JP2014108490A5 - - Google Patents

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流体圧シリンダ及び旋回式クランプ装置
本発明は、特にピストン部材が予め設定された設定移動位置に達した際に、ピストン部材の動作に連動させてクランプ本体内のエア通路の連通状態を開閉弁機構により切換えてエア圧を介して前記ピストン部材の位置を検知可能にした流体圧シリンダ及び旋回式クランプ装置に関する。
従来より、機械加工に供するワーク等のクランプ対象物をクランプするクランプ装置などに採用される流体圧シリンダは、シリンダ本体と、このシリンダ本体に進退自在に装備されたピストン部材と、このピストン部材を進出側と退入側の少なくとも一方に駆動する為の流体圧作動室等を備えている。
ところで、上記流体圧シリンダのピストン部材の軸心方向の前進限界位置、後退限界位置、途中位置等を検出する種々のロッド位置検知技術が実用化されている。
例えば、特許文献1のクランプ装置は、流体圧シリンダに供給した流体圧を検出する圧力センサと、流体圧シリンダのピストン部材から外部に突出させた操作ロッドの下端部の被検出部の上昇位置と下降位置を検出する2つの位置センサとで、ピストンロッドの位置を検出している。
特許文献2のクランプ装置においては、流体圧シリンダの出力ロッドの昇降動作に連動してエア通路を開閉する機構を、シリンダ本体の一端側の外部に設け、出力ロッドの上昇位置と下降位置とを検出可能に構成してある。
特許文献3のクランプ装置においては、クランプ対象物を受け止めるワーク受け台が独立に設けられている。ワーク受け台は、エア噴出口が形成されたパット部材と、このパット部材をクランプ対象物側に弾性支持する外筒部材とを備えている。パット部材が突出位置にある場合は、エア噴出口から加圧エアが噴出し、クランプ装置がクランプ駆動されてクランプ対象物によりパット部材が押圧されて退入すると、外筒部材にエア噴出口が塞がれて加圧エアの圧力が上昇してクランプ状態になったことを検出する。
特開2001−87991号公報 特開2003−305626号公報 特開2009−125821号公報
特許文献1のクランプ装置では、流体圧シリンダのピストン部材から操作ロッドを外部に突出させ、その操作ロッドの下端部に設けた被検出部の上昇位置と下降位置を2つの位置センサで検出するため、流体圧シリンダの下側に被検出部の移動と位置センサの設置のための検出スペースが必要となるため、クランプ装置(つまり、流体圧シリンダ)が大型化するという問題がある。
特許文献2のクランプ装置においては、出力ロッドの上昇位置と下降位置とを検出する機構をクランプ本体の外側に構成する。そのため、特許文献1のクランプ装置と同様に、クランプ本体の外部に検出スペースが必要となるから、クランプ装置をコンパクトに構成することができない。
特許文献3のクランプ装置のワーク受け台のエア噴出口は、アンクランプ状態のとき、クランプ装置やクランプ対象物の近傍部に開口しているので、機械加工の切粉やクーラント(切削液)がエア噴出口に侵入して塞いでしまう虞がある。
本発明の目的は、ピストン部材が設定移動位置に移動したことを流体圧を介して検知可能で、作動確実性に優れ、簡単な構成でピストン部材に連動させて検出用開閉弁機構を開弁又は閉弁させ得る流体圧シリンダ及び旋回式クランプ装置を提供することである。
請求項1の流体圧シリンダは、シリンダ孔を形成したシリンダ本体と、シリンダ孔に可動に収容されたピストン部とこのピストン部からシリンダ本体外まで延びる出力ロッドとを有するピストン部材と、シリンダ孔に形成された流体圧作動室とを備えた流体圧シリンダにおいて、前記ピストン部材の基端側部分の中心部分に基端開放状に形成され且つ前記流体圧作動室の流体圧が導入されるロッド挿入穴と、前記シリンダ本体のヘッド側端壁部材にシリンダ孔内に突出するように設けられ且つ前記ロッド挿入穴に挿入可能な補助ロッドと、前記補助ロッドに組み込んだ検出用開閉弁機構と、前記シリンダ本体と補助ロッドに形成され且つ検出用開閉弁機構で開閉される流体通路とを備え、前記検出用開閉弁機構は、前記補助ロッドの先端側部分にシリンダ孔の軸心と平行に形成され且つ前記ロッド挿入穴に連通する弁体収容穴と、前記弁体収容穴に可動に収容され且つ外周部に係合凹部を有する弁体と、前記補助ロッドに可動に装着されて係合凹部に係合可能な球体とを備え、前記ピストン部材が予め設定された設定移動位置に達した際に、前記球体と係合凹部とロッド挿入穴内周壁部の協働により、前記弁体が閉弁位置又は開弁位置に切換わるように構成したことを特徴としている。
