JP2014091310A - 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 - Google Patents

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祐樹 山村
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Yoshinori Domae
美徳 堂前
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雅利 戸田
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Abstract

【課題】液滴を適正に吐出可能な液体噴射ヘッド1を提供する。
【解決手段】本発明の液体噴射ヘッド1は、圧電体からなる細長い壁5により仕切られ、基板の上面USから下面LSに貫通する細長い溝6が複数配列するアクチュエータ基板2と、溝6の上面開口7を覆うようにアクチュエータ基板2に設置され、溝6に液体を供給する液体供給室9を有するカバープレート3と、溝6の下面開口8を覆うようにアクチュエータ基板2に設置され、溝6に連通するノズル11を有するノズルプレート4と、を備える。壁5の側面には、ノズルプレート4から離間して壁5の長手方向に沿って帯状に駆動電極12が設置され、ノズルプレート4はカバープレート3よりも剛性が低い。
【選択図】図1

Description

本発明は、液滴を吐出して被記録媒体に記録する液体噴射ヘッド及び液体噴射装置に関する。
近年、記録紙等にインク滴を吐出して文字や図形を記録する、或いは素子基板の表面に液体材料を吐出して機能性薄膜を形成するインクジェット方式の液体噴射ヘッドが利用されている。この方式は、インクや液体材料などの液体を液体タンクから供給管を介してチャンネルに導き、チャンネルに充填される液体に圧力を印加してチャンネルに連通するノズルから液体を吐出する。液体の吐出の際には、液体噴射ヘッドや被記録媒体を移動させて文字や図形を記録する、或いは所定形状の機能性薄膜を形成する。
特許文献1には、圧電体材料から成るシートに多数の溝からなるインクチャンネルを形成したインクジェットヘッド100が記載されている。図9は特許文献1に記載されるインクジェットヘッド100の断面図であり、図9(a)がインクチャンネル方向の断面図であり、図9(b)がインクチャンネルに直交する方向の断面図である。インクジェットヘッド100は、カバー125と圧電体から成るPZTシート103と底カバー137の3層構造を備える。カバー125はインクの小滴を吐出するためのノズル127を備える。PZTシート103の上面には断面形状が船型形状のインクチャンネル107が形成される。インクチャンネル107は長手方向に直交する方向に並列して複数形成され、隣接するインクチャンネルとの間は矢印P方向に分極された側壁113により区画される。側壁113の上側壁面には電極115が形成される。隣接するインクチャンネルの側壁面にも電極が形成される。つまり、側壁113は隣接するインクチャンネルの側壁面に形成した図示しない電極により挟まれている。
インクチャンネル107とノズル127とは連通する。PZTシート103には底側に供給ダクト133と排出ダクト132が形成され、インクチャンネル107とその両端部付近において連通する。供給ダクト133からインクチャンネル107に矢印S方向にインクが供給され、排出ダクト132からインクが排出される。インクチャンネル107の左端部及び右端部のPZTシート103の表面には凹部129が形成される。凹部129の底面には図示しない電極が形成され、インクチャンネル107の側壁面に形成される電極115と電気的に導通する。凹部129には接続端子134が収納され、凹部129の底面に形成される電極と電気的に接続される。
このインクジェットヘッド100は、次のように動作する。接続端子134から駆動信号が与えられると、側壁113を挟む電極115に駆動信号が印加される。すると、側壁113は厚み滑り変形して破線で示すように“く”の字状に変形し、インクチャンネル107の容積を変化させる。この容積変化によりノズル127からインクの小滴が吐出される。この種のインクジェットヘッドをサイドシュート型でスルーフロータイプという。
