JP2014114080A5 - - Google Patents
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Description
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、液体が含まれた被包装物を収納する包装袋を収容した状態でチャンバー内を減圧して被包装物を真空包装する真空包装方法において、
前記包装袋の被包装物投入口を閉じた状態で投入口閉成時設定圧までチャンバー内を減圧する包装減圧工程と、
この包装減圧工程の後、チャンバー内において被包装物投入口の閉状態を解除する閉成解除工程と、
この閉成解除工程の後、被包装物投入口を再び閉じ、閉状態の被包装物投入口を封止する封止工程と、
を経て被包装物を真空包装することを特徴とする真空包装方法である。
請求項2に記載のものは、前記包装減圧工程は、前記チャンバー内を予め設定された投入口閉成前設定圧まで減圧した後、前記被包装物投入口を閉じ、この状態でチャンバー内を投入口閉成前設定圧よりも低い投入口閉成時設定圧まで減圧することを特徴とする請求項1に記載の真空包装方法である。
前記包装袋の被包装物投入口を閉じた状態で投入口閉成時設定圧までチャンバー内を減圧する包装減圧工程と、
この包装減圧工程の後、チャンバー内において被包装物投入口の閉状態を解除する閉成解除工程と、
この閉成解除工程の後、被包装物投入口を再び閉じ、閉状態の被包装物投入口を封止する封止工程と、
を経て被包装物を真空包装することを特徴とする真空包装方法である。
請求項2に記載のものは、前記包装減圧工程は、前記チャンバー内を予め設定された投入口閉成前設定圧まで減圧した後、前記被包装物投入口を閉じ、この状態でチャンバー内を投入口閉成前設定圧よりも低い投入口閉成時設定圧まで減圧することを特徴とする請求項1に記載の真空包装方法である。
請求項3に記載のものは、前記包装減圧工程において、被包装物投入口が閉じられた包装袋の膨張を膨張検出手段により検出可能とし、
前記チャンバー内を投入口閉成時設定圧まで減圧して包装袋が膨張すると、この包装袋の膨張を膨張検出手段により検出し、該検出に基づいてチャンバー内の脱気を停止することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の真空包装方法である。
前記チャンバー内を投入口閉成時設定圧まで減圧して包装袋が膨張すると、この包装袋の膨張を膨張検出手段により検出し、該検出に基づいてチャンバー内の脱気を停止することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の真空包装方法である。
請求項4に記載のものは、前記膨張検出手段を包装袋の上部に当接して包装袋の膨張を検出可能とし、
前記閉成解除工程においては、膨張検出手段が膨張状態の包装袋を押し潰すことを特徴とする請求項3に記載の真空包装方法である。
前記閉成解除工程においては、膨張検出手段が膨張状態の包装袋を押し潰すことを特徴とする請求項3に記載の真空包装方法である。
請求項5に記載のものは、前記包装減圧工程の前に、前記チャンバー内を第1減圧速度で前記投入口閉成前設定圧よりも高い準備設定圧まで減圧した後、第1減圧速度よりも遅い第2減圧速度で前記投入口閉成前設定圧まで減圧する準備減圧工程を含むことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の真空包装方法である。
請求項6に記載のものは、前記投入口閉成前設定圧は、被包装物に含まれる液体が包装袋内に収納された状態における温度で沸騰する圧力に設定されることを特徴とする請求項5に記載の真空包装方法である。
