JPH0924962A - カートリッジ容器の押出ガン接合構造 - Google Patents
カートリッジ容器の押出ガン接合構造Info
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- JPH0924962A JPH0924962A JP7272578A JP27257895A JPH0924962A JP H0924962 A JPH0924962 A JP H0924962A JP 7272578 A JP7272578 A JP 7272578A JP 27257895 A JP27257895 A JP 27257895A JP H0924962 A JPH0924962 A JP H0924962A
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- JP
- Japan
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- nozzle
- cartridge container
- rear end
- holding plate
- attached
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05C—APPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05C17/00—Hand tools or apparatus using hand held tools, for applying liquids or other fluent materials to, for spreading applied liquids or other fluent materials on, or for partially removing applied liquids or other fluent materials from, surfaces
- B05C17/005—Hand tools or apparatus using hand held tools, for applying liquids or other fluent materials to, for spreading applied liquids or other fluent materials on, or for partially removing applied liquids or other fluent materials from, surfaces for discharging material from a reservoir or container located in or on the hand tool through an outlet orifice by pressure without using surface contacting members like pads or brushes
- B05C17/01—Hand tools or apparatus using hand held tools, for applying liquids or other fluent materials to, for spreading applied liquids or other fluent materials on, or for partially removing applied liquids or other fluent materials from, surfaces for discharging material from a reservoir or container located in or on the hand tool through an outlet orifice by pressure without using surface contacting members like pads or brushes with manually mechanically or electrically actuated piston or the like
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 連続的に使用しても、開穿手段が使用不能と
なることはなく、かつカートリッジ容器の防湿膜の切断
作用を効率的に行うことを可能とした形状の開穿手段を
有するカートリッジ容器の押出ガン接合構造を提供す
る。 【解決手段】 保持台の前端部に設けられた固定保持板
と、保持台上を前進可能とされたロッドとを有する押出
ガンと、内部にシーリング材等の内容物を充填可能とし
たカートリッジ容器12と、固定保持板に着脱自在に取
りつけられるノズル50とを有し、ノズルの後端側の貫
通吐出通路66入口の周縁部がノズルの後端面よりも内
方に位置するように配設し、周縁部を介して防湿膜を開
穿する開穿手段84を後方に向けて突設し、開穿手段の
突出端部がノズルの後端面よりも内方に位置するように
設けた。
なることはなく、かつカートリッジ容器の防湿膜の切断
作用を効率的に行うことを可能とした形状の開穿手段を
有するカートリッジ容器の押出ガン接合構造を提供す
る。 【解決手段】 保持台の前端部に設けられた固定保持板
と、保持台上を前進可能とされたロッドとを有する押出
ガンと、内部にシーリング材等の内容物を充填可能とし
たカートリッジ容器12と、固定保持板に着脱自在に取
りつけられるノズル50とを有し、ノズルの後端側の貫
通吐出通路66入口の周縁部がノズルの後端面よりも内
方に位置するように配設し、周縁部を介して防湿膜を開
穿する開穿手段84を後方に向けて突設し、開穿手段の
突出端部がノズルの後端面よりも内方に位置するように
設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に建築等で使用
される粘着性の大きい材料、例えばシーリング材、接着
剤等を収容しているカートリッジ容器からシーリング材
等を押し出す押出ガンに用いられるカートリッジ容器の
押出ガン接合構造ならびに該押出ガン接合構造に好適に
用いられる新規なカートリッジ容器に関するものであ
る。
される粘着性の大きい材料、例えばシーリング材、接着
剤等を収容しているカートリッジ容器からシーリング材
等を押し出す押出ガンに用いられるカートリッジ容器の
押出ガン接合構造ならびに該押出ガン接合構造に好適に
用いられる新規なカートリッジ容器に関するものであ
る。
【0002】
【関連技術】従来、カートリッジ容器内に収納されてい
る、例えばシーリング材を吐出させるのに押出ガン(特
開昭61−68160号公報、特開昭61−68161
号公報)を用いて吐出させる方法が知られている。この
シーリング材用のカートリッジ容器は、内部に摺動可能
なピストンを有するシリンダー状の容器本体と吐出ノズ
ルとを一体に形成したものであって、押圧ガンの押出し
ロッドの前進によりピストンが押し進められ、内部のシ
