JP2014092073A - Egr装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 比較的簡単かつ低コストな構成でありながら、ポンピングロス等を増大させずに、高いEGR率での運転を実現することができ、以って燃費を良好に維持しつつ、排出黒煙濃度及びNOx排出量を効果的に低減することができるEGR装置を提供する。
【解決手段】 本発明に係るEGR装置200は、第1排気バルブ31、第2排気バルブ41、第1吸気バルブ11、第2吸気バルブ21、第1排気ポート30、第2排気ポート40、第1吸気ポート10、第2吸気ポート20、第1排気通路32、第2排気通路42、第1吸気通路12、第2吸気通路22、第1排気通路32と第1吸気通路12とを接続する吸排気間通路60、吸排気間バルブ61、流路切替バルブ13、を含んで構成される。
【選択図】図4

Description

本発明は、内燃機関の排気の一部を燃焼室内に還流させて再燃焼させるEGR(排気再循環)装置に関する。
内燃機関からの排気を浄化して大気汚染の拡大を抑制することは重要な課題であるが、このためのシステム(装置)の一つとして、内燃機関からの排気の一部を燃焼室内に還流させて再燃焼させることで燃焼温度を下げ、排気中の窒素酸化物(以下、NOxという)の濃度(排出量)を低減するための所謂EGR(Exhaust Gas Recirculation:排気再循環)システムが知られている。
ここで、ディーゼルエンジン等において、エミッション(NOx、黒煙)の一層の低減のためには、過給圧(排気ターボチャージャ等の過給機による給気の圧力)とEGR率(=EGRガス量/(新気量+EGRガス量)×100(%))を同時に高めることが重要である。
しかし、より高い過給圧やEGR率を実現しようとすると、常に排気マニホールド内圧(EGRガスをEGR通路へ取り出す部位の圧力)を吸気マニホールド内圧(EGR通路からEGRガスが流れ込む部位の圧力)よりも高く維持しなければならず、ポンプ仕事(ポンピングロス)の増加に繋がっていた。
このようなことから、従来は、例えば、排気マニホールド内圧と吸気マニホールド内圧の全気筒平均圧力(全気筒が集合された集合管の圧力)のバランスを調整することにより、過給圧とEGR率を両立させていた。
このため、EGR率を高めるために排気エネルギをEGR装置にて減じながらも、高過給圧のために過給機を一層余計に回さなければならず、燃費の向上は困難であった。
過給機に限らず、EGRガスを多量に燃焼室に押し込むための方策として、EGR通路における管内脈動を利用することも考えられるが、EGR通路にはEGRガスを冷却するためのEGRクーラが介装されるため、該EGRクーラによって管内脈動の振幅が減じられてしまうと共に、同調点以外では脈動効果が少なく、ある特定のエンジン回転速度領域以外では、良好なEGR率を確保することは難しいといった実情がある。
また、例えば、特許文献1には、過給機付きエンジンにおいて、コントロールユニットで制御される動バルブ機構により、少なくとも排気行程開始時期を含む所定期間に補助吸気ポートを開く第3バルブを、吸気ポートを開閉する吸気バルブとは別に設けるようにしたものが記載されている。
特開平09−25853号公報
しかしながら、特許文献1に記載のものでも、既に4つのバルブ(2つの吸気バルブと2つの排気バルブ)が設けられていると共に、高い燃焼圧および燃焼熱に晒されるため高強度が要求されるシリンダヘッドの燃焼室に臨む部分に穴を開けて、別個新たに第3バルブを設けることは、レイアウト的にも信頼性の面でも、簡単には採用することができないといった実情がある。
本発明は、このような実情に鑑みなされたもので、比較的簡単かつ低コストな構成でありながら、ポンピングロス等を増大させずに、高いEGR率での運転を実現することができ、以って燃費を良好に維持しつつ、排出黒煙濃度(パティキュレート)及びNOx排出量を効果的に低減することができるEGR装置を提供することを目的とする。
このため、本発明に係るEGR装置は、
内燃機関の排気の一部をEGRガスとして燃焼室に還流させるEGR装置であって、
内燃機関は、
1気筒に第1排気バルブ及び第2排気バルブと、
該1気筒に第1吸気バルブ及び第2吸気バルブと、
前記第1排気バルブに対応して設けられた第1排気ポートと、
前記第2排気バルブに対応して設けられた第2排気ポートと、
前記第1吸気バルブに対応して設けられた第1吸気ポートと、
前記第2吸気バルブに対応して設けられた第2吸気ポートと、
を備えて構成され、
各気筒の前記第1排気ポートに接続される第1排気通路と、
各気筒の前記第2排気ポートに接続される第2排気通路と、
各気筒の前記第1吸気ポートに接続される第1吸気通路と、
各気筒の前記第2吸気ポートに接続される第2吸気通路と、
前記第1排気通路と、前記第1吸気通路と、を接続する吸排気間通路と、
該吸排気間通路に介装されて開閉路する吸排気間バルブと、
前記第1吸気通路への吸気の流れ込みを許可する状態と、該流れ込みを止める状態と、を切り替え可能な切替バルブと、
を含んで構成されることを特徴とする。
本発明において、
(1)吸気行程開始の際に、先に第1吸気バルブのみを開弁して、遅れて第2吸気バルブを開弁し、
(2)第1吸気バルブを先に閉弁した後、流路切替バルブを吸気の流れ込みを止める状態に切り換えると共に、吸排気間バルブを開弁し、
(3)その後において、第2吸気バルブを閉じ、流路切替バルブを吸気の流れ込みを許可する状態に切り換えると共に、
(4)排気行程では、第1排気バルブを先ず開弁し、遅れて第2排気バルブを開弁することを特徴とすることができる。
本発明において、
前記第1排気通路と、前記第2排気通路と、を接続する排気間通路と、
該排気間通路に介装されて開閉路する排気間バルブと、
を含んで構成されることを特徴とすることができる。
本発明によれば、簡単かつ安価な構成でありながら、ポンピングロス等を増大させずに、高いEGR率での運転を実現することができ、以って燃費を良好に維持しつつ、排出黒煙濃度(パティキュレート)及びNOx排出量を効果的に低減することができるEGR装置を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る内燃機関の一構成例を概略的に示す全体構成図である。 同上実施の形態に係る隣接する2気筒分の吸気通路及び排気通路部分(本実施の形態に係るEGR装置200)を抜き出して示した斜視図(図1のエンジンの吸気側の上方から見た斜視図)である。 同上実施の形態に係る隣接する2気筒分の吸気通路及び排気通路部分(本実施の形態に係るEGR装置200)を抜き出して示した斜視図(図1のエンジンの排気側の上方から見た斜視図)である。 同上実施の形態に係る隣接する2気筒分の吸気通路及び排気通路部分(本実施の形態に係るEGR装置200)の接続状態を説明する模式図である。
以下、本発明に係る一実施の形態を、添付の図面を参照しつつ説明する。なお、以下で説明する実施の形態により、本発明が限定されるものではない。
図1に示すように、本実施の形態に係る内燃機関1においては、従来同様、図示しないエアクリーナ等を介して外気(新気)が吸入されるが、該新気は吸気通路を介して過給機3のコンプレッサ(インペラ)3Aに導かれて所定に圧縮された後、吸気通路2に介装されるインタークーラ4を介して所定に冷却されて、燃焼室(シリンダ、筒)5内に導かれる。
そして、燃焼室5から排出される燃焼後のガスは、燃焼室5に臨んで開口される排気ポートを介して排気通路(排気マニホールド部分)に導かれ、その後、過給機3の排気タービン3Bに回転エネルギを供給した後、排気通路6の下流に配設されている図示しない排気処理装置(酸化触媒、NOx低減触媒、ディーゼルパティキュレートフィルタなど)において所定の処理を受けて浄化され、大気中に排出される。
また、本実施の形態に係る内燃機関1では、燃焼後のガス(すなわち、排気)の一部を吸気(新気)と共に燃焼室5に再び導くことで、燃焼温度を低下させてNOxの低減を図るためのEGR装置100が設けられている。かかるEGR装置100は、従来同様のものである。
かかるEGR装置100は、排気タービン3Bの上流側において排気通路(排気マニホールド部分)6に連通されるEGR通路(排気還流通路)101を含んで構成され、該EGR通路101には当該EGR通路101を流れる排気(EGRガス:還流排気)を所定に冷却するためのEGRクーラ110が介装されている。そして、EGRクーラ110のEGRガス流れ下流側において、EGR通路101は、EGRバルブ120が介装されると共に吸気通路2に接続されている。
