JP2014091273A - 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ノズルプレート4をアクチュエータ基板2に接着する際に、吐出溝6aと非吐出溝6bとを容易に区別でき、ノズル11を吐出溝6aに容易に位置合わせることができる。
【解決手段】本発明の液体噴射ヘッド1は、基板の上面USから下面LSに貫通し、面方向に細長い溝6が複数配列するアクチュエータ基板2と、溝6の上面開口7を覆うようにアクチュエータ基板2に設置されるカバープレート3と、溝6の下面開口8を覆うようにアクチュエータ基板2に設置されるノズルプレート4と、を備える。溝6は交互に配列する吐出溝6aと非吐出溝6bを含み、吐出溝6aと非吐出溝6bとは下面開口8の形状が異なるように形成する。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の液体噴射ヘッド1は、基板の上面USから下面LSに貫通し、面方向に細長い溝6が複数配列するアクチュエータ基板2と、溝6の上面開口7を覆うようにアクチュエータ基板2に設置されるカバープレート3と、溝6の下面開口8を覆うようにアクチュエータ基板2に設置されるノズルプレート4と、を備える。溝6は交互に配列する吐出溝6aと非吐出溝6bを含み、吐出溝6aと非吐出溝6bとは下面開口8の形状が異なるように形成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、液滴を吐出して被記録媒体に記録する液体噴射ヘッド及びこの液体噴射ヘッドを用いた液体噴射装置に関する。
近年、記録紙等にインク滴を吐出して文字や図形を記録する、或いは素子基板の表面に液体材料を吐出して機能性薄膜を形成するインクジェット方式の液体噴射ヘッドが利用されている。この方式は、インクや液体材料などの液体を液体タンクから供給管を介してチャンネルに導き、チャンネルに充填される液体に圧力を印加してチャンネルに連通するノズルから液体を吐出する。液体の吐出の際には、液体噴射ヘッドや被記録媒体を移動させて文字や図形を記録する、或いは所定形状の機能性薄膜を形成する。
図8は、特許文献1に記載される液体噴射ヘッド101の断面模式図である。図8(a)が液体に圧力波を生じさせるための溝105aの長手方向の断面模式図であり、図8(b)が溝105に直交する方向の断面模式図である。液体噴射ヘッド101は、圧電体からなる圧電プレート104と、その一方側の表面に接着されるカバープレート108と、カバープレート108の上に接着される流路部材111と、圧電プレート104の他方側の表面に接着されるノズルプレート102とからなる積層構造を有する。圧電プレート104には、溝105を構成する深溝105aと浅溝105bが交互に並列して形成され、深溝105aは圧電プレート104の一方側の表面から他方側の表面に貫通し、浅溝105bは一方側の表面に開口し、他方側には圧電体材料が残してある。深溝105aと浅溝105bの間には側壁106a〜106cが形成される。深溝105aの側面には駆動用電極116a、116cが形成され、浅溝105bの側面には116b、116dが形成される。
カバープレート108には液体供給口109と液体排出口110が形成され、液体供給口109が深溝105aの一方の端部に、液体排出口110が当該深溝105aの他方の端部に連通する。流路部材111には液体供給室112と液体排出室113が形成され、液体供給室112が液体供給口109に連通し、液体排出室113が液体排出口110に連通する。ノズルプレート102にはノズル103が形成され、ノズル103は深溝105aに連通する。
この液体噴射ヘッド101は次にように駆動される。流路部材111に設置される供給用継手114から供給される液体は、液体供給室112、液体供給口109を介して深溝105aに充填される。深溝105aに充填された液体は、更に、液体排出口110、液体排出室113を介して排出用継手115から外部に排出される。そして、駆動用電極116cと116bの間、及び駆動用電極116cと116dの間に電位差を生じさせることにより、側壁106bと106cは厚みすべり変形し、深溝105aに圧力波が生じてノズル103から液滴が吐出される。