ーリング材がノズルより吐出するようになっているもの
である。
る、例えばシーリング材を吐出させるのに押出ガン(特
開昭61−68160号公報、特開昭61−68161
号公報)を用いて吐出させる方法が知られている。この
シーリング材用のカートリッジ容器は、内部に摺動可能
なピストンを有するシリンダー状の容器本体と吐出ノズ
ルとを一体に形成したものであって、押圧ガンの押出し
ロッドの前進によりピストンが押し進められ、内部のシ
ーリング材がノズルより吐出するようになっているもの
である。
【0003】しかし、このカートリッジ容器は、容器と
ノズルを互いに固定したノズル方式であるため、使用の
たびに固定したノズルの先端をカットし、しかもシーリ
ング材の吐出量を前と一定にするためにノズルを前と同
径にカットしなければならないという欠点の他、使用後
は容器にノズルを固定しているため、カートリッジ容器
を交換するたびにノズル内に残存しているシーリング材
が無駄になるという欠点を有している。
ノズルを互いに固定したノズル方式であるため、使用の
たびに固定したノズルの先端をカットし、しかもシーリ
ング材の吐出量を前と一定にするためにノズルを前と同
径にカットしなければならないという欠点の他、使用後
は容器にノズルを固定しているため、カートリッジ容器
を交換するたびにノズル内に残存しているシーリング材
が無駄になるという欠点を有している。
【0004】これを解消するため、容器本体とノズルと
を分離し、さらにノズルを吐出部と当接部とに分離して
このノズルを容器保持台の固定保持板に挟持するように
螺着し、容器本体の前部に防湿膜を設けた突出吐出口を
前記当接部に当接するようにして容器本体を容器保持台
にセットするようにした押出ガンが知られている(実開
昭63−118975号公報)。
を分離し、さらにノズルを吐出部と当接部とに分離して
このノズルを容器保持台の固定保持板に挟持するように
螺着し、容器本体の前部に防湿膜を設けた突出吐出口を
前記当接部に当接するようにして容器本体を容器保持台
にセットするようにした押出ガンが知られている(実開
昭63−118975号公報)。
【0005】このカートリッジ容器は、容器本体内にあ
るシーリング材を使い切った後、新たな容器本体の防湿
膜を破開して前のノズルを該容器本体に取付けるように
するので、新たなノズルの先端をカットする必要がな
く、かつノズル内に残存しているシーリング材を無駄に
することもなく、容器本体を簡単に取り換えることがで
きるという利点を有するものである。
るシーリング材を使い切った後、新たな容器本体の防湿
膜を破開して前のノズルを該容器本体に取付けるように
するので、新たなノズルの先端をカットする必要がな
く、かつノズル内に残存しているシーリング材を無駄に
することもなく、容器本体を簡単に取り換えることがで
きるという利点を有するものである。
【0006】この分離カートリッジ容器は、容器本体を
交換したい場合、新たな容器本体の防湿膜をわざわざ手
作業で破開して使用する必要があり、容器の交換を連続
的に行なうことができない他、容器本体の突出した吐出
口内にシーリング材等が残存したり、ノズルの当接部と
容器本体の吐出口とが単に接触しているだけであって、
この接触部分よりシーリング材等が漏れてしまうという
問題を有している。
交換したい場合、新たな容器本体の防湿膜をわざわざ手
作業で破開して使用する必要があり、容器の交換を連続
的に行なうことができない他、容器本体の突出した吐出
口内にシーリング材等が残存したり、ノズルの当接部と
容器本体の吐出口とが単に接触しているだけであって、
この接触部分よりシーリング材等が漏れてしまうという
問題を有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記問題を解決するた
めに、本願出願人は、カートリッジ容器を押出ガンに対
して連続的に着脱することができるとともに、容器本体
の交換の際に新たに容器本体の防湿膜をわざわざ破開す
る作業の必要がないカートリッジ容器とノズルとの接合
構造を既に提案した(特開平4−253671号)。
めに、本願出願人は、カートリッジ容器を押出ガンに対
して連続的に着脱することができるとともに、容器本体
の交換の際に新たに容器本体の防湿膜をわざわざ破開す
る作業の必要がないカートリッジ容器とノズルとの接合
構造を既に提案した(特開平4−253671号)。
【0008】この提案のカートリッジ容器とノズルとの
接合構造は、図16に示すごとく、押出しガン10の保
持台16にセットし、前方の全面に防湿膜76を有する
カートリッジ容器12と、吐出体52と当接体54とに
着脱可能に分離し、該当接体54の貫通通路68の周囲
に内側に突出する突起71を形成し、前記保持台16の
固定保持板46に取付けられるノズル50とから構成さ
れている。同図において、72は該突起71の周囲に設
けられた内方に凹んだ凹部である。
接合構造は、図16に示すごとく、押出しガン10の保
持台16にセットし、前方の全面に防湿膜76を有する
カートリッジ容器12と、吐出体52と当接体54とに
着脱可能に分離し、該当接体54の貫通通路68の周囲
に内側に突出する突起71を形成し、前記保持台16の
固定保持板46に取付けられるノズル50とから構成さ
れている。同図において、72は該突起71の周囲に設
けられた内方に凹んだ凹部である。
【0009】しかしながら、上記提案においては、上記
突起71は当接体59の後端面よりも外方に突出してい
るため、突起71の先端がピストン44と接触して鈍化
してしまい、繰り返し使用するにしたがって使用不能と
なるという問題が生じていた。
突起71は当接体59の後端面よりも外方に突出してい
るため、突起71の先端がピストン44と接触して鈍化
してしまい、繰り返し使用するにしたがって使用不能と
なるという問題が生じていた。
【0010】本発明は、上記した従来技術の問題点を解
消するためになされたもので、カートリッジ容器を押出
ガンに対して連続的に使用しても、開穿手段が使用不能
となることはなく、かつカートリッジ容器の防湿膜の切
断作用を効率的に行うことを可能とした形状の開穿手段
を有するカートリッジ容器の押出ガン接合構造を提供す
ることを目的とする。また、該押出ガン接合構造に好適
に用いられる新規なカートリッジ容器を提供することを
目的とする。
消するためになされたもので、カートリッジ容器を押出
ガンに対して連続的に使用しても、開穿手段が使用不能
となることはなく、かつカートリッジ容器の防湿膜の切
断作用を効率的に行うことを可能とした形状の開穿手段
を有するカートリッジ容器の押出ガン接合構造を提供す
ることを目的とする。また、該押出ガン接合構造に好適
に用いられる新規なカートリッジ容器を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のカートリッジ容器の押出ガン接合構造は、
(a)保持台と、該保持台の前端部に設けられた固定保