図10は、特許文献2に記載される液滴噴射装置の説明図であり、図10(a)が液滴噴射装置の一部の組み立て斜視図であり(特許文献2の図1)、図10(b)がアレイ201の一部の正面断面図である(特許文献2の図3)。液滴噴射装置のアレイ201は側壁207に挟まれる多数の平行なインク流路204を有する溝付きプレート202と、インク流路204を閉じるためのフタ206と、フタ206及び溝付きプレート202の前方に装着される一対のノズルプレート208a、208bとを備える。一対のノズルプレート208a、208bは互いに離間してスリット209を構成する。図10(b)に示されるように、アレイ201は圧電材料から成り、その表面の垂直方向である分極方向228に分極処理が施される。各インク流路204を構成する各溝の内表面にはそれぞれ電極205a〜205eが形成され、各電極205は駆動用LSIチップ216に接続される。なお、駆動用LSIチップ216はクロックライン218、データライン220、電圧ライン222及びアースライン224が接続される。
この液滴噴射装置は次のように動作する。駆動用LSIチップ216により、例えば電極205bと電極205cの間、及び電極205dと電極205cの間に電位差を生じさせ、インク流路204cを挟む側壁207cと側壁207dが“ハ”の字形に変形する。これにより、インク流路204cの容積が変化してスリット209から液滴が吐出される。
特許第4658324号公報 特開平05−77420号公報
特許文献1に記載のインクジェットヘッド100では、電極115が側壁113のカバー125側の上半分に形成される。カバー125として高剛性の材料を使用すると、側壁113の振動がカバー125を伝わって隣接する側壁113に漏れ出してクロストークが発生する。つまり、駆動するインクチャンネル107の両側壁113をくの字に変形させようとすると、側壁113の駆動部がカバー125に接近しているため、側壁113の振動がカバー125を伝わって隣接するインクチャンネル107に漏れ出し、クロストークが発生する。また、カバー125として低剛性の材料を使用すると、電極115に駆動信号を印加した直後にノズル127に形成されるメニスカスに大きな圧力が印加され、吐出すべき液滴が分割される等により液滴を適切に吐出することが難しい。これらは、電極115がノズル127あるいはカバー125に接近しているために発生すると考えられる。また、カバー125を導電性のある金属等とする場合には電極115とカバー125がショートする問題がある。
また、特許文献2では、溝付きプレート202に形成されるインク流路204の溝の側面及び底面の全面に電極205が形成される。この種の溝は溝幅が50μm〜100μmに対して溝の深さは300μm〜400μmに形成する。しかし、電極205をスパッタリング法や蒸着法で形成しようとすると、溝の底側の壁面や底面への金属材料の堆積速度が遅く、量産性が極めて悪くなる。また、メッキ法によって電極を形成することができるが、両側面の電極を分離し独立して吐出させる電極構造を採用しようとすると、溝の底面に一本ごとにレーザー光を照射して分割する必要があり、量産性が悪くなる。また、フタ206にノズルを設けてサイドシュート型に変更しようとすると、電極205とフタ206が接近するので特許文献1と同様の課題が発生する。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、適正に液滴を吐出することが可能な液体噴射ヘッド及び液体噴射装置を提供することを目的とする。
本発明の液体噴射ヘッドは、圧電体からなる細長い壁により仕切られ、基板の上面から下面に貫通する細長い溝が複数配列するアクチュエータ基板と、前記溝の上面開口を覆うように前記アクチュエータ基板に設置され、前記溝に液体を供給する液体供給室を有するカバープレートと、前記溝の下面開口を覆うように前記アクチュエータ基板に設置され、前記溝に連通するノズルを有するノズルプレートと、を備え、前記壁の側面には、前記ノズルプレートから離間して前記壁の長手方向に沿って帯状に駆動電極が設置され、前記ノズルプレートは前記カバープレートよりも剛性が低いこととした。
また、前記ノズルプレートの材料は前記カバープレートの材料よりも剛性が低いこととした。
また、前記ノズルプレートはヤング率が1.5GPa〜30GPaの材料からなることとした。
また、前記カバープレートはヤング率が40GPaを下回らない材料からなることとした。
また、前記カバープレートは厚さが0.3mm〜1.0mmであり、前記ノズルプレートは厚さが0.01mm〜0.1mmであることとした。
また、前記ノズルプレートは、ポリイミドフィルムと前記ポリイミドフィルムよりも剛性の高い補強プレートの積層構造を有することとした。
