JP6056180B2 - 振動アクチュエータ、光学機器及び振動アクチュエータの組立方法 - Google Patents

振動アクチュエータ、光学機器及び振動アクチュエータの組立方法 Download PDF

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本発明は、振動アクチュエータ、光学機器及び振動アクチュエータの組立方法に関するものである。
近年、動画撮影も可能なカメラが開発されている。このようなカメラは、動画撮影時に音声も記録するため、変倍光学系や合焦光学系を駆動するアクチュエータは、駆動音が小さいものが好ましい。また、変倍光学系と合焦光学系とを移動させるためには複数の出力が必要である。
このため、従来、駆動音が小さい振動アクチュエータにおいて、2つの出力を取り出すことが可能な振動アクチュエータが開発されている(例えば、特許文献1参照)。
実開平4−185号公報
しかし、上記の振動アクチュエータは、単に2つの振動アクチュエータを重ねて配置したもので、スペース効率が悪い。
本発明の課題は、複数出力、静音化及び小型化が可能な振動アクチュエータ、光学機器及び振動アクチュエータの組立方法を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により前記課題を解決する。
本発明の振動アクチュエータは、第1電気機械変換素子を有する第1振動部と、前記第1電気機械変換素子により振動する前記第1振動部によって、前記第1振動部に対して相対的に移動する第1相対移動部と、第2電気機械変換素子を含む第2振動部と、前記第2電気機械変換素子により振動する前記第2振動部によって、前記第2振動部に対して相対的に移動する第2相対移動部と、を備える第2アクチュエータ部と、前記第1振動部と前記第1相対移動部、および前記第2振動部と前記第2相対移動部を加圧する加圧部と、前記第1電気機械変換素子と前記第2電気機械変換素子との間に配置される振動吸収部とを備える構成とした。
本発明の光学機器は、振動アクチュエータと、変倍光学系と合焦光学系と、を備える光学機器であって、前記第1相対移動部からの出力は前記変倍光学系を駆動し、前記第2相対移動部からの出力は前記合焦光学系を駆動する構成とした。
本発明の振動アクチュエータの組立方法は、一端にフランジ部を有し、前記フランジ部に第1ベアリングが配置された中筒の他端より、前記第1相対移動部からの出力を取り出す第1出力部が設けられた円環状の第1相対移動部保持部を挿入し、前記第1相対移動部を挿入し、前記第1相対移動部保持部及び前記第1相対移動部と、前記中筒との間に前記第1筒部材を挿入し、前記第1電気機械変換素子を有する前記第1振動部を、前記第1電気機械変換素子が前記第1相対移動部と逆側になるように挿入するとともに前記第1位置規制部に係合させ、前記振動吸収部材を挿入し、前記第2電気機械変換素子を有する前記第2振動部を、前記第2電気機械変換素子が前記振動吸収部材側となるように挿入し、前記第2振動部と前記中筒との間に前記第2筒部材を挿入するとともに、前記第2位置規制部を前記第2振動部に係合させ、前記第2相対移動部を挿入し、前記第2相対移動部からの出力を取り出す第2出力部が設けられた円環状の第2相対移動部保持部を挿入し、第2ベアリングが外周に配置された加圧受け部材を挿入し、加圧部材を挿入し、さらに締結部材を挿入して前記中筒に固定する。
本発明によれば、複数出力、静音化及び小型化が可能な振動アクチュエータ、光学機器及び振動アクチュエータの組立方法を提供することができる。
本発明の一実施形態の振動アクチュエータを備えるカメラを示す図である。 振動アクチュエータの部分拡大断面図である。 振動アクチュエータの分解斜視図である。 振動アクチュエータの斜視図である。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に示す各図において、光軸に沿った被写体側をZプラス側、像側をZマイナス側として説明する。光軸は振動アクチュエータ10の中心の軸線方向でもある。
図1は、本発明の一実施形態の振動アクチュエータ10を備えるカメラ1を示す図である。
本実施形態のカメラ1は、撮像素子6を有するカメラボディ2と、レンズ鏡筒3とを備える。レンズ鏡筒3は、カメラボディ2に着脱可能な交換レンズである。なお、本実施形態のカメラ1は、レンズ鏡筒3が交換レンズである例を示すが、これに限らず、例えば、カメラボディと一体型のレンズ鏡筒であってもよい。
レンズ鏡筒3は、変倍光学系L1、合焦光学系L2、第1カム筒4、第2カム筒5、振動アクチュエータ10等を備える。
振動アクチュエータ10は、略円環形状であり、その軸線方向が光軸方向(Z方向)と略一致するようにレンズ鏡筒3内に配置されている。この振動アクチュエータ10は、カメラ1の変倍動作時に変倍光学系L1を駆動し、カメラ1のフォーカス動作時に合焦光学系L2を駆動する駆動源として用いられている。
