JP2014103552A - 通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノイズの影響を抑制して境界パタンの検出タイミングに同期した処理を精度よく実行する通信装置を提供する。
【解決手段】エッジ検出回路61が受信データRXにおける境界エッジ及び中間エッジを検出し、レベルタイマ63が、境界エッジの検出タイミングから中間エッジの検出タイミングまでの時間幅を計時する。そして、比較器65が、レベルタイマ63での計時値であるレベル計時値TLと閾値記憶部64に記憶された復号閾値Tthとを大小比較し、その結果を、ラッチ回路66が基準クロックのビット境界のタイミングでラッチし、そのラッチした信号を復号された受信データRXDとして出力する。但し、許可範囲設定部62が、境界エッジの検出タイミングに基づいて許可信号ENを生成し、許可信号ENが示す許可範囲の間、エッジ検出回路61による境界エッジの検出を許可する。
【選択図】図5

Description

本発明は、伝送路で伝送される信号に周期的に現れる境界パタンの検出タイミングに同期した処理を実行する通信装置に関する。
車両に搭載される通信システムにおいて、伝送路符号としてパルス幅変調(PWM)符号を用いるものが知られている(例えば、非特許文献1参照)。
ところで、二つの論理値を表すPWM符号を復号する場合、ビットの境界を表す立ち下がりエッジ(周期的に現れる境界パタン)から一定時間後(各論理値に対応した符号間で信号レベルが異なるタイミング)にサンプリングした信号レベル、又はビット境界から立ち上がりエッジまでの継続期間(ロウレベル期間)の長さを測定した結果によって論理値を判定することが一般的である。
SAE−J1850
しかし、これらの復号方法は、ノイズ等によって瞬時的に生じる信号レベルの変化を、ビット境界として誤検出してしまうと、復号結果が誤ったものとなってしまい、通信品質を低下させてしまうという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するために、ノイズの影響を抑制して境界パタンの検出タイミングに同期した処理を精度よく実行する通信装置を提供することを目的とする。
本発明の通信装置では、境界パタン検出手段が、伝送路で伝送される信号に周期的に現れる境界パタンを検出し、処理実行手段が、境界パタン検出手段による前記境界パタンの検出タイミングに同期した処理を実行する。
そして、範囲設定手段が、境界パタン検出手段での境界パタンの検出タイミングから、次に境界パタンが現れることが推定される推定タイミングを基準とした許可範囲を設定し、境界パタン検出手段では、この許可範囲の間、境界パタンの検出が許可される。
このように構成された本発明の通信装置によれば、ノイズ等の影響により許可範囲外で境界パタンと同様のパタンが偶然生じたとしても、これを誤検出してしまうことがないため、境界パタンの検出タイミングに同期した処理を精度よく実行することができる。
車載通信システムの概略構成を示すブロック図である。 (a)は伝送路を介した通信で使用する伝送符号を説明する説明図、(b)が伝送路を介して送受信されるフレームの構成を説明する説明図、(c)がUARTとトランシーバとの間で送受信するフレームの構成を示す説明図である。 ノードの構成を示すブロック図である。 符号化回路の動作を示すタイミング図である。 復号化回路の構成を示すブロック図である。 検出範囲設定部の詳細な構成を示すブロック図である。 処理部での処理内容を示すフローチャートである。 検出範囲設定部での動作を示すタイミング図である。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
<全体構成>
本発明が適用された車載通信システム1は、図1に示すように、ボデー系のアプリケーションを実現する電子制御装置(ボデー系ECU)や、車両の状態を検出したり車両の状態を制御したりするために設けられた関連機器(ライト,センサ等)からなるノード3を、バス状の伝送路5を介して相互に接続することで構成されている。
