JP2014102981A - ターゲット供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】絶縁破壊の発生を防止し得る、またはターゲット物質を適切に出力し得るターゲット供給装置を提供すること。
【解決手段】ターゲット供給装置は、ノズルを備えたタンクと、第1貫通孔が設けられ、前記第1貫通孔内に前記ノズルの中心軸が位置するように設置された第1電極と、第2貫通孔が設けられた本体部、および、前記第2貫通孔の周縁から前記ノズルに近づく方向に延びる筒状に形成された捕集部を備え、前記第2貫通孔内に前記ノズルの中心軸が位置するように設置された第2電極と、前記タンク内部に設置された第3電極と、前記第2電極を加熱する加熱部と、を備えてもよい。
【選択図】図3

Description

本開示は、ターゲット供給装置に関する。
近年、半導体プロセスの微細化に伴って、半導体プロセスの光リソグラフィにおける転写パターンの微細化が急速に進展している。次世代においては、70nm〜45nmの微細加工、さらには32nm以下の微細加工が要求されるようになる。このため、例えば32nm以下の微細加工の要求に応えるべく、波長13nm程度の極端紫外光(以下、EUV光という場合がある。)を生成するための装置と縮小投影反射光学系とを組み合わせた露光装置の開発が期待されている。
EUV光生成装置としては、ターゲット物質にレーザ光を照射することによって生成されるプラズマを用いたLPP(Laser Produced Plasma)方式の装置と、放電によって生成されるプラズマを用いたDPP(Discharge Produced Plasma)方式の装置と、軌道放射光を用いたSR(Synchrotron Radiation)方式の装置との3種類の装置が知られている。
米国特許第7405416号明細書
概要
本開示の一態様によるターゲット供給装置は、ノズルを備えたタンクと、第1貫通孔が設けられ、前記第1貫通孔内に前記ノズルの中心軸が位置するように設置された第1電極と、第2貫通孔が設けられた本体部、および、前記第2貫通孔の周縁から前記ノズルに近づく方向に延びる筒状に形成された捕集部を備え、前記第2貫通孔内に前記ノズルの中心軸が位置するように設置された第2電極と、前記タンク内部に設置された第3電極と、前記第2電極を加熱する加熱部と、を備えてもよい。
本開示のいくつかの実施形態を、単なる例として、添付の図面を参照して以下に説明する。
図1は、例示的なLPP方式のEUV光生成装置の構成を概略的に示す。 図2は、第1実施形態に係るターゲット供給装置を含むEUV光生成装置の構成を概略的に示す。 図3は、第1実施形態に係るターゲット供給装置の構成を概略的に示す。 図4は、第1〜第3実施形態の課題を説明するための図であり、ターゲット供給装置がドロップレットを出力しているときの状態を示す。 図5は、第2実施形態に係るターゲット供給装置の構成を概略的に示す。 図6は、第2,第3実施形態の課題を説明するための図であり、ターゲット供給装置がドロップレットを出力しているときの状態を示す。 図7は、第3実施形態に係るターゲット供給装置の構成を概略的に示す。
実施形態
内容
1.概要
2.EUV光生成装置の全体説明
2.1 構成
2.2 動作
3.ターゲット供給装置を含むEUV光生成装置
3.1 用語の説明
3.2 第1実施形態
3.2.1 概略
3.2.2 構成
3.2.3 動作
3.3 第2実施形態
3.3.1 概略
3.3.2 構成
3.3.3 動作
3.4 第3実施形態
3.4.1 構成
3.4.2 動作
3.5 変形例
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。以下に説明される実施形態は、本開示のいくつかの例を示すものであって、本開示の内容を限定するものではない。また、各実施形態で説明される構成および動作の全てが本開示の構成および動作として必須であるとは限らない。なお、同一の構成要素には同一の参照符号を付して、重複する説明を省略する。
1.概要
本開示の実施形態においては、ターゲット供給装置は、ノズルを備えたタンクと、第1貫通孔が設けられ、前記第1貫通孔内に前記ノズルの中心軸が位置するように設置された第1電極と、第2貫通孔が設けられた本体部、および、前記第2貫通孔の周縁から前記ノズルに近づく方向に延びる筒状に形成された捕集部を備え、前記第2貫通孔内に前記ノズルの中心軸が位置するように設置された第2電極と、前記タンク内部に設置された第3電極と、前記第2電極を加熱する加熱部と、を備えてもよい。
2.EUV光生成装置の全体説明
2.1 構成
図1は、例示的なLPP方式のEUV光生成装置1の構成を概略的に示す。EUV光生成装置1は、少なくとも1つのレーザ装置3と共に用いられてもよい。EUV光生成装置1およびレーザ装置3を含むシステムを、以下、EUV光生成システム11と称する。図1を参照に、以下に詳細に説明されるように、EUV光生成装置1は、チャンバ2を含んでもよい。チャンバ2は、密閉可能であってもよい。EUV光生成装置1は、ターゲット供給装置7をさらに含んでもよい。ターゲット供給装置7は、例えばチャンバ2に取り付けられていてもよい。ターゲット供給装置7から供給されるターゲットの材料は、スズ、テルビウム、ガドリニウム、リチウム、キセノン、またはそれらのうちのいずれか2つ以上の組合せ等を含んでもよいが、これらに限定されない。
チャンバ2の壁には、少なくとも1つの貫通孔が設けられていてもよい。その貫通孔をレーザ装置3から出力されたパルスレーザ光32が通過するように、レーザ装置3等が配置されてもよい。あるいは、チャンバ2には、その貫通孔を塞ぐように、かつ、レーザ装置3から出力されたパルスレーザ光32が透過するように、少なくとも1つのウインドウ21が設けられてもよい。チャンバ2の内部には例えば、回転楕円面形状の反射面を有するEUV集光ミラー23が配置されてもよい。EUV集光ミラー23は、第1焦点および第2焦点を有し得る。EUV集光ミラー23の表面には例えば、モリブデンとシリコンとが交互に積層された多層反射膜が形成されてもよい。EUV集光ミラー23は、例えば、その第1焦点がプラズマ生成位置またはその近傍のプラズマ生成領域25に位置し、その第2焦点が露光装置の仕様によって規定される所望の集光位置(中間焦点(IF)292)に位置するように配置されるのが好ましい。所望の集光位置は中間焦点(IF)292と呼んでもよい。なお、プラズマの生成については、後に説明する。EUV集光ミラー23の中央部には、貫通孔24が設けられてもよい。EUV集光ミラー23は、パルスレーザ光33が貫通孔24を通過するように配置されてもよい。
EUV光生成装置1は、EUV光生成制御システム5を含んでいてもよい。また、EUV光生成装置1は、ターゲットセンサ4を含んでもよい。ターゲットセンサ4は、ターゲットの存在、軌道、位置等を検出してもよい。ターゲットセンサ4は、撮像機能を有してもよい。
