JP2014109259A - 凝縮水循環システム - Google Patents

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Abstract

【課題】EGRシステムを備える過給式の内燃機関において、インタークーラへの凝縮水付着を良好に抑制可能な凝縮水循環システムを提供することを目的とする。
【解決手段】インタークーラ22の底面は、窪み部24の底面よりも鉛直方向上方に位置している。窪み部24の底面は、バイパス通路48よりも鉛直方向上方に位置している。そのため、インタークーラ22の上流側やその内部で凝縮水が発生したとしても、窪み部24に集めることができる。即ち、インタークーラ22に凝縮水が付着するのを良好に抑制できる。バイパスバルブ50を開くと、窪み部24等に溜まっていた凝縮水がバイパス通路48を経由してEGRクーラ44に流れ込む。そのため、EGRガス導入時に、この凝縮水をEGRガスによって気化させて、吸気通路12に還流できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、凝縮水循環システムに関する。詳細には、排気再循環(EGR:Exhaust Gas Recirculation)システムを備える過給式の内燃機関に適用される凝縮水循環システムに関する。
従来、例えば特許文献1に開示されているように、EGRシステムを備える過給式の内燃機関が公知である。このEGRシステムは、低圧ループ(LPL:Low Pressure Loop)EGRシステムを備えている。低圧ループEGRシステムは、排気タービンよりも下流の排気通路と、コンプレッサよりも上流の吸気通路とを接続することによって、低圧の排気ガスを内燃機関に還流するものである。低圧ループEGRシステムによれば、過給前の吸気にEGRガスを導入できるので、大量のEGRガスを内燃機関に還流できる。
また、特許文献1では、低圧ループEGRシステムを構成するEGR通路上にEGRクーラを設けている。また、特許文献1では、過給システムを構成する吸気通路上にインタークーラを設けている。EGRクーラやインタークーラによれば、EGRガスを冷却できるので、温度を低下させたEGRガスを内燃機関に還流できる。従って、大量のEGRガスを内燃機関に還流して、燃焼温度の低下に伴うNOx排出量の低減といったEGRシステムによる効果を高めることが可能となる。
特開2010−38147号公報 実開平6−28255号公報 特開2010−90806号公報 特開平11−148431号公報
しかしながら、EGRクーラやインタークーラでEGRガスを冷却すると、EGRガス中の水蒸気も同時に冷やされるので、凝縮水が発生することがある。また、外気温が低い場合には、低温の新気とEGRガスとが混合する際に冷やされるので、凝縮水が発生することがある。発生した凝縮水は、通常、吸気と共に流れて内燃機関に吸入されるが、吸気系構成部材に付着し続けた場合には該部材を腐食してしまう。この理由は、EGRガス中に含まれる硫黄成分等が凝縮水に溶解して酸性水溶液となるためである。
吸気系構成部材のうち、インタークーラは、その冷却性能を担保するべく金属材料で構成されることが多い。そのため、凝縮水がインタークーラに付着し続けるような状況は、特に回避する必要がある。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものである。即ち、EGRシステムを備える過給式の内燃機関において、インタークーラへの凝縮水付着を良好に抑制可能な凝縮水循環システムを提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、凝縮水循環システムであって、
内燃機関の吸気通路に設けられたインタークーラと、
前記吸気通路の前記インタークーラよりも下流に設けられると共に、凝縮水を一時的に貯留する凝縮水貯留部が形成された吸気マニホルドと、
前記内燃機関の排気通路から分岐して前記吸気通路の前記インタークーラよりも上流側に接続されたEGR通路と、
前記EGR通路に設けられたEGRクーラと、
前記EGRクーラのEGRガス入口部を含む前記EGR通路の排気通路側の一部と、前記凝縮水貯留部とを接続する排水用通路と、を備え、
前記凝縮水貯留部の最下部が、前記インタークーラの最下部よりも鉛直方向下方、かつ、前記排水用通路の最上部よりも鉛直方向上方に位置することを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明において、
前記EGRクーラは、EGRガスが流通可能な内部流路を備え、
前記内部流路のEGRガス入口部を含む排気通路側の一部に、凝縮水を一時的に貯留する流路内凝縮水貯留部が形成されていることを特徴とする。
また、第3の発明は、第1または第2の発明において、
