JP2014105881A - ボイラ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】給気ダクトに空気加熱器を設けた場合であっても、燃焼用空気と燃料ガスとを混合させる比率を一定に保つことが可能なボイラ装置を提供すること。
【解決手段】缶体10と、送風機20と、給気ダクト30と、エアヒータ70と、ガス供給ライン40と、給気ダクト30におけるエアヒータ70よりも送風機20側に配置され、給気ダクト30を流通する空気を減圧するパンチングメタル314と、パンチングメタル314の上流側の圧力を検出する第1圧力検出部315と、パンチングメタル314の下流側の圧力を検出する第2圧力検出部316と、第1圧力検出部315により検出された圧力と第2圧力検出部316により検出された圧力との差に基づいて、ガス供給ライン40から供給される燃料ガスの供給量を制御する制御装置80と、を備えるボイラ装置1。
【選択図】図4

Description

本発明は、ボイラ装置に関する。
従来、缶体において燃料ガスを燃焼させて発生させた燃焼ガスにより水を加熱することで蒸気を生成するボイラが知られている。ボイラにおいて、燃料ガスは燃焼用空気と混合された後、缶体に供給される。缶体に供給される燃焼用空気と、燃料ガスとを混合させる比率(空燃比)は、缶体の内部における燃焼状態を安定させるため、一定に保つ必要がある。
缶体に供給される燃焼用空気の量の変動に合わせて、供給される燃料ガスの量を制御する装置としては、燃焼用空気が流通する給気ダクトの内部に減圧手段を設け、減圧手段の前後における圧力の差(圧力損失)に基づいて供給する燃料ガスの量を制御するガス量制御装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、燃料ガスと混合されて缶体に供給される燃焼用空気と、蒸気を生成するために用いられた後の燃焼ガスとの間で熱交換を行うエアヒータを設けることにより、燃焼ガスから熱回収を行うことで熱効率を向上させたボイラも提案されている。
このようなエアヒータを給気ダクトに設けたボイラにおいて、特許文献1に記載された技術を適用して、給気ダクトを流通する燃焼用空気の圧力損失に基づいて供給するガス量を制御した場合、燃焼用空気の体積流量(m/h)が同じであったとしても、燃焼用空気の温度が低くなると燃焼用空気の質量流量(kg/h)が高くなるので、供給される燃料ガスの量は燃焼の際に必要とされる燃料ガスの量よりも少なくなる傾向にある。逆に、燃焼用空気の温度が高くなると燃焼用空気の体積流量が同じであっても質量流量は小さくなるので、供給される燃料ガスの量は燃焼の際に必要とされる燃料ガスの量よりも多くなる傾向にある。
特開平11−108352号公報
このように、ボイラの給気ダクトに、燃焼用空気を加熱する空気加熱器(エアヒータ)を設け、更に、給気ダクト内に減圧部材を設けた上で、減圧手段の前後における圧力の差に基づいて供給するガス量を制御した場合、実際に必要なガス量と供給されるガス量との差が大きくなってしまう蓋然性が高くなる。特に、ボイラの起動時においては、燃焼用空気の温度が低いことから、着火の際に必要なガス量に比べて供給されるガス量が少なくなってしまう傾向にあり、燃料ガスに着火し難くなるといった問題が発生してしまう場合があった。
本発明は、上記課題を解決するものであり、給気ダクトに空気加熱器を設けた場合であっても、燃焼用空気と燃料ガスとを混合させる比率を一定に保つことが可能なボイラ装置を提供することを目的とする。
本発明は、缶体と、前記缶体に空気を供給する送風機と、前記缶体と前記送風機とを接続し、前記送風機から供給される空気が流通する給気ダクトと、前記給気ダクトに設けられ、前記送風機から供給される空気を加熱する空気加熱器と、前記給気ダクトにおける前記空気加熱器よりも前記缶体側に接続され、前記給気ダクトに燃料ガスを供給するガス供給ラインと、前記給気ダクトにおける前記空気加熱器よりも前記送風機側に配置され、該給気ダクトを流通する空気を減圧する減圧部材と、前記減圧部材の上流側の圧力を検出する第1圧力検出部と、前記減圧部材の下流側の圧力を検出する第2圧力検出部と、前記第1圧力検出部により検出された圧力と前記第2圧力検出部により検出された圧力との差に基づいて、前記ガス供給ラインから供給される燃料ガスの供給量を制御する制御部と、を備えるボイラ装置に関する。
前記給気ダクトにおける前記減圧部材よりも前記送風機側に配置され、前記送風機から供給される空気の量を調整するダンパを更に備え、前記ダンパと前記減圧部材との間は、該ダンパを通過した空気の偏流による影響を受けない程度の長さ離間していることが好ましい。
