JP2014111236A - 篩分装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】篩分処理能力及び篩分精度の低下を抑制する篩分装置を提供する。
【解決手段】被篩分材料が供給される供給口26と、供給口26より下方に配置され、振動を与えて供給口26から供給される被篩分材料中の粒子を篩分する篩分網18と、篩分網18の下方に配置される篩分網撓み調整部28と、篩分網撓み調整部28を保持する保持部30と、を備え、篩分網撓み調整部28は、篩分網18と接触しているか又は予め定められた間隔が設けられている篩分装置1である。
【選択図】図1

Description

本発明は、篩分装置に関する。
電子写真法など静電荷像を経て画像情報を可視化する方法は、現在様々な分野で利用されている。電子写真法においては、帯電、露光工程により像保持体上に静電潜像を形成し(潜像形成工程)、静電荷像現像用トナー(以下、単に「トナー」と呼ぶ場合がある。)を含む静電荷像現像用現像剤(以下、単に「現像剤」と呼ぶ場合がある。)で静電潜像を現像し(現像工程)、転写工程、定着工程を経て可視化される。
例えば、静電荷像現像用トナーは、樹脂、着色剤等の原料を混合、混練されたものを粉砕、分級し、外添剤等を混合した後、篩分処理することにより得られる。そして、篩分処理には、篩分装置が用いられる。
例えば、特許文献1には、粉・粒状物を通過させるための目開きを有するスクリーン、スクリーンの下方に張られた目開きを有する補強網、補強網を下方よりたたくタッピングボール、タッピングボールを保持するタッピングボール受け、スクリーンと補強網との間に隙間を与えるスペーサを備える篩分装置が記載されている。
例えば、特許文献2には、振動篩枠に、合成樹脂フィラメントを縦糸、横糸として織製した篩分網を弛緩状態で設置している樹脂粒子の篩分装置が記載されている。
例えば、特許文献3には、網面に振動モータによる振動と、超音波による微振動を与えて粉体を微粉と粗粉とに分離する篩分装置に、被篩分材料を前記網面の外周寄りから供給する材料供給手段と、前記網面の中心部上より前記網面の網目開きより大きい粗粉を除去する排出手段と、を設置した超音波振動篩分装置が記載されている。
例えば、特許文献4には、篩分網と、篩分網の下方に設置される支柱と、を備え、篩分網の中央部が支柱に固定されている篩分装置が記載されている。
特開平11−128843号公報 特開2010−69354号公報 特開2001−104884号公報 米国特許第5,242,058号明細書
本発明の目的は、篩分処理能力及び篩分精度の低下を抑制する篩分装置を提供することにある。
請求項1に係る発明は、被篩分材料が供給される供給口と、前記供給口より下方に配置され、振動を与えて前記供給口から供給される被篩分材料中の粒子を篩分する篩分網と、前記篩分網の下方に配置される篩分網撓み調整部と、前記篩分網撓み調整部を保持する保持部と、を備え、前記篩分網撓み調整部は、前記篩分網と接触しているか又は予め定められた間隔が設けられている篩分装置である。
請求項2に係る発明は、前記篩分網と前記篩分網撓み調整部との間隔を調整する間隔調整手段を、備える請求項1記載の篩分装置である。
請求項3に係る発明は、前記篩分網撓み調整部は、前記篩分網の下方に複数配置されている請求項1又は2記載の篩分装置である。
請求項1に係る発明によると、本構成を有さない場合と比べて、篩分処理能力及び篩分精度の低下を抑制する篩分装置が提供される。
請求項2に係る発明によると、本構成を有さない場合と比べて、篩分処理能力及び篩分精度の低下を抑制する篩分装置が提供される。
請求項3に係る発明によると、前記検知手段が、本構成を有さない場合と比べて、篩分処理能力及び篩分精度の低下を抑制する篩分装置が提供される。
