JP2014098796A - 結像レンズ、撮像装置、携帯情報端末装置 - Google Patents

結像レンズ、撮像装置、携帯情報端末装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 大口径、かつ、広角でありながら、歪曲収差の発生を小さく抑えた結像レンズを提供する。
【解決手段】 正の屈折力を有する第1レンズ群1Gと、負の屈折力を有する第2レンズ群2Gと、正の屈折力を有する第3レンズ群3Gと、正の屈折力を有する第4レンズ群4Gとから構成され、広角端から望遠端への変倍に際して、全群が移動し、第1レンズ群1Gと第2レンズ群2Gの間隔が増大し、第2レンズ群2Gと第3レンズ群3Gの間隔が減少し、第3レンズ群3Gと第4レンズ群4Gの間隔が変化する結像レンズであって、第3レンズ群3Gは、正レンズ31a、負レンズ31b、及び正レンズ31cを順次配列してなる3枚接合レンズ31と、3枚接合レンズ31の物体側に配置される正レンズ32と、3枚接合レンズ31の像側に配置される負レンズ33aと正レンズ33bの2枚接合レンズ33とを有してなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、結像レンズと、結像レンズを撮影用光学系として使用するデジタルカメラ、ビデオカメラ、銀塩カメラ等の撮像装置と、結像レンズを撮影用光学系として使用する携帯情報端末装置に関するものである。
撮像装置の一つであるデジタルカメラの市場規模は非常に大きく、ユーザのデジタルカメラに対する要望も多岐にわたっている。
ユーザのデジタルカメラに対する要望のうち、高画質化と装置の小型化は、大きな部分を占めている。つまり、デジタルカメラの撮影レンズとして用いられるズーム機能を有する結像レンズにも、高性能化と構成の小型化の両立が求められている。
ここで、高性能化を図るためには、全てのズーム領域にわたって、1000万〜1500万画素の撮像素子に対応する解像力を有することが必要である。
また、構成の小型化を図るためには、使用時のレンズ全長(最も物体側のレンズ面から像面までの距離)を短縮することが必要である。さらに、構成の小型化を図るためには、各レンズ群の厚みを縮小して、収納時の全長を抑えることも重要である。
近年では、撮影レンズに対して、大口径化と広画角化を望むユーザが増えている。これまでも、F値が小さく、明るい広角ズームレンズが提案されている(例えば、特許文献1〜5参照)。
特許文献1の技術では、F値が広角端で2.8程度、広角端での画角が63°程度であるため、さらなる広角化と大口径化の余地がある。
特許文献2の技術では、F値が広角端で1.8程度、広角端での画角が78°程度であるものの、有効径が大きい第1レンズ群に2枚のレンズを使用している。このため、特許文献2の技術は、コストに不利であると考えられる。
特許文献3の技術では、F値が広角端で2.0程度、広角端での画角が63°程度であるため、さらなる広角化と大口径化の余地がある。
特許文献4の技術では、画角が64度程度、最小のF値が2.77であるため、さらなる広角化と大口径化の余地がある。
特許文献5の技術では、画角が80°程度、最小のF値が3.5程度であり、さらなる広角化と大口径化の余地がある。
また、特許文献5の技術では、広角端において−10%を超える歪曲収差がある。大きな歪曲収差が発生していることにより、撮像装置では電子的な歪曲補正量が多くなるため、補正後の画像の解像が低下してしまう傾向がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであって、大口径、かつ、広角でありながら、歪曲収差の発生を小さく抑えた結像レンズを提供することを目的とする。
本発明は、物体側から像側へ向かって順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群とから構成され、広角端から望遠端への変倍に際して、全群が移動し、第1レンズ群と第2レンズ群の間隔が増大し、第2レンズ群と第3レンズ群の間隔が減少し、第3レンズ群と第4レンズ群の間隔が変化する結像レンズであって、第3レンズ群は、正レンズ、負レンズ、及び正レンズを順次配列してなる3枚接合レンズと、第3レンズ群の3枚接合レンズの物体側に配置される正レンズと、第3レンズ群の3枚接合レンズの像側に配置される負レンズと正レンズの2枚接合レンズとを有してなる、ことを特徴とする。
本発明によれば、大口径、かつ、広角でありながら、歪曲収差の発生を小さく抑えた結像レンズを提供することができる。
本発明に係る結像レンズの実施の形態を示す光学配置図である。 上記結像レンズの実施例1の広角端における収差図である。 上記結像レンズの実施例1の中間焦点距離における収差図である。 上記結像レンズの実施例1の望遠端における収差図である。 本発明に係る結像レンズの実施例2を示す光学配置図である。 上記結像レンズの実施例2の広角端における収差図である。 上記結像レンズの実施例2の中間焦点距離における収差図である。 上記結像レンズの実施例2の望遠端における収差図である。 本発明に係る結像レンズの実施例3を示す光学配置図である。 上記結像レンズの実施例3の広角端における収差図である。 上記結像レンズの実施例3の中間焦点距離における収差図である。 上記結像レンズの実施例3の望遠端における収差図である。 本発明に係る結像レンズの実施例4を示す光学配置図である。 上記結像レンズの実施例4の広角端における収差図である。 上記結像レンズの実施例4の中間焦点距離における収差図である。 上記結像レンズの実施例4の望遠端における収差図である。 本発明に係る結像レンズの実施例5を示す光学配置図である。 上記結像レンズの実施例5の広角端における収差図である。 上記結像レンズの実施例5の中間焦点距離における収差図である。 上記結像レンズの実施例5の望遠端における収差図である。
以下、本発明に係る結像レンズと、この結像レンズを有してなる撮像装置と、この結像レンズを有してなる携帯情報端末装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
●結像レンズの実施の形態●
まず、本発明に係る結像レンズの実施の形態について説明する。
図1は、本発明に係る結像レンズの実施の形態を示す光学配置図である。
なお、以降の光学配置図において、(a)は広角端における光学配置図であり、(b)は中間焦点距離における光学配置図であり、(c)が望遠端における光学配置図である。
また、以降の説明において、結像レンズの実施の形態を示す光学配置図の紙面左方向が物体側でありその反対方向が像側である。
本発明に係る結像レンズは、物体側から像側へ向かって順に、正の屈折力を有する第1レンズ群1Gと、負の屈折力を有する第2レンズ群2Gと、正の屈折力を有する第3レンズ群3Gと、正の屈折力を有する第4レンズ群4Gとから構成される。また、本発明に係る結像レンズは、第2レンズ群2Gと第3レンズ群3Gの間に開口絞りSを有する。
ここで、図1に示すように、本発明に係る結像レンズは、広角端から望遠端への変倍に際して、第1レンズ群1G〜第4レンズ群4Gの全群が移動する。このとき、第1レンズ群1Gと第2レンズ群2Gの間隔が増大し、第2レンズ群2Gと第3レンズ群3Gの間隔が減少し、第3レンズ群3Gと第4レンズ群4Gの間隔が変化する。
第3レンズ群3Gは、正レンズ、負レンズ、及び正レンズを順次配列してなる3枚接合レンズ31を有する。また、第3レンズ群3Gは、第3レンズ群3Gの3枚接合レンズ31の物体側に配置される正レンズ32と、第3レンズ群3Gの3枚接合レンズ31の像側に配置される負レンズと正レンズの2枚接合レンズ33とを有する。
第3レンズ群3Gは、軸上光束が最も太くなる群であり、球面収差やコマ収差を補正するために重要な群である。
また、第3レンズ群3Gは、最も正の屈折力が強い結像群であるため、第3レンズ群3Gで発生する諸収差を抑えることが、高性能化と構成の小型化の両立のために重要となる。
そこで、本発明に係る結像レンズは、第3レンズ群3Gの構成を、3枚接合レンズ31と、その3枚接合レンズ31の物体側に配置される正レンズ32と、3枚接合レンズ31の像側に配置される2枚接合レンズ33とからなる群とする。ここで、3枚接合レンズ31は、正レンズ31a、負レンズ31b、及び正レンズを順次配列してなる。また、2枚接合レンズ33は、負レンズ33aと正レンズ33bを順次配列してなる。
このように配列された本発明に係る結像レンズによれば、球面収差やコマ収差など諸収差を良好に補正し、ズーミングによる収差変動を小さく抑えることができる。
また、本発明に係る結像レンズによれば、第3レンズ群3Gの最も物体側に配置した正レンズ32と、3枚接合レンズ31の最も物体側の正レンズ31aにより、3枚接合レンズ31の負レンズ31bへ入射する光線を低くすることができる。
そして、本発明に係る結像レンズによれば、3枚接合レンズ31の負レンズ31bの屈折力を強くすることで、球面収差を良好に補正できる。
また、第3レンズ群3Gの3枚接合レンズ31における2つの接合面は絞りからの距離が異なり、軸上光線と軸外光線の通り方が異なる。
この構成により、本発明に係る結像レンズは、軸上色収差と倍率色収差をある程度独立して補正することができ、広角化に伴って増大する倍率色収差を良好に補正することができる。
本発明に係る結像レンズでは、第3レンズ群3Gの3枚接合レンズ31の像側に、負レンズ33aと正レンズ33bの2枚接合レンズ33を配置している。この構成により、本発明に係る結像レンズは、3枚接合レンズ31の屈折力を強めることなく、3枚接合レンズ31と2枚接合レンズ33との接合面の曲率を強くして諸収差を補正することができる。また、本発明に係る結像レンズは、広角化に伴って増大する倍率色収差を補正することができる。
特に、本発明に係る結像レンズは、画角が90°を超える広角レンズであるため、色収差の補正効果が大きい。
さらに、本発明に係る結像レンズでは、第3レンズ群3Gの3枚接合レンズ31の像側に2枚接合レンズ33を配置することで、3枚接合レンズ31で補正しきれない球面収差を補正している。
本発明に係る結像レンズにおいて、第3レンズ群3Gの3枚接合レンズ31は、正レンズ31aの屈折率をNc1、アッベ数をνc1とする。また、3枚接合レンズ31は、負レンズ31bの屈折率をNc2、アッベ数をνc2とする。このとき、3枚接合レンズ31は、
−0.4<Nc1−Nc2<−0.05 ・・・(1)
を満足する。
3枚接合レンズ31のうち、正レンズ31aと負レンズ31bについて、屈折率差とアッベ数差を条件式(1)の範囲にすることで、球面収差や色収差を良好に補正することができる。
条件式(1)の上限を超えると、正レンズ31aと負レンズ31bの屈折率差が小さくなる。この場合に、正レンズ31aと負レンズ31bとの接合面の曲率半径は、小さくなり過ぎてしまう。つまり、条件式(1)の上限を超えると、3枚接合レンズ31による球面収差とコマ収差の補正が困難になるため、望ましくない。
一方、条件式(1)の下限を超えると、負レンズ31bの屈折力が、正レンズ31aの屈折力に比べて相対的に大きくなってしまう。つまり、条件式(1)の下限を超える場合に、屈折力のバランスを取ろうとすると、正レンズ31aの曲率半径が小さくなってしまう。つまり、条件式(1)の下限を超えると、球面収差の補正が困難となり望ましくない。
また、本発明に係る結像レンズにおいて、第3レンズ群3Gの3枚接合レンズ31のうち、中間に配置される負レンズ31bの屈折率をNc2、アッベ数をνc2とする。また、本発明に係る結像レンズにおいて、第3レンズ群3Gの3枚接合レンズ31の最も像側に配置される正レンズ31cの屈折率をNc3、アッベ数をνc3としてもよい。このとき、本発明に係る結像レンズは、
−0.4<Nc3−Nc2<−0.2 ・・・(2)
を満足する。
条件式(2)の上限を超えると、負レンズ31bと、正レンズ31cの屈折率差が小さくなる。つまり、条件式(2)の上限を超えると、正レンズ31cと負レンズ31bとの接合面の曲率半径が小さくなり過ぎるため、加工が困難になる。
一方、条件式(2)の下限を超えると、負レンズ31bと、正レンズ31cとの屈折率差が大きくなる。この場合に、負の屈折力を有する正レンズ31cと負レンズ31bとの接合面の曲率半径が大きくなり過ぎ、球面収差とコマ収差の補正が困難になるので望ましくない。
また、本発明に係る結像レンズは、第3レンズ群3Gの焦点距離をf3、広角端における全系の焦点距離をfwとするとき、
2.9<f3/fw<3.6 ・・・(3)
を満足する。
条件式(3)の上限値を超えると、第3レンズ群3Gの焦点距離が長くなる場合に、変倍の際の第3レンズ群3Gの移動量が大きくなる。つまり、条件式(3)の上限値を超えると、レンズ全長の大型化を招いてしまい望ましくない。
また、条件式(3)の下限値を超えると、第3レンズ群3Gの焦点距離が短くなる場合に、正の屈折力が大きくなる。つまり、条件式(3)の下限値を超えると、特に球面収差が悪化するので望ましくない。さらに、条件式(3)の下限を超えると、第3レンズ群3Gの屈折力が強くなるため、偏心による性能劣化が生じやすく望ましくない。
また、本発明に係る結像レンズは、第3レンズ群3Gの最も物体側の正レンズ32のアッベ数をνd、部分分散比をθgFとするとき、
−0.0014・νd+0.63<θgF・・・(4)
60<νd ・・・(5)
を満足する。
ここで、部分分散比θgFは、
θgF=(Ng−NF)/(NF−NC)
である。
また、Ng、NF、NCは、それぞれg線、F線、C線に対する屈折率である。
一般に、結像レンズにおいて、広角端における焦点距離をより短くし、より広角化しようとすると、広角側における倍率色収差の二次スペクトルの補正が困難になる。また、結像レンズにおいて、望遠端の焦点距離を長くすると、望遠側における軸上色収差の二次スペクトルの補正が困難になる。
また、本発明に係る結像レンズは、第3レンズ群3Gで軸上光線が最も高い位置を通過する。
そこで、本発明に係る結像レンズでは、第3レンズ群3Gの最も物体側の正レンズ32に、正の屈折力を有する異常分散ガラスを配置することで、これらの色収差を補正した。
条件式(4)の下限を超えると、異常分散性が弱くなる。このため、条件式(4)の下限を超えると、色収差の補正効果が小さくなってしまい、特に軸上色収差の補正が困難になるので望ましくない。
また、条件式(5)の下限を超えると、正レンズ32の分散が大きくなり、色収差の補正が困難になってしまうので望ましくない。
本発明に係る結像レンズにおいて、第3レンズ群3Gの3枚接合レンズ31の物体側に配置される正レンズ32と像側に配置される正レンズ33bのうち、少なくとも1枚は非球面レンズである。
球面収差、コマ収差、非点収差を補正するために、正レンズ32と正レンズ33bのうち、少なくとも1枚のレンズは、非球面レンズを配置することが望ましい。
3枚接合レンズ31の物体側に配置される正レンズ32に、正の屈折力を有する非球面レンズを配置する場合は、正レンズ32は絞りに近いため、球面収差とコマ収差の補正効果が大きい。
一方、3枚接合レンズ31の像側に配置される正レンズ33bに、正の屈折力を有する非球面レンズを配置する場合は、正レンズ33bは絞りから離れている。つまり、正レンズ33bには、軸外の光束がある程度分離して通るため、球面収差、コマ収差の他に非点収差を補正する効果が大きい。
また、正レンズ31aと正レンズ33bとの両方に、非球面レンズを配置する場合には、収差の補正効果が大きい。
一方、コストなどを考慮して1枚の非球面レンズを使用する場合には、3枚接合レンズ31の物体側に配置される正レンズ32に非球面レンズを配置することが望ましい。
ここで、第3レンズ群3Gの3枚接合レンズ31の像側の接合面(正レンズ31cの負レンズ31bとの接合面)の曲率半径をRa3とする。また、第3レンズ群3Gの3枚接合レンズ31の最も像側の曲率半径をRa4とする。このとき、
1.5<(Ra4+Ra3)/(Ra4−Ra3)<4.0 ・・・(6)
を満足する。
条件式(6)は、正レンズ31cのレンズ形状に関する条件式である。
条件式(6)の上限を超えると、正レンズ31cによる球面収差が過補正になりやすいため望ましくない。
一方、条件式(6)の下限を超えると、正レンズ31cによる球面収差が補正不足になりやすいため望ましくない。
本発明に係る結像レンズでは、第1レンズ群1Gの焦点距離をf1、屈折率をN1、アッベ数をν1とするとき、
17<f1/fw<32 ・・・(7)
60<ν11 ・・・(8)
を満足する。
結像レンズにおいて、正の屈折力を有する第1レンズ群1Gに負レンズを配置すると、球面収差や色収差の補正に有利であるものの、コストが上がってしまう。本発明に係る結像レンズでは、有効径が最も大きくなる第1レンズ群1Gを1枚の正レンズ11にすることで、コストを下げることができる。
ここで、条件式(7)は、第1レンズ群1Gの焦点距離を規定する条件式である。
広角端における歪曲収差を小さく抑えるためには、絞りより物体側に配置され正の屈折力を有する第1レンズ群1Gに、ある程度のパワー(屈折力)を持たせる必要がある。
条件式(7)の上限値を超えて第1レンズ群1Gの焦点距離が長くなると、歪曲収差を補正する効果が弱くなってしまうため、望ましくない。
一方、条件式(7)の下限値を超えて第1レンズ群1Gの焦点距離が短くなると、球面収差や倍率色収差の補正が困難になるため、望ましくない。
また、第1レンズ群1Gの正レンズ11のアッベ数は、条件式(8)を満足することが望ましい。
第1レンズ群1Gは1枚の正レンズ11で構成される。このため、条件式(8)の下限を超えてアッベ数が小さくなると、倍率色収差や軸上色収差の補正が困難になるため、望ましくない。
本発明に係る結像レンズでは、第2レンズ群2Gが、物体側から像側へ向かって順に、3枚の負レンズ群21と正レンズ22で構成される。ここで、3枚の負レンズ群21は、像側に凹面を向けた負メニスカス形状の第1のレンズ21a、像側に凹面を向けた負メニスカス形状の第2のレンズ21b、両凹形状の第3のレンズ21cと、が配置される。
本発明に係る結像レンズでは、負の屈折力を有する第2レンズ群2Gに、物体側から順に3枚の負レンズ21群を配置する。このように構成することで、本発明に係る結像レンズでは、負の屈折力を3枚の負レンズで分担することにより収差の発生を抑えている。
さらに、本発明に係る結像レンズでは、正レンズ22を加えることで第2レンズ群2Gの負レンズで発生する色収差を補正することができる。
第2レンズ群2Gの最も物体側に配置される負レンズ21aの屈折率をN21、アッベ数をν21とするとき、
1.7<N21<1.85 ・・・(9)
28<ν21<46 ・・・(10)
を満足する。
第2レンズ群2Gは、負の屈折力が最も大きいレンズ群である。このため、第2レンズ群2Gを構成するレンズは高屈折率であることが望ましい。ここで、一般に高屈折率材料は、アッベ数が小さいため、色収差を補正する観点からあまりアッベ数の小さいガラスを使用することができない。
第1レンズ群1Gを正の屈折力を有する1枚のレンズで構成する場合には、広角端において+y方向の倍率色収差が発生しやすくなる。ここで、第2レンズ群2Gは、ズーム動作中に軸外光線高さが大きく変わる。
このため、本発明に係る結像レンズによれば、第2レンズ群2G内の3枚接合レンズ21を構成する3枚の負レンズのアッベ数を適切に設定することで、倍率色収差を補正することができる。また、第2レンズ群2Gの最も物体側の負レンズ21aは、軸外光線高さが高いため、使用するガラスを適切に選択する必要がある。
本発明に係る結像レンズによれば、条件式(9)、(10)を満足する負レンズ21aを第2レンズ群2Gの最も物体側に配置することで、短波長側の光線を長波長側の光線に対して相対的に大きく−y方向に屈折させることができる。つまり、本発明に係る結像レンズによれば、+y方向に残存する広角端における倍率色収差の二次スペクトルを減少させることができる。
第4レンズ群4Gは、1枚の正レンズ41からなり、少なくとも1面が非球面である。
本発明に係る結像レンズでは、フォーカス群である第4レンズ群4Gを1枚の正レンズ41で構成する。このように構成することにより、本発明に係る結像レンズでは、フォーカス時に移動する群の重量を軽くでき、AF(Auto Focus)の高速化が可能となる。さらに、正レンズ41に非球面レンズを用いることで、本発明に係る結像レンズでは、近距離物体へ合焦する際の収差変動を小さくすることが可能となる。
●撮像装置の実施の形態●
以上説明した本発明に係る結像レンズは、撮像装置の撮像用光学系に応用することもできる。この撮像装置によれば、小型で高速AFが可能な撮像装置を提供することができる。
●携帯情報端末装置の実施の形態●
以上説明した本発明に係る結像レンズは、携帯情報端末装置の撮像用光学系に応用することもできる。この携帯情報端末装置によれば、小型で高速AFが可能な携帯情報端末装置を提供することができる。
次に、上述した本発明に係る結像レンズの実施の形態に基づく具体的な実施例(数値実施例)である、実施例1〜5を説明する。
各実施例において、第4レンズ群4Gの像側に配設される平行平板Fは、光学ローパスフィルタ・赤外カットフィルタ等の各種フィルタや受光素子のカバーガラス(シールガラス)を想定して、これらに等価な透明平行平板を示したものである。
なお、各実施例における記号の意味は、以下の通りである。
f:全系の焦点距離
F:Fナンバ
ω:半画角
R:曲率半径(非球面にあっては近軸曲率半径)
D:面間隔
Nd:屈折率
νd:アッベ数
K:非球面の円錐定数
A4:4次の非球面定数
A6:6次の非球面定数
A8:8次の非球面定数
A10:10次の非球面定数
非球面形状は、近軸曲率半径の逆数(近軸曲率):C、光軸からの高さ:H、円錐定数:K、上記各次数の非球面係数を用い、Xを光軸方向における非球面量として、周知の式
Figure 2014098796
で表される。つまり、この式に、近軸曲率半径と円錐定数、非球面係数を与えることにより、非球面形状が特定される。
まず、実施例1について説明する。
第1レンズ群1Gは1枚の正レンズ11からなる。
第2レンズ群2Gは、3枚の負レンズから構成されるレンズ群21と、両凸レンズである正レンズ22からなる。ここで、レンズ群21は、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズである負レンズ21aと、像側に凹面を向け非球面を有する負メニスカスレンズである負レンズ21bと、両凹レンズである負レンズ21cとからなる。
第3レンズ群3Gは、両面が非球面の正レンズ32と、3枚接合レンズ31と、2枚接合レンズ33からなる。ここで、3枚接合レンズ31は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである正レンズ31aと、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズである負レンズ31bと、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズである正レンズ31cからなる。また、2枚接合レンズ33は、両凹レンズである負レンズ33aと、像側に非球面を有する両凸レンズである正レンズ33bとからなる。
第4レンズ群4Gは、物体側に強い凸面を向けた正メニスカスレンズである正レンズ41からなり、物体側のレンズ面に非球面を有する。
実施例1のR、D、Nd、Vdに関しては表1の通りであり、表1において面番号にアスタリスク「*」がついた面は非球面を表す。
図2は、本発明に係る結像レンズの実施例1の広角端における収差図である。また、図3は、本発明に係る結像レンズの実施例1の中間焦点距離における収差図である。さらに、図4は、本発明に係る結像レンズの実施例1の望遠端における収差図である。
なお、以降の収差図において、球面収差の図中の破線は正弦条件、非点収差の図中の実線はサジタル、破線はメリディオナルをそれぞれ表す。また、「g」、「d」はそれぞれ、g線及びd線を表す。
f=4.63〜14.95 F=1.85〜2.88 ω=48.3〜19.1
Figure 2014098796
非球面
第6面
K=−0.51060
A4=1.66584E−05
A6=4.08091E−07
A8=−3.29111E−09
A10= 1.07392E−10
第12面
K=0
A4=−5.66157E−05
A6=−7.31064E−07
A8=3.14728E−08
A10= −4.24989E−10
第13面
K=0
A4= 1.03457E−04
A6= −2.75775E−08
A8= 6.60586E−09
第20面
K=0
A4= 1.48462E−04
A6= −1.43044E−05
A8= 1.46729E−06
A10= −5.58544E−08
第21面
K=0
A4= 1.48281E−05
A6= 2.14025E−06
A8= −7.12574E−08
A10= 9.20867E−10
ここで、E−nは10のべき乗を表す(以下、同じ)。
実施例1で用いた広角端と、中間焦点距離と、望遠端の場合の可変間隔を表2に示す。
Figure 2014098796
実施例1における条件式の係数は、以下の通りである。
(1)−0.212
(2)−0.317
(3)3.23
(4)0.544
(5)67.86
(6)3.06
(7)20.74
(8)65.44
(9)1.800
(10)29.84
図2〜4は、諸収差、特に色収差と球面収差が良好に制御されていることを示している。
次に、実施例2について説明する。図5は、本発明に係る結像レンズの実施例2を示す光学配置図である。
第1レンズ群1Gは、1枚の正レンズ11からなる。
第2レンズ群2Gは、3枚の負レンズから構成されるレンズ群21と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである正レンズ22からなる。ここで、レンズ群21は、像側に凹面を向け非球面を有する負メニスカスレンズである負レンズ21aと、像側に凹面を向け非球面を有する負メニスカスレンズである負レンズ21bと、両凹レンズである負レンズ21cとからなる。
第3レンズ群3Gは、両面が非球面の正レンズ32と、3枚接合レンズ31と、2枚接合レンズ33からなる。3枚接合レンズ31は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである正レンズ31aと、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズである負レンズ31bと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである正レンズ31cとからなる。また、2枚接合レンズ33は、両凹レンズである負レンズ33aと、両凸レンズである正レンズ33bとからなる。
第4レンズ群4Gは、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである正レンズ41からなり、物体側のレンズ面に非球面を有する。
実施例2のR、D、Nd、Vdに関しては表3の通りであり、表3において面番号にアスタリスク「*」がついた面は非球面を表す。