請求項2の流体圧シリンダは、請求項1の発明において、前記ピストン部材が前記設定移動位置にあるとき球体が前記軸心から離隔する方向へ退避するのを許容することにより前記弁体を閉弁位置にする退避用係合部を、前記ロッド挿入穴の内周壁部に形成したことを特徴としている。
請求項3の流体圧シリンダは、請求項2の発明において、前記ピストン部材が前記設定移動位置から移動した際には、前記球体と係合凹部とロッド挿入穴内周壁部の協働により、前記弁体が開弁位置に切換わるように構成したことを特徴としている。
請求項4の流体圧シリンダは、請求項1の発明において、前記ピストン部材が前記設定移動位置にあるとき球体が前記軸心に接近する方向へ移動させることにより前記弁体を開弁位置にする押動用係合部を、前記ロッド挿入穴の内周壁部に形成したことを特徴としている。
請求項5の流体圧シリンダは、請求項1の発明において、前記流体圧作動室に連通したロッド挿入穴内の流体圧により前記弁体を閉弁位置へ付勢するように構成したことを特徴としている。
請求項6の流体圧シリンダは、請求項1の発明において、前記弁体を前記ヘッド側端壁部材の方へ弾性付勢する圧縮スプリングを設けたことを特徴としている。
請求項7の流体圧シリンダは、請求項1の発明において、前記流体通路に供給する流体圧を介して、前記検出用開閉弁機構の閉弁を検知するように構成したことを特徴としている。
請求項8の旋回式クランプ装置は、請求項1に記載の流体圧シリンダに、出力ロッドの進退動作に連動して出力ロッドをその軸心回りに設定角度旋回させる旋回機構を組み込み、前記出力ロッドの先端部分にクランプアームを設けたことを特徴としている。
請求項9の旋回式クランプ装置は、請求項8の発明において、前記出力ロッドがピストン部から上方へシリンダ本体外まで延びるように形成され、前記流体圧作動室がピストン部の下側の下側流体圧作動室とピストン部の上側の上側流体圧作動室とからなり、前記ピストン部材の設定移動位置がピストン部が上限位置に位置するアンクランプ位置であることを特徴としている。
請求項1の発明によれば、流体圧シリンダがロッド挿入穴と補助ロッドと検出用開閉弁機構と検出用開閉弁機構で開閉される流体通路とを備え、前記検出用開閉弁機構は、前記補助ロッドの先端側部分に形成した弁体収容穴と、この弁体収容穴に可動に収容され且つ外周部に係合凹部を有する弁体と、補助ロッドに可動に装着されて係合凹部に係合可能な球体とを備え、ピストン部材が予め設定された設定移動位置に達した際に、前記球体と係合凹部とロッド挿入穴内周壁部の協働により、弁体が閉弁位置又は開弁位置に切換わるように構成してある。
従って、ピストン部材が設定移動位置に移動したときに検出用開閉弁機構が閉弁位置又は開弁位置に切換わって流体通路を遮断又は遮断解除するため、ピストン部材が設定移動位置に移動したことを、検出用開閉弁機構と、流体通路に供給する流体圧を介して検知することができる。
検出用開閉弁機構を、シリンダ孔内に突出するようにヘッド側端壁部材に設けた補助ロッドに組み込んでいるため、検出用開閉弁機構をシリンダ本体の内部に配置して流体圧シリンダの小型化を図ることができる。検出用開閉弁機構は、ピストン部材が設定移動位置に達したとき、球体と係合凹部とロッド挿入穴内周壁部の協働により弁体を閉弁位置又は開弁位置に切換える構成であるため、簡単な構成でもってピストン部材に連動させて検出用開閉弁機構を切換えることができる。
請求項2の発明によれば、ロッド挿入穴の内周壁部に形成した退避用係合部により、球体が軸心から離隔する方向へ退避するのを許容することにより弁体を閉弁位置にするため、簡単な構成で弁体を閉弁位置にすることができる。
請求項3の発明によれば、請求項2の発明において、前記ピストン部材が設定移動位置から移動した際には、前記球体と係合凹部とロッド挿入穴内周壁部の協働により、弁体が開弁位置に切換わるように構成したため、ピストン部材が設定移動位置から移動したことを簡単に確実に検出できる。
請求項4の発明によれば、前記ピストン部材が設定移動位置にあるとき球体が前記軸心に接近する方向へ移動させることにより弁体を開弁位置にする押動用係合部を、ロッド挿入穴の内周壁部に形成したため、ピストン部材が設定移動位置になったときに検出用開閉弁機構を開弁させることができる。
請求項5の発明によれば、前記流体圧作動室に連通したロッド挿入穴内の流体圧により前記弁体を閉弁位置へ付勢するように構成したため、閉弁性能を高め、安定した閉弁状態にすることができる。
