JP2014122361A - ポリエステルコイル被覆組成物 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】(a)室温で液体である硬化性ポリエステル、(b)架橋剤、および(c)溶媒の混合物を含む硬化性コイル被覆組成物であって、1,3−および1,4−シクロヘキサンジメタノールの混合物(ただし1,3異性体と1,4異性体のモル比は約60:40〜約5:95である。)を含む組成物からポリエステルを調製することを特徴とする方法。
【効果】これらの組成物から調製された硬化したコイル被覆は、可撓性および硬さの優れた組み合わせを示す。
【選択図】なし

Description

本発明は、ポリエステル含有コイル被覆組成物およびそれらを調製する方法に関する。
コイル被覆は、経済的な高速プロセスにおいて、鋼またはアルミニウムのようなコイル状シート金属素材に適用される。コイル被覆は連続操作であり、1個のコイルの後端は典型的には被覆される次のコイルの前端に結合されている。コイル被覆された金属に重要な特性としては、耐候性、耐水性、耐薬品性、耐引っかき性、光沢、硬さ、可撓性、および支持体が曲がったときの表面剥離または亀裂に対する抵抗が挙げられる。被覆される金属は典型的には最終用途物品の調製中に成形工程にさらされるので、後者の特性は重要である。
多くのコイル被覆組成物が当業者に知られている。しかし、コイル被覆組成物の処方は、可撓性の改善は硬さを犠牲にしたときにのみ達成され、逆に硬さの改善は可撓性を犠牲にしたときにのみ達成されるという両立し得ない性質を持っている。米国特許第6,897,265号明細書は、鉛筆硬度が少なくとも2HでありかつT曲げ試験値が0Tであるコイル被覆組成物の少なくとも1つの例を示している。しかし、この結果は分岐ポリエステルと線状ポリエステルの混合物を使用することによってのみ得られる。
米国特許第6897265号明細書
硬さと可撓性の優れた組み合わせを有する被覆を調製するために使用することができる単純化されたコイル被覆組成物を有することは望ましいであろう。
本発明の組成物は、
(a)室温で液体である硬化性ポリエステル、
(b)架橋剤、および
(c)溶媒
の混合物を含む組成物であって、前記ポリエステルは1,3−および1,4−シクロヘキサンジメタノールの混合物を含むポリオールを用いて調製され、1,3異性体と1,4異性体の比が約60:40〜約5:95である、組成物である。
別の側面において、本発明は改善されたポリエステルコイル被覆組成物を調製する方法であって、ポリエステルはジオールを含むモノマーを多官能酸を含むモノマーと反応させる工程によって調製され、該工程はジオールとして1,3−および1,4−シクロヘキサンジメタノールの混合物(ただし1,3異性体と1,4異性体の比が約60:40〜約5:95である。)を含む組成物を用いることを含む、方法である。
驚いたことに、本発明のコイル被覆組成物は、可撓性と硬さの優れた組み合わせを示す。
本発明の組成物は、硬化性ポリエステル、架橋剤および溶媒を含む。
ここで用いるときは、用語「ポリオール」は少なくとも2個のヒドロキシル基を有する化合物を意味する。ここで用いるときは、用語「ジオール」は2個のヒドロキシル基を有する化合物を意味する。ここで用いるときは、用語「ポリ酸」は少なくとも2個のカルボン酸基を有する化合物を意味し、そして用語「二酸」は2個のカルボン酸基を有する化合物を意味する。
ポリエステル単位を含むポリマーは、通常、二酸および/またはポリ酸とジオールおよび/またはポリオールとを含むモノマーの縮合によって調製される。この本発明の被覆組成物に使用することができるポリエステル樹脂は、1,3−および1,4−シクロヘキサンジメタノールの混合物(ただし1,3異性体と1,4異性体のモル比が約60:40〜約5:95である。)を含む組成物から重合される。
好ましいポリエステル樹脂は、有利には、少なくとも約1,000、好ましくは約2,000〜約10,000、そして最も好ましくは約2,500〜約7,500の数平均分子量を示す。本発明の1つの実施態様においては、数平均分子量は少なくとも約4,000である。ポリエステルのガラス転移温度すなわちTgは、有利には、約−20℃〜約100℃、好ましくは約−10℃〜約90℃、そしてより好ましくは約0℃〜約40℃である。好ましいポリエステルは、一般に、約55℃未満のTgを有する。ポリエステルは、好ましくは、25℃において粘稠な液である。本発明のためには、Tgは示差走査熱量測定法によって測定される。