図6は、本発明に係る結像レンズの実施例2の広角端における収差図である。また、図7は、本発明に係る結像レンズの実施例2の中間焦点距離における収差図である。さらに、図8は、本発明に係る結像レンズの実施例2の望遠端における収差図である。
f=4.63〜14.94 F=1.84〜2.88 ω=48.3〜18.2
Figure 2014098796
非球面
第4面
K=0.14220
A4=−2.36196E−04
A6=1.38950E−06
A8=−4.62463E−09
A10=−8.98798E−12
第6面
K=−0.64552
A4=3.67963E−04
A6=−8.69024E−07
A8=7.03335E−09
A10=−3.69370E−10
第12面
K=0
A4=−7.04862E−05
A6=−1.21855E−06
A8=6.26261E−09
A10=−7.43878E−10
第13面
K=0
A4=9.87805E−05
A6=−8.66525E−07
A8=−2.78099E−08
第21面
K=0
A4=−4.16749E−05
A6=2.74802E−06
A8=−9.46614E−08
A10=1.29323E−09
実施例2で用いた広角端と、中間焦点距離と、望遠端の場合の可変間隔を表4に示す。
Figure 2014098796
実施例2における条件式の係数は、以下の通りである。
(1)−0.212
(2)−0.317
(3)3.33
(4)0.544
(5)67.86
(6)6.13
(7)30.05
(8)65.44
(9)1.806
(10)40.88
図6〜8は、諸収差、特に色収差と球面収差が良好に制御されていることを示している。
次に、実施例3について説明する。図9は、本発明に係る結像レンズの実施例3を示す光学配置図である。
第1レンズ群1Gは、1枚の正レンズ11からなる。
第2レンズ群2Gは、3枚の負レンズから構成されるレンズ群21と、両凸レンズである正レンズ22からなる。ここで、レンズ群21は、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズである負レンズ21aと、像側に凹面を向け非球面を有する負メニスカスレンズである負レンズ21bと、両凹レンズである負レンズ21cとからなる。
第3レンズ群3Gは、両面が非球面の正レンズ32と、3枚接合レンズ31と、2枚接合レンズ33からなる。ここで、3枚接合レンズ31は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである正レンズ31aと、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズである負レンズ31bと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである正レンズ31cとからなる。また、2枚接合レンズ33は、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズである負レンズ33aと、像側に非球面を有する両凸レンズである正レンズ33bとからなる。
第4レンズ群4Gは、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである正レンズ41からなり、物体側のレンズ面に非球面を有する。
実施例3のR、D、Nd、Vdに関しては表5の通りであり、表5において面番号にアスタリスク「*」がついた面は非球面を表す。
図10は、本発明に係る結像レンズの実施例3の広角端における収差図である。また、図11は、本発明に係る結像レンズの実施例3の中間焦点距離における収差図である。さらに、図12は、本発明に係る結像レンズの実施例3の望遠端における収差図である。
f=4.63〜14.94 F=1.84〜2.88 ω=48.3〜18.2
Figure 2014098796
非球面
第6面
K=−0.93942
A4=1.49940E−04
A6=5.99879E−07
A8=7.32069E−09
A10=1.91058E−11
第12面
K=0
A4=−9.72081E−05
A6=−3.41027E−06
A8=5.25670E−09
A10=−1.11946E−09
第13面
K=0
A4=−8.39976E−05
A6=−2.40151E−06
A8=−4.82901E−08
第20面
K=0
A4=2.98594E−04
A6=−6.81205E−06
A8=1.23665E−06
A10=−4.09791E−08
第21面
K=0
A4=−4.94063E−05
A6=1.23854E−06
A8=−3.62878E−08
A10=3.93354E−10
実施例3で用いた広角端と、中間焦点距離と、望遠端の場合の可変間隔を表6に示す。
Figure 2014098796
実施例3における条件式の係数は、以下の通りである。
(1)−0.211
(2)−0.211
(3)3.31
(4)0.544
(5)67.86
(6)1.78
(7)19.72
(8)65.44
(9)1.744
(10)44.78
図10〜12は、諸収差、特に色収差と球面収差が良好に制御されていることを示している。
次に、実施例4について説明する。図13は、本発明に係る結像レンズの実施例4を示す光学配置図である。
第1レンズ群1Gは、1枚の正レンズ11からなる。