ここにおいて、既述したように、エミッション(NOx、黒煙)の一層の低減のためには、過給圧(過給機3による過給圧力)とEGR率を同時に高めることが重要であるが、より高い過給圧やEGR率を実現しようとすると、常に排気マニホールド内圧(排気圧)を吸気マニホールド内圧(過給圧)よりも高く維持しなければならず、ポンプ仕事(ポンピングロス)の増加に繋がってしまうといった実情がある。
例えば、低速低負荷領域では、排気ガス量が少なく、過給圧のほうが排気圧力より高いくなり易いため、NOx低減を図りたいものの高いEGR率を実現することが難しいといった実情がある。このため、可変ノズル式ターボチャージャ(VNT)などを採用して、無理に排気圧力を上げることで対応していたが、これではポンピングロスが大きくなって燃費の悪化を招くこととなっていた。
このようなことから、本実施の形態に係る内燃機関1では、以下のような構成を備えて、比較的簡単かつ低コストな構成でありながら、ポンピングロス等を増大させずに、高いEGR率での運転を実現することができ、以って燃費を良好に維持しつつ、排出黒煙濃度(パティキュレート)及びNOx排出量を効果的に低減することができるようにした。
図2、図3に、本実施の形態に係る内燃機関1のEGR装置200(吸気或いは排気の通路)に関連する部分を抜き出して示す。
なお、図2、図3では、燃焼室に臨んで設けられる第1吸気ポート10、第2吸気ポート20、第1排気ポート30、第2排気ポート40に関連する部分を、2気筒分だけ抜き出して示している。なお、直列に4つの気筒或いは6つの気筒を備えた内燃機関に適用されることができる。従って、V型や水平対向レイアウトの8気筒、12気筒などにも適用可能である。
図2、図3に示すように、第1吸気ポート10、第2吸気ポート20には、吸気側カムシャフトにより所定のタイミングでそれぞれ開閉されて、燃焼室5と吸気系とを連通・遮断する第1吸気バルブ11、第2吸気バルブ21が設けられている。
また、第1排気ポート30、第2排気ポート40には、排気側カムシャフトにより所定のタイミングでそれぞれ開閉されて、燃焼室(図示せず)と排気系とを連通・遮断する第1排気バルブ31、第2排気バルブ41が設けられている。
ところで、これらの第1吸気ポート10、第2吸気ポート20、第1排気ポート30、第2排気ポート40は、シリンダヘッドに設けられる既設(従来同様)のポートである。また、第1吸気バルブ11、第2吸気バルブ21、第1排気バルブ31、第2排気バルブ41についても、シリンダヘッドに設けられる既設(従来同様)のバルブである。
なお、第1吸気バルブ11、第2吸気バルブ21、第1排気バルブ31、第2排気バルブ41の開閉動作が、動作回転数(エンジン回転数)に応じて動作タイミングや位相差を最適化することができる可変動弁機構により構成されることができるものである。
また、本実施の形態に係る第1吸気ポート10、第2吸気ポート20、第1排気ポート30、第2排気ポート40は、それぞれ独立して燃焼室に接続される構成となっていると共に、それぞれが独立した吸気若しくは排気通路(第1吸気通路12、第2吸気通路22、第1排気通路32、第2排気通路42)に接続される構成となっている。
なお、第1吸気通路12、第2吸気通路22、第1排気通路32、第2排気通路42は、シリンダヘッドとは別個独立の部品であり、比較的簡単かつ低コストで製造可能であるマニホールドにより形成しても、第1吸気ポート10、第2吸気ポート20、第1排気ポート30、第2排気ポート40と共にシリンダヘッド内部で形成してもよい。
すなわち、図2〜図4に示すように、第1吸気通路12には各第1吸気ポート10が接続され、第2吸気通路22には各第2吸気ポート20が接続されていると共に、第1排気通路32には各排気ポート30が接続され、第2排気通路42には各第2排気ポート40が接続されている。
また、図2〜図4に示すように、本実施の形態に係る第1吸気通路12には、吸気通路2側からの吸気(新気+EGRガス)の流れ込みを止める状態(閉状態)と、吸気通路2側からの吸気(新気+EGRガス)の流れ込みを許可する(開状態)と、の間で流路を切り替えることが可能な流路切替バルブ13が設けられている。
更に、本実施の形態においては、第1排気通路32と、第2排気通路42と、を接続する排気間通路50と、この排気間通路50を開閉路する排気間バルブ51が備えられている。
また、本実施の形態においては、第1吸気通路12と、第1排気通路32と、を接続する吸排気間通路60と、この吸排気間通路60を開閉路する吸排気間バルブ61が備えられている。