ポリエステルのヒドロキシル価は、有利には、約150mgKOH/g未満である。好ましくは、ポリエステルのヒドロキシル価は、約10〜約100mgKOH/gである。より好ましくは、ポリエステルのヒドロキシル価は、約20〜約70mgKOH/gである。最も好ましくは、ポリエステルのヒドロキシル価は、約30〜約50mgKOH/gである。本発明のポリエステルは、有利には、1分子当たりたった約2個のヒドロキシル基を有する。
好ましくは、ポリエステルはヒドロキシル末端またはカルボキシル末端である。有利には、硬化した状態の組成物を含む硬化した被覆は、少なくとも2Hの鉛筆硬度および0TのT曲げ値を有する。
本発明のコイル被覆組成物に用いられるポリエステルの量は、有利には、組成物中のポリエステル、架橋剤および溶媒の質量を基準として、約20〜約90質量%であり、好ましくは約25〜約70質量%であり、そして最も好ましくは約30〜約60質量%である。本発明の1つの実施態様においては、ポリエステルは、反応性希釈剤を実質的に含まない。
本発明に用いられるポリオール組成物は、1,3−および1,4−シクロヘキサンジメタノールの混合物であって、1,3異性体と1,4異性体の比が約60:40〜約5:95であるものを含む。有利には、ポリオール組成物は、ポリオール組成物中のポリオールの質量を基準として少なくとも約10質量%の1,3−および1,4−シクロヘキサンジメタノール混合物を含み、そして好ましくは少なくとも約30質量%の1,3−および1,4−シクロヘキサンジメタノール混合物を含む。本発明の1つの実施態様においては、ポリオール組成物は、少なくとも約90質量%の1,3−および1,4−シクロヘキサンジメタノール混合物を含む。本発明の1つの実施態様においては、ポリオール組成物は、約30〜約70質量%の1,3−および1,4−シクロヘキサンジメタノール混合物を含む。
1,3−および1,4−シクロヘキサンジメタノールの混合物は当技術分野において知られており、たとえば、米国特許第6,252,121号明細書の教示によって調製することができる。種々のシス異性体とトランス異性体の比を有する1,3−および1,4−シクロヘキサンジメタノールの混合物は、UNOXOL銘柄ジオール(ダウ・ケミカル社(The Dow Chemical Company)から入手可能なシスおよびトランス1,3−および1,4−シクロヘキサンジメタノールの混合物)を蒸留して蒸留留分および残渣留分を製造することによって作ることができる。
上記ポリオールは、所望により1種またはそれ以上の追加のポリオールとともに用いることができる。本発明の1つの実施態様においては、追加のポリオールは、一般に、2〜約6個、好ましくは2〜約4個のヒドロキシル基を有することに加えて、2個超、好ましくは2〜約10個の炭素原子、より好ましくは約2〜8個の炭素原子を含む。追加のポリオールのいくつかの好ましい例は、ネオペンチルグリコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ヘキサメチレンジオール、1,2−シクロヘキサンジメタノール、トリメチロールプロパン、ペンタエリトリトール、ネオペンチルグリコールヒドロキシピバレートジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ヘキシレングリコール、2−メチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、1,5−ペンタンジオール、チオジグリコール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、1,2−シクロヘキサンジオール、1,3−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジオール、グリセリン、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン、1,2,4−ブタントリオール、1,2,6−ヘキサントリオール、ジペンタエリトリトール、トリペンタエリトリトール、マンニトール、ソルビトール、メチル配糖体、当業者に明らかな類似の化合物、およびそれらの混合物のうちの1種または2種以上である。
ポリオール組成物は、有利には、少なくとも3個のヒドロキシル基を有する少なくとも1種のポリオールを含む。本発明の1つの実施態様においては、この化合物の量はポリオール組成物の質量を基準として約0.1〜約5質量%である。
