JP2014111467A - シーリング材充填容器及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
製造が容易で、手絞りによっても内部のシーリング材を押し出すことができるシーリング材充填容器を提供する。
【解決手段】
内部に湿気硬化型接着剤からなるシーリング材を充填し、且つ、両端開口部を絞って封止してなるソーセージ形状のシーリング材充填容器からなる容器本体1と、ノズル装着用吐出口6とこのノズル装着用吐出口6を密閉した突き破り可能な薄いガスバリヤ性フィルム片7とを有する蓋部材5とからなり、上記容器本体1の一端封止部が切除されて切開口2に形成され、蓋部材5を容器本体1の一端部に被せてその切開口2を上記ガスバリヤ性フィルム片7によって被覆していると共に、蓋部材5を容器本体1から押し出した一部のシーリング材によって容器本体1に一体に接着してあり、使用時には、ノズル装着用吐出口6を通じて上記ガスバリヤ性フィルム片7をピン等によって突き破る。
【選択図】 図2

Description

本発明は内部に湿気硬化型シーリング材を充填しているシーリング材充填容器とその製造方法に関する。
湿気硬化型接着剤や粘着剤等のシーリング材を充填している従来の容器としては、特許文献1や特許文献2に記載されているように、アルミニウムラミネート樹脂フィルムまたはアルミニウム蒸着樹脂フィルム等のガスバリヤ性フィルムからなる柔軟な円筒状容器内にシーリング材を充填し、この容器の両端開口部を絞って糸状物により結紮、封止してなるソーセージ形状のシーリング材充填容器が広く知られており、使用時には、円筒状ないしは半円筒状の胴体部の先端にノズルを装着し、基端側にハンドル操作によって前進するピストンを配設してなるコーキングガンの上記胴体部内にこのシーリング材充填容器を、胴体部の先端ノズル側に向けているその一端封止部を切開いた状態にして装填し、他端封止部側をピストンによって押圧することにより、シーリング材をノズルから吐出させるように構成している。
また、上記特許文献2には、両端部を結紮、封止しているソーセージ形状のシーリング材充填容器以外に、アルミニウム箔の両面に熱可塑性樹脂膜を層着してなるガスバリヤー性シートを丸めて幅方向の両端縁部を熱融着させることにより筒体を形成し、この筒体の一端開口部に上記ガスバリヤー性シートと同じ材料からなる天蓋を熱融着により固着すると共にこの天蓋上の中央部に、中央に吐出口を貫設している熱可塑性樹脂からなる台座を同じく熱融着により固着し、しかる後、他端開口部側から筒体内にシーリング材を充填したのち、該他端開口部を熱融着により密閉してなるシーリング材充填容器が記載されている。
そして、使用に際しては、このシーリング材充填容器の上記台座に設けている吐出口内に先端が鋭利なピンなどの棒状部材を挿入して天蓋の中央部を突き破ることによりシーリング材の流出口を形成したのち、このシーリング材充填容器をコーキングガンの胴体部内に装填し、胴体部の先端にシーリング材充填容器の天蓋外周部を受止するアダプターを取付けると共に上記台座の吐出口にノズルを装着し、この状態にして上記同様に、コーキングガンのレバーを操作してピストンを前進させることにより、シーリング材をノズルから吐出させるように構成している。
特開昭61−227037号公報 特許第3624132号公報
しかしながら、両端部を結紮、封止している上記ソーセージ形状のシーリング材充填容器によれば、一端封止部を切り開いた状態にしてコーキングガンの胴体部内に装填しているので、シーリング材が胴体部内に漏出し、該胴体部内の空気中に含まれる湿気によって固化して胴体部が使用できなるといった問題点がある。また、コーキングガンにシーリング材充填容器を装填することによってシーリング材の吐出が可能となるものであって、シーリング材充填容器をそのまま使用して手絞りによってシーリング材を吐出させることができないといった問題点もある。