以上のような、第1吸気通路12、第2吸気通路22、第1排気通路32、第2排気通路42、排気間通路50、排気間バルブ51、吸排気間通路60、吸排気間バルブ61、更には、第1吸気バルブ11、第2吸気バルブ21、第1排気バルブ31、第2排気バルブ41、第1吸気ポート10、第2吸気ポート20、第1排気ポート30、第2排気ポート40などが本実施の形態に係るEGR装置200を構成している。
このような構成の本実施の形態に係る内燃機関1では、以下のように動作されることで、所定にEGRガスを燃焼室5へ還流させることができるようになっている。なお、特に説明のない状態(通常の状態)では、排気間バルブ51は閉じた状態とされている。
すなわち、
(1)ある気筒(燃焼気筒:吸排気が行なわれる気筒)における吸気行程開始時は、先ず、第1吸気バルブ11のみを開弁して、遅れて第2吸気バルブ21を開弁する。
(2)第1吸気バルブ11を先に閉弁した後、流路切替バルブ13を吸気の流れ込みを止める状態(閉状態)に切り換えると共に、吸排気間バルブ61を開弁する。
これにより、他の気筒の排気行程で生じた排気パルスが、吸排気間バルブ61が開弁されているので、吸排気間通路60を介して、第1吸気通路12の過給分容積12A(図2参照)に伝わり、未だ閉じていない第2吸気バルブ21から燃焼室5内(筒内)に排気(EGRガス)を吸気と共に押し込むことになる。
なお、例えば、4気筒エンジンの場合、ここでのある気筒(燃焼気筒:吸排気が行われる気筒)を1番気筒とすると、燃焼順序は、1番気筒→4番気筒→3番気筒→2番気筒であり、ここでの他の気筒は4番気筒である。従って、1番気筒の吸気行程において4番気筒での排気パルスが利用されることになる。なお、前記4気筒エンジンは等間隔で燃焼が行なわれる場合についての動作を示す。
(3)その後、第2吸気バルブ21を閉じ、流路切替バルブ13を吸気の流れ込みを許可する状態(開状態)に切り換える。このとき、流路切替バルブ13は、吸排気間通路60を閉塞するので、第1吸気マニホールド12に不要なボリュームができることを防止できるので、吸気行程において従来同様の良好な吸気を達成させることができる。
このように、流路切替バルブ13、吸排気間バルブ61の各バルブを所定タイミングで動作させることで、本実施の形態では、それぞれの気筒で生じる排気パルスを最短でロスなく利用して、他の気筒の吸気行程において排気(EGRガス)を各燃焼室に効果的に押し込むことができることになる。
(4)排気行程では、第1排気バルブ31を先ず開弁し、遅れて第2排気バルブ41を開弁する。
これにより、他の気筒の過給に用いることができる強い排気パルスを生成することができる。このとき、排気間バルブ51は閉じた状態である(これにより、排気間バルブ51は開けた場合の不要なボリュームができることが抑制されるので排気パルスの減衰を抑制して良好な利用を図ることができる)。
そして、特にEGR率も過給圧も、燃費の悪化なく十分賄える運転条件(エンジン回転速度、負荷)では、排気間バルブ51を開いた状態とし排気効率を高めるようにして燃費改善に貢献すると共に、流路切替バルブ13を吸気の流れ込みを許可する状態(開状態)に維持し、かつ、吸排気間バルブ61も閉じた状態(閉状態)に維持することで、本実施の形態に係るEGR装置200を動作させないようにして、吸気スワールなどを高めることを優先して燃焼改善に貢献することができる。
但し、本発明において、排気間通路50、排気間バルブ51は省略することも可能である。
以上のように、本実施の形態によれば、過給機だけを備えた場合のように、過給圧とEGR率の両立が難しい領域において、既設の吸排気系のバルブ(第1吸気バルブ11、第2吸気バルブ21)と、第1吸気バルブ11に連通する第1吸気通路12と、第2吸気バルブ21に連通する第2吸気通路22と、第1排気バルブ31に連通する第1排気通路32と、第2排気バルブ41に連通する第2排気通路42と、を備え、第1吸気通路12と、第1排気通路32と、を連通する吸排気間通路60と、これに介装される吸排気間バルブ61と、を備え、排気パルスを利用して吸排気間通路60から良好に排気ガスを燃焼室に導入できるようにしたので、EGR量を増大させることができ、以ってポンピングロス等を増大させずに、高いEGR率での運転を実現することができ、延いては燃費を良好に維持しつつ、排出黒煙濃度(パティキュレート)及びNOx排出量を効果的に低減することができる。