請求項6の発明によれば、前記弁体をヘッド側端壁部材の方へ付勢する圧縮スプリングを設けたので、閉弁性能を高め、安定した閉弁状態にすることができる。
請求項7の発明によれば、前記流体通路に供給する流体圧を介して、前記検出用開閉弁機構の閉弁を検知するため、簡単な構成で閉弁を検知できる。
請求項8の発明によれば、請求項1の流体圧シリンダに、出力ロッドの進退動作に連動して出力ロッドをその軸心回りに設定角度旋回させる旋回機構を組み込み、前記出力ロッドの先端部分にクランプアームを設けた旋回式クランプ装置であるため、旋回式クランプ装置のピストン部材の予め設定された設定移動位置を流体圧を介して検知できる。その他請求項1と同様の効果が得られる。
請求項9の発明によれば、前記ピストン部材が上限位置に位置するアンクランプ位置である設定移動位置を流体圧を介して検知できる。
本発明の実施例1の旋回式クランプ装置の平面図である。 図1のクランプ装置(アンクランフ゜状態)の縦断面図である。 図2のIII −III 線断面図である。 図2のA部の拡大図である。 図1のクランプ装置(クランフ゜状態)の縦断面図である。 図5のB部の拡大図である。 実施例2の旋回式クランプ装置(アンクランフ゜状態)の縦断面図である。 図7のC部の拡大図である。 図7のクランプ装置(クランフ゜状態)の縦断面図である。 図9のD部の拡大図である。 実施例3の旋回式クランプ装置(アンクランフ゜状態)の縦断面図である。 図11のE部の拡大図である。 図11のクランプ装置(クランフ゜状態)の縦断面図である。 図13のF部の拡大図である。
以下、本発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
尚、以下の実施例において「油圧」は圧縮油を意味する。
本実施例の旋回式クランプ装置1について、図1〜図6に基づいて説明する。
この旋回式クランプ装置1は、油圧シリンダ2(流体圧シリンダに相当する)と、この油圧シリンダ2の出力ロッド6の上端部に固定したクランプアーム3と、出力ロッド6をその軸心回りに設定角度(本実施例では90度)旋回させる旋回機構8とを備えている。クランプアーム3の基端部が出力ロッド6のテーパ軸部6aに外嵌されて出力ロッド6の上端部に螺合させたナット3aにより固定されている。
この旋回式クランプ装置1は、出力ロッド6が下限位置又はその近傍位置に退入した状態で、クランプアーム3によりクランプ対象物を下方に押圧してクランプするクランプ状態になり、そのクランプ状態から出力ロッド6を伸長させていくとアンクランプ状態になる。図2に示すアンクランプ状態から図5に示すクランプ状態に移行する際に、出力ロッド6がその軸心の回りに平面視にて例えば反時計回り方向へ90度旋回する。クランプ状態からアンクランプ状態に移動する際には上記とは逆に時計回り方向へ90度旋回する。
最初に、油圧シリンダ2について説明する。
図1、図2、図5に示すように、この油圧シリンダ2は、シリンダ本体10と、ピストン部材4と、アンクランプ用の油圧作動室12aと、クランプ用の油圧作動室12bと、補助ロッド7と、検出用開閉弁機構11と、エア通路32などを備えている。シリンダ本体10は、上部シリンダ本体10Aと、ヘッド側端壁部材10Bとを有する。
上部シリンダ本体10Aは、平面視矩形の矩形シリンダ本体部10aと、この矩形シリンダ本体部10aの下端から下方へ延びる筒形の筒形シリンダ本体部10bとを有する。矩形シリンダ本体部10aの下端にベース部材13の上面に据え付けるための据え付け面14が形成されている。上部シリンダ本体10Aは、4つのボルト孔17に挿通される4本のボルトでベース部材13に固定される。
矩形シリンダ本体部10aには出力ロッド6が貫通するロッド孔18aが形成され、矩形シリンダ本体部10aと筒形シリンダ本体部10bには、ロッド孔18aよりも大径で同心状の大径ロッド孔18bが形成され、筒形シリンダ本体部10bの内部にシリンダ孔15が大径ロッド孔18bの下端に連通するように形成され、このシリンダ孔15の下端側はヘッド側端壁部材10Bで閉塞されている。
ヘッド側端壁部材10Bの上端部はシリンダ孔15に連なる嵌合孔15aに嵌合されてシール部材16でシールされている。ヘッド側端壁部材10Bの下端部分に形成された雄ネジ部10mが筒形シリンダ本体部10bのネジ穴10nに螺合され、ヘッド側端壁部材10Bが筒形シリンダ本体部10bに固定されている。ヘッド側端壁部材10Bの中心部分には、上方のシリンダ孔15内へ突出する補助ロッド7であって、シリンダ孔15の直径の約1/4〜1/3の太さの補助ロッド7が一体形成されている。尚、補助ロッド7は、ヘッド側端壁部材10Bと別部材に形成して固定的に取り付けてもよい。
旋回式クランプ装置1を取り付けるベース部材13に、筒形シリンダ本体部10bとヘッド側端壁部材10Bを上方から挿入装着する装着穴21が形成され、この装着穴21は下部装着穴22とこの下部装着穴22よりも僅かに大径の上部装着穴23とで構成され、筒形シリンダ本体部10bの下端側部分とその外周部に装着されたシール部材24aが下部装着穴22に装着される。上部装着穴23には筒形シリンダ本体部10bの外周側に環状隙間25が形成される。尚、筒形シリンダ本体部10bの上端部にはシール部材24bが装着されている。
次に、ピストン部材4について説明する。
図2、図5に示すように、ピストン部材4は、シリンダ孔15内に上下方向に摺動自在に装着されたピストン部5と、このピストン部5から上方へシリンダ本体10外まで延びる出力ロッド6と、ピストン部材4の基端側部分(下端側部分)の中心部分に基端(下端)開放状に形成されたロッド挿入穴20とを備えている。ピストン部5の外周部にはシール部材26が装着されている。出力ロッド6の上端にはレンチ挿入用の六角穴6bが形成されている。出力ロッド6は、ロッド孔18aを貫通してシリンダ本体10の上方へ延びる小径ロッド部6cと、この小径ロッド部6cの下端から下方へ一体的に延び且つ大径ロッド孔18bに挿入された大径ロッド部6dとからなる。上記のロッド挿入穴20は、全長に亙って同径の円筒穴であって補助ロッド7の外径よりも僅かに(例えば、1〜2mm)大きな内径の円筒穴に形成され、このロッド挿入穴20は油圧作動室12aに連通しており、ロッド挿入穴20に補助ロッド7が挿入可能に形成されている。
ここで、出力ロッド6の進退動作に連動して出力ロッド6(つまり、ピストン部材4)をその軸心回りに設定角度(本実施例では90度)旋回させる旋回機構8であって、油圧シリンダ2の大径ロッド6dとシリンダ本体10とに組み込まれた旋回機構8について説明する。旋回機構8は、3つの保持穴8aと、これら保持穴8aに保持された3つの鋼球8bと、3本の螺旋溝8cとを有する。大径ロッド孔18bの下端近傍部の周壁部の周方向3等分位置に半球状の3つの保持穴8aが形成され、大径ロッド部6dの外周壁部には3つの保持穴8aに保持された3つの鋼球8bが係合する3本の螺旋溝8cが形成されている。
この旋回機構8により、ピストン部材4が図2のアンクランプ位置(上限位置)から上限位置と下限位置の間のほぼ中間位置に下降する際に平面視にて反時計回り方向へ90度旋回し、その後約1/2ストロークだけ直進的に下降してからクランプ位置(下限位置)(図5参照)になる。その反対に、クランプ位置からアンクランプ位置に切換える際には、ピストン部材4が最初約1/2ストロークだけ直進的に上昇し、ほぼ中間位置から図2の上限位置に上昇する際に平面視にて時計回り方向へ90度旋回してアンクランプ位置になる。
シリンダ孔15はピストン部5で上下に仕切られ、ピストン部5の上側にクランプ用の油圧作動室12bが形成され、ピストン部5の下側にアンクランプ用の油圧作動室12aが形成される。尚、上記の油圧作動室12a,12bが流体圧作動室に相当する。
上部シリンダ本体10Aの矩形シリンダ本体部10aには、油圧ポート30,31が形成され、油圧ポート30はシリンダ本体10に形成した油路30aにより油圧作動室12aに連通され、油圧ポート31はシリンダ本体10に形成した油路31aにより油圧作動室12bに連通され、油圧ポート30,31は油圧供給源(図示略)に油圧ホース等で接続される。
次に、検出用開閉弁機構11と、エア通路32(流体通路に相当する)について説明する。この検出用開閉弁機構11は、補助ロッド7の上端側部分に組み込まれており、この検出用開閉弁機構11により、シリンダ本体10と補助ロッド7に形成されたエア通路32の途中部が開閉される。エア通路32は、上流側エア通路33と下流側エア通路34とを有する。上流側エア通路33の上端は弁体収容穴35の下端中央部に連通され、下流側エア通路34の上端は弁体収容穴35の下端の外周部に連通されている。加圧エア供給源40からベース部材13内のエア通路42と下部装着穴22を介して上流側エア通路33に加圧エアが供給され、検出用開閉弁機構11が開弁状態のとき、上記の加圧エアは下流側エア通路34へ流れ、環状隙間25とベース部材13内のエア通路43を通って大気中へ開放される。
