JP2014087146A - 振動波モータ、レンズ鏡筒及びカメラ - Google Patents

振動波モータ、レンズ鏡筒及びカメラ Download PDF

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Abstract

【課題】摺動音が低減された振動波モータを提供する。
【解決手段】本発明の振動波モータ10は、電気機械変換素子22を含む振動子20と、振動子20に対して相対的に回転駆動される相対移動部材40と、相対移動部材40を保持する第1ホルダ31と、第1ホルダ31に設けられた第1の面31Asに対して、間に球32を挟んで対向配置される第2の面33Asを有する第2ホルダ33と、第2ホルダ33を第1ホルダ31側に押圧し、相対移動部材40と振動子20との間にスラスト方向の加圧力を発生させる加圧部51と、を備え、第1ホルダ31の第1の面31Asには、球32が転動する第1凹部31D、第2ホルダ33の第2の面33Asには、球32が転動する第2凹部33Bが設けられ、第1凹部31D及び第2凹部33Bのうちの少なくとも一つの表面の算術平均粗さが、0.1マイクロメートル以下であること、を特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、振動波モータ、レンズ鏡筒及びカメラに関する。
カメラ等に装着されているレンズ鏡筒において、超音波モータが内蔵されているものがある。このようなレンズ鏡筒においては、電気機械変換素子を含んだ振動子(ステータ)と相対移動部材(ロータ)とを加圧接触させ、超音波モータに電気エネルギーを印加させ、機械エネルギーに変換して駆動力とし、レンズ群を駆動させて焦点調整(AF動作)が行われる(特許文献1参照)。
特開2001−208139号公報
しかし、これらの振動波モータを駆動すると、摺動音(摩擦音)が発生する。近年のカメラは、動画撮影も行なわれるため、これらの摺動音が問題となる。
本発明の課題は、摺動音が低減された振動波モータ、レンズ鏡筒及びカメラを提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1に記載の発明は、電気機械変換素子を含む振動子と、前記電気機械変換素子の振動により、前記振動子に対して相対的に回転駆動される相対移動部材と、前記相対移動部材を保持するとともに該相対移動部材とともに回転する第1ホルダと、前記第1ホルダに設けられた第1の面に対して、間に球を挟んで対向配置される第2の面を有する第2ホルダと、前記第2ホルダを前記第1ホルダ側に押圧し、前記相対移動部材と前記振動子との間にスラスト方向の加圧力を発生させる加圧部と、を備え、前記第1ホルダの前記第1の面には、前記球が転動する第1凹部、前記第2ホルダの前記第2の面には、前記球が転動する第2凹部が設けられ、前記第1凹部及び前記第2凹部のうちの少なくとも一つの表面の算術平均粗さが、0.1マイクロメートル以下であること、を特徴とする振動波モータである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の振動波モータであって、前記球の表面の算術平均粗さが、0.1マイクロメートル以下であること、を特徴とする振動波モータである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の振動波モータであって、前記第1凹部及び前記第2凹部は、前記相対移動部材の回転方向に沿った溝であること、を特徴とする振動波モータである。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の振動波モータであって、前記第1ホルダ及び前記第2ホルダのヤング率は、40GPa以上であること、を特徴とする振動波モータである。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の振動波モータを備えるレンズ鏡筒である。
請求項6に記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の振動波モータを備えるカメラである。
なお、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