一方、上記後者のシーリング材充填容器によれば、その一端開口部を天蓋によって閉止し、この天蓋上に吐出口を有する台座を固着しているので、コーキングガンを使用することなく台座の吐出口にノズルを装着することによって手絞りが可能となるが、使用に際して容器内のシーリング材をノズル側に押し出すには、容器の一端開口部を密閉している天蓋の中央部をピン等によって突き刺して流出口を開設しなければならず、そのため、天蓋を、穿孔が可能な薄いガスバリヤー性樹脂シートによって形成しているが、そうすると、コーキングガンの胴体部にこのシーリング材充填容器を装填して使用する際に、コーキングガンの胴体部の先端に天蓋を受止するアダプターを装着して容器の他端封止側を押圧するピストンの押圧力による天蓋の変形を防止しておく必要がある。また、この天蓋にノズルを装着することができないために、別にノズル装着用吐出口を有する台座を天蓋を固着しておかなければならない。
さらに、シーリング材充填容器を製造する際に、シーリング材が充填される前の容器を形成している筒体と共に天蓋も上述したように変形が容易な薄いガスバリヤー性樹脂シートからなるので、柔らかい筒体の一端開口部にその天蓋を被嵌して熱融着させことにより容器を形成する作業が煩雑になるばかりでなく、筒体もガスバリヤー性シートを丸めて幅方向の両端縁部を熱融着させることにより形成し、この筒体の一端開口部に上記天蓋を取付けて他端開口部からシーリング材を筒体内に充填したのち、該筒体の該他端開口部を熱融着することによってシーリング材充填容器を形成しているため、シーリング材充填容器の製造工程が複雑化して生産性が低下するばかりでなく、製品がコスト高になるといった問題点がある。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、従来から広く知られているソーセージ形状のシーリング材充填容器を採用しているにもかかわらず、コーキングガンによるシーリング材の円滑な押し出しと共に手絞りによるシーリング材の確実な押し出しを可能にし、また、安価に且つ簡単に製造することができるシーリング材充填容器とその製造方法を提供するにある。
上記目的を達成するために、本発明のシーリング材充填容器は、ガスバリヤ性フィルムからなる柔軟な円筒状容器内に湿気硬化型接着剤又は粘着剤からなるシーリング材を充填し、且つ、一端側の封止部が切開されているソーセージ形状の容器本体と、この容器本体の一端部に取付けている保形性を有する合成樹脂製の蓋部材とからなり、蓋部材は容器本体の一端面にその内面を当接させている蓋板部の外周縁に容器本体の一端部外周面に被嵌した周壁部を一体に設けていると共に蓋部材の中央部にノズル装着用吐出口を開設してあり、さらに、この吐出口を突き破り可能な薄いガスバリヤ性フイルム片によって密閉していると共に蓋板部の内面を容器本体の上記一端切開口から出た一部のシーリング材によって容器本体の一端面に一体に接着させていることを特徴とする。
このように構成したシーリング材充填容器において、請求項2に係る発明は、上記蓋部材における蓋板部の内面から周壁部の内周面に亘って容器本体の凸円弧状に湾曲した一端面に接するすり鉢状湾曲面に形成していると共に、このすり鉢状湾曲面に、吐出口の基端外周縁から複数の細長い溝を放射状に設けていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、上記シーリング材充填容器の製造方法であって、ガスバリヤ性フィルムからなる柔軟な円筒状容器内に湿気硬化型接着剤又は粘着剤からなるシーリング材を充填し、且つ、この容器の両端開口部を絞って封止してなるソーセージ形状のシーリング材充填容器を容器本体とし、この容器本体の一端封止部を切開したのち、蓋板部の外周縁に周壁部を一体に設けていると共に上記蓋板部の中央部にノズル装着用吐出口を開設し、且つ、この吐出口を突き破り可能な薄いガスバリヤ性フィルム片によって密閉してなる保形性を有する合成樹脂製の蓋部材