また、前記カバープレートは前記溝から液体を排出する液体排出室を備え、前記液体排出室が前記溝の長手方向の一方側に連通し、前記液体供給室が前記溝の長手方向の他方側に連通することとした。
また、前記溝は吐出溝と非吐出溝が交互に配列し、前記液体供給室は、前記吐出溝と連通し、前記非吐出溝とは連通しないこととした。
また、前記溝は吐出溝と非吐出溝が交互に配列し、前記液体排出室は、前記吐出溝と連通し、前記非吐出溝とは連通しないこととした。
本発明の液体噴射装置は、請求項1に記載の液体噴射ヘッドと、前記液体噴射ヘッドと被記録媒体とを相対的に移動させる移動機構と、前記液体噴射ヘッドに液体を供給する液体供給管と、前記液体供給管に前記液体を供給する液体タンクと、を備えることとした。
本発明の液体噴射ヘッドは、圧電体からなる細長い壁により仕切られ、基板の上面から下面に貫通する細長い溝が複数配列するアクチュエータ基板と、溝の上面開口を覆うようにアクチュエータ基板に設置され、溝に液体を供給する液体供給室を有するカバープレートと、溝の下面開口を覆うようにアクチュエータ基板に設置され、溝に連通するノズルを有するノズルプレートと、を備える。壁の側面には、ノズルプレートから離間して壁の長手方向に沿って帯状に駆動電極が設置され、ノズルプレートはカバープレートよりも剛性が低い。これにより、液滴を適正に吐出可能な液体噴射ヘッドを提供することができる。
本発明の第一実施形態に係る液体噴射ヘッドの分解斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る液体噴射ヘッドの説明図である。 壁に形成する駆動電極の深さ方向の位置を変えたときのノズルのメニスカスの位置での圧力応答を表す。 液体噴射ヘッドの吐出溝の長手方向の断面模式図である。 本発明の第二実施形態に係る液体噴射ヘッドの断面模式図を表す。 本発明の第三実施形態に係る液体噴射ヘッドの溝配列方向の断面模式図である。 本発明の第四実施形態に係る液体噴射ヘッドの断面模式図を表す。 本発明の第五実施形態に係る液体噴射装置の模式的な斜視図である。 従来公知のインクジェットヘッドの断面図である。 従来公知の液体噴射装置の説明図である。
(第一実施形態)
図1は本発明の第一実施形態に係る液体噴射ヘッド1の分解斜視図である。図2は本発明の第一実施形態に係る液体噴射ヘッド1の説明図であり、図2(a)が吐出溝6aの長手方向の断面模式図であり、図2(b)が非吐出溝6bの長手方向の断面模式図であり、図2(c)が部分AAの断面模式図である。本実施形態は、サイドシュート型でありスルーフロー型の液体噴射ヘッド1である。
図1及び図2に示すように、液体噴射ヘッド1は、アクチュエータ基板2と、アクチュエータ基板2の上面USに設置されるカバープレート3と、アクチュエータ基板2の下面LSに設置されるノズルプレート4とを備える。アクチュエータ基板2は、圧電体からなる壁5により仕切られ、上面USから下面LSに貫通し上面US又は下面LSの面方向に細長い溝6が複数配列する。カバープレート3は、溝6の上面開口7を覆うようにアクチュエータ基板2に設置され、吐出溝6aに液体を供給する液体供給室9を有する。ノズルプレート4は、吐出溝6aに連通するノズル11を備え、溝6の下面開口8を覆うようにアクチュエータ基板2に設置される。壁5の側面には、ノズルプレート4から離間して壁5の長手方向に沿って帯状に駆動電極12が設置される。そして、ノズルプレート4はカバープレート3よりも剛性が低い。
より詳しく説明する。アクチュエータ基板2に形成される溝6は吐出溝6aと非吐出溝6bを含む。吐出溝6aと非吐出溝6bは溝6の長手方向(x方向)に直交する方向(y方向)に交互に並列に配列する。吐出溝6aは、その長手方向の一方側及び他方側の端部がアクチュエータ基板2の下面LSから上面USに切り上がるように傾斜し、アクチュエータ基板2の一方側の外周端LEの手前から他方側の外周端REの手前でありカバープレート3の端部よりも手前まで形成される。非吐出溝6bの長手方向の一方側の端部は、吐出溝6aと同様に下面LSから上面USに切り上がるように傾斜する。非吐出溝6bの長手方向の他方側の端部はアクチュエータ基板2の他方側の外周端REまで延在し、外周端REの近傍では底部にアクチュエータ基板2が残る上げ底部15が形成される。上げ底部15は、吐出溝6aの他方側の端部と同様に、下面LSから上げ底部15の上面BPにかけて切り上がるように傾斜する。