さらに、EUV光生成装置1は、チャンバ2内部と露光装置6内部とを連通させるための接続部29を含んでもよい。接続部29内部には、アパーチャが形成された壁291が設けられてもよい。壁291は、そのアパーチャがEUV集光ミラー23の第2焦点位置に位置するように配置されてもよい。
さらに、EUV光生成装置1は、レーザ光進行方向制御部34、レーザ光集光光学系22、ドロップレット27を回収するためのターゲット回収装置28等を含んでもよい。レーザ光進行方向制御部34は、レーザ光の進行方向を規定するための光学素子と、この光学素子の位置や姿勢等を調節するためのアクチュエータとを備えてもよい。
2.2 動作
図1を参照すると、レーザ装置3から出力されたパルスレーザ光31は、レーザ光進行方向制御部34を経て、パルスレーザ光32としてウインドウ21を透過して、チャンバ2に入射してもよい。パルスレーザ光32は、少なくとも1つのレーザ光経路に沿ってチャンバ2内に進み、レーザ光集光光学系22で反射されて、パルスレーザ光33として少なくとも1つのドロップレット27に照射されてもよい。
ターゲット供給装置7からは、ドロップレット27がチャンバ2内部のプラズマ生成領域25に向けて出力されてもよい。ドロップレット27には、パルスレーザ光33に含まれる少なくとも1つのパルスレーザ光が照射され得る。パルスレーザ光33が照射されたドロップレット27はプラズマ化し、そのプラズマからEUVを含む光251(以下、「EUV光を含む光」を「EUV光」と表現する場合がある)が放射され得る。EUV光251は、EUV集光ミラー23によって集光されるとともに反射されてもよい。EUV集光ミラー23で反射されたEUV光252(EUV光を含む光252)は、中間焦点292を通って露光装置6に出力されてもよい。なお、1つのドロップレット27に、パルスレーザ光33に含まれる複数のパルスレーザ光が照射されてもよい。
EUV光生成制御システム5は、EUV光生成システム11全体の制御を統括してもよい。EUV光生成制御システム5は、ターゲットセンサ4によって撮像されたドロップレット27のイメージデータ等を処理してもよい。EUV光生成制御システム5は、例えば、ドロップレット27を出力するタイミングやドロップレット27の出力速度等を制御してもよい。また、EUV光生成制御システム5は、例えば、レーザ装置3のレーザ発振タイミングやパルスレーザ光32の進行方向やパルスレーザ光33の集光位置等を制御してもよい。上述の様々な制御は単なる例示に過ぎず、必要に応じて他の制御を追加してもよい。
3.ターゲット供給装置を含むEUV光生成装置
3.1 用語の説明
以下、図2、図3、図4、図5,図6における紙面上方向を+Z方向と表現し、下方向を−Z方向と表現し、上方向と下方向とをZ軸方向と表現する場合がある。同様に、図2、図3、図4、図5,図6における紙面右方向を+X方向と表現し、左方向を−X方向と表現し、右方向と左方向とをX軸方向と表現する場合がある。図7における紙面左斜め上方向を+Z方向と表現し、右斜め下方向を−Z方向と表現し、左斜め上方向と右斜め下方向とをZ軸方向と表現する場合がある。同様に、図7における紙面右斜め上方向を+X方向と表現し、左斜め下方向を−X方向と表現し、右斜め上方向と左斜め下方向とをX軸方向と表現する場合がある。同様に、図2、図3、図4、図5,図6、図7における紙面手前方向を+Y方向と表現し、奥方向を−Y方向と表現し、手前方向と奥方向とをY軸方向と表現する場合がある。なお、これらの表現は、重力方向10Bとの関係を表すものではない。
3.2 第1実施形態
3.2.1 概略
本開示の第1実施形態のターゲット供給装置において、ノズルを備えたタンクと、第1貫通孔が設けられ、前記第1貫通孔内に前記ノズルの中心軸が位置するように設置された第1電極と、第2貫通孔が設けられた本体部、および、前記第2貫通孔の周縁から前記ノズルに近づく方向に延びる筒状に形成された捕集部を備え、前記第2貫通孔内に前記ノズルの中心軸が位置するように設置された第2電極と、前記タンク内部に設置された第3電極と、前記第2電極を加熱する加熱部と、を備えてもよい。
3.2.2 構成
図2は、第1実施形態に係るターゲット供給装置を含むEUV光生成装置の構成を概略的に示す。図3は、第1実施形態に係るターゲット供給装置の構成を概略的に示す。
EUV光生成装置1Aは、図2に示すように、チャンバ2と、ターゲット供給装置7Aとを備えてもよい。ターゲット供給装置7Aは、ターゲット生成部70Aと、ターゲット制御装置90Aとを備えてもよい。ターゲット制御装置90Aには、レーザ装置3と、EUV光生成制御システム5Aとが電気的に接続されてもよい。
ターゲット生成部70Aは、ターゲット生成器71Aと、圧力制御部72Aと、第1温度制御部73Aと、静電引出部75Aと、第2温度制御部80Aとを備えてもよい。
ターゲット生成器71Aは、内部にターゲット物質270を収容するためのタンク711Aを備えてもよい。タンク711Aは、筒状であってもよい。タンク711Aには、当該タンク711A内のターゲット物質270を、ドロップレット27としてチャンバ2内に出力するためのノズル712Aが設けられていてもよい。ターゲット生成器71Aは、タンク711Aがチャンバ2外部に位置し、ノズル712Aがチャンバ2内部に位置するように設けられてもよい。ノズル712Aの軸は、図3に示すように、ドロップレット27の設定軌道CAと一致してもよい。設定軌道CAは、Z軸方向と一致してもよい。
ノズル712Aは、図2および図3に示すように、ノズル本体713Aと、出力部714Aとを備えてもよい。
ノズル本体713Aは、略円筒状に形成されてもよい。ノズル本体713Aは、タンク711Aの下面からチャンバ2内に突出するように設けられてもよい。
出力部714Aは、略円板状に形成されてもよい。出力部714Aの外径は、ノズル本体713Aの外径と略等しくてもよい。出力部714Aは、ノズル本体713Aの先端面に密着するように設けられてもよい。出力部714Aの中央部分には、円錐台状の突出部715Aが設けられてもよい。突出部715Aは、そこに電界が集中し易いようにするために設けられてもよい。突出部715Aには、突出部715Aにおける円錐台上面部を構成する先端部の略中央部に開口するノズル孔716Aが設けられてもよい。ノズル孔716Aの直径は、6μm〜15μmであってもよい。
出力部714Aは、出力部714Aとターゲット物質270との接触角が90°以上の材料で構成されるのが好ましい。あるいは、出力部714Aの少なくとも表面が、当該接触角が90°以上の材料でコーティングされてもよい。接触角が90°以上の材料は、SiC、SiO、Al、モリブデン、タングステンであってもよい。
