JP2014116460A - 加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】保持手段で保持された被加工物上において、特定の位置を検出することが容易な加工装置を提供する。
【解決手段】制御手段は、実際に接触入力された点の座標を画面上座標として記憶する座標記憶部と、基準座標系における保持テーブルに保持された被加工物のXY軸方向の移動量及びXY軸移動方向に基づいて、座標記憶部に記憶されている画面上座標を基準座標系座標に変換する座標変換部と、座標記憶部に記憶されている画面上座標への移動を指示する座標移動指示部と、座標変換部によって変換された基準座標系座標と画面上座標とを照合してX軸移動手段とY軸移動手段とを制御する動作制御部と、を少なくとも有して構成される、加工装置が提供される。
【選択図】図6

Description

本発明は、被加工物に加工を施す加工手段に関する。
切削装置やレーザー加工装置による半導体ウェーハなどの被加工物の加工に際し、被加工物と切削ブレードやレーザー加工ヘッドとを整列させるとともに、加工位置を割り出すためのアライメントが実施される。このアライメントとして、マニュアルアライメントやオートアライメントが知られている。
マニュアルアライメントでは、作業者が被加工物を顕微鏡で撮像しつつ被加工物を整列させて加工位置を指定することが行われる。
オートアライメントでは、ターゲットパターンや、ターゲットパターンから加工予定ラインまでの距離等を予め加工装置に登録しておき、登録されたターゲットパターンのパターンマッチングを利用することで、自動で加工位置が加工装置によって指定される。
登録されるターゲットパターンとしては、誤検出を防ぐためにも、例えば濃淡の差がはっきりした単純な形状といったように、特徴的なものが選定されることが好ましい。このため、作業者は、被加工物のパターンを確認して最適な箇所を選定し、当該箇所をターゲットパターンとして登録する。
一方、加工中には、加工を一時停止して加工で形成された切削溝やレーザー加工溝を撮像し、切削溝や加工溝に発生した欠けのサイズや溝幅を撮像画像をもとに割り出し、加工状態を観察するカーフチェックが行われる。
このカーフチェック時に撮像される場所に、例えばTEG(Test Element Group)等の他の部分とは異なるパターンがあると、撮像時にハレーションを起こしたり、パターンの一部が暗く写ってしまい、欠けや溝幅が正確に検出できないという問題がある。
このような問題が生じないようにするために、予め被加工物上でカーフチェック時に撮像する位置(カーフチェック位置)を選定し、当該位置を加工装置に事前に登録することが行われる。
このように加工位置の選定やターゲットパターンの登録、カーフチェック位置の登録時等において、被加工物上で特定の位置を検出する場合、従来、作業者は、保持手段で保持された被加工物上で加工装置の顕微鏡を走査して、この特定の位置の検出を行っていた。
特開平07−106405号公報 特開2005−197492号公報
しかし、顕微鏡は視野が限られているため、保持手段で保持された被加工物上を操作して、登録に最適な特定の位置を検出するためには、非常に時間がかかるとともに、手間もかかってしまうという問題があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、保持手段で保持された被加工物上において、特定の位置を検出することが容易な加工装置を提供することである。
