JP2020134003A - 内燃機関用の熱交換器 - Google Patents

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Noriyasu Saiki
典保 齋木
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Abstract

【課題】サイズを大型化することなく簡易な構成で熱交換器から凝縮水が液滴のまま多量に外部へ流出されることを抑制すること。【解決手段】シェル31が、シェル31の内面における重力方向下側に、第2側壁36から第1側壁35に向かうにつれて降る傾斜面34aを有している。傾斜面34aにおける第1側壁35寄りの部位には、凝縮水を捕捉する捕捉部材42が設けられている。流入孔40は、シェル31内に流入する吸気によって捕捉部材42が加熱されるように、捕捉部材42に隣接する第1側壁35における重力方向下側であって、且つ捕捉部材42の上部よりも上側の位置に形成されている。吸気によって加熱された捕捉部材42は、凝縮水との熱交換により凝縮水を蒸発させ、凝縮水が蒸発し終わると、傾斜面34aによって第1側壁35に向かって流れてくる新たな凝縮水を再度捕捉して、凝縮水との熱交換により凝縮水を再び蒸発させる。【選択図】図3

Description

本発明は、内燃機関用の熱交換器に関する。
従来から、内燃機関の出力を向上させるために、圧縮した吸気を内燃機関に供給するといった過給を行う過給機が広く知られている。過給機は、内燃機関から排出される排ガスの排気流を利用してタービンを回転させ、タービンと直結されたコンプレッサにより吸気を圧縮し、圧縮した吸気を内燃機関の燃焼室に供給する。これにより、燃焼室への吸気効率が高められ、内燃機関の出力が向上する。
しかしながら、過給機によって圧縮された吸気は高温であるため、高温となった吸気がそのまま燃焼室に供給されると、吸気の充填効率の低下や吸気の燃焼温度の上昇などによる悪影響を及ぼす虞がある。そこで、過給機によって圧縮されて高温となった吸気を冷却する熱交換器としてのインタークーラが内燃機関の吸気通路に設けられている。これにより、過給機によって圧縮されて高温となった吸気は、燃焼室へ供給される前にインタークーラによって冷却される。
インタークーラとして、例えば、吸気が内部を流れる中空状のシェルと、シェル内に配置されて、シェル内を流れる吸気と熱交換される冷媒が内部を流れる冷却用配管と、を有する熱交換器が用いられる。このようなインタークーラにおいては、過給機によって圧縮された高温の吸気は、シェルに形成された流入孔からシェル内に流入し、シェル内を通過する際に冷却用配管と接触して冷却用配管内を流れる冷媒との熱交換によって冷却され、その後、シェルに形成された流出孔からシェル外へと流出する。
ところで、上記のようなインタークーラでは、吸気に水分が多く含まれていると、吸気が冷却される際に冷却用配管の表面でその水分が凝縮して結露となり、シェル内において凝縮水が生じる場合がある。そして、シェル内で生じた凝縮水が吸気と共に多量に内燃機関の燃焼室へ侵入すると、失火やウォータハンマ現象などが発生し、内燃機関に悪影響を及ぼす可能性がある。このような問題に対して、例えば特許文献1では、インタークーラで発生した凝縮水を貯留するためのタンクを別途形成し、そのタンクに貯留された凝縮水をヒータによって加熱して蒸発させて、多量の凝縮水が内燃機関の燃焼室に侵入することを抑制している。
特開2013−160117号公報
しかしながら、特許文献1においては、インタークーラに凝縮水を貯留するためのタンクを別途設定しているので、インタークーラが大型化してしまうという問題が発生する。また、タンクに貯留された凝縮水をヒータによって加熱して蒸発させるため、配線などの電気的構成が必要となり、構成が複雑化する。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、サイズを大型化することなく簡易な構成で熱交換器から凝縮水が液滴のまま多量に外部へ流出されることを抑制することが可能な内燃機関用の熱交換器を提供することにある。
上記課題を解決する内燃機関用の熱交換器は、第1流体を第2流体と熱交換させて冷却する内燃機関用の熱交換器であって、前記第1流体が内部を流れるとともに互いに対向配置される第1壁及び第2壁を有する中空状のシェルと、前記シェルに形成され、前記第1流体が前記シェル内に流入する流入孔と、前記シェル内に配置されて、前記シェル内を流れる第1流体と熱交換される第2流体が内部を流れる冷却用配管と、前記第2壁、又は前記シェルの壁における前記第2壁寄りの部位に形成され、前記冷却用配管内を流れる前記第2流体との熱交換によって冷却された前記第1流体が前記シェル外へ流出する流出孔と、を有し、前記シェルは、前記シェルの内面における重力方向下側に、前記第2壁から前記第1壁に向かうにつれて降る傾斜面を有しており、前記傾斜面における前記第1壁寄りの部位には、前記シェル内で生じる凝縮水を捕捉する捕捉部材が設けられており、前記流入孔は、前記シェル内に流入する前記第1流体によって前記捕捉部材が加熱されるように、前記捕捉部材に隣接する前記シェルの壁における重力方向下側であって、且つ前記捕捉部材の上部よりも上側の位置に形成されている。
