JP2014010118A - 磁気センサ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】磁性の金属材および非磁性の金属材のいずれであっても確実に検出することのできる磁気センサ装置を提供すること。
【解決手段】磁気センサ装置1では、第1センサ部10および第2センサ部20において、第1磁界印加部11および第2磁界印加部21が紙幣2等の検査対象試料に磁界を印加した後、第1磁束検出部12および第2磁束検出部22が、バイアス磁界を印加した状態における磁束を検出する。このため、磁性の金属異物Sを検出することができる。また、渦電流に起因する磁束の減少も検出することができるので、非磁性の金属異物Sも検出することができる。さらに、紙幣2の厚さ方向の一方側および他方側に第1センサ部10および第2センサ部20が配置されているため、第1センサ部10および第2センサ部20の間のいずれの位置に金属異物Sが位置する場合でも金属異物Sの有無を確実に検出することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、検査対象試料に混在している金属材や検査対象試料に付加されている金属材を磁気的に検出する磁気センサ装置に関するものである。
検査対象試料に混在している金属材や検査対象試料に付加されている金属材を磁気的に検出する装置として、磁化した金属材を検出する装置が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。一方、検査対象試料の両側に配置した2つの感応部の各々に主コイルおよび副コイルを配置し、副コイルに惹起された信号に基づいて、金属材を検出する装置が提案されている(例えば、特許文献3参照)。かかる装置の場合、主コイルに供給する周波数を最適化すれば、磁性の金属材および非磁性の金属材の双方を検出することができる。
特開平11−118766号公報 特開2008−101912号公報 特開2011−58830号公報
しかしながら、特許文献1、2に記載の装置では、非磁性の金属材については検出できない。また、特許文献3に記載の装置においては、主コイルに供給する周波数を最適化しても、検査対象試料の外形等の影響によって、透過率に起因する磁束の増加と、渦電流に起因する磁束の減少とが釣り合った場合、金属材の検出が困難となるという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、磁性の金属材および非磁性の金属材のいずれであっても確実に検出することのできる磁気センサ装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る磁気センサ装置は、移動路を移動する検査対象試料の厚さ方向の一方側から磁界を印加する第1磁界印加部、および前記一方側において、当該磁界を印加した後の前記検査対象試料に第1バイアス磁界を印加した状態における磁束を検出する第1磁束検出部を備えた第1センサ部と、前記検査対象試料の厚さ方向の他方側から前記検査対象試料に磁界を印加する第2磁界印加部、および前記他方側において、当該磁界を印加した後の前記検査対象試料に第2バイアス磁界を印加した状態における磁束を検出する第2磁束検出部を備えた第2センサ部と、前記第1磁束検出部での検出結果および前記第2磁束検出部での検出結果に基づいて前記検査対象試料における金属材の有無を検出する信号処理部と、を有していることを特徴とする。
本発明では、検査対象試料に磁界を印加した後、バイアス磁界を印加した状態における磁束を検出するため、残留磁束密度が大の磁性金属材、および透磁率が大きな磁性金属材を検出することができる。また、バイアス磁界を印加した際の渦電流に起因する磁束の減少も検出することができるので、非磁性金属材も検出することができる。さらに、検査対象試料の厚さ方向の一方側および他方側に第1センサ部および第2センサ部が配置されているため、第1センサ部および第2センサ部の間のいずれの位置に金属材が位置する場合でも金属材の有無を確実に検出することができる。