振動アクチュエータ10から得られた駆動力は、第1カム筒4、第2カム筒5に伝えられる。変倍光学系L1のレンズ枠4aは、第1カム筒4とカム係合しており、振動アクチュエータ10の駆動力によって第1カム筒4が光軸回りに回転すると、変倍光学系L1は、光軸方向へ移動して変倍動作が行なわれる。
また、合焦光学系L2のレンズ枠5aは、第2カム筒5とカム係合しており、振動アクチュエータ10の駆動力によって第2カム筒5が光軸回りに回転すると、合焦光学系L2は、光軸方向へ移動して合焦動作が行なわれる。
図1において、レンズ鏡筒3内に設けられた光学系L1,L2によって、撮像素子6の撮像面に被写体像が結像される。撮像素子6によって、結像された被写体像が電気信号に変換され、その信号をA/D変換することによって、画像データが得られる。
次に、本実施形態の振動アクチュエータ10について詳細に説明する。図2は、振動アクチュエータ10の部分拡大断面図である。図3は振動アクチュエータ10の分解斜視図である。図4は振動アクチュエータ10の斜視図である。
本実施形態の振動アクチュエータ10は、中筒8と、その外周に配置された第1アクチュエータ部100と、第2アクチュエータ部200と、加圧受け部材23と、加圧部材16と、締結部材25と、を備える。
中筒8は、軸線を中心とした円筒部材で、Zプラス側(図1における被写体側)の端部に、外周側より外方に延びる中筒フランジ部8aが設けられている。この中筒フランジ部8aの外周には、図3に示すように、ベアリング8bが3箇所均等に配置されている。
第1アクチュエータ部100は、中筒8の外周に嵌合される円筒状のステータ位置規制筒108を備える。中筒8とステータ位置規制筒108とは、例えばキー等を設けることにより互いに相対回転しないようになっている。
ステータ位置規制筒108は円筒部材で、外周に位置規制突起部108aが設けられている。なお、本実施形態で位置規制突起部108aは、ステータ位置規制筒108の外周の同一円周上の3箇所に外方に突き出すようにして設けられている。
位置規制突起部108aも含めてステータ位置規制筒108はポリカーボネートなどの可塑性材料(プラスチック)で製造されている。
ステータ位置規制筒108の外周には、第1アクチュエータ部100を構成する他の構成部材が配置されている。それらの構成部材をステータ113から説明する。
ステータ113は、ステータ位置規制筒108の外周に配置された円環部材で、圧電素子111及び弾性体112を備える。
圧電素子111は、電気エネルギーを機械エネルギーに変換する機能を有する。本実施形態では、圧電素子111として圧電素子を用いているが、電歪素子を用いてもよい。
圧電素子111は、不図示の電極部が形成されている。圧電素子111は、この電極部と電気的に接続された不図示のフレキシブルプリント基板から供給される駆動信号により伸縮し、弾性体112を振動させる。
弾性体112は、圧電素子111の伸縮により進行波を発生する部材である。弾性体112は、高弾性率を有するステンレス鋼、真鍮等により形成される。
弾性体112は、略円環形状の部材であり、導電性を有する接着剤等により圧電素子111が接着され、圧電素子111が接着されている側と反対側には複数の溝を切って形成された櫛歯部112aが設けられている。
櫛歯部112aの先端面は、後述するロータ114と加圧接触する接触面であり、この面に発生する進行波によってロータ114が回転駆動される。
また、この櫛歯部112aの溝に、上述した3つの位置規制突起部108aがはめ込まれている。これにより、ステータ位置規制筒108に対するステータ113の径方向の位置が規定され、また、ステータ位置規制筒108に対するステータ113の回転が防止される。
ロータ114は、略円環形状の部材であり、本実施形態のロータ114は、アルミニウム合金により形成されている。
ロータ114は、ステータ113(弾性体112)に加圧接触され、進行波により摩擦駆動される。このロータ114のステータ113に対する接触面には、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)等の摺動材が設けられている。
ステータ113とロータ114とは、後述する加圧部材16により圧接されている。この圧接により、ステータ113(弾性体112)の先端面で発生する進行波がロータ114に回転力として変換される。
ロータ114の内周側からは、当該内周側から更にステータ113と逆側に延びるロータホルダ117が配置されている。
ロータホルダ117は、ステータ113の内周に挿入されて該ロータホルダ117の内周に固定される第1円筒部117aと、該第1円筒部117aよりさらに、ステータ113の逆側に延び、かつ第1円筒部117aより大径の第2円筒部117bとを備える。
