JP2014118265A - ウェイト可変エレベータ - Google Patents

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Abstract

【課題】エレベータの運行を考慮して効率よくウェイトを可変とすることができるウェイト可変エレベータを提供すること。
【解決手段】ウェイト可変エレベータ1は、昇降路13と、乗りかご2と、メインウェイト3と、メインロープ4と、巻上機5と、サブウェイト6と、切替機構7と、載置部8とを有する。乗りかご2およびメインウェイト3は昇降路13内に配置され、メインロープ4は乗りかご2およびメインウェイト3を連結する。巻上機5は、メインロープ4に巻き掛けられるメインシーブ51を有する。1以上のサブウェイト6は、昇降路13内におけるメインウェイト3の最高地点であるウェイト可変位置HPで、メインウェイト3と対向して配置される。切替機構7は、サブウェイト6の保持と、開放とを切り換える。載置部8は、メインウェイト3と連動して移動し、ウェイト可変位置HPで、切替機構7により開放されたサブウェイト6が載置される。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、ウェイト可変エレベータに関する。
トラクション式のエレベータは、昇降路内を巻上機でメインシーブが駆動されると、メインロープに連結された乗りかごと、メインウェイトとが互いに反対方向に昇降する。このようなエレベータでは、乗りかごが所定の積載量(例えば最大積載量の1/2)の場合に、釣り合いが取れるようにメインウェイトが設定されている。
乗りかごの積載量は、乗客の人数で変化するものであり、エレベータの利用人数は日時や時間で変化する。従って、乗りかごがメインウェイトに対して極端に軽くなったり、重くなったりすると、巻上機の負荷が変化するため、無駄な電力を消費する虞がある。そこで、乗りかごの積載量の変化に応じてウェイトを可変することが提案されている。
特開2006−56661号公報
ところで、従来では、ウェイトを可変とすることはできるが、エレベータの運行を考慮したものではなく、エレベータの運行をより考慮して効率よくウェイトを可変とすることができることが要望されている。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、エレベータの運行を考慮して効率よくウェイトを可変とすることができるウェイト可変エレベータを提供することを目的とする。
実施形態のウェイト可変エレベータは、昇降路と、乗りかごと、メインウェイトと、メインロープと、巻上機と、サブウェイトと、切替手段と、載置部とを有する。乗りかごおよびメインウェイトは、昇降路内に配置されている。メインロープは、乗りかごと、メインウェイトとを連結する。巻上機は、メインロープに巻き掛けられるメインシーブを有する。サブウェイトは、昇降路内におけるメインウェイトの最高地点であるウェイト可変位置で、メインウェイトと対向して配置され、1以上である。切替手段は、サブウェイトの保持と、開放とを切り替える。載置部は、メインウェイトと連動して昇降路内を移動し、ウェイト可変位置で、切替手段により開放されたサブウェイトが載置される。
図1は、実施形態に係るウェイト可変エレベータの概略構成例を示す図である。 図2は、実施形態のウェイト可変位置におけるサブウェイト、切替手段、載置部を乗りかご側から見た図である。 図3は、実施形態のウェイト可変位置におけるサブウェイト、切替手段、載置部を昇降方向から見た図である。 図4は、実施形態に係るウェイト可変エレベータの動作フローを示す図である。 図5は、実施形態に係るウェイト可変エレベータの動作説明図である。 図6は、変形例1のウェイト可変位置におけるサブウェイト、切替手段、載置部を乗りかご側から見た図である。 図7は、変形例1のウェイト可変位置におけるサブウェイト、切替手段、載置部を昇降方向から見た図である。 図8は、変形例2のウェイト可変位置におけるサブウェイト、切替手段、載置部を乗りかご側から見た図である。
以下に、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記の実施形態は例示であり、発明の範囲がそれらに限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。なお、下記の実施形態では、機械室がないエレベータについて説明する。
〔実施形態〕
