JP2007153285A - 作業車両の肘掛 - Google Patents

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Abstract

【課題】既存の肘掛付きでない座席シートに容易に取り付け可能であって、簡易かつ安価に構成された作業車両の肘掛を提供する。
【解決手段】座席シート7側部の機体にステー50L・50Rを設け、ステー50L・50Rにシートベルト装置51L・51Rの基部51e・51dと肘掛30L・30Rの後部を一体的に取り付けた。肘掛30L・30Rは、肘置き部材31L・31Rと肘掛アーム32L・32Rより構成し、肘掛アーム32L・32Rをステー50L・50Rに回動自在に取り付け、肘掛アーム32L・32Rに対して肘置き部材31L・31Rを前後位置調節可能に取り付けた。肘掛30L・30Rの上面に凹部31b・31bを設け、凹部31b・31bを収納空間とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、トラクタ等の作業車両における肘掛の技術に関する。
従来、トラクタ等の乗用型の作業車両に設けられる座席シートの左右の少なくとも一側に、肘掛を設ける技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載のとおりである。特許文献1では、肘掛がトラクタの座席シートの背もたれ部の側部に回動自在に設けられており、肘掛と座席シートが一体的に構成されている。
また、運転操作時の運転者の安全性を確保するために座席シート後部に安全フレームを立設し、該安全フレームの下部にシートベルトの取付部を構成した技術も公知となっている。例えば、特許文献2に記載のとおりである。
特開2002−104253号公報 特開2000−103313号公報
しかし、従来の肘掛付きの座席シートは、肘掛と座席シートが一体的に構成されているため、例えば、既存の肘掛付でない座席シートに肘掛をあらたに追加して設けることが簡単にはできない。したがって、肘掛付きの座席シートが必要となった場合には、肘掛付きの座席シートを別途購入する等して、座席シート自体を交換する必要があり、ユーザーにとっては手間が掛かり、また、経済的負担が大きいという問題がある。
本発明は以上の状況に鑑み、既存の肘掛付きでない座席シートに容易に取り付け可能であって、簡易かつ安価に構成された作業車両の肘掛を提供する。
すなわち、請求項1においては、フェンダー上にかつ、座席シート側部の機体にステーを設け、該ステーに肘掛を取り付けて、該肘掛は、前後位置調節可能に取り付けることを特徴とするものである。
請求項2においては、前記肘掛は、前記ステーに回動自在に取り付けることを特徴とするものである。
請求項3においては、前記肘掛は、前記ステーにシートベルト装置の基部と該肘掛の後部を一体的に取り付けることを特徴とするものである。
請求項4においては、前記肘掛は、肘置き部材と肘掛アームより構成し、該肘掛アームを前記ステーに取り付け、該肘掛アームに対して該肘置き部材を前後位置調節可能に取り付けることを特徴とするものである。
請求項5においては、前記肘掛の上面に凹部を設け、該凹部を収納空間とすることを特徴とするものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、簡易かつ安価な構成により、ステーを利用して、肘掛を既存の肘掛付きでない座席シートに容易に取り付けることができ、肘掛付きの座席シートを別途購入する必要がなく、また、取り付けに際して、あらたに特別な部品を必要としないため、ユーザーにとって経済的である。そして、運転者の体格等に応じて、肘掛を適切な長さに調節できるため快適に運転できる。
請求項2においては、運転者の体格等に応じて、肘掛を適切な角度に調節できるため快適に作業できる。
請求項3においては、簡易かつ安価な構成により、シートベルト装置基部の取付ステーを利用して、肘掛を既存の肘掛付きでない座席シートに容易に取り付けることができ、肘掛付きの座席シートを別途購入する必要がなく、また、取り付けに際して、あらたに特別な部品を必要としないため、ユーザーにとって経済的である。
請求項4においては、簡易かつ安価な構成により、肘掛を前後位置調節可能に構成し、運転者の体格等に応じて、肘掛を適切な長さに調節できるため快適に運転できる。
請求項5においては、工具入れや小物入れ等として利用できて便利である。
次に、発明の実施の形態を説明する。
まず、本発明に係る作業車両の一実施の形態としてのトラクタ1の全体構成について説明する。なお、本発明に係る作業車両はトラクタに限定するものではない。