本発明において、前記第1バイアス磁界および前記第2バイアス磁界は交番のバイアス磁界であり、前記信号処理部は、前記第1磁束検出部から出力される信号のピーク値とボトム値とを加算するとともに、前記第2磁束検出部から出力される信号のピーク値とボトム値とを加算する加算回路と、前記第1磁束検出部から出力される信号のピーク値とボトム値とを減算するとともに、前記第2磁束検出部から出力される信号のピーク値とボトム値とを減算する減算回路と、前記加算回路での演算結果および前記減算回路での演算結果に基づいて、前記検査対象試料における磁性金属材の有無および非磁性金属材の有無を判定する判定部と、を有していることが好ましい。残留磁束密度が大の磁性金属材、すなわち、透磁率が小さい磁性金属材が通過すれば、加算結果が変動するが、減算結果は変動しない。また、残留磁束密度が小の磁性金属材、すなわち、透磁率が大きい磁性金属材が通過すれば、減算結果が増大するが、加算結果は変動しない。また、非磁性の金属材が通過すれば、減算結果が減少するが、加算結果は変動しない。それ故、磁性金属材および非磁性金属材を検出することができる。
本発明において、前記第1磁界印加部と前記第2磁界印加部とでは、前記移動路が位置する側の極性が逆であることが好ましい。かかる構成によれば、第1磁界印加部と第2磁界印加部とにおいて移動路が位置する側の極性が同一である場合に比して、検査対象試料に磁界を適正に印加することができる。
本発明において、前記第1磁界印加部と前記第1磁束検出部との間、および前記第2磁界印加部と前記第2磁束検出部との間には磁気シールド部が設けられていることが好ましい。かかる構成によれば、第1磁界印加部の磁界が第1磁束検出部に影響を及ぼしにくく、第2磁界印加部の磁界が第2磁束検出部に影響を及ぼしにくい。
本発明において、前記第1センサ部および前記第2センサ部は各々、前記検査対象試料の移動方向および前記厚さ方向に対して交差する方向に複数配列されていることが好ましい。かかる構成によれば、検査対象試料の幅寸法が大である場合でも対応することができる。
本発明において、前記複数の第1センサ部において隣り合う第1センサ部では、前記第1磁界印加部において前記移動路が位置する側の極性が逆であり、前記複数の第2センサ部において隣り合う第2センサ部では、前記第2磁界印加部において前記移動路が位置する側の極性が逆であることが好ましい。かかる構成によれば、隣り合う磁界印加部同士の極性が同一である場合に比して、検査対象試料に磁界を適正に印加することができる。
本発明において、前記信号処理部は、前記第1磁束検出部での検出結果および前記第2磁束検出部での検出結果を、予め設定されていた基準パターンと比較した結果に基づいて前記金属材の有無を検出することが好ましい。かかる構成によれば、検査対象試料に磁性金属層や非磁性金属層が付与されている場合でも、検査対象試料に混在した金属異物を検出することができる。
本発明では、検査対象試料に磁界を印加した後、バイアス磁界を印加した状態における磁束を検出するため、残留磁束密度が大の磁性金属材、および透磁率が大きな磁性金属材を検出することができる。また、バイアス磁界を印加した際の渦電流に起因する磁束の減少も検出することができるので、非磁性金属材も検出することができる。さらに、検査対象試料の厚さ方向の一方側および他方側に第1センサ部および第2センサ部を配置したため、第1センサ部および第2センサ部の間のいずれの位置に金属材が位置する場合でも、金属材の有無を確実に検出することができる。
本発明を適用した磁気センサ装置の説明図である。 本発明を適用した磁気センサ装置で用いた磁気センサ素子の説明図である。 本発明を適用した磁気センサ装置の電気的構成を示すブロック図である。 本発明を適用した磁気センサ装置における金属材の検出原理を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、検査対象試料の厚さ方向をZ軸方向とし、Z軸方向に直交する方向(検査対象試料の幅方向)をX軸方向とし、X軸方向およびZ軸方向に直交する方向を(検査対象試料の移動方向)をY軸方向として説明する。
(検査装置の全体構成)
図1は、本発明を適用した磁気センサ装置の説明図であり、図1(a)、(b)は、磁気センサ装置を検査対象試料の移動方向における上流側からみたときの構成を模式的に示す斜視図、および磁気センサ装置を検査対象試料の移動方向からみたときの構成を模式的に示す正面図である。