ノード3のうち、ボデー系ECUとしては、ボデー・ワイパECU,シートECU,スライドドアECU,ミラーECU,バックドアECU,ライトECU,チルテレ(電動ステアリング位置調整装置)ECU等があり、一方、関連機器としては、ライトSW,ワイパSW,ライトセンサ,レインセンサ等がある。
<バス通信路>
伝送路5は、異なるノード3からハイレベル(第1レベル)の信号とロウレベル(第2レベル)の信号とが同時に出力されると、伝送路5上の信号レベルがロウレベルとなるように構成されており、この機能を利用してバス調停を実現する。
伝送路5では、図2(a)に示すように、伝送符号として、ビットの境界で信号レベルがハイレベルからロウレベルに変化すると共に、ビットの途中で信号レベルがロウレベルからハイレベルに変化するPWM符号が用いられ、二値(論理1/論理0)の信号を、デューティ比の異なる二つの符号で表現する。以下では、ロウレベルの比率(継続期間)がより短い方をレセッシブ符号(第1符号)、より長い方をドミナント符号(第2符号)と称する。なお、本実施形態では、レセッシブ符号が論理1に対応し、ドミナント符号が論理0に対応するものとする。また、伝送符号において、信号レベルがハイレベルからロウレベルに変化するエッジを境界エッジ、ロウレベルからハイレベルに変化するエッジを中間エッジとも称する。
そして、具体的には、レセッシブ符号では、1ビットの1/3の期間がロウレベル、2/3の期間がハイレベルとなり、また、ドミナント符号では、1ビットの2/3の期間がロウレベル、1/3期間がハイレベルに設定され、伝送路5上でレセッシブ符号とドミナント符号とが衝突すると、ドミナント符号が調停勝ちするようにされている。
なお、伝送路5においてレセッシブ符号が許容ビット(本実施形態では11ビット)以上継続している期間をIFS(Inter Frame Space )と呼び、IFSが検出されている状態をアイドル状態という。そして、車載通信システム1では、伝送路5がアイドル状態にある場合に、各ノード3は送信を行うことができるように規定されていると共に、送信を開始後、調停負けを検出したノード3は送信を直ちに停止し、調停勝ちしたノード3のみが送信を継続する、いわゆるCSMA/CA方式のアクセス制御が採用されている。
また、ノード3間の通信に使用するフレームは、図2(b)に示すように、送信を許可するデータを指定するためのヘッダと、ヘッダによって指定されたデータを送信するための可変長のレスポンスからなる。
このうち、ヘッダは、送信を許可するデータの識別子(ID)からなり、IDの値に応じて、バス調停で勝ち残るように設定されている。一方、レスポンスは、データ以外に、データ(レスポンス)のサイズを示すサイズ情報、エラーの有無をチェックするためのCRC符号が少なくとも含まれている。
<ノード>
ノード3には、他のノードに伝送路5を介してクロックを供給するノード(ここではボデー・ワイパECU)と、伝送路5を介して供給されるクロックに同期した通信を実行するノードとが存在し、以下では、前者をクロックマスタ3aとも称し、後者を通常ノード3bとも称する。クロックマスタ3a及び通常ノード3bは、一部構成が異なるがほぼ同様の構成を有しているため、基本的に共通部分の説明を行い、必要に応じて相違点について説明を補足する。
ノード3は、図3に示すように、伝送路5を介した他ノード3との通信によって得られた情報等に基づき、自ノード3に割り当てられた各種処理を実行する信号処理部10と、信号処理部10から供給されるNRZ符号の送信データTXDをPWM符号の送信データTXに符号化して伝送路5に出力し、伝送路5から取り込んだPWM符号の受信データRXをNRZ符号の受信データRXDに復号化して信号処理部10に供給するトランシーバ20とを備えている。
<信号処理部>
信号処理部10は、CPU,ROM,RAM,IOポート等からなる周知のマイクロコンピュータを中心に構成され、更に、調歩同期(非同期)方式のシリアル通信を実現するUART(汎用非同期受信・送信機:Universal Asynchronous Receiver Transmitter )、11、当該信号処理部10を動作させるための動作クロックを発生させる発振回路12を備えている。
