JP2014106156A - 磁気センサ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】磁気センサ自体が発する磁界がセンサ外にある導電体に影響を及ぼすことに起因する誤検出を防止できる磁気センサ装置を提供すること。
【解決手段】磁気センサ装置10では、試料配置空間40を挟み、励磁コイル20および検出コイル30が対向して配置されている。励磁コイル20および検出コイル30を備える磁気センサ素子12は、センサケース11に収納されている。センサケース11は非磁性の導電性金属からなる外ケース17を備えている。外ケース17は、励磁コイル20の周囲における検出コイル30に対向する側、および、検出コイル30の周囲における励磁コイル20に対向する側を除き、励磁コイル20および検出コイル30の周囲を全て覆っている。また、外ケース17の内側面には、磁性金属からなる磁気シールド部18が設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、検査対象試料に混在している金属材料や検査対象試料に付加されている金属材料を磁気的に検出する磁気センサ装置に関するものである。
検査対象試料に含まれる金属異物を磁気的に検出する装置として、検査対象試料を連続的に搬送する搬送路を備え、搬送路に沿って帯磁ユニットを配置し、帯磁ユニットの下流側に2つの磁気センサを配置し、2つの磁気センサの出力信号の差分に基づき、金属異物を検出する装置(特許文献1参照)が提案されている。特許文献1に記載の装置では、金属異物を予め帯磁ユニットで磁化させることにより、比較的微小な金属異物の検出を可能にしている。また、2つの磁気センサの出力信号の差分を演算することにより、周辺機器ノイズなどの外乱磁界の影響を排除している。
特開2009−257989号公報
ここで、励磁コイルにより磁界を発生させ、その磁界を検出コイルによって検出する磁気センサでは、磁気センサ自体が発する磁界(励磁コイルおよび検出コイルによる磁界)がセンサの外部まで広がっている。センサの外部に広がる磁界内に検査対象試料以外の導電体があり、それが振動など含む何らかの動きをする場合、この導電体による磁界の変化までも検出されてしまい、誤検出が起こるおそれがあった。特許文献1に記載の装置では、外乱磁界の影響については排除できるものの、このような磁気センサ自体の磁界に起因するセンサ外の導電体の誤検出を防止できないという問題点があった。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、磁気センサ自体が発する磁界がセンサ外にある導電体に影響を及ぼすことに起因する誤検出を防止できる磁気センサ装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の磁気センサ装置は、
励磁コイルと、
当該励磁コイルに対向しており、当該励磁コイルが発生させる交流磁界を検出する検出コイルと、
当該検出コイルと前記励磁コイルとの間に設けられた試料配置空間と、
前記検出コイルの周囲における前記励磁コイルに対向する側、および、前記励磁コイルの周囲における前記検出コイルに対向する側を除く前記検出コイルおよび前記励磁コイルの周囲を全て覆うケース部材とを有し、
当該ケース部材は、非磁性の導電性金属からなることを特徴とする。
本発明では、このように、検出コイルおよび励磁コイルが試料配置空間を挟んで対向しており、各コイルから試料配置空間へ向かう側を除くコイル周囲空間を全て覆うようにケース部材(非磁性の導電性金属)を配置している。このようにすると、検出コイルおよび励磁コイルから外部へ広がる磁界により、ケース部材(非磁性の導電性金属)に渦電流が発生して、検出コイルおよび励磁コイルによる磁界とは逆の磁界が発生する。これにより、元の磁界がキャンセルされるため、試料配置空間の磁界には影響を及ぼすことなく、検出コイルおよび励磁コイルによる磁界の外部への広がりを防止できる。よって、試料配置空間の外部にある導電体(検査対象試料以外の導電体)に起因する誤検出を防止できる。
本発明において、前記ケース部材の内側と外側のいずれか一方、あるいは両方に配置された磁性部材からなる磁気シールド部を有することが望ましい。磁性部材は磁気を通しやすいため、外乱磁場が存在するとき、外乱磁場は磁気シールド部を構成している磁性部材を通過する。従って、磁気シールド部に覆われた内部空間に外乱磁界の影響が及ぶのを防止できる。よって、外乱磁界による誤検出を防止できる。また、磁気シールド部は、外部からの電磁ノイズによる誤検出や誤作動を防止できる電磁ノイズ対策部品(EMC)として有効に機能する。
ここで、前記ケース部材として、前記検出コイルに対して前記励磁コイルとは反対の側に配置された第1側面と、前記励磁コイルに対して前記検出コイルとは反対の側に配置された第2側面と、前記第1側面の一方の側端と前記第2側面の一方の側端とを接続する第3側面と、前記第1側面の他方の側端と前記第2側面の他方の側端とを接続する第4側面と、前記第1側面、前記第2側面、前記第3側面、前記第4側面からなるケース側面部の上端開口を塞いでおり、前記検出コイルおよび前記励磁コイルの上方を覆う上面と、前記ケース側面部の下端開口を塞いでおり、前記検出コイルおよび前記励磁コイルの下方を覆う底面と、を備える直方体形状の筐体を用いることができる。そして、前記上面および前記底面は、前記試料配置空間に対応する部位に形成された開口を備えている。このような形状により、検出コイルおよび励磁コイルから試料配置空間へ向かう側を除くコイル周囲空間を全て覆うことができる。
また、本発明において、前記励磁コイルおよび前記検出コイルが対向している範囲から、前記励磁コイルおよび前記検出コイルが対向している方向と直交する方向に外れた位置に配置された磁束通過部を有し、当該磁束通過部は、非磁性の導電性金属からなることが望ましい。このようにすると、励磁コイルと検出コイルから試料配置空間の外部に向かう漏れ磁束が磁束通過部を通るように誘導される。従って、試料配置空間を通る磁束が外部へ漏れるのを低減させることができる。
このとき、前記励磁コイルが取り付けられる励磁コイル用コアと、前記検出コイルが取り付けられる検出コイル用コアと、前記励磁コイル用コアに前記励磁コイルを取り付けると共に前記検出コイル用コアに前記検出コイルを取り付けて構成した磁気センサ素子を封止する樹脂封止部とを有し、当該樹脂封止部は、前記磁気センサ素子を封止した樹脂ブロック体を構成しており、当該樹脂ブロック体は、前記磁束通過部を介して、前記ケース部材に取り付けられていることが望ましい。このように、コイルおよびコア体を樹脂で封止することにより、湿度、振動等による不具合を軽減させ、信頼性および耐久性を向上させることができる。また、磁束通過部を磁気センサ素子を固定するための取付部材として兼用できるため、構成部材を少なくすることができる。
また、前記励磁コイル用コアと前記検出コイル用コアとは磁気的に結合していることが望ましい。このようにすると、漏れ磁束を低減でき、感度を高めることができる。
本発明において、前記励磁コイル用コアおよび前記検出コイル用コアは、前記試料配置空間を囲む枠状のコア体に設けられ、当該コア体は板状であり、当該コア体とその表面側に配置された前記ケース部材の部位との距離と、前記コア体とその裏面側に配置された前記ケース部材の部位との距離が等しいことが望ましい。このようにすると、コア体の表側と裏側の磁界を対称にすることができ、試料配置空間を通る検査対象試料に対する感度を高めることができる。
また、本発明において、前記試料配置空間に検査対象試料を搬送する搬送機構を有していることが望ましい。このようにすると、検査対象試料を自動的に搬送できる。
本発明によれば、検出コイルおよび励磁コイルから外部へ広がる磁界により、ケース部材(非磁性の導電性金属)に渦電流が発生して、検出コイルおよび励磁コイルによる磁界とは逆の磁界が発生する。これにより、元の磁界がキャンセルされるため、試料配置空間の磁界には影響を及ぼすことなく、検出コイルおよび励磁コイルによる磁界の外部への広がりを防止できる。よって、試料配置空間の外部にある導電体(検査対象試料以外の導電体)に起因する誤検出を防止できる。
本発明の実施形態に係る磁気センサ装置を備えた検査機器の説明図である。 磁気センサ装置を模式的に示す説明図(正面図および断面図)である。 磁気センサ装置を模式的に示す分解斜視図である。 磁気センサ素子の説明図である。 磁気センサ素子における測定原理を示す説明図である。 センサケースの分解斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、励磁コイルと検出コイルとが対向している方向をZ軸方向とし、Z軸方向に直交する方向をX軸方向とし、X軸方向およびZ軸方向に直交する方向をY軸方向として説明する。また、Z軸方向は検査対象試料の厚さ方向に相当し、X軸方向は検査対象試料の幅方向に相当し、Y軸方向は検査対象試料の搬送方向に相当する。