図2、図5に示すように、検出用開閉弁機構11は、弁体収容穴35と、この弁体収容穴35に可動に収容された弁体36と、弁体36の外周部に形成された環状の係合凹部37と、この係合凹部37に係合可能な鋼球からなる2つの球体38と、ロッド挿入穴20の内周壁部に形成され且つ球体38が部分的に係合可能な環状の退避用係合部39とを備えている。
弁体収容穴35は、補助ロッド7の先端側部分(上端側部分)にシリンダ孔15の軸心と同心状にほぼ円筒形に形成され、この弁体収容穴35は補助ロッド7とロッド挿入穴20間の微小な環状隙間を介して油圧作動室12aに連通している。弁体収容穴35の上端側約1/4部分〜1/3部分の内径はその他の部分の内径よりも僅かに大径に形成され、その大径部から滑らかに内径が小さくなっている。
図2、図4に示すように、弁体36は、弁体収容穴35に上下方向に可動に収容されてロッド挿入穴20内の油圧を受圧可能に構成され、弁体36の上下長は弁体収容穴35の上下長とほぼ等しい。弁体36の中段部の外周部には環状の係合凹部37が形成されている。この係合凹部37は、その中段部の小径の円筒面37aと、この円筒面37aの上端から上方へ連なり上方程大径化する上側部分円錐面37bと、円筒面37aの下端から下方へ連なり下方程大径化する下側部分円錐面37cとを有する。弁体36の下端部には、その中央部分の平坦面と、この平坦面の外周に連なる上方程大径化する部分円錐面からなる弁面36vとが形成されている。尚、弁体36の下部の外周部にはシール部材36aが装着されている。
補助ロッド7における弁体収容穴35の外周側の壁部44には、例えば2つの保持穴45が形成されている。この保持穴45は水平向きの小径円筒穴である。これら保持穴45に球体38が水平方向へ可動に装着され、係合凹部37に係合可能に保持されている。尚、球体38の直径は壁部44の厚さよりも大きく設定されている。
図2に示すように、ロッド挿入穴20の内周壁部の下端近傍部には、ピストン部材4がアンクランプ位置(上限位置)のときに球体38が係合する環状の浅溝状の退避用係合部39が形成されている。退避用係合部39の上半部は下方程大径化するテーパ孔39aに形成され、退避用係合部39の下半部はテーパ孔39aの下端に連なる円筒孔39bに形成されている。退避用係合部39の最大内径は、補助ロッド7の外径よりも僅かに(例えば、3〜4mm)だけ大きい。前記内周壁部の下端部には退避用係合部39の下端に連なるように下方程大径化する部分円錐面46が形成されている。
図2、図4に示すように、アンクランプ状態のとき、弁体36の上端にロッド挿入穴20の油圧が作用し、球体38が退避用係合部39に係合して球体38が僅かに外側へ移動するため、係合凹部37の上側部分円錐面37bの下方移動が許容されて弁体36が下降し、弁体36の下端の弁面36vが上流側エア通路33の上端の弁座33aに当接し、検出用開閉弁機構11が閉弁状態になる。この閉弁状態は、加圧エア供給系に接続された圧力スイッチ41又は圧力センサの検出信号を用いて検知される。
図5、図6に示すように、ピストン部材4がアンクランプ位置よりも下方へ移動すると、退避用係合部39が球体38よりも下方へ移動し、球体38はロッド挿入穴20の円筒状の内周壁面で弁体36側へ押されるため、球体38が係合凹部37の上側部分円錐面37bを上方へ押す。そのため、弁体36が僅かに上方へ移動し、弁体36の弁面36vと弁座33aとの間に隙間が形成され、検出用開閉弁機構11が開弁状態になる。
次に、旋回式クランプ装置1の作用、効果について説明する。
図1、図2に示すように、ピストン部材4が上限位置(予め設定された設定移動位置に相当する)に位置するアンクランプ状態では、油圧作動室12aに油圧が充填されており、このとき、検出用開閉弁機構11においては、弁体36の上端に油圧作動室12aの油圧と同圧のロッド挿入穴20の油圧が作用し、かつ退避用係合部39に球体38が係合して球体38が弁体36の係合凹部37の上側部分円錐面37を押圧しなくなるため、図2、図4に示すように弁体36が下限位置まで下降して閉弁状態となる。そのため、エア通路42のエア圧が上昇して圧力スイッチ41がオンになるため、旋回式クランプ装置1がアンクランプ状態であることを圧力スイッチ41に接続された制御ユニットにおいて検知することができる。