ポリ酸は、脂肪族または芳香族部分の中に約2〜34個の炭素原子、および少なくとも2個、好ましくは4個以下のカルボキシル基を含み、そのカルボキシル基は無水物基の形態で存在してもよい。ポリ酸は、好ましくは、無水フタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸、アジピン酸、コハク酸、グルタル酸、フマル酸、マレイン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、トリメリト酸無水物、アゼライン酸、セバシン酸、ダイマー酸、ピロメリト酸二無水物、置換されたマレイン酸およびフマル酸、たとえばシトラコン酸、クロロマレイン酸、メサコン酸および置換されたコハク酸、たとえばアコニット酸およびイタコン酸のうちの1種または2種以上である。ポリオールもしくはポリ酸またはそれらの両方の混合物を用いることができる。
本発明の1つの実施態様においては、ヒドロキシ含有モノマーによるポリエステル分子の停止反応は、ポリエステルを形成する反応においてモル過剰のジオールを用いることによって提供される。本発明の別の実施態様においては、停止反応は、重合混合物の中に単官能性の酸またはアルコールを含めることによって提供される。本発明の別の実施態様においては、カルボキシル含有モノマーによるポリエステル分子の停止反応は、ポリエステルを形成する反応においてモル過剰のジカルボン酸またはトリカルボン酸を用いることによって提供される。
硬化したときに良好な可撓性を示すポリエステルは、好ましくは、酸の方に脂肪族反応物または混合脂肪族/芳香族反応物を用いて調製される。そのようなポリエステルのうちで好ましいものは、アジピン酸と、ポリオールとしての1,3−および1,4−シクロヘキサンジメタノールの混合物(ただし1,3異性体と1,4異性体の比は約60:40〜約5:95である。)と、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸および/または無水フタル酸とのヒドロキシ末端縮合物である。
当業者によく知られているように、エステル化反応は通常、約0.01〜約2.0質量%の濃度で存在する亜リン酸またはトルエンスルホン酸のような酸のエステル化触媒を使用してまたは使用しないで、約140〜約260℃または約300℃さえまでの温度で、約3〜約15時間の範囲の時間、行なわれる。その反応は、所望により、溶媒の存在下で行なわれる。本発明の1つの実施態様においては、その反応は溶媒が実質的に存在しない状態において行われる。存在するときは、溶媒は好ましくは芳香族炭化水素である。エステル化は単一または多工程プロセスを用いて行なうことができる。
熱硬化性被覆組成物を調製するのに有用なアミノ架橋剤は、古典的にポリエステルのヒドロキシル末端基と反応する物質である。そのような物質は当業者によく知られている。適切な物質としては、たとえば、ブチル化またはメチル化尿素−ホルムアルデヒド樹脂、ブチル化メラミンホルムアルデヒド樹脂、ヘキサメトキシメチルメラミン、またはペンタメトキシメチルメラミンおよびテトラメトキシメチルメラミンのような種々のヒドロキシメチルメラミンメチルエーテルの混合物、および高アミノ/ポリメリックメラミンが挙げられる。ヒドロキシメチルメラミンおよびヒドロキシメチル尿素もまた、エチル、プロピル、イソブチルおよびイソプロピルのようなメチルまたはブチル以外のアルコールでエーテル化することができる。架橋剤の混合物を用いることができる。
最終の被覆組成物の中に含まれる架橋剤の量(質量基準)は、有利には、被覆組成物の中に存在するポリエステル、架橋剤および溶媒の合計質量を基準として約2〜約35質量%である。最も好ましい添加量は約3〜約20質量%である。
ポリエステルポリマーの分子量が小さくなればなるほど、存在する末端ヒドロキシル基の数が多くなり、そして適切に樹脂を硬化するために必要とされる架橋剤の量が多くなる。逆に、ポリエステルポリマーの分子量が大きくなればなるほど、末端ヒドロキシル基の数が少なくなり、そして適切に樹脂を硬化するために必要とされる架橋剤の量が少なくなる。
有利には、本発明の組成物は溶媒に溶かした溶液として使用される。溶媒は、ポリエステルおよび架橋剤を溶解または分散するいかなる溶媒であってもよい。反応物を溶解するためにポリエステルの合成中に所望により用いられるのと同じまたは異なる溶媒を、被覆するのに適した組成物を提供するために粘度を調節するために被覆組成物の配合中に添加することもでき、被覆組成物は好ましくは約10センチポアズ〜約10ポアズの粘度を有する。多くの場合において、単一の溶媒が系を可溶性にするために用いられる。しかしながら、他の場合においては、最も良好な可溶化を達成するために溶媒の混合物を用いることがしばしば望ましく、特に芳香族溶媒と含酸素溶媒の組み合わせが好ましい。