(検査装置の全体構成)
図1は、本発明の実施形態に係る磁気センサ装置を備えた検査機器の説明図である。図1において、銀行等に設置されているATM装置1(現金自動預け払い機; Automatic Teller Machine)においては、投入された1枚乃至複数枚の紙幣2(検査対象試料)にクリップやホッチキスの針等の金属異物Sが混在していないか磁気的に検査する磁気センサ装置10が搭載されている。磁気センサ装置10には、投入口3から磁気センサ装置10の試料配置空間40まで紙幣2をY軸方向に搬送するベルト式搬送機構4と、磁気センサ装置10の試料配置空間40から紙幣識別機(図示せず)まで紙幣2をY軸方向に搬送するベルト式搬送機構5とが設けられている。
(磁気センサ装置)
図2は、磁気センサ装置10を模式的に示す説明図であり、図2(a)は磁気センサ装置の正面図、図2(b)は図2(a)のA−A断面図である。また、図3は磁気センサ装置を模式的に示す分解斜視図である。図2、図3に示すように、磁気センサ装置10は、概略直方体状のセンサケース11と、センサケース11の内部に構成された磁気センサ素子12と、センサケース11の内部に配置され、磁気センサ素子12に対して電気的に接続された回路基板13と、磁気センサ素子12を封止する樹脂封止部14とを有している。樹脂封止部14は、予め成形されてセンサケース11内に配置される樹脂フレーム14aと、樹脂フレーム14a上に配置された磁気センサ素子12を覆うように充填される充填樹脂部14bから構成されている。なお、図2(a)において回路基板13は図示を省略している。また、図3において、充填樹脂部14bは図示を省略している。センサケース11内には、樹脂封止部14(樹脂フレーム14aおよび充填樹脂部14b)により、磁気センサ素子12が封止された樹脂ブロック体15が構成されている。
樹脂フレーム14aの上面には、磁気センサ素子12の外形に対応した矩形状の凹部14cが形成されている。凹部14cの底面の内周部には、凹部14cの底面よりも一段凹んだ内側凹部14dが形成されている。凹部14cの外周側には外側枠部14eが設けられ、内側凹部14dの内周側には内側枠部14fが設けられている。そして、内側枠部14fの内側には、樹脂フレーム14aをY軸方向に貫通する貫通部14gが設けられている。貫通部14gは、X軸方向に長い横長の形状をしている。充填樹脂部14bは、凹部14cおよび内側凹部14dに充填されており、磁気センサ素子12の端子ピン12aの先端以外の部位を全て覆っている。充填樹脂部14bの表面に回路基板13が配置され、充填樹脂部14bから突出した端子ピン12aに回路基板13が接続されている。
樹脂フレーム14aの貫通部14gにおけるX軸方向の中央の領域は、センサケース11内に配置されたとき、試料配置空間40を規定するように構成されている。一方、貫通部14gのX軸方向の一端側X1には、試料配置空間40よりもZ軸方向の幅が広い第1取付部16Aが設けられている。また、貫通部14gのX軸方向の他端側X2には、試料配置空間40よりもZ軸方向の幅が広い第2取付部16Bが設けられている。第1、第2取付部16A、16Bは、励磁コイル20および検出コイル30が対向している範囲からX軸方向に外れた位置に設けられている。樹脂ブロック体15は、後述するように、第1、第2取付部16A、16Bを介して、センサケース11に設けられた磁束通過部19A、19Bに取り付けられる。
(磁気センサ素子)
図4は、磁気センサ素子12の説明図であり、図4(a)は磁気センサ素子12の正面図、図4(b)は検出コイルのZ軸方向から見た平面図、図4(c)は励磁コイルのZ軸方向から見た平面図である。図2〜図4に示すように、磁気センサ素子12は、試料配置空間40に対してZ軸方向の一方側Z1に配置された励磁コイル20と、試料配置空間40に対してZ軸方向の他方側Z2に配置された複数の検出コイル30と、励磁コイル20および検出コイル30が巻回されたコア体60とを備えている。複数の検出コイル30は、励磁コイル20に対してZ軸方向で対向している。