クランプ対象物をクランプするために、油圧作動室12aの油圧をドレン圧に切換え、クランプ用の油圧作動室12bに油圧を供給すると、ピストン部材4がクランプ位置まで下降し、図5に示すように、出力ロッド6が反時計回りに約90度旋回した状態でクランプ対象物をクランプする。
ピストン部材4が上限位置(アンクランプ位置)よりも下降した状態では、退避用係合部39が球体38よりも下降した状態になり、球体38はロッド挿入穴20の内周壁面で弁体36側へ押され、その球体38が弁体36の係合凹部37の上側部分円錐面37bを上方へ押圧するため、弁体36が僅かに上方へ移動し、図5、図6に示すように、検出用開閉弁機構11が開弁状態になる。そのため、圧力スイッチ41がオフに復帰するため、アンクランプ状態でなくなったことを検知することができる。
このように、ピストン部材4がアンクランプ位置(設定移動位置)に移動したときに検出用開閉弁機構11が閉弁位置に切換わってエア通路32を遮断するため、ピストン部材4がアンクランプ位置に移動したことを、検出用開閉弁機構11と、エア通路32に供給するエア圧を介して検知することができる。アンクランプ用の油圧作動室12aの油圧で弁体36を付勢して閉弁位置にするため、検出用開閉弁機構11は閉弁性能と作動確実性に優れる。
検出用開閉弁機構11をシリンダ本体10の外側へ突出しない補助ロッド7に組み込み、シリンダ本体10の内部に組み込んでいるため、油圧シリンダ2の小型化を図ることができる。検出用開閉弁機構11の弁体36は、その外周部に環状の係合凹部37を有し、球体38は係合凹部37に係合可能であり、補助ロッド7のロッド挿入穴20の内周壁部に形成した退避用係合部39と球体38を介して検出用開閉弁機構11を閉弁させる構成であるため、簡単な構成でもってピストン部材4に連動させて検出用開閉弁機構11を開閉させることができる。
本実施例では、退避用係合部39をロッド挿入穴20の内周壁部の下端近傍部に形成することにより、ピストン部材4がアンクランプ位置に達したことを検出するように構成したが、退避用係合部39を前記内周壁部の所望の高さ位置の部位に形成し、ピストン部材4が所望の設定移動位置に達したことを検出するように構成することもできる。しかも、設定移動位置は上下幅のない特定位置であるとは限らず、上下方向に幅のある位置として設定することも可能であり、その場合退避用係合部39は上下方向に幅のある係合部に形成される。
前記エア通路32に供給する加圧エアのエア圧を介して、検出用開閉弁機構11の閉弁を検知するため、簡単な構成で閉弁を検知できる。
前記退避用係合部39がロッド挿入穴20の内周壁部に環状に形成されているため、仮にピストン部材4がその軸心回りに回転する場合でも、退避用係合部39の機能を確保できる。
油圧シリンダ2のピストン部材4とシリンダ本体10とに、出力ロッド6の進退動作に連動して出力ロッド6をその軸心回りに設定角度旋回させる旋回機構8を組み込んだ旋回式クランプ装置1であるため、旋回式クランプ装置1のピストン部材4の設定移動位置を加圧エアのエア圧を介して検知できる。
旋回式クランプ装置1を取り付けるベース部材13に、シリンダ本体10の下部を上方から挿入装着する装着穴21を、下部装着穴22と、この下部装着穴22よりも僅かに大径の上部装着穴23とで構成し、シリンダ本体10の下端側部分とその外周部に装着されたシール部材24aが下部装着穴22に装着されるため、仮に、上部装着穴23に臨むエア通路43の上端にバリが残存していても、シリンダ本体10の下端側部分を下部装着穴22に挿入装着する際に、シール部材24aが前記バリによって損傷することがない。
実施例2に係る旋回式クランプ装置1Aについて、図7〜図10に基づいて説明する。但し、実施例1と同様の構成要素に同一符号を付して説明を省略し、異なる構成要素についてのみ説明する。
この旋回式クランプ装置1Aにおける油圧シリンダ2Aにおいては、ピストン部材4Aがその昇降ストロークの上半部(アンクランプ位置を含む)に位置している際には、検出用開閉弁機構11が開弁状態を保持し、ピストン部材4Aがその昇降ストロークの下半部(クランプ位置を含む)に位置している際には、検出用開閉弁機構11が閉弁状態を保持するように構成されている
図7、図8に示すように、ロッド挿入穴20Aの下半部は、実施例1のロッド挿入穴20と同様の内径の小径ロッド挿入穴20aに形成され、ロッド挿入穴20Aの上半部は、小径ロッド挿入穴20aの内径よりも僅かに(例えば、3〜4mm)大きい内径の大径ロッド挿入穴20bに形成されている。