本発明によれば、給気ダクトに空気加熱器を設けた場合であっても、燃焼用空気と燃料ガスとを混合させる比率を一定に保つことが可能なボイラ装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係るボイラ装置を示す外観図であり、図1(a)は前記ボイラ装置の正面図であり、図1(b)は前記ボイラ装置の右側面図であり、図1(c)は前記ボイラ装置の背面図であり、図1(d)は前記ボイラ装置の平面図である。 本発明の実施形態に係るボイラ装置における缶体部分の断面図であり、図(d)のA−A線断面を示す図である。 図2のB−B線断面図である。 本発明の実施形態に係るボイラ装置の構成を示す概略図である。 本発明の実施形態に係るボイラ装置を左側面から視た、送風機と空気加熱器とを結ぶ給気ダクトの形状について示した概略図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
本実施形態のボイラ装置1は、図1に示すように、缶体10と、缶体10に燃焼用空気を送り込む送風機20と、缶体10と送風機20を接続して燃焼用空気が流通する給気ダクト30と、給気ダクト30に燃料ガスを供給するガス供給ライン40(図4参照)と、缶体10から排出される燃焼ガスが流通する排気筒50と、缶体10に水を供給する給水路(図示せず)と、缶体10に供給される水と燃焼ガスとの間で熱交換を行うエコノマイザ60と、燃焼ガスと燃焼用空気との間で熱交換を行うエアヒータ(本発明に係る空気加熱器)70と、ガス供給ライン40に備えられた弁を制御する制御装置80(図4参照)と、を備える。
缶体10は、図2及び図3に示すように、ボイラ筐体11と、複数の水管12と、連結壁13と、下部ヘッダ14と、上部ヘッダ15と、バーナ17と、を備える。
ボイラ筐体11は、缶体10の外形を構成し、平面視矩形形状の直方体状に形成される。このボイラ筐体11の長手方向の一端側に位置する第1側面11aには、給気口18が形成され、ボイラ筐体11の長手方向の他端側に位置する第2側面11bには、排気口19が形成される。
給気口18には、後述の給気ダクト30の先端部が接続される。排気口19には、後述の排気筒50の基端部が接続される。
複数の水管12は、ボイラ筐体11の内部に上下方向に延びて配置されるとともに、ボイラ筐体11の長手方向及び幅方向に所定の間隔をあけて配置される。
本実施形態では、複数の水管12は、ボイラ筐体11の長手方向に延びる側部に沿って配置される外側水管群12aと、ボイラ筐体11の幅方向の中央部に、長手方向に沿って配置される中央水管群12bと、外側水管群12aと中央水管群12bとの間に配置される中間水管群12cと、に分類される。
連結壁13は、外側水管群12aにおいて隣り合って配置される水管12同士を連結する。
下部ヘッダ14は、平面視矩形形状の直方体状の容器によって構成され、ボイラ筐体11の下部に配置される。下部ヘッダ14には、複数の水管12の下端部が接続される。下部ヘッダ14には、水が供給され、この下部ヘッダ14から複数の水管12に水が供給される。
上部ヘッダ15は、平面視矩形形状の直方体状の容器によって構成され、ボイラ筐体11の上部に配置される。上部ヘッダ15には、複数の水管12の上端部が接続される。上部ヘッダ15には、複数の水管12において生成された蒸気が集められる。上部ヘッダ15に集められた蒸気は、蒸気導出管16(図1参照)を介して外部に導出される。
バーナ17は、給気口18に配置される。
送風機20は、図1に示すように、ボイラ装置1の左側面側の下部に配置される。送風機20は、エアホイール羽根を有する。
エアホイール羽根は、送風機20の内部に配置される。このエアホイール羽根が回転することで、燃焼用空気が送風機20に引き込まれて、後述の給気ダクト30に送り込まれる。
給気ダクト30は、上流側の端部が送風機20に接続され、下流側の端部が給気口18に接続される。給気ダクト30は、送風機20から送り込まれた燃焼用空気を缶体10に供給する。
給気ダクト30は、図1に示すように、上向き給気路部31と、第1水平給気路部32と、第1下向き給気路部33と、第2水平給気路部34と、第2下向き給気路部35と、を有する。
上向き給気路部31は、図1(c)に示すように、送風機20との接続部分から上方に延びる。より詳細には、上向き給気路部31は、図5に示すように、送風機20側に設けられた第1屈曲部311と、第2屈曲部312とを有する。上向き給気路部31は、第1屈曲部311と第2屈曲部312によって、送風機20から送り込まれた燃焼用空気が偏流を生じない程度に屈曲している。