本実施形態に係る篩分装置の一例を示す概略構成図である。 本実施形態に係る篩分装置に用いられる支持部に取り付けられた篩分網撓み調整部の一例を示す模式側面図である。 (A)は、本実施形態に係る篩分装置に用いられる篩分網撓み調整部の模式側面図であり、(B)は、本実施形態に係る篩分装置に用いられる支持部の模式上面図である。 本実施形態に係る篩分装置に用いられる篩分網撓み調整部の配置を説明するための模式図である。 本実施形態に係る篩分装置に用いられる篩分網撓み調整部の他の一例を示す模式側面図である。
本発明の実施の形態について以下説明する。本実施形態は本発明を実施する一例であって、本発明は本実施形態に限定されるものではない。
図1は、本実施形態に係る篩分装置の一例を示す概略構成図である。図1に示す篩分装置1は、ベースフレーム10と、そのベースフレーム10上に設けられた複数のコイルスプリング12と、それら複数のコイルスプリング12に支持された円筒状の篩枠14と、その篩枠14の外周面に設けられた篩分品回収口16と、を備えている。篩枠14の内部には破線で示す斜面状の底部17が形成されている。
また、図1に示す篩分装置1は、篩分網18と、その篩分網18が取り付けられる環状の支持枠20と、を備えている。支持枠20は、篩枠14等に固定されている。篩分網18が支持枠20に取り付けられた際には、篩分網18に予め定めた張力が掛かった状態となっていることが好ましい。
また、図1に示す篩分装置1は、支持枠20上に設置された上枠25と、上枠25の外周面に設けられた粗粉排出口24と、その上枠25上に設置された上蓋22と、上蓋22に設けられ、被篩分材料が供給される供給口26と、を備えている。
図1に示す篩分網18は、供給口26よりも下方に配置され、振動を与えて供給口26から供給される被篩分材料中の粒子を篩分するものである。また、篩分網18の材質は、例えば、ステンレス等の金属、ナイロン、ポリアミド、ポリエステル等の樹脂等である。篩分網18の織り方は、例えば、綾織、平織り、トンキャップ織り等の一般的な織り方が挙げられる。篩分網18の目開きは、篩分ける粒子の大きさによって設定されるものであり、特に制限されるものではないが、例えば15μm以上100μm以下の範囲である。
被篩分材料は、本実施形態の篩分装置を用いて篩分けられる対象となる材料であれば、被篩分材料の材質、形態、製法、形状等は特に制限されるものではなく、例えば、粒子、又は粒子及び分散液等から構成されるスラリー等が挙げられる。
また、図1に示す篩分装置1は、篩分網撓み調整部28と、保持部30と、を備える。篩分網撓み調整部28は、篩分網18の下方に配置される。保持部30は、篩分網撓み調整部28を保持するものであって、例えば、篩分網撓み調整部28が溶接等により保持部30上に固定され、保持部30は、溶接等により篩枠14等に固定される。
篩分網撓み調整部28は、篩分網18と接触しているか又は予め定められた間隔が設けられている。ここで、「接触」とは、篩分網撓み調整部28と篩分網18とは接しているが固定されていないことを言う。また、予め定めた間隔は、篩分網撓み調整部28上に被篩分材料が堆積して、篩分網18が撓む際に、篩分網撓み調整部28が、篩分網18と接触して、篩分網18の撓み量が抑制される範囲内で設定される。例えば、ナイロン等の樹脂を平織し、目開きが10μm以上50μm以下の篩分網18を用いる場合には、篩分網撓み調整部28は、篩分網18と接触さておくか又は篩分網18と2mm以上50mm以下の間隔を設けることが好ましい。また、ステンレス等の金属から構成される篩分網18を用いる場合には、篩分網撓み調整部28は、篩分網18と接触させておくか又は篩分網18と1mm以上40mm以下の間隔を設けておくことが好ましい。
また、図1に示す篩分装置1では、篩分網撓み調整部28は、複数配置されているが、後述するように1つであってもよい。また、図1に示す篩分装置1では、篩分網撓み調整部28の形状は、円柱状であり、保持部30は板状であるが、これらの形状は特に制限されるものではない。篩分網撓み調整部28の形状、大きさ等については後述する。
図1に示す篩分装置1に備えられたベースフレーム10には、篩分網18に振動を与える振動手段としての振動モータ装置(不図示)が内蔵されている。図1に示す篩分装置1では、この振動モータ装置の作動によりコイルスプリング12上の篩枠14全体が振動されるようになっている。
