JP2014120249A - 燃料電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】単純な構造で、シール機能を発揮するとともにセパレータ間の間隔を規定する。
【解決手段】本発明の燃料電池は、膜電極ガス拡散層接合体と、膜電極ガス拡散層接合体の外周部に配置されたシール部材と、膜電極ガス拡散層接合体およびシール部材を挟持する一対のセパレータと、を備える。シール部材は、熱可塑性樹脂で構成されるコア層と、コア層の一対のセパレータに接する両側の表層に形成され、一対のセパレータとコア層とを接着する一対のスキン層と、を備える。一対のセパレータで狭持される前のシール部材の厚さは、一対のセパレータで狭持される前の膜電極ガス拡散層接合体の厚さよりも小さい。
【選択図】図2

Description

本発明は、燃料電池に関する。
燃料電池は、一般的に、電解質膜の両面に、燃料電池反応を促進するための触媒を担持させた電極(触媒電極)が配置された発電体である膜電極接合体(Membrane Electrode Assembly、以下、MEA)を備える。MEAの両面には、反応ガスを拡散させて触媒電極全体に行き渡らせるためのガス拡散層が配置される。ガス拡散層が配置されたMEA(膜電極ガス拡散層接合体(Membrane−Electrode Gas Diffusion Layer Assembly、以下、MEGA))は、一対のセパレータにより狭持される。一対のセパレータ間のMEGAの外周には、反応ガスの漏洩(いわゆるクロスリーク)、および、電極同士の電気的短絡、を抑制するためのシール部が形成される。
特許文献1には、燃料電池セルを構成するMEGAの外周側に配置されて一対のセパレータ間をシールするシール構造体に定寸止め部が形成されており、この定寸止め部がスタック組み立て時において一対のセパレータを介して加わる圧縮荷重を受け止めることにより、一対のセパレータ間の間隔を規定する構造が記載されている。
特開2006−228590号公報
しかし、特許文献1に記載されたシール構造体は、セパレータに密接してシール機能を発揮するシールリップの内周側および外周側の少なくとも一方に定寸止め部が一体形成された構造であり、また、ゴム状弾性体により構成された構造であるため、コストが高く、また、量産性の点で十分ではなかった。このため、より単純な構造で、シール機能を発揮するとともにセパレータ間の間隔を規定することが可能な技術が望まれていた。また、低コスト化や量産性の向上等が望まれていた。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、燃料電池が提供される。この燃料電池は、膜電極ガス拡散層接合体と;前記膜電極ガス拡散層接合体の外周部に配置されたシール部材と;前記膜電極ガス拡散層接合体および前記シール部材を挟持する一対のセパレータと;を備える。前記シール部材は、熱可塑性樹脂で構成されるコア層と;前記コア層の前記一対のセパレータに接する両側の表層に形成され、前記一対のセパレータと前記コア層とを接着する一対のスキン層と;を備える。前記一対のセパレータで狭持される前の前記シール部材の厚さは、前記一対のセパレータで狭持される前の前記膜電極ガス拡散層接合体の厚さよりも小さい。この形態の燃料電池によれば、膜電極ガス拡散層接合体およびシール部材を一対のセパレータで挟持して一体化形成する際に、一対のセパレータ間の間隔がコア層で規定される寸法となるまで、荷重の大きさを規定せずに荷重を掛けることができる。この結果、一対のセパレータ間の間隔が一定となるように規定した燃料電池を短時間で一体化形成することが可能となる。また、膜電極ガス拡散層接合体およびシール部材を一対のセパレータで挟持して一体化形成する際に、膜電極ガス拡散層接合体が一対のセパレータに接触し、かつ、膜電極ガス拡散層接合体に一対のセパレータを介して確実に荷重がかかる状態となるので、膜電極ガス拡散層接合体と一対のセパレータとの接合性を高めることができる。これにより、膜電極ガス拡散層接合体と一対のセパレータとの接合性を要因とする発電特性の低下を抑制し、発電特性の改善を図ることが可能である。
(2)上記形態の燃料電池において、前記膜電極ガス拡散層接合体の応力―歪み曲線に基づいて前記一対のセパレータで挟持する際の荷重に応じて規定される前記膜電極ガス拡散層接合体の圧縮時の厚さをXsとし、前記一対のセパレータと前記コア層とを接着するために要する前記スキン層の厚さをYsとした場合に、前記コア層の厚さYcは、(Xs−2・Ys)±5%の範囲内にあるようにしてもよい。この形態の燃料電池によれば、膜電極ガス拡散層接合体およびシール部材を一対のセパレータで挟持して一体化形成する際に、コア層の厚さにより、一対のセパレータで挟持された膜電極ガス拡散層接合体の厚さを規定することができ、結果として、膜電極ガス拡散層接合体に与える荷重を制御することが可能となる。