図1は、実施形態に係るウェイト可変エレベータの概略構成例を示す図である。図2は、実施形態のウェイト可変位置におけるサブウェイト、切替手段、載置部を乗りかご側から見た図である。図3は、実施形態のウェイト可変位置におけるサブウェイト、切替手段、載置部を昇降方向から見た図である。ウェイト可変エレベータ1は、乗りかご2の昇降に連動してメインロープ4により昇降するウェイトを可変にできるエレベータであり、乗りかご2と、メインウェイト3と、メインロープ4と、巻上機5と、サブウェイト6と、切替機構7と、載置部8とを有し、さらにそらせシーブ9と、制御装置10と、一対のかご用ガイドレール11と、一対のウェイト用ガイドレール12とを有して構成されている。なお、本実施形態では、乗りかご2、メインウェイト3、メインロープ4、サブウェイト6、切替機構7、載置部8、一対のかご用ガイドレール11および一対のウェイト用ガイドレール12は、昇降路13内に配置されている。また、巻上機5、そらせシーブ9および制御装置10は、機械室14内に配置されている。なお、機械室14を設けずに、巻上機5、制御装置10を昇降路13内に配置してもよい。
乗りかご2は、図1に示すように、乗客が乗降するものである。乗りかご2は、一対のかご用ガイドレール11の間に配置され、各かご用ガイドレール11に対して1以上設けられた案内装置21を介してかご用ガイドレール11に沿って昇降することで、昇降路13内を昇降するものである。なお、乗りかご2には、内部の積載量Wを検出する荷重センサ22が設けられている。荷重センサ22は、制御装置10と電気的に接続されており、制御装置10に乗りかご2の積載量Wが入力される。
メインウェイト3は、乗りかご2の昇降に連動して昇降路13内を昇降するものである。メインウェイト3は、図2に示すように、一対のウェイト用ガイドレール12の間に配置され、各ウェイト用ガイドレール12に対して1以上設けられた案内装置31を介してウェイト用ガイドレール12に沿って昇降する。ここで、メインウェイト3は、図1に示すように、乗りかご2が所定の積載量W1(例えば、最大積載量に対して0〜1/2程度)の場合に巻上機5を挟んで、乗りかご2と釣り合うように重量が設定されている。メインウェイト3は、図示しないがウェイト枠に1以上の同じ重量あるいは異なる重量のウェイトが固定されて構成されている。
メインロープ4は、乗りかご2とメインウェイト3とを連結する1以上のロープであり、巻上機5のメインシーブ51およびそらせシーブ9に巻き掛けられている。さらに、メインロープ4は、巻上機5よりもメインウェイト3側でサブウェイト6をメインウェイト3の昇降に連動して昇降させるものでもある。メインロープ4は、乗りかご2と、メインウェイト3とをトラクション式に昇降させるものである。メインロープ4は、本実施形態では、一方の端部が乗りかご2に連結され、他方の端部がメインウェイト3に連結されている。本実施形態では、メインロープ4は、一方の端部が乗りかご2の鉛直方向上部に固定され、他方の端部がメインウェイト3の鉛直方向上部に固定されている。
巻上機5は、回転することでメインシーブ51に巻き掛けられたメインロープ4を巻上げ、乗りかご2とメインウェイト3との昇降方向における相対位置を変化させることで、乗りかご2を昇降路13内で昇降させるものである。巻上機5は、制御装置10と電気的に接続されており、制御装置10を介して供給される電力により駆動制御が行われる。
サブウェイト6は、メインロープ4によりメインウェイト3の昇降に任意に連動して昇降するものであり、巻上機5のメインウェイト3側の重量を変更するものである。サブウェイト6は、ウェイト可変位置HPにメインウェイト3が位置した際にメインウェイト3と対向するように切替機構7により複数個(本実施形態では、各サブウェイト6は同一重量w)配置されている。ここで、ウェイト可変位置HPとは、昇降路13内におけるメインウェイト3の最高地点、すなわち昇降路13内における乗りかご2の最低地点におけるメインウェイト3の位置をいう。本実施形態では、メインウェイト3がウェイト可変位置HPに位置した際に乗りかご2は、最下層階の着床位置に位置しており、最下層階をウェイト可変エレベータ1が設置された建物の外部と接続される基準階BFとする。つまり、メインウェイト3がウェイト可変位置HPに位置した際に、乗りかご2は、最も積載量Wが変化する着床階である基準階BFに着床することとなる。サブウェイト6は、長方形状のウェイトであり、図2および図3に示すように、中央部に規制空間部61が形成され、ガイドレール方向(各ウェイト用ガイドレール12を結ぶ方向)における両端部に保持空間部62が形成されている。規制空間部61は、後述する規制突起81が挿入される空間部であり、鉛直方向から見た場合にT字形状であり、鉛直方向の上下面6a,6bおよびメインウェイト3側の対向面6cに開口して形成されている。各保持空間部62は、切替機構7の保持爪71がそれぞれ挿入されるものであり、鉛直方向の下面6b、対向面6cおよび保持爪71と対向する側面6d,6eとに開口して形成されている。