UART11は、図2(c)に示すように、データの開始を示す1ビット長のスタートビット(ロウレベル)と、データの終了を示すストップビット(ハイレベル)と、これらスタートビット,ストップビットに挟まれた8ビットのデータとで構成された合計10ビットのブロックデータを単位として送受信する。但し、主要部となる8ビットのデータは、LSB(最下位ビット)が先頭、MSB(最上位ビット)が末尾となるように設定されている。
また、前述のフレーム(図2(b)参照)を構成するヘッダは、単一のブロックデータで構成され、スタートビット,ストップビットを除く8ビットのデータのうち、7ビットはIDとして用いられ、1ビットはパリティビットとして用いられる。また、レスポンスは、1乃至複数個のブロックデータで構成され、最初のブロックに、サイズ情報が設定される。
なお、特にクロックマスタ3aでは、発振回路12は、上述の動作クロックに加えて、UART11の通信速度と同じ速度(例えば20Kbps)に設定されトランシーバ20に供給する内部クロックCKを発生させるように構成されている。
<トランシーバ>
図3に戻り、トランシーバ20は、送信データTXDを符号化する符号化回路31、受信データRXを復号する復号化回路32、ビット単位でデータの衝突を検出する調停回路33からなるデジタル処理部30と、デジタル処理部30にて符号化された送信データTXを伝送路5に出力する送信バッファ41、伝送路5上のデータを取り込む受信バッファ42からなるアナログ処理部40と、デジタル処理部30の動作に必要な各種タイミング信号を生成するタイミング生成部50とを備えている。
<タイミング生成部>
タイミング生成部50は、複数のインバータをリング状に接続することで構成されたリングオシレータ等からなる簡易な発振回路を備え、この発振回路が発生させたカウント用クロックを分周することによって、基準クロック(クロックマスタ3aでは信号処理部10から供給される内部クロックCK,通常ノード3bでは受信バッファ42を介して伝送路5から取り込んだ受信データRX)に同期した各種タイミング信号を生成する。
<デジタル処理部>
デジタル処理部30において、符号化回路31は、クロックマスタ3aと通常ノード3bとでは異なった動作をする。
まず、クロックマスタ3aの符号化回路31は、信号処理部10から供給される送信データTXD(NRZ符号)が「論理1」である場合は、レセッシブ符号に符号化し、送信データTXDが「論理0」である場合は、ドミナント符号に符号化した信号を、送信データTXとして送信バッファ41に供給する。
なお、クロックマスタ3aの符号化回路31は、信号処理部10から送信データTXDの供給がない場合は、入力が「論理1」となるように構成されている。つまり、信号処理部10が送信を行わない時に、クロックマスタ3aの符号化回路31は、他ノードに供給するクロックとなるレセッシブ符号を出力し続けるように構成されている。
一方、通常ノード3bの符号化回路31は、図4に示すように、信号処理部10から供給される送信データTXDが「論理1」である場合は、1ビットの全期間に渡って第1レベルとなり、送信データTXDが「論理0」である場合は、受信データRXの立ち下がりエッジを検出すると第2レベルに変化し、ドミナント符号におけるロウレベルの継続時間が経過したタイミングで第1レベルに変化する信号を、符号化された送信データTXとして送信バッファ41に供給する。
そして、クロックマスタ3aが出力する伝送路5上のレセッシブ符号に、符号化された送信データTXが重畳されると、送信データTXDの1に対応した期間は、伝送路5上ではレセッシブ符号がそのまま伝送され、送信データTXDの「論理0」に対応した期間は、伝送路5上ではドミナント符号に書き換えられて伝送されることになる。
図3に戻り、復号化回路32は、受信バッファ42が取り込んだ受信データRX(PWM符号)をNRZ符号に復号化し、復号化した受信データRXDを信号処理部10に供給する。具体的には、受信データRXにおいて境界エッジを起点としたロウレベルの継続時間を測定し、その測定結果が予め設定された復号閾値Tth以上であれば「論理0」に、閾値未満であれば「論理1」に復号する。
そして、調停回路33は、送信データTXDと受信データRXDをビット単位で比較し、信号レベルが不一致である場合に符号化回路31への送信データTXDの供給を停止する。
<復号化回路>