を上記容器本体の一端部に被せ、容器本体の上記切開した開口部からシーリング材の一部を押し出して該シーリング材により蓋部材の蓋板部の内面を容器本体の一端面に一体に接着することを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、内部に湿気硬化型接着剤又は粘着剤等のシーリング材を充填しているガスバリヤ性フィルムからなるソーセッジ形状の容器本体の一端部に、シーリング材の吐出口を設けた保形性を有する合成樹脂製の蓋部材を被嵌してこの蓋部材を容器本体の一端封止部の切開口から出た一部のシーリング材によって接着しているので、構造が簡単で安価に提供できるのは勿論、上記蓋部材における蓋板部の中央に設けている吐出口を突き破り可能なガスバリヤ性フイルム片によって密閉しているから、容器本体の一端封止部が切開されているにもかかわらず、湿気が浸入して容器本体内のシーリング材を硬化させるのを確実に防止することができると共に、使用時には先鋭端を有するピン等を吐出口に挿入して上記ガスバリヤ性フイルム片を突き破ることにより、容器本体内のシーリング材を吐出口から簡単に押し出すことができる。
この際、容器本体の一端部に取付けている上記蓋部材は保形性を有していて変形し難いいので、そのままコーキングガンに装填して容器本体内のシーリング材を円滑に押し出すことができるばかりでなく、コーキングガンを使用することなく手絞りによる押し出しも確実に行うことができる。また、容器本体内の全てのシーリング材を使用したのちに、蓋部材を容器本体から剥がすことによって分別処理することができる。
請求項2に係る発明によれば、上記蓋部材における蓋板部の内面から周壁部の内周面に亘って容器本体の凸円弧状に湾曲した一端面に接するすり鉢状湾曲面に形成しているので、蓋部材の内面と容器本体の一端面との間に容器本体内のシーリング材を硬化させるような空気溜まりを生じさせることなく容器本体の一端面を蓋部材の内面に全面的に密着させることができると共に、前面に凸部を設けているピストンを有するコーキングガンを使用することにより、該ピストンをその凸部が蓋部材のすり鉢状湾曲面に接するまで前進させ容器本体内の全てのシーリング材を確実に押し出すことができる。
また、蓋部材における上記すり鉢状湾曲面に、吐出口の基端外周縁から複数の細長い溝を放射状に設けているので、容器本体の一端切開口から出た一部のシーリング材をこれらの溝内に容易に浸入させることができ、容器本体の一端面を蓋部材の内面に確実に接着、一体化させることができる。
請求項3に係る発明は上記シーリング材充填容器の製造方法であって、ガスバリヤ性フィルムからなる柔軟な円筒状容器内に湿気硬化型接着剤又は粘着剤からなるシーリング材を充填し、且つ、この容器の両端開口部を絞って封止してなるソーセージ形状のシーリング材充填容器を容器本体とし、この容器本体の一端封止部を切開したのち、シーリング材の吐出口を有する蓋部材を容器本体の一端部に被せて容器本体の一端切開口から押し出されるシーリング材の一部により容器本体に蓋部材を接着、一体化させるので、従来から一般的に市販されているソーセージ形状のシーリング材充填容器を容器本体として使用し、この容器本体の一端部に蓋部材を取付けるだけで、手絞りも可能なシーリング材充填容器を簡単且つ安価に製造することができる。
さらに、蓋部材は、外周縁に周壁部を一体に設けている蓋板部の中央部にノズル装着用吐出口を開設していると共に、この吐出口を突き破り可能な薄いガスバリヤ性フィルム片によって密閉しているので、容器本体の一端封止部が切開されているにもかかわらず、使用前においてはこの切開口を上記ガスバリヤ性フィルムによって被覆して吐出口から湿気を含む外気が容器本体側に侵入するのを確実に防止しておくことができると共に、上記吐出口にピンやノズル等の先端部を挿入してこの吐出口を密閉している上記ガスバリヤ性フイルム片を突き破ることにより、直ちに使用が可能となるシーリング材充填容器を提供することができる。