ここで、サブウェイト6は、図1に示すように、切替機構7により保持されている状態および載置部8に載置されている状態で、鉛直方向から見た場合に、乗りかご2とメインウェイト3との間に配置されている。つまり、乗りかご2から見て、サブウェイト6は、メインウェイト3により隠れることはない。従って、サブウェイト6および切替機構7の点検、修理、交換などの作業を乗りかご2の天井に搭乗した作業員によって容易に行うことができる。これにより、ウェイト可変エレベータ1の点検作業等の時間を短縮することができる。
切替機構7は、切替手段であり、サブウェイト6の保持と、開放とを切り換えるものである。切替機構7は、サブウェイト6ごとに設けられており、図2および図3に示すように、一対の保持爪71と、一対の回転駆動源72とを有して構成されている。一組の保持爪71および回転駆動源72は、サブウェイト6の長手方向における両端部にそれぞれ配置されている。各保持爪71は、サブウェイト6の保持時に水平方向から支持し、開放時にサブウェイト6から離間するものである。各保持爪71は、保持部であり、ガイドレール方向において保持空間部62に対向して配置されており、回転駆動源72の回転軸に連結されており、回転駆動源72により回転自在に支持されている。各保持爪71は、サブウェイト6を保持する保持位置においてサブウェイト6と接触する接触面71aを有し、回転軸方向から見た際に先端から回転軸を中心とする円に向かって接線を引いた形状に形成されている。保持爪71が保持空間部62に挿入されると、一対の保持爪71によりサブウェイト6が下方およびガイドレール方向に移動することが規制されるとともに、保持爪71およびウェイト規制柵15により、ガイドレール方向と直交する方向に移動することが規制される。各回転駆動源72は、例えば、モータなどの回転軸に回転トルクを発生するものであり、保持爪71を保持位置とサブウェイト6を保持状態から開放する開放位置(鉛直方向から見た場合にサブウェイト6と重なり合わない位置)との間で回転させるものである。各回転駆動源72は、一対のウェイト用ガイドレール12にそれぞれ固定されており、保持爪71によりサブウェイト6を保持することで、昇降路13内の鉛直方向におけるサブウェイト6の位置を保持する。各回転駆動源72は、制御装置10と電気的に接続されており、制御装置10を介して供給される電力により駆動制御が行われる。
ここで、昇降路13内には、ウェイト可変位置HPに切替機構7により保持されている各サブウェイト6と対向するウェイト規制柵15が設けられている。ウェイト規制柵15は、保持されたサブウェイト6がメインウェイト3側と反対側(乗りかご2側)に移動することを規制するものであり、鉛直方向から見た場合にコ字形状であり、メインウェイト3側に開口して形成されている。ウェイト規制柵15は、ガイドレール方向における両端部がそれぞれウェイト用ガイドレール12に固定、本実施形態では、回転駆動源72を介して固定されている。これにより、切替機構7により保持されているサブウェイト6が、仮に地震などの大きな揺れにより、メインウェイト3側と反対側に移動することを規制することができる。
載置部8は、ウェイト可変位置HPにおいて、切替機構7により開放されたサブウェイト6が載置され、メインウェイト3と連動して昇降路13内を移動するものである。載置部8は、本実施形態では、載置台であり、切替機構7により保持されているサブウェイト6側(乗りかご2側)に突出した状態で、メインウェイト3、例えば、メインウェイト3のウェイト枠のうち下面を構成する部分に固定されている。ここで、サブウェイト6は、メインウェイト3がウェイト可変位置HPに位置した状態で、鉛直方向から見た場合に載置部8の突出した部分と重なり合い、すなわち載置できるように切替機構7により保持されている。載置部8の上面には、規制突起81と、緩衝部材82とが設けられている。規制突起81は、サブウェイト6の規制空間部61に挿入されるものである。規制突起81は、鉛直方向から見た場合にT字形状であり、先細りの形状に形成され、規制空間部61に挿入されると、ガイドレール方向およびガイドレール方向と直交する方向、すなわち水平方向において、サブウェイト6が移動すること規制するものである。