適切な芳香族溶媒としては、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、テトラリン、ナフタレン、およびC〜C13芳香族を含む狭い留分の芳香族溶媒である溶媒、たとえば米国エクソン社(Exxon Company U.S.A.)によってAromatic 100、Aromatic 150およびAromatic 200の名称で販売されているものが挙げられる。含酸素溶媒は、芳香族溶媒と不相溶になるほど極端に極性であるべきではない。適切な含酸素溶媒は、アルコール、ケトン、エーテル、エーテルアルコールおよびエーテルエステル、またはこれらの任意の混合物の種類から選択することができる。適切な含酸素溶媒の例としては、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールプロピルエーテルアセテート、エトキシプロピオナート、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、二塩基酸エステル(デュポン社(DuPont)によって販売されている二塩基酸のエステルの混合物)、酢酸エチル、酢酸n‐プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル、酢酸アミル、酢酸イソアミル、エクソン・ケミカル社(Exxon Chemical Company)によってExxate 700の商標名で販売されているもののような酢酸ヘキシルの混合物、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチルアミルケトン、メチルイソアミルケトン、メチルヘプチルケトン、イソホロン、イソプロパノール、n−ブタノール、sec−ブタノール、イソブタノール、イソプロパノール、アミルアルコール、イソアミルアルコール、ヘキサノール、およびヘプタノールが挙げられる。このリストは、限定的であると見なすべきではなく、むしろ本発明に有用な溶媒の例と見なすべきである。溶媒の種類および濃度は、一般に、被覆の塗布および焼付け(baking)に適した組成物粘度および蒸発速度を得るために選択される。組成物中に典型的な溶媒濃度は、約5〜約75質量%の範囲であり、好ましい範囲は約7〜約50質量%であり、そして最も好ましい範囲は約10〜約40質量%である。
酸触媒はヘキサメトキシメチルメラミンおよび他のアミノ架橋剤を含む系を硬化するために用いることができ、そして様々な適切な酸触媒はこの目的のために当業者に知られており、所望により本発明の組成物において使用される。これらとしては、たとえば、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、ノニルベンゼンスルホン酸、ジノニルナフタレンジスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、リン酸、酸性リン酸モノおよびジアルキル、リン酸ブチル、マレイン酸ブチルなど、またはそれらの相溶性混合物が挙げられる。これらの酸触媒は、それらの純粋なブロックされていない状態で用いられるか、またはアミンのような適切なブロック剤と組み合わせて用いてもよい。ブロックされていない触媒の典型的な例は、商品名K−CUREのキング・インダストリーズ社(King Industries, Inc.)製品である。ブロックされた触媒の例は、商品名NACUREのキング・インダストリーズ社製品である。
場合によっては、カルボン酸は架橋反応のための触媒として用いることができる。コイル被覆のために用いられるより高い温度においては、主鎖ポリマー上の残存カルボキシル基の活性は、時には、架橋反応を促進するのに十分な触媒作用を提供することができる。
使用される触媒の量は、典型的には、焼付けスケジュールの厳しさに反比例する。特に、触媒のより小さな濃度は、通常、より高い焼付け温度またはより長い焼付け時間を必要とする。コイル被覆用途(204〜260℃最高点金属温度)のための典型的な触媒濃度は、バインダーの質量(ポリマー+架橋剤固形分)を基準として触媒固形分約0.1〜約0.6質量%であり、より好ましくは約0.2〜約0.5質量%である。約1質量%までのより高い触媒濃度は、より低い温度またはより短い時間での硬化のために使用することができる。リン酸およびリン酸エステルのような、ある種の触媒については、3%までのまたはそれ以上の広範囲の触媒濃度を用いることができる。
架橋剤としてヘキサメトキシメチルメラミンを含みそして触媒としてp−トルエンスルホン酸を含む本発明の組成物については、約1ミルの乾燥膜厚における好ましい硬化条件は、触媒濃度がバインダー基準で約0.1〜0.6質量%、最高点金属温度が約150℃〜約260℃、好ましくは約177℃〜約260℃、そして焼付け時間が約5秒〜約60分である。