復号化回路32は、図5に示すように、受信データRXにおける境界エッジ及び中間エッジを検出するエッジ検出回路61と、境界エッジの検出タイミングを表す境界エッジ検出信号FEに基づいて設定される許可範囲の間、エッジ検出回路61による境界エッジの検出を許可するための許可信号ENを生成する許可範囲設定部62と、境界エッジ検出信号FE及び中間エッジの検出タイミングを表す中間エッジ検出信号REに基づいて、境界エッジの検出タイミングから中間エッジの検出タイミングまでの時間幅、即ち、受信データRXを構成するPWM符号のロウレベル幅を計時するレベルタイマ63を備えている。
また、復号化回路32は、復号閾値Tthを記憶する閾値記憶部64と、レベルタイマ63での計時値であるレベル計時値TLと閾値記憶部64に記憶された復号閾値Tthとを大小比較する比較器65と、比較器65の出力を基準クロックのビット境界のタイミングでラッチし、そのラッチした信号を復号された受信データRXDとして出力するラッチ回路66を備えている。
なお、比較器65は、レベル計時値TLが復号閾値Tthより小さければ第1符号、レベル計時値TLが復号閾値Tth以上であれば第2符号であると判断し、その判断結果に応じた値(第1符号であれば論理1/第2符号であれば論理0)を有する2値データを出力するように構成されている。
<許可範囲設定部>
ここで、許可範囲設定部62は、図6に示すように、境界エッジ検出信号FEに基づいて境界エッジの周期を計時するビットタイマ71と、境界エッジの検出タイミングから許可範囲の開始タイミングまでの時間に対応するカウント値である開始比較値、及び許可範囲の継続期間に対応するカウント値である終了比較値を記憶する範囲記憶部72と、ビットタイマ71の計時値が範囲記憶部72に記憶された開始比較値と一致すると開始タイミング信号を出力する比較器73を備えている。
また、許可範囲設定部62は、開始タイミング信号が入力されてからの経過時間を計時する許可タイマ74と、許可タイマ74の計時値が範囲記憶部72に記憶された終了比較値と一致すると終了タイミング信号を出力する比較器75と、セット入力に開始タイミング信号、リセット入力に終了タイミング信号が印加されるSRフリップフロップ回路76とを備えている。
更に、許可範囲設定部62は、ビットタイマ71による1ビット幅の計時結果に従って設定されるリセット比較値を記憶するリセット記憶部77と、ビットタイマ71の計時値がリセット比較値と一致するとリセット要求信号を出力する比較器78と、境界エッジ検出信号FEが入力される毎にビットタイマ71の計時値(境界エッジの周期)を取り込み、この計時値に基づいて開始比較値,終了比較値,リセット比較値を生成して予め設定されたタイミングで範囲記憶部72及びリセット記憶部77の記憶内容を更新すると共に、比較器78からリセット要求信号が入力されると、強制許可信号Kを出力する処理部79と、SRフリップフロップ回路76の出力、及び強制許可信号Kの出力の論理和を求め許可信号ENとして出力する論理和回路80とを備えている。
なお、レベルタイマ63、ビットタイマ71,許可タイマ74を作動させるカウント用クロックを含め、デジタル処理部30各部を動作させるタイミング信号は、タイミング生成部50から供給される。
このように構成された許可範囲設定部62は、強制許可信号Kがロウレベルの時に、境界エッジの検出後、開始比較値で表される時間が経過した時点でハイレベルとなり、その後、終了比較値で表される時間が経過した時点でロウレベルとなる許可信号ENを出力する。また、強制許可信号Kがハイレベルの時には、ハイレベルの許可信号ENを出力する。この場合、全範囲が許可範囲となる。
<処理部>
ここで処理部79が実行する処理を、図7に示すフローチャートに沿って説明する。
なお、処理部79は、マイクロコンピュータによって構成されていてもよいし、マイクロコンピュータを用いることなく、論理回路の組合せによって構成されていてもよい。
処理部79は、デジタル処理部30に電源供給が開始されると処理を開始する。
処理部79では、まず、範囲記憶部72及びリセット記憶部77に、開始比較値,終了比較値,リセット比較値の初期値を設定すると共に、強制許可信号Kをオフ(ロウレベル)に、予め用意された初回フラグをオンに設定する初期化処理を行う(S110)。