これによれば、シェルが、シェルの内面における重力方向下側に、第2壁から第1壁に向かうにつれて降る傾斜面を有しているため、シェル内で生じるとともに自重によって傾斜面に向かって流れた凝縮水は、傾斜面によって第1壁に向かって流れる。傾斜面における第1壁寄りの部位には、凝縮水を捕捉する捕捉部材が設けられているため、傾斜面によって第1壁に向かって流れる凝縮水は、捕捉部材によって捕捉される。流入孔は、シェル内に流入する第1流体によって捕捉部材が加熱されるように、捕捉部材に隣接するシェルの壁における重力方向下側であって、且つ捕捉部材の上部よりも上側の位置に形成されている。よって、流入孔からシェル内に流入した第1流体は、冷却用配管内を流れる第2流体との熱交換によって冷却される前に、捕捉部材を加熱する。したがって、第1流体によって加熱された捕捉部材は、凝縮水との熱交換により凝縮水を蒸発させ、凝縮水が蒸発し終わると、傾斜面によって第1壁に向かって流れてくる新たな凝縮水を再度捕捉して、凝縮水との熱交換により凝縮水を再び蒸発させる。この凝縮水の蒸発が繰り返し行われる。したがって、従来技術のように、凝縮水を貯留するためのタンクを別途設定して、タンクに貯留された凝縮水をヒータによって加熱して蒸発させる必要が無いため、サイズを大型化することなく簡易な構成で熱交換器から凝縮水が液滴のまま多量に外部へ流出されることを抑制することが可能となる。
上記内燃機関用の熱交換器において、前記捕捉部材は、前記シェルよりも熱伝達性が高い材質で形成されているとよい。これによれば、流入孔からシェル内に流入した第1流体によって、捕捉部材がシェルよりも加熱され易いため、凝縮水を効率良く蒸発させることができる。
上記内燃機関用の熱交換器において、前記流入孔は、前記第1流体が前記シェル内の前記捕捉部材に向けて流入するように前記第1壁に形成されているとよい。これによれば、流入孔からシェル内に流入する第1流体によって捕捉部材が加熱され易く、凝縮水を効率良く蒸発させることができる。
上記内燃機関用の熱交換器において、前記捕捉部材は、多孔質材であるとよい。多孔質材である捕捉部材は、傾斜面によって第1壁に向かって流れる凝縮水を捕捉する部材として好適である。
この発明によれば、サイズを大型化することなく簡易な構成で熱交換器から凝縮水が液滴のまま多量に外部へ流出されることを抑制することが可能となる。
実施形態における船舶を模式的に示す図。 内燃機関の周辺構成を示す概略図。 インタークーラの縦断面図。 図3における4−4線断面図。 別の実施形態におけるインタークーラの平断面図。 別の実施形態におけるインタークーラの縦断面図。
以下、内燃機関用の熱交換器を、内燃機関で用いられるガスである吸気を冷却するインタークーラに具体化した一実施形態を図1〜図4にしたがって説明する。なお、本実施形態の内燃機関は船舶に搭載されており、船舶の動力源として用いられる。
図1に示すように、船舶10は、船体11と、船体11の外部に搭載される船外機推進ユニット12と、を有している。船外機推進ユニット12は、ケース13、内燃機関14、操舵ユニット15、及び旋回ユニット16を有している。内燃機関14は、ケース13内に収容されている。ケース13は、船体11の船尾11eに対してブラケット17を介して取り付けられている。操舵ユニット15は、ケース13の下部に取り付けられている。さらに、旋回ユニット16は、操舵ユニット15の下部に取り付けられている。旋回ユニット16は、操舵ユニット15に対して旋回可能である。
旋回ユニット16は、プロペラ16aを有している。プロペラ16aは、内燃機関14の駆動力によって回転駆動する。そして、プロペラ16aの回転によって、船舶10の推進力が発生する。したがって、内燃機関14は、船舶10の推進力を発生させるための船舶10の動力源である。操舵ユニット15は、旋回ユニット16の操舵角が、船舶10のハンドルの操作量に基づく操舵角になるように旋回ユニット16を旋回させる。そして、旋回ユニット16が操舵ユニット15に対して旋回することにより、船舶10の操舵が行われる。
次に、内燃機関14の周辺構成を説明する。
