JP2014107876A - 固定子製造方法、及び固定子製造装置 - Google Patents

固定子製造方法、及び固定子製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】導体セグメントの軸長を延長することなく、コイルエンド部溶接時に発生する熱影響を抑え、セグメントの絶縁被覆の損傷を抑えることが可能な固定子製造方法、及びその製造装置の提供。
【解決手段】セグメントSgを固定子コア20に挿入し、リード部分Sgaの端部を溶接してセグメントコイルSCを形成する固定子製造方法において、固定子コア20に挿入されたセグメントSgのリード部分Sgaのうち剥離された剥離部分Sgiを、固定子コア20の径方向に伸びるクランプ治具100によって把持し、剥離部分Sgi同士を溶接する際に、クランプ治具100にて剥離部分Sgiの端部が配置される側の溶接領域と固定子コア20が配置される側の冷却領域A1とを隔て、クランプ治具100に備えられる冷却手段となる通風路114(124)によって、冷却領域側のリード部分Sgaに対して気体を吹き付けることで、リード部分Sgaを冷却する。
【選択図】図11

Description

本発明は、セグメントコイルを用いた固定子を製造する技術に関し、詳しくは固定子のスロットにセグメントコイルを挿入した後、セグメントコイルの端部を溶接する際に、セグメントコイルの絶縁被覆部分を冷却する冷却手段を備えた治具を用いる技術に関する。
近年、自動車に駆動用のモータを搭載するケースが多くなってきている。車載される駆動用のモータは、搭載スペースが限られるために省スペースであることが求められる。また、自動車の駆動性能を高めるためにモータの高出力化が求められる。特にハイブリッド車はエンジンと駆動用モータとをエンジンルーム内に両方を搭載しなければならず、スペース的な制約は厳しい。この為、更なるモータの小型化が求められている。もちろん、一般機械に使用されるモータについても、小型化及び高出力化が図られることが望ましい。
特許文献1には、回転電機の巻線接合方法に関する技術が開示されている。特許文献2にも、同様の技術が開示されている。固定子コアに8層4列の導体セグメントを挿入し、溶接する際には固定子の内周側と外周側から導体セグメントに接触するようにアース電極を設置する。アース電極は最外周の剥離部と最内周の剥離部とに接するように配置され、1列目を溶接し4列目を溶接することで、間接的に2列目と3列目が溶接可能なるようアースがとれる。こうすることで、溶接工程の簡素化を図ることが可能である。
特開2008−154433号公報 特開2008−199751号公報
しかしながら、特許文献1又は特許文献2に開示される技術を用いた固定子の製造方法では以下に説明する課題があると考えられる。
固定子のコイルエンドを溶接する場合、TIG溶接などの溶接手法を用いる。しかしどのような溶接手法を用いるにしろ、溶接時に溶接部に発生する熱の影響は避けられず、熱影響によって導体セグメントの絶縁被覆を損傷する虞がある。特許文献1及び特許文献2に開示される技術では、アース電極の配置が容易になる一方で、溶接による絶縁被覆された部分への熱の影響について特に言及されていない。特許文献1では、溶接にTIG溶接を用いており、溶接時にはセグメント端部先端が溶融する温度にまで達する。このため、セグメント端部の剥離部を伝達して絶縁被覆に用いられている樹脂にも熱が伝わる。絶縁被覆にはエナメル等の樹脂が用いられているが、樹脂のガラス転移点を超える温度になると絶縁被覆の絶縁性が失われる虞がある。
このような熱影響を避けるためには、例えば導体セグメントの端部を固定子の軸方向に長くする方法が考えられる。しかし、導体セグメントの端部を延長する方法では固定子のコイルエンドが大きくなってしまい、固定子の小型化という要求に応えられない可能性がある。
そこで、本発明はこのような課題を解決するために、導体セグメントの軸長を延長することなく、コイルエンド部溶接時に発生する絶縁被覆部への熱影響を抑え、セグメントの絶縁被覆の損傷を抑えることが可能な固定子製造方法、及びその製造装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の一態様による固定子製造方法は、以下のような特徴を有する。
(1)コイルセグメントを固定子コアに挿入し、前記コイルセグメントのセグメント端部を溶接してコイルを形成する、固定子製造方法において、前記固定子コアに挿入された前記コイルセグメントの前記セグメント端部のうち絶縁被覆が剥離された剥離部を、前記固定子コアの径方向に伸びるクランプ治具によって把持し、前記セグメント端部同士を溶接する際に、前記クランプ治具にて前記剥離部の端部が配置される側の溶接領域と前記固定子コアが配置される側の冷却領域とを隔て、前記冷却領域側に配置される冷却手段によって、前記冷却領域側の前記セグメント端部に対して気体を吹き付けることで、前記セグメント端部を冷却すること、を特徴とする。
上記(1)に記載の態様によれば、固定子コアに挿入されたコイルセグメントの端部であるセグメント端部を溶接するにあたり、クランプ治具を用いて把持することで、クランプ治具がアース電極の役割を果たし、セグメント端部同士が溶接される。そして溶接時に、冷却手段によってセグメント端部に対して冷却用の気体を吹きつけて強制冷却する。この際には、クランプ治具によって径方向に伸びるクランプ治具が溶接領域と冷却領域とを隔てられる。こうすることで、溶接時にセグメント先端から絶縁被覆部分に伝わる熱を、冷却領域側でセグメント端部の冷却を行うことで温度を下げ、一方で溶接領域側に与える影響は極力抑えることができる。この結果、溶接後、セグメント端部の絶縁被覆部分の絶縁性の低下するような事を防ぐことが可能となる。
(2)(1)に記載の固定子製造方法において、前記冷却手段として、前記クランプ治具に前記気体を通す為の通風路が、前記セグメント端部に向けて開口して設けられ、前記通風路の開口部は、前記通風路より前記固定子コアの端面に向かって前記気体が流れる様に、前記固定子コアの端面側に傾いて形成されていること、を特徴とする。
上記(2)に記載の態様により、クランプ治具に備えられた冷却手段である通風路の開口部が、固定子コアの端面側に傾いて形成されていることで、通風路の開口部から冷却気体が固定子コアの端面側に向かって噴出される。この為、溶接時にセグメント端部の冷却を行う際に、冷却気体がセグメント端部の溶接部分へ与える影響を極力抑えることが可能となる。
固定子のセグメント端部の溶接は、特許文献1にも示される様にTIG溶接を用いるケースが多いが、TIG溶接にはシールドガスと呼ばれるガスを溶接部分に吹きつけながら溶接を行う必要がある。しかし、冷却手段から放出される冷却用の気体がシールドガスを吹き飛ばしてしまうと、溶接不良に繋がる虞がある。クランプ治具によって溶接領域と冷却領域を分離することで、ある程度はこの影響を抑えることが可能だが、通風路の開口部を固定子コアの端面に向けることで、より影響を抑えることが可能となる。
また、前記目的を達成するために、本発明の一態様による固定子製造装置は、以下のような特徴を有する。
(3)固定子コアに挿入されたコイルセグメントのセグメント端部を溶接することで、固定子を製造する固定子製造装置において、前記コイルセグメントのセグメント端部のうち絶縁被覆が剥離された剥離部を把持し、前記固定子コアの径方向に伸びたクランプ治具と、前記セグメント端部に対して冷却用の気体を吹き付ける冷却手段と、を備え、前記クランプ治具は、前記剥離部をクランプすることで、前記固定子コアの端面側と前記剥離部の端部側とを冷却領域と溶接領域とに隔て、前記冷却手段は、前記冷却領域側に配置されていること、を特徴とする。
上記(3)に記載の態様によれば、上記(1)の固定製造方法同様に、固定子コアに挿入されたコイルセグメントの端部であるセグメント端部を溶接するにあたり、冷却手段によってセグメント端部に対して冷却用の気体を吹きつけて冷却する。この際、クランプ治具を用いてセグメント端部が把持され、クランプ治具がアース電極の役割を果たすと共に、クランプ治具によって、溶接領域と冷却領域とが隔てられる。そのため、冷却領域ではセグメント端部の冷却を行う事ことができ、セグメント端部の絶縁被覆部分の絶縁性の低下を抑えることが可能となる。また、冷却領域で冷却のために吹きつけた冷却用の気体の影響が溶接領域に及び、溶接に与える影響を最小限に抑えることが可能となる。
(4)(3)に記載の固定子製造装置において、前記冷却手段は、前記気体を通す為に前記クランプ治具に設けられた通風路と、その開口部よりなり、前記通風路の前記開口部は前記セグメント端部に向けて開口し、前記通風路より前記固定子コアの端面に向かって前記気体が流れる様に、前記固定子コアの端面側に傾いて形成されていること、を特徴とする。
上記(4)に記載の態様によれば、上記(2)の固定製造方法同様に、クランプ治具に備えられた冷却手段である通風路の開口部が、固定子コアの端面側に傾いて形成されていることで、通風路の開口部から冷却気体が固定子コアの端面側に向かって噴出される。この為、溶接時にセグメント端部の冷却を行なった場合にも、冷却気体がセグメント端部の溶接部分へ与える影響を極力抑えることが可能となる。
第1実施形態の、固定子の斜視図である。 第1実施形態の、固定子のコイルエンド部分リード側の拡大斜視図である。 第1実施形態の、固定子コアにセグメントを挿入し、後拡張した状態を示す斜視図である。 第1実施形態の、セグメントの平面図である。 第1実施形態の、固定子の組み立て工程の概略である。(a)固定子コアの斜視図である。(b)固定子コアにインシュレータを備えた状態の斜視図である。(c)セグメントの斜視図である。(d)固定子コアにセグメントを挿入した様子を示す断面図である。(e)セグメントを溶接した様子を示す断面図である。 第1実施形態の、固定子の組み立て加工工程のフロー図である。 第1実施形態の、捻り成形工程が終わった状態のリード部分の先端部分を示す側面図である。 第1実施形態の、溶接後のリード部分を側面図である。 第1実施形態の、クランプ治具でリード部分をクランプした様子を示した側面図である。 第1実施形態の、クランプ治具でリード部分をクランプする様子を示した斜視図である。 第1実施形態の、クランプ治具でクランプしたリード部分の溶接をする様子を示す断面図である。 比較のために用意した、リード部分の側面図である。(a)冷却を行わなかった場合のリード部分Sgaの側面図である。(b)軸長を延長したリード部分Sgaの側面図である。 第2実施形態の、クランプ治具でクランプしたリード部分の様子を示す断面図である。
まず、本発明の第1の実施形態について、参考となる図面を用いて説明する。なお、説明に用いられている図面の詳細部分は、説明の都合上簡略化している。
図1に、第1実施形態の、固定子10の斜視図を示す。図2に、固定子10のコイルエンド部分リード側の拡大斜視図を示す。固定子10は、固定子コア20とセグメントコイルSCよりなる。略円筒状の形状の電磁鋼板を積層してなる固定子コア20には、内周側に突出する形に形成されるティース11と隣り合うティース11の間にスロット12が設けられる。用意されるティース11の数は48、スロット12の数も同様である。固定子コア20の外周側には、リブ21とボルト穴22が3箇所設けられている。そして、ボルト穴22を利用してモータカバー等を取り付け等ができる。スロット12には、図2に示される絶縁性を有するインシュレータ25が挿入される。インシュレータ25は、セグメントコイルSCと固定子コア20との絶縁を確保している。
図3に、固定子コア20にセグメントSgを挿入し、後拡張した状態の斜視図を示す。図4に、セグメントSgの平面図を示す。セグメントSgは、絶縁被覆された平角導体Dを略U字状にエッジワイズ曲げ加工して形成されている。セグメントSgは大雑把に分けると3つの部分からなる。固定子コア20のスロット12に挿入されるスロット内導線部Sgbと、固定子10のリード側に固定子コア20の端面より突出するリード部分Sgaと、反リード部分Sgcである。便宜上、リード部分Sgaはリード部分SgaAとリード部分SgaBと分けて呼ぶ。また、スロット内導線部Sgbは、スロット内導線部SgbAとスロット内導線部SgbBと分けて呼ぶ。又、反リード部分Sgcはクランク部Sgeと斜辺部SgdAと斜辺部SgdBとからなるものとする。リード部分SgaA及びリード部分SgaBの先端は、剥離加工されて後述する剥離部分Sgiが設けられる。
図5に、固定子10の組み立て工程の概略を示す。図5(a)に、固定子コア20の斜視図を示す。図5(b)に、固定子コア20にインシュレータ25を備えた斜視図を示す。図5(c)に、セグメントSgの斜視図を示す。図5(d)に、固定子コア20にセグメントSgを挿入した様子を断面図に示す。図5(e)に、セグメントSgを溶接した様子を断面図に示す。なお、図5に示している斜視図は説明の為に形状を簡略化している。まず、図5(a)に示される固定子コア20に形成されるスロット12に、図5(b)に示すようにインシュレータ25を挿入した状態で、図5(c)に示すセグメントSgを挿入する。
この結果、図5(d)に示すような状態になる。すなわち、セグメントSgが固定子コア20の端部から一部突出し、リード部分SgaA及びリード部分SgaBが突出した状態になっている。そして、リード部分SgaA及びリード部分SgaBを捻る。リード部分Sgaが捻られた結果、3つのスロット12を隔てて配置されるリード部分Sga同士が隣り合う状態となり、図5(e)に示すように剥離部分Sgi同士を溶接して溶接玉Sgfを形成することで、固定子10を形成する。なお、図5では固定子10の形成過程について概念的に説明しているが、実際の組み付け工程では、セグメントSgを円環状に配置する整列工程を必要とする。また、必ず3つのスロット12を隔てたリード部分SgaAとリード部分SgaBとが溶接されるわけではなく、固定子コア20の最内周や最外周のリード部分Sgaは配線の都合で、組み合わせが変化する。
図6に、固定子10の組み立て加工工程のフロー図を示す。S1では、「平角導体の直線化及び切り出し」を行う。絶縁被覆の施された平角導体Dは図示しないボビンに巻かれているので、巻き出して癖取りを行った上で必要な長さに切り出す。S2では、「セグメント形成」を行う。平角導体Dをエッジワイズ曲げ加工し、更に図示しない型を用いてクランク部Sgeを作成し、略U字型のセグメントSgを得る。S3では、「セグメント整列」を行う。セグメントSgは、固定子コア20のスロット12にスロット内導線部SgbA又はスロット内導線部SgbBが8本収まるように、セグメントSgのクランク部Sgeを組み合わせて円筒状に配置され、セグメントコイルSCを形成する。
S4では、「インシュレータ挿入」を行う。固定子コア20のスロット12には、固定子コア20とセグメントコイルSCとの絶縁を図る目的でインシュレータ25が、各スロット12に備えられる。この工程では、インシュレータ25をスロット12に挿入する。S5では、「セグメントコイル挿入」を行う。厳密にはセグメントコイルSCを固定子コア20に対して近接させ、リード部分Sgaをインシュレータ25の備えられたスロット12に挿入する工程である。S6では、「ウェッジ挿入」を行う。スロット12に、セグメントSgのスロット内導線部Sgbが8本挿入された状態で、固定子コア20の最内周側に図示しないウェッジ紙13を挿入する。S7では、「リード部分後拡張」を行う。リード部分Sgaのピッチを広げる工程であり、溶接性を向上させる目的がある。
S8では、「捻り形成」を行う。固定子コア20に挿入されたセグメントコイルSCのリード部分Sgaを固定子コア20の径方向に捻り、隣り合うコイル同士で接続するような形状に変形させる。リード部分Sgaの捻り方向は、図2に示すように径方向に隣り合うリード部分Sga同士が異なる方向に捻られる。S9では、「Tig溶接」を行う。図5(e)に示すように、隣り合うリード部分Sga同士を溶接することで、溶接玉Sgfを形成する。詳細は後述する。
S10では、「コイルエンド部絶縁処理」を行う。溶接玉Sgfに絶縁被覆を施す工程であり、粉体塗装にて樹脂を用いて絶縁被覆する。また、セグメントコイルSCにワニスを含浸させることで、固定子10運用時に車のボディ等から伝えられる振動を等で固定子10に対してセグメントコイルSCが移動しないように固定を行う。
次に、前述のS9のTig溶接工程についてもう少し詳しく説明を行う。図7に、S8の捻り成形工程が終わった状態のリード部分Sgaの先端部分を側面図に示す。図8に、溶接後のリード部分Sgaを側面図に示す。S8の「捻り成形」工程が終わった際には、リード部分Sgaのそれぞれの高さは図7に示すようにほぼ等しくなる。また、第1リード部分Sga1乃至第8リード部分Sga8は、第2リード部分Sga2と第3リード部分Sga3との間、第4リード部分Sga4と第5リード部分Sga5との間、第6リード部分Sga6と第7リード部分Sga7との間が空けられている。これは、S7の「リード部分後拡張」工程によって設けられた隙間が、S8を経てそのまま確保されているためである。そして、Tig溶接を行った結果、図8に示される様に先端部分に溶接玉Sgfが形成される。
図9に、クランプ治具100でリード部分Sgaをクランプした様子を側面図に示す。図10に、クランプ治具100でリード部分Sgaをクランプする様子を斜視図に示す。図11に、クランプ治具100でクランプしたリード部分Sgaの溶接をする様子を断面図に示す。クランプ治具100は、図10に示される様に固定子コア20の径方向伸びる左右一対の第1チャック治具110と第2チャック治具120とを備えている。剥離部分Sgiを2本ペアにし、第1チャック治具110と第2チャック治具120とで把持することで、剥離部分Sgiの溶接を可能な状態とする。
第1チャック治具110には、剥離部分Sgiをクランプするための凹み111が設けられている。凹み111の左右には剥離部分Sgiを誘導して、所定の位置でチャックできるようにするためのガイド112が設けられており、凹み111の底面には通風路114に繋がる開口部113が備えられている。
通風路114は、図9に示される様にクランプ治具100の側面から貫通して設けられている。また、図10に示すように、第1チャック治具110及び第2チャック治具120は、略L字形に形成されており、第1チャック治具110と第2チャック治具120とで剥離部分Sgiを挟むと、クランプ治具100とリード部分Sgaとの間に冷却領域A1が形成される。通風路114には図示しないエアホースが接続され、圧力調整されたエアが供給される。この結果、この冷却領域A1に通風路114から開口する開口部113から、冷却用の空気が供給される。冷却用の空気には工場エアが用いられるが、必要に応じて冷却した空気を使用しても良い。なお、クランプ治具100によってリード部分Sgaが把持された状態の、剥離部分Sgi端部側を便宜的に溶接領域A2とする。
第2チャック治具120にも、第1チャック治具110と同様に、凹み121とガイド122が設けられ、開口部123および通風路124も設けられている。第1チャック治具110と第2チャック治具120とには、図示しない移動機構が備えられており、お互いに近接離間可能に構成されている。このような第1チャック治具110と第2チャック治具120とで剥離部分Sgiをクランプし、溶接電極130を用いて剥離部分Sgiを溶接する。
リード部分Sgaの剥離部分Sgiを溶接するにあたり、クランプ治具100で剥離部分Sgiを把持することで、クランプ治具100が電極となり、TIG溶接が可能となる。この際に、第1チャック治具110と第2チャック治具120により、冷却領域A1と溶接領域A2とが隔てられる。そして、冷却領域A1側で開口している開口部113及び開口部123から圧縮空気を供給するので、冷却領域A1側に配置されるリード部分Sga及び剥離部分Sgiがエアによって冷却される。
シールドガスノズル134の中央に配置されるのがタングステン電極133であり、シールドガスノズル134からはアルゴンやヘリウムなどを用いたシールドガス132が噴射される。タングステン電極133と剥離部分Sgiとの間にはアーク131が形成されて、隣り合う剥離部分Sgi同士が溶接され、溶接玉Sgfが形成される。その結果、リード部分Sgaは図8に示したような溶接玉Sgfが固定子10の端部に放射状に並ぶこととなる。
第1実施形態の固定子10は上記に説明したような構成で製造されるので、上記の製造方法によって以下に説明されるような作用及び効果を奏する。
まず、固定子10のコイルエンドの延長を抑えられることが、効果として挙げられる。これは、セグメントSgを固定子コア20に挿入し、セグメントSgのリード部分Sgaの端部を溶接してセグメントコイルSCを形成する、固定子製造方法において、固定子コア20に挿入されたセグメントSgのリード部分Sgaのうち剥離された剥離部分Sgiを、固定子コア20の径方向に伸びるクランプ治具100によって把持し、剥離部分Sgi同士を溶接する際に、クランプ治具100にて剥離部分Sgiの端部が配置される側の溶接領域と固定子コア20が配置される側の冷却領域A1とを隔て、クランプ治具100に備えられる冷却手段となる通風路114(通風路124)によって、冷却領域側のリード部分Sgaに対して気体を吹き付けることで、リード部分Sgaを冷却する。
リード部分Sgaの先端に形成された剥離部分SgiをTIG溶接して溶接玉Sgfを形成する場合、溶接中に図11に示す溶接熱hが剥離部分Sgiから伝わる。図12に、説明の為に用意した、リード部分Sgaの先端部分に関する比較図を示す。(a)に、冷却を行わなかった場合のリード部分Sgaの様子を側面図に示し、(b)に、軸長を延長したリード部分Sgaの様子を側面図に示している。便宜的に、リード部分Sgaの絶縁被覆が剥離されていない部分を未剥離部Sgjとしている。この場合、剥離部分Sgiが所定の剥離長さx1でその周囲に形成された絶縁被覆ごと剥離されており、未剥離部Sgjでは隣り合うリード部分Sgaとの絶縁性を確保するための絶縁被覆が施されている。