タンク711Aと、ノズル712Aと、出力部714Aとは、電気絶縁材料で構成されてもよい。これらが、電気絶縁材料ではない材料、例えばモリブデンなどの金属材料で構成される場合には、チャンバ2とターゲット生成器71Aとの間や、出力部714Aと後述する第1電極751Aおよび第2電極752Aとの間に電気絶縁材料が配置されてもよい。この場合、タンク711Aと後述するパルス電圧生成器755Aとが電気的に接続されてもよい。
チャンバ2の設置形態によっては、予め設定されるドロップレット27の出力方向(ノズル712Aの軸方向(設定出力方向10Aと称する))は、必ずしも重力方向10Bと一致するとは限らない。重力方向10Bに対して、斜め方向や水平方向に、ドロップレット27が出力されるよう構成されてもよい。なお、第1実施形態では、設定出力方向10Aが重力方向10Bと一致するようにチャンバ2が設置されてもよい。
圧力制御部72Aは、アクチュエータ722Aと、圧力センサ723Aとを備えてもよい。アクチュエータ722Aは、配管724Aを介して、タンク711Aの上端に連結されてもよい。アクチュエータ722Aには、配管725Aを介して、不活性ガスボンベ721Aが接続されてもよい。アクチュエータ722Aは、ターゲット制御装置90Aに電気的に接続されてもよい。アクチュエータ722Aは、ターゲット制御装置90Aから送信される信号に基づいて、不活性ガスボンベ721Aから供給される不活性ガスの圧力を制御して、タンク711A内の圧力を調節するよう構成されてもよい。
圧力センサ723Aは、配管725Aに設けられてもよい。圧力センサ723Aは、ターゲット制御装置90Aに電気的に接続されてもよい。圧力センサ723Aは、配管725A内に存在する不活性ガスの圧力を検出して、この検出した圧力に対応する信号をターゲット制御装置90Aに送信してもよい。
第1温度制御部73Aは、タンク711A内のターゲット物質270の温度を制御するよう構成されてもよい。第1温度制御部73Aは、第1ヒータ731Aと、第1ヒータ電源732Aと、第1温度センサ733Aと、第1温度コントローラ734Aとを備えてもよい。
第1ヒータ731Aは、タンク711Aの外周面に設けられてもよい。
第1ヒータ電源732Aは、第1温度コントローラ734Aからの信号に基づいて、第1ヒータ731Aに電力を供給して第1ヒータ731Aを発熱させてもよい。それにより、タンク711A内のターゲット物質270が、タンク711Aを介して加熱され得る。
第1温度センサ733Aは、タンク711Aの外周面におけるノズル712A側に設けられてもよいし、タンク711A内に設けられてもよい。第1温度センサ733Aは、タンク711Aにおける主に第1温度センサ733Aの設置位置およびその近傍の位置の温度を検出して、当該検出した温度に対応する信号を第1温度コントローラ734Aに送信するよう構成されてもよい。第1温度センサ733Aの設置位置およびその近傍の位置の温度は、タンク711A内のターゲット物質270の温度とほぼ同一の温度となり得る。
第1温度コントローラ734Aは、第1温度センサ733Aからの信号に基づいて、ターゲット物質270の温度を所定温度に制御するための信号を第1ヒータ電源732Aに出力するよう構成されてもよい。
静電引出部75Aは、第1電極751Aと、第2電極752Aと、第3電極753Aと、固定部754Aと、パルス電圧生成器755Aと、電圧源756Aとを備えてもよい。後に説明するように、静電引出部75Aは、第1電極751Aの電位と第3電極753Aの電位との間の電位差を利用して、ドロップレット27を出力部714Aのノズル孔716Aから引き出してもよい。また、静電引出部75Aは、第1電極751Aの電位と第2電極752Aの電位との間の電位差を利用して、ノズル孔716Aから引き出したドロップレット27を加速して、チャンバ2内へ出力してもよい。
第1電極751Aは、導電性を有する材料によって構成されてもよい。第1電極751Aには、フィードスルー757Aを介してパルス電圧生成器755Aが電気的に接続されてもよい。第1電極751Aは、第1板状部760Aを備えてもよい。
第1板状部760Aは、略円板状に形成されてもよい。第1板状部760Aの外径は、出力部714Aの外径よりも大きくてもよい。第1板状部760Aの中央には、円形状の第1貫通孔763Aが形成されてもよい。第1板状部760Aは、ノズル712Aから所定距離離れた位置で当該ノズル712Aと対向するように、面方向外側の端部が固定部754Aに固定されてもよい。
第1貫通孔763Aの縁は、滑らかな曲面状に形成されてもよい。このように、第1貫通孔763Aの縁を曲面状に形成することによって、当該部分に電界が集中することを抑制できる。
第2電極752Aは、導電性を有する材料によって構成されてもよい。第2電極752Aは、接地されてもよい。第2電極752Aは、本体部770Aと、捕集部771Aとを備えてもよい。
本体部770Aは、第2板状部773Aと、筒状部774Aとを備えてもよい。
第2板状部773Aは、略円板状に形成されてもよい。第2板状部773Aの外径は、第1電極751Aの第1板状部760Aの外径と略等しくてもよい。第2板状部773Aの中央には、円形状の第2貫通孔776Aが形成されてもよい。第2貫通孔776Aの直径は、第1電極751Aの第1貫通孔763Aの直径よりも大きくてもよい。
筒状部774Aは、第2板状部773Aの面方向外側端部の上面から当該面方向と直交する方向(+Z方向)に延びる略円筒状に形成されてもよい。本体部770Aは、第1板状部760Aから所定距離離れた位置で当該第1板状部760Aと対向するように、筒状部774Aが固定部754Aに固定されてもよい。
捕集部771Aは、第2板状部773Aの第2貫通孔776Aの周縁から、筒状部774Aと同じ方向(+Z方向)に延びる略円錐台筒状に形成されてもよい。捕集部771Aの先端部777Aは、尖っていてもよい。捕集部771Aの外周面と、第2板状部773Aの上面と、筒状部774Aの内周面とは、溝部779Aを形成し得る。
ここで、先端部777Aの先端を尖らせないで平面状に形成した場合、設定軌道CAから外れたドロップレット27が先端部777Aに付着すると、当該ドロップレット27は、そのまま先端部777A上に残り得る。これに対して、先端部777Aを尖らせることによって、設定軌道CAから外れたドロップレット27が先端部777Aに付着すると、当該ドロップレット27は、捕集部771Aの外周面に沿って流れ、溝部779A内に溜まり得る。
第3電極753Aは、タンク711A内のターゲット物質270中に配置されてもよい。第3電極753Aには、フィードスルー758Aを介して電圧源756Aが電気的に接続されてもよい。
固定部754Aは、第1電極751Aおよび第2電極752Aをノズル712Aに対して固定してもよい。固定部754Aは、第1固定部材790Aと、第2固定部材791Aとを備えてもよい。
第1固定部材790Aおよび第2固定部材791Aは、絶縁性の材料によって、略円筒状に形成されてもよい。第1固定部材790Aの内径および第2固定部材791Aの内径は、ノズル本体713Aの外径および出力部714Aの外径と略等しくてもよい。第1固定部材790Aの外径および第2固定部材791Aの外径は、第1板状部760Aの外径および第2板状部773Aの外径と略等しくてもよい。第1固定部材790Aの軸方向の寸法は、第2固定部材791Aの軸方向の寸法よりも小さくてもよい。