特許文献1の液体噴射ヘッド101では液滴吐出用の深溝105aと液滴非吐出用の浅溝105bが交互に形成される。浅溝105bは圧電プレート104のノズルプレート102側には開口せず、深溝105aは圧電プレート104のノズルプレート102側に開口する。深溝105a及び浅溝105bは円盤の外周部にダイヤモンド等の砥粒が埋め込まれたダイシングブレード(ダイヤモンドカッターともいう)を用いて形成する。そのため、図8(a)に示されるように溝105の両端部にはダイシングブレードの外形形状が転写される。通常、ダイシングブレードは直径が2インチ以上の大きさのものを使用する。例えば、深溝105aの深さを360μmとし、浅溝105bの深さを320μmとして浅溝105bの底部に40μmの圧電プレート104を残すとすると、浅溝105bの両端部にはその長手方向に合計約8mmの円弧形状が形成されることになる。浅溝105bの両端部の円弧形状は不要な領域であり、この長さを短縮することができれば、液体噴射ヘッド101を小型に形成することができ、圧電体ウエハーからの取個数も増加させることができる。
そこで、浅溝105bの底面に圧電プレート104を残さないで深溝105aと同様に圧電プレート104を貫通させれば、溝105の長手方向の長さを短く形成することができる。その結果、液体噴射ヘッド101が小型化し、かつ、圧電体ウエハーからの取個数も増加する。
図9は、ノズルプレート102を貼り付ける前の圧電プレート104のカバープレート108とは反対側から見る平面模式図である(図8を参照)。液体噴射ヘッド101の製造工程は、圧電プレート104に溝105を形成し、次に、圧電プレート104の溝105を形成した側にカバープレート108及び流路部材111を接着し、次に、圧電プレート104のカバープレート108とは反対側の表面を研削して溝105を貫通させ、次に、圧電プレート104のカバープレート108側とは反対側の表面にノズルプレート102を接着する。従って、図9に示す表面に、予めノズル103を形成したノズルプレート102を貼り付ける、又は、ノズルプレート102を貼り付けた後に、ノズル103をレーザービームを照射して開口させることになる。しかし、同一形状を有し、配列する方向のピッチが80μm〜200μmと狭い溝105が100本以上形成されることになるため、吐出用の溝105(図8においては深溝105a)と非吐出用の溝105(図8においては浅溝105b)を区別することが難しい。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、ノズルプレートを介して吐出用の溝と非吐出用の溝との区別が容易な液体噴射ヘッドを提供する。
本発明の液体噴射ヘッドは、基板の上面から下面に貫通し、面方向に細長い溝が複数配列するアクチュエータ基板と、前記溝の下面開口を覆うように前記アクチュエータ基板に設置されるノズルプレートと、を備え、前記溝は交互に配列する吐出溝と非吐出溝を含み、前記吐出溝と前記非吐出溝とは下面開口の形状又は下面開口の長手方向における形成位置が異なることとした。
また、前記非吐出溝の下面開口と前記吐出溝の下面開口とは長手方向の長さが異なることとした。
また、前記非吐出溝の下面開口は前記吐出溝の下面開口よりも長手方向の長さが長いこととした。
また、前記非吐出溝の下面開口は前記吐出溝の下面開口よりも長手方向のいずれか一方の側の長さが長いこととした。
また、前記非吐出溝の下面開口は前記吐出溝の下面開口よりも長手方向の長さが短いこととした。
また、前記非吐出溝の下面開口は前記吐出溝の下面開口よりも長手方向のいずれか一方の側の長さが短いこととした。
また、前記溝が配列する方向において、少なくとも一方の端部に位置する前記溝の下面開口は他の位置の前記溝の下面開口とは長手方向の長さが異なることとした。
また、前記非吐出溝の下面開口と前記吐出溝の下面開口とは短手方向の幅が異なることとした。
また、前記非吐出溝の下面開口は前記吐出溝の下面開口よりも短手方向の幅が広いこととした。
また、前記非吐出溝の下面開口は前記吐出溝の下面開口よりも短手方向の幅が狭いこととした。
また、前記非吐出溝は前記溝が配列する方向の端部に位置することとした。
また、前記溝の上面開口を部分的に覆うように前記アクチュエータ基板に設置されるカバープレートを備えることとした。
また、前記ノズルプレートは光透過性のフィルムから成ることとした。
本発明の液体噴射装置は、上記のいずれかに記載の液体噴射ヘッドと、前記液体噴射ヘッドと被記録媒体とを相対的に移動させる移動機構と、前記液体噴射ヘッドに液体を供給する液体供給管と、前記液体供給管に前記液体を供給する液体タンクと、を備えることとした。
本発明の液体噴射ヘッドは、基板の上面から下面に貫通し、面方向に細長い溝が複数配列するアクチュエータ基板と、溝の下面開口を覆うようにアクチュエータ基板に設置されるノズルプレートと、を備え、溝は交互に配列する吐出溝と非吐出溝を含み、吐出溝と非吐出溝とは下面開口の形状又は下面開口の長手方向における形成位置が異なる。これにより、吐出溝と非吐出溝とを容易に区別することができるので、ノズルを吐出溝に位置合わせすることが容易となる。
(第一実施形態)