図1に示す篩分装置1を用いた篩分け処理について説明する。
不図示の振動モータ装置の作動により、篩分網18に振動が与えられると共に、被篩分材料は供給口26より供給され、篩分網18上に堆積される。篩分網18上の被篩分材料のうち、篩分網18の目開きよりも粒子径の小さい粒子等を有する被篩分材料が、篩分網18を通過し、斜面状の底部17を流れて、篩分品として篩分品回収口16から回収される。また、篩分網18を通過しない篩分網18の目開きよりも粒子径の大きい粒子等は、粗粉として粗粉排出口24から回収される。本実施形態では、篩分網18上に被篩分材料が堆積され、篩分網18が撓んだ場合でも、例えば、篩分網18は、篩分網撓み調整部28により支えられ、篩分網18の撓みが抑えられるため、後述する篩分精度の低下等が抑制される。また、例えば、振動している篩分網18は、篩分網撓み調整部28に叩きつけられ、篩分網18の目詰まり等が抑えられるため、後述する篩分処理能力の低下等が抑制される。篩分処理能力は、篩分処理に掛かった時間(被篩分材料の供給開始の時点から被篩分材料が篩分網18上から無くなった時点まで)当たりの被篩分材料の供給量である。
通常、篩枠14に篩分網18を取り付けた際の篩分網18に掛かる張力が低ければ低いほど、篩枠14から篩分網18の中央に向かって下方に(篩分網撓み調整部28側に)篩分網18が窪みやすくなるため、篩分網18上に堆積する被篩分材料の量は増加していくと考えられる。そうすると、篩分網18に掛かる荷重は増加し、篩分網18は撓むため、篩分網18の目開きは被篩分材料が堆積していない状態での篩分網18の目開きより大きくなる場合がある。本実施形態では、篩分網18に掛かる荷重が増加し、篩分網18が撓んでも、篩分網18が篩分網撓み調整部28により支えられるため、篩分網18の撓み等は抑制され、篩分網18の目開きは被篩分材料が堆積していない篩分網18の目開きより大きくなることが抑制されると考えられる。その結果、篩分品の中に、被篩分材料が堆積していない状態の篩分網18の目開きより大きい粗粉が混入することが抑えられるため、篩分精度の低下が抑制されると考えられる。また、篩枠14に篩分網18を取り付けた際の篩分網18に掛かる張力が高ければ高いほど、篩枠14から篩分網18の中央に向かって下方に(篩分網撓み調整部28側に)篩分網18が窪むことが抑制されるため、篩分網18上に堆積する被篩分材料の量は減少していくと考えられる。そうすると、篩分網18に掛かる荷重は低下し、篩分網18の撓みは抑制されるが、篩分網18の網目に被篩分材料中の粒子が突き刺さったり、篩分網18の網目を被篩分材料中の粒子が覆ったりする等の篩分網18の目詰まり等が発生する場合がある。本実施形態では、振動している篩分網18が篩分網撓み調整部28に叩きつけられるため、篩分網18の目詰まり等が抑えられ、篩分処理能力の低下が抑制されると考えられる。
例えば、ナイロン等の樹脂を材質とし、目開きが10μm以上50μm以下の篩分網18を用いる場合には、篩分網18に掛かるテンションによって異なるが、ステンレス等の金属を材質とした篩分網18と比べて、篩分網18の撓み量が大きくなり、篩分網18の目詰まり等が発生し易いため、篩分精度及び篩分処理能力等が低下する場合がある。しかし、本実施形態では、前述したように、篩分網18は篩分網撓み調整部28によって支えられ、篩分網撓み調整部28に叩きつけられるため、ナイロン等の樹脂を材質とし、目開きが10μm以上50μm以下の篩分網18を用いる場合でも、篩分精度及び篩分処理能力等の低下が抑制される。
また、従来から、篩分網18にタッピングボールを叩きつけて、篩分網18の目詰まり等の発生を抑える方法があるが、本実施形態のように、篩分網18を篩分網撓み調整部28に叩きつける方法の方が、篩分網18にタッピングボールを叩きつける方法より、叩きつけた際の衝撃による新たな粗粉の発生や装置部材の摩耗による異物の混入等が抑制される。また、従来から、篩分網18を洗浄して、篩分網18の目詰まり等の発生を抑える方法があるが、本実施形態のように、篩分網18を篩分網撓み調整部28に叩きつける方法の方が、装置を停止して洗浄しなくてもよいため、例えば、篩分処理を連続して行える。