図2に示すように、内燃機関14には、内燃機関14の燃焼室14aに吸気を供給するインテークマニホールド21と、内燃機関14から排出される排ガスが流れるエキゾーストマニホールド22と、が接続されている。インテークマニホールド21の上流端には、吸気が流れる吸気通路23が接続されている。エキゾーストマニホールド22の下流端には排ガスが流れる排気通路24が接続されている。
吸気通路23には、過給機25のコンプレッサ25aが設けられている。また、排気通路24には、過給機25のタービン25bが設けられている。コンプレッサ25aとタービン25bとは、連結軸25cを介して連結されている。タービン25bは、内燃機関14から排出されて排気通路24におけるタービン25bよりも上流から流れてくる排ガスの排気流を利用して回転する。そして、タービン25bが回転すると、連結軸25cを介してコンプレッサ25aが回転し、コンプレッサ25aの回転によって吸気が圧縮される。よって、過給機25は、内燃機関14から排出される排ガスのエネルギーによって駆動されて吸気を圧縮する。
吸気通路23におけるコンプレッサ25aとインテークマニホールド21との間には、インタークーラ30が設けられている。よって、吸気通路23は、コンプレッサ25aとインタークーラ30とを接続する第1吸気路23aと、インタークーラ30とインテークマニホールド21とを接続する第2吸気路23bと、を有している。そして、コンプレッサ25aによって圧縮された高温の吸気は、第1吸気路23aを介してインタークーラ30に供給され、燃焼室14aへ供給される前にインタークーラ30によって冷却される。インタークーラ30によって冷却された吸気は、第2吸気路23b及びインテークマニホールド21を介して燃焼室14aに供給される。これにより、燃焼室14aへの吸気効率が高められ、内燃機関14の出力が向上する。したがって、過給機25のコンプレッサ25aによって圧縮された吸気は、内燃機関14で用いられるガスである。インタークーラ30は、第1流体である吸気を第2流体である冷媒と熱交換させて冷却する内燃機関用の熱交換器である。
インタークーラ30には、インタークーラ30に冷媒を供給する冷媒供給通路26と、インタークーラ30から排出された冷媒が流れる冷媒排出通路27と、が接続されている。冷媒供給通路26の上流端は外部に開口するとともに海に浸かっている。冷媒供給通路26には、ポンプ28が設けられている。そして、ポンプ28が駆動することにより、冷媒供給通路26の上流端の開口から海水が吸い上げられるとともに、冷媒供給通路26を介してインタークーラ30へ海水が供給される。よって、本実施形態では、冷媒として海水が用いられている。
冷媒排出通路27の下流端は、排気通路24におけるタービン25bよりも下流側の部分に連通している。そして、インタークーラ30から排出された冷媒は、冷媒排出通路27を介して排気通路24におけるタービン25bよりも下流側の部位に排出され、タービン25bを通過した排ガスと共に外部へ排出される。
内燃機関14は、冷却水循環通路29を備えている。冷却水循環通路29には、内燃機関14から排出された排ガスを冷却するための液体である冷却水が流れる。冷却水は、図示しない冷却水ポンプの駆動によって冷却水循環通路29を循環する。なお、冷却水循環通路29の一部は、冷媒排出通路27の一部と熱交換可能になっており、冷却水循環通路29を流れる冷却水は、冷媒排出通路27を流れる冷媒によって冷却されるようになっている。
次に、インタークーラ30について詳しく説明する。
図3及び図4に示すように、インタークーラ30は、四角箱状のシェル31を有している。よって、シェル31は中空状である。シェル31は金属製である。シェル31は、例えば、ステンレスにより形成されている。シェル31は、有底四角筒状のシェル本体32と、シェル本体32の開口を閉鎖する平板状の蓋部材33と、を有している。シェル本体32は、四角板状の底壁34と、底壁34の外周縁からそれぞれ立設する第1側壁35、第2側壁36、第3側壁37、及び第4側壁38と、を有している。第1側壁35、第2側壁36、第3側壁37、及び第4側壁38は四角板状である。
第1側壁35と第2側壁36とは互いに対向配置されている。第1側壁35と第2側壁36とは互いに平行に延びている。第3側壁37と第4側壁38とは互いに対向配置されている。第3側壁37と第4側壁38とは互いに平行に延びている。蓋部材33は、第1側壁35、第2側壁36、第3側壁37、及び第4側壁38それぞれにおける底壁34とは反対側の端部に接触した状態で、シェル本体32に連結されている。
第1側壁35には、冷媒供給孔35a及び冷媒排出孔35bが形成されている。冷媒供給孔35a及び冷媒排出孔35bは、第1側壁35の厚み方向に貫通する円孔状である。冷媒供給孔35aは、冷媒排出孔35bよりも底壁34寄りに位置している。冷媒供給孔35aには、冷媒供給通路26が接続されるとともに、冷媒排出孔35bには、冷媒排出通路27が接続されている。
