JP2014102163A - 磁気センサ装置 - Google Patents

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【課題】素子基板において、磁気抵抗素子およびフレキシブル配線基板が接続される端子が形成された一方面側を適正に保護することのできる磁気センサ装置を提供すること。
【解決手段】磁気センサ装置1の素子基板10において感磁領域15および接続領域17が形成されている第1面11には、感磁領域15と重なるように、粘着材層42を介して保護シート41が貼付されている。このため、素子基板10の感磁領域15を保護シートによって保護することができる。また、保護シート41は、感磁領域15を含み、フレキシブル配線基板30の端部34から露出している領域に貼付されている。このため、保護シート41にはフレキシブル配線基板30との重なり部分がないので、素子基板10の感磁領域15と保護シート41との間に空気層が介在しにくい。それ故、感磁領域15からの放熱性が高い。
【選択図】図3

Description

本発明は、磁気抵抗素子が形成された素子基板にフレキシブル配線基板が接続された磁気センサ装置に関するものである。
リニアエンコーダ等に用いられる磁気センサ装置は、磁気抵抗素子が形成された素子基板の一方面側にフレキシブル配線基板が接続された構造を有している。かかる素子基板の一方面側において、磁気抵抗素子が形成されている感磁領域を保護するにあたっては、例えば、フレキシブル配線基板のベースフィルムを感磁領域まで延長して、ベースフィルムによって感磁領域を保護した構造が提案されている(特許文献1参照)。
また、素子基板の感磁領域を覆う導電性フィルムを素子基板の周りで導電性粘着材層によって筐体に固定するとともに、感磁領域と導電性フィルムとの間に絶縁樹脂を設けた構成が提案されている(特許文献2参照)。
特開平6−221868号公報 特開2007−232616号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、ベースフィルムが感磁領域に重なっているだけであるため、ベースフィルムと感磁領域との間に空気が介在することがある。このような場合には、感磁領域からの放熱性が低いという問題点がある。一方、特許文献2に記載の構成では、素子基板の感磁領域と導電性フィルムとの間にフレキシブル配線基板の厚さに相当する隙間が発生するので、かかる隙間を絶縁樹脂で埋めた構成であり、かかる構成の場合でも、絶縁樹脂を塗布する際、気泡の混入や未充填領域が発生することがある。このような場合には、感磁領域からの放熱性が低いという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、素子基板において磁気抵抗素子、およびフレキシブル配線基板が接続される端子が形成された一方面側を適正に保護することのできる磁気センサ装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、一方面側に磁気抵抗素子が形成された感磁領域、および端子が形成された接続領域を備えた素子基板と、前記接続領域に接続されたフレキシブル配線基板と、を有する磁気センサ装置において、前記素子基板の前記一方面のうち、前記感磁領域を含み、前記フレキシブル配線基板の端部から露出した領域には、粘着材層を介して保護シートが貼付されていることを特徴とする。
本発明では、素子基板の一方面には保護シートが貼付されているため、素子基板の感磁領域を保護シートによって保護することができる。また、保護シートは、磁気抵抗素子が形成されている感磁領域を含み、フレキシブル配線基板の端部から露出している領域に貼付されている。このため、保護シートにはフレキシブル配線基板との重なり部分がないので、素子基板の感磁領域と保護シートとの間に空気層が介在しにくい。それ故、感磁領域からの放熱性が高いという利点がある。
本発明において、前記保護シートは、前記素子基板の外縁、および前記フレキシブル配線基板の端部から離間した領域に貼付されていることが好ましい。かかる構成によれば、保護シートが素子基板の外縁から離間しているので、保護シートの貼付位置が多少ずれても、保護シートが素子基板からはみ出さない。また、保護シートがフレキシブル配線基板の端部から離間しているため、保護シートの貼付位置が多少ずれても、保護シートがフレキシブル配線基板に重ならない。従って、保護シートの浮きが発生せず、保護シートと素子基板との間に空気層が介在しにくい。
本発明において、前記保護シートの基材は、前記フレキシブル配線基板のベースフィルムと同一の材料からなることが好ましい。
本発明において、前記保護シートの前記素子基板側とは反対側の面には、シールド部材が重なっていることが好ましい。かかる構成によれば、電波ノイズ等の影響を緩和することができる。
本発明において、前記素子基板を内側に保持する筐体を有し、当該筐体は、前記素子基板から離間した位置で前記シールド部材が固定されたシールド部材固定部と、前記シールド部材と重なる位置に前記保護シートの前記素子基板側とは反対側の面と同一平面内に位置する基準面と、を有していることが好ましい。かかる構成によれば、シールド部材と保護シートとを密着させることができ、空気層が介在しにくい。従って、感磁領域からの放熱性を高めることができる。
本発明において、前記筐体の内部において、当該筐体と前記シールド部材との間、および前記筐体と前記素子基板との間に樹脂材が充填されていることが好ましい。かかる構成によれば、感磁領域からの放熱性を高めることができる。
本発明では、素子基板の一方面には保護シートが貼付されているため、素子基板の感磁領域を保護シートによって保護することができる。また、保護シートは、磁気抵抗素子が形成されている感磁領域を含み、フレキシブル配線基板の端部から露出している領域に貼付されている。このため、保護シートにはフレキシブル配線基板との重なり部分がないので、素子基板の感磁領域と保護シートとの間に空気層が介在しにくい。それ故、感磁領域からの放熱性が高いという利点がある。
本発明を適用した磁気センサ装置の全体構成を示す説明図である。 本発明を適用した磁気センサ装置の内部構成を示す分解斜視図である。 本発明を適用した磁気センサ装置の断面構成を示す説明図である。 本発明を適用した磁気センサ装置の素子基板アセンブリの説明図である。
図面を参照して、本発明を適用した磁気センサ装置について説明する。
(全体構成)
図1は、本発明を適用した磁気センサ装置の全体構成を示す説明図であり、図1(a)、(b)、(c)、(d)は、磁気センサ装置1を用いたエンコーダの説明図、磁気センサ装置1をセンサ面2側からみた斜視図、磁気センサ装置1からシールド部材8を外した状態をセンサ面2側からみた斜視図、および磁気センサ装置1からシールド部材8を外した状態をセンサ面2側からみた底面図である。図2は、本発明を適用した磁気センサ装置1の内部構成を示す分解斜視図であり、図2(a)、(b)、(c)は、磁気センサ装置1の分解斜視図、剛性基板5と素子基板アセンブリ3とを分解した分解斜視図、および素子基板アセンブリ3において素子基板10からフレキシブル配線基板30と保護シート41とを外した状態の分解斜視図である。図3は、本発明を適用した磁気センサ装置1の断面構成を示す説明図であり、図3(a)、(b)は、素子基板10周辺の断面図、および素子基板10周辺の拡大断面図である。
図1に示すように、本形態における磁気センサ装置1を磁気式リニアエンコーダに用いた場合には、固定部材(図示せず)に設けた磁気センサ装置1の底面(センサ面2)に対して、可動部材(図示せず)に固定された磁気スケール1aを対向させる。磁気スケール1aには、例えば、長手方向(移動方向)に沿ってN極とS極とが交互に配列されている。従って、可動部材が磁気スケール1aとともに磁気スケール1aの長手方向に移動した際の磁気センサ装置1からの出力信号を検出すれば、可動部材の位置や移動速度等を検出することができる。
図1、図2および図3に示すように、磁気センサ装置1は、略直方体形状のアルミニウムダイカスト品からなる筐体6と、この筐体6の開口を覆う矩形板状のカバー90と、筐体6から延びたケーブル7とを備えている。カバー90はビス91によって筐体6に固定されている。
(筐体6およびシールド部材8の構成)
筐体6において、磁気スケール1aと対向する底面60には、長手方向の両端側に段差61が形成されており、かかる段部61に挟まれた領域のうち、段部61と隣り合う個所67は、筐体6の底面60のうち、最もセンサ面2側に位置する面である。筐体6の底面60には、段差61で挟まれた領域の中央に、センサ面2側とは反対側に凹んだ基板配置部62が形成されており、かかる基板配置部62に、磁気抵抗素子14が第1面11に形成された素子基板10が配置されている。
基板配置部62は、センサ面2側とは反対側に凹んだ2段の凹部621、622からなり、かかる凹部621、622のうち、センサ面2側とは反対側に位置する凹部622の底部には開口部623が形成されている。開口部623は、凹部622の底部が長手方向の両側から凸部を形成するように開口しており、かかる凹部622の底部には、素子基板10のセンサ面2側とは反対側の第2面12が接着剤95によって固定されている。
筐体6の底面60において、基板配置部62の周りには、センサ面2の側で開口する溝からなるシールド部材固定部66が形成されており、かかるシールド部材固定部66によって板状のシールド部材8が固定されている。より具体的には、シールド部材8は、基板配置部62および素子基板10をセンサ面2側で覆う矩形の端板部81と、端板部81の外縁からセンサ面2側とは反対側に屈曲してシールド部材固定部66に嵌った4枚の側板部82とを備えており、側板部82は、シールド部材固定部66の内部で接着剤(図示せず)等により固定されている。この状態で、素子基板10において磁気抵抗素子14が形成されている第1面11はシールド部材8によって覆われる。
シールド部材8の端板部81は、筐体6の底面60において、段差61とシールド部材固定部66とに挟まれた個所67よりセンサ面2側に位置している。従って、シールド部材8の端板部81において、素子基板10側とは反対側の面がセンサ面2を構成する。また、筐体6の底面60には、シールド部材固定部66と基板配置部62との間でシールド部材8と重なる領域に基準面63が形成されており、シールド部材8の端板部81は基準面63に接している。従って、シールド部材8の素子基板10側とは反対側の面(センサ面2)の位置が精度よく規定されることになる。本形態において、シールド部材8は厚さが65μm〜70μm程度の金属板からなる。
本形態の磁気センサ装置1において、筐体6の内部のうち、基板配置部62には樹脂材4が充填されており、図1にグレー領域で樹脂材4を示すように、筐体6と素子基板10との間や、筐体6とシールド部材8との間は樹脂材4で埋められている。本形態において、樹脂材4は軟質性であり、かかる樹脂材4としてはエポキシ系樹脂を用いることができる。
(剛性基板5の構成)
筐体6の内側には、凹部622の底部に対してセンサ面2側とは反対側に剛性基板5が配置されており、かかる剛性基板5はビス51によって筐体6に固定されている。剛性基板5には、ケーブル7が接続されるコネクタ56やLED57等が実装されている。
(素子基板10等の構成)
図4は、本発明を適用した磁気センサ装置1の素子基板アセンブリ3の説明図であり、図4(a)、(b)、(c)、(d)は、素子基板アセンブリ3を感磁領域15側からみた斜視図、素子基板アセンブリ3を感磁領域15側からみた底面図、素子基板アセンブリ3の正面図、および側面図である。なお、図4では、素子基板10の配線部分19については図示を省略してある。
図3および図4に示すように、素子基板10において磁気センサ装置1のセンサ面2側に向く第1面11(一方面)には、磁気抵抗パターン13からなる磁気抵抗素子14が形成された感磁領域15と、複数の端子16が形成された接続領域17とが形成されている。本形態において、接続領域17は、素子基板10の一方側の端部のみに形成されている。感磁領域15は、素子基板10の外縁10aから所定の寸法を隔てた内側領域に形成されており、また、接続領域17とは所定の寸法を隔てた位置にある。
感磁領域15には、磁気抵抗素子14として、インクリメンタル信号検出用の磁気抵抗素子14a、14b、および原点信号検出用の磁気抵抗素子14zが形成されており、かかる磁気抵抗素子14と端子16とは配線部分19(図3(b)参照)によって導通している。
図3(b)に示すように、磁気抵抗パターン13は、素子基板10の第1面11に半導体プロセスにより形成された強磁性体NiFe等の磁性体膜からなり、ホイートストン・ブリッジ等を構成している。端子16および配線部分19は、磁気抵抗パターン13と同時形成された導電膜等からなる。素子基板10の第1面11には、磁気抵抗パターン13の表面にシリコン酸化膜等からなる絶縁膜18が形成されている。かかる絶縁膜18は接続領域17には形成されておらず、端子16の表面は露出した状態にある。
(フレキシブル配線基板30の構成)
図2、図3および図4に示すように、素子基板10の接続領域17にはフレキシブル配線基板30の端部34が接続されており、素子基板10およびフレキシブル配線基板30は素子基板アセンブリ3として筐体6に保持されている。
本形態において、フレキシブル配線基板30は、素子基板10に端部34が接続された第1部分36と、第1部分36の側縁からセンサ面2側とは反対側に折り曲げられた第2部分37と、第2部分37の先端部で折り返されて第2部分37と対向する第3部分38と、第3部分38の先端部で素子基板10および剛性基板5と対向するように折り曲げられた第4部分39とを備えており、第4部分39は剛性基板5に接続されている。
フレキシブル配線基板30は厚さが50μm程度であり、フレキシブル配線基板30において、ベースフィルム31の厚さは13μm程度であり、導電パターン32の厚さは18μm程度である。フレキシブル配線基板30において、導電パターン32の表面は絶縁膜33で覆われている。但し、導電パターン32において素子基板10の端子16と接続される部分は、絶縁膜33から露出している。
(保護シート41の構成)
図2、図3および図4に示すように、素子基板10において感磁領域15および接続領域17が形成されている第1面11には、粘着材層42(図3(b)参照)を介して保護シート41が貼付されている。本形態において、保護シート41は、素子基板10の第1面11のうち、感磁領域15を含み、かつ、フレキシブル配線基板30の端部34から露出した領域に貼付されており、矩形の平面形状を有している。また、保護シート41は、4辺のいずれもが素子基板10の外縁10aから離間して貼付され、かつ、フレキシブル配線基板30の端部34から離間した領域に貼付されている。
ここで、保護シート41は、フレキシブル配線基板30のベースフィルム31と同一の材料からなる。本形態において、保護シート41およびフレキシブル配線基板30のベースフィルム31はポリイミドからなり、保護シート41の厚さと粘着材層52の厚さとの和は50μm程度である。
保護シート41の素子基板10側とは反対側の面411(シール部材8側の面)は、筐体6においてシールド部材8が接する基準面63と同一平面内に位置する。このため、シールド部材8は、保護シート41の素子基板10側とは反対側の面411、および筐体6の基準面63と同一平面内に接している。
(磁気センサ装置1の製造方法)
本形態の磁気センサ装置1を組み立てるにあたっては、素子基板10にフレキシブル配線基板30を接続するとともに、素子基板10に保護シート41を貼付し、素子基板アセンブリ3を製作しておく。
次に、保護シート41の素子基板10とは反対側の面411と、筐体6の基準面63とが同一平面内に位置するように、素子基板アセンブリ3を筐体6内の所定位置に配置し、この状態で、素子基板10を筐体6に接着剤95により固定する。
次に、筐体6にシールド部材8を取り付け、シールド部材8と保護シート41とを密着させる。
次に、筐体6のセンサ面2側と反対側から開口部623を介して樹脂材4を充填し、その後、樹脂材4を硬化させる。しかる後に、剛性基板5等の取り付けを行う。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態の磁気センサ装置1では、素子基板10において感磁領域15および接続領域17が形成されている第1面11には、感磁領域15と重なるように、粘着材層42を介して保護シート41が貼付されている。このため、素子基板10の感磁領域15を保護シート41によって保護することができる。従って、保護シート41の表面411を基準にして素子基板10を配置することにより、素子基板10が傾くことを防止しても、感磁領域15(磁気抵抗素子14)が損傷することがない等の利点がある。また、保護シート41は、感磁領域15を含み、フレキシブル配線基板30の端部34から露出している領域に貼付されている。このため、保護シート41にはフレキシブル配線基板30との重なり部分がないので、保護シート41に浮きが発生しにくい。従って、素子基板10の感磁領域15と保護シート41との間に空気層が介在しにくいので、感磁領域15からの放熱性が高い。
また、保護シート41は、素子基板10の外縁10aから離間しているので、保護シート41の貼付位置が多少ずれても、保護シート41が素子基板10からはみ出さない。また、保護シート41がフレキシブル配線基板30の端部34から離間している。このため、保護シート41の貼付位置が多少ずれても、保護シート41がフレキシブル配線基板30に重ならない。従って、保護シート41に浮きが発生しないので、保護シート41と素子基板10との間に空気層が介在しにくい。
さらに、保護シート41の素子基板10側とは反対側の面411にはシールド部材8が重なっているため、電波ノイズ等の影響を緩和することができる。また、筐体6は、シールド部材8と重なる位置に保護シート41の素子基板10側とは反対側の面と同一平面内に位置する基準面63を有しているため、シールド部材8と保護シート41とを密着させることができ、空気層が介在しにくい。また、保護シート41は、粘着材層42を介して貼付されているため、素子基板10の感磁領域15に多少の凹凸があっても、保護シート41の素子基板10側とは反対側の面411に凹凸が発生しにくい。従って、シールド部材8と保護シート41とを密着させることができ、空気層が介在しにくい。それ故、感磁領域15からの放熱性を高めることができる。
さらにまた、筐体6の内部において、筐体6とシールド部材8との間、および筐体6と素子基板10との間に樹脂材4が充填されているため、空気層が介在しない。それ故、素子基板10からの放熱性を高めることができる。また、樹脂材4が軟質性であるため、環境温度の変化によって、筐体6、シールド部材8、素子基板10およびフレキシブル配線基板30の収縮度合や膨張度合が相違しても、素子基板10や、素子基板10とフレキシブル配線基板30との接続部分に過大な負荷が加わらない。また、樹脂材4を充填する際、素子基板10の感磁領域15には保護シート41が貼付されているため、樹脂材4を充填した際、樹脂材4の感磁領域15への流れ込みが発生しない。従って、樹脂材4を硬化させる際の応力が感磁領域15に加わらない。
(他の実施の形態)
上記実施の形態では、素子基板10の一方の端部にフレキシブル配線基板30が接続された磁気センサ装置1を例示したが、素子基板10の両方の端部にフレキシブル配線基板30が接続された磁気センサ装置に本発明を適用してもよい。
上記実施の形態では、保護シート41がポリイミド製であったが、絶縁性であることが好ましく、さらには、耐熱性を有していることが好ましい。保護シート41が耐熱性を有していれば、樹脂材4を熱硬化させる際の熱によって保護シート41が変形する等の劣化を防止することができる。なお、保護シート41については、金属シートやカーボンシートを用いてもよく、この場合には、放熱性をさらに高めることができる。
上記実施の形態では、磁気式リニアエンコーダに用いた磁気センサ装置1を例示したが、磁気式ロータリエンコーダにおいて、回転ドラム(可動部材)の外周面や端面に配置された磁気スケールに対向配置される磁気センサ装置に本発明を適用してもよい。
1 磁気センサ装置
2 センサ面
3 素子基板アセンブリ
6 筐体
8 シールド部材
10 素子基板
11 第1面
12 第2面
13 磁気抵抗パターン
14 磁気抵抗素子
15 感磁領域
16 端子
17 接続領域
63 基準面
66 シールド部材固定部

Claims (6)

  1. 一方面側に磁気抵抗素子が形成された感磁領域、および端子が形成された接続領域を備えた素子基板と、前記接続領域に接続されたフレキシブル配線基板と、を有する磁気センサ装置において、
    前記素子基板の前記一方面のうち、前記感磁領域を含み、前記フレキシブル配線基板の端部から露出した領域には、粘着材層を介して保護シートが貼付されていることを特徴とする磁気センサ装置。
  2. 前記保護シートは、前記素子基板の外縁、および前記フレキシブル配線基板の端部から離間した領域に貼付されていることを特徴とする請求項1に記載の磁気センサ装置。
  3. 前記保護シートの基材は、前記フレキシブル配線基板のベースフィルムと同一の材料からなることを特徴とする請求項1または2に記載の磁気センサ装置。
  4. 前記保護シートの前記素子基板側とは反対側の面には、シールド部材が重なっていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の磁気センサ装置。
  5. 前記素子基板を内側に保持する筐体を有し、
    当該筐体は、前記素子基板から離間した位置で前記シールド部材が固定されたシールド部材固定部と、前記シールド部材と重なる位置に前記保護シートの前記素子基板側とは反対側の面と同一平面内に位置する基準面と、を有していることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の磁気センサ装置。
  6. 前記筐体の内部において、当該筐体と前記シールド部材との間、および前記筐体と前記素子基板との間に樹脂材が充填されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の磁気センサ装置。
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