従って、載置部8に載置されたサブウェイト6が昇降した場合に、載置部8に対して水平方向にずれることを抑制することができる。これにより、載置部8に載置されたサブウェイト6を再度、切替機構7により保持する際に、確実に保持することができる。規制突起81の長さは、メインウェイト3がウェイト可変位置HPに位置している場合に、切替機構7により保持されているすべてのサブウェイト6の規制空間部61に挿入できる長さに設定されている。つまり、規制突起81は、すべてのサブウェイト6が載置部8に載置された状態でも、すべてのサブウェイト6の水平方向の移動を規制することができる。緩衝部材82は、弾性を有する部材であり、載置部8に載置されたサブウェイト6により圧縮されることで、サブウェイト6が載置部8に載置される際に発生する音や、サブウェイト6が載置された状態でメインウェイト3を昇降した場合にサブウェイト6が発生する振動を吸収・抑制することができる。
制御装置10は、ウェイト可変エレベータ1の運転を制御するものであり、少なくとも巻上機5および切替機構7の駆動制御を行う。制御装置10は、特に乗りかご2の積載量Wに応じて、サブウェイト6の保持・開放を制御することで、載置部8に載置されるサブウェイト6の数を0から切替機構7により保持されている最大数の間で調整するものである。
次に、本実施形態に係るウェイト可変エレベータ1の動作について説明する。ここでは、基準階BFに待機している乗りかご2に乗客が乗り込む場合について説明する。このとき、サブウェイト6は、載置部8に載置されていないものとする。図4は、実施形態に係るウェイト可変エレベータの動作フローを示す図である。図5は、実施形態に係るウェイト可変エレベータの動作説明図である。
まず、制御装置10は、図4に示すように、乗りかご2の積載量Wを取得する(ステップST1)。ここでは、制御装置10は、荷重センサ22により検出された乗りかご2の積載量Wを取得する。
次に、制御装置10は、取得された積載量Wが基準積載量W2を超えるか否かを判定する(ステップST2)。ここでは、制御装置10は、取得された積載量からサブウェイト6を載置部8に載置させるか否かを判定する。ここで、基準積載量W2は、上記所定の積載量W1以上であり、所定の積載量W1と同じであってもよいが、サブウェイトの1つの重量wを考慮して、所定の積載量W1よりも若干多い値、例えば、W2=W1+w×0.5が好ましい。
次に、制御装置10は、取得された積載量Wが基準積載量W2を超えると判定する(ステップST2肯定)と、追加するサブウェイト6の数を算出する(ステップST3)。ここでは、制御装置10は、取得された積載量Wと基準積載量W2との差分ΔWと、サブウェイト6の重量wとに基づいて、巻上機5を挟んで乗りかご2側とメインウェイト3側との重量のアンバランスが少なくなるように、追加するサブウェイト6の数を算出する。
次に、制御装置10は、算出されたサブウェイト6の数に応じて切替機構7の開放動作を行う(ステップST4)。ここでは、制御装置10は、算出されたサブウェイト6の数に応じた数の切替機構7を駆動制御することにより算出された数のサブウェイト6を開放する。ここで、サブウェイト6の数を変更する際に、乗りかご2は、基準階BFに着床しているので、メインウェイト3がウェイト可変位置HPに位置することになり、すべてのサブウェイト6の規制空間部61に規制突起81が挿入された状態となる。制御装置10は、この状態において、鉛直方向に並べられた各サブウェイト6に対する切替機構7のうち下側から、開放するサブウェイト6の数に応じた数の切替機構7に開放動作を行わせる。例えば、図3に示すように、サブウェイト6を2つ載置部8に載置する場合は、鉛直方向に3つ並べられた切替機構7のうち、下側2つの切替機構7に保持されたサブウェイト6を開放する。具体的には、下側2つの切替機構7の各保持爪71を保持位置から同図の矢印Aのように、開放位置に回転させる。これにより、切替機構7は、保持時にサブウェイト6を水平方向から支持している各保持爪71を、開放時に前記サブウェイト6から離間することで、サブウェイト6を支持状態から開放する。つまり、各回転駆動源72により各保持爪71を保持位置から開放位置に回転させることで、切替機構7に対して開放されたサブウェイト6が、鉛直方向から見た場合に下方において重なっている載置部8に載置される。従って、巻上機5のメインウェイト3側の重量が乗りかご2側の重量とのアンバランスが少なくなるように増加する。