図1は、本発明の第一実施形態に係る液体噴射ヘッド1の説明図である。図1(a)は吐出溝6aの長手方向の断面模式図であり、図1(b)は非吐出溝6bの長手方向の断面模式図であり、図1(c)はアクチュエータ基板2を液滴吐出側から見る平面模式図である。
図1は、本発明の第一実施形態に係る液体噴射ヘッド1の説明図である。図1(a)は吐出溝6aの長手方向の断面模式図であり、図1(b)は非吐出溝6bの長手方向の断面模式図であり、図1(c)はアクチュエータ基板2を液滴吐出側から見る平面模式図である。
本発明の液体噴射ヘッド1は、ノズルプレート4とアクチュエータ基板2とカバープレート3とが積層する構造を有する。アクチュエータ基板2は、その上面USから下面LSに貫通し、上面US又は下面LSの面方向に細長い溝6が複数配列する。カバープレート3は、溝6の上面開口7を覆うようにアクチュエータ基板2に設置される。ノズルプレート4は、溝6の下面開口8を覆うようにアクチュエータ基板2に設置される。溝6は、交互に配列する吐出溝6aと非吐出溝6bとを含み、吐出溝6aと非吐出溝6bとは下面開口8の形状が異なるように形成される。
これにより、ノズルプレート4をアクチュエータ基板2の下面LSには貼り付ける際に、ノズルプレート4として光透過性のフィルムを使用することにより、ノズルプレート4に形成したノズル11の位置をアクチュエータ基板2の吐出溝6aに容易に位置合わせすることができる。或いは、ノズルプレート4をアクチュエータ基板2の下面LSに貼り付けた後に、吐出溝6aに連通するノズルの位置を特定し、ノズル11を開口させることが容易となる。
具体的に説明する。図1(c)に示すように、非吐出溝6bの下面開口8の長手方向の長さLbは吐出溝6aの下面開口8の長手方向の長さLaよりも長い。より詳しくは、溝6の配列方向(x方向)において、吐出溝6aと非吐出溝6bのそれぞれの下面開口8は、一方側(−y方向側)の端部が一致し、他方側(+y方向側)の端部は非吐出溝6bの下面開口8の方が吐出溝6aの下面開口8よりも他方側(+y方向側)に長い。これにより、アクチュエータ基板2の下面LS側からみて、吐出溝6aと非吐出溝6bを容易に区別することができる。
アクチュエータ基板2の吐出溝6a及び非吐出溝6bは、円盤状のダイシングブレードにより研削して形成することができる。この研削の際に、吐出溝6aよりも非吐出溝6bを深く研削する、或いは、吐出溝6aよりも非吐出溝6bを長手方向に長く研削することにより、図1(c)に示す下面開口8のパターンを容易に形成することができる。吐出溝6aは、アクチュエータ基板2の一方側の端部の手前から他方側の端部の手前であり、カバープレート3の端部の手前まで形成される。非吐出溝6bは、アクチュエータ基板2の一方側の端部の手前から、他方側の端部まで形成される。この他方側の端部には、上げ底部15が形成される。この上げ底部15によりアクチュエータ基板2の強度を向上させる。
吐出溝6aを挟む両側面には吐出溝6aの底面、即ちノズルプレート4に達しない深さのコモン電極12aが形成され、他方側の端部の上面USに形成されるコモン端子16aに電気的に接続される。同様に、非吐出溝6bを挟む両側面には非吐出溝6bの底面、即ちノズルプレート4に達しない深さのアクティブ電極12bが形成され、他方側の端部の上面USに形成されるアクティブ端子16bに電気的に接続される。非吐出溝6bの両側面に形成されるアクティブ電極12bは互いに電気的に分離される。なお、コモン端子16a及びアクティブ端子16bは図示しないフレキシブル基板の端子に接続されるランドである。
カバープレート3は一方側の外周端LEの手前に液体排出室10が、他方側の外周端REの手前に液体供給室9が形成される。更に、液体排出室10の底部には第一スリット14aが形成され、液体供給室9の底部には第二スリット14bが形成される。カバープレート3は、吐出溝6a及び非吐出溝6bを部分的に覆うように、またコモン端子16a及びアクティブ端子16bが露出するようにアクチュエータ基板2の上面USに接着剤を介して接着される。第一スリット14aは吐出溝6aの一方側の端部に連通し、第二スリット14bは吐出溝6aの他方側の端部に連通する。非吐出溝6bは液体供給室9及び液体排出室10には連通しない。
ノズルプレート4は、アクチュエータ基板2の下面LSに接着剤を介して接着される。ノズルプレート4に形成されるノズル11は、吐出溝6aに連通する。非吐出溝6bの下面開口8はノズルプレート4により閉塞される。