この図12(a)に示されるリード部分Sgaの先端に形成される剥離部分Sgiを溶接した結果、未剥離部Sgjは400℃以上になることが、出願人の実験によって確認されている。未剥離部Sgjに設けられている絶縁被覆部分は、エナメル等が用いられており、400℃以上になると絶縁被覆の絶縁性を損なう結果となる。よって、図12(a)に示される様に、溶接熱hの影響によって、絶縁被覆が熱ダメージを負った熱影響部Dpが形成される。熱影響部Dpでは、正常な部分と比べて絶縁性が著しく低下しており、隣り合うリード部分Sgaとの絶縁を確保できず、短絡するなどの問題がある。
この対策として、図12(b)に示すように図12(a)の熱影響部Dpのある熱影響長さx3だけ剥離部分Sgiを延長する方法が考えられる。この結果、図12(b)では熱影響部Dpは形成されていない。しかし、剥離長さx2は、熱影響長さx3分リード部分Sgaが延長された結果となっているので、当然、固定子10のコイルエンドの延長を招く結果となる。
しかし、第1実施形態の固定子10の製造方法では、クランプ治具100に冷却手段として開口部113(開口部123)及び通風路114(通風路124)を設けている。そして、この通風路114(通風路124)より、冷却用のエアを吹き付けることで、リード部分Sgaを強制的に冷却する。用いているのは工場エアだが、所定の圧力でリード部分Sgaにエアを吹き付ければ、十分な冷却効果が得られる。出願人は、この方法によってリード部分Sgaの冷却を行い、未剥離部Sgjの絶縁被覆部の温度が300℃程度に下がることを確認している。第1実施形態の未剥離部Sgjに用いている絶縁被覆のガラス転移温度は350℃程度であり、冷却手段による冷却によって未剥離部Sgjの温度を絶縁被覆がダメージを受ける温度以下に下げられたことを意味する。つまり、剥離部分Sgiの先端より未剥離部Sgjに伝わる熱が抑えられ、未剥離部Sgjの絶縁被覆に熱影響部Dpの発生を抑制する事が可能になる。
また、クランプ治具100は、第1チャック治具110及び第2チャック治具120の形状によって、剥離部分Sgiとクランプ治具100との間に冷却領域A1を形成する。第1チャック治具110及び第2チャック治具120の形状は、図10に示すように、剥離部分Sgiの呼び込みができる様にガイド112(ガイド122)を備えている。したがって、完全に冷却領域A1と溶接領域A2を分離はできないが、開口部113又は開口部123より供給されるエアをある程度遮断可能である。このため、溶接電極130によって、剥離部分Sgiを溶接中にエアを供給しても、シールドガス132への影響を抑えることができる。なお、エアの供給方法に関しては、溶接中を避けて噴出する、溶接中のエア圧を下げるなどの手法を採ることを妨げない。
また、クランプ治具100の第1チャック治具110及び第2チャック治具120にそれぞれ通風路114及び通風路124が設けられ、冷却用のエアが流通される事で、クランプ治具100自身の冷却にも効果がある。第1チャック治具110及び第2チャック治具120が冷却されることで、クランプ治具100の保護に繋がると共に、リード部分Sgaをチャックする部分からの熱伝達を促進することになる。よって、リード部分Sgaの冷却に効果がある。
次に、本発明の第2の実施形態について説明を行う。なお、第1実施形態と第2実施形態の構成はほぼ同じであるが、開口部113及び通風路114、開口部123及び開口部123の構成が若干異なるので、以下に説明する。
図13に、第2実施形態の、クランプ治具でクランプしたリード部分の様子を断面図に示す。クランプ治具100の第1チャック治具110及び第2チャック治具120には、第1実施形態と同様に冷却手段として通風路が設けられている。ただし、第1チャック治具110に設けられる通風路114は、斜めに形成されて開口部113から噴出されるエアが図示しない固定子コア20の端面側に向かうよう構成されている。第2チャック治具120にも、同様にして通風路124が斜めに形成されて開口部123が図面下側、即ち固定子コア20の端面側に向くようにされている。この通風路114及び通風路124の角度を適切に設定することで、冷却効果を得つつ溶接品質に悪影響を与えない状態を得ることができる。