本発明シーリング材充填容器の斜視図。 その一端側の縦断側面図。 蓋部材の縦断側面図。 容器本体における一端側の封止部を切除した状態の分解斜視図。 容器本体の一端部に蓋部材を固着させている状態の縦断側面図。 ガスバリヤ性フィルム片に開孔を設けている状態の縦断側面図。 ノズルを装着した状態の斜視図。 容器本体に円筒体を被せている状態の斜視図。 コーキングガンに装填した状態を示す斜視図。 シーリング材を押し出している状態を示す縦断側面図。 手絞りによるシーリング材の塗布状態を示す斜視図。 本発明シーリング材充填容器の別な実施例を示す一部省略縦断側面図。
次に、本発明の具体的な実施の形態を図面について説明すると、図1、図2において、シーリング材充填容器Aは、円筒状の柔軟な容器の内部に湿気硬化型接着剤又は湿気硬化型粘着剤を充填、収容していると共に一端に切開口2を設けている容器本体1と、この容器本体1の一端部に被せて背面側であるその内面を容器本体1の一端面に容器本体1内から押し出した一部のシーリング材によって一体に接着している蓋部材5とからなり、この蓋部材5にはノズル装着用吐出口6とこのノズル装着用吐出口6を密閉し、且つ、上記容器本体1の切開口2を被覆しているガスバリヤ性フィルム片7を備えている。
詳しくは、上記容器本体1としては、アルミニウムラミネート樹脂フィルムまたはアルミニウム蒸着樹脂フィルム等のガスバリヤ性フィルムからなる柔軟な円筒状容器内に上記シーリング材を充填し、この容器の両端開口部を絞って糸状物等により結紮、封止3、4してなるソーセージ形状の周知のシーリング材充填容器を使用し、上記蓋部材5によって被覆される一端側の封止部3は図4に示すように切除されている。なお、蓋部材5側に設けている上記ガスバリヤ性フィルム片7もこの容器本体1と同じアルミニウムラミネート樹脂フィルムまたはアルミニウム蒸着樹脂フィルム等のガスバリヤ性フィルムから形成されている。
一方、上記蓋部材5は、ポリプロピレン樹脂からなる保形性を有する樹脂成形品であって、図2〜図4に示すように、上記容器本体1の一端面にその内面を密接させている正面視円形状の蓋板部5aと、この蓋板部5aの外周縁にその一端(前端)を一体に連設して容器本体1の一端外周面を被覆している周壁部5bと、上記蓋板部5aの中央部から容器本体1の他端側とは反対側である前方に向かって突設し、且つ、その基端側が蓋板部5aを貫通してこの蓋板部5aの内面となる後面中央から後方に向かって開口している一定長さを有する筒状の上記ノズル装着用吐出口6とを備えてなり、この蓋部材5における蓋板部5aの内面中央部にピン或いは後述するノズル等によって突き破り可能な上記ガスバリヤ性を有するフィルム片7が貼着されていて、このガスバリヤ性フィルム片7によってノズル装着用吐出口6の後方開口端を密閉していると共に上記容器本体1の一端切開口2を被覆している。なお、上記ノズル装着用吐出口6の外周面にはノズル10を着脱自在に装着させるための雄螺子部6aを設けている。
さらに、この蓋部材5における容器本体1の一端部に被嵌させる内面側は、上記蓋板部5aの内面から周壁部5bの内周面に亘って、ソーセージ形状に形成された容器本体1の凸円弧状に湾曲した一端面に接するように、凹円弧状に凹んだすり鉢状の湾曲面8に形成されている。
このすり鉢状湾曲面8には、上記ノズル装着用吐出口6の後端側である基端外周縁部から周壁部5bの内周面に向かって複数の細長い溝9、9・・9が放射状に刻設されてあり、これらの細長い溝9内に、容器本体1の上記一端切開口2から押し出された一部のシーリング材を充満させると共に該溝9から蓋部材5の内面のすり鉢状の湾曲面8と容器本体1の一端面との間に浸入、固化させることにより、溝9内で固化したシーリング材でアンカー効果を発揮させて蓋部材5のすり鉢状湾曲面8に容器本体1の一端面を接着、一体化させている。