アクチュエータ基板2は上面USの垂直方向に分極処理が施された圧電体材料、例えばPZTセラミックスを使用することができる。カバープレート3は、アクチュエータ基板2と同じ材料であるPZTセラミックス、マシナブルセラミックスや、他のセラミックス、ガラス等の低誘電体材料も用いることができる。カバープレート3としてアクチュエータ基板2と同じ材料を使用すれば、熱膨張を等しくして温度変化に対する反りや変形を生じないようにすることができる。ノズルプレート4はポリイミド膜、ポリプロピレン膜、その他の合成樹脂膜や金属膜等を使用することができる。ここで、カバープレート3の厚さは0.3mm〜1.0mmとし、ノズルプレート4の厚さは0.01mm〜0.1mmとするのが好ましい。カバープレート3を0.3mmより薄くすると強度が低下し、1.0mmより厚くすると液体供給室9や液体排出室10、及び第一及び第二スリット14a、14bの加工に時間を要し、また、材料の増加によりコスト高になる。ノズルプレートを0.01mmよりも薄くすると強度が低下し、0.1mmより厚くすると隣接するノズルに振動が伝わり、クロストークが発生しやすくなる。
なお、PZTセラミックスはヤング率が58.48GPaであり、ポリイミドはヤング率が3.4GPaである。従って、カバープレート3としてPZTセラミックスを使用し、ノズルプレート4としてポリイミド膜を使用すれば、アクチュエータ基板2の上面USを覆うカバープレート3のほうが下面LSを覆うノズルプレート4よりも剛性が高い。カバープレート3の材質はヤング率が40GPaを下回らないことが好ましく、ノズルプレート4の材質はヤング率が1.5GPa〜30GPaの範囲が好ましい。ノズルプレート4は、ヤング率が1.5GPaを下回ると被記録媒体に接触したときに傷がつきやすく信頼性が低下し、30GPaを超えると隣接するノズルに振動が伝わって、クロストークが発生しやすくなる。
この液体噴射ヘッド1は次のよう駆動される。液体供給室9が供給される液体は、第二スリット14bを介して吐出溝6aに流入し、更に、吐出溝6aから第一スリット14aを介して液体排出室10に流出する。そして、コモン端子16aとアクティブ端子16bに駆動信号が印加されると、吐出溝6aを挟む両壁が厚みすべり変形して吐出溝6aに充填される液体に圧力波を生成する。この圧力波によりノズル11から液滴が吐出されて、被記録媒体に液体が記録される。コモン電極12a及びアクティブ電極12bを溝6の底面、即ちノズルプレート4から離間させることにより、液体に誘起される圧力波が安定し、液滴を安定して吐出させることができる。なお、上記の駆動信号は、具体的には、コモン端子16aを介してコモン電極12aにGND電位を供給し、アクティブ端子16bを介してアクティブ電極12bに駆動電圧を供給する。
なお、本実施形態では、アクチュエータ基板2の下面LSに開口する吐出溝6aの下面開口8と非吐出溝6bの下面開口8とを、溝6の配列方向に対して一方側の端部を一致させ、他方側の端部において非吐出溝6bの下面開口8を吐出溝6aの下面開口8よりも長くして吐出溝6aと非吐出溝6bとを区別できるようにした。これを、吐出溝6aの下面開口8と非吐出溝6bの下面開口8とを、溝6の配列方向に対して他方側の端部を一致させ、一方側の端部において非吐出溝6bの下面開口8を吐出溝6aの下面開口8よりも長くして吐出溝6aと非吐出溝6bとを区別できるようにしてもよい。また、吐出溝6a及び非吐出溝6bのそれぞれの両端部を吐出溝6aの下面開口8よりも非吐出溝6bの下面開口8を長く形成してもよい。また、液体排出室10と液体供給室9の機能を逆にして、液体排出室10から液体を供給し、液体供給室9から液体を排出してもよい。
(第二実施形態)
図2は、本発明の第二実施形態に係る液体噴射ヘッド1のアクチュエータ基板2をカバープレート3とは反対側から見る平面模式図である。第一実施形態と異なる点は、非吐出溝6bの下面開口8の長手方向の長さLbが吐出溝6aの下面開口8の長手方向の長さLaよりも短い点であり、その他の構成は第一実施形態と同様である。同一の部分又は同一の機能を有する部分には同一の符号を付している。
図2は、本発明の第二実施形態に係る液体噴射ヘッド1のアクチュエータ基板2をカバープレート3とは反対側から見る平面模式図である。第一実施形態と異なる点は、非吐出溝6bの下面開口8の長手方向の長さLbが吐出溝6aの下面開口8の長手方向の長さLaよりも短い点であり、その他の構成は第一実施形態と同様である。同一の部分又は同一の機能を有する部分には同一の符号を付している。
図2に示すように、非吐出溝6bの下面開口8の長手方向の長さLbは吐出溝6aの下面開口8の長手方向の長さLaよりも短い。より詳しくは、溝6の配列方向(x方向)において、吐出溝6aと非吐出溝6bのそれぞれの下面開口8は、一方側の端部が一致し、他方側の端部は非吐出溝6bの下面開口8の方が吐出溝6aの下面開口8よりも一方側(−y方向側)に短い。これにより、アクチュエータ基板2の下面LS側から見て、吐出溝6aと非吐出溝6bを容易に区別することができる。