ロータホルダ117の外周には、図3及び図4に示す出力取り出しピン117cが、均等に3箇所設けられている。
この出力取り出しピン117cは、図1に示す第1カム筒4に連結され、ロータホルダ117が回転すると、その回転力を第1カム筒4に伝達して変倍光学系L1を駆動する。
第1円筒部117aの外周における、ロータ114と第2円筒部117bとの間には、ロータ114側から順に円環状のロータ受け材115及び吸振材118が配置されている。吸振材118は、ロータ114のスラスト方向(Z方向)の振動を吸振する。
第2アクチュエータ部200も、第1アクチュエータ部100と同様の構成であるのでその説明は省略する。
第1アクチュエータ部100の構成部材は、100番代の参照符号で示したが、第2アクチュエータ部200の構成部材は200番代の参照符号で示す。そして、第1アクチュエータ部100と同じ構成部材の場合、第2アクチュエータ部200の構成部材の参照符号は、第1アクチュエータ部100の構成部材の参照符号と10番代以下同じである。
第1アクチュエータ部100は、中筒8の外周における中筒フランジ部8a側に配置されている。第1アクチュエータ部100の、ロータホルダ117の側面は、中筒フランジ部8aの外周に設けられたベアリング8bの側面と当接している。
これにより、ロータホルダ117の中筒8に対するスラスト方向の位置が規制される。しかし、ロータホルダ117をスラスト方向に支えている部材はベアリングであるので、中筒8に対するロータホルダ117の相対回転は可能である。
第2アクチュエータ部200は、中筒8の外周における第1アクチュエータ部100の圧電素子111側に、第1アクチュエータ部100と圧電素子111と圧電素子211とが対向するようにして互いに逆向きに配置されている。第1アクチュエータ部100のステータ113と、第2アクチュエータ部200のステータ213とは、内径及び外径がそれぞれ略同一である。
そして第1アクチュエータ部100と第2アクチュエータ部200との間には、振動吸収部材30が配置されている。
振動吸収部材30は圧電素子111,211の振動を他の部材に伝達し可聴域の音を発生させないために必要である。圧電素子111,211の超音波振動をなるべく阻害せずに、他の部材への振動伝達を阻止するためには不織布やフェルトのように内部に空気が入っているものが好適である。
特に、振動吸収部材30としてポリエステルとポリウレタンからなるフェルトもしくはポリエステルやポリプロピレンの不織布が適している。また、複数枚の不織布やフェルトから構成することも有効で、本実施形態では3枚構成とし、圧電素子111,211側に配置されたポリエステルやポリプロピレンの不織布30a,30bの間に、ポリエステルとポリウレタンからなるフェルト30cが配置されている。
なお、本実施形態において不織布とフェルトとの差は、単位体積当たりに含まれる空気量であり、単位体積当たりに含まれる空気量が少ないものをフェルトという。
第2アクチュエータ部200のロータホルダ217側には円環状の加圧受け部材23が配置されている。
この加圧受け部材23の外周には、図3に示すように、ベアリング23aが3箇所均等に配置されている。なお、3箇所に限定されるものではない。
これらのベアリング23aの側面は、ロータホルダ217の側面と当接している。
加圧受け部材23における第2アクチュエータ部200との逆側には、加圧部材16が配置されている。加圧部材16は、第1アクチュエータ部110の上述したロータ114とステータ113との間の圧接力、及び第2アクチュエータ部210の上述したロータ214とステータ213との間の圧接力を与えるためのものである。
加圧部材16は、本実施形態でウェーブ調整ワッシャもしくはコイルドウェーブバネである。巻き数は、例えば2巻き等である。
加圧部材16における第2アクチュエータ部200と反対側には、締結部材25が配置されている。
この締結部材25は、締結部材25における内周側には、雌ねじ25cが設けられている。一方、ステータ位置規制筒108の外周おける中筒フランジ部8aのZプラス側には、雄ねじ8cが設けられている。この雌ねじ25cと雄ねじ8cとのねじ係合により、締結部材25は中筒8に固定される。
本実施形態の振動アクチュエータ10は、以下のように組み立てる。
中筒8にベアリング8bを3個取り付けた後、中筒8の外周にロータホルダ117、吸振材118、ロータ受け材115、ロータ114を組み込む。
その後、ステータ位置規制筒108を、ロータホルダ117、吸振材118、ロータ受け材115及びロータ114と、中筒8との間に挿入する。
さらに、圧電素子111を貼り付けたステータ113を組み込む。
この際、ステータ113の弾性体112の櫛歯部112aの間の溝に、位置規制突起部108aが挿入されるようにする。