図2は、本実施形態に係る篩分装置に用いられる支持部に取り付けられた篩分網撓み調整部の一例を示す模式側面図であり、図3(A)は、本実施形態に係る篩分装置に用いられる篩分網撓み調整部の模式側面図であり、図3(B)は、本実施形態に係る篩分装置に用いられる支持部の模式上面図である。本実施形態に係る篩分装置1は、篩分網18と篩分網撓み調整部28との間隔(図2に示すD)を調整する調整機構を備えることが好ましい。調整機構は、例えば、図3(A)に示すように、篩分網撓み調整部28の側面に形成される突状のネジ山部32と、図3(B)に示すように保持部30の面に形成されるネジ穴34と、を備える。篩分網撓み調整部28のネジ山部32を保持部30のネジ穴34に嵌め、篩分網撓み調整部28を回すことにより、篩分網18と篩分網撓み調整部28との間隔(図2に示すD)を調整すればよい。篩分網撓み調整部28が複数配置される場合、個別に篩分網18と篩分網撓み調整部28との間隔を調整してもよい。本実施形態に係る篩分装置1に用いられる調整機構は、篩分網18と篩分網撓み調整部28との間隔が調整される機構であれば上記の構成に制限されるものではなく、例えば、篩分網撓み調整部28が取り付けられた保持部30を篩分網18方向にスライドさせるレール等でもよい。例えば、前記レールを篩枠14内に形成し、前記レールに保持部30を取り付けることにより、篩分網撓み調整部28が取り付けられた保持部30を篩分網18方向にスライドすればよい。
図4は、本実施形態に係る篩分装置に用いられる篩分網撓み調整部の配置を説明するための模式図であり、図1に示す篩分網18を上方(供給口26側)から見た図である。
篩分網撓み調整部28は、1つでもよいが、篩分網18の撓み等が抑えられ、篩分精度の低下が抑制される等の点から、篩分網18の下方に複数配置されることが好ましく、3個以上10個以下配置されることがより好ましい。篩分網撓み調整部28は、少なくとも篩分網18の中央部下方に1つ配置されることが好ましく、また、図4に示すように、篩分網18の中央部下方に配置された篩分網撓み調整部28の周囲に、篩分網撓み調整部28が複数配置されることがより好ましい。篩分網撓み調整部28が篩分網18の中央部下方に配置された篩分網撓み調整部28の周囲に複数配置される場合、中央部下方に配置された篩分網撓み調整部28を中心に等角度間隔で配置されることが好ましい。また、篩分網撓み調整部28の篩分網18との接触面の大きさは、篩分精度の低下、篩分処理能力の低下が抑制される等の点から、平面視において篩分網18の面全体に対して、1%以上30%以下の範囲であることが好ましい。
また、篩分網撓み調整部28の形状は、加工性等の点から、円柱状、四角柱状のものが好ましいが、これらに制限されるものではない。保持部30の形状は、板状、棒状等が挙げられるが、これらに制限されるものではない。
篩分網撓み調整部28及び保持部30の材質は、例えば、金属製、セラミックス製、樹脂製、ゴム製等が挙げられるが、篩分網撓み調整部28の材質は、篩分網18との接触による篩分網18の損傷を抑制する等の点から、金属より柔らかいゴム等の弾性部材製等の材質が好ましく、保持部30の材質は、篩分網撓み調整部28の保持性等の点から、樹脂より硬い金属製等の材質が好ましい。
図5は、本実施形態に係る篩分装置に用いられる篩分網撓み調整部の他の一例を示す模式側面図である。図5に示すように、篩分網撓み調整部29は、本体部36と、本体部36の篩分網18側の端面に設けられるゴム等の弾性部材製等の伸縮部38と、を備える。図5に示す篩分網撓み調整部29によっても、篩分網18との接触による篩分網18の損傷が抑制される。本体部36の材質は、例えば、金属製、セラミックス製、樹脂製等が挙げられる。