図1に示す磁気センサ装置1は、銀行等に設置されているATM装置(現金自動預け払い機;Automatic Teller Machine)においては、投入された1枚乃至複数枚の紙幣2(検査対象試料)にクリップ等の金属異物Sが混在していないか磁気的に検査する装置であり、磁気センサ装置1には、投入口から磁気センサ装置1の移動路40まで紙幣2をY軸方向に搬送するベルト式やローラ式等の搬送機構(図示せず)が設けられている。
本形態においては、移動路40に対してZ軸方向の一方側Z1(紙幣2の厚さ方向の一方側)に第1センサ部10が配置され、移動路40に対してZ軸方向の他方側Z2(紙幣2の厚さ方向の他方側)には第2センサ部20が配置されている。本形態において、第1センサ部10と第2センサ部20とは、移動路40を挟んでZ軸方向で対向している。本形態の磁気センサ装置1において、移動路40に対してZ軸方向の一方側Z1では、紙幣2の厚さ方向および移動方向(Y軸方向)に直交するX軸方向に向けて複数の第1センサ部10(第1センサ部10a、10b、10c・・)が直線的に配置され、移動路40に対してZ軸方向の他方側Z2では、X軸方向に向けて複数の第2センサ部20(第2センサ部20a、20b、20c・・)が直線的に配置されている。第1センサ部10と第2センサ部20とは、後述する磁界印加部の極性が逆である点等を除いて、移動路40を挟んで略対称に構成されている。このため、複数の第1センサ部10(第1センサ部10a、10b、10c・・)と複数の第2センサ部20(第2センサ部20a、20b、20c・・)は、一対一の関係をもって移動路40を挟んでZ軸方向で対向している。
複数の第1センサ部10は各々、移動路40の上流側で紙幣2に磁界を印加する第1磁界印加部11と、第1磁界印加部11の下流側で、磁界を印加した後の紙幣2にバイアス磁界を印加した状態における磁束を検出する第1磁束検出部12と、回路基板13、14とを備えている。回路基板14は、第1磁束検出部12に対して移動路40とは反対側に配置され、回路基板13は、第1磁界印加部11に対して紙幣2の移動方向の下流側に配置されている。本形態において、回路基板13、14は、複数の第1センサ部10において共通の回路基板であり、回路基板13には、図3を参照して後述する信号処理部60等が構成されている。また、第1磁束検出部12と第1磁界印加部11との間、第1磁束検出部12と回路基板13との間、および第1磁束検出部12と回路基板14との間には、シールド部材15(磁気シールド部)が配置されている。
また、複数の第2センサ部20も、第1センサ部10と同様、移動路40の上流側で紙幣2に磁界を印加する第2磁界印加部21と、第2磁界印加部21の下流側で、磁界を印加した後の紙幣2にバイアス磁界を印加した状態における磁束を検出する第2磁束検出部22と、回路基板24とを備えている。回路基板24は、第2磁束検出部22に対して移動路40とは反対側に配置されており、かかる回路基板24は、複数の第2センサ部20において共通の回路基板である。ここで、第2センサ部20には、信号処理部60等が構成された回路基板が設けられていないが、回路基板24からは、第1センサ部10の回路基板13に構成された信号処理部60に信号が出力される。なお、第2磁束検出部22と第2磁界印加部21との間、第2磁束検出部22に対して紙幣2の移動方向における下流側、および回路基板24との間にはシールド部材25(磁気シールド部)が配置されている。
本形態において、第1磁界印加部11および第2磁界印加部21は、フェライトやネオジウム磁石等の永久磁石から構成されている。ここで、第1磁界印加部11と第2磁界印加部21とでは、移動路40が位置する側の極性が逆である。例えば、第1磁界印加部11は、移動路40が位置する側の極性がN極であり、移動路40が位置する側とは反対側の極性がS極である。これに対して、第2磁界印加部21は、移動路40が位置する側の極性がS極であり、移動路40が位置する側とは反対側の極性がN極である。
また、本形態において、複数の第1センサ部10において隣り合う第1センサ部10では、第1磁界印加部11において移動路40が位置する側の極性が逆であり、複数の第2センサ部20において隣り合う第2センサ部20では、第2磁界印加部21において移動路40が位置する側の極性が逆である。