第2レンズ群2Gは、3枚の負レンズから構成されるレンズ群21と、両凸レンズである正レンズ22からなる。ここで、レンズ群21は、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズである負レンズ21aと、像側に凹面を向け非球面を有する負メニスカスレンズである負レンズ21bと、両凹レンズである負レンズ21cとからなる。
第3レンズ群3Gは、両面が非球面の正レンズ32と、3枚接合レンズ31と、2枚接合レンズ33からなる。ここで、3枚接合レンズ31は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである正レンズ31aと、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズである負レンズ31bと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである正レンズ31cとからなる。また、2枚接合レンズ33は、両凹レンズである負レンズ33aと、両凸レンズである正レンズ33bとからなる。
第4レンズ群4Gは、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである正レンズ41からなり、物体側のレンズ面に非球面を有する。
実施例4のR、D、Nd、Vdに関しては表7の通りであり、表7において面番号にアスタリスク「*」がついた面は非球面を表す。
図14は、本発明に係る結像レンズの実施例4の広角端における収差図である。また、図15は、本発明に係る結像レンズの実施例4の中間焦点距離における収差図である。さらに、図16は、本発明に係る結像レンズの実施例4の望遠端における収差図である。
f=4.63〜14.95 F=1.85〜2.88 ω=48.3〜19.0
Figure 2014098796
非球面
第6面
K=−0.70045
A4=5.73824E−05
A6=9.81596E−07
A8=−6.20484E−09
A10=1.34833E−10
第12面
K=0
A4=−1.56637E−04
A6=−3.92480E−06
A8=5.19123E−08
A10=−3.13973E−09
第13面
K=0
A4=−1.93457E−06
A6=−2.24613E−06
A8=−8.19641E−08
第21面
K=0
A4=−2.30290E−05
A6=2.74280E−06
A8=−9.25799E−08
A10=1.18418E−09
実施例4で用いた広角端と、中間焦点距離と、望遠端の場合の可変間隔を表8に示す。
Figure 2014098796
実施例4における条件式の係数は、以下の通りである。
(1)−0.060
(2)−0.317
(3)3.40
(4)0.544
(5)67.86
(6)3.62
(7)18.85
(8)65.44
(9)1.762
(10)40.10
図14〜16は、諸収差、特に色収差と球面収差が良好に制御されていることを示している。
次に、実施例5について説明する。図17は、本発明に係る結像レンズの実施例5を示す光学配置図である。
第1レンズ群1Gは、1枚の正レンズ11からなる。
第2レンズ群2Gは、3枚の負レンズから構成されるレンズ群21と、両凸レンズである正レンズ22からなる。ここで、レンズ群21は、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズである負レンズ21aと、像側に凹面を向け非球面を有する負メニスカスレンズである負レンズ21bと、両凹レンズである負レンズ21cとからなる。
第3レンズ群3Gは、両面が非球面の正レンズ32と、3枚接合レンズ31と、2枚接合レンズ33からなる。ここで、3枚接合レンズ31は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである正レンズ31aと、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズである負レンズ31bと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである正レンズ31cとからなる。また、2枚接合レンズ33は、両凹レンズである負レンズ33aと、像側に非球面を有する両凸レンズである正レンズ33bとからなる。
第4レンズ群4Gは、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである正レンズ41からなり、物体側のレンズ面に非球面を有する。
実施例5のR、D、Nd、Vdに関しては表9の通りであり、表9において面番号にアスタリスク「*」がついた面は非球面を表す。
図18は、本発明に係る結像レンズの実施例5の広角端における収差図である。また、図19は、本発明に係る結像レンズの実施例5の中間焦点距離における収差図である。さらに、図20は、本発明に係る結像レンズの実施例5の望遠端における収差図である。
f=4.63〜14.94 F=1.85〜2.96 ω=48.3〜19.1
Figure 2014098796
非球面
第6面
K=−0.51795
A4=1.83865E−05
A6=3.32313E−07
A8=1.31857E−09
A10=2.22483E−11
第12面
K=0
A4=−5.54874E−05
A6=−2.37274E−07
A8=6.39643E−09
A10=−3.06298E−10
第13面
K=0
A4=8.98532E−05
A6=5.51803E−08
A8=−1.00281E−08
第20面
K=0
A4=1.81756E−04