本実施形態の篩分装置1は、被篩分材料中の粒子を篩分けるものであり、例えば静電荷像現像用トナーの製造方法等に用いられる。そして、静電荷像現像用トナーの製造方法においては、本実施形態の篩分装置を用いて被篩分材料中の粒子の篩分けを行う限り、他の点については特に制限はなく、公知の静電荷像現像用トナーの製造方法に準じて行われてもよい。
静電荷像現像用トナーの製造方法において製造される静電荷像現像用トナーの原料としては公知のものが使用され、樹脂粒子としては、スチレン、クロロスチレン等のスチレン類、エチレン、プロピレン、ブチレン、イソプレン等のモノオレフィン、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニル、酪酸ビニル等のビニルエステル類、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸フェニル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ドデシル等のα−メチレン脂肪族モノカルボン酸エステル類、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルブチルエーテル等のビニルエーテル類、ビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケトン、ビニルイソプロペニルケトン等のビニルケトン類、それら単独重合体あるいは共重合体等が例示され、特に代表的な樹脂粒子としては、ポリスチレン、スチレン−アクリル酸アルキル共重合体、スチレン−メタクリル酸アルキル共重合体、スチレン−アクリルニトリル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ポリエチレン、ポリプロピレン等をあげることができる。さらに、ポリエステル、ポリウレタン、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリアミド、変性ロジン、パラフィンワックス等が挙げられる。
また、着色剤又は顔料としては、カーボンブラック、アニリンブルー、カルコイルブルー、クロムイエロー、ウルトラマリンブルー、デュポンオイルレッド、キノリンイエロー、メチレンブルークロリド、フタロシアニンブルー、マラカイトグリーンオキサレート、ランプブラック、ローズベンガル、C.I.ピグメント・レッド48:1、C.I.ピグメント・レッド122、C.I.ピグメント・レッド57:1、C.I.ピグメント・イエロー97、C.I.ピグメント・イエロー12、C.I.ピグメント・ブルー15:1、C.I.ピグメント・ブルー15:3等が挙げられる。
また、静電荷像現像用トナーの製造に際しては、必要に応じて帯電制御剤を添加してもよい。帯電制御剤としては、フッ素系界面活性剤、サリチル酸金属錯体、アゾ系金属化合物のような含金属染料、マレイン酸を単量体成分として含む共重合体のごとき高分子酸、四級アンモニウム塩、ニグロシン等のアジン系染料、カーボンブラック、および帯電制御樹脂等が用いられる。
また、静電荷像現像用トナーの製造に際しては、耐オフセット性をより良好にする点で、離型剤を添加してもよい。離型剤としては、例えば、パラフィンワックス、パラフィンラテックス、マイクロクリスタリンワックス、ポリプロピレン、ポリエチレン等が挙げられる。
以下、実施例及び比較例を挙げ、本発明をより具体的に詳細に説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
<トナースラリーの調製>