駆動電極12は吐出溝6aの側面に設置されるコモン電極12aと非吐出溝6bの側面に設置されるアクティブ電極12bとを含む。コモン電極12aは、吐出溝6aに面する壁5の両側面の長手方向に沿って帯状に設置され、互いに電気的に接続される。アクティブ電極12bは、非吐出溝6bに面する壁5の両側面の長手方向に沿って帯状に設置され、互いに電気的に分離される。コモン電極12a及びアクティブ電極12bは吐出溝6a及び非吐出溝6bの底面を構成するノズルプレート4から離間する深さ、具体的には、上げ底部15の上面BPに達しない上方に設置される。更に、コモン電極12a及びアクティブ電極12bは吐出溝6a及び非吐出溝6bのそれぞれの一方側の端部の手前から他方側の端部に達するように設置される。
アクチュエータ基板2の他方側の外周端RE近傍の上面USには、コモン電極12aに電気的に接続するコモン端子16aとアクティブ電極12bに電気的に接続するアクティブ端子16bと隣接する非吐出溝6bに形成されるアクティブ電極12bを電気的に接続する配線16cが設置される。コモン端子16a及びアクティブ端子16bは図示しないフレキシブル基板の配線電極に接続されるランドである。アクティブ端子16bは、吐出溝6aを挟む2つの壁5のうち、一方の壁5の非吐出溝6bに面する側面に形成されるアクティブ電極12bに電気的に接続される。アクティブ端子16bは、更に、他方側の外周端REに沿って形成される配線16cを介して他方の壁5の非吐出溝6bに面する側面に形成されるアクティブ電極12bに電気的に接続される。
カバープレート3は、アクチュエータ基板2の一方側に液体排出室10を、他方側に液体供給室9を備え、アクチュエータ基板2の上面USに吐出溝6aを塞ぎコモン端子16a及びアクティブ端子16bが露出するように接着剤を介して接着される。液体供給室9は、吐出溝6aの他方側の端部に第二スリット14bを介して連通し、非吐出溝6bとは連通しない。液体排出室10は、吐出溝6aの一方側の端部に第一スリット14aを介して連通し、非吐出溝6bとは連通しない。ノズルプレート4はアクチュエータ基板2の下面LSに接着剤を介して接着され、吐出溝6aに連通するノズル11は吐出溝6aの長手方向のほぼ中央に位置する。従って、液体供給室9に供給される液体は第二スリット14bを介して吐出溝6aに流入し、第一スリット14aを介して液体排出室10に排出される。これに対して非吐出溝6bは液体供給室9や液体排出室10には連通しないので液体は流入しない。
アクチュエータ基板2は上面に対して垂直方向に分極処理が施された圧電体材料、例えばPZTセラミックスを使用することができる。カバープレート3は、アクチュエータ基板2と同じ材料であるPZTセラミックス、マシナブルセラミックスや、他のセラミックス、ガラス等の低誘電体材料も用いることができる。カバープレート3としてアクチュエータ基板2と同じ材料を使用すれば、熱膨張を等しくして温度変化に対する反りや変形が生じないようにすることができる。ノズルプレート4はポリイミド膜、ポリプロピレン膜、その他の合成樹脂膜や金属膜等を使用することができる。ここで、カバープレート3の厚さは0.3mm〜1.0mmとし、ノズルプレート4の厚さは0.01mm〜0.1mmとするのが好ましい。カバープレート3を0.3mmより薄くすると強度が低下し、1.0mmより厚くすると液体供給室9や液体排出室10、及び第一及び第二スリット14a、14bの加工に時間を要し、また、材料の増加によりコスト高になる。ノズルプレートを0.01mmよりも薄くすると強度が低下し、0.1mmより厚くすると隣接するノズルに振動が伝わって、クロストークが発生しやすくなる。
なお、PZTセラミックスはヤング率が58.48GPaであり、ポリイミドはヤング率が3.4GPaである。従って、カバープレート3としてPZTセラミックスを使用し、ノズルプレート4としてポリイミド膜を使用すれば、アクチュエータ基板2の上面USを覆うカバープレート3のほうが下面LSを覆うノズルプレート4よりも剛性が高い。カバープレート3の材質はヤング率が40GPaを下回らないことが好ましく、ノズルプレート4の材質はヤング率が1.5GPa〜30GPaの範囲が好ましい。ノズルプレート4は、ヤング率が1.5GPaを下回ると被記録媒体に接触したときに傷がつきやすく信頼性が低下し、30GPaを超えると隣接するノズルに振動が伝わって、クロストークが発生しやすくなる。
液体噴射ヘッド1は、次のように動作する。液体供給室9に液体を供給し、液体排出室10から液体を排出して、液体を循環させる。そして、コモン端子16aとアクティブ端子16bに駆動信号を与えることにより、吐出溝6aを構成する両壁5を厚みすべり変形させる。このとき、両壁5は特許文献2のように“ハ”の字型に変形する、或いは特許文献1のように“く”の字に変形する。これにより、吐出溝6aの内部液体に圧力波が生成されて吐出溝6aに連通するノズル11から液滴が吐出される。本実施形態では、非吐出溝6bの両壁5の側面に設置されるアクティブ電極12bが電気的に分離されるので、各吐出溝6aを独立して駆動することができる。独立して駆動させることにより高周波駆動が可能となる利点がある。なお、液体排出室10と液体供給室9の機能を逆にして、液体排出室10から液体を供給し、液体供給室9から液体を排出してもよい。さらには、液体が接する内壁に保護膜を形成することも可能である。
このように、カバープレート3よりもノズルプレート4の剛性を低下させたことにより、吐出溝6aを挟む両壁5の振動がノズルプレート4を介して隣接する吐出溝6aに伝わらず、記録品質の低下をもたらすクロストークの発生を防止することができる。また、ノズルプレート4から駆動電極12(コモン電極12aとアクティブ電極12b)を離間させたことにより、異常圧力波の発生を防止し、液滴を正常に吐出することができる。この異常圧力波については図3を用いて詳しく説明する。
なお、本発明はこの非吐出溝6b及びアクティブ電極12bの構成に限定されない。例えば、非吐出溝6bを吐出溝6aと同じ形状にし、非吐出溝6bの両側面に形成するアクティブ端子16bを電気的に分離してもよい。しかし、本実施形態のように、非吐出溝6bをアクチュエータ基板2の一方側の外周端LEの手前から他方側の外周端REまで延設し、アクティブ電極12bを上げ底部15の上面BPに達しない深さであり非吐出溝6bの一方側の端部の手前から他方側の外周端REまで形成することにより、製造工程が簡単になる。即ち、コモン電極12aとアクティブ電極12bを斜め蒸着法により一括して同時に形成することができる。
図3は、壁に形成する駆動電極12の深さ方向の位置を変えたときのノズルのメニスカスの位置での圧力応答を表す。図3の右下には、駆動信号の印加時点から1×10-5秒経過した時点までの拡大グラフが挿入されている。図4は、液体噴射ヘッド1の吐出溝6aの長手方向の断面模式図である。図4(G1)は吐出溝6aの駆動電極12が吐出溝6aの深さ方向の上半分に形成した状態を表し、図4(G2)は吐出溝6aの駆動電極12が吐出溝6aの深さ方向の略1/2の幅を有し、吐出溝6aの深さ方向の中央の位置に形成した状態を表し、図4(G3)は吐出溝6aの駆動電極12が吐出溝6aの深さ方向の下半分に形成した状態を表す。
図3は横軸が時間(s)を表し縦軸がノズル11のメニスカスの位置の圧力(Pa)を表す。破線のグラフG1は、図4(G1)に示すように駆動電極12を吐出溝6aの深さ方向の上半分の位置に設置したときの圧力応答を表す。一点鎖線のグラフG2は、図4(G2)に示すように駆動電極12を吐出溝6aの深さ方向の略1/2、つまり中央の位置に設置したときの圧力応答を表す。実線のグラフG3は、図4(G3)に示すように駆動電極12を吐出溝6aの深さ方向の下半分の位置に設置したときの圧力応答を表す。各グラフG1〜G3は図4(G1)〜(G3)の液体噴射ヘッドに基づくシミュレーション結果である。
図3及び図3の挿入図から明らかに、実線のグラフG3は駆動信号を印加した直後の1μs〜2μsの間に圧力が−1000Pa以下に低下する異常波が発生し、その後±200Paの範囲内で振動する。これは、壁5の側面の駆動電極12がノズルプレート4に近接して設置されるので、壁5の変形がノズル11の液体に直接伝わるためと考えられる。これに対して破線のグラフG1や一点鎖線のグラフG2では、駆動電圧を印加した直後に大きく負圧になる異常波は現れない。これは、図4(G1)や(G2)の電極構造は、駆動電極12がノズルプレート4から離間しているためと考えられる。
グラフG3のように、駆動信号を印加した直後にノズル11のメニスカスに異常波が印加されると、ノズル11から吐出される液滴が分割される、或いは液滴が連なるサテライトの状態変化が発生し、被記録媒体に安定して記録することができなくなる。一方、グラフG1及びグラフG2はこの問題が解消されている。従って、駆動電極12はノズルプレート4から離間させるのがよい。例えば図4(G2)に示すように、駆動電極12はアクチュエータ基板2の上面USから少なくとも吐出溝6aの深さの3/4よりも浅い位置に形成することが望ましい。この場合に、吐出溝6aの深さの3/4よりも上方の側面全部を覆うように帯状に形成してもよいし、図4(G2)のように所定の幅で帯状に形成してもよい。この駆動電極12をノズルプレート4から離間させることでノズルプレート4を、例えばステンレスのような導電性のある金属部材で形成しても駆動電極12とノズルプレート4がショートすることが無くなるという利点もある。