本発明によれば、摺動音が低減された振動波モータ、レンズ鏡筒及びカメラを提供することができる。
本発明の一実施形態を適用したカメラの概略図である。 振動アクチュエータの部分縦断面図である。 振動アクチュエータの分解斜視図である。 回転支持ユニットの拡大断面図である。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に示す各図において、光軸に沿った被写体側をZプラス側、像側をZマイナス側として説明する。光軸は振動アクチュエータ10の中心の軸線方向でもある。
図1は、本発明の一実施形態の振動アクチュエータ10を備えるカメラ1を示す図である。
本実施形態のカメラ1は、撮像素子6を有するカメラボディ2と、レンズ鏡筒3とを備える。レンズ鏡筒3は、カメラボディ2に着脱可能な交換レンズである。なお、本実施形態のカメラ1は、レンズ鏡筒3が交換レンズである例を示すが、これに限らず、例えば、カメラボディと一体型のレンズ鏡筒であってもよい。
レンズ鏡筒3は、レンズ4、カム筒5、振動アクチュエータ10等を備える。
振動アクチュエータ10は、略円環形状であり、その軸線方向が光軸方向(Z方向)と略一致するようにレンズ鏡筒3内に配置されている。この振動アクチュエータ10は、カメラ1のフォーカス動作時にレンズ4を駆動する駆動源として用いられている。
振動アクチュエータ10から得られた駆動力は、カム筒5に伝えられる。レンズ4のレンズ枠4aは、カム筒5とカム係合しており、振動アクチュエータ10の駆動力によってカム筒5が光軸回りに回転すると、レンズ4は、光軸方向へ移動して焦点調節が行なわれる。
そして、カメラ1は、レンズ鏡筒3内に設けられた不図示のレンズ群(レンズ4を含む)によって撮像素子6の撮像面に結像された被写体像を、撮像素子6によって電気信号に変換すると共にその信号をA/D変換して画像データとして記録する。また、カメラ1は、動画撮像機能を備え、動画と図示しない集音マイクによって集音された音声とを同時に記録可能なものである。
つぎに、図2および図3を参照して、振動アクチュエータ10について説明する。
図2は、振動アクチュエータ10の部分(環状の一方の)縦断面図である。図3は振動アクチュエータ10の分解斜視図である。
振動アクチュエータ10は、中筒11と、該中筒11の外周側に構成されたアクチュエータ部12と、を備える。
中筒11は、軸線を中心とした円筒状の部材であって、Zマイナス側の端部外周には、大径のフランジ11Aが形成されている。
アクチュエータ部12は、ステータ20と、回転支持ユニット30と、ロータ40およびウェーブワッシャ51等を備え、中筒11に固定されたステータ20に対して回転支持ユニット30によって回転可能に支持されたロータ40が、ウェーブワッシャ51によって押圧付勢されて構成されている。
ステータ20は、弾性体21に圧電体22が接着されて構成されており、中筒11におけるフランジ11AのZプラス側に、スペーサ52を介して固定されている。
弾性体21は、高弾性率を有するステンレス鋼またはインバー鋼等の鉄合金により略円環状に形成されている。弾性体21のZプラス側は、複数のスリットが形成された櫛歯部21Aとなっている。弾性体21のZマイナス側の端面には、圧電体22が導電性を有する接着剤等によって接着されている。
圧電体22は、電気エネルギーを機械エネルギーに変換する機能を有する圧電素子である。圧電体22は、図示しない電極部が形成されており、この電極部にフレキシブルプリント基板が電気的に接続されて駆動信号が供給されるようになっている。圧電体22は、フレキシブルプリント基板を介して供給される駆動信号によって伸縮し、弾性体21を振動させる。なお、圧電体22は、電歪素子を用いてもよい。
そして、ステータ20は、圧電体22の伸縮によって弾性体21における櫛歯部21Aの先端面に進行波を生じ、櫛歯部21Aの先端面が加圧接触している後述するロータ40を回転駆動する。
ロータ40は、アルミニウム合金等によって、略円環状に形成されている。ロータ40は、基部41のZマイナス側に肉薄の被駆動部42が突設された断面形状であって、その基部41に内挿された回転支持ユニット30の第1ホルダ31によって支持されている。