請求項7に記載のものは、液体が含まれた被包装物を収納した包装袋を収容するチャンバーと、該チャンバー内を減圧して包装袋内の脱気を行う脱気装置と、チャンバー内に設けられ、包装袋の被包装物投入口を閉じる投入口閉成装置と、閉状態の被包装物投入口を封止する封止装置と、脱気装置と投入口閉成装置と封止装置とを制御する制御装置と、を備えた真空包装装置において、
前記制御装置は、
前記包装袋の被包装物投入口を閉じた状態で脱気装置を制御してチャンバー内を投入口閉成時設定圧まで減圧する包装減圧制御手段と、
該包装減圧制御手段により投入口閉成時設定圧まで減圧したチャンバー内において投入口閉成装置を制御して被包装物投入口の閉状態を解除する閉成解除制御手段と、
該閉成解除制御手段により被包装物投入口の閉状態を解除した後、投入口閉成装置を制御して被包装物投入口を再び閉じ、この閉状態で封止装置により封止する封止制御手段と、を備えたことを特徴とする真空包装装置である。
請求項8に記載のものは、前記包装減圧制御手段は、前記脱気装置を制御して、予め設定された投入口閉成前設定圧までチャンバー内を減圧した後、このチャンバー内において投入口閉成装置を制御して前記被包装物投入口を閉じ、この状態で脱気装置を制御してチャンバー内を投入口閉成前設定圧よりも低い投入口閉成時設定圧まで減圧するように構成したことを特徴とする請求項7に記載の真空包装装置である。
前記制御装置は、
前記包装袋の被包装物投入口を閉じた状態で脱気装置を制御してチャンバー内を投入口閉成時設定圧まで減圧する包装減圧制御手段と、
該包装減圧制御手段により投入口閉成時設定圧まで減圧したチャンバー内において投入口閉成装置を制御して被包装物投入口の閉状態を解除する閉成解除制御手段と、
該閉成解除制御手段により被包装物投入口の閉状態を解除した後、投入口閉成装置を制御して被包装物投入口を再び閉じ、この閉状態で封止装置により封止する封止制御手段と、を備えたことを特徴とする真空包装装置である。
請求項8に記載のものは、前記包装減圧制御手段は、前記脱気装置を制御して、予め設定された投入口閉成前設定圧までチャンバー内を減圧した後、このチャンバー内において投入口閉成装置を制御して前記被包装物投入口を閉じ、この状態で脱気装置を制御してチャンバー内を投入口閉成前設定圧よりも低い投入口閉成時設定圧まで減圧するように構成したことを特徴とする請求項7に記載の真空包装装置である。
請求項9に記載のものは、前記チャンバー内の包装袋の膨張を検出可能な膨張検出手段を備え、
チャンバー内を投入口閉成時設定圧まで減圧して前記被包装物投入口が閉じられた状態の包装袋が膨張すると、膨張検出手段が包装袋の膨張を検出し、該検出に基づいて制御装置がチャンバー内の脱気を停止するように構成されたことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の真空包装装置である。
チャンバー内を投入口閉成時設定圧まで減圧して前記被包装物投入口が閉じられた状態の包装袋が膨張すると、膨張検出手段が包装袋の膨張を検出し、該検出に基づいて制御装置がチャンバー内の脱気を停止するように構成されたことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の真空包装装置である。
請求項10に記載のものは、前記膨張検出手段は、包装袋の上部に当接する袋当接部を上下動自在な状態で備え、該袋当接部により膨張状態の包装袋を押し潰し可能であることを特徴とする請求項9に記載の真空包装装置である。
請求項11に記載のものは、前記脱気装置は、真空ポンプと、該真空ポンプの駆動により減圧されるチャンバー内の減圧速度を予め設定された第1減圧速度と、該第1減圧速度よりも遅い第2減圧速度とに切替可能な減圧調整機構と、を備え、
前記制御装置は、
前記脱気装置を制御して、前記投入口閉成前設定圧よりも高い準備設定圧まで第1減圧速度でチャンバー内を減圧した後、第2減圧速度で前記投入口閉成前設定圧までチャンバー内を減圧する準備減圧制御手段を備えたことを特徴とする請求項7から請求項10のいずれかに記載の真空包装装置である。