上向き給気路部31における第1屈曲部311の近傍には、ダンパ313が配置される。このダンパ313の開度を調整することで、送風機20から送られる燃焼用空気の流通量が調整される。
第1水平給気路部32は、図1(c)及び(d)に示すように、上向き給気路部31の上端に接続され水平方向に延びる。
第1下向き給気路部33は、図1(a)〜(c)に示すように、第1水平給気路部32の先端部から下方に延びる。
第2水平給気路部34は、図1(b)に示すように、第1下向き給気路部35の先端部から缶体10の上方を略水平方向に延びる。
第2下向き給気路部35は、図1(a)及び(b)に示すように、第2水平給気路部34の先端部から、缶体10の第1側面11aに沿って下方に延び、給気口18に接続される。
ガス供給ライン40は、第2下向き給気路部35に接続され、給気ダクト30に燃料ガスを供給する。このガス供給ライン40には、調整弁41と、オリフィス42と、複数のノズル43が設けられる。
調整弁41は、給気ダクト30に供給される燃料ガスの流通量を調整する。オリフィス42は、調整弁41の下流側に配置される。
複数のノズル43は、ガス供給ライン40の先端部に配置され、給気ダクト30に燃料ガスを噴出する。複数のノズル43の先端側は、上方に向かって、つまり、給気ダクト30における燃焼用空気の流通方向に対向する方向に延びている(図2及び4参照)。
以上の給気ダクト30によれば、送風機20から送り出された燃焼用空気は、図1に示すように、上向き給気路部31を上方に向かって流通した後、第1水平給気路部32を水平方向に流通してから第1下向き給気路部33を下方に向かって流通し、続いて第2水平給気路部34を水平方向に流通し、最後に第2下向き給気路部35を下方に向かって流通することで缶体10に供給される。また、第2下向き給気路部35において、ガス供給ライン40から燃料ガスが供給され、燃料ガスと燃焼用空気とが混合される。
排気筒50は、缶体10(ボイラ筐体11)の第2側面11bに接続される。排気筒50は、缶体10の内部で混合ガスが燃焼して生じた燃焼ガスを排出する。排気筒50は、第2側面11bに沿って上方に延びる上向き排気路部51を有する。
以上の排気筒50によれば、缶体10から排出された燃焼ガスは、図1に示すように、上向き排気路部51を上方に向かって流通して排出される。
エコノマイザ60は、缶体10(ボイラ筐体11)の第2側面11bの近傍に配置される。エコノマイザ60は、給水路(図示しない)を流通する水と、排気筒50(上向き排気路部51)を流通する燃焼ガスとの間で熱交換を行う。
より具体的には、エコノマイザ60は、給水路を上方から下方に流通する水と、上向き排気路部51を下方から上方に流通する燃焼ガスと間で熱交換を行うことで水を加熱する。
エアヒータ70は、図1に示すように、エコノマイザ60の上方における第1下向き給気路部33及び上向き排気路部51が位置する部分に配置される。エアヒータ70は、給気ダクト30を流通する燃焼用空気と、排気筒50(上向き排気路部51)を流通する燃焼ガスとの間で熱交換を行う。
より具体的には、エアヒータ70は、第1下向き給気路部33を上方から下方に流通する燃焼用空気と、上向き排気路部51を下方から上方に流通する燃焼ガスと間で熱交換を行うことで燃焼用空気を加熱する。
制御装置80は、調整弁41の開度を制御することで、給気ダクト30に供給される燃料ガスの量を制御する。この制御装置80は、給気ダクト30に配置される減圧部材としてのパンチングメタル314と、このパンチングメタル314の上流側に配置される第1圧力検出部315と、パンチングメタル314の下流側に配置される第2圧力検出部316と、制御部81と、記憶部82と、を備える。
パンチングメタル314は、多数の貫通穴が形成された金属板により構成される。パンチングメタル314は、図5に示すように、エアヒータ70の上流側で、且つ、上向き給気路部31におけるダンパ313よりも下流側に配置される。パンチングメタル314は、上向き給気路部31を流通する燃焼用空気を減圧する。
本実施形態では、図4に示すように、パンチングメタル314とダンパ313との間は、パンチングメタル314がダンパ313を通過した空気の偏流による影響を受けない程度の長さ(L1)だけ離間している。パンチングメタル314とダンパ313との間の長さL1は、好ましくは、80cm以上、より好ましくは100cm以上である。