シェル31内には、冷却用配管39aが配置されている。冷却用配管39a内には、冷媒流路39が形成されている。本実施形態のインタークーラ30は、シェルアンドチューブ式である。
冷媒流路39は、第1側壁35の内面から第2側壁36に向けて延びるとともに第2側壁36の内面の手前で蓋部材33に向けて折り曲げられた後、第1側壁35に向けて折り曲げられて第2側壁36側から第1側壁35に向けて延びるようにシェル31内に設けられている。冷媒流路39の一端は、冷媒供給孔35aに接続されるとともに、冷媒流路39の他端は、冷媒排出孔35bに接続されている。そして、冷媒供給通路26から冷媒供給孔35aを介して冷媒流路39に冷媒が供給されるとともに、冷媒流路39を流れた冷媒は、冷媒排出孔35bを介して冷媒排出通路27に排出される。したがって、冷却用配管39aの内部には冷媒が流れる。
第1側壁35には、過給機25によって圧縮された吸気がシェル31内に流入する流入孔40が形成されている。よって、第1側壁35は、流入孔40が形成される第1壁である。流入孔40は、第1側壁35の厚み方向に貫通する円孔状である。流入孔40は、冷媒供給孔35a及び冷媒排出孔35bよりも底壁34寄りに位置している。
第2側壁36には、シェル31内の吸気がシェル外へ流出する流出孔41が形成されている。よって、第2側壁36は、流出孔41が形成される第2壁である。流出孔41は、第2側壁36の厚み方向に貫通する円孔状である。流出孔41は、第2側壁36の中央部に配置されている。流出孔41は、冷媒供給孔35a及び冷媒排出孔35bに対して第1側壁35及び第2側壁36の対向方向で重なる位置に配置されている。したがって、流出孔41は、流入孔40よりも蓋部材33に近い位置に配置されている。
流入孔40には、第1吸気路23aが接続されている。また、流出孔41には、第2吸気路23bが接続されている。そして、第1吸気路23aから流入孔40を介して吸気がシェル31内に流入する。シェル31内に流入した吸気は、冷却用配管39a内を流れる冷媒との熱交換によって冷却される。したがって、冷却用配管39aの内部には、流入孔40からシェル31内に流入してシェル31内を流れる吸気と熱交換される冷媒が流れる。そして、冷却用配管39a内を流れる冷媒との熱交換によって冷却された吸気は、流出孔41を介して第2吸気路23bに流出する。したがって、流出孔41は、冷却用配管39a内を流れる冷媒との熱交換によって冷却された吸気がシェル31外へ流出する。
底壁34の内面は、第2側壁36から第1側壁35に向かうにつれて降る傾斜面34aになっている。傾斜面34aは平坦面状である。底壁34は、蓋部材33に対して斜交する方向に延びている。本実施形態のインタークーラ30は、底壁34が蓋部材33に対して斜交する方向に延びていることにより、第2側壁36における底壁34と蓋部材33との間の長さが、従来のインタークーラ30の第2側壁36における底壁34と蓋部材33との間の長さよりも短くなっており、小型化が図られている。流入孔40の内周面における傾斜面34aに最も近い部位40aは、流入孔40の軸心L1が延びる方向である軸心方向で傾斜面34aに対向している。
傾斜面34aにおける第1側壁35寄りの部位には、捕捉部材42が設けられている。捕捉部材42は、三角ブロック状である。捕捉部材42は、シェル31よりも熱伝達性が高い材質で形成されている。捕捉部材42は、金属により形成されている。捕捉部材42は、例えば、マグネシウム合金により形成されている。
捕捉部材42は、傾斜面34aに沿って延びる第1面42aを有している。第1面42aは、傾斜面34aに面接触している。捕捉部材42は、第1面42aの一側縁から立設するとともに第1側壁35の内面に沿って延びる第2面42bを有している。第2面42bは、第1側壁35の内面に面接触している。第2面42bにおける第1面42aからの長さは、第1側壁35の内面における傾斜面34aと流入孔40との間の最短距離と一致している。
捕捉部材42は、第3側壁37の内面に沿って延びる第3面42cを有している。第3面42cは、第1面42a及び第2面42bに連続している。第3面42cは、第3側壁37の内面に面接触している。捕捉部材42は、第4側壁38の内面に沿って延びる第4面42dを有している。第4面42dは、第1面42a及び第2面42bに連続している。第4面42dは、第4側壁38の内面に面接触している。第3面42c及び第4面42dは、互いに平行に延びている。