非吐出溝6bの下面開口8を吐出溝6aの下面開口8よりも長手方向の長さを短く形成することは、第一実施形態においての説明と同様に、ダイシングブレードを用いてアクチュエータ基板2を研削する際に、非吐出溝6bを吐出溝6aよりも浅く研削する、或いは、非吐出溝6bを吐出溝6aよりも長手方向に短く研削すればよい。光透過性のノズルプレート4を用いることにより、ノズル11と吐出溝6aとを容易に位置合わせすることができる。或いは、光透過性のノズルプレート4に下面開口8を確認しながらノズル11を容易に形成することができる。
その他の構成は第一実施形態と同様なので、説明を省略する。なお、本実施形態では、アクチュエータ基板2の下面LSに開口する吐出溝6aの下面開口8と非吐出溝6bの下面開口8とを、溝6の配列方向に対して一方側の端部を一致させ、他方側の端部において非吐出溝6bの下面開口8を吐出溝6aの下面開口8よりも短くして吐出溝6aと非吐出溝6bとを区別できるようにした。これを、吐出溝6aの下面開口8と非吐出溝6bの下面開口8とを、溝6の配列方向に対して他方側の端部を一致させ、一方側の端部において非吐出溝6bの下面開口8を吐出溝6aの下面開口8よりも短くして吐出溝6aと非吐出溝6bとを区別できるようにしてもよい。また、吐出溝6a及び非吐出溝6bのそれぞれの両端部を吐出溝6aの下面開口8よりも非吐出溝6bの下面開口8を短く形成してもよい。
(第三実施形態)
図3は、本発明の第三実施形態に係る液体噴射ヘッド1のアクチュエータ基板2をカバープレート3とは反対側から見る平面模式図である。第一実施形態と異なる点は、溝6の配列方向の端部に位置する溝6の下面開口8の長手方向の長さが他の溝6の下面開口8の長手方向の長さと異なる点であり、その他の構成は第一実施形態と同様である。同一の部分又は同一の機能を有する部分には同一の符号を付している。
図3は、本発明の第三実施形態に係る液体噴射ヘッド1のアクチュエータ基板2をカバープレート3とは反対側から見る平面模式図である。第一実施形態と異なる点は、溝6の配列方向の端部に位置する溝6の下面開口8の長手方向の長さが他の溝6の下面開口8の長手方向の長さと異なる点であり、その他の構成は第一実施形態と同様である。同一の部分又は同一の機能を有する部分には同一の符号を付している。
図3に示すように、溝6が配列する配列方向(x方向)において、少なくとも一方の端部に位置する溝6の下面開口8は他の位置の溝6の下面開口8とは長手方向(y方向)の長さが異なる。より詳しくは、配列方向(+x方向)の端部に位置する溝6の下面開口8は、長手方向の一方側の端部が他の溝6の下面開口8と一致し、長手方向の他方側の端部が他の溝6の下面開口8よりも他方側に位置する。これにより、アクチュエータ基板2の下面LS側から見て、配列方向の端部に位置する溝6を容易に視認することができる。更に、配列方向の端部に位置する溝6を予め吐出溝6a或いは非吐出溝6bに設定しておくことによって、吐出溝6aと非吐出溝6bを容易に視認することができる。これにより、光透過性のノズルプレート4を用いて、ノズル11と吐出溝6aとを容易に位置合わせすることができる。或いは、光透過性のノズルプレート4にノズル11を、下面開口8を確認しながら容易に形成することができる。
その他の構成は第一実施形態と同様なので、説明を省略する。なお、本実施形態では、溝6の配列方向の少なくとも一方の端部に位置する溝6の下面開口8と他の溝6の下面開口8とを、溝6の長手方向の一方側の端部を一致させ他方側の端部を一致しないように形成する。これを、配列方向(x方向)に対して長手方向(y方向)の他方側(+y方向側)の端部を一致させ、一方側(−y方向側)の端部を一致しないように形成してもよいし、配列方向に対して長手方向の両端部が一致しないようにしてもよい。その他の構成は第一実施形態と同様なので、説明を省略する。
(第四実施形態)
図4は、本発明の第四実施形態に係る液体噴射ヘッド1のアクチュエータ基板2をカバープレート3とは反対側から見る平面模式図である。第一実施形態と異なる点は、非吐出溝6bの下面開口8の短手方向(x方向)の幅が吐出溝6aの下面開口8の短手方向の幅よりも広い点であり、その他の構成は第一実施形態と同様である。同一の部分又は同一の機能を有する部分には同一の符号を付している。
図4は、本発明の第四実施形態に係る液体噴射ヘッド1のアクチュエータ基板2をカバープレート3とは反対側から見る平面模式図である。第一実施形態と異なる点は、非吐出溝6bの下面開口8の短手方向(x方向)の幅が吐出溝6aの下面開口8の短手方向の幅よりも広い点であり、その他の構成は第一実施形態と同様である。同一の部分又は同一の機能を有する部分には同一の符号を付している。