持板と、先端に押圧板を設けかつ該保持台上を前進可能
とされたロッドとを有する押出ガンと、(b)該保持台
にセット可能とされかつ前端開口部を防湿膜によって閉
塞し、後端開口部にはピストンを摺動可能に嵌着し、内
部にシーリング材等の内容物を充填可能としたカートリ
ッジ容器と、(c)先端部を吐出口とし、内部に内容物
の貫通吐出通路を設け、後端部が上記カートリッジ容器
の先端部に取りつけられかつ上記固定保持板に着脱自在
に取りつけられるノズルとを有し、該ノズルの後端側の
貫通吐出通路入口の周縁部が該ノズルの後端面よりも内
方に位置するように配設し、該周縁部を介して上記防湿
膜を開穿する開穿手段を後方に向けて突設し、該開穿手
段の突出端部が該ノズルの後端面よりも内方に位置する
ように設けたことを特徴とする。
め、本発明のカートリッジ容器の押出ガン接合構造は、
(a)保持台と、該保持台の前端部に設けられた固定保
持板と、先端に押圧板を設けかつ該保持台上を前進可能
とされたロッドとを有する押出ガンと、(b)該保持台
にセット可能とされかつ前端開口部を防湿膜によって閉
塞し、後端開口部にはピストンを摺動可能に嵌着し、内
部にシーリング材等の内容物を充填可能としたカートリ
ッジ容器と、(c)先端部を吐出口とし、内部に内容物
の貫通吐出通路を設け、後端部が上記カートリッジ容器
の先端部に取りつけられかつ上記固定保持板に着脱自在
に取りつけられるノズルとを有し、該ノズルの後端側の
貫通吐出通路入口の周縁部が該ノズルの後端面よりも内
方に位置するように配設し、該周縁部を介して上記防湿
膜を開穿する開穿手段を後方に向けて突設し、該開穿手
段の突出端部が該ノズルの後端面よりも内方に位置する
ように設けたことを特徴とする。
【0012】上記開穿手段は、上記貫通吐出通路入口の
周縁部から少なくとも1個の支柱を該貫通吐出通路入口
の中央部まで延出して突設し、該支柱の突出端部にエッ
ジ部を形成した形状とするのが開穿の効率がよく、さら
に上記支柱の後端面にエッジ状突条を設けると開穿効率
がさらに向上する。
周縁部から少なくとも1個の支柱を該貫通吐出通路入口
の中央部まで延出して突設し、該支柱の突出端部にエッ
ジ部を形成した形状とするのが開穿の効率がよく、さら
に上記支柱の後端面にエッジ状突条を設けると開穿効率
がさらに向上する。
【0013】上記ノズルが、ノズル本体と該ノズル本体
と着脱可能に結合される当接体とからなり、該ノズル本
体が、先端部を吐出口とし、後端部が該固定保持板の外
面と当接可能とされ、該当接体と着脱可能に結合しかつ
内部に内容物の貫通吐出通路を設けた形状を有し、該当
接体が、後端部が上記カートリッジ容器の前端部に取り
つけられ、前端部が上記固定保持板の内面と当接可能と
されかつ内部に内容物の貫通吐出通路を設けた形状を有
し、該固定保持板を介して該ノズル本体と当接体とを互
いに接合することにより、該ノズルを該固定保持板に着
脱自在に取付けるようにする構成とするのが好ましい。
と着脱可能に結合される当接体とからなり、該ノズル本
体が、先端部を吐出口とし、後端部が該固定保持板の外
面と当接可能とされ、該当接体と着脱可能に結合しかつ
内部に内容物の貫通吐出通路を設けた形状を有し、該当
接体が、後端部が上記カートリッジ容器の前端部に取り
つけられ、前端部が上記固定保持板の内面と当接可能と
されかつ内部に内容物の貫通吐出通路を設けた形状を有
し、該固定保持板を介して該ノズル本体と当接体とを互
いに接合することにより、該ノズルを該固定保持板に着
脱自在に取付けるようにする構成とするのが好ましい。
【0014】上記ノズルが、先端部を吐出口とし、内部
に内容物の貫通吐出通路を設け、後端部が上記カートリ
ッジ容器の前端部に取りつけられかつその基端部分の外
面部に雄ネジ部を形成してなるノズル体と、該雄ネジ部
に螺合されるナットとからなり、該ノズル体を固定保持
板の取付部に嵌合し該雄ネジ部にナットを螺合すること
により、該ノズルを該固定保持板に着脱自在に取付ける
ようにすることもできる。
に内容物の貫通吐出通路を設け、後端部が上記カートリ
ッジ容器の前端部に取りつけられかつその基端部分の外
面部に雄ネジ部を形成してなるノズル体と、該雄ネジ部
に螺合されるナットとからなり、該ノズル体を固定保持
板の取付部に嵌合し該雄ネジ部にナットを螺合すること
により、該ノズルを該固定保持板に着脱自在に取付ける
ようにすることもできる。
【0015】また、上記ノズルが、先端部を吐出口と
し、内部に内容物の貫通吐出通路を設け、後端部が上記
カートリッジ容器の前端部に取りつけられるノズル体
と、該ノズル体の後端部分の外面部に嵌合空隙を介して
形成された鍔部とからなり、該ノズル体を固定保持板の
取付部に嵌合し、かつ該嵌合空隙に該固定保持板が位置
するように嵌合載置することにより、該ノズルを該固定
保持板に着脱自在に取付けるようにすることもできる。
し、内部に内容物の貫通吐出通路を設け、後端部が上記
カートリッジ容器の前端部に取りつけられるノズル体
と、該ノズル体の後端部分の外面部に嵌合空隙を介して
形成された鍔部とからなり、該ノズル体を固定保持板の
取付部に嵌合し、かつ該嵌合空隙に該固定保持板が位置
するように嵌合載置することにより、該ノズルを該固定
保持板に着脱自在に取付けるようにすることもできる。
【0016】本発明は、上記した構成により、ノズルを
保持台の固定保持板に取付ける。そして、本体部の後方
に位置する制動板の下端部を前方に押し出して押出しロ
ッドを後方に引いて保持台にカートリッジ容器を載置す
る。この後、レバーを引くことによって、カートリッジ
容器は前方に押圧され、防湿膜は当接体の開穿手段のエ
ッジ部及びエッジ突条に突き破られるようにして開穿又
は破開させられる。従って、カートリッジ容器の防湿膜
をわざわざ手作業で破開してからカートリッジ容器を保
持台にセットする必要はなく、該カートリッジ容器の使
用済後は連続的に交換することができる。
保持台の固定保持板に取付ける。そして、本体部の後方
に位置する制動板の下端部を前方に押し出して押出しロ
ッドを後方に引いて保持台にカートリッジ容器を載置す
る。この後、レバーを引くことによって、カートリッジ
容器は前方に押圧され、防湿膜は当接体の開穿手段のエ
ッジ部及びエッジ突条に突き破られるようにして開穿又
は破開させられる。従って、カートリッジ容器の防湿膜
をわざわざ手作業で破開してからカートリッジ容器を保
持台にセットする必要はなく、該カートリッジ容器の使
用済後は連続的に交換することができる。
【0017】本発明のカートリッジ容器の第1の態様
は、前後両端に開口部を有するシリンダーと、該シリン
ダーの前端開口部に取りつけられる環状周縁部及び該周
縁部から内方に延在せしめられた環状鍔部を有する環状
取付具と、該シリンダーの前端開口部に該環状取付具を
介して取りつけられた防湿膜と、該シリンダーの後端開
口部に摺動可能に嵌着されたピストンとを有する粘着性
材料収容用のカートリッジ容器であり、該環状取付具の
環状鍔部を幅広とし該環状鍔部を介して防湿膜を取りつ
けるようにしたことを特徴とする。このように環状鍔部