なお、開始比較値,終了比較値,リセット比較値の初期値は、伝送路5での通信速度から決まる1ビット幅をカウントクロックでカウントした場合に得られる値を基準値として、この基準値に基づいて設定する。本実施形態では、基準値の0.9倍の値を開始比較値、基準値の1.1倍の値から開始比較値を減じた値を終了比較値、基準比較値の3倍をリセット比較値としている。
次にエッジ検出回路61で境界エッジが検出されたか否かを判断し(S120)、検出されていれば、ビットタイマ71の計時値を取得し(S130)、初回フラグがオンに設定されているか否かを判断する(S140)。
初回フラグがオンに設定されていれば、初回フラグをオフに設定して(S145)、S120に戻り、初回フラグがオフに設定されていれば、計時値を境界エッジ周期(即ち1ビットの時間幅)の計測値として、所定の記憶領域に保持する(S150)。
そして、強制許可信号Kがオンに設定されているか否かを判断し(S160)、オンに設定されていなければ(オフであれば)、所定の記憶領域に保持されている計測値に対して統計的な処理を実行することで、境界エッジ周期の統計値(例えば過去一定期間に渡る平均値)を求める(S170)。
求めた統計値が、現在設定されている開始比較値,終了比較値,リセット比較値の算出する際に使用した基準値からのずれが、予め設定された許容値以上であるか否かを判断し(S180)、ずれが許容値未満であればS120に戻る。
一方、ずれが許容値以上であれば、統計値を基準値として設定し、更にS110と同様にこの基準値に基づいて開始比較値,終了比較値,リセット比較値を求め、その求めた各比較値によって、範囲記憶部72及びリセット記憶部77の記憶内容を再設定して(S190)、S120に戻る。
先のS120で境界エッジは検出されていないと判断した場合は、比較器78からリセット要求が入力されているか否かを判断し(S200)、リセット要求が入力されていなければ、S120に戻る。一方、リセット要求が入力されていれば、強制許可信号Kをオンに設定すると共に、初回フラグをオンに設定して(S210)、S120に戻る。
また、先のS160で強制許可信号Kがオンに設定されていると判断した場合、強制許可信号Kをオフに設定して(S220)、S190に進む。この場合、S190では、S170で算出された統計値の代わりに、S150によって一つだけ保存されている境界エッジ周期の計測値を基準値として、各比較値を求めることになる。
<効果>
以上説明したように、車載通信システム1では、図8に示すように、ビット境界(境界エッジ)が検出されると、その検出タイミングから開始比較値に相当する時間が経過してから、更に終了比較値に相当する時間が経過するまでの間を許可範囲として設定し、許可範囲外で発生する立ち下がりエッジが、ビット境界として認識されないようにされている。
つまり、検出されたビット境界から、基準値に相当する時間が経過した時点を、次のビット境界が現れる推定タイミングとし、その前後の所定期間(本実施形態では基準値に対して±10%の値に相当する時間)を許可範囲に設定している。
従って、ノイズの影響による立ち下がりエッジが現れたとしても、許可範囲内で発生しない限り、これを境界エッジとして誤検出してしまうことがなく、PWM符号の復号を精度よく行うことができる。
即ち、立ち下がりエッジの検出タイミングを制限しない従来装置では、図8下方のタイミング図に示すように、ノイズの影響による立ち下がりエッジを境界エッジ、その後の立ち上がりエッジを中間エッジと認識して、ロウレベル幅が復号閾値Tthより短いレセッシブ符号(論理1)を受信したものと誤認識し、誤った復号(図中RXDの点線部分)を行ってしまうが、車載通信システム1では、このような復号の誤りの発生を抑制することができる。
また、車載通信システム1によれば、境界エッジの周期を計時した計測値を統計的に処理して、境界エッジの周期の統計値を求め、その統計値の基準値からのずれが許容値を越えた場合は各比較値を再設定するようにされている。
従って、何等かの原因で、クロック周期が変動するようなことがあった場合でも、許可範囲内の変動であれば、これに追従して許可範囲の設定が自動的に変化し、許可範囲を手動で再設定する必要がないため、メンテナンスの手間を省略することができる。