本発明は、燃料電池以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、燃料電池の製造方法や燃料電池を備える燃料電池システム、燃料電池を備える車両等の形態で実現することができる。
本発明の一実施形態としての燃料電池を構成する燃料電池セルの概略構成を示す断面模式図である。 燃料電池セルの製造方法について示す説明図である。 MEGAに対して圧縮方向に加圧した場合の荷重と膜厚との関係を示すグラフである。
図1は本発明の一実施形態としての燃料電池を構成する燃料電池セルの概略構成を示す断面模式図である。この燃料電池セル100は、反応ガスとしての燃料ガス(例えば水素)および酸化剤ガス(例えば酸素)の供給を受けて発電する固体高分子形の燃料電池である。なお、燃料電池は、通常、複数の燃料電池セル100を積層したスタック構造とされる。
燃料電池セル100は、MEA(膜電極接合体)10の一方の面にアノード側ガス拡散層22a、他方の面にカソード側ガス拡散層22cが配置されたMEGA(膜電極ガス拡散層接合体)20と、MEGA20の外周部に配置されたシール部材40と、MEGA20およびシール部材40を狭持するアノード側セパレータ30aおよびカソード側セパレータ30cと、を備える。なお、アノード側セパレータ30aとカソード側セパレータ30cを、特に区別しない場合には、単に「セパレータ30」ともいう。
MEA10は、湿潤状態で良好なプロトン伝導性を示す固体高分子薄膜である電解質膜11の両面に、燃料電池反応を促進するための触媒を担持させたアノード側触媒層12aおよびカソード側触媒層12cが設けられた発電体である。電解質膜11は、例えば、ナフィオン(登録商標)などのフッ素系のイオン交換膜によって構成することができる。アノード側触媒層12aおよびカソード側触媒層12cは、例えば、白金(Pt)などを担持したカーボン担体と、プロトン伝導性を有するアイオノマーとを含む触媒インクを、電解質膜11に塗布することにより形成することができる。
MEGA20は、MEA10のアノード側触媒層12aが設けられている面側にアノード側ガス拡散層22aを、カソード側触媒層12cが設けられている面側にカソード側ガス拡散層22cを備えている。アノード側ガス拡散層22aおよびカソード側ガス拡散層22cは、ガス透過性を有するとともに導電性を有し、また、バネ性を有する材料で形成されている。この材料としては、例えば、カーボンペーパーやカーボンクロス、ステンレス繊維製ペーパ等が利用される。
一対のセパレータ30は、MEGA20およびシール部材40を狭持している。本実施形態では、セパレータ30は、ガス遮断性および電子伝導性を有する部材、本実施形態では、プレス成形されたステンレス鋼によって形成されている。なお、セパレータ30は、チタンやチタン合金といった金属によって形成される薄板状部材や、緻密質カーボン等のカーボン製部材によって形成することもできる。
シール部材40は、クロスリークおよび電極同士の電気的短絡を防ぐための部材である。シール部材40は、コア層41の両面にスキン層42を備えた単純な3層シート構造を有している。コア層41は熱可塑性樹脂で構成され、後述するようにして燃料電池セル100を形成する際の温度条件において構造が変化しない性質を有する。スキン層42は、コア層41とセパレータ30とを接着してシール性を確保するために接着性が高いという性質を有する。スキン層42としては、少なくとも、他の物質との接着性が高いという性質を有していればよく、コア層41に比べて粘度・融点が低いことが好ましい。スキン層42としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、エラストマー等の種々の材料を用いて構成することができる。本実施形態では、コア層41としてポリプロピレンを用いている。また、スキン層42として、変性ポリオレフィンであるアドマー(登録商標)を用いている。
なお、図示は省略されているが、燃料ガス流路はアノード側ガス拡散層22aとアノード側セパレータ30aの間に、酸化剤ガス流路はカソード側ガス拡散層22cとカソード側セパレータ30cとの間にそれぞれ形成されている。燃料ガス流路は水素ガスの流路であり、酸化剤ガス流路は酸素ガスの流路である。