第1磁束検出部12および第2磁束検出部22は、薄板状の磁気センサ素子3を備えており、紙幣2の移動方向に厚さ方向を向けて配置されている。また、磁気センサ素子3は、移動路40に向けて露出した状態にある。
このように構成した磁気センサ装置1において、X軸方向で隣り合う第1センサ部10の間にはシールド部材15(磁気シールド部)が配置されることがあり、X軸方向で隣り合う第2センサ部20の間にはシールド部材25(磁気シールド部)が配置されることもある。
(磁気センサ素子3の構成)
図2は、本発明を適用した磁気センサ装置1で用いた磁気センサ素子3の説明図であり、図2(a)、(b)は、磁気センサ素子3の正面図およびコア体のZ0−Z0断面図である。
図2に示すように、磁気センサ素子3は、コア体33と、コア体33に巻回された励磁コイル34と、コア体33に巻回された検出コイル35とを備えている。励磁コイル34は、バイアス磁界を発生させるためのコイルであり、検出コイル35は、紙幣2にバイアス磁界を印加した状態における磁束を検出するためのコイルである。
コア体33は、非磁性体からなる第1保護板30と、非磁性体からなる第2保護板31と、これらの保護板(第1保護板30および第2保護板31)の間に挟まれたセンサコア32からなる三層構造を備えている。センサコア32はフェライト、アモルファス、パーマロイ、珪素鋼板等の磁性体から形成されている。本形態では、センサコア32として薄板状のアモルファス金属箔を用いており、ロールによる圧延によって形成したアモルファス金属箔を熱硬化性樹脂等からなる接着層(不図示)によって第1保護板30および第2保護板31に貼着している。なお、アモルファス金属箔は、蒸着等の他の方法によって形成することもできる。アモルファス金属箔としては、コバルト系、あるいは鉄系のアモルファス合金等を用いることができる。第1保護板30および第2保護板31としては、アルミナ基板等のセラミックス基板や、ガラス基板、あるいは、剛性のある樹脂基板等を用いることができる。
センサコア32は、励磁コイル34が巻き回される胴部321と、胴部321の中央部分から紙幣2が位置する側に突出した第1中央突部322と、胴部321の中央部分から紙幣2が位置する側とは反対側に突出した第2中央突部323を備えている。また、センサコア32は、胴部321から第1中央突部322の両側で紙幣2が位置する側に突出した2つの第1突部324、325と、胴部321から第2中央突部323の両側で紙幣2が位置する側とは反対側に突出した2つの第2突部326、327とを備えている。センサコア32において、第1中央突部322および第1突部324、325の長さは同一となっている。これに対して、第2突部326、327の両端は、第2中央突部323に比して長く形成されており、第2突部326、327の先端部の内側面には段差部55が形成されている。
コア体33は、第1保護板30および第2保護板31によって規定される外形をしており、励磁コイル34が巻き回される胴部331と、胴部331の上端部の中央部分から紙幣2が位置する側に突出した第1中央突部332と、胴部331の中央部分から紙幣2が位置する側とは反対側に突出した第2中央突部333とを備えている。また、コア体33は、胴部331から第1中央突部332の両側で紙幣2が位置する側に突出した2つの第1突部334、335と、胴部331から第2中央突部333の両側で紙幣2が位置する側とは反対側に突出した第2突部336、337とを備えている。
センサコア32は、第1保護板30および第2保護板31の外周縁よりもわずかに内側の領域に配置されており、第1中央突部322および第1突部324、325の先端面332a、334a、335aと、第2突部336、337の先端面336a、337aを除き、センサコア32が露出しない構造となっている。言い換えれば、先端面332a、334a、335aおよび先端面333a、336a、337aは、センサコア32の露出部分になっており、先端面332a、334a、335aによって、磁気センサ素子3のセンサ面3aが構成されている。また、先端面333a、336a、337aによって、磁気センサ素子3の接地面3bが構成されている。