第1固定部材790Aは、当該第1固定部材790Aの内部にノズル712Aが嵌め込まれるように、ノズル712Aに固定されてもよい。第1固定部材790Aの下端は、突出部715Aの先端よりも下方に位置してもよい。第1固定部材790Aの下端には、第1電極751Aの第1板状部760Aが固定されてもよい。
このような固定によって、第1貫通孔763Aの軸は、ノズル712Aの軸と略一致し得る。
第2固定部材791Aの上端は、第1板状部760Aの下面に固定されてもよい。第2固定部材791Aの下端には、第2電極752Aの筒状部774Aが固定されてもよい。
このような固定によって、捕集部771Aの軸と第2貫通孔776Aの軸とは、ノズル712Aの軸と略一致し得る。第2電極752Aの第2板状部773Aと第1電極751Aの第1板状部760Aとの距離は、突出部715Aと第1板状部760Aとの距離よりも大きくなり得る。
パルス電圧生成器755Aおよび電圧源756Aは、接地されてもよい。パルス電圧生成器755Aおよび電圧源756Aには、ターゲット制御装置90Aが電気的に接続されてもよい。
第2温度制御部80Aは、本開示の加熱部であってもよい。第2温度制御部80Aは、第2電極752Aの温度を制御するよう構成されてもよい。第2温度制御部80Aは、第2ヒータ801Aと、第2ヒータ電源802Aと、第2温度センサ803Aと、第2温度コントローラ804Aとを備えてもよい。
第2ヒータ801Aは、第2板状部773Aにおけるノズル712Aから遠い側(−Z方向側)の第2面に設けられてもよい。第2ヒータ801Aには、図2に示すように、フィードスルー806Aを介して第2ヒータ電源802Aが電気的に接続されてもよい。
第2ヒータ電源802Aは、第2温度コントローラ804Aからの信号に基づいて、第2ヒータ801Aを発熱させてもよい。それにより、捕集部771Aの先端部777Aに付着したドロップレット27や、溝部779A内に溜まったターゲット物質271Aが、第2電極752Aを介して加熱され得る。
第2温度センサ803Aは、筒状部774Aの外周面に設けられてもよいし、捕集部771Aの内周面や溝部779A内に設けられてもよい。第2温度センサ803Aには、フィードスルー806Aを介して第2温度コントローラ804Aが電気的に接続されてもよい。第2温度センサ803Aは、第2電極752Aにおける主に第2温度センサ803Aの設置位置およびその近傍の位置の温度を検出して、当該検出した温度に対応する信号を第2温度コントローラ804Aに送信するよう構成されてもよい。第2温度センサ803Aの設置位置およびその近傍の位置の温度は、溝部779A内のターゲット物質271Aの温度とほぼ同一の温度となり得る。
第2温度コントローラ804Aは、第2温度センサ803Aからの信号に基づいて、先端部777Aに付着したドロップレット27や溝部779A内に溜まったターゲット物質271Aの温度を所定温度に制御するための信号を第2ヒータ電源802Aに出力するよう構成されてもよい。
ターゲット制御装置90Aは、第1温度コントローラ734Aに信号を送信して、ターゲット生成器71A内のターゲット物質270の温度を制御してもよい。ターゲット制御装置90Aは、圧力制御部72Aのアクチュエータ722Aに信号を送信して、ターゲット生成器71A内の圧力を制御してもよい。ターゲット制御装置90Aは、第2温度コントローラ804Aに信号を送信して、先端部777Aに付着したドロップレット27や溝部779A内に溜まったターゲット物質271Aの温度を制御してもよい。
3.2.3 動作
図4は、第1〜第3実施形態の課題を説明するための図であり、ターゲット供給装置がドロップレットを出力しているときの状態を示す。
なお、以下において、ターゲット物質270がスズの場合を例示して、ターゲット供給装置7Aの動作を説明する。
まず、第1〜第3実施形態のターゲット供給装置が解決しようとする課題について説明する。
EUV光生成装置のターゲット供給装置は、図4に示すように、第2電極752以外の構成については、第1実施形態のEUV光生成装置1Aと同様のものを適用してもよい。
第2電極752は、第2貫通孔772を有する第2板状部770のみから構成されてもよい。
このようなターゲット供給装置において、第1温度制御部は、ターゲット生成器内のターゲット物質270を当該ターゲット物質270の融点以上の所定の温度まで加熱してもよい。電圧源756Aは、ターゲット生成器内のターゲット物質270に正極の高電圧(例えば、50kV)を印加してもよい。
そして、ターゲット物質270に高電圧を印加した状態において、パルス電圧生成器755Aは、第1電極751Aに印加する電圧を高電圧から低電圧(例えば、45kV)に降下させ、所定時間保持して、再び高電圧に戻してもよい。このとき、第1電極751Aの電圧降下のタイミングに同期して、ターゲット物質270が静電気力によってドロップレット27の形状で引き出され得る。ドロップレット27は、正極に帯電し得る。そして、ドロップレット27は、接地(0kV)された第2電極752によって加速し、第2電極752の第2貫通孔772を通過し得る。第2貫通孔772を通過したドロップレット27は、プラズマ生成領域に到達したときにパルスレーザ光が照射され得る。
ここで、ターゲット生成器内のターゲット物質270がノズル712Aからドロップレット27の形状で引き出されるとき、ドロップレット27の軌道が設定軌道CAから当該設定軌道CAと略直交する方向(Z軸方向と略直交する方向)にずれることがあり得る。ドロップレット27の軌道が設定軌道CAからずれる原因は、以下のように推測し得る。
ドロップレット27が生成されるとき、突出部715Aの先端面717Aのうち内縁側の円環状の領域には、ドロップレット27と接触する領域と、ドロップレット27と接触しない領域とが存在し得る。この場合、先端面717Aにおける内縁側の円環状の領域のうちドロップレット27と接触した領域は、ターゲット物質270が濡れやすくなり得る。その結果、ドロップレット27の中心位置が設定軌道CAから例えば左側(−X方向)にずれ得る。
この設定軌道CAから中心位置がずれたドロップレット27を第1電極751Aによって引き出すと、ドロップレット27の軌道CA1が設定軌道CAより左側にずれ得る。軌道CA1が設定軌道CAからずれると、ドロップレット27は、静電力によって第2貫通孔772の外縁側に引き寄せられ、第2板状部770上に付着し得る。一旦、ドロップレット27が第2板状部770に付着すると、ターゲット物質が固化し得る。固化したターゲット物質には電界が集中し、次に出力されるドロップレット27を当該固化したターゲット物質に引き寄せる力が発生し得る。この発生した力によってドロップレット27が樹枝状に堆積し、ドロップレット27が第2貫通孔772を通過してターゲット供給装置から出力されなくなり得る。
