JP2010124654A - 振動波アクチュエータ、それを備えるレンズ鏡筒及びカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動性能の優れた振動波アクチュエータを提供する。
【解決手段】本発明の振動波アクチュエータは、電気機械変換素子の励振により振動を発生する振動子(13)と、前記振動子(13)と接触し、前記振動により前記振動子(13)に対して相対運動を行う相対運動部材(15)と、を備えた振動波アクチュエータ(10)であって、前記振動子(13)は、樹脂製膜(18)が形成された第1の面(13a)を有し、前記相対運動部材(15)は、前記第1の面(13a)と対向し、陽極酸化膜(19)が形成され、かつ、前記相対運動の方向と垂直な第1の方向における幅が前記第1の面(13a)より小さい第2の面(15b)を有し、前記第2の面(15b)は、前記第1の面と接触する第1の部分と、前記第1の部分の端部から前記第2の面(15b)の端部まで延在し前記第1の面から漸次離れるように湾曲した第2の部分(15a)を有する、を特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、電気機械変換素子を用いて振動子に振動波を発生させ、この振動によって相対運動部材を摩擦駆動させる振動波アクチュエータ、それを備えるレンズ鏡筒及びカメラに関するものである。
従来、振動子側接触面の幅が相対運動部材側接触面よりも小さい構造の振動波アクチュエータにおいて、振動子側接触面の角部を0.3mm以上のRで面取りし、その上に陽極酸化膜を設けたものがある。これは、角部のRが小さいと陽極酸化膜が剥がれやすくなるため、そのような剥がれを防止するためである(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−118304号公報
しかし、振動子の表面に樹脂製膜が設けられ、相対運動部材の表面に陽極酸化膜が設けられ、振動子側接触面の幅が相対運動部材側接触面よりも大きい構造の振動波アクチュエータもある。この場合、振動子側接触面の面取りの有無によらず、相対運動部材の陽極酸化膜が滑らかに形成されていないと、樹脂性膜が損傷し、磨耗粉が発生し、摩擦接触面の安定性が保てない。そして、磨耗深さが増大したり、駆動時に異音が発生したり、駆動効率が低下したりする可能性がある。また、静止状態においても、陽極酸化膜の角部の尖った部分が相手材の振動子の樹脂塗膜に食い込み、振動波アクチュエータの固着が発生する可能性がある。
本発明の課題は、振動子の表面に樹脂製膜が設けられ、相対運動部材の表面に陽極酸化膜が設けられ、振動子側接触面の幅が相対運動部材側接触面よりも大きい構造の振動波アクチュエータにおいて、駆動性能の優れた振動波アクチュエータを提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1に記載の発明は、電気機械変換素子の励振により振動を発生する振動子(13)と、前記振動子(13)と接触し、前記振動により前記振動子(13)に対して相対運動を行う相対運動部材(15)と、を備えた振動波アクチュエータ(10)であって、前記振動子(13)は、樹脂製膜(18)が形成された第1の面(13a)を有し、前記相対運動部材(15)は、前記第1の面(13a)と対向し、陽極酸化膜(19)が形成され、かつ、前記相対運動の方向と垂直な第1の方向における幅が前記第1の面(13a)より小さい第2の面(15b)を有し、
前記第2の面(15b)は、前記第1の面と接触する第1の部分と、前記第1の部分の端部から前記第2の面(15b)の端部まで延在し前記第1の面から漸次離れるように湾曲した第2の部分(15a)を有すること、を特徴とする振動波アクチュエータ(10)である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の振動波アクチュエータ(10)において、前記第2の面(15b)の前記第2の部分(15a)は、R0.1mm以上で面取りされていること、を特徴とする振動波アクチュエータ(10)である。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の振動波アクチュエータ(10)において、前記第2の面(15b)の前記第2の部分(15a)は、前記代2の面の前記第1の方向における幅の2分の1よりも小さいRで面取りされていること、を特徴とする振動波アクチュエータ(10)である。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の振動波アクチュエータ(10)において、前記第2の面(15b)の前記第2の部分(15a)は、前記陽極酸化膜(19)の膜厚の5倍以上のRで面取りされていること、を特徴とする振動波アクチュエータ(10)である。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の振動波アクチュエータ(10)において、前記陽極酸化膜(19)は、膜厚が30μm以下であることを特徴とする振動波アクチュエータ(10)である。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の振動波アクチュエータ(10)であって、前記陽極酸化膜(19)の外側にさらに無電解ニッケル−リン膜が形成されていること、を特徴とする振動波アクチュエータ(10)である。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の振動波アクチュエータ(10)を備えるレンズ鏡筒(3)である。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の振動波アクチュエータ(10)を備えるカメラ(1)である。