次いで、圧電素子111と接するように、振動吸収部材30を、不織布30a、フェルト30c、不織布30bの順に挿入する。
圧電素子211を貼り付けたステータ213を、圧電素子211側から挿入する。
そして、ステータ位置規制筒208をステータ213と中筒8との間に入れる。
この際、ステータ213の弾性体212の櫛歯部212aの間の溝に、位置規制突起部208aが挿入されるようにする。
ロータ214、ロータ受け材215、吸振材218、ロータホルダ217を挿入する。
ベアリング23aを3個取り付けた加圧受け部材23、ウェーブワッシャ等からなる加圧部材16を入れ、締結部材25をネジ止めする。
この、締結部材25の締め付け角度により、加圧部材16の加圧力を調整する。
加圧部材16により加圧された加圧受け部材23は、ベアリング23aを介してロータホルダ217を加圧する。
ロータホルダ217はロータ214に接着されているため、ロータ214はステータ213に圧接される。ロータ214とステータ213との間の圧接によって、ステータ113のロータ側面で発生する進行波はロータ214の回転力に変換される。
ステータ213は、スラスト方向には移動可能であるので、加圧部材16の加圧力は振動吸収部材30を介してステータ113に伝達される。この加圧力により、第1アクチュエータ部100においてステータ113とロータ114とが圧接され、ステータ113のロータ側面で発生する進行波はロータ114の回転力に変換される。
ロータ214の回転力は、ロータホルダ217の出力取り出しピン217cを介して、第2カム筒5を回転させ、合焦光学系L2を光軸方向に駆動する。
また、ロータ114の回転力は、ロータホルダ117の出力取り出しピン117cを介して、第1カム筒4を回転させ、変倍光学系L1を光軸方向に駆動する。
以上、本実施形態によると、以下の効果を有する。
(1)異なる出力が可能な第1アクチュエータ部100と、第2アクチュエータ部200とを搭載しているが、互いに逆向きに配置して振動吸収部材30を共通化することで全長の短縮が図られる。これにより、振動アクチュエータの大出力を利用した高質量の光学系を精度良く静寂に移動することが可能で、全長が短縮された光学機器を得ることができる。
(2)振動吸収部材30は、圧電素子111,211と接する部分に配置された不織布30a,30bの間にフェルト30cを配置した構造となっている。圧電素子111,211と接する部分が不織布30a,30bであるので、圧電素子111,211の振動を阻害せず、また不織布30a,30bの間に空気の密度が不織布より小さいフェルト30cが配置されているので、2つの圧電素子111,211の振動が互いに影響しあうことがない。
(3)位置規制突起部108a,208aが設けられたステータ位置規制筒108,208を配置し、この位置規制突起部108a,208aによりステータ113,213の回転を防止している。ステータ113,213の回転防止には、弾性体にひれ部を設ける構造が多く用いられているが、本実施形態によると、ひれ部を設ける必要がないため、径方向の大きさの拡大が防止される。
(4)位置規制突起部108a,208aも含めてステータ位置規制筒108,208はポリカーボネートなどの可塑性材料(プラスチック)で製造されている。位置規制突起部108a,208aは弾性体に接触するが、可塑性材料で製造されているため、弾性体の振動による音の発生が低減される。
(変形形態)
以上、説明した実施形態に限定されることなく、以下に示すような種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の範囲内である。
(1)本実施形態では、レンズ鏡筒3が交換レンズである例を示すが、これに限らず、例えば、カメラボディと一体型のレンズ鏡筒であってもよい。
(2)また、本実施形態では、ベアリング、出力取り出し部、位置規制部を、円周上の3箇所に均等に配置した。3箇所が好ましいがこれに限定されるものではなく、1以上であればよい。
なお、実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した実施形態によって限定されることはない。
1:カメラ、3:レンズ鏡筒、8:中筒、10:振動アクチュエータ、16:加圧部材、23:加圧受け部材、30:振動吸収部材、30a:不織布、30b:不織布、30c:フェルト、100:第1アクチュエータ部、108:ステータ位置規制筒、108a:位置規制突起部、110:第1アクチュエータ部、111:圧電素子、112:弾性体、113:ステータ、114:ロータ、117:ロータホルダ、200:第2アクチュエータ部、208:ステータ位置規制筒、208a:位置規制突起部、210:第2アクチュエータ部、211:圧電素子、212:弾性体、213:ステータ、214:ロータ、217:ロータホルダ

Claims (10)