捕捉部材42は、第2面42b、第3面42c、及び第4面42dそれぞれにおける第1面42aとは反対側の側縁、及び第1面42aにおける第2面42bとは反対側に位置する側縁に連続する第5面42eを有している。第5面42eは、蓋部材33の内面に沿って延びている。第5面42eは、蓋部材33の内面から離間している。第5面42eは、流入孔40の軸心方向に延びている。第5面42eは、流入孔40の内周面における傾斜面34aに最も近い部位40aを通過するとともに流入孔40の軸心方向に延び、且つ蓋部材33の内面と平行である仮想平面上に位置している。第5面42eには、円孔状の凹部43が複数形成されている。したがって、捕捉部材42は、多孔質材である。
図1に示すように、インタークーラ30は、船外機推進ユニット12及び内燃機関14の搭載レイアウトの制約によって、ケース13の下部に搭載される場合がある。この場合のインタークーラ30の設置状態を説明する。具体的には、インタークーラ30は、底壁34が重力方向下側に位置するようにケース13の下部に搭載されている。したがって、底壁34の内面である傾斜面34aは、シェル31の内面における重力方向下側に位置する面である。よって、シェル31は、シェル31の内面における重力方向下側に、第2側壁36から第1側壁35に向かうにつれて降る傾斜面34aを有している。そして、インタークーラ30の一部分は、海に浸かっている。図2に示すように、本実施形態の内燃機関14の冷却装置50は、上記構成のインタークーラ30と、冷媒供給通路26と、冷媒排出通路27と、から構成されている。
図3に示すように、流入孔40は、シェル31内に流入する吸気によって捕捉部材42が加熱されるように、捕捉部材42に隣接するシェル31の壁である第1側壁35における重力方向下側であって、且つ捕捉部材42の上部である第5面42eよりも上側の位置に形成されている。流入孔40は、吸気がシェル31内の捕捉部材42に向けて流入するように第1側壁35に形成されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
インタークーラ30のシェル31内には、吸気に水分が多く含まれていると、吸気が冷却される際に冷却用配管39aの表面でその水分が凝縮して結露となり、凝縮水が生じる場合がある。吸気は、流入孔40からシェル31内に流入するとともに第1側壁35から第2側壁36に向けてシェル31内を流れるにつれて、冷却用配管39a内を流れる冷媒との熱交換により徐々に冷却されていくため、凝縮水は、冷却用配管39aにおける第2側壁36寄りの部位の表面に生じやすい。
冷却用配管39aにおける第2側壁36寄りの部位の表面に生じた凝縮水は、自重によって傾斜面34aに向かって滴下されるように流れるとともに、傾斜面34aによって第1側壁35に向かって流れる。ここで、傾斜面34aにおける第1側壁35寄りの部位には、捕捉部材42が設けられている。このため、傾斜面34aによって第1側壁35に向かって流れる凝縮水は、捕捉部材42の第5面42e上を流れて、第5面42eに形成されている複数の凹部43内に流れ込み、捕捉部材42によって捕捉される。したがって、捕捉部材42は、シェル31内で生じる凝縮水を捕捉する。
ここで、流入孔40は、シェル31内に流入する吸気によって捕捉部材42が加熱されるように、捕捉部材42に隣接するシェル31の壁である第1側壁35における重力方向下側であって、且つ捕捉部材42の第5面42eよりも上側の位置に形成されている。よって、流入孔40からシェル31内に流入した吸気は、冷却用配管39a内を流れる冷媒との熱交換によって冷却される前に、捕捉部材42を加熱する。捕捉部材42は、シェル31よりも熱伝達性が高い材質で形成されているため、シェル31よりも加熱され易い。
そして、吸気によって加熱された捕捉部材42は、各凹部43内に流れ込んだ凝縮水との熱交換により凝縮水を蒸発させる。捕捉部材42は、凝縮水が蒸発し終わると、傾斜面34aによって第1側壁35に向かって流れてくる新たな凝縮水を再度捕捉して、凝縮水との熱交換により凝縮水を再び蒸発させる。これにより、シェル31内で生じた凝縮水が液滴のまま多量にインタークーラ30から外部へ流出されることが抑制されている。したがって、シェル31内で生じた凝縮水が、流出孔41、第2吸気路23b、及びインテークマニホールド21を介して燃焼室14aへ侵入してしまうことが抑制され、失火やウォータハンマ現象などの発生が抑制されている。
上記実施形態では以下の効果を得ることができる。