トラクタ1は、図1に示すように、機体の前後に前輪2・2および後輪3・3を支承し、前部のボンネット4内部にはエンジン5を配置し、ボンネット4の後方にはステアリングハンドル6を設けており、ステアリングハンドル6の後方には座席シート7を配設している。また、座席シート7の側部には主変速レバー等が配設されている。また、詳細については後述するが、座席シート7の左右両側には、シートベルト装置51、肘掛30が配設されている。
エンジン5は、機体フレーム8上に防振支持されており、エンジン5の後部にはドライブシャフト9や、ミッションケース11等が配設されている。エンジン5の駆動力は、ドライブシャフト9によってミッションケース11へ伝達され、ミッションケース11によって変速されて図示しないリアアクスルを介して後輪3・3を駆動し、さらにミッションケース11から前輪駆動軸を介して前輪2・2にも駆動力を伝達できるようにしている。
また、エンジン5の駆動力は、ミッションケース11後端から突出した図示しないPTO軸に伝達されて、PTO軸からユニバーサルジョイント等を介して、機体後端に配置した作業機装着装置13を介して装着される図示しない作業機を駆動するように構成されている。また、ミッションケース11上部には油圧ケース10が載置され、油圧ケース10内に油圧シリンダを収納してリフトアーム19・19を回動可能としている。
作業機装着装置13は、トップリンク20とロアリンク21・21によって3点リンク構造の昇降リンク装置に構成されており、リフトアーム19の回動をリフトロッドを介してロアリンク21・21に伝え、作業機装着装置13に装着される各種作業機を昇降可能としている。
ボンネット4の後部には、ダッシュボート23が設けられ、ダッシュボード23は図示しないパワステバルブや燃料タンク等を覆ってカバーし、ダッシュボード23上には計器パネルやキースイッチ、前後進切換レバー22等が配置されている。ダッシュボード23の後下部には側下部に至って、ステップカバーが配設されてステップ25が形成され、ステップ25はステー等を介して機体フレーム8に固設されている。
後輪3・3の上方には、各々の後輪3・3を覆うフェンダー26L・26Rが配設されている。フェンダー26L・26Rは、リアアクスルケース上部やミッションケース等に固定されている。フェンダー26L・26Rの前後中途部上には、乗降時に持って補助するためのアシストバー14が配置され、フェンダー26L・26R後部上には、取付ブラケット15・15が固設されている。そして、取付ブラケット15・15には、安全フレーム16と方向指示器17・17が取り付けられている。また、取付ブラケット15・15の内側のフェンダー26L・26R上には、後述するシートベルト装置51と肘掛け30を取り付けるためのステー50が固設されている。
次に、シートベルト装置51について、図2、図3を加えて説明する。
シートベルト装置51は、左右一対のシートベルト装置51L・51Rにより構成されており、シートベルト装置51L・51Rは、それぞれ座席シート7の左右両側後部に配置したステー50L・50Rに取り付けられている。ステー50L・50Rは、後面視L字状にプレートを折り曲げて形成し、座席シート7の左右両側のフェンダー26L・26Rの上面に立設して設けられている。
シートベルト装置51Rは、座席シート7の進行方向右側に配設されており、連結用金具51a、ベルト、巻取装置51c、基部51dからなる。巻取装置51cは、ベルトを巻き取って内部に収納するためのものであり、基部51dの中途部に一体的に構成されており、基部51dの前端の開口部から、ベルトが引き出されるように構成されている。巻取装置51cの巻取軸には、ベルトの一端が取り付けられており、ベルトは巻取軸に巻き取られて巻取装置51c内に収納される。また、ベルトの他端には、後述するシートベルト装置51Lのバックル51bに着脱可能な連結用金具51aが設けられている。そして、基部51dの後端が、ステー50Rの上部に上下方向に回動可能に取り付けられている。
このような構成によって、図3に示すように、ステー50Rの外側面(右側面)に基部51dの内側面(左側面)を位置させて、基部51dの取付孔とステー50Rの取付孔50aを一致させて、取付ボルト30fを挿入し、取付ボルト30fに取付ナット30gが螺嵌されて、基部51dを介してシートベルト装置51Rがステー50Rに取り付けられる。そして、取付ボルト30fを軸として基部51dを上下方向に回動させて、シートベルト装置51Rの上下位置を調節することができる。また、詳細については後述するが、取付孔50a、取付ボルト30f、取付ナット30gを利用して、ステー50Rに右側の肘掛30Rを取り付けるようにしている。
一方、シートベルト装置51Lは、座席シート7の進行方向左側に配設されており、バックル51b、基部51eからなる。バックル51bは、前記連結用金具51aを取り付けるためのものであり、基部51eの前端に設けられている。そして、基部51eの後端が、ステー50Lの上部に上下方向に回動可能に取り付けられている。
このような構成によって、ステー50Lの外側面(左側面)に基部51eの内側面(右側面)を位置させて、基部51eの取付孔とステー50Lの取付孔50aを一致させて、取付ボルト30fを挿入し、取付ボルト30fに取付ナット30gが螺嵌されて、基部51eを介してシートベルト装置51Lがステー50Lに取り付けられる。そして、取付ボルト30fを軸として基部51eを上下方向に回動させて、シートベルト装置51Lの上下位置を調節することができる。また、詳細については後述するが、取付孔50a、取付ボルト30f、取付ナット30gを利用して、ステー50Lに左側の肘掛30Lを取り付けるようにしている。
これにより、運転者は、座席シート7に着座して走行操作を行う前に、巻取装置51c内に収納されているベルトを引き出して、連結用金具51aをバックル51bに取り付けて、ベルトを装着する。そして、降車する場合には、連結用金具51aをバックル51bから取り外すと、ベルトが巻取装置51cにより自動的に巻き取られて、巻取装置51c内に収納される。
次に、肘掛30について、図4から図7を加えて説明する。
肘掛30は、左右一対の肘掛30L・30Rにより構成されており、肘掛30L・30Rは、それぞれ座席シート7の左右両側の前記ステー50L・50Rに取り付けられている。
肘掛30Rは、肘置き部材31R、肘掛アーム32Rを備え、肘掛アーム32Rの後端がステー50Rに取り付けられ、肘掛アーム32Rの前側に肘置き部材31Rが取り付けられている。肘掛30Lは、肘置き部材31L、肘掛アーム32Lを備え、肘掛アーム32Lの後端がステー50Lに取り付けられ、肘掛アーム32Lの前側に肘置き部材31Lが取り付けられている。
なお、肘掛30L・30Rは、左右対称に構成されるものであるから、以下では肘掛30Rについて説明し、肘掛30Lについては説明を省略する。
肘置き部材31Rは、運転者が肘を置くためのものであって、板金部材により正面視略門型に前後方向に長く形成されている。肘置き部材31Rの後側には、長さ調節孔31aが前後方向に所定間隔をあけて複数箇所(本実施例では2ヶ所)設けられている。長さ調節孔31a・31aは、肘置き部材31Rを肘掛アーム32Rに固定するためのものである。
肘掛アーム32Rは、肘置き部材31Rとステー50Rを連結するためのものであって、板金部材により構成されている。肘掛アーム32Rの前側には、長さ調節孔32aが前後方向に所定間隔をあけて複数箇所(本実施例では3ヶ所)設けられている。長さ調節孔32a・32a・32aは、肘掛アーム32Rを肘置き部材31Rに固定するためのものであり、肘置き部材31Rの長さ調節孔31a・31aと長さ調節孔32a・32a・32aの間隔を一致させて、前後に肘置き部材31Rの取付位置を調節可能としている。
なお、この前後位置調節機構は、本実施例に限定するものではなく、例えば、ピンを嵌合することにより固定して調節の際に工具が不要な構成としたり、また、肘掛アーム32Rをレールとして、肘置き部材31Rを肘掛アーム32R上に前後に摺動可能に嵌合して、ボルトまたはノブネジにより任意位置で締め付けて固定可能な構成としたりすることもできる。
また、肘掛アーム32Rの後側には、取付孔32cが設けられている。取付孔32cは、肘掛アーム32Rの後部をステー50Rに回動可能に取り付けるためのものである。さらに、取付孔32cのやや後側(または前側、または上側、または下側)には、角度調節孔32bが設けられている。角度調節孔32bは、取付孔32cとともに肘掛アーム32Rをステー50Rに固定するためのものであり、取付孔32cを中心とした約90度の円弧状に形成されている。
一方、ステー50Rの取付孔50aのやや後側には、固定用孔50bが設けられている。固定用孔50bと取付孔50aの間の距離は、肘掛アーム32Rの取付孔32cと角度調節孔32bの間の距離と等しくしている。
なお、円弧状の角度調節孔をステー50に設け、固定用の孔を肘掛アーム32に設ける構成であってもかまわない。
そして、次のようにして、肘掛アーム32Rの後端がステー50Rに取り付けられる。すなわち、図4に示すように、ステー50Rの内側面(左側面)に肘掛アーム32Rの外側面(右側面)を位置させて、ステー50Rの取付孔50aと肘掛アーム32Rの取付孔32cとシートベルト装置51Rの基部51dの取付孔を一致させて、取付ボルト30fを挿入し、取付ボルト30fに取付ナット30gを螺嵌して、ステー50Rに肘掛アーム32Rとシートベルト装置51Rが取り付けられる。そして、肘掛アーム32Rの角度調節孔32bとステー50Rの固定用孔50bを一致させて、角度調節ボルト30cを挿入して、角度調節ボルト30cにワッシャー30eを嵌挿して、角度調節ナット30dを螺嵌して、肘掛アーム32Rがステー50Rに取り付けられる。つまり、ステー50Rの左右一側にシートベルト装置51Rが取り付けられ、左右他側に肘掛アーム32Rが取り付けられ、支持軸となるボルトの両側にシートベルト装置51Rと肘掛アーム32Rが取り付けられるようにして、簡単な構成で省スペースに配置できるようにしている。
このような構成によって、シートベルト装置51と肘掛30は、安全フレームの内側であって、座席シート7の外側のフェンダー26L・26R上面に立設したステー50L・50Rに取り付けられる。そして、図5、図6に示すように、取付ボルト30fを軸として、円弧状に形成された角度調節孔32bの上端および下端の範囲で、肘掛アーム32Rを上下方向に回動させて、角度調節ボルト30c、角度調節ナット30d等により、肘掛アーム32Rの上下位置を調節して、固定することができる。
これにより、運転者の体格等に応じて、肘掛30R(30L)を適切な角度に調節できるため快適に作業できる。
また、肘掛アーム32Rは、取付ボルト30f、取付ナット30gと角度調節ボルト30c、角度調節ナット30dの2ヶ所でステー50Rに取り付けられており、また、肘掛アーム32Rの上下方向の回動範囲は、角度調節孔32bの上端および下端の範囲に制限されている。このため、肘掛アーム32Rは、確実にステー50Rに取り付けられ、また、制限なく回動することがなく(例えば、運転中に不意に肘掛が下がり過ぎることがない)、必要なときには肘掛アーム32を下げることができ、乗降時や後進時等で邪魔になる場合には上方(または下方)に回動して収納することができる。
なお、肘掛アーム32の上下方向の回動規制は、円弧状孔に限定するものではなく、例えば、ステー50または肘掛アーム32の一方から他方に向けてピンや凸部等を側方に突出することにより、回動を規制する構成であってもよい。
また、次のようにして、肘掛アーム32Rの前側に肘置き部材31Rが取り付けられる。
すなわち、図4に示すように、肘掛アーム32Rの内側面(左側面)に肘置き部材31Rの外側面(右側面)を位置させて、肘掛アーム32Rの長さ調節孔32a・32a・32aの内、前側2つの長さ調節孔32a・32aもしくは後側2つの長さ調節孔32a・32aと肘置き部材31Rの長さ調節孔31a・31aを一致させて、長さ調節ボルト30a・30aを挿入し、長さ調節ボルト30a・30aに長さ調節ナット30b・30bが螺嵌されて、肘置き部材31Rと肘掛アーム32Rが固定される。
このような構成によって、肘掛アーム32Rに対して肘置き部材31Rを前後位置調節可能に取り付けられるようにしている。つまり、肘置き部材31Rの長さ調節孔31a・31aと一致させる肘掛アーム32Rの長さ調節孔32a・32a・32aの内、前側2つの長さ調節孔32a・32aか後側2つの長さ調節孔32a・32aを選択することにより、肘掛30Rの機体前後方向の長さを調節して、固定することができる。
なお、肘置き部材31Rの長さ調節孔31a・31aおよび肘掛アーム32Rの長さ調節孔32a・32a・32aの個数や設置間隔は、本実施例に限定するものではない。例えば、長さ調節孔の個数を増やしたり、設置間隔を短くしたりすることにより、肘掛30Rの機体前後方向の長さをより細かく調節することができる。
また、肘置き部材31Rと肘掛アーム32Rを次のようにして取り付けることもできる。
例えば、図8に示すように、肘置き部材31Rの長さ調節孔と肘掛アーム32Rの長さ調節孔を、それぞれ機体前後方向に長い一つの長孔31a、長孔32aとする。そして、肘置き部材31Rの長孔31aと肘掛アーム32Rの長孔32aを任意の位置で一致させて、長さ調節ボルト30a・30aを挿入し、長さ調節ボルト30a・30aに長さ調節ナット30b・30bが螺嵌されて、肘置き部材31Rと肘掛アーム32Rが固定される。
このような構成によって、肘置き部材31Rと肘掛アーム32Rを長孔の任意位置で固定することにより、肘掛30Rの機体前後方向の長さを無段階で自由に調節することができる。