図4に示すように、非吐出溝6bの下面開口8と吐出溝6aの下面開口8とは短手方向の幅が異なる。より詳しくは、非吐出溝6bの短手方向の幅Wbは吐出溝6aの短手方向の幅Waよりも広い。吐出溝6aの溝幅と非吐出溝6bの溝幅はダイシングブレードの厚みを変えてアクチュエータ基板2を研削することにより、容易に形成することができる。その他の構成は第一実施形態と同様なので、説明を省略する。
これにより、アクチュエータ基板2の下面LS側から見て、吐出溝6aと非吐出溝6bとを容易に視認することができる。その結果、光透過性のノズルプレート4を用いて、ノズル11と吐出溝6aとを容易に位置合わせすることができる。或いは、光透過性のノズルプレート4にノズル11を、下面開口8を確認しながら容易に形成することができる。なお、本実施形態では、非吐出溝6bの下面開口8の幅を吐出溝6aの下面開口8の幅よりも広く形成したが、これに代えて、非吐出溝6bの下面開口8の幅を吐出溝6aの下面開口8の幅よりも狭く形成してもよい。また、配列方向の少なくとも一方の端部に位置する溝6の下面開口8の短手方向の幅を、他の位置の溝6の下面開口8の短手方向の幅と異なるように形成してもよい。
(第五実施形態)
図5は、本発明の第五実施形態に係る液体噴射ヘッド1のアクチュエータ基板2をカバープレート3とは反対側から見る平面模式図である。第一実施形態と異なる点は、吐出溝6aと非吐出溝6bの下面開口8が下面開口8の長手方向(y方向)にずれている点であり、その他の構成は第一実施形態と同様である。同一の部分又は同一の機能を有する部分には同一の符号を付している。
図5は、本発明の第五実施形態に係る液体噴射ヘッド1のアクチュエータ基板2をカバープレート3とは反対側から見る平面模式図である。第一実施形態と異なる点は、吐出溝6aと非吐出溝6bの下面開口8が下面開口8の長手方向(y方向)にずれている点であり、その他の構成は第一実施形態と同様である。同一の部分又は同一の機能を有する部分には同一の符号を付している。
図5に示すように、吐出溝6aの下面開口8と非吐出溝6bの下面開口8とはその長手方向の長さが等しいが、吐出溝6aは非吐出溝6bに対して下面開口8の長手方向(+y方向)における形成位置がずれている。予め、吐出溝6aを+y方向にずらし、非吐出溝6bを−y方向に、或いはその逆に位置をずらして形成すれば、アクチュエータ基板2の下面LS側から見て吐出溝6aと非吐出溝6bを容易に視認することができる。その結果、透光性のノズルプレート4を用いて、ノズル11と吐出溝6aとを容易に位置合わせすることができる。或いは、透光性のノズルプレート4にノズル11を、下面開口8を視認しながら容易に形成することができる。
(第六実施形態)
図6は、本発明の第六実施形態に係る液体噴射ヘッド1の断面模式図である。図6(a)は吐出溝6aの長手方向の断面模式図であり、図6(b)は非吐出溝6bの長手方向の断面模式図である。第一実施形態と異なる点は、液体が循環しない吐出方式である点であり、その他の構成は第一実施形態と同様である。同一の部分又は同一の機能を有する部分には同一の符号を付している。
図6は、本発明の第六実施形態に係る液体噴射ヘッド1の断面模式図である。図6(a)は吐出溝6aの長手方向の断面模式図であり、図6(b)は非吐出溝6bの長手方向の断面模式図である。第一実施形態と異なる点は、液体が循環しない吐出方式である点であり、その他の構成は第一実施形態と同様である。同一の部分又は同一の機能を有する部分には同一の符号を付している。
図6に示すように、液体噴射ヘッド1は、アクチュエータ基板2と、アクチュエータ基板2の上面USに設置されるカバープレート3と、アクチュエータ基板2の下面LSに設置されるノズルプレート4とを備える。アクチュエータ基板2は、圧電体からなる細長い壁5により仕切られ、基板の上面USから下面LSに貫通し面方向に細長い吐出溝6aと非吐出溝6bが交互に配列する。カバープレート3は、吐出溝6a及び非吐出溝6bの上面開口7を覆うようにアクチュエータ基板2に設置され、吐出溝6aに液体を供給する液体供給室9を有する。ノズルプレート4は、吐出溝6aに連通するノズル11を備え、吐出溝6a及び非吐出溝6bの下面開口8を覆うようにアクチュエータ基板2に設置される。更に、壁5の側面には、ノズルプレート4から離間する深さであり壁5の長手方向に沿って帯状にコモン電極12a及びアクティブ電極12bが設置される。そして、ノズルプレート4はカバープレート3よりも剛性が低い。
吐出溝6a及び非吐出溝6bの形状やアクチュエータ基板2における形成位置等の構造は、第一実施形態と同様である。また、吐出溝6aの両側面に形成されるコモン電極12a、コモン電極12aに電気的に接続されるコモン端子16a、非吐出溝6bの両側面に形成されるアクティブ電極12b、アクティブ電極12bに接続されるアクティブ端子16bは第一実施形態と同様である。