この図4に示す課題を解決するために、図3に示すように、ターゲット供給装置7Aに捕集部771A、第2温度制御部80Aを設けてもよい。
ターゲット供給装置7Aにおいて、第2温度制御部80Aは、第2電極752Aをターゲット物質270の融点以上の所定の温度まで加熱してもよい。ターゲット供給装置7Aは、ターゲット生成器71A内のターゲット物質270をドロップレット27の形状で引き出してもよい。
ノズル712Aからドロップレット27が引き出されたとき、ドロップレット27の軌道が設定軌道CAからZ軸方向と略直交する方向にずれることがあり得る。このドロップレット27は、捕集部771Aの外周面に付着し得る。捕集部771Aがターゲット物質270の融点以上の所定の温度まで加熱されているため、ドロップレット27は、捕集部771Aに付着すると、固化することなく重力によって流れ得る。その結果、ターゲット物質271Aが液体の状態で溝部779A内に溜まり得る。これにより、次に出力されるドロップレット27を捕集部771Aに引き寄せる力の発生が防止され得る。
その後、ドロップレット27が連続して引き出されると、先端面717Aにおける内縁側の円環状の領域のうち、ドロップレット27と接触する領域が徐々に広がり得る。当該円環状の領域の全てにドロップレット27が接触していない状態では、ドロップレット27の中心位置が設定軌道CAからZ軸方向と略直交する方向にずれるため、ノズル712Aから引き出されたドロップレット27の軌道が設定軌道CAからずれてしまい、ドロップレット27は溝部779A内に溜まり得る。このとき、ターゲット物質271Aが液体の状態で溝部779A内に溜まり得るため、第2電極752A上にドロップレット27が樹枝状に堆積することが防止され得る。その結果、次に出力されるドロップレット27を捕集部771Aに引き寄せる力の発生が防止され得る。
そして、ドロップレット27が先端面717Aにおける内縁側の円環状の領域の全てに接触すると、ドロップレット27の中心位置が設定軌道CAと略一致し得る。その結果、ドロップレット27は、捕集部771Aと接触せずに第2貫通孔776Aを通過して、ターゲット供給装置7Aから出力され得る。
上述のように、ターゲット供給装置7Aは、捕集部771Aおよび第2温度制御部80Aによって、固体のターゲット物質が第2電極752A上に樹枝状に堆積することを防止し得る。このため、ターゲット供給装置7Aは、ドロップレット27を適切に出力し得る。
3.3 第2実施形態
3.3.1 概略
本開示の第2実施形態のターゲット供給装置において、前記第2電極は、前記本体部における前記捕集部の外側から前記捕集部と同じ方向に延びる筒状に形成され、その延出方向の先端が前記捕集部の延出方向の先端よりも前記ノズルの近くに位置するように設けられた電界緩和部を備えてもよい。
3.3.2 構成
図5は、第2実施形態に係るターゲット供給装置の構成を概略的に示す。
第2実施形態のEUV光生成装置1Dは、図5に示すように、ターゲット供給装置7Dのターゲット生成部70D以外の構成については、第1実施形態のEUV光生成装置1Aと同様のものを適用してもよい。
第2実施形態では、設定出力方向10Aが重力方向10Bと一致するようにチャンバ2が設置されてもよい。
ターゲット生成部70Dは、静電引出部75Dと、第2温度制御部80D以外の構成については、第1実施形態のターゲット生成部70Aと同様のものを適用してもよい。
静電引出部75Dは、第1電極751Dと、第2電極752D以外の構成については、第1実施形態の静電引出部75Aと同様のものを適用してもよい。
第1電極751Dは、導電性を有する材料によって構成されてもよい。第1電極751Dは、第1板状部760Aと、第1筒状部761Dと、第2筒状部762Dとを備えてもよい。
第1筒状部761Dは、第1板状部760Aのノズル712Aに近い側の第1面から、ノズル712Aに近づく方向に延びる略円筒状に形成されてもよい。
第2筒状部762Dは、第1板状部760Aの第1面と反対の第2面から、ノズル712Aから離れる方向に延びる略円筒状に形成されてもよい。第2筒状部762Dの軸は、第1筒状部761Dの軸と略一致してもよい。第2筒状部762Dの内径および外径は、第1筒状部761Dの内径および外径とそれぞれ略等しくてもよい。第2筒状部762Dの軸方向の寸法は、第1筒状部761Dの軸方向の寸法よりも大きくてもよい。
第1筒状部761Dの先端部764Dおよび第2筒状部762Dの先端部765Dは、それぞれ滑らかな曲面状に形成されてもよい。このように、第1筒状部761Dの先端部764D、および、第2筒状部762Dの先端部765Dを曲面状に形成することによって、当該各部分に電界が集中することを抑制できる。
なお、第1筒状部761Dおよび第2筒状部762Dのうち少なくとも一方は、第1板状部760Aと別体で構成され、溶接などによって第1板状部760Aと接合されてもよい。
第2電極752Dは、導電性を有する材料によって構成されてもよい。第2電極752Dは、接地されてもよい。第2電極752Dは、本体部770Dと、捕集部771Dと、第3筒状部772Dとを備えてもよい。
本体部770Dは、第2板状部773Dと、第4筒状部774Dと、突出部775Dとを備えてもよい。
第2板状部773Dは、略円板状に形成されてもよい。第2板状部773Dの外径は、第1電極751Dの第1板状部760Aの外径と略等しくてもよい。
第4筒状部774Dは、第2板状部773Dの面方向内側から当該面方向と直交する方向(図5中下方)に延びる略円筒状に形成されてもよい。
突出部775Dは、第4筒状部774Dの内周面から突出するように設けられてもよい。突出部775Dは、略円環状に形成されてもよい。突出部775Dで囲まれる空間は、第2貫通孔776Dを構成してもよい。第2貫通孔776Dの直径は、第1電極751Dの第1貫通孔763Aの直径よりも大きくてもよい。
捕集部771Dは、突出部775Dにおけるノズル712Aに近い側(+Z方向側)の第1面から、当該第1面と略直交する方向(+Z方向)に延びる略円錐台筒状に形成されてもよい。捕集部771Dの先端部777Dは、尖っていてもよい。このように先端部777Dを尖らせることによって、先端部777Dは、第1実施形態の先端部777Aと同様の作用効果を奏し得る。
第3筒状部772Dは、本開示の電界緩和部であってもよい。第3筒状部772Dは、第2板状部773Dの面方向内側の端部から捕集部771Dと同じ方向(+Z方向)に延びる略円筒状に形成されてもよい。第3筒状部772Dの内径および外径は、第4筒状部774Dの内径および外径とそれぞれ等しくてもよい。第3筒状部772Dは、当該第3筒状部772Dの先端部778Dから捕集部771Dの先端部777Dが突出しないように形成されてもよい。