次に、図4に示すように、制御装置10は、乗りかご2の昇降動作を開始する(ステップST5)。ここでは、制御装置10は、呼び登録(例えば、乗りかご2に設けられた呼び釦を押されることで登録)に基づいて、乗りかご2を目的階に昇降させる。このとき、図5に示すように、切替機構7による保持から開放されたサブウェイト6は、載置部8に載置された状態で、メインウェイト3の昇降に連動して昇降する。なお、制御装置10は、取得された積載量Wが基準積載量W2以下と判定した(ステップST2否定)場合は、サブウェイト6の追加を行わず、乗りかご2の昇降動作を開始する。
以上のように、本実施形態に係るウェイト可変エレベータ1は、サブウェイト6を載置部8に載置することで、巻上機5のメインウェイト3側の重量を乗りかご2側の重量とのアンバランスが少なくなるように変化させることができるので、アンバランスによる巻上機5の負荷を軽減することができ、ウェイト可変エレベータ1の消費エネルギーを低減することができる。また、サブウェイト6の載置部8への載置は、昇降路13内における乗りかご2の最低地点において行われる。乗りかご2の積載量が最も変化する基準階BFは、昇降路13の下方に位置している場合が通常であり、最低地点が基準階BFであると乗りかご2が基準階BFに着床している状態で、乗りかご2の積載量Wの検出と同時にサブウェイト6を載置部8に載置することができる。また、最低地点が基準階BFより若干、例えば1〜2階分程度下方の場合であっても、基準階BFにおける乗りかご2の乗員数など乗りかご2の積載量Wの変化を基準階BFの乗り場に設けられたセンサ、例えばカメラなどで推定することができるので、基準階BFで乗客が乗り込む前に、乗りかご2を最低地点まで下降させ、推定された乗りかご2の積載量Wに基づいてサブウェイト6を載置部8に載置させた後、乗りかご2を基準階BFまで上昇させて、乗客を乗り込ませることもできる。これにより、サブウェイト6が昇降路13の最低地点に配置されているウェイト可変エレベータと比較して、エレベータの運行を考慮して効率よくウェイトを可変とすることができる。
なお、本実施形態では、荷重センサ22により検出された乗りかご2の積載量Wに基づいてサブウェイト6の増減を行っているが、これに限定されるものではなく、乗りかご2の積載量Wが基準積載量W2を超えることが予想される時間帯、例えば、企業が入っているビルなどにウェイト可変エレベータ1が設置されている場合は、出勤時、昼食時、退社時などとなる前に予め想定される積載量Wとなるようにサブウェイト6を載置部8に載置してもよい。また、本実施形態では、同じ重量wの複数のサブウェイト6を用いる場合について説明したが、サブウェイト6は1個でもよいし、重量wが異なっていてもよい。
〔変形例1〕
図6は、変形例1のウェイト可変位置におけるサブウェイト、切替手段、載置部を乗りかご側から見た図である。図7は、変形例1のウェイト可変位置におけるサブウェイト、切替手段、載置部を昇降方向から見た図である。図6および図7に示すように、各保持爪73は、サブウェイト6を保持する保持位置においてサブウェイト6に接触する接触面73aを有し、回転軸方向から見た際にL字形状に形成されていてもよい。ここで、各保持爪73が挿入される各保持空間部64は、鉛直方向の下面6bおよび保持爪73と対向する側面6d,6eとに開口して形成されている。つまり、保持爪73が保持空間部64に挿入されると、一対の保持爪73によりサブウェイト6が下方、ガイドレール方向およびガイドレール方向と直交する方向に移動することが規制される。
載置部16は、1つに限定されるものではなく、複数形成されていてもよい。各載置部16は、切替機構7により保持されているサブウェイト6側(乗りかご2側)に突出した状態で、メインウェイト3、例えば、ウェイト枠のうち下面を構成する部分に固定されている。各載置部16の上面には、規制突起161と、緩衝部材162とが設けられている。各規制突起161は、サブウェイト6の各規制空間部63にそれぞれ挿入されるものである。規制突起161は、円柱部161aと、連結部161bとを有して構成されている。円柱部161aは、先細りの形状に形成されており、規制空間部63の連結部161bが挿入される部分におけるガイドレール方向における幅よりも広く形成されている。連結部161bは、円柱部161aをメインウェイト3に直接連結するものである。ここで、各規制空間部63は、規制突起161が挿入される空間部であり、鉛直方向から見た場合に規制突起と相似形であり、鉛直方向の上下面6a,6bおよびメインウェイト3側の対向面6cに開口して形成されている。規制突起161が規制空間部63に挿入されると、水平方向において、サブウェイト6が移動することが規制される。緩衝部材162は、弾性を有する部材であり、載置部16とサブウェイト6との間に配置され、サブウェイト6により圧縮される。