すなわち、本実施の形態によれば、簡単かつ安価な構成でありながら、ポンピングロス等を増大させずに、高いEGR率での運転を実現することができ、以って燃費を良好に維持しつつ、排出黒煙濃度(パティキュレート)及びNOx排出量を効果的に低減することができるEGR装置を提供することができる。
ところで、本実施の形態では、EGR装置100や過給機3を備えた内燃機関について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、EGR装置100及び過給機3の一方或いは両方を備えない内燃機関にも適用可能である。
また、過給機3は、排気ターボチャージャに限定されるものではなく、スーパーチャージャなどの他の過給機とすることができる。
ところで、本発明に係る内燃機関は、特に限定されるものではなく、例えば、車両に搭載されるものに限らず定置式のものにも本発明は適用可能であり、またディーゼルエンジン、ガソリンエンジン、その他の燃料を燃焼方式に関わらず燃焼させる内燃機関に適用可能である。
また、本発明に係る内燃機関は、1気筒に2つの吸気バルブ、2つの排気バルブを備える場合に限定されるものではなく、本発明は、例えば、3以上の吸気バルブ、排気バルブを備え、その複数の吸気バルブ、排気バルブの中のうち、本発明に係る第1吸気バルブ、第2吸気バルブ、第1排気バルブ、第2排気バルブに相当するものが含まれている場合には、本発明の技術的範囲に含まれるものである。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々変更を加え得ることは勿論である。
1 内燃機関
5 燃焼室
10 第1吸気ポート
11 第1吸気バルブ
12 第1吸気通路
20 第2吸気ポート
21 第2吸気バルブ
22 第2吸気通路
30 第1排気ポート
31 第1排気バルブ
32 第1排気通路
40 第2排気ポート
41 第2排気バルブ
42 第2排気通路
50 排気間通路
51 排気間バルブ
60 吸排気間通路
61 吸排気間バルブ
200 EGR装置

Claims (3)

  1. 内燃機関の排気の一部をEGRガスとして燃焼室に還流させるEGR装置であって、
    内燃機関は、
    1気筒に第1排気バルブ及び第2排気バルブと、
    該1気筒に第1吸気バルブ及び第2吸気バルブと、
    前記第1排気バルブに対応して設けられた第1排気ポートと、
    前記第2排気バルブに対応して設けられた第2排気ポートと、
    前記第1吸気バルブに対応して設けられた第1吸気ポートと、
    前記第2吸気バルブに対応して設けられた第2吸気ポートと、
    を備えて構成され、
    各気筒の前記第1排気ポートに接続される第1排気通路と、
    各気筒の前記第2排気ポートに接続される第2排気通路と、
    各気筒の前記第1吸気ポートに接続される第1吸気通路と、
    各気筒の前記第2吸気ポートに接続される第2吸気通路と、
    前記第1排気通路と、前記第1吸気通路と、を接続する吸排気間通路と、
    該吸排気間通路に介装されて開閉路する吸排気間バルブと、
    前記第1吸気通路への吸気の流れ込みを許可する状態と、該流れ込みを止める状態と、を切り替え可能な切替バルブと、
    を含んで構成されることを特徴とするEGR装置。
  2. (1)吸気行程開始の際に、先に第1吸気バルブのみを開弁して、遅れて第2吸気バルブを開弁し、
    (2)第1吸気バルブを先に閉弁した後、流路切替バルブを吸気の流れ込みを止める状態に切り換えると共に、吸排気間バルブを開弁し、
    (3)その後において、第2吸気バルブを閉じ、流路切替バルブを吸気の流れ込みを許可する状態に切り換えると共に、
    (4)排気行程では、第1排気バルブを先ず開弁し、遅れて第2排気バルブを開弁することを特徴とする請求項1に記載のEGR装置。
  3. 前記第1排気通路と、前記第2排気通路と、を接続する排気間通路と、
    該排気間通路に介装されて開閉路する排気間バルブと、
    を含んで構成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のEGR装置。
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