このように構成した蓋部材付きのシーリング材充填容器Aを製造するには、上記ガスバリヤ性フィルムからなる柔軟な円筒状容器内に上記シーリング材を充填し、この容器の両端開口部を絞って糸状物等により結紮、封止3、4してなるソーセージ形状の周知のシーリング材充填容器を容器本体1として、まず、この容器本体1の一端側の封止部3を図4に示すように鋏又はカッタによって切除することにより内部のシーリング材を外部に押出可能な切開口2を開設したのち、直ちに、この容器本体1の一端部に、蓋板部5aの中央部に前方に向かってノズル装着用吐出口6を突設していると共に蓋板部5aのすり鉢状の湾曲面8の中央部にこの吐出口6の基端側開口部を密閉しているガスバリヤ性フィルム片7を貼着してなる上記蓋部材5を被せて図5に示すように、その周壁部5bを容器本体1の一端部外周面に外嵌させると共に上記ガスバリヤ性フィルム片7によって容器本体1の上記切開口2を被覆し、且つ、すり鉢状湾曲面8に容器本体1の一端面を当接させた状態にし、しかるのち、容器本体1の適所を押圧することによって上記切開口2から容器本体1内のシーリング材の一部を押し出してこのシーリング材をすり鉢状湾曲面8に放射状に刻設している複数条の上記溝9に充満させると共に溝9を介してすり鉢状の湾曲面8と容器本体1の一端面との間に侵入させ、その状態でシーリング材を固化させることにより、上記構成のシーリング材充填容器Aを製造することができる。
次に、上記のように構成した蓋部材付きのシーリング材充填容器Aを使用して内部のシーリング材を建築物等の部材の適所に塗布するには、まず、図6に示すように、先端が先鋭端に形成されているピン又は棒状体、或いは蓋部材5のノズル装着用吐出口6に装着する前のノズル10の先端部をこのノズル装着用吐出口6の先端側から内部に挿入してノズル装着用吐出口6を密閉している上記ガスバリヤ性フィルム片7を突き破ることにより開孔11を穿設し、容器本体1の切開部2をこの開孔11を通じてノズル装着用吐出口6に連通させた状態にしたのち、図7に示すように、ノズル装着用吐出口6にノズル10を、その基端部内面に設けている雌螺子部をノズル装着用吐出口6の外周部に設けている雄螺子部6aに螺合させることによって取付ける。
そして、コーキングガンBを使用してシーリング材の塗布作業を行う場合には、図8に示すように、容器本体1を剛性を有する円筒体C内に挿入したのち、図9に示すように、この円筒体CをコーテングガンBの半円筒状ないしは樋形状に形成されている胴体部B1内に装填すると共に蓋部材5の蓋板部5aの外面(前面)外周部を胴体部B1の先端(前端)に設けているU字状受止片B11 の内面(後面)に受止させ、ノズル10をこのU字状受止片B11 から前方に突出させた状態にする。なお、円筒形状の胴体部を有するコーキングガンBを使用する場合には、上記円筒体Cを使用することなく容器本体1を直接、胴体部内に装填し、蓋部材5の外面を胴体部の前壁部の後面に受止させると共にノズル10をこの前壁部の中央に設けている孔を通じて外部に突出させた状態にすればよい。
このようにシーリング材充填容器AをコーキングガンBに装填したのち、コーキングガンBのレバーB2を操作してピストンB3を上記円筒体C内で前進させれば、ピストンB3によって容器本体1の他端面(後端面)が押圧されて該容器本体1が長さ方向に圧縮されながらその押圧力により容器本体1内のシーリング材が容器本体1の先端切開口2からノズル10内を通じて外部に押し出され、所定部分にそのシーリング材を塗布することができる。
この際、ピストンB3の前進による押圧力が容器本体1を圧縮させながらこの容器本体1の前端に一体に設けている蓋部材5を前方に移動させよう方向に作用するが、蓋部材5の蓋板部5aは比較的肉厚で剛性を有しているので、変形することがなく上記U字状受止片B11 によって強固に受止させながらシーリング材を円滑に押し出すことができる。