カバープレート3は、アクチュエータ基板2の他方側に液体供給室9を備え、液体供給室9は第二スリット14bを介して吐出溝6aに連通するが、非吐出溝6bとは連通しない。カバープレート3はアクチュエータ基板2の上面USに接着剤を介して接着され、ノズルプレート4はアクチュエータ基板2の下面LSに接着剤を介して接着される。ノズルプレート4には吐出溝6aに連通するノズル11が形成される。ノズル11は吐出溝6aの長手方向の中央よりも一方側に位置する。なお、ノズル11は吐出溝6aの中央の位置でもよい。液体供給室9に供給される液体は第二スリット14bを介して吐出溝6aに充填される。液体噴射ヘッド1の駆動は第一実施形態と同様なので説明を省略する。
また、カバープレート3の剛性、ヤング率、厚さや、ノズルプレート4の剛性、ヤング率、厚さ、は第一実施形態と同様である。そのために、ノズルプレート4が被記録媒体に接触しても傷がつきにくく、クロストークを防止することができる。また、コモン電極12a及びアクティブ電極12bをノズルプレート4から離間して形成するので、ノズル11から液滴が安定して吐出される。
吐出溝6a及び非吐出溝6bのアクチュエータ基板2の下面LSに開口する下面開口8については、第一実施形態と同様である。従って、ノズルプレート4をアクチュエータ基板2の下面LSには貼り付ける際に、ノズルプレート4として光透過性のフィルムを使用することにより、ノズルプレート4に形成したノズル11の位置をアクチュエータ基板2の吐出溝6aに容易に位置合わせすることができる。或いは、ノズルプレート4をアクチュエータ基板2の下面LSに貼り付けた後に、吐出溝6aに連通するノズルの位置を容易に特定することができる。また、吐出溝6a及び非吐出溝6bの下面開口8について、既に説明した第二実施形態から第四実施形態を適用することができることは明らかである。
(第七実施形態)
図7は本発明の第七実施形態に係る液体噴射装置30の模式的な斜視図である。液体噴射装置30は、液体噴射ヘッド1、1’を往復移動させる移動機構40と、液体噴射ヘッド1、1’に液体を供給し、液体噴射ヘッド1、1’から液体を排出する流路部35、35’と、流路部35、35’に連通する液体ポンプ33、33’及び液体タンク34、34’とを備えている。各液体噴射ヘッド1、1’は複数のヘッドチップを備え、各ヘッドチップは複数のチャンネルを備え、各チャンネルに連通するノズルから液滴を吐出する。液体ポンプ33、33’として、流路部35、35’に液体を供給する供給ポンプとそれ以外に液体を排出する排出ポンプのいずれか若しくは両方を設置する。また、図示しない圧力センサーや流量センサーを設置し、液体の流量を制御することもある。液体噴射ヘッド1、1’は既に説明した第一〜第四実施形態のいずれかを使用する。
図7は本発明の第七実施形態に係る液体噴射装置30の模式的な斜視図である。液体噴射装置30は、液体噴射ヘッド1、1’を往復移動させる移動機構40と、液体噴射ヘッド1、1’に液体を供給し、液体噴射ヘッド1、1’から液体を排出する流路部35、35’と、流路部35、35’に連通する液体ポンプ33、33’及び液体タンク34、34’とを備えている。各液体噴射ヘッド1、1’は複数のヘッドチップを備え、各ヘッドチップは複数のチャンネルを備え、各チャンネルに連通するノズルから液滴を吐出する。液体ポンプ33、33’として、流路部35、35’に液体を供給する供給ポンプとそれ以外に液体を排出する排出ポンプのいずれか若しくは両方を設置する。また、図示しない圧力センサーや流量センサーを設置し、液体の流量を制御することもある。液体噴射ヘッド1、1’は既に説明した第一〜第四実施形態のいずれかを使用する。
液体噴射装置30は、紙等の被記録媒体44を主走査方向に搬送する一対の搬送手段41、42と、被記録媒体44に液体を吐出する液体噴射ヘッド1、1’と、液体噴射ヘッド1、1’を載置するキャリッジユニット43と、液体タンク34、34’に貯留した液体を流路部35、35’に押圧して供給する液体ポンプ33、33’と、液体噴射ヘッド1、1’を主走査方向と直交する副走査方向に走査する移動機構40とを備えている。図示しない制御部は液体噴射ヘッド1、1’、移動機構40、搬送手段41、42を制御して駆動する。
一対の搬送手段41、42は副走査方向に延び、ローラ面を接触しながら回転するグリッドローラとピンチローラを備えている。図示しないモータによりグリッドローラとピンチローラを軸周りに移転させてローラ間に挟み込んだ被記録媒体44を主走査方向に搬送する。移動機構40は、副走査方向に延びた一対のガイドレール36、37と、一対のガイドレール36、37に沿って摺動可能なキャリッジユニット43と、キャリッジユニット43を連結し副走査方向に移動させる無端ベルト38と、この無端ベルト38を図示しないプーリを介して周回させるモータ39を備えている。
