JP2014090567A - 回転電機のステータ - Google Patents

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Abstract

【課題】ステータの小形化を図ることができ、コストの低減化を図ることができる回転電機のステータを得る。
【解決手段】環状のステータコア2に互いに間隔を置いて設けられた複数のステータコイル3は、コイル導線8により構成されたコイル本体9と、コイル導線8の一端部及び他端部のそれぞれから延びる一対の接続導線10,11とを有している。各コイル本体9よりも径方向外側には、端子部材5が設けられたバスバー4が配置されている。コイル導線8の一端部は、ステータコア2の径方向についてコイル本体9の内側に位置する内側端部8aとされている。内側端部8aからの接続導線10は、ステータコア2の軸線方向に沿って見たときに、コイル本体9を避けながら、互いに隣り合うコイル本体9間を通って端子部材5に達している。
【選択図】図2

Description

この発明は、回転電機(例えばモータや発電機等)のステータに関するものである。
従来の回転電機のステータでは、ステータコアに設けられたコイルから延びる接続線と、コイルよりも径方向外側に配置されたバスバーとを電気的に接続するために、ステータコアの軸線方向へバスバーから端子部材を突出させ、コイルからの接続線を端子部材に接続した構造が知られている。コイルからの接続線は、ステータコアの軸線方向についてコイルの外側を通りながらコイルを超えて端子部材に達している(例えば特許文献1及び2参照)。
特開2009−27838号公報 特開2001−103700号公報
しかし、特許文献1及び2に示されている回転電機のステータでは、コイルからの接続線が、ステータコアの軸線方向についてコイルの外側を通って端子部材に達しているので、ステータの軸線方向の寸法が大きくなってしまう。また、接続線がコイルよりもステータコアから離れた位置にあるので、端子部材がバスバーから突出する寸法も大きくしなければならず、端子部材の材料コストが高くなってしまう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、ステータの小形化を図ることができ、コストの低減化を図ることができる回転電機のステータを得ることを目的とする。
この発明による回転電機のステータは、環状のステータコア、コイル導線により構成されたコイル本体と、コイル導線の一端部及び他端部のそれぞれから延びる一対の接続導線とを有し、ステータコアの周方向について互いに間隔を置いてステータコアに設けられた複数のステータコイル、各コイル本体よりも径方向外側に配置されたバスバー、及びバスバーに設けられ、各接続導線が個別に接続された複数の端子部材を備え、コイル導線の一端部は、ステータコアの径方向についてコイル本体の内側に位置する内側端部とされ、コイル導線の他端部は、ステータコアの径方向についてコイル本体の外側に位置する外側端部とされており、内側端部からの接続導線は、ステータコアの軸線方向に沿って見たときに、コイル本体を避けながら、互いに隣り合うコイル本体間を通って端子部材に達している。
この発明による回転電機のステータによれば、コイル導線の内側端部からの接続導線が、ステータコアの軸線方向に沿って見たときに、互いに隣り合うコイル本体間を通って端子部材に接続されているので、ステータコアの軸線方向についてコイル本体の外側を接続導線が通ることを回避することができる。これにより、ステータの軸線方向の寸法を小さくすることができ、ステータの小形化を図ることができる。また、端子部材がバスバーから突出する寸法も小さくすることができるので、端子部材の材料コストを抑制することができ、ステータのコストの低減化を図ることができる。
この発明の実施の形態1によるモータのステータの要部を示す正面図である。 図1のステータを示す斜視図である。 この発明の実施の形態2によるモータのステータの要部を示す斜視図である。 この発明の実施の形態3によるモータのステータの要部を示す正面図である。 図4のステータを示す斜視図である。 この発明の実施の形態4によるモータのステータの要部を示す斜視図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるモータのステータの要部を示す正面図である。また、図2は、図1のステータを示す斜視図である。モータ(回転電機)は、円環状のステータ1と、ステータ1の内側に配置され、ステータ1に対して回転されるロータ(図示せず)とを有している。ステータ(回転電機のステータ)1は、円環状のステータコア2と、ステータコア2の周方向について互いに間隔を置いて配置され、ステータコア2に設けられた複数のステータコイル3と、ステータコア2の周方向に沿ってステータコア2に設けられ、ステータコイル3に電気的に接続された複数本(この例では、4本)のバスバー4と、各バスバー4に設けられ、ステータコイル3とバスバー4とを電気的に接続する複数の端子部材5とを有している。
ステータコア2は、磁性体(例えば鉄等)により構成されている。また、ステータコア2は、円環状に繋げられた複数のコアバック部6と、各コアバック部6の中間部からステータコア2の径方向内側へそれぞれ突出する複数のティース部7とを有している。複数のティース部7は、ステータコア2の周方向について互いに間隔を置いて配置されている。
ステータコイル3は、各ティース部7に個別に設けられている。また、各ステータコイル3は、ティース部7に巻かれたコイル導線8により構成されたコイル本体9と、コイル導線8の一端部8a及び他端部8bのそれぞれから延びる一対の接続導線10,11とを有している。
ステータコイル3では、1本の導線を曲げることにより、コイル導線8及び各接続導線10,11が形成されている。コイル導線8及び各接続導線10,11は、絶縁膜により被覆されている。この例では、コイル導線8及び各接続導線10,11のそれぞれの材質が銅とされている。これにより、コイル導線8及び各接続導線10,11のそれぞれは、弾性変形可能な導線とされている。また、この例では、コイル導線8及び各接続導線10,11のそれぞれが断面略長方形状の帯状の導線(平角線)とされている。
コイル導線8は、ティース部7を巻き軸としてらせん状に巻かれている。これにより、ステータコア2の軸線方向についての各コイル本体9の両端部は、ステータコア2の端面から突出するコイルエンドとされている。コイル導線8の一端部8aは、ステータコア2の径方向についてコイル本体9の内側に位置する内側端部とされている。また、コイル導線8の他端部8bは、ステータコア2の径方向についてコイル本体9の外側に位置する外側端部とされている。この例では、コイル本体9が、コイル導線8の略長方形断面の短辺を内側にしてコイル導線8が巻かれて構成されたエッジワイズ型コイルとされている。
コイル導線8の内側端部8a及び外側端部8bは、ステータコア2の軸線方向両端部のうち、共通の端部に位置している。また、コイル導線8の内側端部8a及び外側端部8bは、ステータコア2の周方向についてティース部7を挟んで互いに反対側に位置している。各ステータコイル3では、内側端部8aから延びている接続導線10が内側接続導線とされ、外側端部8bから延びている接続導線11が外側接続導線とされている。
各バスバー4は、ステータコア2の軸線方向両端面のうち、ステータコイル3の接続導線10,11が設けられている側の端面に配置されている。また、各バスバー4は、ステータコア2の径方向に並んだ状態で、ステータコア2の周方向に沿って配置された環状の導電体である。この例では、各バスバー4の材質が銅とされている。さらに、各バスバー(4本のバスバー)4は、複数のステータコイル3に三相電力を供給するためのU相、V相、W相及びN相(中性点)のバスバーとして個別に配置されている。
各バスバー4は、ステータコア2の端面に取り付けられたバスバーホルダ12に支持されている。バスバーホルダ12は、各コアバック部6に取り付けられている。これにより、各バスバー4及びバスバーホルダ12は、各コイル本体9から離れた状態で、各コイル本体9よりも径方向外側(ステータコア2の径方向について各コイル本体9よりも外側)に配置されている。バスバーホルダ12は、各バスバー4が個別に収容される複数(この例では、4本)の溝が設けられた環状の絶縁性部材である。また、バスバーホルダ12の厚さ寸法(ステータコア2の軸線方向についてのバスバーホルダ12の寸法)は、コイル本体9のコイルエンドの突出寸法(コイル本体9がステータコア2から軸線方向へ突出する寸法)よりも小さくなっている。
端子部材5は、各バスバー4にそれぞれ設けられた導電体である。この例では、各端子部材5の材質が銅とされ、各端子部材5が溶接によりバスバー4に取り付けられている。各端子部材5には、内側接続導線10及び外側接続導線11が個別に接続されている。ステータコイル3の内側接続導線10及び外側接続導線11は、互いに異なるバスバー4に設けられた2つの端子部材5に電気的に接続されている。この例では、N相のバスバー4に設けられた端子部材5に各ステータコイル3の内側接続導線10が接続され、U相、V相及びW相のバスバー4のいずれかに設けられた端子部材5に各ステータコイル3の外側接続導線11が接続されている。これにより、複数のステータコイル3には、電源からの三相電力が各バスバー4を通して供給可能になっている。ロータは、各ステータコイル3への三相電力の供給により、ステータ1に対して回転される。
各端子部材5は、ステータコア2の軸線方向へバスバー4から突出する突出部5aと、突出部5aからステータコア2の径方向内側へ突出する接続導線受け部5bとを有している。
突出部5aの形状は、バスバー4に沿って配置された板状とされている。接続導線受け部5bの形状は、ステータコア2の径方向に沿って配置された板状とされている。接続導線受け部5bは、バスバー4の長さ方向についての突出部5aの端部(突出部5aの周方向端部)から、他のバスバー4から離れた状態を保ちながら、ステータコア2の径方向内側へ突出している。従って、各端子部材5の断面形状は、突出部5a及び接続導線受け部5bにより略L字状となっている。突出部5a及び接続導線受け部5bは、銅板(導電板)を曲げて形成されている。バスバー4には、突出部5a及び接続導線受け部5bのうち、突出部5aのみが溶接により接続されている。
各ステータコイル3の内側接続導線10及び外側接続導線11は、ステータコア2の軸線方向に沿ってステータコイル3を見たときに、コイル本体9を横切らずにコイル本体9を避けて配置されている。また、ステータコア2の軸線方向に沿ってステータコイル3を見たときには、各内側接続導線10が、互いに隣り合うコイル本体9間を通って端子部材5に達し、各外側接続導線11が、コイル本体9よりも径方向外側の空間で端子部材5に達している。
互いに隣り合う一方及び他方のコイル本体9のうち、一方のコイル本体9(例えば、図1に示されている3つのコイル本体9のうち、中央のコイル本体9)からの内側接続導線10は、他方のコイル本体9(例えば、図1に示されている3つのコイル本体9のうち、左のコイル本体9)に向かって延びる周方向導線部(第1の導線部)10aと、周方向導線部10aの端部から端子部材5に向かって延びる径方向導線部(第2の導線部)10bと、径方向導線部10bの端部から延びて端子部材5に接続された接続部10cとを有している。
各ステータコイル3では、内側接続導線10の周方向導線部10aが、コイル本体9のコイル導線8の巻き方向に沿ってコイル本体9よりも径方向内側を通っている。また、各内側接続導線10の周方向導線部10aの端部は、ステータコア2の周方向について、コイル本体9の範囲から外れた位置にまで達している。
また、各ステータコイル3では、ステータコア2の軸線方向に沿ってステータコイル3を見たときに、内側接続導線10の径方向導線部10bが周方向導線部10aの端部からコイル本体9の側方を通って端子部材5に達している。
さらに、各ステータコイル3では、内側接続導線10の接続部10cが、端子部材5の接続導線受け部5bに沿った状態で接続導線受け部5bに接続されている。従って、径方向導線部10b及び接続部10cは、導線を大きく曲げることなく連続して形成されている。この例では、内側接続導線10の接続部10cが接続導線受け部5bに溶接により接続されている。
各ステータコイル3では、内側接続導線10がステータコア2の軸線方向端面とほぼ平行に配置されている。また、各ステータコイル3では、ステータコア2の軸線方向端面から最も離れた内側接続導線10の部分が、ステータコア2の軸線方向についての内側接続導線10の端部とされている。さらに、各コイル本体9では、ステータコア2の軸線方向端面から最も離れたコイルエンドの部分が、コイル本体9の端部とされている。各ステータコイル3では、ステータコア2の軸線方向について、内側接続導線10の端部の位置と、コイル本体9の端部の位置とが一致している。