なお、肘置き部材31R、肘掛アーム32Rの長さ調節孔のどちらか一方のみを長孔とする構成も可能である。
さらに、肘置き部材31Rと肘掛アーム32Rを次のようにして取り付けることもできる。
例えば、図4において、肘置き部材31Rの長さ調節孔31a・31aおよび肘掛アーム32Rの長さ調節孔32a・32a・32aの内側にネジを切り、長さ調節ボルト30a・30aを工具を使わずに手で締緩できるボルト、例えば、つまみ部分の大きなボルトやチョウボルト、きざみ付きボルト等とする。
このような構成によって、工具を使わずに手でボルトを締緩できることにより、容易に肘掛30Rの機体前後方向の長さを調節することができる。
なお、前述の肘置き部材31R、肘掛アーム32Rの長さ調節孔のどちらか一方を長孔とする場合において、他方の長さ調節孔の内側にネジを切り、長さ調節ボルト30a・30aをつまみ部分の大きなボルトやチョウボルト、きざみ付きボルト等とする構成も可能である。
これにより、簡易かつ安価な構成により、シートベルト装置51R(51L)の基部51d(51e)の取付ステー50R(50L)を利用して、肘掛30R(30L)を既存の肘掛付きでない座席シートに容易に取り付けることができ、肘掛付きの座席シートを別途購入する必要がなく、また、取り付けに際して、あらたに特別な部品を必要としないため、ユーザーにとって経済的である。
また、簡易かつ安価な構成により、肘掛30R(30L)を前後位置調節可能に構成し、運転者の体格等に応じて、肘掛30R(30L)を適切な長さに調節できるため快適に運転できる。
また、図4、図7に示すとおり、肘掛30Rは、板金部材からなる肘置き部材31R、肘掛アーム32Rを備え、ゴム等の弾性部材であるカバー33Rで肘置き部材31Rが被われている。
これにより、肘掛30R(30L)を簡易かつ安価に構成することができ、また、板金部材をカバー33R(33L)で被うことにより、運転者の腕等の身体が直接板金部材に触れることがなく、運転者が快適、安全に運転できる。
さらに、図7に示すとおり、カバー33Rの上面のやや前側には凹部31bが設けられている。凹部31bは、例えば、樹脂成型等により成型され、収納空間として工具入れや小物入れ等となるように構成している。
これにより、例えば、小物入れ等として利用できて便利である。
なお、凹部31bの位置、大きさ、範囲等は本実施例に限定するものではなく、例えば、凹部31bを側面に設ける構成であってもよい。また、凹部31bの上面には、開閉可能な蓋を設けることもできる。
トラクタ1の全体的な構成を示した左側面図。 シートベルト装置51L・51R、肘掛30L・30Rを示した斜視図。 シートベルト装置51R、肘掛30Rの取付部を示した斜視図。 肘掛30Rを示した分解組立図。 肘掛30Rを示した右側面図。 肘掛30Rを示した左側面図。 凹部31bを示した斜視図。 別実施例の肘掛30Rを示した分解組立図。
符号の説明
1 トラクタ
7 座席シート
30L・30R 肘掛
30a 長さ調節ボルト
30b 長さ調節ナット
30c 角度調節ボルト
30d 角度調節ナット
30e ワッシャー
30f 取付ボルト
30g 取付ナット
31L・31R 肘置き部材
31a 長さ調節孔
31b 凹部
32L・32R 肘掛アーム
32a 長さ調節孔
32b 角度調節孔
32c 取付孔
33L・33R カバー
50L・50R ステー
50a 取付孔
50b 固定用孔
51L・51R シートベルト装置
51d・51e 基部

Claims (5)

  1. フェンダー上にかつ、座席シート側部の機体にステーを設け、該ステーに肘掛を取り付けて、該肘掛は、前後位置調節可能に取り付けることを特徴とする作業車両の肘掛。
  2. 前記肘掛は、前記ステーに回動自在に取り付けることを特徴とする請求項1に記載の作業車両の肘掛。
  3. 前記肘掛は、前記ステーにシートベルト装置の基部と該肘掛の後部を一体的に取り付けることを特徴とする請求項2に記載の作業車両の肘掛。
  4. 前記肘掛は、肘置き部材と肘掛アームより構成し、該肘掛アームを前記ステーに取り付け、該肘掛アームに対して該肘置き部材を前後位置調節可能に取り付けることを特徴とする請求項3に記載の作業車両の肘掛。
  5. 前記肘掛の上面に凹部を設け、該凹部を収納空間とすることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の作業車両の肘掛。
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