〔変形例2〕
上記実施形態および変形例1では、保持爪71,73により、サブウェイト6をガイドレール方向から支持しているがこれに限定されるものではない。図8は、変形例2のウェイト可変位置におけるサブウェイト、切替手段、載置部を乗りかご側から見た図である。同図に示すように、切替機構17は、ガイドレール方向と直交する方向に伸縮する保持部であるピストンロッド172を有するアクチュエータ171であってもよい。各アクチュエータ171は、ピストンロッド172に伸縮方向がガイドレール方向と直交する方向となるように、一対のウェイト用ガイドレール12にそれぞれ固定されている。各アクチュエータ171は、制御装置10と電気的に接続されており、制御装置10を介して供給される電力によりピストンロッド172を伸縮させる駆動制御が行われる。ここで、各ピストンロッド172が挿入される各保持空間部65は、メインウェイト3側の対向面6cに開口して形成されている。つまり、ピストンロッド172が保持空間部65に挿入されると、一対のピストンロッド172によりサブウェイト6が下方およびガイドレール方向に移動することが規制されるとともに、ピストンロッド172およびウェイト規制柵15により、ガイドレール方向と直交する方向に移動することが規制される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 ウェイト可変エレベータ
2 乗りかご
3 メインウェイト
4 メインロープ
5 巻上機
6 サブウェイト
61 規制空間部
7 切替機構
8 載置部
9 そらせシーブ
10 制御装置
11 かご用ガイドレール
12 ウェイト用ガイドレール
13 昇降路
14 機械室
15 ウェイト規制柵
16 載置部
17 切替機構
実施形態のウェイト可変エレベータは、昇降路と、乗りかごと、メインウェイトと、メインロープと、巻上機と、サブウェイトと、切替手段と、載置部とを有する。乗りかごおよびメインウェイトは、昇降路内に配置されている。メインロープは、乗りかごと、メインウェイトとを連結する。巻上機は、メインロープに巻き掛けられるメインシーブを有する。1以上のすべてのサブウェイトは、昇降路内におけるメインウェイトの最高地点であるウェイト可変位置で、メインウェイトと対向して配置される。切替手段は、サブウェイトの保持と、開放とを切り替える。載置部は、メインウェイトと連動して昇降路内を移動し、ウェイト可変位置で、切替手段により開放されたサブウェイトが載置される。

Claims (4)

  1. 昇降路と、
    前記昇降路内に配置された乗りかごと、
    前記昇降路内に配置されたメインウェイトと、
    前記乗りかごと、前記メインウェイトとを連結するメインロープと、
    前記メインロープに巻き掛けられるメインシーブを有する巻上機と、
    前記昇降路内における前記メインウェイトの最高地点であるウェイト可変位置で、前記メインウェイトと対向して配置された1以上のサブウェイトと、
    前記サブウェイトの保持と、開放とを切り換える切替手段と、
    前記メインウェイトと連動して前記昇降路内を移動し、前記ウェイト可変位置で、前記切替手段により開放されたサブウェイトが載置される載置部と、
    を有するウェイト可変エレベータ。
  2. 請求項1に記載のウェイト可変エレベータにおいて、
    前記載置部は、前記ウェイト可変位置において前記切替手段により保持されている前記サブウェイトに形成された規制空間部に挿入される規制突起が形成されているウェイト可変エレベータ。
  3. 請求項1または2に記載のウェイト可変エレベータにおいて、
    前記切替手段は、前記サブウェイトごとに設けられており、前記保持時に前記サブウェイトを水平方向から支持し、前記開放時に前記サブウェイトから離間する保持部を有するウェイト可変エレベータ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載のウェイト可変エレベータにおいて、
    前記切替手段により保持されている前記サブウェイトは、前記乗りかごと前記メインウェイトとの間に配置されているウェイト可変エレベータ。
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