前記排水用通路に設けられ前記排水用通路を開閉する排水用バルブと、
前記EGR通路の前記吸気通路との接続部と、前記EGRクーラのEGRガス出口部との間の前記EGR通路に設けられ、前記EGR通路を開閉するEGRバルブと、
前記EGRバルブを制御して前記EGR通路を開く場合に、前記排水用バルブを制御して前記排水用通路を開く排水制御手段と、
を備えることを特徴とする。
第1の発明によれば、上記凝縮水貯留部の最下部が上記インタークーラの最下部よりも鉛直方向下方に位置するので、上記インタークーラに凝縮水が付着したとしても、吸気流によって脱離させて上記凝縮水貯留部へと移動させることが可能となる。従って、上記インタークーラに凝縮水が付着し続けるのを良好に抑制できる。また、第1の発明によれば、上記凝縮水貯留部の最下部が上記排水用通路の最上部よりも鉛直方向上方に位置するので、上記凝縮水貯留部に溜めた凝縮水を、上記排水用通路を経由させて上記EGRクーラに流入させることができる。従って、EGRガス導入時に、この凝縮水をEGRガスの熱によって気化させつつ、EGRガスの流れに乗せて吸気通路に還流できる。
第2の発明によれば、上記流路内凝縮水貯留部に凝縮水を溜めることができる。従って、EGRガス非導入時に該流路内凝縮水貯留部に一時的に凝縮水を溜めて、EGRガス導入時に確実に気化できる。また、上記流路内凝縮水貯留部は、上記内部流路のEGRガス入口部を含む排気通路側の一部に形成されているので、EGRガス導入の際に、排気通路から流入したより高温のEGRガスを凝縮水に接触させることができる。よって、上記内部流路の流路全体に凝縮水を溜める場合に比して、凝縮水の気化を促進できる。
第3の発明によれば、上記EGRバルブを制御して上記EGR通路を開く場合に、上記排水用バルブを制御して上記排水用通路を開くことができるので、上記凝縮水貯留部に溜めた凝縮水を上記EGRクーラに流入させつつ、高温のEGRガスに接触させて瞬間的に気化させることができる。よって、上記EGRクーラに凝縮水を溜めておく場合に比して効率的に凝縮水を気化できる。
実施形態に係る凝縮水循環システムの構成を説明するための図である。 図1の吸気マニホルド16、インタークーラ22およびバイパス通路48の位置関係、ならびにEGRクーラ44の内部構造を説明するための図である。 実施形態において、ECU60によるバイパスバルブ50の制御ルーチンを示したフローチャートである。 実施形態の変形例に係る凝縮水循環システムの構成を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。尚、各図において共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
[システム構成の説明]
以下、図1乃至図4を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、実施形態に係る凝縮水循環システムの構成を説明するための図である。図1に示すように、実施形態に係る凝縮水循環システムは、内燃機関としてのディーゼルエンジン10を備えている。ディーゼルエンジン10は、車両等に搭載され、その動力源とされる。なお、図1において、ディーゼルエンジン10は直列4気筒型として示すが、その気筒数および配置はこれに限定されない。
ディーゼルエンジン10の各気筒(#1〜#4)には、吸気通路12および排気通路14が接続されている。ディーゼルエンジン10の各気筒と吸気通路12との接続部には、吸気マニホルド16が設けられている。吸気マニホルド16は、コレクタ部18とブランチ部20とから構成されている。コレクタ部18には、水冷式のインタークーラ22が内蔵されている。つまり、吸気マニホルド16は、インタークーラ一体型の吸気マニホルドである。また、コレクタ部18の下面には、凝縮水を一時的に貯留する窪み部24が形成されている。窪み部24は樹脂等の耐食性材料から構成される。窪み部24には、窪み部24に溜まった凝縮水の水位を計測可能なレベルセンサ26が取り付けられている。
吸気マニホルド16よりも上流の吸気通路12には、ディーゼルスロットル28が設けられている。ディーゼルスロットル28は、スロットルモータ(図示しない)により駆動される電子制御式のバルブである。また、ディーゼルスロットル28よりも上流の吸気通路12には、ターボ過給機30が設けられている。ターボ過給機30は、コンプレッサ32とタービン34とを備えている。コンプレッサ32とタービン34とは連結軸によって一体に連結されている。コンプレッサ32はタービン34に入力される排気ガスの排気エネルギによって回転駆動される。
ディーゼルエンジン10の各気筒と排気通路14との接続部には、排気マニホルド36が設けられている。排気マニホルド36よりも下流の排気通路14には、タービン34が設けられている。また、タービン34よりも下流の排気通路14には、DPF(Diesel Particulate Filter)38が設けられている。DPF38は、排気中の粒子状物質(PM)を捕集して燃焼除去するためのフィルタである。