(1)シェル31が、シェル31の内面における重力方向下側に、第2側壁36から第1側壁35に向かうにつれて降る傾斜面34aを有しているため、シェル31内で生じるとともに自重によって傾斜面34aに向かって流れた凝縮水は、傾斜面34aによって第1側壁35に向かって流れる。傾斜面34aにおける第1側壁35寄りの部位には、凝縮水を捕捉する捕捉部材42が設けられているため、傾斜面34aによって第1側壁35に向かって流れる凝縮水は、捕捉部材42によって捕捉される。流入孔40は、シェル31内に流入する吸気によって捕捉部材42が加熱されるように、捕捉部材42に隣接する第1側壁35における重力方向下側であって、且つ捕捉部材42の上部よりも上側の位置に形成されている。よって、流入孔40からシェル31内に流入した吸気は、冷却用配管39a内を流れる冷媒との熱交換によって冷却される前に、捕捉部材42を加熱する。したがって、吸気によって加熱された捕捉部材42は、凝縮水との熱交換により凝縮水を蒸発させ、凝縮水が蒸発し終わると、傾斜面34aによって第1側壁35に向かって流れてくる新たな凝縮水を再度捕捉して、凝縮水との熱交換により凝縮水を再び蒸発させる。この凝縮水の蒸発が繰り返し行われる。したがって、従来技術のように、凝縮水を貯留するためのタンクを別途設定して、タンクに貯留された凝縮水をヒータによって加熱して蒸発させる必要が無いため、サイズを大型化することなく簡易な構成でインタークーラ30から凝縮水が液滴のまま多量に外部へ流出されることを抑制することが可能となる。
(2)捕捉部材42は、シェル31よりも熱伝達性が高い材質で形成されている。これによれば、流入孔40からシェル31内に流入した吸気によって、捕捉部材42がシェル31よりも加熱され易いため、凝縮水を効率良く蒸発させることができる。
(3)流入孔40は、吸気がシェル31内の捕捉部材42に向けて流入するように第1側壁35に形成されている。これによれば、流入孔40からシェル31内に流入する吸気によって捕捉部材42が加熱され易く、凝縮水を効率良く蒸発させることができる。
(4)捕捉部材42は、多孔質材である。多孔質材である捕捉部材42は、シェル31の傾斜面34aによって第1側壁35に向かって流れる凝縮水を捕捉する部材として好適である。もし、凝縮水を十分に蒸発できない場合でも捕捉部材42で凝縮水を吸着させているため、内燃機関14が傾いた場合に凝縮水が燃焼室14aに流れるのを抑制することができる。
(5)シェル31の内面における重力方向下側に位置する面である底壁34の内面が第2側壁36から第1側壁35に向かうにつれて降る傾斜面34aであるため、自重によって傾斜面34aに向かって流れた凝縮水が、流出孔41を介して第2吸気路23bに流出され難い。したがって、シェル31内で生じた凝縮水が、流出孔41、第2吸気路23b、及びインテークマニホールド21を介して燃焼室14aへ侵入してしまうことが抑制され易く、失火やウォータハンマ現象などの発生を抑制し易くすることができる。
(6)過給機25によって圧縮された吸気は、例えば、EGRガスに比べると、温度が低いが、本実施形態では、捕捉部材42で捕捉された凝縮水の蒸発が繰り返し行われるため、EGRガスよりも温度が低い吸気を用いて凝縮水を蒸発させる場合であっても、凝縮水を効率良く蒸発させることができる。
(7)インタークーラ30の一部分が海に浸かっている場合、シェル31内に流入した吸気は、冷却用配管39a内を流れる冷媒との熱交換による冷却に加えて、シェル31を介した海水との熱交換も行われるため、吸気が効率良く冷却される。ここで、インタークーラ30の一部分が海に浸かっている場合では、凝縮水は、底壁34の傾斜面34aにおける第2側壁36寄りの部位にも生じやすい。傾斜面34aにおける第2側壁36寄りの部位に生じる凝縮水は、傾斜面34aによって第1側壁35に向かって流れて捕捉部材42に捕捉され、捕捉部材42との熱交換により蒸発する。よって、インタークーラ30の一部分が海に浸かっており、シェル31を介した海水との熱交換によって底壁34の傾斜面34aにおける第2側壁36寄りの部位に生じた凝縮水を効率良く蒸発させることができる。
(8)インタークーラ30の一部分が海に浸かっている場合、例えば、凝縮水をドレーン弁を介してシェル31の外部へ排出しようとしても、ドレーン弁自体が海に浸かっている場合があり、ドレーン弁を介してシェル31の外部へ凝縮水を排出することが困難となる虞がある。しかし、本実施形態では、凝縮水を外部へ排出する必要が無いため、凝縮水を外部へ排出することができない環境であっても、シェル31内で生じた凝縮水が、流出孔41、第2吸気路23b、及びインテークマニホールド21を介して燃焼室14aへ侵入してしまうことを抑制することができる。