を幅広とすることによって、該環状取付具の強度が増
し、シリンダーの半径方向からの押圧力に対して充分な
強度を付与することができる。
は、前後両端に開口部を有するシリンダーと、該シリン
ダーの前端開口部に取りつけられる環状周縁部及び該周
縁部から内方に延在せしめられた環状鍔部を有する環状
取付具と、該シリンダーの前端開口部に該環状取付具を
介して取りつけられた防湿膜と、該シリンダーの後端開
口部に摺動可能に嵌着されたピストンとを有する粘着性
材料収容用のカートリッジ容器であり、該環状取付具の
環状鍔部を幅広とし該環状鍔部を介して防湿膜を取りつ
けるようにしたことを特徴とする。このように環状鍔部
を幅広とすることによって、該環状取付具の強度が増
し、シリンダーの半径方向からの押圧力に対して充分な
強度を付与することができる。
【0018】本発明のカートリッジ容器の第2の態様
は、前後両端に開口部を有する合成樹脂製シリンダー
と、該シリンダーの前端開口部に設けられかつ中央部を
開孔してなる環状鍔体と、該シリンダーの後端開口部に
摺動可能に嵌着されたピストンとを有する粘着性材料収
容用のカートリッジ容器であり、該環状鍔体の鍔状部を
幅広とし該鍔状部を介して防湿膜を取りつけるようにし
たことを特徴とする。
は、前後両端に開口部を有する合成樹脂製シリンダー
と、該シリンダーの前端開口部に設けられかつ中央部を
開孔してなる環状鍔体と、該シリンダーの後端開口部に
摺動可能に嵌着されたピストンとを有する粘着性材料収
容用のカートリッジ容器であり、該環状鍔体の鍔状部を
幅広とし該鍔状部を介して防湿膜を取りつけるようにし
たことを特徴とする。
【0019】図17に示すごとく、従来の合成樹脂製カ
ートリッジ容器102ではシリンダー74の前端壁10
3に吐出口104を開穿し、この吐出口104にノズル
取付ネジ部106を突設し、該取付ネジ部106を介し
てノズル(不図示)を螺着固定するようにしていた。こ
の構成では取付ネジ部106を形成する作業は複雑なも
のであった。さらに、防湿膜108は該前端壁103の
内面に取りつける必要があり、その作業も面倒なもので
あった。これに反し、本発明の合成樹脂製カートリッジ
容器は前端開口部には単に環状鍔部を形成するだけであ
るから、従来構造に比較してはるかに簡単に製造できる
有利さがある。また、防湿膜は該環状鍔部の外面に取り
つけることができ、その作業も極めて簡易化される。好
適な熱可塑性合成樹脂としては、ポリプロピレン(P
P)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレ
ート(PETP)、塩化ビニル樹脂(PVC)、アクリ
ロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂(ABS)等を
あげることができる。
ートリッジ容器102ではシリンダー74の前端壁10
3に吐出口104を開穿し、この吐出口104にノズル
取付ネジ部106を突設し、該取付ネジ部106を介し
てノズル(不図示)を螺着固定するようにしていた。こ
の構成では取付ネジ部106を形成する作業は複雑なも
のであった。さらに、防湿膜108は該前端壁103の
内面に取りつける必要があり、その作業も面倒なもので
あった。これに反し、本発明の合成樹脂製カートリッジ
容器は前端開口部には単に環状鍔部を形成するだけであ
るから、従来構造に比較してはるかに簡単に製造できる
有利さがある。また、防湿膜は該環状鍔部の外面に取り
つけることができ、その作業も極めて簡易化される。好
適な熱可塑性合成樹脂としては、ポリプロピレン(P
P)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレ
ート(PETP)、塩化ビニル樹脂(PVC)、アクリ
ロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂(ABS)等を
あげることができる。
【0020】上記シリンダーを熱可塑性合成樹脂によっ
て形成し、かつ上記防湿膜としてヒートシール性防湿膜
を用い、該防湿膜を該環状鍔部にヒートシール手段によ
って取りつけるようにすれば、防湿膜の取りつけ作業が
容易になる利点がある。
て形成し、かつ上記防湿膜としてヒートシール性防湿膜
を用い、該防湿膜を該環状鍔部にヒートシール手段によ
って取りつけるようにすれば、防湿膜の取りつけ作業が
容易になる利点がある。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面中、図1
〜図15に示す実施の形態に基づいて具体的に説明す
る。図1〜図15において、図16と同一又は類似部材
については同一符号を用いる。上記した図16の説明で
は、図示のみで各部材の符号についての説明は省略した
部分があるが、使用された符号及び押出ガン10の作用
等は下記する説明と同様であるので、図16の各部材の
符号及びその作用についても以下の実施例の説明を参照
できる。
〜図15に示す実施の形態に基づいて具体的に説明す
る。図1〜図15において、図16と同一又は類似部材
については同一符号を用いる。上記した図16の説明で
は、図示のみで各部材の符号についての説明は省略した
部分があるが、使用された符号及び押出ガン10の作用
等は下記する説明と同様であるので、図16の各部材の
符号及びその作用についても以下の実施例の説明を参照
できる。
【0022】図1は公知の押出ガン10にシーリング材
あるいは接着剤等の内容物Cを充填したカートリッジ容
器12を載置した状態を示す断面図であり、この押出ガ
ン10は、シーリング材等を押し出すための本体部14
と、該本体部14の前方に延びカートリッジ容器12を
保持する半円筒形の保持台16とから構成されている。
あるいは接着剤等の内容物Cを充填したカートリッジ容
器12を載置した状態を示す断面図であり、この押出ガ
ン10は、シーリング材等を押し出すための本体部14
と、該本体部14の前方に延びカートリッジ容器12を
保持する半円筒形の保持台16とから構成されている。
【0023】前記本体部14の下部には、本体部14か
ら下方に一体に連接した把持部18と、該把持部18に
回動自在にピン20で枢着したレバー22とが設けられ
ている。このレバー22を引くことにより本体部14の
上部後方から保持台16の上方にかけて前板24と後板
26間に架け渡されている押出しロッド28を前進する
ようにしている。
ら下方に一体に連接した把持部18と、該把持部18に
回動自在にピン20で枢着したレバー22とが設けられ
ている。このレバー22を引くことにより本体部14の
上部後方から保持台16の上方にかけて前板24と後板
26間に架け渡されている押出しロッド28を前進する
ようにしている。
【0024】押出しロッド28は前記レバー22の上部
に取付けられたピン30と接触する押出し板32を貫通
しており、この押出し板32がレバー22を引くことに
よりピン30を介して鎖線で示されるように斜めに押さ
