JP6536644B2 - 振動アクチュエータ及び光学機器 - Google Patents
振動アクチュエータ及び光学機器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6536644B2 JP6536644B2 JP2017181644A JP2017181644A JP6536644B2 JP 6536644 B2 JP6536644 B2 JP 6536644B2 JP 2017181644 A JP2017181644 A JP 2017181644A JP 2017181644 A JP2017181644 A JP 2017181644A JP 6536644 B2 JP6536644 B2 JP 6536644B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibration actuator
- rotor
- peripheral side
- bearing
- rotor holder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Lens Barrels (AREA)
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Description
第1の発明は、電気機械変換素子により駆動される振動子と、前記振動子により回転されるロータと、前記ロータの位置を規制するロータホルダと、前記ロータが回転すると回転する、複数のベアリングを備える支持部材と、を備え、前記ロータホルダは、前記ロータ側からの加圧力を受ける第1面と、前記第1面と前記振動子の間で前記ベアリングと接する、前記支持部材の回転軸に交差する第2面とを有する振動アクチュエータである。
第2の発明は、上記振動アクチュエータの中空部に光路が配置される光学機器である。
まず、本実施形態の振動アクチュエータの基本構造について説明する。
本実施形態の振動アクチュエータは、ステータ11、圧電体12、ロータ13、中筒14、緩衝部材15、吸振材16等を備えている。
ステータ11は、ステンレス材料やインバー材料等の鉄合金や真鍮等の弾性変形が可能な金属材料を用いて形成された略円環形状の部材であり、一方の端面には、圧電体12が設けられ、他方の面には、複数の溝を切って形成された櫛歯部11aが形成されている。この櫛歯部11aの先端面は、圧電体12の励振により、進行波が発生し、ロータ13を駆動する駆動面となる。
この振動アクチュエータは、ステータ11とロータ13を圧接させることにより、ステータ11のロータ側面で発生する進行波を、ロータ13に回転力として変換して伝えている。振動アクチュエータは、この圧接力を適切に受けないと出力が落ちてしまい、性能が劣り、かつ、耐久性も劣ってしまう。
そのため、振動アクチュエータは、ベアリングが必要となる。中空状の振動アクチュエータの場合には、ベアリングとしては、大型のスラストベアリングを用いる場合と、3個のミニチュアベアリングを用いる場合の2通りの方法がある。ミニュチュアベアリングの場合には、全長を短縮するのには不向きである。そこで、本実施形態では、振動アクチュエータの回転軸と、スラストベアリングの回転軸が一致するタイプの大型のスラストベアリングを採用し、静音化と全長短縮化を図るようにしたものである。
(1)振動アクチュエータは、以下の3つが音の発生源になっている。
(a)ステータ11とロータ13の摺動面
(b)ベアリングの軌道面2d,3a
(c)ウェーブワッシャ4の当たり面3b
本実施形態は、ベアリング1の2つの軌道面2d,3aが共にロータホルダ2の内周側に配置される。また、軌道体3のウェーブワッシャ4の当たり面3bがロータホルダ2の内周側に配置される。
(b)と(c)の片面(当たり面3b)側まで、ロータホルダ2でカバーされることにより、外部への音の伝達がさえぎられ、静音化が図られた。
また、リテーナ1aの材質をプラスチックとすることによって、ベアリング1から発生する音(b)を低減することができる。
プラスチックとして、好適な例は、POM(ポリアセタール)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、PC(ポリカーボネート)、ABS樹脂(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合合成樹脂)等の熱硬化性樹脂である。
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。
(1)ロータホルダ2は、内周側フランジ部2bの円筒部2c側(内側)の面が軌道面2dとなっている。このため、軌道面2dにプラスチックの薄板を貼ったり、プラスチック層を形成することにより、さらなる静音化が図れる。
(2)本実施形態では、デジタル一眼レフカメラについて説明したが、本発明はこれに限定されず、デジタルコンパクトカメラ、ビデオカメラ等にも適用可能である。
2:ロータホルダ、2a,2b:フランジ部、2c:円筒部、2d:軌道面、2e:出力取り出し部、3:軌道体、3a:軌道面、3b:当たり面、4:ウェーブワッシャ、5:バヨネット、11:ステータ、12:圧電体、13:ロータ、14:中筒、15:緩衝部材、16:吸振材
Claims (9)
- 電気機械変換素子により駆動される振動子と、
前記振動子により回転されるロータと、
前記ロータの位置を規制するロータホルダと、
前記ロータが回転すると回転する、複数のベアリングを備える支持部材と、
を備え、
前記ロータホルダは、
前記ロータ側からの加圧力を受ける第1面と、前記第1面と前記振動子の間で前記ベアリングと接する、前記支持部材の回転軸に交差する第2面とを有する振動アクチュエータ。 - 請求項1に記載の振動アクチュエータにおいて、
前記ロータを前記振動子側へ加圧する加圧部材を備え、
前記ベアリングと前記加圧部材は、前記第1面と第2面との間で接する振動アクチュエータ。 - 請求項1又は請求項2に記載の振動アクチュエータにおいて、
前記ロータホルダは環状であり、前記第1面は、前記第2面よりも外周側で前記ロータの加圧力を受ける振動アクチュエータ。 - 請求項2に記載の振動アクチュエータにおいて、
前記ロータホルダは環状であり、前記第2面及び前記加圧部材は、前記第1面よりも内周側で前記支持部材と接する振動アクチュエータ。 - 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の振動アクチュエータにおいて、
前記第1面は、スラスト方向の加圧力を受ける振動アクチュエータ。 - 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の振動アクチュエータにおいて、
前記ロータホルダは、前記第2面よりも外周側に設けられた外周側フランジ部と、前記第1面よりも内周側に設けられた内周側フランジ部と、前記外周側フランジ部と前記内周側フランジ部との間の環状の筒部と、を有し、
前記支持部材は、前記ロータホルダの前記筒部の内周側に配置されている振動アクチュエータ。 - 請求項6に記載の振動アクチュエータにおいて、
前記第2面よりも前記振動子から離れた、前記支持部材が接触する第3面が、前記ロータホルダの前記筒部の内周側に配置されている振動アクチュエータ。 - 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の振動アクチュエータにおいて、