回転支持ユニット30は、第1ホルダ31と第2ホルダ33とでボールユニット32を軸方向に挟み、ボールユニット32が軸方向の力を受けて第1ホルダ31と第2ホルダ33との相対回転を許容するいわゆるスラストベアリングを構成している。第1ホルダ31が一般的なスラストベアリングにおける外輪に対応し、第2ホルダ33は内輪に対応する。この回転支持ユニット30については、後に詳述する。
回転支持ユニット30は、第2ホルダ33が中筒11に対して摺動移動可能に嵌合して中筒11に装着されている。第1ホルダ31はロータ40の基部41に固定されてロータ40を支持している。第1ホルダ31の後述する加圧環部31Cとロータ40の基部41との間には防振材53が配置されている。
回転支持ユニット30のZマイナス側には、中筒11の端部に固定された固定リング54との間に軸方向に圧縮変形されるウェーブワッシャ51が配置されている。
固定リング54は、内周に突設された係合爪54Aが、中筒11の外周に形成されたZマイナス側に開放する嵌入部11Bから嵌入して周方向に延びる係合溝11Cに係合し、Zプラス方向における位置が規定されると共にZマイナス方向には所定量移動可能として中筒11に装着されている。
上記構成のアクチュエータ部12は、図2中に作用する力を矢印で示すように、回転支持ユニット30がウェーブワッシャ51の弾性復帰力でZマイナス側に押圧付勢され、防振材53を介してロータ40(被駆動部42の端面)をステータ20(弾性体21)に加圧接触させている。
これにより、ロータ40は、ステータ20における圧電体22への駆動信号の供給により弾性体21の櫛歯部12aの先端面に生ずる進行波によって回転駆動される。ロータ40は第1ホルダ31と共に回転し、その回転力は第1ホルダ31に植設された出力ピン31Eから図1に示したカム筒5に伝達される。
つぎに、前述した図2および図3に加えて図4を参照し、回転支持ユニット30について詳細に説明する。
図4(a)は、回転支持ユニット30の拡大断面図、(b)はそのボールユニット32部分の拡大断面図である。
回転支持ユニット30は、前述したように、第1ホルダ31と、ボールユニット32と、第2ホルダ33と、により構成されている。
第1ホルダ31は、軸方向に所定厚さを有する円環状の軌道環部31Aと、軌道環部31Aと同一外周でZプラス側に所定長さに延設された短筒状の筒部31Bと、筒部31BのZプラス側の端部外周側に形成された大径の加圧環部31Cと、を備えている。
軌道環部31AにおけるZプラス側の面は軸線と直交する第1面31Aaとなっており、この第1面31Asに軌道溝31Dが周方向に形成されている。軌道溝31Dの軌道内周面31Dsは、後述する第1ホルダ31における鋼球32Bの周面と略等しい円弧状に形成されている。
筒部31Bは、その軸方向の長さが軌道環部31AのZプラス側に配設される後述するボールユニット32および第2ホルダ33を覆い得るように設定されており、内部はボールユニット32および第2ホルダ33の収容空間34となっている。
加圧環部31Cには、そのZプラス側に突出して出力ピン31Eが植設されている。
そして、第1ホルダ31は、その軌道環部31Aおよび筒部31Bがロータ40の基部41の内周に嵌合し、ロータ40を支持している。加圧環部31Cとロータ40の基部41との間には、防振材53が配置されている。
ボールユニット32は、リング状のリテーナ32Aによって、複数の鋼球32Bを周方向に所定間隔で回転自在且つ脱落不能に保持している。ボールユニット32は、第1ホルダ31における軌道環部31Aと第2ホルダ33との間に介設され、鋼球32Bは軌道環部31Aにおける軌道溝31Dと第2ホルダ33における後述する軌道溝33Aに嵌まる。
第2ホルダ33は、第1ホルダ31における軌道環部31Aと略対応する所定厚さの円環状であって、そのZマイナス側の面は軸線と直交する第2面33Asとなっており、この第2面33Asに軌道溝33Bが周方向に形成されている。軌道溝33Bの軌道内周面33Bsは、第1ホルダ31における鋼球32Bの周面と略等しい円弧状に形成されている。
第2ホルダ33は、中筒11の外周に摺動移動可能に嵌合し、中筒11のZマイナス側の端部に固定された固定リング54との間に配置されたウェーブワッシャ51によってZマイナス側に押圧付勢されている。