れることにより貫通孔34と押出しロッド28との摩擦
により前板24と後板26間の押出しロッド28に嵌入
した圧縮スプリング36に抗してレバー22の1ストロ
ークごとに押出しロッド28が前進するようになってい
る。
に取付けられたピン30と接触する押出し板32を貫通
しており、この押出し板32がレバー22を引くことに
よりピン30を介して鎖線で示されるように斜めに押さ
れることにより貫通孔34と押出しロッド28との摩擦
により前板24と後板26間の押出しロッド28に嵌入
した圧縮スプリング36に抗してレバー22の1ストロ
ークごとに押出しロッド28が前進するようになってい
る。
【0025】38は本体部14の後方に設けられた制動
板であって、前記前進した押出しロッド28を前進位置
で制動し、該ロッド28を後方に引き戻す時には、圧縮
スプリング40に抗して前方に制動板38を押すことに
より押出しロッド28の制動を解除できるようにしてい
る。
板であって、前記前進した押出しロッド28を前進位置
で制動し、該ロッド28を後方に引き戻す時には、圧縮
スプリング40に抗して前方に制動板38を押すことに
より押出しロッド28の制動を解除できるようにしてい
る。
【0026】42は押出しロッド28の先端に設けられ
たピストン押圧板であって、カートリッジ容器12のピ
ストン44を押圧し、カートリッジ容器12内のシーリ
ング材あるいは接着剤等の内容物Cを押し出すものであ
る。
たピストン押圧板であって、カートリッジ容器12のピ
ストン44を押圧し、カートリッジ容器12内のシーリ
ング材あるいは接着剤等の内容物Cを押し出すものであ
る。
【0027】46は保持台16の前方端に一体に形成さ
れた固定保持板であって、U字状の切り欠き48が形成
されている。この切り欠き48を介してノズル50を固
定保持板46に着脱可能に取付けるようになっている。
即ち、この切り欠き48はノズル50の取付部としての
作用を果たす。
れた固定保持板であって、U字状の切り欠き48が形成
されている。この切り欠き48を介してノズル50を固
定保持板46に着脱可能に取付けるようになっている。
即ち、この切り欠き48はノズル50の取付部としての
作用を果たす。
【0028】前記ノズル50は図2に詳細に示されてい
るように、円錐状のノズル本体52と、当接体54とか
ら構成されている。ノズル本体52の基部56にはフラ
ンジ58が設けられているとともに、雌ネジ60が形成
されている。前記当接体54は前方に突出する突出部6
2を有し、該突出部62の外周には前記ノズル本体52
の雌ネジ60と螺合する雄ネジ64が形成されている。
また、当接体54にはノズル本体52の貫通吐出通路6
6と連通する貫通通路68が形成されている。該ノズル
本体52の貫通吐出通路66の先端には使用にあたりそ
の先端を切断して吐出口70が形成して使用される。
るように、円錐状のノズル本体52と、当接体54とか
ら構成されている。ノズル本体52の基部56にはフラ
ンジ58が設けられているとともに、雌ネジ60が形成
されている。前記当接体54は前方に突出する突出部6
2を有し、該突出部62の外周には前記ノズル本体52
の雌ネジ60と螺合する雄ネジ64が形成されている。
また、当接体54にはノズル本体52の貫通吐出通路6
6と連通する貫通通路68が形成されている。該ノズル
本体52の貫通吐出通路66の先端には使用にあたりそ
の先端を切断して吐出口70が形成して使用される。
【0029】前記カートリッジ容器12は、図4に示さ
れるように、前後両端に開口部を有する紙巻製シリンダ
74と、該シリンダ74の前端開口部74aに環状取付
具75等を介して取り付けられたアルミホイル等からな
る防湿膜76(例えばポリエチレンフィルム/アルミホ
イル/ポリエチレンフィルム等のラミネートフィルム)
と、該シリンダ74の後端開口部74bに摺動可能に嵌
着されたピストン44とからなっている。この防湿膜7
6とピストン44間の該シリンダ74内にシーリング材
等の内容物Cが封入されている。該環状取付具75は、
該シリンダ74の前端開口部74aに取りつけられる環
状周縁部75a及び該周縁部75aから内方に延在せし
められ環状鍔部75bを有している。77は該環状鍔部
75bによって形成された中央開口部である。該取付具
75の材料は通常は金属であるがその他の材料も適用可
能である。
れるように、前後両端に開口部を有する紙巻製シリンダ
74と、該シリンダ74の前端開口部74aに環状取付
具75等を介して取り付けられたアルミホイル等からな
る防湿膜76(例えばポリエチレンフィルム/アルミホ
イル/ポリエチレンフィルム等のラミネートフィルム)
と、該シリンダ74の後端開口部74bに摺動可能に嵌
着されたピストン44とからなっている。この防湿膜7
6とピストン44間の該シリンダ74内にシーリング材
等の内容物Cが封入されている。該環状取付具75は、
該シリンダ74の前端開口部74aに取りつけられる環
状周縁部75a及び該周縁部75aから内方に延在せし
められ環状鍔部75bを有している。77は該環状鍔部
75bによって形成された中央開口部である。該取付具
75の材料は通常は金属であるがその他の材料も適用可
能である。
【0030】該当接体54の後端側の貫通通路68の入
口の周縁部80は、該当接体の後端部よりも内方に位置
し、環状凹部82が形成されている。84は、該周縁部
80を介して設けられた開穿手段である。該開穿手段8
4は、該当接体54と一体的に形成してもよいし、別体
に形成して該周縁部80を介して嵌着することもでき
る。
口の周縁部80は、該当接体の後端部よりも内方に位置
し、環状凹部82が形成されている。84は、該周縁部
80を介して設けられた開穿手段である。該開穿手段8
4は、該当接体54と一体的に形成してもよいし、別体
に形成して該周縁部80を介して嵌着することもでき
る。
【0031】該開穿手段84の先端部は該当接体54の
後端面よりも内方に位置することが必要である。また、
該開穿手段84の先端部に前記防湿膜76が接触するこ
とにより該防湿膜76が開穿せしめられる必要がありそ
の先端部が尖鋭となっていることも必要である。
後端面よりも内方に位置することが必要である。また、
該開穿手段84の先端部に前記防湿膜76が接触するこ
とにより該防湿膜76が開穿せしめられる必要がありそ
の先端部が尖鋭となっていることも必要である。
【0032】該開穿手段84の形状としては、上記した
要件を充足すれば特別の限定はないが、図5に最もよく
示されるごとく、上記貫通通路68の入口の周縁部80
から少なくとも1個(図示の例では3個)の支柱86を
該貫通通路68の入口の中央部まで延設し、該支柱86
の先端部にエッジ部88を形成する形状が好ましい。さ
らに、該支柱86の先端面をエッジ状突条90としてお
けば、その開穿能力はさらに向上する。
要件を充足すれば特別の限定はないが、図5に最もよく
示されるごとく、上記貫通通路68の入口の周縁部80
から少なくとも1個(図示の例では3個)の支柱86を