本形態の磁気センサ素子3において、第1中央突部322には、隣接する第1突部324、325の各々と対峙している幅方向の両側面に段差部51が設けられている。このため、段差部51に対して先端側に延びている第1中央突部322の先端部分は、段差部51に対して胴部321の側にある根元部分52よりも幅寸法が細いくびれ部53となっている。
ここで、励磁コイル34は、コア体33の胴部331における第1中央突部332および第2中央突部333の両側であって、第1突部334、335の内側、かつ、第2突部336、337の内側にコイルボビン(図示せず)を介して巻き回されている。一方、検出コイル35は、コイルボビン(図示せず)を介してセンサコア32のくびれ部53の部分に巻き回されている。
かかる磁気センサ素子3において、励磁コイル34によって形成されるバイアス磁界は、センサコア32の胴部321および各突部(第1中央突部322、第2中央突部323、第1突部324、325、および第2突部326、327)によって構成される開磁路を通る磁束によって構成されている。ここで、第1中央突部322の側面には段差部51が設けられており、段差部51を境にして、隣接する突部間の幅が拡大している。そして、段差部51が形成された側面には出隅形状の角部54が形成されている。このため、開磁路においては、段差部51を形成しない場合と比較して、角部54より胴部321側の部分から漏れる磁束が多くなる。従って、角部54より胴部321側の部分から第1突部324、325の側にショートカットされる経路を多くの磁束が通るようになるとともに、第1中央突部322の先端を通って第1突部324、325の先端に飛ぶ経路を通る磁束の比率が少なくなっている。
また、第2突部326、327の側面には段差部55が設けられており、段差部55を境にして、隣接する突部間のギャップの幅が拡大している。そして、第2突部326、327において段差部51が形成された側面には出隅形状の角部58が形成されている。このため、段差部55を形成しない場合と比較して、角部58より胴部321側の部分から漏れる磁束が多くなる。従って、角部58より胴部321側の部分から第2中央突部323の側にショートカットされる経路を多くの磁束が通るようになるとともに、第2突部326、327の先端を通って第2中央突部323の先端に飛ぶ経路を通る磁束の比率が少なくなっている。
従って、本形態の磁気センサ素子3では、センサコア32の胴部321に近い部分でショートカットされる磁束が多くなっている分、胴部321に近い部分の磁束密度が高く、胴部321から離れた部分における磁束密度が低くなっている。また、センサコア32は、センサ面3aと紙幣2との距離を正確に設定するため、第1中央突部332、第1突部334、335の各先端が同一平面上になるように切断あるいは研削している。このとき、加工バラツキ等によって加工寸法が変動し、その結果、各突部の長さが変動したとしても、磁束密度の低い領域に位置しているくびれ部53の範囲で寸法が変動する程度である。従って、磁気回路に及ぼす影響は小さい。
(磁気センサ装置1の電気的構成)
図3は、本発明を適用した磁気センサ装置1の電気的構成を示すブロック図である。図3に示すように、本形態の磁気センサ装置1は信号処理部60を有しており、信号処理部60は、第1センサ部10から出力される信号に基づいて、残留磁束密度レベルに対応する第1信号S1、および透磁率レベルに対応する第2信号S2を抽出し、かかる信号の抽出結果に基づいて、金属異物Sの有無を検出する。より具体的には、信号処理部60は、第1センサ部10の第1磁束検出部12に用いた磁気センサ素子3の検出コイル35から出力された信号を増幅するアンプ61と、このアンプ61から出力された信号のピーク値(ピーク電圧)およびボトム値(ボトム電圧)を保持するピークホールド回路62およびボトムホールド回路63と、ピーク値とボトム値とを加算して第1信号S1を抽出する加算回路64と、ピーク値とボトム値とを減算して第2信号S2を抽出する減算回路65とを備えている。さらに、信号処理部60は、加算回路64および減算回路65から出力された各信号に基づいて、金属異物Sの有無を判定する判定部66も備えている。かかる判定部66は、マイクロコンピュータ等により構成されており、ROMあるいはRAM等といった記録部(図示せず)に予め記録されているプログラムに基づいて所定の処理を行う。なお、本形態の磁気センサ装置1では、第1センサ部10の第1磁束検出部12に用いた磁気センサ素子3の励磁コイル34に励磁電流を供給する励磁回路70も構成されている。