第3筒状部772Dの内周面および第4筒状部774Dの内周面と、捕集部771Dの外周面との間には、溝部779Dが形成され得る。溝部779Dには、設定軌道CAから外れたドロップレット27がターゲット物質271Dとして溜まり得る。
第2固定部材791Aの下端には、第2電極752Dの第2板状部773Dが固定されてもよい。
このような固定によって、捕集部771Dの軸と第2貫通孔776Dの軸とは、ノズル712Aの軸と略一致し得る。第2筒状部762Dの先端部765Dは、第2板状部773Dから所定距離離れ得る。第2筒状部762Dの先端部765Dは、第3筒状部772Dの先端部778Dより下方(−Z方向)に位置し得る。第2電極752Dの第2板状部773Dと第1電極751Dの第1板状部760Aとの距離は、突出部715Aと第1板状部760Aとの距離よりも大きくなり得る。
第3筒状部772Dの先端部778Dおよび第4筒状部774Dの先端部780Dは、滑らかな曲面状に形成されてもよい。このように、先端部778Dおよび先端部780Dを曲面状に形成することによって、当該各部分に電界が集中することを抑制できる。
また、第3筒状部772Dの先端部778Dは、捕集部771Dの先端部777Dよりもノズル712Aの近くに位置し得る。このように、先端部778Dを先端部777Dよりもノズル712Aの近くに位置させることで、ドロップレット27が先端部777D上に残らないように先端部777Dを尖らせた場合でも、当該先端部777Dに電界が集中することを緩和できる。
第1筒状部761Dは、ノズル712Aの先端と第1電極751Dとの間におけるドロップレット27の設定軌道CAを囲み得る。第1筒状部761Dは、本開示の第1囲み部701Dを構成し得る。
第2筒状部762D、捕集部771Dおよび第3筒状部772Dは、第1電極751Dと第2電極752Dとの間におけるドロップレット27の設定軌道CAを囲み得る。第2筒状部762D、捕集部771Dおよび第3筒状部772Dは、本開示の第2囲み部702Dを構成し得る。
なお、捕集部771D、第3筒状部772D、第4筒状部774Dのうち少なくとも1つは、第2板状部773Dと別体で構成され、溶接などによって第2板状部773Dと接合されてもよい。
第2温度制御部80Dは、本開示の加熱部であってもよい。第2温度制御部80Dは、第2電極752Dの温度を制御するよう構成されてもよい。第2温度制御部80Dは、円環部材805D以外の構成については、第1実施形態の第2温度制御部80Aと同様のものを適用してもよい。
第2ヒータ801Aは、第2板状部773Dにおけるノズル712Aから遠い側(−Z方向)の第2面に設けられてもよい。
第2温度センサ803Aは、第4筒状部774Dの外周面に設けられてもよいし、捕集部771Dの内周面や溝部779D内に設けられてもよい。
円環部材805Dは、第2板状部773Dと略等しい略円環状に形成されてもよい。円環部材805Dは、第2板状部773Dとの間に第2ヒータ801Aを挟み込むように設けられてもよい。
3.3.3 動作
図6は、第2,第3実施形態の課題を説明するための図であり、ターゲット供給装置がドロップレットを出力しているときの状態を示す。
以下において、第1実施形態と同様の動作については、説明を省略する。
まず、第2,第3実施形態のターゲット供給装置が解決しようとする課題について説明する。
図6に示すターゲット供給装置は、図4に示すターゲット供給装置と同様の構成を有してもよい。
このようなターゲット供給装置において、ターゲット物質270がノズル712Aからドロップレット27の形状で引き出されると、正極に帯電したターゲット物質のミスト279が生成され得る。ミスト279の大きさは、ドロップレット27の大きさよりも小さくなり得る。ミスト279は、ノズル712Aと第1電極751Aとの間や第1電極751Aと第2電極752との間において、Z軸方向と略直交する方向に移動し得る。ミスト279は、第1固定部材790Aの内周面や第2固定部材791Aの内周面に付着し得る。第1固定部材790Aの内周面や第2固定部材791Aの内周面にミスト279が付着すると、これらの内周面が正極に帯電し得る。
この帯電によって、ノズル712Aと第1電極751Aとの間の電気絶縁耐圧、および、第1電極751Aと第2電極752との間の少なくともいずれか一方の電気絶縁耐圧が低下し、絶縁破壊を誘発し得る。ドロップレット27の設定軌道CA上での電位分布が変化し、帯電したドロップレット27の出力方向がZ軸方向と略直交する方向に変化し得る。
このような課題を解決するため、図5に示すように、ターゲット供給装置7Dに第1囲み部701Dおよび第2囲み部702Dを設けてもよい。
ターゲット供給装置7Dにおいて、第2温度制御部80Dは、第2電極752Dをターゲット物質270の融点以上の所定の温度まで加熱してもよい。ターゲット供給装置7Dは、ターゲット生成器71A内のターゲット物質270をドロップレット27の形状で引き出してもよい。
ドロップレット27の軌道が設定軌道CAからずれた場合、このドロップレット27は、捕集部771Dの外周面に付着し得る。捕集部771Dがターゲット物質270の融点以上の所定の温度まで加熱されているため、ドロップレット27は、捕集部771Dに付着すると、固化することなく重力によって流れ得る。その結果、ターゲット物質271Dが液体の状態で溝部779D内に溜まり得る。これにより、次に出力されるドロップレット27を捕集部771Dに引き寄せる力の発生が防止され得る。
その後、ドロップレット27が連続して引き出されると、ドロップレット27が先端面717Aにおける内縁側の円環状の領域の全てと接触するまでは、ドロップレット27の軌道が設定軌道CAからずれ得る。しかし、設定軌道CAから外れたドロップレット27が液体の状態で溝部779D内に溜まり得るため、第2電極752D上にドロップレット27が樹枝状に堆積することが防止され得る。その結果、次に出力されるドロップレット27を捕集部771Dに引き寄せる力の発生が防止され得る。
そして、ドロップレット27の中心位置が設定軌道CAと略一致すると、ドロップレット27は、捕集部771Dと接触せずに第2貫通孔776Dを通過して、ターゲット供給装置7Dから出力され得る。
ターゲット供給装置7Dにおいて、ターゲット物質270がドロップレット27の形状で引き出されると、ミスト279が生成され得る。ノズル712Aと第1電極751Dとの間において、設定軌道CAと略直交する方向に移動するミスト279は、設定軌道CAと第1固定部材790Aとの間に位置する第1筒状部761Dに付着し得る。第1電極751Dと第2電極752Dとの間において、設定軌道CAと略直交する方向に移動するミスト279は、設定軌道CAと第2固定部材791Aとの間に位置する第2筒状部762D、捕集部771D、および、第3筒状部772Dに付着し得る。その結果、第1囲み部701Dと第2囲み部702Dとは、ミスト279が第1固定部材790Aおよび第2固定部材791Aに付着することを防止し、第1固定部材790Aの内周面および第2固定部材791Aの内周面が正極に帯電することを防止し得る。