該貫通通路68の入口の中央部まで延設し、該支柱86
の先端部にエッジ部88を形成する形状が好ましい。さ
らに、該支柱86の先端面をエッジ状突条90としてお
けば、その開穿能力はさらに向上する。
【0033】上記の構成により、その作用について説明
する。先ず、図9に示すごとく、(1)ノズル50の先
端を切断して吐出口70を形成する。次いで、図10に
示すごとく、(2)ノズル本体52と当接体54を切り
欠き48を介して互いに接合することにより、ノズル5
0を保持台16の固定支持板46の取り付ける。そし
て、図11に示すごとく、(3)本体部14の後方に位
置する制動板38の下端部を前方に押し出して押出しロ
ッド28を後方に引いて保持台16にカートリッジ容器
12を載置する。
する。先ず、図9に示すごとく、(1)ノズル50の先
端を切断して吐出口70を形成する。次いで、図10に
示すごとく、(2)ノズル本体52と当接体54を切り
欠き48を介して互いに接合することにより、ノズル5
0を保持台16の固定支持板46の取り付ける。そし
て、図11に示すごとく、(3)本体部14の後方に位
置する制動板38の下端部を前方に押し出して押出しロ
ッド28を後方に引いて保持台16にカートリッジ容器
12を載置する。
【0034】この後、図12に示すごとく、(4)レバ
ー22を引くことによって、カートリッジ容器12は前
方に押圧され、防湿膜76が膨らんで環状凹部82に押
しこまれるとともに該防湿膜76は当接体54の開穿手
段84のエッジ部88及びエッジ突条90に押しつけら
れ突き破られるようにして開穿又は破開させられ、シー
リング材等の内容物Cはノズル50の吐出口70が吐出
する。従って、カートリッジ容器12の防湿膜76をわ
ざわざ手作業で破開してからカートリッジ容器12を保
持台16にセットする必要はなく、該カートリッジ容器
12の使用済後は連続的に交換することができる。
ー22を引くことによって、カートリッジ容器12は前
方に押圧され、防湿膜76が膨らんで環状凹部82に押
しこまれるとともに該防湿膜76は当接体54の開穿手
段84のエッジ部88及びエッジ突条90に押しつけら
れ突き破られるようにして開穿又は破開させられ、シー
リング材等の内容物Cはノズル50の吐出口70が吐出
する。従って、カートリッジ容器12の防湿膜76をわ
ざわざ手作業で破開してからカートリッジ容器12を保
持台16にセットする必要はなく、該カートリッジ容器
12の使用済後は連続的に交換することができる。
【0035】なお、開穿手段84の形状としては図6に
示したように、鋸歯状のエッジ部92を設けるようにす
ることもできる。
示したように、鋸歯状のエッジ部92を設けるようにす
ることもできる。
【0036】一方、図7に示すように、ノズル50を、
カートリッジ容器12の前部に当接する部分93(上記
の実施例では当接体54)とシーリング材等の内容物C
の吐出部分94(上記実施例ではノズル本体52)とを
一体的に形成してなるノズル体96と、シーリング材等
の内容物Cの吐出部分94の基部外周、即ち該ノズル体
96の後端部分の外面部に設けた雄ネジ98に螺合され
るナット99とから構成し、このノズル体96を固定保
持板46の取付部となる切り欠き48にカートリッジ容
器12の前部に当接するように挿通し、該ナット99を
該雄ネジ98に螺合することにより、該固定保持板46
に固定するように構成することもできる。
カートリッジ容器12の前部に当接する部分93(上記
の実施例では当接体54)とシーリング材等の内容物C
の吐出部分94(上記実施例ではノズル本体52)とを
一体的に形成してなるノズル体96と、シーリング材等
の内容物Cの吐出部分94の基部外周、即ち該ノズル体
96の後端部分の外面部に設けた雄ネジ98に螺合され
るナット99とから構成し、このノズル体96を固定保
持板46の取付部となる切り欠き48にカートリッジ容
器12の前部に当接するように挿通し、該ナット99を
該雄ネジ98に螺合することにより、該固定保持板46
に固定するように構成することもできる。
【0037】さらに、図8に示すように、ノズル50を
カートリッジ容器12の前部に当接する部分93とシー
リング材等の内容物Cの吐出部分94とを一体的に形成
してなるノズル体96と、シーリング材等の内容物Cの
吐出部分94の基部外周、即ち該ノズル体96の後端部
の外面部に後端壁95との間に嵌合空隙97を介して形
成された垂下部100とから構成し、このノズル体96
を固定保持板46の取付部となる切り欠き48にカート
リッジ容器12の前部に当接するように挿通し、かつ該
空隙97に該固定保持板46が位置するように嵌合載置
することによって該固定保持板46に固定させることも
可能である。
カートリッジ容器12の前部に当接する部分93とシー
リング材等の内容物Cの吐出部分94とを一体的に形成
してなるノズル体96と、シーリング材等の内容物Cの
吐出部分94の基部外周、即ち該ノズル体96の後端部
の外面部に後端壁95との間に嵌合空隙97を介して形
成された垂下部100とから構成し、このノズル体96
を固定保持板46の取付部となる切り欠き48にカート
リッジ容器12の前部に当接するように挿通し、かつ該
空隙97に該固定保持板46が位置するように嵌合載置
することによって該固定保持板46に固定させることも
可能である。
【0038】図4に示したカートリッジ容器12におい
ては、環状取付具75の形状としては、該環状鍔部75
bは幅狭とされた例を示した。しかし、該環状鍔部75
bは、図13に示すごとく、幅広とすることも可能であ
る。このように環状鍔部75bを幅広とすることによっ
て、該環状取付具75の強度が増し、シリンダーの半径
方向からの押圧力に対して充分な強度を有するようにな
る利点がある。
ては、環状取付具75の形状としては、該環状鍔部75
bは幅狭とされた例を示した。しかし、該環状鍔部75
bは、図13に示すごとく、幅広とすることも可能であ
る。このように環状鍔部75bを幅広とすることによっ
て、該環状取付具75の強度が増し、シリンダーの半径
方向からの押圧力に対して充分な強度を有するようにな
る利点がある。
【0039】図14は本発明の合成樹脂製のカートリッ
ジ容器12aの要部を示す斜視図及び図15は、同上の
断面図である。該カートリッジ容器12aは前後両端に
開口部を有するシリンダー74と、該シリンダー74の
前端開口部に設けられかつ中央部に開孔部110を開穿
してなる環状鍔体112と、該シリンダー74の後端開
口部に摺動可能に嵌着されたピストン44とを有し、該
環状鍔体112の鍔状部112aを幅広とし該鍔状部1
12aを介して防湿膜76を取りつけるようにしたもの
である。このように構成することにより、従来のような
ネジ取付部106(図17)を設ける必要がなくなり、
その製造は簡単となる。カートリッジ容器12aの材質
としては、熱可塑性又は熱硬化性合成樹脂のいずれも使
用可能であるが、熱可塑性合成樹脂の場合には次のよう
な利点がある。
ジ容器12aの要部を示す斜視図及び図15は、同上の