また、本形態では、第1センサ部10として、複数の第1センサ部10a、10b、10c・・が設けられていることから、信号処理部60と複数の第1センサ部10(第1センサ部10a、10b、10c・・)との間、および励磁回路70と複数の第1センサ部10(第1センサ部10a、10b、10c・・)との間にはアナログスイッチ(図示せず)が設けられており、複数の第1センサ部10(第1センサ部10a、10b、10c・・)は時間をずらして順次駆動される。
また、本形態では、第2センサ部20に対しても、信号処理部60や励磁回路70が設けられており、信号処理部60および励磁回路70は、第1センサ部10と第2センサ部20とにおいて共通である。このため、信号処理部60と第2センサ部20との間、および励磁回路70と第2センサ部20との間にもアナログスイッチ(図示せず)が設けられており、第1センサ部10と第2センサ部20とは時間をずらして駆動される。
(検出原理)
図4は、本発明を適用した磁気センサ装置1における金属材の検出原理を示す説明図である。なお、本形態では、第1センサ部10および第2センサ部20の基本的な構成は同一であるため、以下の説明では、第1センサ部10での動作を中心に説明する。本形態では、以下に説明するように、金属材として、フェライト粉等のハード材(磁性金属材)、軟磁性ステンレス紛等のソフト材(磁性金属材)、アルミニウム等の非磁性金属材を検出可能である。ここで、ハード材とは、マグネットに用いる磁性材料のように、外部より磁界を印加すると、ヒステリシスが大きくて残留磁束密度が高く、容易に磁化される磁性材料である。これに対して、ソフト材とは、モータや磁気ヘッドのコア材のように、ヒステリシスが小さくて残留磁束密度が低く、容易に磁化されない磁性材料である。
本形態の磁気センサ装置1において、紙幣2が第1センサ部10に搬送されてくると、第1磁界印加部11から紙幣2に磁界が印加され、磁界が印加された後の紙幣2は、第1磁束検出部12を通過する。それまでの間、検出コイル35からは、図4(a3)に示すように、図4(a2)に示すセンサコア32のB−Hカーブに対応する信号が出力される。そして、図3に示す加算回路64および減算回路65は、ピーク電圧VPとボトム電圧VBとの加算および減算を行う。
ここで、フェライト粉等のハード材からなる磁性の金属異物Sが紙幣2に混入していると、かかる金属異物Sは、図4(b1)に示すように、高レベルの残留磁束密度Brを有する。このため、第1磁界印加部11を紙幣2が通過した際、金属異物Sは、第1磁界印加部11からの磁界により、マグネットとなる。従って、検出コイル35から出力される信号は、図4(b2)に示すように、金属異物Sから直流的なバイアスを受けて、図4(b3)に示す波形に変化する。それ故、図3に示す加算回路64から出力される第1信号S1が変化する。すなわち、信号S0のピーク電圧VPおよびボトム電圧VBは、図4(a3)に示す信号に比して、矢印A1、A2で示すように、同一の方向にシフトする。ここで、ハード材からなる磁性の金属異物Sは、透磁率μが低いため、信号S0のピーク電圧VPおよびボトム電圧VBのシフトに影響しているのは、金属異物Sの残留磁束密度Brだけと見做すことができる。従って、図3に示す減算回路65から出力される第2信号S2は、第1磁束検出部12を紙幣2が通過してもほとんど変動しない。それ故、ハード材からなる磁性の金属異物Sの存在を検出することができる。