用いられる触媒の量は、実用的な上限を有する。触媒量の増加は架橋を増加するのを助けるけれども、過剰の触媒は有害になる場合がある。完成した被覆中の残存触媒は望ましくない崩壊反応を触媒する場合がある。触媒の上限は、使用される被覆および具体的な用途にも依存する。
本発明のポリエステル被覆組成物は優れた可撓性および硬さを有し、高い顔料添加量で、通常、約1.25:1〜約5.0:1の顔料:ポリマー固形分質量比で特別に配合することができる。本発明の組成物に含めることができる適切な顔料は、コイル被覆組成物に通常使用される不透明顔料であり、二酸化チタン、酸化ジルコニウム、ジルコン、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化アンチモン、カーボンブラック、ならびにクロムイエロー、クロムグリーン、クロムオレンジなどが挙げられる。好ましい顔料としては、ルチルTiOが挙げられ、特に耐候性被覆タイプのTiOが挙げられる。顔料は、また、隠蔽力に有意には寄与しない適切な増量剤材料とブレンドしてもよい。適切な増量剤またはフィラーとしては、シリカ、バライト、硫酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム(タルク)、酸化アルミニウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸カルシウム、炭酸カルシウム、雲母、ケイ酸カリウムアルミニウム、およびその他の粘土または粘土状物質が挙げられる。
バインダーに対する顔料/増量剤のより好ましい配合比率は、バインダー1質量部当たり顔料または顔料と増量剤の混合物が約1.5〜約5.0質量部、より好ましくは約2.0〜約4.75質量部、最も好ましくは約2.25〜約4.5質量部の範囲内にある。
本発明のコイル被覆組成物は、沈降防止剤、消泡剤、湿潤剤、均展剤、反応性希釈剤、可塑剤、増粘剤、レオロジーおよび/または表面改質剤、紫外線吸収剤、架橋用触媒などのような従来の添加剤を含むことができる。p−トルエンスルホン酸はアミノ樹脂硬化用触媒として使用することができる。イソシアナート硬化用触媒の例としては、ジブチルスズジラウレートのようなスズ化合物およびトリエチルアミンのようなアミン触媒が挙げられる。これらの従来の添加剤は、当業者によく知られた手法に従って使用することができる。
本発明の被覆組成物は、噴霧、ローラー塗り、浸漬被覆などのような任意の適切な従来の手法によって支持体に塗布することができる。被覆組成物は液体の状態で塗布される。
被覆組成物の固形分は、使用者の裁量で広範囲に変更することができる。有利には、本発明の被覆組成物は約25〜約95質量%の固形分を有する。本発明の1つの実施態様においては、本発明の被覆組成物は、約85質量%未満の固形分を有する。本発明の1つの実施態様においては、本発明の被覆組成物は少なくとも約50質量%の固形分を有し、そして本発明の好ましい実施態様においては、組成物は少なくとも約75質量%の固形分を有する。
本発明の組成物のための満足な焼付けスケジュールは広い範囲で変わり、限定するものではないが、たとえば大きな装置用途には90℃〜105℃の温度で約20〜30分の低温焼付け、およびコイル被覆用途には315℃〜371℃の空気温度で約5〜10秒の高温焼付けが挙げられる。概して言えば、コイル被覆用途における十分な焼付けは、下にある金属の実際の温度が少なくとも350℃、より好ましくは少なくとも200℃に達したときに達成される。一般に、支持体および被覆は、本質的にすべての溶媒が薄膜から蒸発しそしてポリマーと架橋剤の間の化学反応が要望される完了の程度まで進行するように、十分に高い温度で十分に長い時間、焼付けされるべきである。要望される完了の程度もまた広い範囲で変化し、所与の用途に必要とされる硬化膜特性の特定の組み合わせに依存する。
必要とされる焼付けスケジュールは、また組成物に加えられる触媒の種類および濃度、ならびに塗布される被覆膜の厚さに依存する。一般に、より高い濃度の触媒を含むより薄い膜および被覆は、より容易に硬化する、すなわち、より短い焼付け時間および/またはより低い温度で硬化する。
本発明の組成物は、また、他の架橋性ポリマー物質とブレンドしてそれらの物質の物理的および化学的性質を改善することもできる。適切なブレンドポリマーの例としては、アクリルおよびメタクリルポリマーおよびコポリマー、エポキシ樹脂、アルキド樹脂、エポキシ/フェノール樹脂、エポキシ/アクリル樹脂、芳香族および脂肪族ウレタンポリマー、塩化ゴム、セルロースエステルおよび他のポリエステル樹脂が挙げられる。1:20〜20:1の各質量ブレンド比を使用することができる。