第1圧力検出部315は、パンチングメタル314の上流側の圧力を検出する。第2圧力検出部316は、パンチングメタル314の下流側の圧力を検出する。
記憶部82は、ボイラ装置1における、第1圧力検出部315及び第2圧力検出部316により検出されたパンチングメタル314の上流と下流の圧力の差(パンチングメタルにおける圧力損失:ΔP)に対応する、ガス供給ライン40から供給される燃焼ガスの供給流量(G)を記憶する。ΔPとGとの関係は、燃焼用空気と燃料ガスの混合比が、缶体10の内部で混合ガスが良好に燃焼するような比率となるように設定されている。通常、ΔPが増加すると、多くの燃料ガスが必要になることからGも増加し、ΔPが減少すると、必要な燃料ガスの量が減少することからGも減少する関係にある。
制御部81は、第1圧力検出部315及び第2圧力検出部316により検出されたパンチングメタル314の上流と下流の圧力から、パンチングメタル314における圧力損失(ΔP)を算出し、記憶部82に記憶された、算出されたΔPに対応するGとなるように、調整弁41の開度を調整する。
次に、主に図4を参照しながらボイラ装置1の動作について説明する。
ボイラ装置1は、送風機20によって燃焼用空気を引き込むとともに、給気ダクト30に送り出す。エアヒータ70よりも上流側に送風機20が設けられているので、送風機20は、エアヒータ70によって加熱されて体積が増加する前の燃焼用空気を引き込んで給気ダクト30に送り出すことができる。このような配置によって、エアヒータ70よりも下流側に送風機20を設ける場合に比べて、送風機20の送り出す燃焼用空気の容量は相対的に小さくなるので、送風機20による消費電力を抑えることができる。
給気ダクト30では送風機20から送り出された燃焼用空気は、上向き給気路部31を上方に向かって流通する。上向き給気路部31を流通する燃焼用空気は、まずダンパ313によって流量が調整される。ダンパ313によって流量が調整された燃焼用空気はパンチングメタル314によって減圧される。パンチングメタル314の上流側の圧力は第1圧力検出部315によって、パンチングメタル314の下流側の圧力は第2圧力検出部316によって、それぞれ検出される。
パンチングメタル314を通過した燃焼用空気は、上向き給気路部31及び第1水平給気路部32を流通した後に、第1下向き給気路部33を流通する。
第1下向き給気路部33を流通する燃焼用空気は、エアヒータ70において、缶体10から排出され、排気筒50を流通する燃焼ガスとの間で熱交換されることによって加温される。
尚、缶体10から排出された燃焼ガスは、エアヒータ70における熱交換(2回目の熱交換)の前に、エコノマイザ60において、給水路を流通し、缶体10に供給される水と熱交換(1回目の熱交換)される。
そして、エアヒータ70を流通しての燃焼ガスとの間で熱交換を行った後の燃焼用空気は、第2水平給気路部34を流通し、続いて、第2下向き給気路部35を流通する。
第2下向き給気路部35では、ガス供給ライン40及びガス供給ライン40の先端部に設けられた複数のノズル43を通じて燃料ガスが供給され、燃料ガスと燃焼用空気が混合される。
供給される燃焼ガスの量は調整弁41によって調整される。複数のノズル43は、給気ダクト30における燃焼用空気の流通方向に対向する方向に延びているが、このように、複数のノズル43が、給気ダクト30における燃焼用空気の流通方向に対して直交する方向から該流通方向に対向する方向に0°〜90°傾斜した向きに配置されることによって、燃料ガスと燃焼用空気の混合性が向上する。
混合ガスは給気口18を通じて缶体10の内部に供給される。
缶体10では、混合ガスがバーナ17により噴射されて燃焼される。この混合ガスの燃焼によって、上述した給水路から供給される、缶体10の内部に配置された水管内の水(缶水)が沸騰して蒸気を生成する。水管内で生成した蒸気は、上部ヘッダ15に貯留された後、蒸気導出管16を介して外部に導出される。
一方、ガス流動空間において混合ガスが燃焼することによって生成した燃焼ガスは、排気口19から排気筒50に排出される。排気筒50から排出される燃焼ガスは、上述した1回目の熱交換及び2回目の熱交換に供された後に外部に排出される(図1参照)。
本実施形態に係るボイラ装置1は、以下のような効果を奏する。
(1)ボイラ装置1においては、缶体10内における燃焼を安定させるため、燃焼用空気と燃料ガスを最適な比率で混合する必要があるが、この混合比率は燃焼用空気の質量に基づいて求められるものである。