なお、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
本発明によれば、駆動性能の優れた振動波アクチュエータを提供することができる。
以下、図面等を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、本発明による振動アクチュエータの実施形態として、超音波領域の振動を利用する超音波モータを例に挙げて説明する。
図1は、本実施形態のカメラ1を示す図である。
本実施形態のカメラ1は、撮像素子6を有するカメラボディ2と、レンズ鏡筒3とを備える。レンズ鏡筒3は、カメラボディ2に着脱可能な交換レンズである。なお、本実施形態のカメラ1は、レンズ鏡筒3が交換レンズである例を示すが、これに限らず、例えば、カメラボディと一体型のレンズ鏡筒であってもよい。
レンズ鏡筒3は、レンズ4、カム筒5、超音波モータ10等を備える。本実施形態では、超音波モータ10は、略円環形状であり、その円環中心軸方向が光軸方向(図1中の矢印A方向)と略一致するようにレンズ鏡筒3内に配置されている。この超音波モータ10は、カメラ1のフォーカス動作時にレンズ4を駆動する駆動源として用いられている。超音波モータ10から得られた駆動力は、カム筒5に伝えられる。レンズ4のレンズ枠4aは、カム筒5とカム係合しており、超音波モータ10の駆動力によってカム筒5が光軸回りに回転すると、レンズ4は、光軸方向へ移動して焦点調節が行なわれる。
図1において、レンズ鏡筒3内に設けられた不図示のレンズ群(レンズ4を含む)によって、撮像素子6の撮像面に被写体像が結像される。撮像素子6によって、結像された被写体像が電気信号に変換され、その信号をA/D変換することによって、画像データが得られる。
図2は、本実施形態の超音波モータ10の断面図である。本実施形態の超音波モータ10は、圧電体11及び弾性体12を備える振動子13と、移動体15と、フレキシブルプリント基板14と、振動吸収材16と、支持体17とを備えている。
圧電体11は、電気エネルギーを機械エネルギーに変換する。本実施形態では、圧電体11として圧電素子を用いているが、電歪素子を用いてもよい。この圧電体11は、フェルト等の振動吸収材16を介して、レンズ鏡筒3に設けられた支持体17に固定されている。
圧電体11は、不図示の電極部が形成されている。圧電体11は、この電極部と電気的に接続されたフレキシブルプリント基板14から供給される駆動信号により伸縮し、弾性体12を励振する。
弾性体12は、圧電体11の励振により進行波を発生する部材である。弾性体12は、高弾性率を有するステンレス鋼等の鉄合金により形成される。本実施形態の弾性体12は、SUS303により形成されている。
弾性体12は、略円環形状の部材であり、一方の面には導電性を有する接着剤等により圧電体11が接着され、他方の面には複数の溝を切って形成された不図示の櫛歯部が設けられている。
弾性体12の先端面、すなわち振動子13の先端面は、後述する移動体15と加圧接触する接触面13aであり、この面に発生する進行性振動波によって移動体15が回転駆動される。この接触面13aには、熱硬化性樹脂により形成された樹脂膜18が形成されている。
移動体15は、アルミニウム等の軽金属によって形成された略円環形状の部材であり、移動体15の接触部の径方向の幅は、弾性体12の径方向の幅より小さい。そして、弾性体12と接触する側の円環の稜線の角部15aは、丸く、所定のRを有するように形成されている。
ここで、Rとは、角部15aを面取りする際の、その角部15aに設けられた丸み部分の半径をいう。なお、後述するCは、角部を、交差する2つの面に対して45度の角度で切り取ったときの、切り取られた辺の長さである。
このように移動体15は、角部15aが面取りされて丸く形成され、すなわち、移動体15の接触面15bは、弾性体12の接触面13aに対して、互いに接触している部分から漸次離れるように湾曲している。
また、本実施形態の移動体15は、A6061等のアルミニウム合金により形成されている。移動体15は、振動子13(弾性体12)と加圧接触し、進行波により摩擦駆動される。この移動体15の接触面15bには、アルマイト層19が形成されている。従って、振動子13と移動体15とは、樹脂膜18とアルマイト層19とが接触する形態となっている。