コア体60は、Y軸方向に厚さ方向を向けた板状の磁性体である。図4(a)に示すように、コア体60は、試料配置空間40に対してZ軸方向の一方側Z2においてX軸方向に延在する枠部61と、試料配置空間40に対してZ軸方向の他方側Z1においてX軸方向に延在する枠部62と、枠部61、62のX軸方向の一方側X1の端部同士を繋げる枠部63と、枠部61、62のX軸方向の他方側X2の端部同士を繋げる枠部64とを備えた矩形枠状を有している。コア体60の外形は、枠部61、62を長辺とし、枠部63、64を短辺とする長方形である。
ここで、枠部61において、枠部62に対向する縁には、枠部62に向けて突出する突極状の検出コイル用コア65がX軸方向に一定ピッチで複数形成されている。一方、枠部62において、枠部61に対向する縁には、枠部61に向けて突出する1つの突極状の励磁コイル用コア66が形成されている。励磁コイル用コア66には励磁コイル20が巻回されている。また、複数の検出コイル用コア65毎に検出コイル30が巻回されている。複数の検出コイル30は、X軸方向に直線的に配列されており、励磁コイル20に対して試料配置空間40とは反対側(Z軸方向の他方側Z1)に配置されている。励磁コイル20は駆動回路(図示せず)によって駆動されて交流磁界を発生させ、検出コイル30は、励磁コイル20が発生させる交流磁界を検出する。
このように、励磁コイル用コア66と検出コイル用コア65は、一体のコア体60に形成され、磁気的に結合しているため、漏れ磁束を低減することができる。従って、高い感度を得ることができるとともに、漏れ磁束が隣り合う検出コイル30に影響を及ぼしにくいので、分解能が高い。なお、励磁コイル用コア66を構成する磁性体と検出コイル用コア65を構成する磁性体とを近接して配置することにより、両コアが磁気的に結合している構成であってもよい。
励磁コイル20は、試料配置空間40の幅方向(X軸方向)における寸法がY軸方向の寸法より大の矩形形状である。励磁コイル20のX軸方向における寸法は、試料配置空間40の幅方向(X軸方向)の寸法よりわずかに大である。また、検出コイル30は、X軸方向における寸法がY軸方向における寸法と略等しい矩形形状を有している。検出コイル30のY軸方向における寸法は、励磁コイル20のY軸方向における寸法と略等しく、検出コイル30のX軸方向における寸法は、励磁コイル20のX軸方向における寸法よりかなり小である。本形態では、検出コイル30をX軸方向に10個配列させたときの長さ寸法が試料配置空間40と同一である。言い換えれば、検出コイル30が配列されている範囲によって試料配置空間40が規定されている。
図5は磁気センサ素子12における測定原理を示す説明図であり、図5(a)は、金属異物が存在しない状態の説明図、図5(b)は金属異物が存在する状態の説明図である。図5(a)に示すように、磁気センサ装置10において、駆動回路(図示せず)によって励磁コイル20に交流が供給されると、検出コイル30は、励磁コイル20によって発生した磁界を検出する。その際、紙幣2に金属異物Sが混入していなければ、磁力線Lは、図5(a)に示すように、接線の方向が励磁コイル20による磁場の方向に一致するようなラインを描く。これに対して、図5(b)に示すように、紙幣2に金属異物Sが混入している場合、金属異物Sから離間した位置では、磁力線Lは、接線の方向が励磁コイル20による磁場の方向に一致するようなラインを描くが、金属異物S付近では、磁力線L0が歪んで、励磁コイル20による磁場の方向と一致しないラインを描く。従って、複数の検出コイル30のうち、金属異物S付近に位置する検出コイル30での検出結果が変化する。例えば、金属異物Sが磁性材料からなる場合、透磁率が高まるので、複数の検出コイル30のうち、金属異物S付近に位置する検出コイル30からの出力レベルが上昇する。これに対して、例えば、金属異物Sが非磁性材料からなる場合、渦電流の影響で金属異物S付近に位置する検出コイル30からの出力レベルが低下する。このため、磁気センサ装置10の検査回路(図示せず)は、紙幣2に金属異物Sが混入していることを検出できる。
図1に示すATM装置1では、磁気センサ装置10が紙幣2に金属異物Sが混入していないことを検出した場合、ベルト式搬送機構5は、今回投入された紙幣2を後段の紙幣識別部に搬送する。これに対して、磁気センサ装置10が紙幣2に金属異物Sが混入していることを検出した場合、ベルト式搬送機構5は、今回投入された紙幣2を後段の紙幣識別部に搬送せず、ベルト式搬送機構4が、今回投入された紙幣2を投入口3に戻す。従って、紙幣識別部にはクリップ等の金属異物Sが搬送されることがなく、紙幣識別部に金属異物Sが原因の不具合が発生することがない。