これに対して、軟磁性ステンレス紛等のソフト材からなる磁性の金属異物Sが紙幣2に混入していると、かかる金属異物Sのヒステリシスループは、図4(c1)に示すように、図4(b1)に示すヒステリシスカーブの内側を通り、残留磁束密度Brのレベルが低い。このため、第1磁界印加部11を紙幣2が通過した後も、金属異物Sは、残留磁束密度Brのレベルが低い。但し、金属異物Sは透磁率μが高い。このため、検出コイル35から出力される信号は、金属異物Sの存在によって透磁率μが高くなっている分、図4(c2)、(c3)に示す波形に変化する。すなわち、信号S0のピーク電圧VPは矢印A3で示すように高い方にシフトする一方、ボトム電圧VBは、矢印A4で示すように低い方にシフトする。その際、ピーク電圧VPのシフト量とボトム電圧VBのシフト量は絶対値が略等しい。従って、図3に示す減算回路65から出力される第2信号S2は増大する。ここで、ソフト材からなる金属異物Sは、残留磁束密度Brが低いため、信号のピーク電圧VPおよびボトム電圧VBのシフトに影響しているのは、金属異物Sの透磁率μだけと見做すことができる。それ故、図3に示す加算回路64から出力される第1信号S1は、第1磁束検出部12を紙幣2が通過してもほとんど変動しない。それ故、ソフト材からなる磁性の金属異物Sの存在を検出することができる。
また、アルミニウム等の非磁性の金属異物Sが紙幣2に混入していると、図4(d3)に示すように、信号S0のピーク電圧VPは矢印A5で示すように低い方にシフトする一方、ボトム電圧VBは、矢印A6で示すように高い方にシフトする。その際、ピーク電圧VPのシフト量とボトム電圧VBのシフト量は絶対値が略等しい。従って、図3に示す減算回路65から出力される第2信号S2が低下する。それ故、非磁性の金属異物Sの存在を検出することができる。
上記の動作は複数の第1センサ部10の各々で行われる。また、上記の動作は複数の第2センサ部20の各々で行われる。従って、図3に示す判定部66は、複数の第1センサ部10の各々の検出結果、および複数の第2センサ部20の各々での検出結果に基づいて、金属異物Sの有無を判定する。それ故、ATM機等では、紙幣2に金属異物Sが混入していると検出した場合、今回投入された紙幣2を後段の紙幣識別部に搬送せず、紙幣2を投入口に戻す。また、紙幣2に金属異物Sが混入していないと検出した場合、今回投入された紙幣2を後段の紙幣識別部に搬送する。それ故、紙幣識別部にはクリップ等の金属異物Sが搬送されないので、紙幣識別部が、金属異物Sが原因の不具合が発生しない。
なお、紙幣2には、磁性材からなる磁気パターンが付与されている場合や、アルミニウム箔からなるホログラムが付与されている場合がある。このような場合、図3に示す判定部66の記録部661に、磁気パターンやホログラムに対応する基準パターンを予め、記録させておき、判定部66は、第1磁束検出部12での検出結果および第2磁束検出部22での検出結果を、予め設定されていた基準パターンと比較した結果に基づいて金属異物Sの有無を検出する。かかる構成によれば、紙幣2に磁気パターンやホログラムが付与されている場合でも、金属異物Sの有無を正確に検出することができる。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態の磁気センサ装置1では、紙幣2等の検査対象試料に磁界を印加した後、バイアス磁界を印加した状態における磁束を検出するため、残留磁束密度が大の磁性金属材、および透磁率が大きな磁性金属材からなる金属異物Sを検出することができる。また、バイアス磁界を印加した際の渦電流に起因する磁束の減少も検出することができるので、非磁性金属材からなる金属異物Sも検出することができる。さらに、検査対象試料の厚さ方向の一方側および他方側に第1センサ部10および第2センサ部20が配置されているため、第1センサ部10および第2センサ部20の間のいずれの位置に金属異物S(金属材)が位置する場合でも金属異物Sの有無を確実に検出することができる。
また、信号処理部60は、第1磁束検出部12および第2磁束検出部22から出力される信号のピーク値とボトム値の加算結果および減算結果に基づいて金属異物S(金属材)の有無を判定するので、比較的簡単な処理で磁性金属材および非磁性金属材を検出することができる。
また、第1磁界印加部11と第2磁界印加部21とでは、移動路40が位置する側の極性が逆であるため、極性が同一である場合に比して、紙幣2等の検査対象試料に磁界を適正に印加することができる。
さらに、第1磁界印加部11と第1磁束検出部12との間、および第2磁界印加部21と第2磁束検出部22との間等には磁気シールド部材15、25が設けられているため、第1磁界印加部11の磁界が第1磁束検出部12に影響を及ぼしにくく、第2磁界印加部21の磁界が第2磁束検出部22に影響を及ぼしにくい。