次に、本実施形態の樹脂膜18について説明する。樹脂膜18は、熱硬化性樹脂膜であり、エポキシ樹脂(硬化剤フェノール)を用い、樹脂100体積に対して、φ8x30μmのカーボン短繊維を30体積%、粒径5μmのポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を30体積%、粒径2μmのシリコンビーズを15体積%、配合したものである。その膜厚は30μmである。
樹脂膜18は、以下に示す工程を経て形成される。まず、弾性体12の摩擦接触面(櫛歯部の先端面)にプライマーを塗布して乾燥させる。次に、フェノール樹脂を硬化性プレポリマーとして配合したエポキシ樹脂に、カーボン短繊維、PTFE,シリコンビーズ,シンナー等の溶剤を混合した溶液を作る。この溶液を弾性体の摩擦接触面に塗布し、190℃程度の高温下に60分間放置して、乾燥、硬化させる。硬化後、その表面を、グリーンカーポランダムを用いて研磨し、熱硬化性の樹脂膜18が形成される。
本実施形態のアルマイト層19について説明する。アルマイト層19は、移動体15のアルミニウムを陽極酸化処理することにより形成されたもので、以下の工程を経て形成される。
アルミニウム製の移動体15の径方向の幅が例えば0.6mmの場合、摩擦接触面の角部15aをR0.1〜0.3mm、すなわち、Rが移動体15の幅の1/2以下になるように加工する。次いで、アルマイト処理を行い、30μm以下、より好ましくは5〜20μmのアルマイト層19を形成する。なお、移動体15の角部15aのRは、アルマイト層19の厚さの5倍以上が好ましい。
ここで、アルマイト層19は、形成される面の法線方向に膜が成長して形成される。このため、アルマイト層19が形成される移動体15の角部15aのRと、アルマイト層19の膜厚により、亀裂が生じる場合がある。すなわち、Rが小さいとカーブが急峻なため亀裂が生じやすく、また膜厚が厚くなると亀裂が生じやすい。
図3は、例えば移動体15の接触部の幅が約0.6mmの場合において、アルマイト層19の膜厚30μmとし、移動体15の縁のRを0.3mm(図3(a))、0.2mm(図3(b)).0.1mm(図3(c))と変更したときのアルマイト層19の状態を示す図である。図示するように、Rが0.3mm及び0.2mmの場合は、膜に亀裂は生じず、アルマイト層19はほぼ連続となる。一方、Rが0.1mmの場合、角部15aのカーブが急峻なため、法線方向に膜が成長する際に、膜に亀裂が生じる。
以下の表1は、移動体15の接触面15bの欠け、割れを実際に測定した結果を示す表である。
Figure 2010124654
表において、縦はアルマイト層の膜厚であり、横は角部15aの稜線の加工が上述したRであるかCであるか、またその加工の大きさ(Rの場合は半径、Cの場合は切り取られた辺の長さ)を示す。接触面15bにおいて、欠けや割れが確認された場合×で示し、欠けや割れが確認されない場合は○で示す。
例えば、アルマイト層19の厚さが30mmであって、R0.3mmの図3(a)の状態の場合、及び、アルマイト層19の厚さが30mmであって、R0.3mmの図3(b)の状態の場合、欠けや割れは発生しなかった。一方、アルマイト層19の厚さが30mmであって、R0.1mmの場合、すなわち図3(c)の状態の場合、欠けや割れが発生した。しかし、アルマイト層19の厚さが20mmになると、R0.1mmの場合であっても、欠けや割れは発生しなかった。
以下の表2は、移動体15の角部15aの状態を変えて、超音波モータ10を回転させたときの、移動体15の接触面15bの状態を測定した結果である。
Figure 2010124654
表に示すように、角部15aは、Cを形成するように面取りしても、固着は発生し、また磨耗も深く発生する。一方、角部15aにRを形成するように面取りした場合、固着は発生せず、また磨耗の深さは、R0.1からR0.2、0.3と小さくなった。
以上、本実施形態によると、以下の効果を有する。
(1)本発明によれば、移動体15の角部15aが湾曲しているため、移動体15の接触面15bに、欠落が無い連続したアルマイト層を形成することができる。このため、弾性体の樹脂膜に、過度な応力が印加されず、磨耗しにくく、耐久性能が向上し、また固着発生が少ない。
(2)移動体15をアルミニウムで構成したため、平面度を良好なまま保つことができ、アクチュエータの性能を保持することができる。
(3)移動体15の接触面15bの面積を、振動子13の接触面13aよりも小さくしたため、弾性体12で発生した振動を移動体15は全面で受け、伝達していくことができる。
(変形形態)
以上、説明した実施形態に限定されることなく、以下に示すような種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の範囲内である。
(1)アルマイト層上に、さらに無電解ニッケルリンめっきを行ってもよい。無電解ニッケルリンめっきの厚みは、これに限定されるものではないが、10μm〜20μm程度が好ましい。無電解ニッケルリンめっきを行うことで、移動体15の表面をより滑らかにすることができる。
(2)本実施形態では、振動子13側にエポキシ製の樹脂膜18を形成したが、これに限らず、他の熱硬化性樹脂を主剤とする樹脂膜や各種金属めっきを形成してもよい。
(3)実施形態では、弾性体12を形成する材料として、ステンレス鋼を用いたが、その他の鉄系材料を用いてもよい。例えば、S15C、S55C、SCr445、SNCM630等の各種鉄鋼材料を用いてもよいし、リン青銅、アルミニウム系合金を用いてもよい。
(4)実施形態において、回転型の超音波モータ10に適用する例を示したが、これに限らず、相対運動部材が直線方向に駆動されるリニア駆動型の振動波モ一タ等にも適用することができる。実施形態で、移動体15が回転駆動される回転型(円環型)の振動波モータを例としてあげたが、これはこの型の振動波モータでは固着が問題になることが多く、本発明を適用すると特に大きな効果が得られるからである。
(5)実施形態において、2つの屈曲振動による進行性振動波によって移動体15を駆動する振動波モータ10を例として示したが、屈曲振動や面内振動を利用したロッド型アクチュエータ、ペンシル型アクチュエータ、円盤型アクチュエータ等の他の駆動モードを用いる振動波モータ、振動アクチュエータにも適用することができる。
(6)実施形態において、超音波領域を用いる振動波モータ10を例として示したが、超音波領域を用いない電気機械変換アクチュエータにも適用することができる。
(7)実施形態において、振動波モータ10は、カメラのレンズ鏡筒のフォーカス動作を行う駆動源として用いられる例を示したが、これに限らず、例えば、実施例1の振動波モータ10をレンズ鏡筒のズーム動作を行う駆動源に用いてもよい。また、実施形態の振動波モータ10を、複写機等の駆動源や、自動車のハンドルチルト装置やヘッドレストの駆動部等に用いてもよい。
(8)実施形態において、相対運動部材を形成する材料として、A6061を用いたが、その他のアルミニウム又はアルミニウム合金であってもよい。例えば、A5056、A6063材であってもよい。
(9)振動子と相対運動部材の関係を逆にしてもよい。例えば、弾性体をアルミで製造して角部をR0.1上とし、アルマイト層を形成し、移動体を金属で製造して樹脂膜を形成してもよい。
(10)アルマイト層、又はニッケルめっき皮膜の稜線をさらに研磨してなめらかにしてもよい。
なお、実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した実施形態によって限定されることはない。
本実施形態のカメラを示す図である。 本実施形態の超音波モータの断面図である。 移動体の縁のRを変更した場合のアルマイト層の状態を示す図であり、(a)はR0.3mm、(b)はR0.2mm、(c)はR0.1mmである。
符号の説明
1:カメラ、10:超音波モータ、11:圧電体、13:振動子、13a:接触面、15:移動体、15a:角部、15b:接触面18:樹脂膜、19:アルマイト層

Claims (8)

  1. 電気機械変換素子の励振により振動を発生する振動子と、
    前記振動子と接触し、前記振動により前記振動子に対して相対運動を行う相対運動部材と、
    を備えた振動波アクチュエータであって、
    前記振動子は、樹脂製膜が形成された第1の面を有し、
    前記相対運動部材は、前記第1の面と対向し、陽極酸化膜が形成され、かつ、前記相対運動の方向と垂直な第1の方向における幅が前記第1の面より小さい第2の面を有し、
    前記第2の面は、前記第1の面と接触する第1の部分と、前記第1の部分の端部から前記第2の面の端部まで延在し前記第1の面から漸次離れるように湾曲した第2の部分を有すること、
    を特徴とする振動波アクチュエータ。
  2. 請求項1に記載の振動波アクチュエータにおいて、
    前記第2の面の前記第2の部分は、R0.1mm以上で面取りされていること、
    を特徴とする振動波アクチュエータ。
  3. 請求項1又は2に記載の振動波アクチュエータにおいて、
    前記第2の面の前記第2の部分は、前記第2の面の前記第1の方向における幅の2分の1よりも小さいRで面取りされていること、
    を特徴とする振動波アクチュエータ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の振動波アクチュエータにおいて、
    前記第2の面の前記第2に部分は、前記陽極酸化膜の膜厚の5倍以上のRで面取りされていること、
    を特徴とする振動波アクチュエータ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の振動波アクチュエータにおいて、
    前記陽極酸化膜は、膜厚が30μm以下であることを特徴とする振動波アクチュエータ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の振動波アクチュエータであって、
    前記陽極酸化膜の外側にさらに無電解ニッケル−リン膜が形成されていること、
    を特徴とする振動波アクチュエータ。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の振動波アクチュエータを備えるレンズ鏡筒。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の振動波アクチュエータを備えるカメラ。
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