請求項1に記載の発明によると、被加工物を保持する保持テーブルと、保持テーブルで保持された被加工物に加工を施す加工手段と、保持テーブルと加工手段とを相対的にX軸方向に移動するX軸移動手段と、保持テーブルと加工手段とをX軸方向と直交するY軸方向に相対的に移動するY軸移動手段と、を備えた加工装置であって、被加工物を撮像して被加工物の画像を形成する撮像手段と、被加工物の画像を表示する表示パネルと、制御手段と、を備え、表示パネルは、X軸方向に対応したX座標軸と、Y軸方向に対応したY座標軸と、被加工物の画像に接触入力された点の座標を関知する座標関知部と、を少なくとも備え、制御手段は、実際に接触入力された点の座標を画面上座標として記憶する座標記憶部と、基準座標系における保持テーブルに保持された被加工物のXY軸方向の移動量及びXY軸移動方向に基づいて、座標記憶部に記憶されている画面上座標を基準座標系座標に変換する座標変換部と、座標記憶部に記憶されている画面上座標への移動を指示する座標移動指示部と、座標変換部によって変換された基準座標系座標と画面上座標とを照合してX軸移動手段とY軸移動手段とを制御する動作制御部と、を少なくとも有して構成される、加工装置が提供される。
請求項2に記載の発明によると、保持テーブルで保持された被加工物を撮像する第二撮像手段を備え、動作制御部は、座標記憶部で記憶された画面上座標が第二撮像手段の直下に位置づくようX軸移動手段とY軸移動手段とを制御する、ことを特徴とする請求項1に記載の加工装置が提供される。
請求項3に記載の発明によると、保持テーブルを回転させる回転手段を備え、座標記憶部では、被加工物の画像上の第一の点の座標が第一画面上座標として記憶されるとともに第二の点の座標が第二画面上座標として記憶され、座標変換部では、座標記憶部に記憶されている画面上座標を基準座標系座標である、第一画面上座標に対応する第一基準座標系座標と、第二画面上座標に対応する第二基準座標系座標に変換され、座標移動指示部は、第一基準座標系座標と第二基準座標系座標が同一Y座標を有するように指示し、動作制御部では、第一基準座標系座標と第二基準座標系座標が同一Y座標を有するように回転手段が制御される、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の加工装置が提供される。
本発明によれば、保持手段で保持された被加工物上の特定の位置を検出することが容易な加工装置が提供される。
具体的には、被加工物の全体画像が入力表示手段に表示されるため、作業者が被加工物の全体像を一瞥で捉えることができ、全体画像上で容易に特定の位置を指定できる。
そして、入力表示手段に表示される全体画像上で押圧により位置を指定することで、保持手段で保持された被加工物上の座標値を指定することができる。
これにより、視野が限られる顕微鏡を用いて特定の位置を指定することが不要となることから、保持手段で保持された被加工物上において、所望の特定の位置を検出するのが容易となる。
ダイシング装置の一実施形態について示す斜視図である。 ウェーハユニットの構成について示す斜視図である。 ウェーハユニットをY軸方向に移動させる搬出入機構について示す平面図である。 ラインセンサにより撮像される画像について示す図である。 表示パネルに表示されるウェーハの画像の例について示す図である。 表示パネルの表示画面例について示す図である。 制御装置の構成例について示すブロック図である。 基準座標系におけるデフォルト位置状態の位置と、移動後の位置の関係について説明する図である。 表示パネルに表示される画像の拡大操作について示す図である。 2ポイントアライメントの実施について説明する図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1に示す本実施形態の切削装置10は、対向配置された2つの切削ユニット20a,20bと、被加工物としてのウェーハ11を保持する保持テーブル30とを備えることで、いわゆる対面型のデュアルダイサーとして構成されている。
保持テーブル30は、装置ハウジング2の上面の一部を構成する水平面部2aにおけるY軸方向の略中央部に配置されており、図示せぬX軸移動手段と制御装置7により、X軸方向に対して加工送りされるように制御される。
対向配置される2つの切削ユニット20a,20bは、図示せぬY軸移動手段と制御装置7によってY軸方向に移動するように制御され、また、図示せぬZ軸移動手段と制御装置7によってZ軸方向に移動するように制御される。
そして、保持テーブル30のX軸移動手段によるX軸方向の移動、切削ユニット20a,20bのY軸移動手段によるY軸方向の移動によって、保持テーブル30と切削ユニット20a,20bとが、X軸方向、及び、X軸方向と直交するY軸方向に相対的に移動するように構成され、この相対的な移動が制御装置7によって制御されるようになっている。