断面図である。該カートリッジ容器12aは前後両端に
開口部を有するシリンダー74と、該シリンダー74の
前端開口部に設けられかつ中央部に開孔部110を開穿
してなる環状鍔体112と、該シリンダー74の後端開
口部に摺動可能に嵌着されたピストン44とを有し、該
環状鍔体112の鍔状部112aを幅広とし該鍔状部1
12aを介して防湿膜76を取りつけるようにしたもの
である。このように構成することにより、従来のような
ネジ取付部106(図17)を設ける必要がなくなり、
その製造は簡単となる。カートリッジ容器12aの材質
としては、熱可塑性又は熱硬化性合成樹脂のいずれも使
用可能であるが、熱可塑性合成樹脂の場合には次のよう
な利点がある。
【0040】該シリンダー74を熱可塑性合成樹脂によ
って形成し、かつ前記防湿膜76としてヒートシール性
防湿膜を用い、該防湿膜76を該鍔状部112aにヒー
トシール手段によって取りつけるようにすることができ
る。この場合、該防湿膜76の取りつけ作用が容易とな
る利点がある。該防湿膜76は該鍔状部112aの表面
又は内面のいずれにも取りつけることができるが、表面
に取りつければ、それだけ取りつけ作業が容易であり、
また、前記開穿手段84によって突き破られる際に、鍔
状部112aの厚さの影響を受けないので、それだけ破
り易いという有利さがある。上記熱可塑性合成樹脂とし
ては、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(P
E)、ポリエチレンテレフタレート(PETP)、塩化
ビニル樹脂(PVC)、アクリロニトリル・ブタジエン
・スチレン樹脂(ABS)等を用いることができる。
って形成し、かつ前記防湿膜76としてヒートシール性
防湿膜を用い、該防湿膜76を該鍔状部112aにヒー
トシール手段によって取りつけるようにすることができ
る。この場合、該防湿膜76の取りつけ作用が容易とな
る利点がある。該防湿膜76は該鍔状部112aの表面
又は内面のいずれにも取りつけることができるが、表面
に取りつければ、それだけ取りつけ作業が容易であり、
また、前記開穿手段84によって突き破られる際に、鍔
状部112aの厚さの影響を受けないので、それだけ破
り易いという有利さがある。上記熱可塑性合成樹脂とし
ては、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(P
E)、ポリエチレンテレフタレート(PETP)、塩化
ビニル樹脂(PVC)、アクリロニトリル・ブタジエン
・スチレン樹脂(ABS)等を用いることができる。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、カー
トリッジ容器を押出ガンに対して連続的に使用しても、
開穿手段が使用不能となることはなく、かつ本発明に特
有の形状の開穿手段を用いることにより、カートリッジ
容器の防湿膜の切断作用を効率的に行うことが可能とな
るという効果を奏する。
トリッジ容器を押出ガンに対して連続的に使用しても、
開穿手段が使用不能となることはなく、かつ本発明に特
有の形状の開穿手段を用いることにより、カートリッジ
容器の防湿膜の切断作用を効率的に行うことが可能とな
るという効果を奏する。
【図1】本発明のカートリッジ容器の押出ガン接合構造
の一実施例を示す断面説明図である。
の一実施例を示す断面説明図である。
【図2】図1の要部の拡大図面である。
【図3】カートリッジ容器にノズルを取付けた状態の要
部を示す拡大断面説明図である。
部を示す拡大断面説明図である。
【図4】カートリッジ容器の摘示断面説明図である。
【図5】本発明の接合体の一例の摘示拡大斜視図であ
る。
る。
【図6】本発明の接合体の他の例の摘示拡大斜視図であ
る。
る。
【図7】本発明のカートリッジ容器の押出ガン接合構造
の他の実施例の要部示す断面説明図である。
の他の実施例の要部示す断面説明図である。
【図8】本発明のカートリッジ容器の押出ガン接合構造
の別の実施例の要部示す断面説明図である。
の別の実施例の要部示す断面説明図である。
【図9】本発明のカートリッジ容器の押出ガン接合構造
におけるノズル及びカートリッジ容器の取付け取付け手
順(1)を示す図面である。
におけるノズル及びカートリッジ容器の取付け取付け手
順(1)を示す図面である。
【図10】本発明のカートリッジ容器の押出ガン接合構
造におけるノズル及びカートリッジ容器の取付け取付け
手順(2)を示す図面である。
造におけるノズル及びカートリッジ容器の取付け取付け
手順(2)を示す図面である。
【図11】本発明のカートリッジ容器の押出ガン接合構
造におけるノズル及びカートリッジ容器の取付け取付け
手順(3)を示す図面である。
造におけるノズル及びカートリッジ容器の取付け取付け
手順(3)を示す図面である。
【図12】本発明のカートリッジ容器の押出ガン接合構
造におけるノズル及びカートリッジ容器の取付け取付け
手順(4)を示す図面である。
造におけるノズル及びカートリッジ容器の取付け取付け
手順(4)を示す図面である。
【図13】環状取付具の他の例を示す斜視図である。
【図14】本発明の合成樹脂製カートリッジ容器の要部
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図15】図14の断面図である。
【図16】従来のカートリッジ容器の押出ガン接合構造
の一例を示す断面説明図である。
の一例を示す断面説明図である。
【図17】従来の合成樹脂製カートリッジ容器の要部断
面図である。
面図である。
10 押出しガン 12 カートリッジ容器 12a 合成樹脂製のカートリッジ容器 14 本体部 16 保持台 18 把持部 20,30 ピン 22 レバー 24 前板 26 後板 28 押出しロッド 32 押出し板 34 貫通孔 36,40 圧縮スプリング 38 制動板 42 ピストン押圧板 44 ピストン 46 固定保持台 48 切り欠き 50 ノズル 52 ノズル本体 54 当接体 56 基部 58 フランジ 60 雌ネジ 64,98 雄ネジ 62 突出部 66 貫通吐出通路 68 貫通通路 70 吐出口 71 突起 72 凹部 74 シリンダ 74a 前端開口部 74b 後端開口部 75 環状取付具 75a 環状周縁部 75b 環状鍔部 76,108 防湿膜 77 中央開口部 80 周縁部 82 環状凹部 84 開穿手段 86 支柱 88 エッジ部 90 エッジ突状 92 鋸歯状のエッジ部 93 当接する部分 94 吐出部分 96 ノズル体 97 嵌合空隙 99 ナット 100 垂下部 102 従来の合成樹脂製カートリッジ容器 103 前端壁 104 吐出口 106 取付ネジ部 110 開孔部 112 鍔体 112a 鍔状部 C シーリング材あるいは接着剤等の内容物
Claims (10)
- 【請求項1】 (a)保持台と、該保持台の前端部に設
けられた固定保持板と、先端に押圧板を設けかつ該保持
台上を前進可能とされたロッドとを有する押出ガンと、