(9)例えば、凝縮水を貯留するタンクをシェル内に形成し、タンクを形成するシェルの一部である壁の外部にヒータを設置してヒータによって壁を加熱し、タンクに貯留された凝縮水と壁との熱交換により凝縮水を蒸発させることが考えられる。しかし、この場合、ヒータによって加熱された壁の熱は、シェル全体に伝達されるため、壁が温まるまでに時間がかかり、タンクに貯留された凝縮水を効率良く蒸発させ難い。本実施形態では、捕捉部材42は、シェル31よりも熱伝達性が高い材質で形成されているため、シェル31よりも加熱され易い。そして、吸気によって加熱された捕捉部材42と凝縮水との熱交換により凝縮水を蒸発させるため、凝縮水を蒸発させるためにシェル31全体を温める必要が無い。したがって、凝縮水を効率良く蒸発させることができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
○ 図5に示すように、捕捉部材42は、捕捉部材42の第5面42eに複数の凹部43が形成されておらず、複数の溝44が形成されている構成であってもよい。この場合であっても、傾斜面34aによって第1側壁35に向かって流れる凝縮水は、捕捉部材42の第5面42e上を流れて、第5面42eに形成されている複数の溝44内に流れ込み、捕捉部材42によって捕捉される。要は、捕捉部材42は、シェル31内で生じる凝縮水を捕捉することができるものであれば、多孔質材でなくてもよい。
○ 図6に示すように、インタークーラ30は、底壁34が、蓋部材33に対して平行に延びている構成であってもよい。この場合であっても、例えば、インタークーラ30を、重力方向に対して斜めの姿勢でケース13に設置し、シェル31の内面における重力方向下側に位置する底壁34の内面が、第2側壁36から第1側壁35に向かうにつれて降る傾斜面34aとなるようにしてもよい。要は、シェル31が、シェル31の内面における重力方向下側に、第2側壁36から第1側壁35に向かうにつれて降る傾斜面34aを有していればよい。
○ 実施形態において、流入孔40が第1側壁35に形成されていなくてもよい。例えば、流入孔40が、第3側壁37に形成されていたり、第4側壁38に形成されていたりしてもよい。例えば、流入孔40が、第3側壁37に形成されている場合であっても、流入孔40は、シェル31内に流入する吸気が捕捉部材42の第5面42e上を流れるように、捕捉部材42に隣接する第3側壁37における重力方向下側であって、且つ捕捉部材42の第5面42eよりも上側の位置に形成されている。また、例えば、流入孔40が、第4側壁38に形成されている場合であっても、流入孔40は、シェル31内に流入する吸気が捕捉部材42の第5面42e上を流れるように、捕捉部材42に隣接する第4側壁38における重力方向下側であって、且つ捕捉部材42の第5面42eよりも上側の位置に形成されている。要は、流入孔40は、シェル31内に流入する吸気が捕捉部材42の上部上を流れるように、捕捉部材42に隣接するシェル31の壁における重力方向下側であって、且つ捕捉部材42の上部よりも上側の位置に形成されていればよい。
○ 実施形態において、流出孔41が第2側壁36に形成されていなくてもよい。例えば、流出孔41が、第3側壁37、第4側壁38、又は蓋部材33のいずれかであって、且つ第2側壁36寄りの部位に形成されていてもよい。要は、流出孔41は、シェル31の壁における第2側壁36寄りの部位に形成されていれば、第3側壁37、第4側壁38、又は蓋部材33に形成されていてもよい。
○ 実施形態において、捕捉部材42は、マグネシウム合金のようなシェル31よりも熱伝達性が高い金属に限らず、例えば、多孔質のステンレス材といったシェル31と同じ材質でもよい。また、捕捉部材42は、金属により形成されていなくてもよく、例えば、セラミックにより形成されていてもよい。捕捉部材42は、運転に耐えられる強度があり、且つ耐腐食性のある材質で形成されているのが好ましい。
○ 実施形態において、捕捉部材42は、第5面42eに凹部43を複数形成して構成されているものに限定されず、例えば、ポーラス金属等の多孔質金属であってもよい。
〇 実施形態において、捕捉部材42の第5面42eが、流入孔40の内周面における傾斜面34aに最も近い部位40aを通過するとともに流入孔40の軸心方向に延び、且つ蓋部材33の内面と平行である仮想平面よりも蓋部材33とは反対寄りに位置していてもよい。
〇 実施形態において、捕捉部材42の第5面42eが、流入孔40の内周面における傾斜面34aに最も近い部位40aを通過するとともに流入孔40の軸心方向に延び、且つ蓋部材33の内面と平行である仮想平面よりも蓋部材33寄りに位置していてもよい。この場合、流入孔40が捕捉部材42によって塞がれていない必要がある。
〇 実施形態において、捕捉部材42の第5面42eが、流入孔40の軸心方向に対して斜交する方向に延びていてもよい。また、第5面42eが、例えば、湾曲面であってもよい。
〇 実施形態において、捕捉部材42の第3面42cが、第3側壁37の内面から離間していてもよい。
〇 実施形態において、捕捉部材42の第4面42dが、第4側壁38の内面から離間していてもよい。