また、コーキングガンBを使用することなく、手絞りによるシーリング材の塗布を行う場合には、シーリング材充填容器Aの蓋部材5におけるノズル装着用吐出口6に上記のようにしてピンやノズル10の先端部を挿入してノズル装着用吐出口6を密閉している上記ガスバリヤ性フィルム片7を突き破って孔を穿設し、この孔を通じて容器本体1の切開口2をノズル装着用吐出口6に連通させたのち、ノズル装着用吐出口6に上記ノズル10を取付ける。この状態にして図11に示すように容器本体1を手で把持し、シーリング材を塗布する方向にノズル10を向けて容器本体1を把持力により圧搾することにより容器本体1内のシーリング材をノズル10から押し出して塗布作業を行う。
なお、上記実施例においては、容器本体1の先端に取付けている蓋部材5として、内面(後面)をすり鉢状湾曲面8に形成し、且つ、そのすり鉢状湾曲面8に複数条の細長い溝9を放射状に設けた構造のものを使用したが、このような構造にすることなく、図12に示すように、容器本体1の一端面にその内面を密接させている円板形状の蓋板部5aと、この蓋板部5aの外周縁にその一端(前端)を一体に連設し、且つ、容器本体1の外径に等しい内径を有して容器本体1の一端部を被嵌している一定厚みを有する短筒形状の周壁部5bとからなり、この周壁部5bの内周面を蓋板部5aの内面に直角に連なる面に形成しておいてもよい。この場合、蓋板部5aはシーリング材塗布時における押圧力を変形することなく受止できるように剛性を有する肉厚に形成している一方、周壁部5bは皺寄せ状に変形可能な薄肉に形成しておき、容器本体1をその先端まで圧縮しながら内部の全てのシーリング材を押し出し、塗布できるように形成している。その他の構成については上記実施例と同じであるので、同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
A シーリング材充填容器
1 容器本体
2 切開口
3、4 封止部
5 蓋部材
5a 蓋板部
5b 周壁部
6 ノズル装着用吐出口
7 ガスバリヤ性フィルム片
8 すり鉢状湾曲面
9 溝
10 ノズル

Claims (3)

  1. ガスバリヤ性フィルムからなる柔軟な円筒状容器内に湿気硬化型接着剤又は粘着剤からなるシーリング材を充填し、且つ、一端側の封止部が切開されているソーセージ形状の容器本体と、この容器本体の一端部に取付けている保形性を有する合成樹脂製の蓋部材とからなり、蓋部材は容器本体の一端面にその内面を当接させている蓋板部の外周縁に容器本体の一端部外周面に被嵌した周壁部を一体に設けていると共に蓋部材の中央部にノズル装着用吐出口を開設してあり、さらに、この吐出口を突き破り可能な薄いガスバリヤ性フイルム片によって密閉していると共に蓋板部の内面を容器本体の上記一端切開口から出た一部のシーリング材によって容器本体の一端面に一体に接着させていることを特徴とするシーリング材充填容器。
  2. 蓋部材における蓋板部の内面から周壁部の内周面に亘って容器本体の凸円弧状に湾曲した一端面に接するすり鉢状湾曲面に形成していると共に、このすり鉢状湾曲面に、吐出口の基端外周縁から複数の細長い溝を放射状に設けていることを特徴とする請求項1に記載のシーリング材充填容器。
  3. ガスバリヤ性フィルムからなる柔軟な円筒状容器内に湿気硬化型接着剤又は粘着剤からなるシーリング材を充填し、且つ、この容器の両端開口部を絞って封止してなるソーセージ形状のシーリング材充填容器を本体とし、この容器本体の一端封止部を切開したのち、蓋板部の外周縁に周壁部を一体に設けていると共に上記蓋板部の中央部にノズル装着用吐出口を開設し、且つ、この吐出口を突き破り可能な薄いガスバリヤ性フィルム片によって密閉してなる保形性を有する合成樹脂製の蓋部材を上記容器本体の一端部に被せ、容器本体の上記切開した開口部からシーリング材の一部を押し出して該シーリング材により蓋部材の蓋板部の内面を容器本体の一端面に一体に接着することを特徴とするシーリング材充填容器の製造方法。
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