前記制御装置は、
前記脱気装置を制御して、前記投入口閉成前設定圧よりも高い準備設定圧まで第1減圧速度でチャンバー内を減圧した後、第2減圧速度で前記投入口閉成前設定圧までチャンバー内を減圧する準備減圧制御手段を備えたことを特徴とする請求項7から請求項10のいずれかに記載の真空包装装置である。
請求項12に記載のものは、前記減圧調整機構は、
前記真空ポンプとチャンバーとを連通可能な吸気流路と、
該吸気流路よりも流路抵抗が大きく設定され、吸気流路を迂回して真空ポンプとチャンバーとを連通可能なバイパス流路と、
前記吸気流路を介して真空ポンプとチャンバーとを連通する吸気連通状態と、バイパス流路を介して真空ポンプとチャンバーとを連通するバイパス連通状態とに切替可能な流路切替弁と、を備え、
該流路切替弁を吸気連通状態に切り替えた状態で真空ポンプを駆動すると、チャンバー内が第1減圧速度で減圧され、バイパス連通状態に切り替えた状態で真空ポンプを駆動すると、チャンバー内が第2減圧速度で減圧されるように構成したことを特徴とする請求項11に記載の真空包装装置である。
前記真空ポンプとチャンバーとを連通可能な吸気流路と、
該吸気流路よりも流路抵抗が大きく設定され、吸気流路を迂回して真空ポンプとチャンバーとを連通可能なバイパス流路と、
前記吸気流路を介して真空ポンプとチャンバーとを連通する吸気連通状態と、バイパス流路を介して真空ポンプとチャンバーとを連通するバイパス連通状態とに切替可能な流路切替弁と、を備え、
該流路切替弁を吸気連通状態に切り替えた状態で真空ポンプを駆動すると、チャンバー内が第1減圧速度で減圧され、バイパス連通状態に切り替えた状態で真空ポンプを駆動すると、チャンバー内が第2減圧速度で減圧されるように構成したことを特徴とする請求項11に記載の真空包装装置である。
請求項13に記載のものは、前記チャンバーに収容された包装袋内の被包装物の温度を検出可能であり、検出された温度の情報を制御装置へ送信可能な温度検出センサを備え、
前記制御装置は、温度検出センサにより検出された温度で前記液体が沸騰する圧力を投入口閉成前設定圧として設定することを特徴とする請求項7から請求項12のいずれかに記載の真空包装装置である。
前記制御装置は、温度検出センサにより検出された温度で前記液体が沸騰する圧力を投入口閉成前設定圧として設定することを特徴とする請求項7から請求項12のいずれかに記載の真空包装装置である。
本発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
請求項1および請求項7に記載の発明によれば、液体が含まれた被包装物を収納する包装袋を収容した状態でチャンバー内を減圧して被包装物を真空包装する真空包装方法、および、真空包装装置において、包装袋の被包装物投入口を閉じた状態で投入口閉成時設定圧までチャンバー内を減圧する包装減圧工程と、この包装減圧工程の後、チャンバー内において被包装物投入口の閉状態を解除する閉成解除工程と、この閉成解除工程の後、被包装物投入口を再び閉じ、閉状態の被包装物投入口を封止する封止工程と、を経て被包装物を真空包装するので、チャンバー内を液体が沸騰する圧力まで減圧して包装袋内を十分に脱気したとしても、沸騰している液体が包装袋から吹き零れる不都合を被包装物投入口の閉成により阻止することができ、被包装物投入口が液体で汚れてしまうことを避けることができる。したがって、被包装物に液体が含まれていたとしても、包装袋内を支障なく十分に脱気することができ、これにより、真空包装後の包装袋内に気泡が残り難く、良好な真空包装を行うことができる。さらに、液体の沸騰により発生した気体が脱気装置に吸い込まれ難くなり、気体の吸い込みが影響して脱気装置に不具合が生じることを抑制することができる。