ピストン部材4Aが昇降ストロークの上半部(設定移動位置に相当する)に位置している際には、弁体36はロッド挿入穴20A内の油圧を受圧するけれども、小径ロッド挿入穴20aの内周壁面でもって球体38が弁体36側(軸心側)へ押動されるため、球体38が弁体36の上側部分円錐面37bを僅かに上方へ押動し、検出用開閉弁機構11が開弁状態を保持する。つまり、小径ロッド挿入穴20aの内周壁面(内周壁部)が押動用係合部39Aに相当する。
図9、図10に示すように、ピストン部材4Aが昇降ストロークの下半部に位置している際には、球体38が大径ロッド挿入穴20bの内周壁面に当接するまで外側へ移動するため、弁体36に作用するロッド挿入穴20A内の残圧によって弁体36が僅かに下方へ移動し、検出用開閉弁機構11が閉弁状態を保持する。
実施例3に係る旋回式クランプ装置1Bについて、図11〜図14に基づいて説明する。但し、実施例1と同様の構成要素に同一符号を付して説明を省略し、異なる構成要素についてのみ説明する。
この旋回式クランプ装置1Bにおける油圧シリンダ2Bにおいては、実施例2の油圧シリンダ2Aと同様に、ピストン部材4Bがその昇降ストロークの上半部(アンクランプ位置を含む)に位置している際には、検出用開閉弁機構11が開弁状態を保持し、ピストン部材4Bがその昇降ストロークの下半部(クランプ位置を含む)に位置している際には、検出用開閉弁機構11が閉弁状態を保持するように構成されている。この油圧シリンダ2Bは、検出用開閉弁機構11に、弁体36を閉弁方向へ弾性付勢する圧縮スプリング50を組み込んだ構成が、実施例2の油圧シリンダ2Aと異なっている。
図11、図12に示すように、補助ロッド7Bが上方に延長され、補助ロッド7Bの上端部分に圧縮スプリング50を収容する円筒状の収容穴51が形成され、この収容穴51に弁体36を閉弁側へ弾性付勢する圧縮スプリング50が装着され、この圧縮スプリング50の上端が止め輪52で受け止められている。補助ロッド7Bの上方への延長に対応させて、ロッド挿入穴20Bが上方へ延長されている。
図11、図12に示すように、ロッド挿入穴20Bの下部(約2/5部分)は、実施例1のロッド挿入穴20と同様の内径の小径ロッド挿入穴20cに形成され、小径ロッド挿入穴20cの内周壁面(内周壁部)が、実施例2の押動用係合部39Aと同様に、押動用係合部39Bに相当する。ロッド挿入穴20Bの上部(約3/5部分)は、小径ロッド挿入穴20cの内径よりも僅かに(例えば、3〜4mm)大きい内径の大径ロッド挿入穴20dに形成されている。
ピストン部材4Bが昇降ストロークの上半部(設定移動位置に相当する)に位置している際には、小径ロッド挿入穴20cの内周壁面でもって球体38が弁体36側(軸心側)へ押動されるため、圧縮スプリング50の付勢力に抗して、球体38が弁体36の上側部分円錐面37bを僅かに上方へ押動し、検出用開閉弁機構11が開弁状態を保持する。つまり、小径ロッド挿入穴20cの内周壁面(内周壁部)が押動用係合部39Bに相当する。
図13、図14に示すように、ピストン部材4Bが昇降ストロークの下半部に位置している際には、球体38が大径ロッド挿入穴20dの内周壁面に当接するまで外側へ移動するため、圧縮スプリング50の付勢力により弁体36が僅かに下方へ移動し、検出用開閉弁機構11が閉弁状態を保持する。この油圧シリンダ2Bにおいては、上記のように、弁体36を閉弁方向へ付勢する圧縮スプリング50を組み込んでいるため、閉弁性能、作動確実性が向上する。
前記実施例の旋回式クランプ装置を部分的に変更する変更例について説明する。
(1)ロッド挿入穴20の内周壁部のうち、図5において球体38に対応する部分にも退避用係合部39と同様の係合部を形成すれば、ピストン部材4がアンクランプ位置になったことに加えて、ピストン部材4がクランプ位置に移動したことも検知可能になる。
(2)環状の係合凹部37に代えて、弁体36に、環状でなく周方向の一部に形成した係合凹部であって球体38が係合可能な係合凹部を形成してもよい。
(3)エア通路32に流す加圧エアの流れの方向は、前記実施例の方向に限定されるものではなく、エア通路34に加圧エア供給源40を接続し、エア通路34からエア通路33に向って流れるように構成してもよい。
(4)前記ピストン部材4に形成した退避用係合部39は、球体38を外側へ退避させるためのものであるから、退避用係合部39は球体38に線接触又は面接触で接触する必要はなく、球体38を外側へ退避させ得る構造であって図5、図6に示す状態に復帰させ得る構造のものであればよい。