前記支持部材は、スラストベアリングである振動アクチュエータ。 - 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の振動アクチュエータの中空部に光路が配置される光学機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017181644A JP6536644B2 (ja) | 2017-09-21 | 2017-09-21 | 振動アクチュエータ及び光学機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017181644A JP6536644B2 (ja) | 2017-09-21 | 2017-09-21 | 振動アクチュエータ及び光学機器 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016028138A Division JP6213589B2 (ja) | 2016-02-17 | 2016-02-17 | 振動アクチュエータ及び光学機器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017229238A JP2017229238A (ja) | 2017-12-28 |
JP6536644B2 true JP6536644B2 (ja) | 2019-07-03 |
Family
ID=60889401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017181644A Active JP6536644B2 (ja) | 2017-09-21 | 2017-09-21 | 振動アクチュエータ及び光学機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6536644B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3287614B2 (ja) * | 1992-10-01 | 2002-06-04 | キヤノン株式会社 | 超音波モータ |
JPH07218801A (ja) * | 1994-02-09 | 1995-08-18 | Nikon Corp | レンズ鏡筒 |
JPH0880072A (ja) * | 1994-09-06 | 1996-03-22 | Canon Precision Inc | 振動波モータ |
JP2006280139A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Nikon Corp | 振動波モータを有する駆動装置、回転部材支持機構 |
-
2017
- 2017-09-21 JP JP2017181644A patent/JP6536644B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017229238A (ja) | 2017-12-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10972019B2 (en) | Ultrasonic motor and lens driving apparatus | |
JP4576154B2 (ja) | 超音波モータ | |
US7432633B2 (en) | Ultrasonic driving apparatus | |
JP2021040374A (ja) | 振動型アクチュエータ、光学機器および電子機器 | |
US9256046B2 (en) | Vibration actuator and optical apparatus | |
KR20130094123A (ko) | 진동 액추에이터 조립체 및 이를 구비한 디지털 영상 처리 장치 | |
JP6536644B2 (ja) | 振動アクチュエータ及び光学機器 | |
JP6213589B2 (ja) | 振動アクチュエータ及び光学機器 | |
JP6056180B2 (ja) | 振動アクチュエータ、光学機器及び振動アクチュエータの組立方法 | |
EP1087514A2 (en) | Linear motion mechanism using rotary ultrasonic motor | |
JP2009060768A (ja) | アクチュエータ、レンズ鏡筒、カメラ | |
JP2011010539A (ja) | 振動アクチュエータ及び電子機器 | |
US8531086B2 (en) | Vibration actuator, lens barrel, and camera | |
WO2016002917A1 (ja) | 振動型アクチュエータ、レンズ鏡筒、撮像装置及び自動ステージ | |
US20200064714A1 (en) | Imaging system | |
JP2006014512A (ja) | 超音波モータ | |
KR101222783B1 (ko) | 디지털 카메라모듈 | |
JP2007306660A (ja) | ピエゾアクチュエータ、レンズ駆動装置及び携帯機器 | |
CN110829888B (zh) | 振荡致动器和具有振荡致动器的电子设备 | |
US8908301B2 (en) | Vibration actuator, lens barrel, and camera | |
JP2014087146A (ja) | 振動波モータ、レンズ鏡筒及びカメラ | |
US20220321031A1 (en) | Vibration-type actuator, and optical apparatus and electronic apparatus including the same | |
JP2019146349A (ja) | 振動型アクチュエータ及び電子機器 | |
JP2014018016A (ja) | 振動アクチュエータ、レンズ鏡筒及びカメラ | |
JP2008164920A (ja) | 撮像装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171020 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180718 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180724 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20180921 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181122 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190507 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190520 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6536644 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |