JP2014123001A - クリーニング装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 - Google Patents

クリーニング装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】使用する環境に左右されることなく、清掃性能を安定して維持できるクリーニング装置を提供する。
【解決手段】ブレード181で掻き取った感光ドラム110の残留トナーTを可撓性シート184で堰き止める。可撓性シート184の先端部に、堰き止めたトナーTによって可撓性シート184がオーガー186側に撓み変形した時に螺旋状の羽根186bに入り込むスリット187を設ける。また、可撓性シート184の支持部材183側近傍に、堰き止めたトナーTの余剰分をトナー収容箱182内に排出する開口188を設け、スリット187と開口188の相乗効果によって堰き止めたトナーTの排出効果を高める。
【選択図】 図3

Description

本発明は、クリーニング装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置に関する。
一般に、電子写真装置等の画像形成装置は、感光体ドラム上に形成した静電潜像を荷電トナー(現像剤)により顕像化し、この顕像化したトナー像を静電気的に転写材(例えば、紙)に転写し、最後に加熱加圧によりトナー像を転写材に溶融固着させて画像を定着させる。このとき、転写した後のトナーが感光体ドラム上に残留しており、この残留トナーをクリーニング装置によって除去する。
除去した残留トナーは、例えば、特許文献1に開示されるように、クリーニング装置の収容箱に回収される。このクリーニング装置は、先端部が感光体ドラムに接触して残留トナーを掻き落とす清掃部材を備えており、この清掃部材で掻き落としたトナーが搬送部材を有する収容箱に回収される。
このとき、収容箱のトナー受け口には、清掃部材に対して感光体ドラムとは反対側に堰き止め部材が設けられており、清掃部材で掻き落とした残留トナーを堰き止め部材で堰き止めて、清掃部材と感光体ドラムとの接触部分に保持する。尚、堰き止め部材で堰き止めたトナーの余剰分は、堰き止め部材の自由端部となった可撓部分の先端(下端)をくぐり抜けて回収箱に順次回収される。
特開2006−91302号公報
本発明は、使用する環境による清掃性能の低下を抑制できるクリーニング装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明のクリーニング装置は、先端部が像担持体に接触して前記像担持体上の残留現像剤を掻き落とす清掃部材と、螺旋状の羽根を有し前記清掃部材で掻き落とした現像剤を搬送経路に沿って搬送する搬送部材と、前記清掃部材に対して前記像担持体とは反対側に配置され、かつ、自由端部となった先端側が可撓部分となって前記清掃部材と前記搬送部材との間に配置され、前記像担持体で掻き落とした現像剤を前記可撓部分によって前記清掃部材と前記像担持体との接触部付近に堰き止める堰き止め部材と、前記堰き止め部材の先端部に設けられ、前記堰き止められた現像剤によって前記可撓部分が前記搬送部材側に撓み変形した時に前記螺旋状の羽根に入り込むスリットと、前記堰き止め部材を取り付ける支持部材側近傍に設けられ、前記堰き止められた現像剤を前記搬送路内に排出する開口とを備えたことを特徴とする。
上記本発明のクリーニング装置は、前記開口は、前記堰き止め部材の長手方向に沿って複数設けられていることを特徴とする。
上記本発明のクリーニング装置は、前記螺旋状の羽根のピッチと等しく、若しくはそれ以下となる間隔をもって複数設けられていることを特徴とする。
上記本発明のクリーニング装置は、前記スリットの傾きは、前記螺旋状の羽根の傾きと略等しいことを特徴とする。
上記本発明のクリーニング装置は、前記清掃部材に対して前記像担持体の回転方向上流側に位置し、かつ、前記搬送経路のトナー受け口の縁と前記像担持体との間を覆うように配置され、先端部が前記像担持体の表面に回転方向下流側に向かって接触するシール部材を備えたことを特徴とする。
上記本発明のクリーニング装置は、前記スリットの深さ方向終端は、前記像担持体の回転方向で前記清掃部材の先端と前記シール部材の先端との間に位置していることを特徴とする。
本発明のプロセスカートリッジは、少なくとも前記像担持体と、上記クリーニング装置とを備えたことを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、上記プロセスカートリッジを備えたことを特徴とする。
請求項1に記載のクリーニング装置によれば、本構成を有しない場合に比べ、使用する環境による清掃性能の低下を抑制できる。
請求項2に記載のクリーニング装置によれば、本構成を有しない場合に比べ、現像剤を搬送路内に効率よく排出できる。
請求項3、4に記載のクリーニング装置によれば、本構成を有しない場合に比べ、堰き止めた現像剤の余剰分を排出し易くなる。
請求項5に記載のクリーニング装置によれば、本構成を有しない場合に比べ、現像剤の堰き止めが容易となる。
請求項6に記載のクリーニング装置によれば、本構成を有しない場合に比べ、現像剤を堰き止めつつ、余剰の現像剤の排出を促進できる。
請求項7に記載のプロセスカートリッジによれば、本構成を有しない場合に比べ、使用する環境による清掃性能の低下を抑制できる。
請求項8に記載の画像形成装置によれば、本構成を有しない場合に比べ、使用する環境による清掃性能の低下を抑制できる。
本発明が適用されたカラー複写機の概略構成図である。 クリーニング装置と感光ドラムの一部の要部拡大断面図である。 現像剤が清掃部材で掻き取られた状態を示す図2に対応した断面図である。 クリーニング装置の要部断面斜視図である。 可撓性シートの背面図である。 支持部材に可撓性シートとブレードとを予備組み付けした状態の背面図である。 可撓性シートに設けたスリットの深さに対する品質効果を示すグラフである。 プロセスカートリッジの正面斜視図である。 プロセスカートリッジの背面斜視図である。 プロセスカートリッジを要部断面した正面斜視図である。 プロセスカートリッジを要部断面した背面斜視図である。
以下、本発明に係る好適な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、カラー複写機1は、原稿画像を読み取って画像データを生成する画像読取装置1Aと、用紙上に現像剤であるトナー像からなる画像を形成する画像形成装置1Bとを備えている。具体的には、カラー複写機1には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、ブラック(K)及びシアン(C)の色毎に作像ユニットが並列的に配置され、一連の画像形成処理の高速化が図られたタンデム型の画像形成装置1Bを備えている。そして、画像読取装置1Aで原稿画像が読み取られて生成された画像データに基づいて、単色の画像をプリントすることができるほか、かかる4色のトナー像からなるフルカラーの画像をプリントできる。
画像読取装置1Aは、光源131、フルレートミラー132、ハーフレートミラー133、134、結像レンズ135、およびCCDセンサ136を備えている。
カラー複写機1の上部には、原稿画像40が載置されるプラテンガラス1Cを設けてあり、光源131では、プラテンガラス1C上の原稿画像40に向けて光が照射される。原稿画像40からの反射光は、フルレートミラー132、ハーフレートミラー133、134、および結像レンズ135を通過して、CCDセンサ136上で結像される。CCDセンサ136では、原稿画像40からの反射光が受光されて、原稿画像40に基づいた、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)3色の色分解データが生成される。これらの色分解データは、画像形成装置1B内に設けられた画像処理部137に送られる。
一方、画像形成装置1Bは、画像データに基づいてトナー像を形成する4つの画像形成部10Y、10M、10C、10Kを備えている。尚、これら4つの画像形成部10Y、10M、10C、10Kは同様の構成を有しているため、図1ではこれらを代表して黒の画像形成部10Kにおける各種要素にのみ符号を付してある。以下、画像形成部10Y、10M、10C、10Kは、基本的にC,M,Y,Kの符号を省略してまとめて画像形成部10として説明し、各色の要素について個別に説明するときにのみ、その色の符号C,M,Y,Kを付して説明するものとする。
各画像形成部10は、それぞれ像担持体としての感光ドラム110、帯電器120、現像器140、一次転写器150、クリーニング装置180を備えている。黒用の帯電器120Kは、直流成分のみを有するバイアス電気によって感光ドラム110Kを帯電する直流帯電器であり、黒以外のC、M、Y色用の帯電器120は、直流成分と交流成分とを有するバイアス電気によって感光ドラム110を帯電する重畳帯電器である。
また、画像形成装置1Bは、各画像形成部10に共通の画像処理部137、制御部138、ROS(Raster Output Scanner)130、トナー供給部160、中間転写ベルト170、二次転写器190、転写体クリーナ250、定着器240、駆動ロール261、従属ロール262、中間転写ベルトクリーナ263、ステアリングロール264、給紙トレイ210、給紙ロール220、搬送ロール265、レジストロール266も備えている。
次に、画像形成装置1Bの画像形成における基本動作について説明すると、まず、画像を形成するための準備として、各色用の感光ドラム110を回転駆動し、感光ドラム110の表面に、帯電器120によって所定の電荷を付与する。
続いて、画像読取装置1Aで原稿画像40を読み取って生成したR、G、B3色の色分解データを画像処理部137に送る。画像処理部137では、それらR、G、Bの色分解データに対して、シェーディング補正、位置ずれ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消し、色/移動編集などといった各種画像処理を施し、さらに、ラスタライズ処理を施して、C、M、Y、K4色の色分解データを生成する。これらのC、M、Y、K4色の色分解データはROS130に送られる。ROS130は、C、M、Y、K4色の色分解データそれぞれに応じたレーザ光を、対応する色の画像形成部10の感光ドラム110に照射する。
画像形成のための準備が終了すると、まず、イエローの画像形成部10Yによるトナー像形成を開始する。ROS130により、感光ドラム110Y表面にイエローの色分解画像に相当するレーザ光を照射して静電的な潜像(静電潜像)を形成する。その静電潜像は、現像器140Yによって循環供給される現像剤に含まれたイエローのトナーで、現像器140Yと感光ドラム110Yとの間の現像位置に印加された現像電圧によって現像して、感光ドラム110Y上にイエローのトナー像を形成する。
感光ドラム110Y上にイエローのトナー像を形成すると、一次転写器150Yに転写バイアス電圧を印加し、感光ドラム110Y上に形成されたイエローのトナー像を中間転写ベルト170上に転写する。
また、感光ドラム110Y上のトナー像が中間転写ベルト170上に転写されると、クリーニング装置180Yによって、感光ドラム110Y上に残留する残留トナーT(図3参照)を掻き取って除去される。このクリーニング装置180については後で詳しく説明する。
中間転写ベルト170は、駆動ロール261によって所定の巡回経路を巡回移動し、このとき、ステアリングロール264によって幅方向の位置ずれが補正される。この中間転写ベルト170上に転写されたイエローのトナー像が、次の色であるマゼンタの画像形成部10Mの一次転写器150Mに到達するタイミングに合わせて、マゼンタのトナー像が一次転写器150Mに到達するように、マゼンタの画像形成部10Mによるトナー像形成を行う。こうして形成されたマゼンタのトナー像を、一次転写器150Mによって中間転写ベルト170上のイエローのトナー像の上に重ねて転写する。
続いて、シアンおよび黒の画像形成部10C、10Kによるトナー像形成を上記と同様のタイミングで行い、一次転写器150C、150Kにおいて中間転写ベルト170のイエローおよびマゼンタのトナー像の上に順次重ねて転写する。
中間転写ベルト170上に多色トナー像が転写されると、給紙トレイ210に収納された用紙41が給紙ロール220、搬送ロール265を備えた用紙搬送経路230上を通ってレジストロール266まで搬送される。レジストロール266では、中間転写ベルト170上の多色トナー像が二次転写器190に達するタイミングに同期して、用紙41を二次転写器190に供給する。
中間転写ベルト170上の多色トナー像は、二次転写器190により用紙41上に二次転写されて用紙41とともに搬送され、定着器240により用紙41上に定着されてカラー画像を形成する。このとき、二次転写器190上に残留する残留トナーを転写体クリーナ250によって除去し、転写後の中間転写ベルト170上に残留する残留トナーを中間転写ベルトクリーナ263によって除去して、次の画像形成に向けての準備を行う。
次に、本発明の特徴となるクリーニング装置180を、図2〜図4を用いて説明する。
図2、図3は、感光ドラム110の一部とクリーニング装置180を断面で示している。尚、以下では、クリーニング装置180を構成する各種要素において、感光ドラム110に対向する側の面を表側、感光ドラム110から遠い側の面を裏側とする。また、感光ドラム110はそれの中心軸が図2、図3中で紙面表裏方向に延び、その表側方向を手前側、裏側方向を奥側とするものとする。
クリーニング装置180は、清掃部材としてのブレード181と、搬送経路としてのトナー収容箱182と、堰き止め部材としての可撓性シート184と、シール部材185と、搬送部材としてのオーガー186とを備えて構成される。オーガー186は、図4に示すように、回転軸186aの周囲に螺旋状の羽根186bを設けてあり、この螺旋状の羽根186bの回転によってトナーTを回転軸186aに沿った方向に搬送できるようになっている。従って、オーガー186は、一般に知られるスクリューコンベアと同様の機能を有する。
また、オーガー186の回転軸186aは感光ドラム110の中心軸方向に沿って延びており、このオーガー186を収容するトナー収容箱182も同方向に延在している。そして、トナー収容箱182内に回収されたトナーTは、オーガー186によってトナー収容箱182内を手前側から奥側へと搬送される。
ブレード181は、上端部が取付部181aとなり下端部が自由端部181bとなる板形状を成している。そして、ブレード181の取付部181aは、トナー収容箱182の上側部に固定される断面L字状となった支持部材183の垂下部分183aに支持される。また、ブレード181の自由端部181bの先端は、感光ドラム110の回転方向a(図3参照)に対向する方向に鋭角に当接しており、その当接部分によって転写されずに感光ドラム110上の残留トナーT(図3参照)が掻き取られる。
トナー収容箱182には、図3に示すように、ブレード181で掻き取られた残留トナーTがトナー受け口182aから取り込まれて収容される。トナー収容箱182のトナー受け口182aは水平になっており、ブレード181によって掻き落とした残留トナーTはトナー受け口182aで一旦受け止められる。
可撓性シート184は、ブレード181に対して感光ドラム110とは反対側に配置されて、上端部が取付部184aとなり、その反対側の先端側が自由端部となって可撓部分184bとなっている。そして、可撓性シート184の取付部184aが、上述した支持部材183の垂下部分183aに支持され、可撓部分184bがブレード181に沿ってトナー受け口182aの下縁近傍まで延びて、ブレード181とオーガー186との間に配置されている。
従って、可撓性シート184は、ブレード181が感光ドラム110から掻き落とした残留トナーTを、可撓部分184aによってブレード181と感光ドラム110との接触部付近に堰き止める機能を有する。このように、トナーTがブレード181と感光ドラム110との接触部付近に堰き止められることにより、トナーTにまぶされている外添剤が潤滑剤となってブレード181と感光ドラム110との間の摩擦を抑え、それら両者間の摩耗が抑制される。
シール部材185は、フィルム状の合成樹脂製薄板で形成され、ブレード181に対して感光ドラム110の回転方向a上流側に位置して、トナー収容箱182のトナー受け口182aの下側縁と感光ドラム110との間を覆うように配置される。そして、シール部材185の自由端部となった先端部185aは、感光ドラム110の表面に回転方向下流側、つまり、ブレード181の配置方向に向かって鋭角に接触するようになっている。尚、シール部材185の基端部185bは、トナー収容箱182のトナー受け口182aの下側縁部外側に、例えば、両面テープによって固定される。
従って、図3に示すように、感光ドラム110の表面に付着して回転して来た残留トナーTは、シール部材185の先端を潜り抜けて通過してブレード181方向に運ばれ、このブレード181によって掻き取られることになる。このとき、シール部材185によって、ブレード181で掻き落とされたトナーTがトナー収容箱182の外にこぼれるのが防止される。
本実施形態では、可撓性シート184の可撓部分184bの先端部(図中下端部)に、堰き止めたトナーTによって可撓部分184bがオーガー186側に撓み変形した時に螺旋状の羽根186bに入り込むスリット187が設けられている。
可撓性シート184は、図5に示すように、感光ドラム110の中心軸に沿った方向が長手方向となる帯状に形成され、本実施形態では、可撓性シート184の長手方向の全長Lは略340mmで、全高(全幅)Hは略28mmとなっている。
また、同図に示すように、スリット187は、螺旋状の羽根186bのピッチと等しく、若しくはそれ以下となる間隔をもって複数設けられている。このようにスリット187が複数設けられたことにより、スリット187の形成領域が広がるため、可撓性シート184の広い範囲で羽根186bがスリット187に入り込むことができる。
このとき、各スリット187の傾きは、螺旋状の羽根186bの傾きと略等しくなっている。これにより、スリット187が円滑に羽根186bに入り込むことができるようになっている。
更に、スリット187の深さ方向終端187aは、図2に示すように、感光ドラム110の回転方向でブレード181の先端181cとシール部材185の先端185cとの間に位置するように形成される。これにより清掃品質を向上できるのであるが、この根拠は、後述の図7で示すグラフによって詳細に説明する。
ところで、ブレード181および可撓性シート184は、支持部材183の垂下部分183aに取り付けられるが、それらの取付状態を裏側から見ると図6のようになる。即ち、ブレード181の取付部181aは、垂下部分183aの一側面となる表側(図6中紙面裏側)に、例えば、接着剤にて取り付けられている。また、同様にして可撓性シート184の取付部184aは、支持部材183の垂下部分183aの他側面となる裏側(図6中紙面表側)に、例えば、両面テープで取り付けられている。そして、ブレード181、支持部材183および可撓性シート184は、図6に示すように予備組み付けされ、この予備組み付け状態でクリーニング装置180の本組み付けに提供される。
また、本実施形態では、可撓性シート184は、これを取り付けた支持部材183の垂下部分183aから下方に延在する部分が可撓部分184bとなっており、この可撓部分184bの垂下部分183aの近傍に、堰き止めたトナーTの余剰分をトナー収容箱182に排出する開口188が設けられている。
開口188は、図5、図6に示すように、可撓性シート184の長手方向に沿って一定間隔を持って複数設けられている。このとき、開口188は、図6に示すように、支持部材183の垂下部分183aの下端に接するように配置して、開口188が可撓部分184bの最上部に位置するようにしてある。本実施形態では、図5に示すように、開口188の形成位置は、可撓性シート184の先端184cから略16mmだけ隔てた位置hに形成されている。尚、開口188は、垂下部分183aの下端183bに接することなく、その下端183bの近傍に配置してもよい。
ここで、このクリーニング装置180でトナーTが除去される手順について説明すると、転写されずに感光ドラム110上に残った残留トナーTは、感光ドラム110が矢印a方向に回転するのに伴ってブレード181に供給される。ブレード181で掻き落とされたトナーTは、トナー回収箱182のトナー受け口182aで一旦受け止められる。
トナー受け口182aで受け止められたトナーTは可撓性シート184で堰き止められて、ブレード181と感光ドラム110との接触部分に保持され、保持されたトナーTの余剰分は可撓性シート184の下をくぐり抜けてトナー回収箱182に回収される。 また、高画像密度な画像を作成する際や、高温多湿下で画像を作成する際には、ブレード181に多量のトナーTが供給されたり、トナーTが吸湿してしまってブレード181にトナーの塊が供給されることがある。このような場合、堰き止められたトナーTによって可撓性シート184が押されて、可撓性シート184の可撓部分184bがオーガー186方向に撓み変形する。また、これと同時に、堰き止められたトナーTは、可撓部分184bとブレード181との間を上方へと追いやられて、可撓性シート184とブレード181との間の上部でパッキングが発生されることがある。
このように、パッキングが発生されると、可撓性シート184で保持していたトナーTが溢れ、感光ドラム110周辺の汚れや画像上へのボタ落ち原因となり、また、可撓性シート184が塑性変形したりブレード181が感光ドラム110に押し付けられる。これにより、キーパラメータに狂いを生じたりして、当初の清掃性能が得られなくなる懸念がある。
このとき、本実施形態では、可撓性シート184にスリット187が形成されているので、堰き止めたトナーTによって可撓性シート184の可撓部分184bがオーガー186方向に撓み変形し、この状態で回転する螺旋状の羽根186bがスリット187に位置すると、スリット187が螺旋状の羽根186bに入り込む。すると、図3に示すように、可撓性シート184の可撓部分184bは、オーガー186の回転軸186aに近づく方向、つまり、感光ドラム110から離れる方向に移動する。これにより、可撓性シート184とトナー受け口182aとの間が大きく開き、その開き部分からトナーTがトナー収容箱182に排出され易くなる。
一方、螺旋状の羽根186bが回転によりスリット187から外れると、可撓性シート184の可撓部分184bが螺旋状の羽根186bに乗り上げてトナー受け口182a方向に押し戻される。従って、可撓性シート184は、オーガー186の回転に伴ってスリット187が螺旋状の羽根186bに出入りして振動し、この振動によって可撓性シート184の先端部からトナーTの余剰分がトナー収容箱182に効率良く排出される。
また、可撓性シート184の振動により、堰き止められたトナーTの一部は、可撓部分184bとブレード181との間を上方へと押し上げられる。従って、高画像密度の画像作成や高温多湿下の画像作成時に、可撓性シート184とブレード181との間の上部に溜まったトナーTと共にパッキング状態が促進されることになる。
このとき、本実施形態では、可撓性シート184の可撓部分184bの上部に開口188が設けられているので、上部に溜まったトナーTを開口188からトナー収容箱182に積極的に排出することができる。このとき、開口188は、可撓部分184bの支持部材183側近傍に設けられているため、上部へと追いやられたトナーTの排出量を増大して、パッキングの抑制効果を高めることができる。
従って、本実施形態では、スリット187と開口188の相乗効果により、可撓性シート184で堰き止めたトナーTの余剰分の排出効果を高めることができる。
ところで、このように構成されたクリーニング装置180は、スリット187の深さが、トナーTの排出量に影響することが試験により確かめられており、スリット187の深さに対するトナーTの排出量と感光ドラム110の清掃性能との関係から図7に示すグラフが得られた。同グラフは、横軸にスリット深さを取り、縦軸にトナーTの排出量と感光ドラム110の清掃性能とから得られる品質を取って示してある。
トナー排出量および感光ドラムの清掃性能は、スリット深さが0mm、2mmと、4mm〜10mm間の1mm単位でプロットした点(トナー排出量は■で示し、清掃性能は●で示す)を繋げたものである。これにより、実線で示すトナー排出量の特性αと、破線で示す清掃性能の特性βが得られた。また、同グラフではシール部材185の先端185c位置をA、ブレード181の先端181c位置をBで示してある。
従って、上記グラフによって特性αと特性βとが共に最も大きな効果範囲γは、スリット深さが略5mm〜7mmの範囲となり、この効果範囲γは、シール部材185の先端位置Aとブレード181の先端位置Bとの間に収まっていることが理解される。
また、本実施形態では、図8〜図11に示すように、少なくとも感光ドラム110と、本実施形態のクリーニング装置180とを備えてプロセスカートリッジ300が構成されている。本実施形態のプロセスカートリッジ300は、クリーニング装置180以外に帯電器120を感光ドラム110に一体に組み付けてユニット化してある。帯電器120はロール型であり、この帯電器120の外周面にはロール型清掃部材121が接触配置されている。
感光ドラム110および帯電器120、ロール型清掃部材121は、図8、図9に示すように、それらの両端部が両端枠部301、302によって回転自在に支持されている。そして、これら両端枠部301、302は、クリーニング装置180のトナー収容箱182の両端部と一体に結合され、これら両端枠部301、302およびトナー収容箱182によってプロセスカートリッジ300の外郭が形成されている。
図10、図11に示すように、トナー収容箱182は、感光ドラム110に沿って配置され、かつ、感光ドラム110の全長に亘って延在している。そして、ブレード181で掻き取られてトナー収容箱182に回収された残留トナーTは、オーガー186の回転により手前側から奥側へと搬送され、トナー収容箱182の奥側端部に設けられたシャッター付き排出口189から排出される。この排出口189から排出されたトナーTは、図示省略した経路を介して現像器140に戻してもよく、また、現像器140に戻すことなく図外の廃トナー回収器に回収させてもよい。
ところで、本実施形態のプロセスカートリッジ30は、感光ドラム110とクリーニング装置180と帯電器120とをユニット化させてあるが、更には現像器140も加えてユニット化させることもできる。
また、本実施形態の画像形成装置1Bは、上述したプロセスカートリッジ30を備え、このプロセスカートリッジ30が画像形成装置1Bに着脱自在に装着されるようになっている。
以上説明したように本実施形態のクリーニング装置180によれば、ブレード181で掻き落とした残留トナーTを堰き止める可撓性シート184の先端部に、オーガー186の螺旋状の羽根186bが入り込むスリット187を設け、かつ、可撓性シート184の可撓部分184bの支持部材183側近傍に開口188を設けてある。これにより、スリット187と開口188との相乗効果により、可撓性シート184で堰き止めたトナーTの余剰分をトナー収容箱182に効率良く排出することができる。従って、可撓性シート184で堰き止めたトナーTがパッキング状態となるのを抑制でき、使用する環境や作像する画像の像密度等に左右されることなく、清掃性能を安定して維持できる。
また、本実施形態によれば、開口188を可撓性シート184の長手方向に沿って複数設けたので、可撓性シート184とブレード181との間の上部に追いやられたトナーTを開口188から効率良く排出できる。
更に、本実施形態によれば、スリット187を螺旋状の羽根186bのピッチと等しく、若しくはそれ以下となる間隔をもって複数設けたので、堰き止めた現像剤の余剰分をより排出し易くできる。
更にまた、本実施形態によれば、スリット187の傾きを螺旋状の羽根186bの傾きと略等しくしたので、スリット187に羽根186bが円滑に入り込むため、可撓性シート184の振動を促進でき、堰き止めたトナーTの余剰分を排出し易くできる。
また、本実施形態によれば、トナー収容箱182のトナー受け口182aの下側縁と感光トラム110との間を覆うシール部材185を設けたので、ブレード181で掻き落としたトナーTがトナー収容箱182の外方にこぼれるのを防止できる。
更に、本実施形態によれば、スリット187の深さ方向終端187aを、感光ドラム110の回転方向でブレード181の先端181cとシール部材185の先端185cとの間に位置させたので、トナーTを堰き止めしつつ、余剰のトナーTの排出を促進できる。
更にまた、本実施形態によれば、支持部材183は、垂下部分183aの両側面にブレード181と可撓性シート184を取り付けて予備組み付けできるので、クリーニング装置180の組み付け性を向上することができる。
また、本実施形態によれば、少なくとも感光ドラム110とクリーニング装置180を備えたプロセスカートリッジ300を構成したので、本実施形態のクリーニング装置180の効果を享有するプロセスカートリッジ300を提供することができる。
更に、本実施形態によれば、画像形成装置1Bにプロセスカートリッジ300を備えたので、画像形成装置1Bは、プロセスカートリッジ300が有する効果を享有することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。また、本発明が適用される画像形成装置としては、産業用のオンデマンド印刷機や家庭用の複写機およびプリンターなどがある。
1B 画像形成装置
110 感光ドラム(像担持体)
180 クリーニング装置
181 ブレード(清掃部材)
181c 清掃部材の先端
182 トナー収容箱(搬送経路)
183 支持部材
184 可撓性シート(堰き止め部材)
184b 可撓性シートの可撓部分
185 シール部材
185c シール部材の先端
186 オーガー(搬送部材)
186b 螺旋状の羽根
187 スリット
187a スリットの深さ方向終端
188 開口
300 プロセスカートリッジ
T トナー(現像剤)

Claims (8)

  1. 先端部が像担持体に接触して前記像担持体上の残留現像剤を掻き落とす清掃部材と、
    螺旋状の羽根を有し前記清掃部材で掻き落とした現像剤を搬送経路に沿って搬送する搬送部材と、
    前記清掃部材に対して前記像担持体とは反対側に配置され、かつ、自由端部となった先端側が可撓部分となって前記清掃部材と前記搬送部材との間に配置され、前記像担持体で掻き落とした現像剤を前記可撓部分によって前記清掃部材と前記像担持体との接触部付近に堰き止める堰き止め部材と、
    前記堰き止め部材の先端部に設けられ、前記堰き止められた現像剤によって前記可撓部分が前記搬送部材側に撓み変形した時に前記螺旋状の羽根に入り込むスリットと、
    前記堰き止め部材を取り付ける支持部材側近傍に設けられ、前記堰き止められた現像剤を前記搬送路内に排出する開口とを備えた
    ことを特徴とするクリーニング装置。
  2. 前記開口は、前記堰き止め部材の長手方向に沿って複数設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載のクリーニング装置。
  3. 前記スリットは、前記螺旋状の羽根のピッチと等しく、若しくはそれ以下となる間隔をもって複数設けられている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のクリーニング装置。
  4. 前記スリットの傾きは、前記螺旋状の羽根の傾きと略等しい
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のクリーニング装置。
  5. 前記清掃部材に対して前記像担持体の回転方向上流側に位置し、かつ、前記搬送経路のトナー受け口の縁と前記像担持体との間を覆うように配置され、先端部が前記像担持体の表面に回転方向下流側に向かって接触するシール部材を備えた
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のクリーニング装置。
  6. 前記スリットの深さ方向終端は、前記像担持体の回転方向で前記清掃部材の先端と前記シール部材の先端との間に位置している
    ことを特徴とする請求項5に記載のクリーニング装置。
  7. 少なくとも前記像担持体と、請求項1〜6のいずれか1項に記載のクリーニング装置とを備えた
    ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  8. 請求項7に記載のプロセスカートリッジを備えた
    ことを特徴とする画像形成装置。
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