上述のように、ターゲット供給装置7Dは、ドロップレット27が先端部777D上に残らないように先端部777Dを尖らせた場合でも、当該先端部777Dに電界が集中することを緩和できる。
さらに、ターゲット供給装置7Dは、ノズル712Aと第1電極751Dとの間の電気絶縁耐圧、および、第1電極751Dと第2電極752Dとの間の電気絶縁耐圧が低下することを防止し、絶縁破壊の発生を防止し得る。また、帯電したドロップレット27の出力方向の変化を抑制し得る。
3.4 第3実施形態
3.4.1 構成
図7は、第3実施形態に係るターゲット供給装置の構成を概略的に示す。
第3実施形態のEUV光生成装置1Eは、図7に示すように、ターゲット供給装置7Eのターゲット生成部70E以外の構成については、第1実施形態のEUV光生成装置1Aと同様のものを適用してもよい。
第3実施形態では、設定出力方向10Aが重力方向10Bに対して斜めとなるようにチャンバ2が設置されてもよい。
ターゲット生成部70Eは、静電引出部75Eと、第2温度制御部80E、ターゲット制御装置90E以外の構成については、第1実施形態のターゲット生成部70Aと同様のものを適用してもよい。
静電引出部75Eは、第1電極751Eと、第2電極752Eと、固定部754E以外の構成については、第1実施形態の静電引出部75Aと同様のものを適用してもよい。
第1電極751Eは、導電性を有する材料によって構成されてもよい。第1電極751Eは、第1板状部760Eと、第1筒状部761Eとを備えてもよい。
第1板状部760Eは、略円板状に形成されてもよい。第1板状部760Eの外径は、出力部714Aの外径よりも大きくてもよい。第1板状部760Eの中央には、円形状の第1貫通孔763Eが形成されてもよい。
第1筒状部761Eは、第1板状部760Eの面方向外側の端部から当該面方向と直交する方向に延びる略円筒状に形成されてもよい。
第1筒状部761Eは、第1板状部760Eがノズル712Aから所定距離離れた位置で当該ノズル712Aと対向するように、先端側が固定部754Eの溝に固定されてもよい。
第1貫通孔763Eの縁は、滑らかな曲面状に形成されてもよい。このように、第1貫通孔763Eの縁を曲面状に形成することによって、当該部分に電界が集中することを抑制できる。
第2電極752Eは、導電性を有する材料によって構成されてもよい。第2電極752Eは、接地されてもよい。第2電極752Eは、本体部770Eと、第2筒状部785Eと、捕集部771Eと、電界緩和部772Eとを備えてもよい。
本体部770Eは、第2板状部773Eと、第3筒状部774Eとを備えてもよい。
第2板状部773Eは、略円板状に形成されてもよい。第2板状部773Eの外径は、第1板状部760Eの外径よりも大きくてもよい。第2板状部773Eの中央には、円形状の第2貫通孔776Eが形成されてもよい。第2貫通孔776Eの内径は、第1電極751Eの第1貫通孔763Eの内径よりも大きくてもよい。
第3筒状部774Eは、第2板状部773Eの面方向内側の端部より若干外側から当該面方向と直交する方向(図7中右斜め下方向)に延びる略円筒状に形成されてもよい。
第2筒状部785Eは、第2板状部773Eの面方向外側の端部に設けられてもよい。第2筒状部785Eと第2板状部773Eとが交差する部分は、貯留部782Eを構成してもよい。
捕集部771Eは、第2板状部773Eにおける第2貫通孔776Eの周縁から、第2筒状部785Eと同じ方向(+Z方向)に延びる略円錐台筒状に形成されてもよい。捕集部771Eの先端部777Eは、尖っていてもよい。このように先端部777Eを尖らせることによって、先端部777Eは、第2実施形態の先端部777Dと同様の作用効果を奏し得る。
電界緩和部772Eは、第2板状部773Eにおける捕集部771Eの外側から、捕集部771Eと同じ方向(+Z方向)に延びる略円筒状に形成されてもよい。電界緩和部772Eの内径および外径は、第3筒状部774Eの内径および外径とそれぞれ等しくてもよい。電界緩和部772Eは、当該電界緩和部772Eの先端部778Eから捕集部771Eの先端部777Eが突出しないように形成されてもよい。
電界緩和部772Eの内周面と、捕集部771Eの外周面との間には、溝部779Eが形成され得る。
電界緩和部772Eの基端には、溝部779E内に流入したドロップレット27を溝部779Eから排出するための貫通孔781Eが設けられてもよい。貫通孔781Eから排出されたドロップレット27は、重力によって第2板状部773Eに沿って流れ、ターゲット物質271Eとして貯留部782Eに溜まり得る。
固定部754Eは、第1電極751Eおよび第2電極752Eをノズル712Aに対して固定してもよい。
固定部754Eは、絶縁性の材料によって、略円板状に形成されてもよい。なお、固定部754Eは、略円筒状に形成されてもよい。
固定部754Eには、嵌合孔792Eが設けられてもよい。嵌合孔792Eの直径は、ノズル本体713Aの外径および出力部714Aの外径と略等しくてもよい。固定部754Eの外径は、第1筒状部761Eの外径より大きくてもよい。固定部754Eの外径は、第2筒状部785Eの外径と略等しくてもよい。
固定部754Eは、嵌合孔792Eの内部にノズル712Aが嵌め込まれるように、ノズル712Aに固定されてもよい。固定部754Eの下面は、出力部714Aの先端よりも上方に位置してもよい。第1電極751Eは、固定部754Eに第1筒状部761Eが嵌め込まれるように、固定部754Eに固定されてもよい。第2電極752Eは、固定部754Eに第2筒状部785Eが嵌め込まれるように、固定部754Eに固定されてもよい。
このような固定によって、捕集部771Eの軸と第2貫通孔776Eの軸とは、ノズル712Aの軸と略一致し得る。第2電極752Eの第2板状部773Eと第1電極751Eの第1板状部760Eとの距離は、突出部715Aと第1板状部760Eとの距離よりも大きくなり得る。
電界緩和部772Eの先端部778Eおよび第3筒状部774Eの先端部780Eは、滑らかな曲面状に形成されてもよい。このように、先端部778Eおよび先端部780Eを曲面状に形成することによって、当該各部分に電界が集中することを抑制できる。
また、先端部778Eを先端部777Eよりもノズル712Aの近くに位置させることで、先端部777Eを尖らせた場合でも、先端部777Eに電界が集中することを緩和できる。
第1筒状部761Eは、ノズル712Aの先端と第1電極751Eとの間におけるドロップレット27の設定軌道CAを囲み得る。第1筒状部761Eは、本開示の第1囲み部701Eを構成し得る。
第2筒状部785E、捕集部771Eおよび電界緩和部772Eは、第1電極751Eと第2電極752Eとの間におけるドロップレット27の設定軌道CAを囲み得る。第2筒状部785E、捕集部771Eおよび電界緩和部772Eは、本開示の第2囲み部702Eを構成し得る。