保持テーブル30のY軸方向の一側の側方には、ウェーハ11を収容するカセット40を載置するカセット載置台42が設けられている。カセット載置台42には、カセット40を昇降させるための昇降機構が備えられている。
カセット40には、図2に示されるウェーハユニット12が収容されるようになっている。ウェーハユニット12は、環状フレームFに設けられた粘着テープTに被加工物となるウェーハ11を貼着して構成される。
ウェーハ11は、その表面に格子状に形成された複数の分割予定ライン13によって複数の領域が区画されており、区画された各領域にデバイス15が形成される。
カセット40内のウェーハユニット12は、Y軸方向に移動する搬出入機構46によって、一枚ずつ搬出され、保持テーブル30のX軸方向の両側部に配置される一対のセンタリングガイド32,32を有してなる仮置きテーブル34の上に仮置きされる。なお、搬出入機構46は、Z軸方向にも移動し得るように構成されている。
Y軸方向において、保持テーブル30とカセット載置台42の間であって、搬出入機構46の上方となる位置には、搬出入機構46によって搬出されるウェーハユニット12のウェーハ11を上方から撮像するための撮像手段としてのラインセンサ36が設けられる。
そして、図3に示すように、搬出入機構46にてウェーハユニット12を仮置きテーブル34まで搬送する過程において、ウェーハユニット12がラインセンサ36の下方を通過し、この通過の際に、図4に示すようにウェーハ11の上面がラインセンサ36によって連続的に撮像され、撮像された各画像Ph1〜Ph8を合成することにより、図5に示すウェーハの全体を撮像した画像50が取得される。
図5は、図6に示す表示パネル6の一部に表示される内容であり、この画像50を表示する画面のXY座標の中心Paは、ウェーハユニット12の環状フレームFの中心と一致するように構成される。
なお、ウェーハ11(画像50)の中心Qは、ウェーハ11の貼り位置によって、環状フレームFの中心Paからずれた位置に配置されることがあるため、中心Qと中心Paは必ずしも一致するものではない。
また、図1に示すように、切削装置10には、高倍率の顕微鏡38と、低倍率の顕微鏡39が設けられており、これら顕微鏡38,39によって撮像された画像52が、図6に示す表示パネル6の一部に表示されるようになっている。
なお、図6では、低倍率の顕微鏡39で撮像された画像52が表示される例を示している。また、顕微鏡38,39は、切削ユニット20aの図示せぬスピンドルハウジングに一体的に設けられ、切削ユニット20aとともにY軸方向に移動することとしている。
また、図1に示すように、切削装置10において、保持テーブル30の側方には、洗浄装置31が設けられており、切削加工後のウェーハユニット12が搬送装置33によって洗浄装置31へと搬送され、洗浄装置31によってウェーハ11が洗浄されるようになっている。
洗浄後は、ウェーハユニット12は、搬送装置33によって仮置きテーブル34に戻され、その後、搬出入機構46によってカセット40内へと収容される。
以上に説明したように、本実施形態の加工装置である切削装置10は、被加工物であるウェーハ11を保持する保持テーブル30と、保持テーブル30で保持されたウェーハ11に加工を施す加工手段としての切削ユニット20a,20bと、保持テーブル30と切削ユニット20a,20bとを相対的にX軸方向に移動するX軸移動手段と、保持テーブル30と加工手段とをX軸方向と直交するY軸方向に相対的に移動するY軸移動手段と、ウェーハ11を撮像してウェーハ11の画像を形成する撮像手段としてのラインセンサ36と、ウェーハ11の画像50を表示する表示パネル6と、制御手段としての制御装置7と、を備えて構成されている。
次に、本発明の特徴的な構成について詳細に説明する。
図5に示すように、表示パネル6は、X軸方向に対応したX座標軸X1と、Y軸方向に対応したY座標軸Y1と、ウェーハ11の画像60に接触入力された点の座標である画面上座標Saを関知する座標関知部22と、を備えている。