上記のように構成された回転支持ユニット30は、第2ホルダ33がウェーブワッシャ51によってZマイナス側に押圧付勢され、その付勢力は、ボールユニット32の鋼球32Bを第2ホルダ33(軌道溝33B)と第1ホルダ31における軌道環部31A(軌道溝31D)の間に挟むように作用し、さらに第1ホルダ31および防振材53を介して第1ホルダ31が保持するロータ40をステータ20に圧着させるように作用する。
ボールユニット32は、その鋼球32Bが第2ホルダ33の軌道溝33Bと第1ホルダ31における軌道環部31Aの軌道溝31Dに嵌まり、これによって、第2ホルダ33から作用する付勢力(スラスト力)を第1ホルダ31に伝達すると共に第1ホルダ31を軸中心に調芯された状態に保持する。さらに、鋼球32Bは、軌道溝33Aおよび軌道溝31Dに沿って転がることで、第2ホルダ33に対する軌道環部31A(第1ホルダ31)の低摩擦での相対回転を可能とする。
ボールユニット32(および第2ホルダ33)は第1ホルダ31における筒部31Bの内部の収容空間43に位置しており、これにより、筒部31Bが第1ホルダ31の回転時におけるボールユニット32の鋼球32Bの転動振動の外部への漏出を抑制するように機能する。
ところで、上記のように、ボールユニット32の鋼球32Bがロータ40をステータ20に圧着させるスラスト荷重を受けて回転を許容する構成では、鋼球32Bとその接触する構成要素(第1ホルダ31および第2ホルダ33)の精度や物性がロータ40の円滑な回転や音の発生に影響する。
本構成では、鋼球32B、第2ホルダ33における軌道溝33Aおよび第1ホルダ31における軌道環部31Aの軌道溝31Dの表面粗さを、算術平均粗さで0.1μm以下とし、また、鋼球32B、第2ホルダ33および第1ホルダ31における軌道環部31Aをヤング率が40GPa以上の材質によって形成する。これにより、回転支持ユニット30の機能時において鋼球32Bの転動に起因するごろごろ音を小さくする事ができる。
以下、その理由を説明する。
表1および表2は、鋼球32Bの外面、第2ホルダ33における軌道溝33Bの軌道内周面33Bs、および第1ホルダ31における軌道環部31Aの軌道溝31Dの軌道内周面31Dsの表面仕上げ(表面粗さ)と、第2ホルダ33および第1ホルダ31(軌道環部31A)の物性(ヤング率)とが、種々異なるものを試作して比較実験した結果を示す。
表1は、鋼球32B、第2ホルダ33における軌道溝33Bの軌道内周面33Bs、および第1ホルダ31における軌道環部31Aの軌道溝31Dの軌道内周面31Dsの表面粗さを変化させ、その騒音レベルを測定した結果である。
Figure 2014087146
上記表1に示す実験結果から解るように、各構成要素の表面粗さ(算術平均粗さ)と異音レベルとの間には、相関関係が認められ、表面粗さを小さくすると異音レベルが低下する。そして、算術平均粗さ:0.1μm以下で、良好な異音レベルが得られた。
表2は、鋼球32B、第2ホルダ33における軌道溝33A、および第1ホルダ31における軌道環部31Aの軌道溝31Dを構成する材料のヤング率を変化させ、その騒音レベルを測定した結果を示す。
Figure 2014087146
上記表2に示すように、各構成要素の材料のヤング率が一定値以下では異音発生レベルが高くなる傾向が認められ、ヤング率が40GPa以上で異音発生レベルが良好なレベルに低下することがわかった。
以上、説明したように、鋼球32B、第2ホルダ33における軌道溝33Aおよび第1ホルダ31における軌道環部31Aの軌道溝31Dの表面粗さを、算術平均粗さで0.1μm以下とし、また、鋼球32B、第2ホルダ33および第1ホルダ31(軌道環部31A)をヤング率が40GPa以上の材質によって形成することで、回転支持ユニット30の機能時において発生する異音(ごろごろ音)を小さくする事ができる。その結果、振動アクチュエータ10全体としての音のレベルを小さくする事が可能となる。
なお、上記条件を満たせば、各構成要素の材質は金属または樹脂等何であっても良い。また、表面粗さの条件を満たす手段としては、研磨等の機械加工に限らず、表面処理によっても良い。
以上、本実施形態によると、以下の効果を有する。
(1)カメラ1においてレンズ4を駆動する振動アクチュエータ10のロータ40を回転自在に保持する回転支持ユニット30は、ボールユニット32が第1ホルダ31における筒部31Bの内部の収容空間43に収容されて構成されている。これにより、第1ホルダ31(筒部31B)がボールユニット32における鋼球32Bの転動時の振動の外部への漏出を抑制することができ、振動アクチュエータ10の駆動音を低減できる。
(2)回転支持ユニット30は、ボールユニット32における鋼球32B、第2ホルダ33における軌道溝33Aおよび第1ホルダ31における軌道環部31Aの軌道溝31Dの表面粗さが、算術平均粗さ:0.1μm以下として形成され、また、鋼球32B、第2ホルダ33および第1ホルダ31における軌道環部31Aがヤング率:40GPa以上の材質によって形成される。これにより、回転支持ユニット30から発生するごろごろ音を小さくする事ができ、その結果、振動アクチュエータ10全体としての音のレベルを小さくする事が可能となる。
(変形形態)
以上、説明した実施形態に限定されることなく、以下に示すような種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の範囲内である。
(1)本実施形態では、レンズ鏡筒3が交換レンズである例を示すが、これに限らず、例えば、カメラボディと一体型のレンズ鏡筒であってもよい。
(2)また、本実施形態では、振動アクチュエータ10のアクチュエータ部12の構成部材野の配置順序は、上述の順序に限定されず逆の順序であってもよい。
なお、実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した実施形態によって限定されることはない。
1:カメラ、2:カメラボディ、3:レンズ鏡筒、4:レンズ、5:カム筒、6:撮像素子、10:振動アクチュエータ、11:中筒、12:アクチュエータ部、20:ステータ、21:弾性体、22:圧電体、30:回転支持ユニット、31:第1ホルダ、31A:軌道環部、31B:筒部、31D:軌道溝、31Ds:軌道内周面、32:ボールユニット、32B:鋼球、33:第2ホルダ、33B:軌道溝、33Bs:軌道内周面、34:収容空間、40:ロータ、51:ウェーブワッシャ

Claims (6)

  1. 電気機械変換素子を含む振動子と、
    前記電気機械変換素子の振動により、前記振動子に対して相対的に回転駆動される相対移動部材と、
    前記相対移動部材を保持するとともに該相対移動部材とともに回転する第1ホルダと、
    前記第1ホルダに設けられた第1の面に対して、間に球を挟んで対向配置される第2の面を有する第2ホルダと、
    前記第2ホルダを前記第1ホルダ側に押圧し、前記相対移動部材と前記振動子との間にスラスト方向の加圧力を発生させる加圧部と、
    を備え、
    前記第1ホルダの前記第1の面には、前記球が転動する第1凹部、前記第2ホルダの前記第2の面には、前記球が転動する第2凹部が設けられ、
    前記第1凹部及び前記第2凹部のうちの少なくとも一つの表面の算術平均粗さが、0.1マイクロメートル以下であること、
    を特徴とする振動波モータ。
  2. 請求項1に記載の振動波モータであって、
    前記球の表面の算術平均粗さが、0.1マイクロメートル以下であること、
    を特徴とする振動波モータ。
  3. 請求項1または2に記載の振動波モータであって、
    前記第1凹部及び前記第2凹部は、前記相対移動部材の回転方向に沿った溝であること、
    を特徴とする振動波モータ。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の振動波モータであって、
    前記第1ホルダ及び前記第2ホルダのヤング率は、40GPa以上であること、
    を特徴とする振動波モータ。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の振動波モータを備えるレンズ鏡筒。
  6. 請求項1から4のいずれか1項に記載の振動波モータを備えるカメラ。
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