(5)図7に示した前記押動用係合部39Aを、アンクランプ位置に対応する部位にのみ形成してもよく、或いはまた、アンクランプ位置に対応する部位とクランプ位置に対応する部位の2箇所にのみ形成してもよい。
(6)旋回式クランプ装置1,1A,1B以外の種々のクランプ装置にも本発明の油圧シリンダ2,2A,2Bを適用することができる。
1,1A,1B 旋回式クランプ装置
2,2A,2B 油圧シリンダ(流体圧シリンダ)
3 クランプアーム
4,4A,4B ピストン部材
5 ピストン部
6 出力ロッド
7 補助ロッド
8 旋回機構
10 シリンダ本体
10B ヘッド側端壁部材
11 検出用開閉弁機構
12a アンクランプ用油圧作動室
12b クランプ用油圧作動室
13 ベース部材
15 シリンダ孔
20 ロッド挿入穴
32 エア通路(流体通路)
35 弁体収容穴
36 弁体
37 係合凹部
38 球体
39 退避用係合部
39A,39B 押動用係合部
50 圧縮スプリング

Claims (9)

  1. シリンダ孔を形成したシリンダ本体と、シリンダ孔に可動に収容されたピストン部とこのピストン部からシリンダ本体外まで延びる出力ロッドとを有するピストン部材と、シリンダ孔に形成された流体圧作動室とを備えた流体圧シリンダにおいて、
    前記ピストン部材の基端側部分の中心部分に基端開放状に形成され且つ前記流体圧作動室の流体圧が導入されるロッド挿入穴と、
    前記シリンダ本体のヘッド側端壁部材にシリンダ孔内に突出するように設けられ且つ前記ロッド挿入穴に挿入可能な補助ロッドと、
    前記補助ロッドに組み込んだ検出用開閉弁機構と、
    前記シリンダ本体と補助ロッドに形成され且つ検出用開閉弁機構で開閉される流体通路とを備え、
    前記検出用開閉弁機構は、
    前記補助ロッドの先端側部分にシリンダ孔の軸心と平行に形成され且つ前記ロッド挿入穴に連通する弁体収容穴と、
    前記弁体収容穴に可動に収容され且つ外周部に係合凹部を有する弁体と、
    前記補助ロッドに可動に装着されて係合凹部に係合可能な球体とを備え、
    前記ピストン部材が予め設定された設定移動位置に達した際に、前記球体と係合凹部とロッド挿入穴内周壁部の協働により、前記弁体が閉弁位置又は開弁位置に切換わるように構成したことを特徴とする流体圧シリンダ。
  2. 前記ピストン部材が前記設定移動位置にあるとき球体が前記軸心から離隔する方向へ退避するのを許容することにより前記弁体を閉弁位置にする退避用係合部を、前記ロッド挿入穴の内周壁部に形成したことを特徴とする請求項1に記載の流体圧シリンダ。
  3. 前記ピストン部材が前記設定移動位置から移動した際には、前記球体と係合凹部とロッド挿入穴内周壁部の協働により、前記弁体が開弁位置に切換わるように構成したことを特徴とする請求項2に記載の流体圧シリンダ。
  4. 前記ピストン部材が前記設定移動位置にあるとき球体が前記軸心に接近する方向へ移動させることにより前記弁体を開弁位置にする押動用係合部を、前記ロッド挿入穴の内周壁部に形成したことを特徴とする請求項1に記載の流体圧シリンダ。
  5. 前記流体圧作動室に連通したロッド挿入穴内の流体圧により前記弁体を閉弁位置へ付勢するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の流体圧シリンダ。
  6. 前記弁体を前記ヘッド側端壁部材の方へ弾性付勢する圧縮スプリングを設けたことを特徴する請求項1に記載の流体圧シリンダ。
  7. 前記流体通路に供給する流体圧を介して、前記検出用開閉弁機構の閉弁を検知するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の流体圧シリンダ。
  8. 請求項1に記載の流体圧シリンダに、出力ロッドの進退動作に連動して出力ロッドをその軸心回りに設定角度旋回させる旋回機構を組み込み、前記出力ロッドの先端部分にクランプアームを設けたことを特徴とする旋回式クランプ装置。
  9. 前記出力ロッドがピストン部から上方へシリンダ本体外まで延びるように形成され、
    前記流体圧作動室がピストン部の下側の下側流体圧作動室とピストン部の上側の上側流体圧作動室とからなり、前記ピストン部材の設定移動位置がピストン部が上限位置に位置するアンクランプ位置であることを特徴とする請求項8に記載の旋回式クランプ装置。
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