ポリエステル樹脂粒子分散液(テレフタル酸とビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物の重合体、Mw30000)260質量部、カーボンブラック顔料分散液30質量部、離型剤(ポリエチレンワックス)分散液40質量部、ポリ塩化アルミニウム3質量部、イオン交換水600質量部を、加熱冷却可能なジャケットを有した槽に投入し、ホモジナイザーを用いて混合分散させた後、撹拌翼にて撹拌しながらジャケット温度50℃で加熱した。得られた分散液をコールターマルチサイザー−II型(コールター社製)50μmアパーチャーで測定した結果、体積平均粒径(D50v)が4.2μmの凝集粒子が確認された。次に、この分散液に樹脂粒子分散液を緩やかに67質量部添加し、上記温度でさらに1時間保持した。その時の分散液を上記コールターマルチサイザー−II型で測定した結果、体積平均粒径(D50v)が5.5μmの凝集粒子が確認された。次いで、この分散液に水酸化ナトリウム溶液でpHを7.5に調整した後、その液温度が90℃になるまで加熱撹拌して、5時間保持して凝集粒子を融合した。その後40℃まで冷却した後、トナースラリーを得た。得られたトナースラリーの体積平均粒径(D50v)は6.0μmであった。また、画像解析装置による形状係数SF1は130であった。トナースラリー中の粒子のうち粒径が20μm以上の粒子を粗粉とした場合、トナースラリー中の粗粉量は、トナースラリー全体の粒子量の1.1%であった。トナースラリー中の粗粉量は目開き20μmのナイロン製の篩を用いて求めた。
<実施例1>
上記トナースラリーの篩い分けは図1に示す篩分装置を用いて行った。使用した篩分網の目開きは11μmで、材質はナイロンの篩分網を用いた。篩分網に掛かるテンションを3.3N/cm、篩分網撓み調整部の個数を5個、篩分網と篩分網撓み調整部との距離(間隔)を20mmに設定し、トナースラリー供給量を35L/minに設定し、篩分処理を実施した。
<篩分精度の評価>
篩い分けられた篩分品をよく撹拌混合した後に、2質量部抜き取り、上記篩分装置で使用した篩分網と同じ目開きの篩分網で篩分し、篩分網上に回収された粗粉を40℃で12時間乾燥させ重量を測定し、篩分品中に混入した粗粉量(%)を求めた。篩分精度の評価は、求めた粗粉量を以下の基準に照らして行った。結果を表1に示す。
(篩分精度)
◎:粗粉量が0.2%以下
○:粗粉量が0.2%超0.5%以下
△:粗粉量が0.5%超0.9%以下
×:粗粉量が0.9%超
<篩分処理能力の評価>
篩分処理能力(L/min)は、トナースラリーの供給量を篩分処理に掛かった時間(トナースラリーの供給開始の時点からトナースラリーが篩分網上から無くなった時点まで)で割ることにより求めた。篩分処理能力の評価は、求めた篩分処理能力を以下の基準に照らして行った。結果を表1に示す。
(篩分処理能力)
◎:処理能力が10L/min以上
○:処理能力が8L/min以上10L/min未満
△:処理能力が6L/min以上8L/min未満
×:処理能力が6L/min未満
<実施例2>
篩分網撓み調整部の個数を9個に変更したこと以外は実施例1と同様にして篩分処理を実施した。
<実施例3>
篩分網撓み調整部の個数を1個に変更したこと以外は実施例1と同様にして篩分処理を実施した。
<実施例4>
篩分網と篩分網撓み調整部との距離(間隔)を50mmに変更したこと以外は実施例1と同様にして篩分処理を実施した。
<実施例5>
篩分網撓み調整部を篩分網に接触させ、篩分網と篩分網撓み調整部との距離(間隔)を0mmに変更したこと以外は実施例1と同様にして篩分処理を実施した。
<実施例6>
篩分網に掛かるテンションを11.0N/cm、篩分網撓み調整部の個数を3個、篩分網と篩分網撓み調整部との距離(間隔)を50mmに変更したこと以外は実施例1と同様にして篩分処理を実施した。
<実施例7>
使用した篩分網の目開きを15μm、篩分網に掛かるテンションを12.0N/cm、篩分網撓み調整部の個数を2個、篩分網と篩分網撓み調整部との距離(間隔)を30mmに変更したこと以外は実施例1と同様にして篩分処理を実施した。
<実施例8>
使用した篩分網の目開きは15μmで、篩分網に掛かるテンションを3.5N/cm、篩分網撓み調整部の個数を2個、篩分網と篩分網撓み調整部との距離(間隔)を10mmに変更したこと以外は実施例1と同様にして篩分処理を実施した。
<実施例9>