また、第1センサ部10および第2センサ部20は各々、検査対象試料の幅方向に複数配列されているため、検査対象試料の幅寸法が大である場合でも対応することができる。また、隣り合う第1センサ部10では、第1磁界印加部11において移動路40が位置する側の極性が逆であり、隣り合う第2センサ部20では、第2磁界印加部21において移動路40が位置する側の極性が逆である。このため、極性が同一である場合に比して、検査対象試料に磁界を適正に印加することができる。
(他の実施の形態)
上記実施の形態では、金属異物Sを検出する磁気センサ装置1に本発明を適用したが、紙幣等に付されている磁気パターンおよびホログラムを検出する磁気センサ装置1に本発明を適用してもよい。
上記実施の形態では、第1磁界印加部11および第2磁界印加部21に永久磁石を用いたが、電磁石を用いてもよい。
1 磁気センサ装置
2 紙幣(検査対象試料)
3 磁気センサ素子
10 第1センサ部
11 第1磁界印加部
12 第1磁束検出部
15、25・・磁気シールド部材
20 第2センサ部
21 第2磁界印加部
22 第2磁束検出部
35 検出コイル
34 励磁コイル
60 信号処理部

Claims (7)

  1. 移動路を移動する検査対象試料の厚さ方向の一方側から磁界を印加する第1磁界印加部、および前記一方側において、当該磁界を印加した後の前記検査対象試料に第1バイアス磁界を印加した状態における磁束を検出する第1磁束検出部を備えた第1センサ部と、
    前記検査対象試料の厚さ方向の他方側から前記検査対象試料に磁界を印加する第2磁界印加部、および前記他方側において、当該磁界を印加した後の前記検査対象試料に第2バイアス磁界を印加した状態における磁束を検出する第2磁束検出部を備えた第2センサ部と、
    前記第1磁束検出部での検出結果および前記第2磁束検出部での検出結果に基づいて前記検査対象試料における金属材の有無を検出する信号処理部と、
    を有していることを特徴とする磁気センサ装置。
  2. 前記第1バイアス磁界および前記第2バイアス磁界は交番のバイアス磁界であり、
    前記信号処理部は、前記第1磁束検出部から出力される信号のピーク値とボトム値とを加算するとともに、前記第2磁束検出部から出力される信号のピーク値とボトム値とを加算する加算回路と、前記第1磁束検出部から出力される信号のピーク値とボトム値とを減算するとともに、前記第2磁束検出部から出力される信号のピーク値とボトム値とを減算する減算回路と、前記加算回路での演算結果および前記減算回路での演算結果に基づいて、前記検査対象試料における磁性金属材の有無および非磁性金属材の有無を判定する判定部と、を有していることを特徴とする請求項1に記載の磁気センサ装置。
  3. 前記第1磁界印加部と前記第2磁界印加部とでは、前記移動路が位置する側の極性が逆であることを特徴とする請求項1または2に記載の磁気センサ装置。
  4. 前記第1磁界印加部と前記第1磁束検出部との間、および前記第2磁界印加部と前記第2磁束検出部との間には、磁気シールド部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の磁気センサ装置。
  5. 前記第1センサ部および前記第2センサ部は各々、前記検査対象試料の移動方向および前記厚さ方向に対して交差する方向に複数配列されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の磁気センサ装置。
  6. 前記複数の第1センサ部において隣り合う第1センサ部では、前記第1磁界印加部において前記移動路が位置する側の極性が逆であり、
    前記複数の第2センサ部において隣り合う第2センサ部では、前記第2磁界印加部において前記移動路が位置する側の極性が逆であることを特徴とする請求項5に記載の磁気センサ装置。
  7. 前記信号処理部は、前記第1磁束検出部での検出結果および前記第2磁束検出部での検出結果を、予め設定されていた基準パターンと比較した結果に基づいて前記金属材の有無を検出することを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の磁気センサ装置。
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