タービン34とDPF38との間の排気通路14には、低圧ループEGRシステムを構成するEGR通路40の一端が接続されている。EGR通路40の他端は、コンプレッサ32よりも上流の吸気通路12に接続されている。この接続部には、吸気通路12に導入させるEGRガスの流量を調整するEGRバルブ42が設けられている。EGR通路40の途中には、水冷式のEGRクーラ44が設けられている。EGRクーラ44は、SiC等の耐食性、耐熱性の材料から構成される。詳細は後述するが、EGRクーラ44の内部には、凝縮水を一時的に貯留する窪み部46が形成されている。
また、EGRクーラ44よりも上流のEGR通路40には、バイパス通路48の一端が接続されている。バイパス通路48は、窪み部24同様、樹脂等の耐食性材料から構成される。バイパス通路48の他端は、窪み部24の底面に接続されている。バイパス通路48の途中には、バイパスバルブ50が設けられている。バイパスバルブ50は、バイパス通路48同様、樹脂等の耐食性材料から構成されるが、耐食加工した金属材料から構成してもよい。バイパスバルブ50は、開いた状態を基本とする。そのため、窪み部24とEGR通路40とは通常、連通している。但し、バイパスバルブ50を閉じた状態とすると、この連通が遮断される。
また、実施形態に係る凝縮水循環システムは、制御装置としてのECU(Electronic Control Unit)60を備えている。ECU60の入力部には、上述したレベルセンサ26の他、ディーゼルエンジン10の制御に必要な各種センサ(例えば、吸入空気量を検出するエアフロメータ、エンジン回転数を検出するクランク角センサ、EGRバルブ42の開度を検出するEGR開度センサ等)が電気的に接続されている。他方、ECU60の出力側には、ディーゼルスロットル28、EGRバルブ42、バイパスバルブ50等の各種アクチュエータが電気的に接続されている。ECU60は、上述の各種センサからの入力情報に基づいて所定のプログラムを実行し、上述の各種アクチュエータ等を作動させることにより、ディーゼルエンジン10の運転に関する種々の制御を実行する。
[構成上の効果]
次に、図2を参照しながら、実施形態に係る凝縮水循環システムの構成上の効果を説明する。図2は、図1の吸気マニホルド16、インタークーラ22およびバイパス通路48の位置関係、ならびにEGRクーラ44の内部構造を説明するための図である。先ず、位置関係について説明する。図2に示すように、インタークーラ22の底面は、窪み部24の底面よりも鉛直方向上方に位置している。また、窪み部24の底面は、バイパス通路48よりも鉛直方向上方に位置している。
上述の位置関係によれば、インタークーラ22の上流側で凝縮水が発生したとしても、この凝縮水を吸気の流れに乗せて窪み部24に集めることができる。また、インタークーラ22の吸気通過により凝縮水が発生した場合も同様に、この凝縮水を窪み部24に集めることができる。即ち、インタークーラ22に凝縮水が付着するのを良好に抑制できる。
なお、図2においては、バイパスバルブ50を閉じた状態の場合を示している。この状態においては、図2に示すように、バイパスバルブ50よりも上方のバイパス通路48と、窪み部24とに凝縮水が溜まることになる。この状態からバイパスバルブ50を開くと、窪み部24等に溜まっていた凝縮水がバイパス通路48を経由してEGRクーラ44に流れ込む。
次に、EGRクーラ44の内部構造について説明する。EGRクーラ44には、EGRガスが流通可能な複数のEGRガス流路52と、冷却水を流通させるための複数の冷却水流路54とが形成されている。EGRガス流路52のうち、鉛直方向最下方のものには、窪み部46が形成されている。
上述の内部構造によれば、EGRクーラ44に流れ込んだ凝縮水を、一時的に窪み部46に溜めることができる。そのため、EGRガス導入時に、この凝縮水をEGRガスの熱によって気化させつつ、EGRガスの流れに乗せて吸気通路12に還流できる。また、凝縮水を気化できれば、EGRガス中の水蒸気濃度を相対的に高めることができるので、スモークを低減することも可能となる。加えて、凝縮水の気化熱によってEGRガスの温度を下げることもできる。そのため、EGRガスの冷却性を高めることができ、更には、EGRクーラ44のサイズダウンを図ることも可能となる。
また、図2に示すように、窪み部46は、EGRガス流路52の中流から下流にかけてその断面積が減少するように加工されている。そのため、窪み部46が形成されたEGRガス流路52においては、上流側には多くの凝縮水が溜まり、中流から下流にかけてこの凝縮水の量が少なくなる。