(b)該保持台にセット可能とされかつ前端開口部を防
湿膜によって閉塞し、後端開口部にはピストンを摺動可
能に嵌着し、内部にシーリング材等の内容物を充填可能
としたカートリッジ容器と、(c)先端部を吐出口と
し、内部に内容物の貫通吐出通路を設け、後端部が上記
カートリッジ容器の先端部に取りつけられかつ上記固定
保持板に着脱自在に取りつけられるノズルとを有し、該
ノズルの後端側の貫通吐出通路入口の周縁部が該ノズル
の後端面よりも内方に位置するように配設し、該周縁部
を介して上記防湿膜を開穿する開穿手段を後方に向けて
突設し、該開穿手段の突出端部が該ノズルの後端面より
も内方に位置するように設けたことを特徴とするカート
リッジ容器の押出ガン接合構造。 - 【請求項2】 上記開穿手段が、上記貫通吐出通路入口
の周縁部から少なくとも1個の支柱を該貫通吐出通路入
口の中央部まで延出して突設し、該支柱の突出端部にエ
ッジ部を形成した形状を有することを特徴とする請求項
1記載のカートリッジ容器の押出ガン接合構造。 - 【請求項3】 上記支柱の後端面にエッジ状突条を設け
たことを特徴とする請求項2記載のカートリッジ容器の
押出ガン接合構造。 - 【請求項4】 上記ノズルが、ノズル本体と該ノズル本
体と着脱可能に結合される当接体とからなり、該ノズル
本体が、先端部を吐出口とし、後端部が該固定保持板の
外面と当接可能とされ、該当接体と着脱可能に結合しか
つ内部に内容物の貫通吐出通路を設けた形状を有し、該
当接体が、後端部が上記カートリッジ容器の前端部に取
りつけられ、前端部が上記固定保持板の内面と当接可能
とされかつ内部に内容物の貫通吐出通路を設けた形状を
有し、該固定保持板を介して該ノズル本体と当接体とを
互いに接合することにより、該ノズルを該固定保持板に
着脱自在に取付けるようにしたことを特徴とする請求項
1〜3のいずれか1項記載のカートリッジ容器の押出ガ
ン接合構造。 - 【請求項5】 上記ノズルが、先端部を吐出口とし、内
部に内容物の貫通吐出通路を設け、後端部が上記カート
リッジ容器の前端部に取りつけられかつその後端部分の
外面部に雄ネジ部を形成してなるノズル体と、該雄ネジ
部に螺合されるナットとからなり、該ノズル体を固定保
持板の取付部に嵌合し該雄ネジ部にナットを螺合するこ
とにより、該ノズルを該固定保持板に着脱自在に取付け
るようにしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか
1項記載のカートリッジ容器の押出ガン接合構造。 - 【請求項6】 上記ノズルが、先端部を吐出口とし、内
部に内容物の貫通吐出通路を設け、後端部が上記カート
リッジ容器の前端部に取りつけられるノズル体と、該ノ
ズル体の後端部分の外面部に嵌合空隙を介して形成され
た鍔部とからなり、該ノズル体を固定保持板の取付部に
嵌合し、かつ該嵌合空隙に該固定保持板が位置するよう
に嵌合載置することにより、該ノズルを該固定保持板に
着脱自在に取付けるようにしたことを特徴とする請求項
1〜3のいずれか1項記載のカートリッジ容器の押出ガ
ン接合構造。 - 【請求項7】 前後両端に開口部を有するシリンダー
と、該シリンダーの前端開口部に取りつけられる環状周
縁部及び該周縁部から内方に延在せしめられた環状鍔部
を有する環状取付具と、該シリンダーの前端開口部に該
環状取付具を介して取りつけられた防湿膜と、該シリン
ダーの後端開口部に摺動可能に嵌着されたピストンとを
有する粘着性材料収容用のカートリッジ容器であり、該
環状取付具の環状鍔部を幅広とし該環状鍔部を介して防
湿膜を取りつけるようにしたことを特徴とするカートリ
ッジ容器。 - 【請求項8】 前後両端に開口部を有する合成樹脂製シ
リンダーと、該シリンダーの前端開口部に設けられかつ
中央部を開孔してなる環状鍔体と、該シリンダーの後端
開口部に摺動可能に嵌着されたピストンとを有する粘着
性材料収容用のカートリッジ容器であり、該環状鍔体の
鍔状部を幅広とし該鍔状部を介して防湿膜を取りつける
ようにしたことを特徴とするカートリッジ容器。 - 【請求項9】 上記シリンダーを熱可塑性合成樹脂によ
って形成し、かつ上記防湿膜としてヒートシール性防湿
膜を用い、該防湿膜を該環状鍔部にヒートシール手段に
よって取りつけるようにしたことを特徴とする請求項8
記載のカートリッジ容器。 - 【請求項10】 請求項7〜9のいずれか1項記載のカ
ートリッジ容器を用いることを特徴とする請求項1〜6
のいずれか1項記載のカートリッジ容器の押出ガン接合
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7272578A JPH0924962A (ja) | 1995-05-10 | 1995-10-20 | カートリッジ容器の押出ガン接合構造 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7-112063 | 1995-05-10 | ||
JP11206395 | 1995-05-10 | ||
JP7272578A JPH0924962A (ja) | 1995-05-10 | 1995-10-20 | カートリッジ容器の押出ガン接合構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0924962A true JPH0924962A (ja) | 1997-01-28 |
Family
ID=26451302
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7272578A Pending JPH0924962A (ja) | 1995-05-10 | 1995-10-20 | カートリッジ容器の押出ガン接合構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0924962A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008133027A (ja) * | 2006-11-29 | 2008-06-12 | Q P Corp | 粘性液状物のためのガン式ディスペンサ |
-
1995
- 1995-10-20 JP JP7272578A patent/JPH0924962A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008133027A (ja) * | 2006-11-29 | 2008-06-12 | Q P Corp | 粘性液状物のためのガン式ディスペンサ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040701 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040726 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041119 |