本実施形態では、図6に示すように、表示パネル6の第一表示エリア6aに、X座標軸X1とY座標軸Y1を表示させるとともに、第一表示エリア6a内に画像50が表示されるようになっている。なお、X座標軸X1とY座標軸Y1は、表示されない構成とする、或いは、表示/非表示を任意に変更できることとしてもよい。
また、図5に示すように、X座標軸X1とY座標軸Y1を有する画面座標系D1の原点は、環状フレームFの中心Paと一致するように構成されている。なお、図5の例では、第一表示エリア6a内に環状フレームFが表示されることとしているが、この環状フレームFの表示は省略されるものであってもよい。
座標関知部22は、周知のタッチパネルに内臓されるセンサ構成にて実施することができ、画面座標系D1において手指が画面に接触した点の座標である画面上座標Sa(x,y)を検知可能に構成される。
図7に示すように、制御装置7は、画面座標系D1の画面上座標Sa(x,y)を記憶する座標記憶部71を有している。図5に示される画面上座標Sa(x,y)は、表示パネル6によって接触入力(タッチ入力)された画面座標系D1における座標値であり、この座標値が座標記憶部71にて記憶される。
さらに、図7及び図8に示すように、制御装置7は、基準座標系D2における保持テーブル30に保持されたウェーハ11のXY軸方向の移動量及びXY軸移動方向に基づいて、座標記憶部71に記憶されている画面座標系D1の画面上座標Sa(x,y)を基準座標系D2の基準座標系座標Sb(x,y)に変換する座標変換部72を有している。
ここで、図8に示すように、基準座標系D2は、保持テーブル30や切削ユニット20aが規定の位置(例えば、各装置の基準位置を規定するデフォルト位置)にある場合(以下、「デフォルト位置状態」とする)における、保持テーブル30の中心Pcを原点とする座標系である。座標軸は、X2軸、Y2軸として定義される。
なお、この保持テーブル30の中心Pcは、本実施形態では、保持テーブル30に載置された状態の環状フレームFの中心Paに一致することとしている。また、切削ユニット20aが規定の位置にある場合をデフォルト位置状態とするほか、切削ユニット20bが規定の位置にある場合をデフォルト位置状態としてもよい。
そして、保持テーブル30に保持されたウェーハ11は、X軸移動手段による保持テーブル30のX軸方向における切削ユニット20aに対する相対移動によって、例えば、基準座標系D2において、X2軸のマイナス方向に移動量αだけ移動される。なお、図8のX2軸において、右側がプラス方向、左側がマイナス方向となる。
また、保持テーブル30に保持されたウェーハ11は、Y軸移動手段による切削ユニット20aのY軸方向における保持テーブル30に対する相対移動によって、例えば、基準座標系D2において、Y2軸のプラス方向に移動量βだけ移動される。なお、図8のY2軸において、上側がプラス方向、下側がマイナス方向となる。
図8では、この移動の様子を模式的に示しており、基準座標系D2において、デフォルト位置状態で位置Mにあった点が、保持テーブル30や切削ユニット20aの移動によって移動後に位置Nに移る様子が示されている。
そして、座標変換部72では、座標記憶部71に記憶されている画面座標系D1の画面上座標Sa(x,y)を基準座標系D2の基準座標系座標Sb(x,y)に変換する。
具体的には、図8の例であれば、画面座標系D1の画面上座標Sa(x,y)について、基準座標系D2に対応する位置Mの座標(x,y)を求めるとともに、座標値M1(x,y)に、X2軸のマイナス方向に移動量α、Y2軸のプラス方向に移動量βだけ移動した位置にある位置Nの座標(x,y)を求め、当該座標を基準座標系座標Sb(x,y)として定義する。
なお、画面座標系D1の中心Paと、基準座標系D2の中心Pcとは、ともに、環状フレームFの中心と一致するように規定されており、各座標系のX軸方向、Y軸方向の傾きは一致することとし、画面座標系D1の画面上座標Sa(x,y)は、基準座標系D2の位置Mの座標(x,y)に置き換えることができるようになっている。
