実施形態では、三つ)の丸孔44が、取付ステー25の挿入部32における前後面のそれぞれに形成されている。三つの丸孔44は、取付ステー25の挿入部32において上下方向に所定の間隔(本実施形態では、等間隔)をあけて配置されている。ボルト45は、丸孔43及び丸孔44に挿通されると共にアームレスト24の前後一対の取付部29を取付ステー25の挿入部32に固定する。
このような構成により、アームレスト24の位置が位置調整機構27で次のようにして調整される。
先ず、図5に示すように、上下位置調整機構31により、アームレスト24の上下方向の位置を調整する場合、取付ステー25の挿入部32における三つの丸孔44のうちのボルト45を挿通する丸孔44を変更する。これにより、アームレスト24の上下方向の位置を調整(三段階に調整)することができる。
続いて、前後位置調整機構30により、アームレスト24の前後方向の位置を調整する場合について説明する。図7には、取付アーム26を取付プレート39における前側の位置に取り付けた状態を、図8には、取付アーム26を取付プレート39における後側の位置に取り付けた状態を示している。
図7及び図8に示すように、取付アーム26が取付プレート39における前側の位置及び後側の位置のいずれの位置に取り付けられた状態においても、取付プレート39における丸孔40の存在範囲e1は、取付アーム26における長孔41の存在範囲e2よりも前後方向に長く、かつ、長孔41の存在範囲e2に三つの丸孔40のうちの二つの丸孔40が存在している。
そして、取付アーム26が取付プレート39の前位置に取り付けられた状態においては、図7に示すように、長孔41の存在範囲e2に、三つの丸孔40のうちの前端の丸孔40と真ん中の丸孔40とが存在している。そして、取付アーム26は、長孔41の存在範囲e2に存在する二つの丸孔40、具体的には、三つの丸孔40のうちの前端の丸孔40と真ん中の丸孔40と、二つの長孔41とにボルト42が挿通されることにより、取付プレート39における前側の位置に取り付けられる。このとき、ボルト42を緩めて、二つの丸孔40に位置決めされたボルト42に対して、長孔41を摺動させることにより、取付プレート39における前側の位置において、取付アーム26ひいてはアームレスト24の前後方向の位置を調整(微調整)することができる。
一方、取付アーム26が取付プレート39の後位置に取り付けられた状態においては、図8に示すように、長孔41の存在範囲e2に、三つの丸孔40のうちの真ん中の丸孔40と後端の丸孔40とが存在している。そして、取付アーム26は、長孔41の存在範囲e2に存在する二つの丸孔40、具体的には、三つの丸孔40のうちの真ん中の丸孔40と後端の丸孔40と、二つの長孔41とにボルト42が挿通されることにより、取付プレート39における後側の位置に取り付けられる。このとき、ボルト42を緩めて、二つの丸孔40に位置決めされたボルト42に対して、長孔41を摺動させることにより、取付プレート39における後側の位置において、取付アーム26ひいてはアームレスト24の前後方向の位置を調整(微調整)することができる。
このように、本実施形態においては、長孔41が二つで丸孔40が三つの構成とすることにより、「長孔41と二つの丸孔40との関係」を二つ作り出すことができる。つまり、本実施形態においては、「長孔41と二つの丸孔40との関係」として、「二つの長孔41と三つの丸孔40のうちの前端の丸孔40と真ん中の丸孔40との関係」と、「二つの長孔41と三つの丸孔40のうちの真ん中の丸孔40と後端の丸孔40との関係」と、の二つを作り出すことができる。
以下、本発明に係る別実施形態について説明する。
(1)上記実施形態において、コンバインは、普通型コンバインであるが、コンバインは、自脱型コンバインであってもよい。
(2)上記実施形態において、走行機体1は、クローラ式であるが、走行機体1は、ホイール式でもよい。
(3)上記実施形態において、キャビン4は、走行機体1上の右側に設けられているが、キャビン4は、走行機体1上の左側に設けられていてもよい。
(4)上記実施形態において、上下位置調整機構31は、三つの丸孔44を備えているが、丸孔44は、二つでも四つ以上の複数でもよい。この場合、複数の丸孔44に代えて、上下方向に長い長孔でもよい。また、丸孔44が一つで丸孔43が複数でもよい。この場合、複数の丸孔43に代えて、上下方向に長い長孔でもよい。また、丸孔43及び丸孔44がいずれも複数でもよい。この場合、複数の丸孔43及び丸孔44に代えて、上下方向に長い長孔でもよい。
(5)上記実施形態において、前後位置調整機構30は、取付プレート39に形成された丸孔40と、取付アーム26に形成された長孔41と、を備えているが、前後位置調整機構30は、取付アーム26に形成された丸孔40と、取付プレート39に形成された長孔41と、を備えるものでもよい。