次の実施例は本発明を説明するために挙げられ、その範囲を限定するものと解釈すべきではない。別段の定めがない限り、部およびパーセントはすべて質量基準である。乾燥膜厚は以下「DFT」と略す。
試験方法
T屈曲
T屈曲値はASTM D 4585−92に従って測定される。
膜厚
デフェルスコ社(DeFelsko Corporation)(ニューヨーク)製Positector 6000を用いて、最低5回読み取り、平均する。
クロスハッチ接着
被覆の接着を測定するためにASTM D3359(クロスハッチ接着)を用い、ASTMガイドラインに従って評価する。
耐溶剤性 − 二重摩擦(double rubs)
メチルエチルケトンを用いたASTM D5402を、耐溶剤性を決定するために使用する。薄膜の崩壊(degradation)または離層が観察されたときに、二重摩擦の数を記録する。被覆への影響が観察されない場合は、200回の二重摩擦で試験を中止する。
鉛筆硬さ
鉛筆硬さはASTM D3363に従って測定する。
耐衝撃性
被覆の耐衝撃性は、ASTM D2794の方法に従って、ガードナー衝撃試験機を用いて、決定する。
振子型硬さ
被覆の振子型硬さは、ケーニッヒ(Konig)振子型硬さ試験機を用いて数秒における値を報告することによって測定される。
微小硬さ
微小硬さは、WIN−HCU制御ソフトウェアとともに用いられるFISCHERSCOPE H100C(両方ともフィッシャーテクノロジー社(Fischer Technology)(コネチカット)製)を用いて、硬化被覆上で測定される。ビッカース圧子は、5mNの力(速度=5mN/20秒)を加えて用いられる。圧子の形状および加えた力の圧入深さを考慮に入れることにより、ユニバーサル硬さ(UH)、ビッカース硬さ、モジュラスおよび押込み深さ(μm)が得られる。
原料
ネオペンチルグリコール(NPG)
Dow Corning 3074シリコーン中間体(ヒドロキシル基と反応するメトキシ官能性低分子量反応性シリコーン)
トリメチロールプロパン(TMP)
イソフタル酸(PIA)
テレフタル酸(TA)
UNOXOL銘柄ジオールはダウ・ケミカル社から入手できる(UNOXOL)。
Cymel 303架橋剤(ヘキサメトキシメチルメラミン−98質量%)およびCycat 4040触媒(トルエンスルホン酸のイソプロパノール溶液−40質量%活性触媒)銘柄はサイテック社(Cytec)から入手できる。
DOWANOL PMA(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)はダウ・ケミカル社から入手できる。
UCAR n−ブチルプロピオネートはダウ・ケミカル社から入手できる。
n−ブタノールおよび酢酸ブチルはフィッシャー・サイエンティフィック社(Fisher Scientific)から入手できる。
比較例1(本発明の実施態様ではない。)
表Aに記載された量のNPG、TMP、PIAおよびTAから混合物を調製する。その混合物を、オーバーヘッド温度が100℃を超えないように加熱する。達成された酸基の含量が5〜8mgKOH/gポリエステルの酸価であると測定されるまで、160〜210℃で縮合を行なう。生じたポリマーを380gのDOWANOL PMAで希釈する。次の被覆手順を用いて、生じた希釈ポリマー(ポリマー1)から被覆を調製する。
Dowanol PMA、プロピオン酸n−ブチル、n−ブタノールおよび酢酸ブチルを次の表に記載された割合で瓶に加え、均質になるまで混合することによって、溶媒ブレンドを調製する。
Figure 2014122361
ポリマー、溶媒ブレンド、Cymel 303およびCycat 4040(もし存在する場合)を、表Aの「質量%」の欄に示される量で瓶に加え、均質になるまでスパチュラを用いて手で混合し、固形分70%の被覆組成物を形成する。
#28針金巻きロッドを用いて、0.025×4×12インチ(0.06×10.16×30.48cm)のクロム酸塩で前処理したアルミニウムパネルおよびリン酸塩で前処理した鋼パネルに被覆組成物を塗布し、被覆パネルを形成する。パネルは、油を除去するために、糸くずの出ない布およびイソプロパノールで拭き、圧縮空気で乾燥することによって、あらかじめきれいにする。被覆を200℃で10分間硬化する。被覆の物理的性質を表Bに示す。
実施例1
NPGの代わりにUNOXOLを表Aに示される量で用い、生じたポリマーを414gのDOWANOL PMAで希釈し、そして70%の固形分を有する被覆組成物を得るために被覆組成物中の溶媒ブレンドの量がわずかに異なる以外は、比較例1の手順を繰り返す。