使用した篩分網の目開きは20μmで、篩分網に掛かるテンションを13.5N/cm、篩分網撓み調整部の個数を3個、篩分網と篩分網撓み調整部との距離(間隔)を5mmに変更したこと以外は実施例1と同様にして篩分処理を実施した。
<実施例10>
使用した篩分網の目開きは20μmで、篩分網に掛かるテンションを4.0N/cm、篩分網と篩分網撓み調整部との距離(間隔)を40mmに変更したこと以外は実施例1と同様にして篩分処理を実施した。
<実施例11>
使用した篩分け網の材質をステンレスとしたこと以外は、実施例1と同様にして篩分処理を実施した。
<比較例1>
篩分網撓み調整部を備えていない篩分装置を用い、使用した篩分網の目開きは15μmで、篩分網に掛かるテンションを13.0N/cmに変更したこと以外は実施例1と同様にして篩分け処理を実施した。
<比較例2>
篩分網撓み調整部を備えていない篩分装置を用い、使用した篩分網の目開きは15μmで、篩分網に掛かるテンションを3.5N/cmに変更したこと以外は実施例1と同様にして篩分け処理を実施した。
<比較例3>
篩分網撓み調整部を備えていない篩分装置を用い、使用した篩分網の目開きは20μmで、篩分網に掛かるテンションを13.6N/cmに変更したこと以外は実施例1と同様にして篩分け処理を実施した。
<比較例4>
篩分網撓み調整部を備えていない篩分装置を用い、使用した篩分網の目開きは20μmで、篩分網に掛かるテンションを4.0N/cmに変更したこと以外は実施例1と同様にして篩分け処理を実施した。
<比較例5>
篩分網撓み調整部の代わりに、篩分網の下方に支柱を設置し、篩分網の中央部が支柱に固定されている篩分装置(前述の特許文献4の篩分装置)を用い、使用した篩分網の目開きは15μmで、篩分網に掛かるテンションを13.0N/cmに変更したこと以外は実施例1と同様にして篩分け処理を実施した。
<比較例6>
篩分網撓み調整部の代わりに、篩分網の下方に支柱を設置し、篩分網の中央部が支柱に固定されている篩分装置(前述の特許文献4の篩分装置)を用い、使用した篩分網の目開きは15μmで、篩分網に掛かるテンションを3.0N/cmに変更したこと以外は実施例1と同様にして篩分け処理を実施した。
Figure 2014111236
表1の結果から分かるように、支持部によって支持された篩分網撓み調整部と篩分網とを接触させ、又は所定の間隔を設けた篩分装置を用いた実施例1〜11は、篩分網撓み調整部を備えていない比較例1〜4、及び篩分網撓み調整部の代わりに、篩分網の下方に支柱を設置し、篩分網の中央部が支柱に固定されている篩分装置を用いた比較例5,6より、篩分処理能力及び篩分精度の低下を抑制された。また、実施例1,2,3,4,5のうちでは、篩分網撓み調整部を5個配置した実施例1,4、篩分撓み調整部と篩分網との距離を0mmとし実施例5が、実施例2,3より、篩分処理能力が高く、篩分精度が向上した。
1 篩分装置、10 ベースフレーム、12 コイルスプリング、14 篩枠、16 篩分品回収口、17 底部、18 篩分網、20 支持枠、22 上蓋、24 粗粉排出口、25 上枠、26 供給口、28,29 篩分網撓み調整部、30 保持部、32 ネジ山部、34 ネジ穴、36 本体部、38 伸縮部。

Claims (3)

  1. 被篩分材料が供給される供給口と、前記供給口より下方に配置され、振動を与えて前記供給口から供給される被篩分材料中の粒子を篩分する篩分網と、前記篩分網の下方に配置される篩分網撓み調整部と、前記篩分網撓み調整部を保持する保持部と、を備え、
    前記篩分網撓み調整部は、前記篩分網と接触しているか又は予め定められた間隔が設けられていることを特徴とする篩分装置。
  2. 前記篩分網と前記篩分網撓み調整部との間隔を調整する間隔調整手段を、備えることを特徴とする請求項1記載の篩分装置。
  3. 前記篩分網撓み調整部は、前記篩分網の下方に複数配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載の篩分装置。
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