以上のようにして、制御装置7は、画面座標系D1において手指が画面に接触した点の座標である画面上座標Sa(x,y)は、基準座標系D2において、基準座標系座標Sb(x,y)にあることを取得する。
ここで、基準座標系座標Sb(x,y)を取得する理由は、表示パネル6上では画像50が一定の位置に表示されて動かないが、保持テーブル30などが移動することによって、基準座標系D2においては、ウェーハ11はデフォルト位置状態とされた位置から移動していることになるため、画面上座標Sa(x,y)が基準座標系D2ではどの位置にあるかを把握する必要があるためである。
また、図7に示すように、制御装置7は、座標記憶部71に記憶されている画面上座標Sa(x,y)への移動を指示する座標移動指示部73を有している。
座標移動指示部73は、表示パネル6への特定の入力操作に基づいて、動作制御部74に対し制御の実行を指示するためのものである。
また、図7に示すように、制御装置7は、座標変換部72によって変換された基準座標系座標Sb(x,y)と座標移動指示部73によって指示された画面上座標Sa(x,y)とを照合してX軸移動手段とY軸移動手段とを制御する動作制御部74を有している。
動作制御部74は、座標移動指示部73による指示に基づいて、保持テーブル30を移動させるためのX軸移動手段と、切削ユニット20aを移動させるためのY軸移動手段とを制御し、切削装置10において所定の動作を行う。
以上の構成とする制御装置7による制御の一例について説明する。まず、図5及び図6に示すように、手指8で表示パネル6の第一表示エリア6aに表示されたウェーハの画像50(全体画像)のある位置がタッチされると、表示パネル6の座標関知部22によってタッチされた位置、つまりは、画面上座標Sa(x,y)が検知され、この画面上座標Sa(x,y)が座標記憶部71に記憶される。
これと同時に、座標変換部72では、座標記憶部71に記憶された画面上座標Sa(x,y)を基準座標系D2の基準座標系座標Sb(x,y)に変換する。
次いで、操作ボタン6mが入力操作されると、当該操作が座標移動指示部73によって認識され、座標移動指示部73は動作制御部74に対し、ウェーハ11における画面上座標Sa(x,y)に対応する基準座標系座標Sb(x,y)が、低倍率の顕微鏡39の直下に位置付けられるように、保持テーブル30の移動や、切削ユニット20aの移動の実行を指示する。
動作制御部74による動作の制御に際しては、画面上座標Sa(x,y)と基準座標系座標Sb(x,y)の位置関係の照合、つまり、図8に示されるX2軸のマイナス方向の移動量αとY2軸のプラス方向の移動量βが取得され、取得された情報に基づいて、保持テーブル30の移動や、切削ユニット20aの移動が行われる。
以上のようにして、図6に示すように、第一表示エリア6aのある位置がタッチされた際には、当該タッチされた位置に対応する箇所を低倍率の顕微鏡39で撮像した画像52が第二表示エリア6bに表示される。第一表示エリア6aと第二表示エリア6bは隣同士に配置されるため、タッチ操作の結果が直ぐに把握でき、操作性に優れた内容が実現される。
以上に説明した制御の例では、切削装置10が保持テーブル30で保持されたウェーハ11を撮像する第二撮像手段としての顕微鏡39を備え、動作制御部74は、座標記憶部71で記憶された画面上座標Sa(x,y)が顕微鏡39の直下に位置づくようX軸移動手段とY軸移動手段とを制御することが行われている。
なお、以上の例では、操作ボタン6mは、予め、第一表示エリア6aでタッチされた箇所を低倍率の顕微鏡39で撮像し、第二表示エリア6bに表示させることを実行するための操作ボタンとして登録されるものとしている。
また、表示パネル6に表示される画像の操作に関し、図9に示すように、例えば、第一表示エリア6aに二本の手指8を接触されるとともに、指の間隔を変更して拡大表示(ピンチアウト)、或いは、縮小表示(ピンチイン)を実施することとしてもよい。
このほか、タップ、ダブルタップ、ドラッグ、スワイプ、フリックなど、手指を用いた各種の操作によって、表示パネル6に表示される画像を操作可能な構成とすることが考えられる。これらの操作は、手指によるほか、タッチペンによって行うことも考えられる。
なお、図9は、図6に示される第一表示エリア6aの画像50を拡大表示したものであり、上述したように、ラインセンサ36によって撮像することによって、分割予定ライン13や、デバイス15を詳細に把握することができる高解像度の画像50が得られるものとなっている。
次に、上述の装置構成を用い、図10に示される制御を実施する場合について説明する。
この実施形態では、ウェーハ11の二箇所を指定してアライメントを行う、いわゆる2ポイントアライメントが実施されるものである。
図10に示すように、保持テーブル30は、図示せぬ回転駆動装置(回転手段)を備え、矢印R方向においてウェーハユニット12を回転させることにより、ウェーハ11の角度を調整できるように構成されている。
そして、図7に示す制御装置7の座標記憶部71では、ウェーハ11の画像50上の第一の点の座標が第一画面上座標P1として記憶されるとともに第二の点の座標が第二画面上座標P2として記憶される。
具体的には、画像50について、X1軸方向において、ウェーハ11の一端側の位置と、他端側の位置の二箇所について指でタップを行うことで、タップされた位置が画面座標系D1における座標P1,P2として記憶される。なお、このタップの際には、図9に示すように拡大表示(ピンチアウト)を行い、分割予定ライン13上の点13aを指定することが考えられる。この点13aは、座標P1を有することになる。また、このタップ操作を行う前には、例えば、図6に示す操作ボタン6nをタップして、2ポイントアライメントの実施を制御装置7に認識させる。
なお、ここで指定される点13aは、例えばTEG(Test Element Group)等の反射しやすいパターンが近くに存在せずに、撮像時にハレーションを起こしたり、パターンの一部が暗く写ってしまわないような部位を指定することが好ましい。
このように座標記憶部71による座標P1,P2の記憶が行われると、座標変換部72では、座標記憶部71に記憶されている画面上座標が基準座標系座標である、第一画面上座標に対応する第一基準座標系座標S1と、該第二画面上座標に対応する第二基準座標系座標S2に変換される。
このような変換により、画像50でタップされた際の画面座標系D1における画面上座標について、基準座標系D2での座標が取得されることになる。
ここで、第一基準座標系座標S1(x,y)と、第二基準座標系座標S2(x,y)について、Y座標の値が異なる場合には、基準座標系D2において、ウェーハ11の分割予定ライン13(図9参照)が、基準座標系D2において、Y2軸と平行にならないことを意味する。
このように、タップによって指定された二点のY座標の値が基準座標系D2において異なる場合には、座標移動指示部73は、第一基準座標系座標と第二基準座標系座標が同一Y座標を有するように指示する。
つまり、座標移動指示部73は、動作制御部74の制御実行を指示し、動作制御部74は、第一基準座標系座標と第二基準座標系座標が同一Y座標を有するように図示せぬ回転駆動装置(回転手段)を制御して、保持テーブル30の角度を調整する。
以上のようにして、基準座標系D2において、分割予定ライン13(図9)がY2軸と平行となるようなアライメント(Y2軸との平行出し)を行うことができる。
なお、このようなY2軸との平行出しを行うアライメントは、2ポイントアライメント(二箇所を指定してアライメントを実施する)として知られるものである。この2ポイントアライメントを高精度に行うためには、図10において二箇所をタップする際に、一方をウェーハ11の上端の位置、他方をウェーハ11の下端の位置とすることで、できるだけ両者が離れた位置に配置されることが好ましい。
また、以上の説明では、切削装置を用いて本発明の実施形態としたが、これに限らず、レーザー加工装置、研削装置(TAIKO研削用)などの、各種装置について本発明を実施することができる。
また、図6に示される操作ボタン6mについて、上述のように、第一表示エリア6aでタッチされた箇所を低倍率の顕微鏡39で撮像し、第二表示エリア6bに表示させることを実行するための操作ボタンとし、特定の動作を実行させることとした。このように、特定した箇所(タッチされた箇所)に顕微鏡を動かす操作をさせることとするほか、保持テーブルを所定の角度に変更するよう特定すること(アライメント)、切削ブレードやレーザービームなどの加工手段による加工位置を特定すること、などといった特定の動作を実行するように、各操作ボタンを定義することとしてもよい。
また、図1に示す構成のように、ラインセンサ36によってウェーハの全体を撮像した画像50を取得することとするほか、例えば、低倍率の顕微鏡39によってウェーハの全体を撮像し、当該撮像画像をウェーハの全体の画像50として利用することとしてもよい。
なお、加工対象となる被加工物としては、上述した半導体ウェーハに限定されるものではなく、パッケージ基板など、あらゆる被加工物が加工対象となる。
6 表示パネル
6a 第一表示エリア
7 制御装置
10 切削装置
11 ウェーハ
12 ウェーハユニット
13 分割予定ライン
30 保持テーブル
36 ラインセンサ
38 顕微鏡
39 顕微鏡
50 画像
71 座標記憶部
72 座標変換部
73 座標移動指示部
74 動作制御部
D1 画面座標系
D2 基準座標系

Claims (3)

  1. 被加工物を保持する保持テーブルと、
    該保持テーブルで保持された被加工物に加工を施す加工手段と、
    該保持テーブルと該加工手段とを相対的にX軸方向に移動するX軸移動手段と、
    該保持テーブルと該加工手段とを該X軸方向と直交するY軸方向に相対的に移動するY軸移動手段と、を備えた加工装置であって、
    該被加工物を撮像して該被加工物の画像を形成する撮像手段と、
    該被加工物の該画像を表示する表示パネルと、
    制御手段と、を備え、
    該表示パネルは、
    該X軸方向に対応したX座標軸と、
    該Y軸方向に対応したY座標軸と、
    被加工物の該画像に接触入力された点の座標を関知する座標関知部と、を少なくとも備え、
    該制御手段は、
    実際に接触入力された点の座標を画面上座標として記憶する座標記憶部と、
    基準座標系における該保持テーブルに保持された該被加工物のXY軸方向の移動量及びXY軸移動方向に基づいて、該座標記憶部に記憶されている画面上座標を基準座標系座標に変換する座標変換部と、
    該座標記憶部に記憶されている画面上座標への移動を指示する座標移動指示部と、
    該座標変換部によって変換された基準座標系座標と該画面上座標とを照合して該X軸移動手段と該Y軸移動手段とを制御する動作制御部と、
    を少なくとも有して構成される、加工装置。
  2. 前記保持テーブルで保持された被加工物を撮像する第二撮像手段を備え、
    前記動作制御部は、前記座標記憶部で記憶された画面上座標が該第二撮像手段の直下に位置づくよう該X軸移動手段と該Y軸移動手段とを制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の加工装置。
  3. 前記保持テーブルを回転させる回転手段を備え、
    前記座標記憶部では、被加工物の前記画像上の第一の点の座標が第一画面上座標として記憶されるとともに第二の点の座標が第二画面上座標として記憶され、
    前記座標変換部では、該座標記憶部に記憶されている画面上座標を基準座標系座標である、該第一画面上座標に対応する第一基準座標系座標と、該第二画面上座標に対応する第二基準座標系座標に変換され、
    前記座標移動指示部は、該第一基準座標系座標と該第二基準座標系座標が同一Y座標を有するように指示し、
    前記動作制御部では、該第一基準座標系座標と該第二基準座標系座標が同一Y座標を有するように該回転手段が制御される、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の加工装置。
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