第2温度制御部80Eは、本開示の加熱部であってもよい。第2温度制御部80Eは、第2電極752Eの温度を制御するよう構成されてもよい。第2温度制御部80Eは、第2ヒータ801Aと、第2ヒータ電源802Aと、第2温度センサ803Aと、第2温度コントローラ804Aと、第3ヒータ805Eとを備えてもよい。
第2ヒータ801Aは、第2板状部773Eにおけるノズル712Aから遠い側の第2面に設けられてもよい。第3ヒータ805Eは、第2筒状部785Eの外周面における重力方向10B側に設けられてもよい。
第2ヒータ電源802Aは、第2温度コントローラ804Aからの信号に基づいて、第2ヒータ801Aおよび第3ヒータ805Eに電力を供給してもよい。それにより、捕集部771Eの先端部777Eに付着したドロップレット27や、貯留部782E内に溜まったターゲット物質271Eが、第2電極752Eを介して加熱され得る。
第2温度センサ803Aは、第2板状部773Eにおける第3筒状部774Eの近傍に設けられてもよい。第2温度センサ803Aは、検出した温度に対応する信号を第2温度コントローラ804Aに送信するよう構成されてもよい。第2温度センサ803Aが検出した温度は、貯留部782E内のターゲット物質271Eの温度とほぼ同一の温度となり得る。
ターゲット制御装置90Eは、第2温度コントローラ804Aに信号を送信して、先端部777Eに付着したドロップレット27や貯留部782E内に溜まったターゲット物質271Eの温度を制御してもよい。
3.4.2 動作
以下において、第1,第2実施形態と同様の動作については、説明を省略する。
ターゲット供給装置7Eにおいて、第2温度制御部80Eは、第2電極752Eをターゲット物質270の融点以上の所定の温度まで加熱してもよい。ターゲット供給装置7Eは、ターゲット生成器71A内のターゲット物質270をドロップレット27の形状で引き出してもよい。
ドロップレット27の軌道が設定軌道CAからずれた場合、このドロップレット27は、捕集部771Eの外周面に付着し得る。ドロップレット27は、捕集部771Eに付着すると、固化することなく重力によって流れ、溝部779E内に流入し得る。そして、溝部779E内に流入したドロップレット27は、重力によって貫通孔781Eから排出され、液体のターゲット物質271Eとして貯留部782Eに溜まり得る。その結果、次に出力されるドロップレット27を捕集部771Eに引き寄せる力の発生が防止され得る。
その後、ドロップレット27が連続して引き出されると、ドロップレット27が先端面717Aにおける内縁側の円環状の領域の全てと接触するまでは、ドロップレット27の軌道が設定軌道CAからずれ得る。しかし、設定軌道CAから外れたドロップレット27は、液体の状態で貯留部782E内に溜まり得るため、第2電極752E上にドロップレット27が樹枝状に堆積することが防止され得る。その結果、次に出力されるドロップレット27を捕集部771Eに引き寄せる力の発生が防止され得る。
ノズル712Aの先端に付着したドロップレット27の中心位置が設定軌道CAと略一致すると、ドロップレット27は、捕集部771Eと接触せずに第2貫通孔776Eを通過して、ターゲット供給装置7Eから出力され得る。
ミスト279は、第1筒状部761E、第2筒状部785E、捕集部771E、電界緩和部772Eに付着し得る。その結果、第1囲み部701Eを構成する第1筒状部761Eと、第2囲み部702Eを構成する第2筒状部785E、捕集部771Eおよび電界緩和部772Eとは、ミスト279が固定部754Eに付着することを防止し、固定部754Eが正極に帯電することを防止し得る。
上述のように、ターゲット供給装置7Eは、固体のターゲット物質が第2電極752E上に樹枝状に堆積することを防止し、ドロップレット27を適切に出力し得る。
さらに、ターゲット供給装置7Eは、ノズル712Aと第1電極751Eとの間の電気絶縁耐圧、および、第1電極751Eと第2電極752Eとの間の電気絶縁耐圧が低下することを防止し、絶縁破壊の発生を防止し得る。また、帯電したドロップレット27の出力方向の変化を抑制し得る。
3.5 変形例
なお、ターゲット供給装置としては、以下のような構成としてもよい。
第1実施形態において、第1電極751Aの代わりに、第2実施形態の第1電極751Dを適用してもよい。第2実施形態において、第1電極751Dの代わりに、第1実施形態の第1電極751Aを適用してもよい。
捕集部771A,771D,771Eの先端部777A,777D,777Eを尖らせなくてもよい。
第3筒状部772Dの先端部778D、電界緩和部772Eの先端部778Eを曲面状に形成しなくてもよい。
上記の説明は、制限ではなく単なる例示を意図したものである。従って、添付の特許請求の範囲を逸脱することなく本開示の実施形態に変更を加えることができることは、当業者には明らかであろう。
本明細書及び添付の特許請求の範囲全体で使用される用語は、「限定的でない」用語と解釈されるべきである。例えば、「含む」又は「含まれる」という用語は、「含まれるものとして記載されたものに限定されない」と解釈されるべきである。「有する」という用語は、「有するものとして記載されたものに限定されない」と解釈されるべきである。また、本明細書及び添付の特許請求の範囲に記載される修飾句「1つの」は、「少なくとも1つ」又は「1又はそれ以上」を意味すると解釈されるべきである。
7A,7D,7E…ターゲット供給装置、71A…ターゲット生成器、80A,80D,80E…第2温度制御部(加熱部)、711A…タンク、712A…ノズル、751A,751D,751E…第1電極、752A,752D,752E…第2電極、753A…第3電極、763A,763E…第1貫通孔、770A,770D,770E…本体部、771A,771D,771E…捕集部、772D…第3筒状部(電界緩和部)、772E…電界緩和部、776A,776D,776E…第2貫通孔。

Claims (2)

  1. ノズルを備えたタンクと、
    第1貫通孔が設けられ、前記第1貫通孔内に前記ノズルの中心軸が位置するように設置された第1電極と、
    第2貫通孔が設けられた本体部、および、前記第2貫通孔の周縁から前記ノズルに近づく方向に延びる筒状に形成された捕集部を備え、前記第2貫通孔内に前記ノズルの中心軸が位置するように設置された第2電極と、
    前記タンク内部に設置された第3電極と、
    前記第2電極を加熱する加熱部と、を備えるターゲット供給装置。
  2. 請求項1に記載のターゲット供給装置において、
    前記第2電極は、前記本体部における前記捕集部の外側から前記捕集部と同じ方向に延びる筒状に形成され、その延出方向の先端が前記捕集部の延出方向の先端よりも前記ノズルの近くに位置するように設けられた電界緩和部を備えるターゲット供給装置。
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