表Bに示されるように、ポリマー中にUNOXOLジオールを組み入れると、可撓性(T屈曲)を維持しながら、耐溶剤性(MEK 2X摩擦)、硬さ(ユニバーサル硬さ、ビッカース、ケーニッヒおよび鉛筆)および耐衝撃性(直接および間接)が増加する。
比較例2
用いられた物質の量を表Aに示されるようにし、最初の縮合の後、生じた混合物を140℃に冷却し、その後、Dow Corningシリコーンを表Aに示される量で加え、そしてその混合物を150℃に加熱して、生じたアルコキシシランからメタノールを取り除く以外は、比較例1を繰り返す。ガラスの上に反応混合物の薄膜を置き、わずかに曇った未反応の第2の相を観察することによって、分離した相の測定がガラス上で観察できないとき、化学的改質は完了している。この方法によって転化が完了(2時間)した後、混合物を80℃に冷却し、300gのブタノールを加える。
被覆は、生じた混合物から、表Aの「質量%」の欄に示される配合を用いて調製され、その被覆の物性を表Bに記載する。
実施例2および3
ポリマーおよび被覆する組成物を表Aに示すように変えた以外は、比較例2の手順を繰り返す。
表Bの被覆の物性から分かるように、ポリマー中にUNOXOLジオールを組み入れると、可撓性(T屈曲)を維持しながら、耐溶剤性(MEK 2X摩擦)および硬さ(ユニバーサル硬さ、ビッカース、ケーニッヒおよび鉛筆)が増加する。被覆組成物における触媒の使用はさらに耐溶剤性(MEK 2X摩擦)および硬さ(ユニバーサル、ビッカース、ケーニッヒおよび鉛筆)を高める。
Figure 2014122361
Figure 2014122361

Claims (12)

  1. (a)室温で液体である硬化性ポリエステル、(b)架橋剤、および(c)溶媒の混合物を含む硬化性コイル被覆組成物であって、前記ポリエステルが1,3−および1,4−シクロヘキサンジメタノールの混合物(ただし1,3異性体と1,4異性体のモル比は約60:40〜約5:95である。)を含む組成物から調製されることを特徴とする組成物。
  2. ポリエステルがヒドロキシル末端またはカルボキシル末端であることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  3. 前記組成物を硬化した状態で含む硬化した被覆が、少なくとも2Hの鉛筆硬度および0TのT屈曲値を有することを特徴とする請求項1または2に記載の組成物。
  4. 1,3−および1,4−シクロヘキサンジメタノールを含む反応性希釈剤を実質的に含まないことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の組成物。
  5. 固形分が約70質量%未満であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の組成物。
  6. ポリエステルの数平均分子量が約2,000〜約10,000であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の組成物。
  7. ポリエステルのヒドロキシル価が約10〜約100mgKOH/gであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の組成物。
  8. ポリエステルが少なくとも1種の芳香族ジカルボン酸モノマーを重合された状態で含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の組成物。
  9. ポリエステル、架橋剤および溶媒の合計質量を基準として、約20〜約90質量%のポリエステル、約2〜約35質量%の架橋剤、および約5〜約75質量%の溶媒を含む(ただし質量%の合計は100である。)ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の組成物。
  10. 固形分が約25〜約95質量%であることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  11. 固形分が少なくとも85質量%であることを特徴とする請求項10に記載の組成物。
  12. 改善されたポリエステルコイル被覆組成物を調製する方法であって、ポリエステルがジオールを含むポリヒドロキシモノマーと多官能酸を含むモノマーとを反応させる工程で調製され、該工程がジオールとして1,3−および1,4−シクロヘキサンジメタノールの混合物(ただし1,3異性体と1,4異性体の比が約60:40〜約5:95である。)を含む組成物を用いることを含むことを特徴とする方法。
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