図2は燃料電池セルの製造方法について示す説明図である。前提として、まず、MEGA20と、シール部材40と、アノード側セパレータ30aおよびカソード側セパレータ30cと、を用意する。MEGA20は、例えば、MEA10のカソード側触媒層12cの面にカソード側拡散層22cを配置し、アノード側触媒層12aの面にアノード側ガス拡散層22aを配置して、例えば100℃から160℃の温度で熱圧着することにより作製される。MEA10は、例えば、白金を担持したカーボン担体とアイオノマーとを溶媒に混合して生成した触媒インクを、電解質膜11の両側の面に塗布して、カソード側触媒層12cおよびアノード側触媒層12aを形成することにより、作製される。なお、シール部材40としては、熱圧着前のMEGA20の厚さXrよりも小さい厚さYaの部材が用いられる。
そして、図2に示すように、用意したMEGA20およびシール部材40を、アノード側セパレータ30aおよびカソード側セパレータ30cで狭持して熱圧着することにより、図1に示した燃料電池セル100が作製される。
あらかじめ設定したセル化温度で、アノード側セパレータ30aおよびカソード側セパレータ30cの間に荷重を掛けていく。セル化温度は、シール部材40のコア層41の軟化温度(融点)よりも低い温度に設定される。なお、セル化温度は、スキン層42の軟化温度(融点)よりも高い温度に設定されることが好ましい。コア層41の軟化温度よりも低い温度とするのは、後述するように、シール部材40によりセパレータ間の間隔を規定するための構造体としてコア層42を機能させるために、熱圧着時においてコア層41の構造が変化しない状態とするためである。また、スキン層42の軟化温度よりも高い温度とするのは、後述するように、スキン層42とセパレータ30との接触性を高めて、接着性およびシール性を高めるためである。例えば、上記したように、コア層41を160℃のポリプロピレンとし、スキン層42を融点140℃のアドマーとした場合、セル化温度は145℃〜155℃に設定する。
ここで、一対のセパレータ30間に荷重を掛けていくと、荷重の大きさに応じてMEGA20が圧縮されて、セパレータ30間の間隔が狭まっていく。ただし、一対のセパレータ30がシール部材40に接する間隔となるまで荷重が掛けられた後は、それ以上の荷重を掛けても、セパレータ30間の間隔の変化量が急激に減少してほほ変動しない状態、いわゆる、「ドンつき」の状態となる。したがって、一対のセパレータ30間には、セパレータ30間の間隔がほぼ変動しないドンつきの状態となるまで、荷重の大きさを管理することなく、単純に荷重を掛けることが可能となる。
そして、「ドンつき」状態とした荷重を維持したまま、セル化温度を下げる。このとき、荷重を解放したとしてもセパレータ30間の間隔が変化せず、スキン層42による接着が担保できる温度まで低下したら、荷重を解放する。これにより、一対のセパレータ30間の間隔、すなわち、MEGA20の厚さXs(図1参照)が、シール部材40の厚さYaによって規定された燃料電池セル100を得ることが可能となる。
以上で説明したように、本実施形態の燃料電池セル100は、MEGA20の厚さXrよりも小さい厚さYaのシール部材40を、MEGA20の外周に配置し、一対のセパレータ30で両側から熱圧着することにより、MEGA20およびシール部材40が一対のセパレータ30で挟持された構造を有している。そして、シール部材40は、シール部材の構造を規定するコア層41と、セパレータ30との接着性を確保し、接着後におけるセル内部のシール性を確保するスキン層42と、で構成される単純な3層シート構造である。これにより、熱圧着によって圧縮されたMEGAの厚さ、すなわち、熱圧着後のセパレータ間の間隔を、単純な構造のシール部材によって規定することが可能となる。
また、熱圧着時において、ドンつき状態となるまでセパレータ間に荷重を掛けていくことができるので、熱圧着後のセパレータ間の間隔を規定した燃料電池セルを、一定荷重で熱圧着する場合に比べて短時間で作製することが可能となる。この結果、燃料電池セルの量産性および低コスト化が可能となる。
ところで、シール部材40のコア層41の厚さは、以下で説明するように設定することができる。図3は、MEGAに対して圧縮方向に加圧した場合の荷重と膜厚との関係を示すグラフである。図3に示すように、MEGAの膜厚は荷重に応じたひずみ量の分だけ圧縮された厚さに変化する特性を有している。したがって、例えば、熱圧着時においてMEGA20に掛かかる荷重をFsに設定したとすると、熱圧着後のMEGA20の膜厚(セル化後膜厚)Xsは、式(1)に示すように、熱圧着前のMEGA20の膜厚(セル化前膜厚)Xrと、あらかじめ実測することにより取得したMEGA20の応力―歪み曲線に基づいて求められたひずみ量Xdとの差で表される。
Xs=Xr−Xd …(1)
また、熱圧着によって作製された燃料電池セル100において、MEGA20のセル化後膜厚Xsはシール部材40の厚さYaとほぼ等しくなるので、ひずみ量Xdは、式(2)で表される。
Xd=Xr−Xs=Xr−Ya …(2)