このように、第2実施形態の固定子10の製造方法によって、第1実施形態の場合と比べ、より溶接工程において溶接玉Sgfの形成に影響を与えにくくすることが可能となる。これは、クランプ治具100の構造上、前述したように冷却領域A1と溶接領域A2とを完全に分離することが難しいためである。よって、開口部113及び通風路114、開口部123及び通風路124を工夫し、エアの流れを制御してやれば、溶接領域A2側に流れ出るエアの量がより少なく抑えることが可能となる。その結果、溶接品質の向上を図ることが可能となる。
以上、本実施形態に則して発明を説明したが、この発明は前記実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で構成の一部を適宜変更することにより実施することもできる。例えば、固定子コア20のスロット12に挿入されるスロット内導線部Sgbの数は8本で説明しているが、これを増減することを妨げない。また、図6で示す組み立て加工工程のフローも、適宜変更することを妨げない。また、クランプ治具100の形状についても、第1リード部分Sga1乃至第8リード部分Sga8を一度にクランプするだけでなく、更に多数のリード部分Sgaをクランプし、一度に溶接する手法を採ることを妨げない。
また、通風路114及び通風路124よりエアを供給するタイミングや、冷却に使用する流体を空気以外のものに変更することを妨げない。例えば、シールドガスと同じ成分の流体を使用しても良いし、その他の不活性ガスを使用しても良い。また、第1実施形態及び第2実施形態には、クランプ治具100の内部に穴を空けて流路を形成しているが、別途配管を引き回して流路を形成することを妨げない。例えば、金属製の細管やノズルに接続するチューブなどを用いても良い。
10 固定子
11 ティース
12 スロット
20 固定子コア
100 クランプ治具
110 第1チャック治具
111、121 凹み
112、122 ガイド
113、123 開口部
114、124 通風路
120 第2チャック治具
130 溶接電極
132 シールドガス
133 タングステン電極
134 シールドガスノズル
A1 冷却領域
A2 溶接領域
Sg セグメント
Sga リード部分
Sgb スロット内導線部
Sgf 溶接玉
Sgi 剥離部分
Sgj 未剥離部

Claims (4)

  1. コイルセグメントを固定子コアに挿入し、前記コイルセグメントのセグメント端部を溶接してコイルを形成する、固定子製造方法において、
    前記固定子コアに挿入された前記コイルセグメントの前記セグメント端部のうち絶縁被覆が剥離された剥離部を、前記固定子コアの径方向に伸びるクランプ治具によって把持し、
    前記セグメント端部同士を溶接する際に、前記クランプ治具にて前記剥離部の端部が配置される側の溶接領域と前記固定子コアが配置される側の冷却領域とを隔て、前記冷却領域側に配置される冷却手段によって、前記冷却領域側の前記セグメント端部に対して気体を吹き付けることで、前記セグメント端部を冷却すること、
    を特徴とする固定子製造方法。
  2. 請求項1に記載の固定子製造方法において、
    前記冷却手段として、前記クランプ治具に前記気体を通す為の通風路が、前記セグメント端部に向けて開口して設けられ、
    前記通風路の開口部は、前記通風路より前記固定子コアの端面に向かって前記気体が流れる様に、前記固定子コアの端面側に傾いて形成されていること、
    を特徴とする固定子製造方法。
  3. 固定子コアに挿入されたコイルセグメントのセグメント端部を溶接することで、固定子を製造する固定子製造装置において、
    前記コイルセグメントのセグメント端部のうち絶縁被覆が剥離された剥離部を把持し、前記固定子コアの径方向に伸びたクランプ治具と、
    前記セグメント端部に対して冷却用の気体を吹き付ける冷却手段と、を備え、
    前記クランプ治具は、前記剥離部をクランプすることで、前記固定子コアの端面側と前記剥離部の端部側とを冷却領域と溶接領域とに隔て、
    前記冷却手段は、前記冷却領域側に配置されていること、
    を特徴とする固定子製造装置。
  4. 請求項3に記載の固定子製造装置において、
    前記冷却手段は、前記気体を通す為に前記クランプ治具に設けられた通風路と、その開口部よりなり、前記通風路の前記開口部は前記セグメント端部に向けて開口し、前記通風路より前記固定子コアの端面に向かって前記気体が流れる様に、前記固定子コアの端面側に傾いて形成されていること、
    を特徴とする固定子製造装置。
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