(第二実施形態)
図5は、本発明の第二実施形態に係る液体噴射ヘッド1の断面模式図を表す。図5(a)は吐出溝6aの長手方向の断面模式図であり、図5(b)は非吐出溝6bの長手方向の断面模式図である。第一実施形態と異なる部分は、ノズルプレート4が多層に構成される点であり、その他は第一実施形態と同様である。以下、第一実施形態と異なる部分について説明し、同一の部分は説明を省略する。同一の部分又は同一の機能を有する部分には同一の符号を付している。
図5に示すように、ノズルプレート4は、ポリイミドフィルム17とポリイミドフィルム17よりも剛性の高い補助プレート13の積層構造を有する。補助プレート13はアクチュエータ基板2の下面開口8を覆うようにアクチュエータ基板2の下面LSに接着される。補助プレート13には吐出溝6aの下面開口8に連通する貫通孔18を備える。ポリイミドフィルム17は補助プレート13のアクチュエータ基板2とは反対側に接着される。ポリイミドフィルム17には貫通孔18に連通するノズル11が形成される。補助プレート13の貫通孔18の開口部は下面開口8に近い大きさに形成し、開口部の側面に気泡が滞留しないようにする。
補助プレート13として合成樹脂や金属膜を使用することができる。補助プレート13としてヤング率が1.5GPa〜30GPaの材料を使用することが好ましい。しかし、金属膜等のヤング率が30GPaを超える材料を使用しても、ノズルプレート4の平均ヤング率が1.5GPa〜30GPaの範囲内であれば、使用することができる。また、積層構造を有するノズルプレート4においても、全体の厚さを0.01mm〜0.1mmとするのが好ましい。
(第三実施形態)
図6は、本発明の第三実施形態に係る液体噴射ヘッド1の溝配列方向の断面模式図である。第一実施形態と異なる点は、非吐出溝6bを吐出溝6aに変更し、後述する3サイクル駆動により吐出動作を行う点である。その他の構成は第一実施形態とほぼ同様である。従って、以下、主に第一実施形態と異なる点について説明し、同じ部分については説明を省略する。同一の部分又は同一の機能を有する部分には同一の符号を付している。
アクチュエータ基板2は、基板の上面USから下面LSに貫通する細長い吐出溝6a(M1〜M3)が複数配列する。カバープレート3は、アクチュエータ基板2の一方側に液体排出室を、他方側に液体供給室を備え、液体供給室は吐出溝6aの他方側の端部に第一スリットを介して連通し、一方側の端部に第二スリットを介して連通する。ノズルプレート4は各吐出溝6aに連通するノズル11を備える。そして、各吐出溝6aの両側面には吐出溝6aの長手方向に沿って帯状に駆動電極12(E0〜E4)が設置される。両側面の駆動電極12は、吐出溝6aの底面を構成するノズルプレート4から離間する深さに設置される。ノズルプレート4やカバープレート3の硬度や厚さは第一実施形態と同様なので、説明を省略する。
なお、カバープレート3は、第一及び第二スリットを設けないで、液体供給室及び液体排出をアクチュエータ基板2の上面USから下面LSに貫通するように形成してもよい。液体供給室及び液体排出室を貫通させれば製造工数が減少し、第一及び第二スリットを設置すれば、すべての壁5(K1〜K3)の上面USがカバープレート3に接着するので補強され、吐出溝6aの強度が向上する。
液体噴射ヘッド1は、次のように動作する。液体供給室に液体を供給し、液体排出室から液体を排出して液体を循環させる。そして、吐出溝M1を駆動するときは駆動電極E1と駆動電極E0、及び駆動電極E1と駆動電極E2の間に駆動信号を与えて壁K1と壁K2を厚みすべり変形させる。これにより、吐出溝M1の容積が変化して連通するノズル11から液滴が吐出される。以降、吐出溝M2、M3、M1、M2、M3、M1・・・のように順に3サイクル駆動することにより、すべての吐出溝6aから液滴を吐出させることができる。
(第四実施形態)
図7は、本発明の第四実施形態に係る液体噴射ヘッド1の断面模式図を表す。図7(a)は吐出溝6aの長手方向の断面模式図であり、図7(b)は非吐出溝6bの長手方向の断面模式図である。第一実施形態と異なる点は、カバープレート3に液体排出室が無く、液体供給室9に供給される液体が循環しない点である。その他の構成は第一実施形態とほぼ同様である。同一の部分又は同一の機能を有する部分については同一の符号を付している。