〇 実施形態において、捕捉部材42の第3面42cが第3側壁37の内面から離間するとともに、捕捉部材42の第4面42dが第4側壁38の内面から離間していてもよい。この場合、捕捉部材42の第3面42cと第4面42dとが互いに平行に延びておらず、互いに斜交する方向に延びていてもよい。
〇 実施形態において、捕捉部材42の凹部43の形状は、円孔状でなくてもよく、例えば、四角孔状であってもよい。要は、捕捉部材42の凹部43の形状は、凝縮水が凹部43内に流れ込むことが可能であれば特に限定されるものではない。
○ 実施形態において、シェル31は、例えば、円筒形状であってもよい。要は、シェル31は、互いに対向配置される第1壁及び第2壁を有する中空状であればよく、その形状は特に限定されるものではない。
○ 実施形態において、例えば、冷却用配管39a内にフィンが設けられていてもよい。
○ 実施形態において、例えば、冷媒排出孔35bが第2側壁36に形成されていてもよい。そして、冷却用配管39aが、第1側壁35の内面と第2側壁36の内面とを繋ぐようにシェル31内に配置され、一端が冷媒供給孔35aに連通するとともに他端が冷媒排出孔35bに連通していてもよい。
○ 実施形態において、冷媒流路39を流れる冷媒は、海水でなくてもよく、例えば、自動車用の冷却水であってもよい。
○ 実施形態において、熱交換器としては、例えば、内燃機関14で用いられるガスであるEGRガスを冷却するEGRクーラであってもよい。この場合、EGRクーラは、第1流体であるEGRガスを第2流体である冷媒と熱交換させて冷却する内燃機関用の熱交換器である。
○ 実施形態において、内燃機関14の冷却装置50は、船舶10に搭載されておらず、例えば、車両に搭載されていてもよい。例えば、内燃機関14の冷却装置50は、工場内で使用され、凝縮水を外部へ排出することができない環境で使用されるフォークリフト等に搭載されていてもよい。
14…内燃機関、30…熱交換器であるインタークーラ、31…シェル、34a…傾斜面、35…第1壁である第1側壁、36…第2壁である第2側壁、39a…冷却用配管、40…流入孔、41…流出孔、42…捕捉部材。

Claims (4)

  1. 第1流体を第2流体と熱交換させて冷却する内燃機関用の熱交換器であって、
    前記第1流体が内部を流れるとともに互いに対向配置される第1壁及び第2壁を有する中空状のシェルと、
    前記シェルに形成され、前記第1流体が前記シェル内に流入する流入孔と、
    前記シェル内に配置されて、前記シェル内を流れる第1流体と熱交換される第2流体が内部を流れる冷却用配管と、
    前記第2壁、又は前記シェルの壁における前記第2壁寄りの部位に形成され、前記冷却用配管内を流れる前記第2流体との熱交換によって冷却された前記第1流体が前記シェル外へ流出する流出孔と、を有し、
    前記シェルは、前記シェルの内面における重力方向下側に、前記第2壁から前記第1壁に向かうにつれて降る傾斜面を有しており、
    前記傾斜面における前記第1壁寄りの部位には、前記シェル内で生じる凝縮水を捕捉する捕捉部材が設けられており、
    前記流入孔は、前記シェル内に流入する前記第1流体によって前記捕捉部材が加熱されるように、前記捕捉部材に隣接する前記シェルの壁における重力方向下側であって、且つ前記捕捉部材の上部よりも上側の位置に形成されていることを特徴とする内燃機関用の熱交換器。
  2. 前記捕捉部材は、前記シェルよりも熱伝達性が高い材質で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関用の熱交換器。
  3. 前記流入孔は、前記第1流体が前記シェル内の前記捕捉部材に向けて流入するように前記第1壁に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の内燃機関用の熱交換器。
  4. 前記捕捉部材は、多孔質材であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の内燃機関用の熱交換器。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014109259A (ja) * 2012-12-04 2014-06-12 Toyota Motor Corp 凝縮水循環システム
JP2016217356A (ja) * 2015-05-20 2016-12-22 マーレ インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングMAHLE International GmbH インタークーラ

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