このような窪み部46によれば、窪み部46に溜まった凝縮水に、排気通路14から流入したばかりの高温のEGRガスを接触させることが可能となる。従って、上述の内部構造による効果を更に高めることが可能となる。
ところで、一般に、エンジン内部では、燃料、エンジンオイルやこれらの不完全燃焼物等の堆積物(デポジット)が発生する。このデポジットの発生は、ディーゼルエンジン10においても起こりうることであり、発生した場合は、窪み部24,46の凝縮水中に混入する可能性が十分に考えられる。そして、窪み部46の凝縮水中にデポジットが混入した場合には、EGRガス中に混入して吸気系に還流するおそれがある。
この点、上述した窪み部46によれば、EGRガス流路52の上流側にデポジットを多く集めることが可能となるので、吸気系に還流するデポジット量を低減できる。また、EGRガス導入時に、このデポジットをEGRガスの熱によって焼き切ることも可能となる。デポジットを焼き切ることができれば、吸気系に還流されるデポジット量を大幅に低減できる。よって、デポジットに由来する各種の問題、例えばコンプレッサ32内部へのデポジット付着による圧縮性能の低下を未然に防止することも可能となる。
[バルブ制御による効果]
本実施形態において、バイパスバルブ50は開いた状態を基本とすることは既述のとおりである。但し、ディーゼルエンジン10の運転が開始され、その後、所定条件が成立するまでは、例外的にバイパスバルブ50を閉じる制御を実行する。
このようなバルブ制御に関し、図3を参照しながら説明する。図3は、本実施形態において、ECU60によるバイパスバルブ50の制御ルーチンを示したフローチャートである。なお、図3に示すルーチンは、ディーゼルエンジン10の運転開始の際に繰り返して実行されるものとする。
図3に示すルーチンにおいて、先ず、ECU60は、バイパスバルブ50を閉じ、バイパスバルブ50の上方、即ち、バイパスバルブ50よりも上方のバイパス通路48と、窪み部24とに溜まった凝縮水の量を計測する(ステップ100、110)。凝縮水量の計測は、具体的に、レベルセンサ26の出力を取得することにより行われる。
続いて、ECU60は、ステップ110で計測した凝縮水量が設定量を超えたか否かを判定する(ステップ120)。本ステップで用いられる設定量は、窪み部24の限界容量に応じて予め設定され、予めECU60に記憶されているものとする。本ステップにおいて、凝縮水量が設定量以下であると判定された場合、ECU60はステップ110に戻り凝縮水量を再計測する。他方、凝縮水量が設定量を超えたと判定された場合、窪み部24の貯水量が限界に近づいてきていると判断できる。そのため、ECU60はステップ130に進む。
ステップ130において、ECU60は、ディーゼルエンジン10の運転条件が中負荷以上か否かを判定する。即ち、低圧ループEGRシステムの作動域にあるか否かを判定する。ディーゼルエンジン10の運転条件は、上記エアフロメータやクランク角センサの出力値から吸入空気量やエンジン回転数を求め、予めECU60内に記憶しておいた運転条件マップ等に適用することで特定する。本ステップにおいて、ディーゼルエンジン10の運転条件が軽負荷であると判定された場合、ECU60は、ステップ110に戻り凝縮水量を再計測する。他方、ディーゼルエンジン10の運転条件が中負荷または高負荷にあると判定された場合、EGRガス導入域にあると判断できる。そのため、ECU60は、ステップ140に進む。
ステップ140において、ECU60は、バイパスバルブ50を一定期間(数秒程度)開く。これにより、凝縮水をEGRガス流路52の上流側に流入させて、高温のEGRガスに接触させる。
以上、図3に示したルーチンによれば、上述した構成上の効果をより高めることが可能となる。即ち、ディーゼルエンジン10の運転条件が中負荷以上の場合にバイパスバルブ50を開けば、EGRガス流路52の上流側に凝縮水を流入させつつ、高温のEGRガスに接触させて瞬間的に気化できる。そのため、窪み部46に凝縮水を溜めておく場合に比して効率的に凝縮水を気化できる。また、凝縮水に含まれるデポジットを高温のEGRガスで一気に焼き切ることも可能となる。
ところで、上述の実施形態においては、吸気マニホルド16としてインタークーラ一体型のものを例に説明したが、インタークーラは吸気マニホルド16の外部にあってもよい。図4は、実施形態の変形例に係る凝縮水循環システムの構成を説明するための図である。図4に示すように、ディーゼルスロットル28とコンプレッサ32の間の吸気通路12にインタークーラ56を設けてもよい。但し、インタークーラ56の底面は、窪み部24の底面よりも鉛直方向上方に位置しているものとする。即ち、図2で説明した位置関係が成立する限りにおいて、吸気マニホルド16、インタークーラ22やバイパス通路48の配置箇所を変えてもよい。