図7に示すように、液体噴射ヘッド1は、アクチュエータ基板2と、アクチュエータ基板2の上面USに設置されるカバープレート3と、アクチュエータ基板2の下面LSに設置されるノズルプレート4とを備える。アクチュエータ基板2は、圧電体からなる細長い壁5により仕切られ、基板の上面USから下面LSに貫通し面方向に細長い溝6が複数配列する。カバープレート3は、溝6の上面開口7を覆うようにアクチュエータ基板2に設置され、溝6に液体を供給する液体供給室9を有する。ノズルプレート4は、溝6に連通するノズル11を備え、溝6の下面開口8を覆うようにアクチュエータ基板2に設置される。更に、壁5の側面には、ノズルプレート4から離間して壁5の長手方向に沿って帯状にコモン電極12a及びアクティブ電極12bが設置される。そして、ノズルプレート4はカバープレート3よりも剛性が低い。
アクチュエータ基板2に形成される溝6は吐出溝6aと非吐出溝6bを含み、吐出溝6aと非吐出溝6bとは溝6の長手方向に直交する方向に交互に並列に配列すること、また、吐出溝6a及び非吐出溝6bの形状やアクチュエータ基板2における形成位置等の構造は、第一実施形態と同様である。また、吐出溝6aの両側面に形成されるコモン電極12a、コモン電極12aに電気的に接続されるコモン端子16a、非吐出溝6bの両側面に形成されるアクティブ電極12b、アクティブ電極12bに接続されるアクティブ端子16bは第一実施形態と同様である。
カバープレート3は、アクチュエータ基板2の他方側に液体供給室9を備え、液体供給室9は第二スリット14bを介して吐出溝6aに連通するが、非吐出溝6bとは連通しない。カバープレート3はアクチュエータ基板2の上面USに接着剤を介して接着され、ノズルプレート4はアクチュエータ基板2の下面LSに接着剤を介して接着される。ノズルプレート4には吐出溝6aに連通するノズル11が形成される。ノズル11は吐出溝6aの長手方向の中央よりも一方側に位置する。なお、ノズル11は吐出溝6aの中央の位置でもよい。液体供給室9に供給される液体は第二スリット14bを介して吐出溝6aに充填される。液体噴射ヘッド1の駆動は第一実施形態と同様なので説明を省略する。
また、カバープレート3の剛性、ヤング率、厚さや、ノズルプレート4の剛性、ヤング率、厚さ、は第一実施形態と同様である。そのために、ノズルプレート4が被記録媒体に接触しても傷がつきにくく、クロストークを防止することができる。また、コモン電極12a及びアクティブ電極12bをノズルプレート4から離間して形成するので、ノズル11から吐出される液滴が安定する。
(第五実施形態)
図8は本発明の第五実施形態に係る液体噴射装置30の模式的な斜視図である。液体噴射装置30は、液体噴射ヘッド1、1’を往復移動させる移動機構40と、液体噴射ヘッド1、1’に液体を供給し、液体噴射ヘッド1、1’から液体を排出する流路部35、35’と、流路部35、35’に連通する液体ポンプ33、33’及び液体タンク34、34’とを備えている。各液体噴射ヘッド1、1’は複数のヘッドチップを備え、各ヘッドチップは複数の吐出溝からなるチャンネルを備え、各チャンネルに連通するノズルから液滴を吐出する。液体ポンプ33、33’として、流路部35、35’に液体を供給する供給ポンプとそれ以外に液体を排出する排出ポンプのいずれか若しくは両方を設置する。また、図示しない圧力センサーや流量センサーを設置し、液体の流量を制御することもある。液体噴射ヘッド1、1’は既に説明した第一〜第四実施形態のいずれかを使用する。
液体噴射装置30は、紙等の被記録媒体44を主走査方向に搬送する一対の搬送手段41、42と、被記録媒体44に液体を吐出する液体噴射ヘッド1、1’と、液体噴射ヘッド1、1’を載置するキャリッジユニット43と、液体タンク34、34’に貯留した液体を流路部35、35’に押圧して供給する液体ポンプ33、33’と、液体噴射ヘッド1、1’を主走査方向と直交する副走査方向に走査する移動機構40とを備えている。図示しない制御部は液体噴射ヘッド1、1’、移動機構40、搬送手段41、42を制御して駆動する。