更に、車載通信システム1によれば、境界エッジの周期を計時するカウンタの値が、リセット比較値に達した場合には、各比較値の設定をリセットすると共に、許可範囲を一時的に取り払って計測した境界エッジの周期に基づいて、各比較値を設定するようにされている。このため、クロック周期が許可範囲を超えるほど大きく変化した場合でも、これに対処することができるため、システムの信頼性を向上させることができると共に、伝送路の通信速度が異なる様々なシステムにて使用することができ、システムの汎用性を向上させることができる。
<他の実施形態>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において様々な態様にて実施することが可能である。
例えば、上記実施形態では、伝送符号の1ビットのうちロウレベルとなる期間を、レセッシブ符号では1/3、ドミナント符号では2/3としているが、これに限るものではなく、例えば、レセッシブ符号では1/4、ドミナント符号では1/2等としてもよい。
上記実施形態では、境界パタンとして、境界エッジを用いているが、複数ビットで構成されたビットパタンを用いてもよい。
1…車載通信システム 3…ノード 3a…クロックマスタ 3b…通常ノード 5…伝送路 10…信号処理部 12…発振回路 20…トランシーバ 30…デジタル処理部 31…符号化回路 32…復号化回路 33…調停回路 40…アナログ処理部 41…送信バッファ 42…受信バッファ 50…タイミング生成部 61…エッジ検出回路 62…許可範囲設定部 63…レベルタイマ 64…閾値記憶部 65,73,75,78…比較器 66…ラッチ回路 71…ビットタイマ 72…範囲記憶部 74…許可タイマ 76…SRフリップフロップ回路 77…リセット記憶部 79…処理部 80…論理和回路

Claims (5)

  1. 伝送路(5)で伝送される信号に周期的に現れる境界パタンを検出する境界パタン検出手段(61)と、
    該境界パタン検出手段による前記境界パタンの検出タイミングに同期した処理を実行する処理実行手段(63〜66)と、
    前記境界パタン検出手段での前記境界パタンの検出タイミングから、次に前記境界パタンが現れることが推定される推定タイミングを基準とした許可範囲を設定する範囲設定手段(62)と、
    を備え、前記境界パタン検出手段は、前記範囲設定手段にて設定された前記許可範囲の間、前記境界パタンの検出が許可されることを特徴とする通信装置。
  2. 前記伝送路で伝送される信号は、パルス幅変調符号によって符号化された信号であり、
    前記境界パタン検出手段は、ビット境界を表すエッジを前記境界パタンとして検出することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記処理実行手段は、前記伝送路を介して受信した信号を復号化する復号化回路であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記範囲設定手段は、
    前記境界パタン検出手段にて前記境界パタンが検出される間隔を計時する計時手段(71)と、
    前記計時手段での計時結果から求めた前記境界パタンの周期に従って前記許可範囲の大きさを可変設定する可変設定手段(79,S150〜S190)と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 前記範囲設定手段は、
    前記計時手段での計時値が、前記範囲設定手段にて求められた前記境界パタンの周期より大きな値に設定されたリセット比較値に達した場合、前記範囲設定手段による許可範囲の設定をリセットし、該範囲設定手段により前記境界パタンの周期が求められるまでの間、前記境界パタン検出手段での検出を強制的に許可するリセット手段(77〜79,S200〜S220)を備えることを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
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