(6)上記実施形態においては、長孔41が二つで丸孔40が三つの構成としたが、長孔41の数と丸孔40の数とは、これに限定されるものではない。つまり、上記実施形態においては、「長孔41と二つの丸孔40との関係」を二つ作り出すことができるが、「長孔41と二つの丸孔40との関係」を三つ以上作り出すことができるものでも、「長孔41と二つの丸孔40との関係」を一つだけ作り出すことができるものでもよい。なお、上記いずれの関係においても、長孔41の数は、二つに限定されず一つ又は三つ以上でもよく、さらに、一つの長孔41に二つの丸孔40が対応する構成に限定されず、一つの長孔41に三つ以上の丸孔40が対応する構成でもよい。
本発明は、行機体上の左右一側に設けられたキャビンと、キャビンの左右一側部に設けられた乗降用のドアと、キャビン内の前部における左右両側のうちのドア側に設けられた操向レバーと、ドアに設けられると共に操向レバーを操作する操作者の肘を置くアームレストと、を備えるコンバインに利用可能である。
1 走行機体
4 キャビン
7 ドア
9 引き違い窓
10 中桟
14 操向レバー
18 支持台
19 ハンドレスト
24 アームレスト
25 取付ステー
26 取付アーム
27 位置調整機構
30 前後位置調整機構
31 上下位置調整機構
39 取付プレート(取付部材)
40 丸孔
41 長孔
42 ボルト(固定具)
e1 丸孔の存在範囲
e2 長孔の存在範囲

Claims (12)

  1. 走行機体上の左右一側に設けられたキャビンと、
    前記キャビンの左右一側部に設けられた乗降用のドアと、
    前記キャビン内の前部における左右両側のうちの前記ドア側に設けられた操向レバーと、
    前記ドアに設けられると共に前記操向レバーを操作する操作者の肘を置くアームレストと、
    前記ドアに対する前記アームレストの位置を調整する位置調整機構と、を備えるコンバイン。
  2. 前記位置調整機構は、前記アームレストの前後方向の位置を調整する前後位置調整機構を備える請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記アームレストは、前記ドアから前記キャビンの左右他側部に向けて延びる取付アームを介して前記ドアに支持され、
    前記前後位置調整機構は、前記ドアに対する前記取付アームの前後方向の位置を調整する請求項2に記載のコンバイン。
  4. 前記ドアに、前記取付アームが取り付けられる取付部材を備え、
    前記前後位置調整機構は、前記取付部材及び前記取付アームのうちのいずれか一方に形成された丸孔と、前記取付部材及び前記取付アームのうちのいずれか他方に形成された前後方向に長い長孔と、前記丸孔及び前記長孔に挿通されると共に前記取付アームを前記取付部材に固定する固定具と、を備える請求項3に記載のコンバイン。
  5. 前記丸孔は、前記取付部材に形成され、
    前記長孔は、前記取付アームに形成され、
    前記丸孔は、前記長孔の数よりも多い三つ以上の複数であり、かつ、前後方向に所定の間隔をあけて配置され、
    前記取付アームが前記取付部材に取り付けられた状態において、前記取付部材における前記丸孔の存在範囲は、前記取付アームにおける前記長孔の存在範囲よりも前後方向に長く、かつ、前記長孔の存在範囲に前記複数の丸孔のうちの少なくとも二つの丸孔が存在し、
    前記取付アームは、前記複数の丸孔のうちの前記長孔の存在範囲に存在する少なくとも二つの丸孔と前記長孔とに前記固定具が挿通されることにより、前記取付部材に取り付けられる請求項4に記載のコンバイン。
  6. 前記位置調整機構は、前記アームレストの上下方向の位置を調整する上下位置調整機構を備える請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載のコンバイン。
  7. 前記アームレストは、前記ドアから前記キャビンの左右他側部に向けて延びる取付アームを介して前記ドアに支持され、
    前記アームレストを前記取付アームに取り付ける取付ステーを備え、
    前記上下位置調整機構は、前記取付ステーに対する前記アームレストの上下位置を調整する請求項6に記載のコンバイン。
  8. 前記アームレストは、前記ドア側に収納可能に構成されている請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載のコンバイン。
  9. 前記アームレストは、前記ドアから前記キャビンの左右他側部に向けて延びる取付アームを介して前記ドアに支持され、
    前記アームレストは、前記取付アームに揺動可能に支持されている請求項8に記載のコンバイン。
  10. 前記ドアにおける上側部分に、引き違い窓が設けられ、
    前記アームレストは、前記ドアのうち前記引き違い窓を支持する中桟に支持されている請求項1から請求項9までのいずれか一項に記載のコンバイン。
  11. 前記アームレストは、前記ドアにおける前側部分に設けられている請求項1から請求項10までのいずれか一項に記載のコンバイン。
  12. 前記操向レバーを支持する支持台を備え、
    前記支持台に、前記操向レバーを操作する操作者の手首を置くハンドレストが設けられている請求項1から請求項11までのいずれか一項に記載のコンバイン。
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