請求項2および請求項8に記載の発明によれば、包装減圧工程は、チャンバー内を予め設定された投入口閉成前設定圧まで減圧した後、被包装物投入口を閉じ、この状態でチャンバー内を投入口閉成前設定圧よりも低い投入口閉成時設定圧まで減圧するので、投入口閉成前設定圧を液体が沸騰する圧力(詳しくは、包装袋内における高温状態で沸騰する圧力)に設定したとしても、言い換えると、チャンバー内を液体が沸騰する圧力まで減圧して包装袋内を十分に脱気したとしても、沸騰している液体が包装袋から吹き零れる不都合を被包装物投入口の閉成により阻止することができ、被包装物投入口が液体で汚れてしまうことを避けることができる。したがって、被包装物に液体が含まれていたとしても、包装袋内を支障なく十分に脱気することができ、これにより、真空包装後の包装袋内に気泡が残り難く、良好な真空包装を行うことができる。さらに、液体の沸騰により発生した気体が脱気装置に吸い込まれ難くなり、気体の吸い込みが影響して脱気装置に不具合が生じることを抑制することができる。
請求項1および請求項7に記載の発明によれば、液体が含まれた被包装物を収納する包装袋を収容した状態でチャンバー内を減圧して被包装物を真空包装する真空包装方法、および、真空包装装置において、包装袋の被包装物投入口を閉じた状態で投入口閉成時設定圧までチャンバー内を減圧する包装減圧工程と、この包装減圧工程の後、チャンバー内において被包装物投入口の閉状態を解除する閉成解除工程と、この閉成解除工程の後、被包装物投入口を再び閉じ、閉状態の被包装物投入口を封止する封止工程と、を経て被包装物を真空包装するので、チャンバー内を液体が沸騰する圧力まで減圧して包装袋内を十分に脱気したとしても、沸騰している液体が包装袋から吹き零れる不都合を被包装物投入口の閉成により阻止することができ、被包装物投入口が液体で汚れてしまうことを避けることができる。したがって、被包装物に液体が含まれていたとしても、包装袋内を支障なく十分に脱気することができ、これにより、真空包装後の包装袋内に気泡が残り難く、良好な真空包装を行うことができる。さらに、液体の沸騰により発生した気体が脱気装置に吸い込まれ難くなり、気体の吸い込みが影響して脱気装置に不具合が生じることを抑制することができる。
請求項2および請求項8に記載の発明によれば、包装減圧工程は、チャンバー内を予め設定された投入口閉成前設定圧まで減圧した後、被包装物投入口を閉じ、この状態でチャンバー内を投入口閉成前設定圧よりも低い投入口閉成時設定圧まで減圧するので、投入口閉成前設定圧を液体が沸騰する圧力(詳しくは、包装袋内における高温状態で沸騰する圧力)に設定したとしても、言い換えると、チャンバー内を液体が沸騰する圧力まで減圧して包装袋内を十分に脱気したとしても、沸騰している液体が包装袋から吹き零れる不都合を被包装物投入口の閉成により阻止することができ、被包装物投入口が液体で汚れてしまうことを避けることができる。したがって、被包装物に液体が含まれていたとしても、包装袋内を支障なく十分に脱気することができ、これにより、真空包装後の包装袋内に気泡が残り難く、良好な真空包装を行うことができる。さらに、液体の沸騰により発生した気体が脱気装置に吸い込まれ難くなり、気体の吸い込みが影響して脱気装置に不具合が生じることを抑制することができる。
請求項3および請求項9に記載の発明によれば、包装減圧工程において、被包装物投入口が閉じられた包装袋の膨張を膨張検出手段により検出可能とし、チャンバー内を投入口閉成時設定圧まで減圧して包装袋が膨張すると、この包装袋の膨張を膨張検出手段により検出し、該検出に基づいてチャンバー内の脱気を停止するので、チャンバー内の脱気を停止するタイミングを包装袋の膨張、言い換えると液体の沸騰具合に基づいて簡単に把握することができる。したがって、チャンバー内を減圧し過ぎる不都合、ひいては包装袋内の液体が沸騰し過ぎて大量に気化した気体が脱気装置に吸い込まれてしまう不都合を抑制することができる。
請求項4および請求項10に記載の発明によれば、前記膨張検出手段を包装袋の上部に当接して包装袋の膨張を検出可能とし、閉成解除工程においては、膨張検出手段が膨張状態の包装袋を押し潰すので、包装袋の膨張状態を検出する構成を利用して包装袋内に停留する空気を外方へ追い出すことができ、包装袋内を十分に脱気することができる。したがって、残留空気を含み難い良好な真空包装を行うことができる。
請求項5および請求項11に記載の発明によれば、包装減圧工程の前に、チャンバー内を第1減圧速度で投入口閉成前設定圧よりも高い準備設定圧まで減圧した後、第1減圧速度よりも遅い第2減圧速度で投入口閉成前設定圧まで減圧する準備減圧工程を含むので、包装袋内が急激に減圧されて液体が突沸する不都合を避けることができる。
請求項6および請求項13に記載の発明によれば、投入口閉成前設定圧は、被包装物に含まれる液体が包装袋内に収納された状態における温度で沸騰する圧力に設定されるので、液体の沸騰で発生した気体により包装袋内の空気を外方へ追い出すことができ、包装袋内を一層十分に脱気することができる。したがって、残留空気を更に含み難い良好な真空包装を行うことができる。
請求項12に記載の発明によれば、チャンバー内の減圧速度を予め設定された第1減圧速度と、該第1減圧速度よりも遅い第2減圧速度とに切替可能な減圧調整機構は、真空ポンプとチャンバーとを連通可能な吸気流路と、該吸気流路よりも流路抵抗が大きく設定され、吸気流路を迂回して真空ポンプとチャンバーとを連通可能なバイパス流路と、吸気流路を介して真空ポンプとチャンバーとを連通する吸気連通状態と、バイパス流路を介して真空ポンプとチャンバーとを連通するバイパス連通状態とに切替可能な流路切替弁と、を備え、該流路切替弁を吸気連通状態に切り替えた状態で真空ポンプを駆動すると、チャンバー内が第1減圧速度で減圧され、バイパス連通状態に切り替えた状態で真空ポンプを駆動すると、チャンバー内が第2減圧速度で減圧されるように構成したので、減圧調整機構を簡単な構成で実現することができる。
Claims (13)
- 液体が含まれた被包装物を収納する包装袋を収容した状態でチャンバー内を減圧して被包装物を真空包装する真空包装方法において、
前記包装袋の被包装物投入口を閉じた状態で投入口閉成時設定圧までチャンバー内を減圧する包装減圧工程と、
この包装減圧工程の後、チャンバー内において被包装物投入口の閉状態を解除する閉成解除工程と、
この閉成解除工程の後、被包装物投入口を再び閉じ、閉状態の被包装物投入口を封止する封止工程と、
を経て被包装物を真空包装することを特徴とする真空包装方法。 - 前記包装減圧工程は、前記チャンバー内を予め設定された投入口閉成前設定圧まで減圧した後、前記被包装物投入口を閉じ、この状態でチャンバー内を投入口閉成前設定圧よりも低い投入口閉成時設定圧まで減圧することを特徴とする請求項1に記載の真空包装方法。
- 前記包装減圧工程において、被包装物投入口が閉じられた包装袋の膨張を膨張検出手段により検出可能とし、
前記チャンバー内を投入口閉成時設定圧まで減圧して包装袋が膨張すると、この包装袋の膨張を膨張検出手段により検出し、該検出に基づいてチャンバー内の脱気を停止することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の真空包装方法。 - 前記膨張検出手段を包装袋の上部に当接して包装袋の膨張を検出可能とし、
前記閉成解除工程においては、膨張検出手段が膨張状態の包装袋を押し潰すことを特徴とする請求項3に記載の真空包装方法。 - 前記包装減圧工程の前に、前記チャンバー内を第1減圧速度で前記投入口閉成前設定圧よりも高い準備設定圧まで減圧した後、第1減圧速度よりも遅い第2減圧速度で前記投入口閉成前設定圧まで減圧する準備減圧工程を含むことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の真空包装方法。