一方、ボイラ装置1の給気ダクト30にパンチングメタル314を設けた場合、パンチングメタル314の上流側と下流側の圧力の差(圧力損失)に基づいて測定されるのは、燃焼用空気の体積流量(m/h)である。
通常、燃焼用空気の温度が低くなると、燃焼用空気の体積が小さくなるので、燃焼用空気の体積流量が同じであっても、燃焼用空気の質量流量(kg/h)が高くなる。逆に、燃焼用空気の温度が高くなると、燃焼用空気の体積が大きくなるので、燃焼用空気の体積流量が同じであっても質量流量は小さくなる。
従って、ボイラ装置1の給気ダクト30にエアヒータ70を設けて燃焼用空気を加熱した上で、給気ダクト30を流通する燃焼用空気の圧力損失から必要な燃料ガスの量を算出した場合、その算出された燃料ガスの量と、実際に必要な燃料ガスの量との間に差が生じてしまう蓋然性が高くなる。
本実施形態に係るボイラ装置1では、パンチングメタル314が、給気ダクト30におけるエアヒータ70よりも送風機20側に配置される。このような配置により、エアヒータ70によって燃焼用空気を加熱したとしても、パンチングメタル314の近傍での燃焼用空気の温度変化はほとんどなく、燃焼用空気の温度変化を考慮しなくとも、パンチングメタル314の前後の圧力損失に基づいて燃焼用空気と燃料ガスとを混合させる比率(質量比)を常に一定に保つことが可能となる。燃焼用空気と燃料ガスとを混合させる比率を一定に保つことができれば、缶体10の内部での混合ガスの燃焼が安定する。
(2)本実施形態に係るボイラ装置1では、給気ダクト30におけるパンチングメタル314よりも送風機20側に配置され、送風機20から供給される空気の量を調整するダンパ313を更に備え、ダンパ313とパンチングメタル314との間は、ダンパ313を通過した空気の偏流による影響を受けない程度の長さ離間している。
このような配置によって、第1圧力検出部315及び第2圧力検出部316が、ダンパ313によって生じる偏流から影響を受け難い。従って、パンチングメタル314の前後における圧力損失の正確な測定が可能となり、燃焼用空気と燃料ガスとを混合させる比率を一定に保つことがより容易になる。
以上、本発明のボイラ装置の好ましい一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、本実施形態では、上向き給気路部31を、第1屈曲部311及び第2屈曲部312を含んで構成したが、これに限らない。即ち、上向き給気路部を直線状に構成してもよい。
また、本実施形態では、パンチングメタル314、第1圧力検出部315及び第2圧力検出部316を、上向き給気路部31に配置したが、これに限らない。即ち、パンチングメタル、第1圧力検出部及び第2圧力検出部は、エアヒータよりも上流側であれば、給気ダクトにおける他の部分に配置してもよい。
1 ボイラ装置
10 缶体
20 送風機
30 給気ダクト
40 ガス供給ライン
70 エアヒータ(空気加熱器)
80 制御装置
313 ダンパ
314 パンチングメタル(減圧部材)
315 第1圧力検出部
316 第2圧力検出部

Claims (2)

  1. 缶体と、
    前記缶体に空気を供給する送風機と、
    前記缶体と前記送風機とを接続し、前記送風機から供給される空気が流通する給気ダクトと、
    前記給気ダクトに設けられ、前記送風機から供給される空気を加熱する空気加熱器と、
    前記給気ダクトにおける前記空気加熱器よりも前記缶体側に接続され、前記給気ダクトに燃料ガスを供給するガス供給ラインと、
    前記給気ダクトにおける前記空気加熱器よりも前記送風機側に配置され、該給気ダクトを流通する空気を減圧する減圧部材と、
    前記減圧部材の上流側の圧力を検出する第1圧力検出部と、
    前記減圧部材の下流側の圧力を検出する第2圧力検出部と、
    前記第1圧力検出部により検出された圧力と前記第2圧力検出部により検出された圧力との差に基づいて、前記ガス供給ラインから供給される燃料ガスの供給量を制御する制御部と、を備えるボイラ装置。
  2. 前記給気ダクトにおける前記減圧部材よりも前記送風機側に配置され、前記送風機から供給される空気の量を調整するダンパを更に備え、
    前記ダンパと前記減圧部材との間は、該ダンパを通過した空気の偏流による影響を受けない程度の長さ離間している請求項1に記載のボイラ装置。
JP2012256900A 2012-11-22 2012-11-22 ボイラ装置 Active JP6123253B2 (ja)

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