互いに隣り合う一方及び他方のコイル本体9のうち、一方のコイル本体9(例えば、図1に示されている3つのコイル本体9のうち、中央のコイル本体9)からの外側接続導線11は、他方のコイル本体9(例えば、図1に示されている3つのコイル本体9のうち、右のコイル本体9)に向かって延びる周方向導線部(第1の導線部)11aと、周方向導線部11aの端部から端子部材5に向かって延びる径方向導線部(第2の導線部)11bと、径方向導線部11bの端部から延びて端子部材5に接続された接続部11cとを有している。
各ステータコイル3では、外側接続導線11の周方向導線部11aが、コイル本体9のコイル導線8の巻き方向に沿ってコイル本体9よりも径方向外側を通っている。また、各ステータコイル3では、ステータコア2の軸線方向に沿ってステータコイル3を見たときに、外側接続導線11の径方向導線部11bが、コイル本体9から離れる方向へ周方向導線部11aの端部から延びて端子部材5に達している。
外側接続導線11の接続部11cは、端子部材5の接続導線受け部5bに沿った状態で接続導線受け部5bに接続されている。従って、径方向導線部11b及び接続部11cは、導線を大きく曲げることなく連続して形成されている。この例では、外側接続導線11の接続部11cが接続導線受け部5bに溶接により接続されている。
各ステータコイル3では、外側接続導線11がステータコア2の軸線方向端面とほぼ平行に配置されている。また、各ステータコイル3では、ステータコア2の軸線方向端面から最も離れた外側接続導線11の部分が、ステータコア2の軸線方向についての外側接続導線11の端部とされている。各ステータコイル3では、ステータコア2の軸線方向について、外側接続導線11の端部の位置と、コイル本体9の端部の位置とが一致している。
このようなステータ1では、ステータコア2の軸線方向に沿ってステータコイル3を見たときに、コイル本体9の内側端部8aからの内側接続導線10が、コイル本体9を避けながら、互いに隣り合うコイル本体9間を通って端子部材5に達しているので、ステータコア2の軸線方向についてコイル本体9の端部よりもステータコア2から離れた空間を通さずに、内側接続導線10を端子部材5に接続することができる。これにより、内側接続導線10をステータコア2に近づけて配置することができ、ステータ1の軸線方向についての寸法を小さくすることができる。これにより、ステータ1の小形化を図ることができる。また、内側接続導線10をステータコア2に近づけることができるので、端子部材5のバスバー4からの突出寸法を小さくすることができる。これにより、端子部材5の材料コストを抑制することができ、ステータ1の製造コストの低減化を図ることができる。
また、一方のコイル本体9からの内側接続導線10及び外側接続導線11のそれぞれは、他方のコイル本体9に向かって延びる周方向導線部10a,11aと、周方向導線部10a,11aの端部から端子部材5に向かって延びる径方向導線部10b,11bとを有しているので、端子部材5に対する内側接続導線10及び外側接続導線11の位置を、ステータコア2の軸線方向については主に周方向導線部10a,11aの弾性変形によって、ステータコア2の周方向については主に径方向導線部10b,11bの弾性変形によって、それぞれ調整することができる。これにより、例えば、バスバー4、端子部材5及びバスバーホルダ12のそれぞれの部品寸法のばらつきや、端子部材5に接続導線10,11を接続するときの組み付け寸法のばらつき等が生じた場合であっても、部品寸法や組み付け寸法のばらつきを接続導線10,11の弾性変形によって容易に吸収することができ、端子部材5に接続導線10,11を容易に接続することができる。これにより、ステータ1の生産性を向上させることができる。また、例えば、回転電機が自動車に搭載されてステータ1に振動や熱が加わる場合に、ステータコイル3やバスバー4等の寸法変化が生じる場合であっても、ステータコイル3やバスバー4等の寸法変化を接続導線10,11の弾性変形によって吸収することができ、接続導線10,11と端子部材5との接続部分に生じるストレスを緩和することができる。
また、剛性の高いコイル導線8で構成されたエッジワイズ型コイルがコイル本体9とされていても、ステータ1の大形化を抑制しながら、部品寸法や組み付け寸法等のばらつきを接続導線10,11の弾性変形によって吸収することができ、ステータ1の製造を容易にすることができる。また、振動や熱による部品寸法の変化等も接続導線10,11の弾性変形によって吸収することができ、接続導線10,11と端子部材5との接続部分に生じるストレスを緩和することができる。
また、ステータコイル3では、ステータコア2の軸線方向について、接続導線10,11の端部の位置とコイル本体9の端部の位置とが一致しているので、ステータ1の軸線方向の寸法を効果的に小さくすることができ、ステータ1の小形化をさらに図ることができる。
また、端子部材5は、ステータコア2の軸線方向へバスバー4から突出する突出部5aと、突出部5aから径方向内側へ突出する接続導線受け部5bとを有し、接続導線10,11が、接続導線受け部5bに沿った状態で接続導線受け部5bに接続された接続部10c,11cを有しているので、ステータコア2の軸線方向についての端子部材5の寸法の増大を抑制しながら、接続導線受け部5bと接続部10c,11cとの接続面積を大きくすることができる。これにより、ステータ1の大形化を抑制しながら、端子部材5に対する接続導線10,11の接続強度を確保することができる。また、接続導線10,11を曲げる回数を少なくすことができ、ステータコイル3の作製を容易にすることができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、ステータコア2の軸線方向について、接続導線10,11のそれぞれの端部の位置とコイル本体9の端部の位置とが一致しているが、コイル本体9の端部の位置に対して接続導線10,11のそれぞれの端部の位置を、ステータコア2の軸線方向についてステータコア2から離れる方向へずらしてもよい。
即ち、図3は、この発明の実施の形態2によるモータのステータ1の要部を示す斜視図である。各ステータコイル3では、内側接続導線10及び外側接続導線11のそれぞれが、コイル本体9に対して、ステータコア2の軸線方向について、ステータコア2から離れる方向へずらした状態(オフセットした状態)となっている。また、内側接続導線10及び外側接続導線11のそれぞれがコイル本体9に対してずらされる範囲(オフセットされる範囲)は、内側接続導線10及び外側接続導線11のそれぞれの一部がコイル本体9と重なる範囲内とされている。これにより、各ステータコイル3では、ステータコア2の軸線方向について、内側接続導線10及び外側接続導線11のそれぞれの端部の位置がコイル本体9の端部の位置よりもステータコア2から離れた状態となっている。他の構成は実施の形態1と同様である。
このように、ステータコア2の軸線方向について、内側接続導線10及び外側接続導線11のそれぞれの端部の位置を、コイル本体9の端部の位置よりもステータコア2から離れた位置としても、コイル本体9よりもステータコア2の軸線方向外側を接続導線10,11が通された場合に比べて、ステータ1の小形化を図ることができる。また、ステータコア2の軸線方向についての端子部材5の寸法も小さくすることができ、製造コストの低減化を図ることができる。
実施の形態3.
図4は、この発明の実施の形態3によるモータのステータ1の要部を示す正面図である。また、図5は、図4のステータ1を示す斜視図である。端子部材5は、ステータコア2の軸線方向へバスバー4から突出するとともにバスバー4の長さ方向に沿って配置された板状部材のみとされている。従って、この例では、実施の形態1及び2での接続導線受け部5bは端子部材5に含まれていない。
内側接続導線10及び外側接続導線11のそれぞれの接続部10c,11cは、端子部材5に沿った状態で端子部材5に接続されている。この例では、内側接続導線10及び外側接続導線11のそれぞれの径方向導線部10b,11bが端子部材5に対して交差する方向へ延びていることから、接続部10c,11c及び径方向導線部10b,11bが導線を曲げて形成されている。他の構成は実施の形態1と同様である。
このようなステータ1では、端子部材5が、ステータコア2の軸線方向へバスバー4から突出するとともにバスバー4の長さ方向に沿って配置され、内側接続導線10及び外側接続導線11のそれぞれの接続部10c,11cが、端子部材5に沿った状態で端子部材5に接続されているので、銅板(導電板)を曲げずに端子部材5を容易に製造することができる。これにより、バスバー4及び端子部材5の製造コストを抑制することができ、ステータ1の製造コストの低減化をさらに図ることができる。
なお、上記の例では、バスバー4の長さ方向に沿って配置された板状部材のみとされた端子部材5が実施の形態1の構成に適用されているが、このような端子部材5を実施の形態2の構成に適用してもよい。
実施の形態4.