(センサケース)
図2、図3に示すように、センサケース11は、磁気センサ素子12が封止された樹脂ブロック体15よりも一回り大きい概略直方体状のケース部材(以下、外ケース17という)と、外ケース17の内側表面に配置された磁気シールド部18を備えている。外ケース17は、アルミ等の非磁性の導電性金属から形成されている。なお、アルミに代えて、亜鉛、真鍮、SUSなどの素材を用いることもできる。一方、磁気シールド部18は、パーマロイ、Si鋼板、SPCCなどの磁性金属から形成されている。磁気シールド部18を構成する磁性金属材の板厚は、シールド効果を高めるという観点からは厚いことが望ましい。
外ケース17は直方体形状の筺体であり、下ケース51および上ケース52を備えている。下ケース51は、Y軸方向の一端側Y2の面を構成している底面53と、X軸方向の一方側X1および他方側X2の面を構成している側面54、55(第3、第4側面)と、Z軸方向の一方側Z1および他方側Z2の面を構成している側面56、57(第1、第2側面)を備えている。側面56は、励磁コイル20に対して検出コイル30とは反対の側に配置され、側面57は、検出コイル30に対して励磁コイル20とは反対の側に配置されている。また、側面54は、側面56、57のX軸方向の一端側X1の側端を接続しており、側面55は、側面56、57のX軸方向の他端側X2の側端を接続している。側面54〜57は、外ケース17の側面部(ケース側面部)を構成しており、底面53は、ケース側面部の下端開口を塞いでいる。
下ケース51において、底面53に対してY軸方向の反対側Y2の面は開口となっている。また、上ケース52は矩形板状であり、下ケース51の開口(ケース側面部の上端開口)を閉鎖するように取り付けられる。取り付け後の上ケース52は、外ケース17の上面を形成し、励磁コイル20および検出コイル30の上方(Y軸方向の一方側Y2)を覆っている。一方、励磁コイル20および検出コイル30の下方(Y軸方向の他方側Y1)は、下ケース51の底面53によって覆われている。そして、側面54〜57は、励磁コイル20および検出コイル30をX軸方向の両側X1、X2およびZ軸方向の両側Z1、Z2から覆っている。下ケース51および上ケース52には、試料配置空間40とY軸方向に重なる位置に開口52aおよび開口53aが形成されている。
外ケース17における試料配置空間40の幅方向(X軸方向)の一方側X1の位置には磁束通過部19Aが配置されている。また、他方側X2の位置には、磁束通過部19Bが配置されている。この磁束通過部19A、19Bは、試料配置空間40からX軸方向に外れた範囲、言い換えれば、検出コイル30と励磁コイル20が対向している範囲から側方(両コイルが対向しているZ軸方向と直交する方向であるX軸方向の一方側X1および他方側X2)に外れた位置に設けられている。磁束通過部19A、19Bは、下ケース51の底面53に取り付けられている。磁束通過部19A、19Bは、外ケース17と同様に、アルミ等の非磁性の導電性金属から形成されている。従って、磁束通過部19A、19Bを下ケース51と一体に形成することもできる。磁束通過部19A、19Bは、樹脂ブロック体15を外ケース17に取り付けるための取付部材として用いられる。
図6はセンサケース11の分解斜視図である。磁気シールド部18は、下ケース51の底面53の内側面に貼り付けられた底部シールド材71と、下ケース51の側面54、55、56、57の内側面に貼り付けられた側面部シールド材72、73、74、75を備えている。また、磁気シールド部18は、上ケース52の内側面に貼り付けられた蓋部シールド材76を備えている。底部シールド材71および蓋部シールド材76は、試料配置空間40およびその両側の磁束通過部19A、19Bに対応する部位に開口71a、76aが設けられている。
(磁気センサ装置の組立工程)
磁気センサ装置10の組立作業は、以下の(1)〜(4)の順で行われる。
(1)樹脂フレーム14aの凹部14cおよび内側凹部14d内に磁気センサ素子12を配置して位置決めする。このとき、コア体60の枠部61、62、63、64を凹部14cの底面に当接させる。位置決め後、凹部14cおよび内側凹部14d内に樹脂を充填し、磁気センサ素子12の端子ピン12a以外の部位を全て樹脂で覆い、固化させる。これにより、樹脂ブロック体15が構成される。
(2)次に、回路基板13を充填樹脂部14bの表面に配置し、端子ピン12aと回路基板13との接続作業を行う。