ここで、上記したようにシール部材40はコア層41とスキン層42の3層シート構造であり、シール部材40の厚さYaは、コア層41の厚さをYc、スキン層42の厚さをYsとすると、式(3)で表される。なお、スキン層42の厚さYsは接着性を得るために必要とされる厚さであり、実験によりあらかじめ決定される。
Ya=Yc+2・Ys …(3)
式(1)に式(2)および式(3)を代入することにより、コア層41の厚さYcは、式(4)で表される。
Xs=Xr−(Xr−Ya)
=Xr−(Xr−(Yc+2・Ys))
=Yc+2・Ys
Yc=Xs−2・Ys …(4)
式(4)からわかるように、コア層41の厚さYcは、MEGA20についてあらかじめ実測して得られた圧縮荷重に対する膜厚の変化の特性(図3参照)から設定されるセル化後膜厚Xsと、スキン層42に要求される厚さYsとに従って設定することができる。ただし、式(4)は厳密に成立する必要はなく、コア層41の厚さYcは式(4)で与えられる値の±5%の範囲に設定しても良い。
また、式(4)は式(5)のように変形される。
Xs=Yc+2・Ys …(5)
ここで、スキン層42の厚さYsは上記したように接着のために規定される一定の寸法であり、通常は、コア層の厚さYcに比べて非常に薄い。したがって、式(5)からわかるように、MEGA20のセル化後膜厚Xsは、ほぼ、コア層41の厚さYcによって規定される、と言える。したがって、コア層41の厚さYcを制御することにより、MEGA20のセル化後膜厚Xsを制御することが可能である。また、図3で説明したように、MEGA20のセル化後膜厚Xsは荷重に応じて変化するため、コア層41の厚さYcによってMEGA20に掛かる荷重を制御することが可能である。
上記実施形態では、シール部材40のコア層41を構成する熱可塑性樹脂41としてポリエチレンを用いている。これに対して、ポリエチレンテレフタラート、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリ酢酸ビニル、AS樹脂、ABS樹脂、アクリル樹脂等の種々の熱可塑性樹脂を用いてもよい。また、上記実施形態では、スキン層42を構成する酸変性熱可塑性樹脂として、アドマーを用いている。これに対して、モディック(登録商標)、ニュクレル(登録商標)、ハイミラン(登録商標)等の酸変性熱可塑性樹脂を用いてもよい。また、酸変性熱可塑性樹脂ではなく、コア層41の熱硬化性樹脂よりも融点が低く、接着性を有する熱可塑性樹脂を用いてもよい。また、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル樹脂等のコア層41の熱硬化性樹脂よりも融点が低く、接着性を有する熱可塑性樹脂種々の熱硬化性樹脂を用いてもよい。また、熱可塑性あるいは熱硬化性の種々のエラストマー樹脂を用いてもよい。
上記実施形態では、燃料電池は、固体高分子形燃料電池である。これに対し燃料電池は、固体高分子形燃料電池に限らず、他の種々のタイプの燃料電池であってもよい。
本発明は、上述の実施形態や変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…MEA
11…電解質膜
12a…アノード側触媒層
12c…カソード側触媒層
20…MEGA
22…ガス拡散層
22a…アノード側ガス拡散層
22c…カソード側ガス拡散層
33…セパレータ
33a…アノード側セパレータ
33c…カソード側セパレータ
40…シール部材
41…コア層
42…スキン層
100…燃料電池セル

Claims (2)

  1. 燃料電池であって、
    膜電極ガス拡散層接合体と、
    前記膜電極ガス拡散層接合体の外周部に配置されたシール部材と、
    前記膜電極ガス拡散層接合体および前記シール部材を挟持する一対のセパレータと、
    を備え、
    前記シール部材は、熱可塑性樹脂で構成されるコア層と、前記コア層の前記一対のセパレータに接する両側の表層に形成され、前記一対のセパレータと前記コア層とを接着する一対のスキン層と、を備え、
    前記一対のセパレータで狭持される前の前記シール部材の厚さは、前記一対のセパレータで狭持される前の前記膜電極ガス拡散層接合体の厚さよりも小さい
    ことを特徴とする燃料電池。
  2. 請求項1記載の燃料電池であって、
    前記膜電極ガス拡散層接合体の応力―歪み曲線に基づいて前記一対のセパレータで挟持する際の荷重に応じて規定される前記膜電極ガス拡散層接合体の圧縮時の厚さをXsとし、前記一対のセパレータと前記コア層とを接着するために要する前記スキン層の厚さをYsとした場合に、前記コア層の厚さYcは、(Xs−2・Ys)±5%の範囲内にあることを特徴とする燃料電池。
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