  1. 第1電気機械変換素子を有する第1振動部と、
    前記第1電気機械変換素子により振動する前記第1振動部によって、前記第1振動部に対して相対的に移動する第1相対移動部と、
    第2電気機械変換素子を含む第2振動部と、
    前記第2電気機械変換素子により振動する前記第2振動部によって、前記第2振動部に対して相対的に移動する第2相対移動部と、を備える第2アクチュエータ部と、
    前記第1振動部と前記第1相対移動部、および前記第2振動部と前記第2相対移動部を加圧する加圧部と、
    前記第1電気機械変換素子と前記第2電気機械変換素子との間に配置される振動吸収部とを備える振動アクチュエータ。
  2. 請求項1に記載の振動アクチュエータであって、
    前記第1相対移動部、前記第1振動部、振動吸収部、前記第2振動部、前記第2相対移動部、加圧部の順に配置される振動アクチュエータ。
  3. 請求項1または2に記載の振動アクチュエータであって、
    前記第1振動部と前記第2振動部とは、互いに逆向きに配置される振動アクチュエータ。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の振動アクチュエータであって、
    前記振動吸収部は、1以上の布部材を層状に配置した振動アクチュエータ。
  5. 請求項に記載の振動アクチュエータであって、
    前記布部材は、前記第1電気機械変換素子と前記第2電気機械変換素子とのそれぞれに接する2枚の第1布部材と、
    前記2枚の第1布部材との間に配置される第2布部材とを備え、
    前記第1布部材は、単位体積当たりに含まれる空気量が前記第2布部材より多い振動アクチュエータ。
  6. 請求項1からのいずれか1項に記載の振動アクチュエータであって、
    前記第1振動部前記第1相対移動部、および前記第2振動部と前記第2相対移動部は円環であり、
    前記第1振動部及び前記第1相対移動部を外周に保持する第1筒部材と、
    前記第1振動部の前記第1筒部材に対する回転を防止するとともに前記第1筒部材に対する径方向の位置決めをする第1位置規制部と、
    前記第2振動部及び前記第2相対移動部を外周に保持する第2筒部材と、前記第2振動部の前記第2筒部材に対する回転を防止するとともに前記第2筒部材に対する径方向の位置決めをする第2位置規制部と、
    を備える振動アクチュエータ。
  7. 請求項に記載の振動アクチュエータであって、
    前記第1位置規制部及び前記第2位置規制部は、可塑性材料で製造されている振動アクチュエータ。
  8. 請求項1からのいずれか1項に記載の振動アクチュエータであって、
    前記第1振動部と前記第2振動部とは、内径及び外径がそれぞれ略同一であること、
    を特徴とする振動アクチュエータ。
  9. 請求項1からのいずれか1項に記載の振動アクチュエータと、変倍光学系と合焦光学系と、を備える光学機器であって、
    前記第1相対移動部からの出力は前記変倍光学系を駆動し、
    前記第2相対移動部からの出力は前記合焦光学系を駆動する光学機器。
  10. 請求項またはに記載の振動アクチュエータの組立方法あって、
    一端にフランジ部を有し、前記フランジ部に第1ベアリングが配置された中筒の他端より、
    前記第1相対移動部からの出力を取り出す第1出力部が設けられた円環状の第1相対移動部保持部を挿入し、
    前記第1相対移動部を挿入し、
    前記第1相対移動部保持部及び前記第1相対移動部と、前記中筒との間に前記第1筒部材を挿入し、
    前記第1電気機械変換素子を有する前記第1振動部を、前記第1電気機械変換素子が前記第1相対移動部と逆側になるように挿入するとともに前記第1位置規制部に係合させ、
    前記振動吸収部材を挿入し、
    前記第2電気機械変換素子を有する前記第2振動部を、前記第2電気機械変換素子が前記振動吸収部材側となるように挿入し、
    前記第2振動部と前記中筒との間に前記第2筒部材を挿入するとともに、前記第2位置規制部を前記第2振動部に係合させ、
    前記第2相対移動部を挿入し、
    前記第2相対移動部からの出力を取り出す第2出力部が設けられた円環状の第2相対移動部保持部を挿入し、
    第2ベアリングが外周に配置された加圧受け部材を挿入し、
    加圧部材を挿入し、
    さらに締結部材を挿入して前記中筒に固定すること、
    を特徴とする振動アクチュエータの組立方法。
JP2012100157A 2012-04-25 2012-04-25 振動アクチュエータ、光学機器及び振動アクチュエータの組立方法 Active JP6056180B2 (ja)

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