(3)続いて、下ケース51の内側面に底部シールド材71および側面部シールド材72、73、74、75を貼り付けて、その内部に樹脂ブロック体15および回路基板13を装着する。このとき、下ケース51の底面53から突出している磁束通過部19A、19Bを第1、第2取付部16A、16B内に装着して、樹脂ブロック体15を固定する。そして、回路基板13と外部接続用の配線あるいはコネクタ端子(図示省略)との接続作業を行う。
(4)最後に、蓋部シールド材76を貼り付けた上ケース52を、下ケース51の開口を封鎖するように取り付ける。
以上の工程(1)〜(4)により、試料配置空間40に面する部分を除き、磁気センサ素子12の周囲が外ケース17および磁気シールド部18によって完全に覆われた磁気センサ装置10が形成される。完成した磁気センサ装置10では、図2(b)に示すように、コア体60と下ケース51の底面53との間の距離L1と、コア体60と上ケース52との間の距離L2が等しくなっている。
(本形態の主な効果)
以上のように、本形態の磁気センサ装置10では、検出コイル30および励磁コイル20が試料配置空間40を挟んで対向しており、各コイルから試料配置空間40へ向かう側を除くコイル周囲空間を全て覆うように外ケース17(下ケース51および上ケース52からなる筐体)を配置している。具体的には、検出コイル30および励磁コイル20のY軸方向の一方側Y1を下ケース51の底面53で覆い、他方側Y1を上ケース52で覆っている。また、検出コイル30および励磁コイル20のX軸方向の一方側X1を下ケース51の側面54で覆い、他方側X2を下ケース51の側面55で覆っている。更に、励磁コイル20のZ軸方向の一方側Z1を下ケース51の側面56で覆い、検出コイル30のZ軸方向の他方側Z2を下ケース51の側面57で覆っている。このようにすると、外ケース17を形成している非磁性の導電性金属(本形態では、アルミ)に渦電流が発生して、検出コイル30および励磁コイル20による磁界とは逆の磁界が発生する。これにより、元の磁界がキャンセルされるため、試料配置空間40の磁界には影響を及ぼすことなく、検出コイル30および励磁コイル20による磁界の外部への広がりを防止できる。よって、試料配置空間40の外部にある導電体(検査対象試料以外の導電体)に起因する誤検出を防止できる。また、試料配置空間40から外れた範囲への磁界の広がりを防止できるため、検出分解能が向上する。
また、本形態では、外ケース17の内側面に磁性部材(本例では、パーマロイ)からなる磁気シールド部18が貼り付けられている。磁性部材は磁気を通しやすいため、外乱磁場が存在するとき、外乱磁場は磁気シールド部18を構成している磁性部材を通過する。従って、磁気シールド部18に覆われた内部空間に外乱磁界の影響が及ぶのを防止できる。よって、外乱磁界による誤検出を防止できる。また、磁気シールド部18は、外部からの電磁ノイズによる誤作動や誤検出を防止できる電磁ノイズ対策部品(EMC)として有効に機能する。
更に、本形態では、検出コイル30、励磁コイル20、およびコア体60を備える磁気センサ素子12を樹脂封止部14(樹脂フレーム14aおよび充填樹脂部14b)によって封止しているため、湿度、振動等による不具合を軽減させることができる。よって、磁気センサ装置10の信頼性および耐久性を向上させることができる。
そして、本形態では、磁気センサ素子12を封止した樹脂ブロック体15が磁束通過部19A、19Bを介して外ケース17に取り付けられているが、この磁束通過部19A、19Bは、外ケース17と同じく非磁性の導電性金属からなり、試料配置空間40の幅方向(X軸方向)の一方側X1および他方側X2に配置されている。このようにすると、励磁コイル20と検出コイル30から試料配置空間40の外部に向かう漏れ磁束が磁束通過部19A、19Bを通るように誘導される。従って、試料配置空間40を通る磁束が外部へ漏れるのを低減させることができる。よって、センサ感度を高めることができる。また、樹脂ブロック体15を取り付けるための取付部材と磁束を通す部材とを兼用できるため、構成部材を少なくすることができる。磁束通過部19A、19Bの必要寸法(X軸方向の厚さ)は、励磁コイル20の駆動周波数に基づいて決めることができる。例えば、励磁コイル20の駆動周波数が1MHzであれば0.1mm以上、5KHzであれば2mm以上であることが望ましい。このような寸法があれば、漏れ磁束を磁束通過部19A、19Bに誘導できる。
また、本形態では、コア体60と下ケース51の底面53との間の距離L1と、コア体60と上ケース52との間の距離L2が等しい。つまり、コア体60とその表面側に配置された外ケース17の部位である底面53との距離L1と、コア体60とその裏面側に配置された外ケース17の部位である上ケース52との距離L2が等しく、検出コイル30および励磁コイル20に対して対称となるようにセンサケース11が構成されている。このような構成にすれば、底面53側の磁界と上ケース52側の磁界を対称にすることができる。従って、試料配置空間40を通る紙幣2に対する感度を高めることができる。
(改変例)
(1)上記形態では、外ケース17の内側面に磁性部材(本例では、パーマロイ)からなる磁気シールド部18が貼り付けられているが、外ケース17の外側面に磁性部材からなる磁気シールド部18を貼り付けてもよい。あるいは、外ケース17の内側面と外側面の両方に磁性部材を貼り付けて、外ケース17の内外両面に磁気シールド部18を形成してもよい。また、磁気シールド部18を構成する磁性部材と外ケース17は、上記形態のように接触していてもよいし、磁性部材と外ケース17との間に隙間を設けても良い。
(2)上記形態では、外部への漏れ磁束を少なくするための磁束通過部19A、19Bが、樹脂ブロック体15を外ケース17内に固定するための取付部材として兼用されていたが、樹脂ブロック体15を他の方法で外ケース17内に固定してもよい。例えば、ネジ等により、外ケース17の底面に固定することもできる。この場合、磁束通過部19A、19Bに取付部材としての機能を持たせる必要がないので、磁束通過部19A、19Bの形状や位置、寸法をより自由に設定できる。また、上記形態では、磁束通過部19A、19Bを試料配置空間40の両側に設けていたが、片側のみに設けた構成にしてもよい。
(3)上記形態では、非磁性の導電性金属からなる外ケース17が直方体状の筐体であり、筐体の底面および側面を構成する下ケース51と、筐体の上面のみからなる上ケース52の2つの部材を組み立てて外ケース17を形成しているが、外ケース17を組み立てるための部材の形状はこのようなものに限定されるものではない。すなわち、筐体の底面、側面、上面をばらばらの部材にしてもよいし、複数の面を適宜一体化して1つの部材にしてもよい。また、外ケース17の形状自体も直方体に限定されるものではなく、検出コイル30および励磁コイル20から試料配置空間40へ向かう側を除く両コイルの周囲空間を全て覆うことができる形状であればよい。例えば、底面および上面の平面形状を楕円形や多角形にしても良い。
(4)上記形態では、外ケース17の内側面に、外ケース17とは別体の磁性部材(底部シールド材71、側面部シールド材72、73、74、75、蓋部シールド材76)を貼り付けて磁気シールド部18を組み立てているが、磁気シールド部18を構成する各磁性部材と、外ケース17の各面を構成する非磁性の導電性金属板とを予め一体化させた部品を用いても良い。
(5)上記形態では、長方形の枠状のコア体60を用いているが、他の形状のコア体を用いることもできる。例えば、励磁コイル用コア66を構成する磁性体と検出コイル用コア65を構成する磁性体とを別体にして、これらを近接して配置することにより磁気的に結合させる構成であってもよい。あるいは、これらを別の磁性体を介して一体の磁性体に形成する形態であっても良い。
(6)上記形態では、試料配置空間40に対してZ軸方向の一方側Z1に励磁コイル20を配置し、他方側Z2に検出コイル30を配置しているが、試料配置空間40に対してZ軸方向の一方側Z1に第1励磁コイルおよび第1検出コイルを配置し、他方側Z2に第2励磁コイルおよび第2検出コイルを配置してもよい。この場合には、上記形態のような励磁コイル用コア66および検出コイル用コア65に代えて、先端に検出用コイルが巻かれる突極が形成され、この突極の根元部分に励磁コイルを巻くことのできる形状のコアを用いればよい。このように、2組の検出コイルおよび励磁コイルを備えていると、試料配置空間40において検査対象試料が励磁コイルや検出コイルからいずれの距離の位置にあっても、同等の感度で検出できる。
1…ATM装置
2…紙幣(検査対象試料)
3…投入口
4…ベルト式搬送機構
5…ベルト式搬送機構
10…磁気センサ装置
11…センサケース
12…磁気センサ素子
12a…端子ピン
13…回路基板
14…樹脂封止部
14a…樹脂フレーム
14b…充填樹脂部
14c…凹部
14d…内側凹部
14e…外側枠部
14f…内側枠部
14g…貫通部
15…樹脂ブロック体
16A、16B…第1、第2取付部
17…外ケース(ケース体)
18…磁気シールド部
19A、19B…磁束通過部
20…励磁コイル
30…検出コイル
40…試料配置空間
51…下ケース
51a…開口
52…上ケース(上面)
52a…開口
53…底面
54…側面(第3側面)
55…側面(第4側面)
56…側面(第1側面)
57…側面(第2側面)
60…コア体
61〜64…枠部
65…検出コイル用コア
66…励磁コイル用コア
71…底部シールド材
71a…開口
72〜75…側面部シールド材
76…蓋部シールド材
76a…開口
L、L0…磁力線
L1、L2…距離
S…金属異物

Claims (8)

  1. 励磁コイルと、
    当該励磁コイルに対向しており、当該励磁コイルが発生させる交流磁界を検出する検出コイルと、
    当該検出コイルと前記励磁コイルとの間に設けられた試料配置空間と、
    前記検出コイルの周囲における前記励磁コイルに対向する側、および、前記励磁コイルの周囲における前記検出コイルに対向する側を除く前記検出コイルおよび前記励磁コイルの周囲を全て覆うケース部材とを有し、
    当該ケース部材は、非磁性の導電性金属からなることを特徴とする磁気センサ装置。
  2. 前記ケース部材の内側と外側のいずれか一方、あるいは両方に配置された磁性部材からなる磁気シールド部を有することを特徴とする請求項1に記載の磁気センサ装置。
  3. 前記ケース部材は、
    前記励磁コイルに対して前記検出コイルとは反対の側に配置された第1側面と、
    前記検出コイルに対して前記励磁コイルとは反対の側に配置された第2側面と、
    前記第1側面の一方の側端と前記第2側面の一方の側端とを接続する第3側面と、
    前記第1側面の他方の側端と前記第2側面の他方の側端とを接続する第4側面と、
    前記第1側面、前記第2側面、前記第3側面、前記第4側面からなるケース側面部の上端開口を塞いでおり、前記検出コイルおよび前記励磁コイルの上方を覆う上面と、
    前記ケース側面部の下端開口を塞いでおり、前記検出コイルおよび前記励磁コイルの下方を覆う底面と、を備え、
    前記上面および前記底面は、前記試料配置空間に対応する部位に形成された開口を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の磁気センサ装置。
  4. 前記励磁コイルおよび前記検出コイルが対向している範囲から、前記励磁コイルおよび前記検出コイルが対向している方向と直交する方向に外れた位置に配置された磁束通過部を有し、
    当該磁束通過部は、非磁性の導電性金属からなることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の磁気センサ装置。
  5. 前記励磁コイルが取り付けられる励磁コイル用コアと、
    前記検出コイルが取り付けられる検出コイル用コアと、
    前記励磁コイル用コアに前記励磁コイルを取り付けると共に前記検出コイル用コアに前記検出コイルを取り付けて構成した磁気センサ素子を封止する樹脂封止部とを有し、
    当該樹脂封止部は、前記磁気センサ素子を封止した樹脂ブロック体を構成しており、
    当該樹脂ブロック体は、前記磁束通過部を介して、前記ケース部材に取り付けられていることを特徴とする請求項4に記載の磁気センサ装置。
  6. 前記励磁コイル用コアと前記検出コイル用コアとは磁気的に結合していることを特徴とする請求項5に記載の磁気センサ装置。
  7. 前記励磁コイル用コアおよび前記検出コイル用コアは、前記試料配置空間を囲む枠状のコア体に設けられ、
    当該コア体は板状であり、
    当該コア体とその表面側に配置された前記ケース部材の部位との距離と、前記コア体とその裏面側に配置された前記ケース部材の部位との距離が等しいことを特徴とする請求項5または6に記載の磁気センサ装置。
  8. 前記試料配置空間に検査対象試料を搬送する搬送機構を有していることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の磁気センサ装置。


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