A6=1.66944E−06
A8=1.75932E−07
A10=−1.52096E−09
第21面
K=0
A4= 3.52894E−05
A6=1.12191E−06
A8=−3.02649E−08
A10= 3.88620E−10
実施例5で用いた広角端と、中間焦点距離と、望遠端の場合の可変間隔を表10に示す。
Figure 2014098796
実施例5における条件式の係数は、以下の通りである。
(1)−0.201
(2)−0.317
(3)3.19
(4)0.544
(5)67.86
(6)2.76
(7)21.25
(8)65.44
(9)1.800
(10)29.84
図18〜20は、諸収差、特に色収差と球面収差が良好に制御されていることを示している。
1G 第1レンズ群
11 正レンズ
2G 第2レンズ群
21 3枚接合レンズ
21a 負レンズ
21b 負レンズ
21c 負レンズ
22 正レンズ
3G 第3レンズ群
31 3枚接合レンズ
31a 正レンズ
31b 負レンズ
31c 正レンズ
33 2枚接合レンズ
33a 負レンズ
33b 正レンズ
4G 第4レンズ群
41 正レンズ
F 平行平板
S 絞り
特開2004−252204号公報 特開2010−217478号公報 特開2001−242379号公報 特開2008‐158320号公報 特開2011−248266号公報

Claims (10)

  1. 物体側から像側へ向かって順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群とから構成され、
    広角端から望遠端への変倍に際して、全群が移動し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔が増大し、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の間隔が減少し、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群の間隔が変化する結像レンズであって、
    前記第3レンズ群は、
    正レンズ、負レンズ、及び正レンズを順次配列してなる3枚接合レンズと、
    前記第3レンズ群の3枚接合レンズの物体側に配置される正レンズと、
    前記第3レンズ群の3枚接合レンズの像側に配置される負レンズと正レンズの2枚接合レンズとを有してなる、
    ことを特徴とする結像レンズ。
  2. 前記3枚接合レンズの最も物体側に配置される正レンズの屈折率をNc1、アッベ数をνc1とし、
    前記第2レンズ群は、3枚接合レンズから構成され、
    前記第2レンズ群の3枚接合レンズのうち、中間に配置される負レンズの屈折率をNc2、アッベ数をνc2とするとき、
    −0.4 < Nc1−Nc2 < −0.05
    を満足する、
    請求項1記載の結像レンズ。
  3. 前記第3レンズ群の3枚接合レンズのうち、中間に配置される負レンズの屈折率をNc2、アッベ数をνc2とし、
    前記第3レンズ群の3枚接合レンズの最も像側に配置される正レンズの屈折率をNc3、アッベ数をνc3とするとき、
    −0.4 < Nc3−Nc2 < −0.2
    を満足する、
    請求項1または2記載の結像レンズ。
  4. 前記第3レンズ群の焦点距離をf3、広角端における全系の焦点距離をfwとするとき、
    2.9 < f3/fw < 3.6
    を満足する、
    請求項1乃至3のいずれかに記載の結像レンズ。
  5. 前記第3レンズ群の最も物体側のレンズのアッベ数をνd、部分分散比をθgFとするとき、
    −0.0014・νd+0.63 < θgF
    60 < νd
    を満足する、
    請求項1乃至4のいずれかに記載の結像レンズ。
    ここで、部分分散比θgFは、
    θgF=(Ng−NF)/(NF−NC)
    であり、
    Ng、NF、NCは、それぞれg線、F線、C線に対する屈折率である。
  6. 前記第3レンズ群の3枚接合レンズの物体側と像側に配置される正レンズのうち、少なくとも1枚は非球面レンズである、
    請求項1乃至5のいずれかに記載の結像レンズ。
  7. 前記第3レンズ群の3枚接合レンズの像側の接合面の曲率半径をRa3、
    前記第3レンズ群の3枚接合レンズの最も像側の曲率半径をRa4とするとき、
    1.5 < (Ra4+Ra3)/(Ra4−Ra3) < 4.0
    を満足する、
    請求項1乃至6のいずれかに記載の結像レンズ。
  8. 前記第1レンズ群は、1枚の正レンズで構成され、
    前記第1レンズ群の焦点距離をf1、屈折率をN1、アッベ数をν1とするとき、
    17 < f1/fw < 32
    60 < ν11
    を満足する、
    請求項1乃至7のいずれかに記載の結像レンズ。
  9. 撮像用光学系を有してなる撮像装置であって、
    前記撮像用光学系は、請求項1乃至8のいずれかに記載の結像レンズである、
    ことを特徴とする撮像装置。
  10. 撮像用光学系を有してなる携帯情報端末装置であって、
    前記撮像用光学系は、請求項1乃至8のいずれかに記載の結像レンズである、
    ことを特徴とする携帯情報端末装置。
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