- 前記投入口閉成前設定圧は、被包装物に含まれる液体が包装袋内に収納された状態における温度で沸騰する圧力に設定されることを特徴とする請求項5に記載の真空包装方法。
- 液体が含まれた被包装物を収納した包装袋を収容するチャンバーと、該チャンバー内を減圧して包装袋内の脱気を行う脱気装置と、チャンバー内に設けられ、包装袋の被包装物投入口を閉じる投入口閉成装置と、閉状態の被包装物投入口を封止する封止装置と、脱気装置と投入口閉成装置と封止装置とを制御する制御装置と、を備えた真空包装装置において、
前記制御装置は、
前記包装袋の被包装物投入口を閉じた状態で脱気装置を制御してチャンバー内を投入口閉成時設定圧まで減圧する包装減圧制御手段と、
該包装減圧制御手段により投入口閉成時設定圧まで減圧したチャンバー内において投入口閉成装置を制御して被包装物投入口の閉状態を解除する閉成解除制御手段と、
該閉成解除制御手段により被包装物投入口の閉状態を解除した後、投入口閉成装置を制御して被包装物投入口を再び閉じ、この閉状態で封止装置により封止する封止制御手段と、を備えたことを特徴とする真空包装装置。 - 前記包装減圧制御手段は、前記脱気装置を制御して、予め設定された投入口閉成前設定圧までチャンバー内を減圧した後、このチャンバー内において投入口閉成装置を制御して前記被包装物投入口を閉じ、この状態で脱気装置を制御してチャンバー内を投入口閉成前設定圧よりも低い投入口閉成時設定圧まで減圧するように構成したことを特徴とする請求項7に記載の真空包装装置。
- 前記チャンバー内の包装袋の膨張を検出可能な膨張検出手段を備え、
チャンバー内を投入口閉成時設定圧まで減圧して前記被包装物投入口が閉じられた状態の包装袋が膨張すると、膨張検出手段が包装袋の膨張を検出し、該検出に基づいて制御装置がチャンバー内の脱気を停止するように構成されたことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の真空包装装置。 - 前記膨張検出手段は、包装袋の上部に当接する袋当接部を上下動自在な状態で備え、該袋当接部により膨張状態の包装袋を押し潰し可能であることを特徴とする請求項9に記載の真空包装装置。
- 前記脱気装置は、真空ポンプと、該真空ポンプの駆動により減圧されるチャンバー内の減圧速度を予め設定された第1減圧速度と、該第1減圧速度よりも遅い第2減圧速度とに切替可能な減圧調整機構と、を備え、
前記制御装置は、
前記脱気装置を制御して、前記投入口閉成前設定圧よりも高い準備設定圧まで第1減圧速度でチャンバー内を減圧した後、第2減圧速度で前記投入口閉成前設定圧までチャンバー内を減圧する準備減圧制御手段を備えたことを特徴とする請求項7から請求項10のいずれかに記載の真空包装装置。 - 前記減圧調整機構は、
前記真空ポンプとチャンバーとを連通可能な吸気流路と、
該吸気流路よりも流路抵抗が大きく設定され、吸気流路を迂回して真空ポンプとチャンバーとを連通可能なバイパス流路と、
前記吸気流路を介して真空ポンプとチャンバーとを連通する吸気連通状態と、バイパス流路を介して真空ポンプとチャンバーとを連通するバイパス連通状態とに切替可能な流路切替弁と、を備え、
該流路切替弁を吸気連通状態に切り替えた状態で真空ポンプを駆動すると、チャンバー内が第1減圧速度で減圧され、バイパス連通状態に切り替えた状態で真空ポンプを駆動すると、チャンバー内が第2減圧速度で減圧されるように構成したことを特徴とする請求項11に記載の真空包装装置。 - 前記チャンバーに収容された包装袋内の被包装物の温度を検出可能であり、検出された温度の情報を制御装置へ送信可能な温度検出センサを備え、
前記制御装置は、温度検出センサにより検出された温度で前記液体が沸騰する圧力を投入口閉成前設定圧として設定することを特徴とする請求項7から請求項12のいずれかに記載の真空包装装置。
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