キャリッジユニット43は、複数の液体噴射ヘッド1、1’を載置し、例えばイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4種類の液滴を吐出する。液体タンク34、34’は対応する色の液体を貯留し、液体ポンプ33、33’、流路部35、35’を介して液体噴射ヘッド1、1’に供給する。各液体噴射ヘッド1、1’は駆動信号に応じて各色の液滴を吐出する。液体噴射ヘッド1、1’から液体を吐出させるタイミング、キャリッジユニット43を駆動するモータ39の回転及び被記録媒体44の搬送速度を制御することにより、被記録媒体44上に任意のパターンを記録することできる。
なお、本実施形態は、移動機構40がキャリッジユニット43と被記録媒体44を移動させて記録する液体噴射装置30であるが、これに代えて、キャリッジユニットを固定し、移動機構が被記録媒体を2次元的に移動させて記録する液体噴射装置であってもよい。つまり、移動機構は液体噴射ヘッドと被記録媒体とを相対的に移動させるものであればよい。
1 液体噴射ヘッド
2 アクチュエータ基板
3 カバープレート
4 ノズルプレート
5 壁
6 溝、6a 吐出溝、6b 非吐出溝
7 上面開口
8 下面開口
9 液体供給室
10 液体排出室
11 ノズル
12a コモン電極、12b アクティブ電極
14a 第一スリット、14b 第二スリット
15 上げ底部
16a コモン端子、16b アクティブ端子
30 液体噴射装置
LE 一方側の外周端、RE 他方側の外周端、US 上面、LS 下面
2 アクチュエータ基板
3 カバープレート
4 ノズルプレート
5 壁
6 溝、6a 吐出溝、6b 非吐出溝
7 上面開口
8 下面開口
9 液体供給室
10 液体排出室
11 ノズル
12a コモン電極、12b アクティブ電極
14a 第一スリット、14b 第二スリット
15 上げ底部
16a コモン端子、16b アクティブ端子
30 液体噴射装置
LE 一方側の外周端、RE 他方側の外周端、US 上面、LS 下面
Claims (14)
- 基板の上面から下面に貫通し、面方向に細長い溝が複数配列するアクチュエータ基板と、
前記溝の下面開口を覆うように前記アクチュエータ基板に設置されるノズルプレートと、を備え、
前記溝は交互に配列する吐出溝と非吐出溝を含み、前記吐出溝と前記非吐出溝とは下面開口の形状又は下面開口の長手方向における形成位置が異なる液体噴射ヘッド。 - 前記非吐出溝の下面開口と前記吐出溝の下面開口とは長手方向の長さが異なる請求項1に記載の液体噴射ヘッド。
- 前記非吐出溝の下面開口は前記吐出溝の下面開口よりも長手方向の長さが長い請求項2に記載の液体噴射ヘッド。
- 前記非吐出溝の下面開口の一方側の端部は前記吐出溝の下面開口の一方側の端部と長手方向において一致しており、前記非吐出溝の下面開口の他方側の端部は前記吐出溝の下面開口の他方側の端部よりも長手方向に長い請求項3に記載の液体噴射ヘッド。
- 前記非吐出溝の下面開口は前記吐出溝の下面開口よりも長手方向の長さが短い請求項2に記載の液体噴射ヘッド。
- 前記非吐出溝の下面開口の一方側の端部は前記吐出溝の下面開口の一方側の端部と長手方向において一致しており、前記非吐出溝の下面開口の他方側の端部は前記吐出溝の下面開口の他方側の端部よりも長手方向に短い請求項5に記載の液体噴射ヘッド。
- 前記溝が配列する方向において、少なくとも一方の端部に位置する前記溝の下面開口は他の位置の前記溝の下面開口とは長手方向の長さが異なる請求項1〜6のいずれか一項に記載の液体噴射ヘッド。
- 前記非吐出溝の下面開口と前記吐出溝の下面開口とは短手方向の幅が異なる請求項1〜7のいずれか一項に記載の液体噴射ヘッド。
- 前記非吐出溝の下面開口は前記吐出溝の下面開口よりも短手方向の幅が広い請求項8に記載の液体噴射ヘッド。
- 前記非吐出溝の下面開口は前記吐出溝の下面開口よりも短手方向の幅が狭い請求項8に記載の液体噴射ヘッド。
- 前記非吐出溝は前記溝が配列する方向の端部に位置する請求項2〜10のいずれか一項に記載の液体噴射ヘッド。
- 前記溝の上面開口を部分的に覆うように前記アクチュエータ基板に設置されるカバープレートを備える請求項1〜11のいずれか一項に記載の液体噴射ヘッド。
- 前記ノズルプレートは光透過性のフィルムから成る請求項12に記載の液体噴射ヘッド。
- 請求項1に記載の液体噴射ヘッドと、
前記液体噴射ヘッドと被記録媒体とを相対的に移動させる移動機構と、
前記液体噴射ヘッドに液体を供給する液体供給管と、
前記液体供給管に前記液体を供給する液体タンクと、を備える液体噴射装置。
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