また、上述の実施形態においては、バイパス通路48をEGRクーラ44の直上流に接続したが、この接続箇所は、EGRクーラ44よりも上流のEGR通路40であれば、特に限定されない。バイパス通路48から流入させた凝縮水をEGRクーラ44よりも上流にてEGRガスに接触させることができれば、上述した構成上の効果と同様の効果が期待できるためである。
また、上述の実施形態においては、インタークーラ22の底面および窪み部24の底面が平面状で、尚且つ、地面に対して平行である例を説明したが、これらの底面は平面状でなくてもよく、傾斜していてもよい。この場合、図2で説明した位置関係は、窪み部24の最下部が、インタークーラ22の最下部よりも鉛直方向下方に位置し、尚且つ、バイパス通路48の最上部よりも鉛直方向上方に位置すると読み替えればよい。
また、上述の実施形態においては、EGRガス流路52のうちの鉛直方向最下方のものにのみ窪み部46を形成したが、複数のEGRガス流路52の全てに形成してもよい。更には、EGRクーラ44よりも上流側のEGR通路40に窪み部46同様の窪み部を形成してもよい。即ち、バイパス通路48から流入する凝縮水を一時的に溜めておくことができるような箇所であれば、窪み部46同様の窪み部を形成できる。なお、EGR通路40に窪み部を形成する場合には、少なくともその窪み部をEGRクーラ44同様、SiC等の耐食性、耐熱性の材料から構成することが望ましい。
また、上述の実施形態においては、バイパスバルブ50の上方に溜まった凝縮水の量をレベルセンサ26の出力を用いて計測したが、レベルセンサ26そのものを用いずに、別途ECU60内に搭載した計算式を用いて推定してもよい。
また、上述の実施形態においては、図3のステップ120において、ステップ110で計測した凝縮水量が設定量以上であるか否かを判定したが、この判定処理自体をスキップしてもよい。即ち、EGRガスの導入時にバイパスバルブ50を開けば、凝縮水を高温のEGRガスに接触させて瞬間的に気化でき、凝縮水に含まれるデポジットを高温のEGRガスで一気に焼き切ることも可能となる。この場合、バイパスバルブ50を開く期間を上記実施の形態に比して短くすることが望ましい。
なお、上述の実施形態においては、窪み部24が上記第1の発明の「凝縮水貯留部」に、バイパス通路48が同発明の「排水用通路」に、それぞれ相当している。
また、上述の実施形態においては、EGRガス流路52が上記第2の発明の「内部流路」に、窪み部46が同発明の「流路内凝縮水貯留部」に、それぞれ相当している。
また、上述の実施形態においては、バイパスバルブ50が上記第3の発明の「排水用バルブ」に相当している。また、ECU60が図3のステップ130,140の処理を実行することにより同発明の「排水制御手段」が実現されている。
10 ディーゼルエンジン
12 吸気通路
14 排気通路
16 吸気マニホルド
18 コレクタ部
20 ブランチ部
22,56 インタークーラ
24,46 窪み部
40 EGR通路
42 EGRバルブ
44 EGRクーラ
48 バイパス通路
50 バイパスバルブ
52 EGRガス流路
54 冷却水流路
60 ECU

Claims (3)

  1. 内燃機関の吸気通路に設けられたインタークーラと、
    前記吸気通路の前記インタークーラよりも下流に設けられると共に、凝縮水を一時的に貯留する凝縮水貯留部が形成された吸気マニホルドと、
    前記内燃機関の排気通路から分岐して前記吸気通路の前記インタークーラよりも上流側に接続されたEGR通路と、
    前記EGR通路に設けられたEGRクーラと、
    前記EGRクーラのEGRガス入口部を含む前記EGR通路の排気通路側の一部と、前記凝縮水貯留部とを接続する排水用通路と、を備え、
    前記凝縮水貯留部の最下部が、前記インタークーラの最下部よりも鉛直方向下方、かつ、前記排水用通路の最上部よりも鉛直方向上方に位置することを特徴とする凝縮水循環システム。
  2. 前記EGRクーラは、EGRガスが流通可能な内部流路を備え、
    前記内部流路のEGRガス入口部を含む排気通路側の一部に、凝縮水を一時的に貯留する流路内凝縮水貯留部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の凝縮水循環システム。
  3. 前記排水用通路に設けられ前記排水用通路を開閉する排水用バルブと、
    前記EGR通路の前記吸気通路との接続部と、前記EGRクーラのEGRガス出口部との間の前記EGR通路に設けられ、前記EGR通路を開閉するEGRバルブと、
    前記EGRバルブを制御して前記EGR通路を開く場合に、前記排水用バルブを制御して前記排水用通路を開く排水制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の凝縮水循環システム。
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