一対の搬送手段41、42は副走査方向に延び、ローラ面を接触しながら回転するグリッドローラとピンチローラを備えている。図示しないモータによりグリッドローラとピンチローラを軸周りに移転させてローラ間に挟み込んだ被記録媒体44を主走査方向に搬送する。移動機構40は、副走査方向に延びた一対のガイドレール36、37と、一対のガイドレール36、37に沿って摺動可能なキャリッジユニット43と、キャリッジユニット43を連結し副走査方向に移動させる無端ベルト38と、この無端ベルト38を図示しないプーリを介して周回させるモータ39を備えている。
キャリッジユニット43は、複数の液体噴射ヘッド1、1’を載置し、例えばイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4種類の液滴を吐出する。液体タンク34、34’は対応する色の液体を貯留し、液体ポンプ33、33’、流路部35、35’を介して液体噴射ヘッド1、1’に供給する。各液体噴射ヘッド1、1’は駆動信号に応じて各色の液滴を吐出する。液体噴射ヘッド1、1’から液体を吐出させるタイミング、キャリッジユニット43を駆動するモータ39の回転及び被記録媒体44の搬送速度を制御することにより、被記録媒体44上に任意のパターンを記録することできる。
なお、本実施形態は、移動機構40がキャリッジユニット43と被記録媒体44を移動させて記録する液体噴射装置30であるが、これに代えて、キャリッジユニットを固定し、移動機構が被記録媒体を2次元的に移動させて記録する液体噴射装置であってもよい。つまり、移動機構は液体噴射ヘッドと被記録媒体とを相対的に移動させるものであればよい。
1 液体噴射ヘッド
2 アクチュエータ基板
3 カバープレート
4 ノズルプレート
5 壁
6 溝、6a 吐出溝、6b 非吐出溝
7 上面開口
8 下面開口
9 液体供給室
10 液体排出室
11 ノズル
12 駆動電極、12a コモン電極、12b アクティブ電極
13 補強プレート
14a 第一スリット、14b 第二スリット
15 上げ底部
16a コモン端子、16b アクティブ端子
17 ポリイミドフィルム
18 貫通孔
LE 一方側の外周端、RE 他方側の外周端
US 上面、LS 下面、BP 上面

Claims (10)

  1. 圧電体からなる細長い壁により仕切られ、基板の上面から下面に貫通する細長い溝が複数配列するアクチュエータ基板と、
    前記溝の上面開口を覆うように前記アクチュエータ基板に設置され、前記溝に液体を供給する液体供給室を有するカバープレートと、
    前記溝の下面開口を覆うように前記アクチュエータ基板に設置され、前記溝に連通するノズルを有するノズルプレートと、を備え、
    前記壁の側面には、前記ノズルプレートから離間して前記壁の長手方向に沿って帯状に駆動電極が設置され、
    前記ノズルプレートは前記カバープレートよりも剛性が低い液体噴射ヘッド。
  2. 前記ノズルプレートの材料は前記カバープレートの材料よりも剛性が低い請求項1に記載の液体噴射ヘッド。
  3. 前記ノズルプレートはヤング率が1.5GPa〜30GPaの材料からなる請求項1又は2に記載の液体噴射ヘッド。
  4. 前記カバープレートはヤング率が40GPaを下回らない材料からなる請求項1〜3のいずれか一項に記載の液体噴射ヘッド。
  5. 前記カバープレートは厚さが0.3mm〜1.0mmであり、前記ノズルプレートは厚さが0.01mm〜0.1mmである請求項1〜4のいずれか一項に記載液体噴射ヘッド。
  6. 前記ノズルプレートは、ポリイミドフィルムと前記ポリイミドフィルムよりも剛性の高い補強プレートの積層構造を有する請求項1〜5のいずれか一項に記載の液体噴射ヘッド。
  7. 前記カバープレートは前記溝から液体を排出する液体排出室を備え、前記液体排出室が前記溝の長手方向の一方側に連通し、前記液体供給室が前記溝の長手方向の他方側に連通する請求項1〜6のいずれか一項に記載の液体噴射ヘッド。
  8. 前記溝は吐出溝と非吐出溝が交互に配列し、
    前記液体供給室は、前記吐出溝と連通し、前記非吐出溝とは連通しない請求項1〜7のいずれか一項に記載の液体噴射ヘッド。
  9. 前記溝は吐出溝と非吐出溝が交互に配列し、
    前記液体排出室は、前記吐出溝と連通し、前記非吐出溝とは連通しない請求項7に記載の液体噴射ヘッド。
  10. 請求項1に記載の液体噴射ヘッドと、
    前記液体噴射ヘッドと被記録媒体とを相対的に移動させる移動機構と、
    前記液体噴射ヘッドに液体を供給する液体供給管と、
    前記液体供給管に前記液体を供給する液体タンクと、を備える液体噴射装置。
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