図6は、この発明の実施の形態4によるモータのステータ1の要部を示す斜視図である。各コイル本体9のそれぞれとステータコア2との間には、絶縁紙であるコイル本体用絶縁体21が介在している。また、各ステータコイル3では、コイル本体用絶縁体21から延びる絶縁紙である絶縁片(接続導線用絶縁体)22が、内側接続導線10の径方向導線部10bとコイル本体9との間に介在している。即ち、各ステータコイル3では、ステータコア2の周方向についてコイル本体9と内側接続導線10との間に絶縁片22が介在している。これにより、コイル本体9と内側接続導線10との間の絶縁状態の向上が図られている。他の構成は実施の形態1と同様である。
このようなステータ1では、ステータコア2の周方向について内側接続導線10とコイル本体9との間に絶縁片22が介在しているので、コイル本体9と内側接続導線10との間の距離をステータコア2の周方向について短くすることができる。これにより、ステータコア2の周方向についての各ステータコイル3の寸法を小さくすることができ、ステータ1の小形化をさらに図ることができる。また、ステータ1の径方向の寸法を維持する場合には、各ステータコイル3におけるコイル本体9の巻きスペースを増大することができる。
なお、上記の例では、コイル本体用絶縁体21及び絶縁片22が絶縁紙とされているが、電気絶縁性を持つ部材であれば絶縁紙に限定されることはなく、例えば、プラスチック製の絶縁フィルムをコイル本体用絶縁体21及び絶縁片22としてもよい。
また、上記の例では、コイル本体用絶縁体21及び絶縁片22が実施の形態1の構成に適用されているが、コイル本体用絶縁体21及び絶縁片22を実施の形態2又は3の構成に適用してもよい。
また、各上記実施の形態では、端子部材5がバスバー4に溶接により設けられているが、端子部材5及びバスバー4を例えば鋳造等により一体に成形してもよい。
また、各上記実施の形態では、コイル導線8及び一対の接続導線10,11のそれぞれが帯状の導線とされているが、これに限定されず、例えば、断面円形の導線をコイル導線8及び一対の接続導線10,11としてもよい。また、コイル導線8の巻き方も、らせん状に限定されない。
また、各上記実施の形態では、この発明がモータ(回転電機)のステータ1に適用されているが、発電機(回転電機)のステータにこの発明を適用してもよい。
1 ステータ、2 ステータコア、3 ステータコイル、4 バスバー、5 端子部材、5a 突出部、5b 接続導線受け部、8 コイル導線、8a 内側端部(コイル導線の一端部)、8b 外側端部(コイルドン線の他端部)、9 コイル本体、10 内側接続導線(接続導線)、11 外側接続導線(接続導線)、10a,11a 周方向導線部(第1の導線部)、10b,11b 径方向導線部(第2の導線部)、10c,11c 接続部、22 絶縁片。

Claims (8)

  1. 環状のステータコア、
    コイル導線により構成されたコイル本体と、上記コイル導線の一端部及び他端部のそれぞれから延びる一対の接続導線とを有し、上記ステータコアの周方向について互いに間隔を置いて上記ステータコアに設けられた複数のステータコイル、
    各上記コイル本体よりも径方向外側に配置されたバスバー、及び
    上記バスバーに設けられ、各上記接続導線が個別に接続された複数の端子部材
    を備え、
    上記コイル導線の一端部は、上記ステータコアの径方向について上記コイル本体の内側に位置する内側端部とされ、
    上記コイル導線の他端部は、上記ステータコアの径方向について上記コイル本体の外側に位置する外側端部とされており、
    上記内側端部からの上記接続導線は、上記ステータコアの軸線方向に沿って見たときに、上記コイル本体を避けながら、互いに隣り合う上記コイル本体間を通って上記端子部材に達している回転電機のステータ。
  2. 互いに隣り合う一方及び他方の上記コイル本体のうち、一方の上記コイル本体からの上記接続導線は、他方の上記コイル本体に向かって延びる第1の導線部と、上記第1の導線部の端部から上記端子部材に向かって延びる第2の導線部とを有している請求項1に記載の回転電機のステータ。
  3. 上記コイル本体は、エッジワイズ型コイルとされている請求項1又は請求項2に記載の回転電機のステータ。
  4. 上記ステータコイルでは、上記ステータコアの軸線方向について、上記接続導線の端部の位置と上記コイル本体の端部の位置とが一致している請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の回転電機のステータ。
  5. 上記ステータコイルでは、上記ステータコアの軸線方向について、上記接続導線の端部の位置が上記コイル本体の端部の位置よりも上記ステータコアから離れている請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の回転電機のステータ。
  6. 上記端子部材は、上記ステータコアの軸線方向へ上記バスバーから突出する突出部と、上記突出部から径方向内側へ突出する接続導線受け部とを有し、
    上記接続導線は、上記接続導線受け部に沿った状態で上記接続導線受け部に接続された接続部を有している請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の回転電機のステータ。
  7. 上記端子部材は、上記ステータコアの軸線方向へ上記バスバーから突出するとともに上記バスバーの長さ方向に沿って配置され、
    上記接続導線は、上記端子部材に沿った状態で上記端子部材に接続された接続部を有している請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の回転電機のステータ。
  8. 上記ステータコイルでは、上記ステータコアの周方向について上記内側端部からの上記接続導線と上記コイル本体との間に絶縁片が介在している請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の回転電機のステータ。
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