JP2014086798A - 電子機器、動画再生装置、動画デコード方法、及びプログラム - Google Patents

電子機器、動画再生装置、動画デコード方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2014086798A
JP2014086798A JP2012232795A JP2012232795A JP2014086798A JP 2014086798 A JP2014086798 A JP 2014086798A JP 2012232795 A JP2012232795 A JP 2012232795A JP 2012232795 A JP2012232795 A JP 2012232795A JP 2014086798 A JP2014086798 A JP 2014086798A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reading
decoding
moving image
image data
speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012232795A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5800287B2 (ja
Inventor
Daisuke Otani
大輔 大谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2012232795A priority Critical patent/JP5800287B2/ja
Priority to US14/054,373 priority patent/US9066062B2/en
Priority to KR1020130124539A priority patent/KR101526255B1/ko
Priority to CN201310491953.8A priority patent/CN103795955B/zh
Publication of JP2014086798A publication Critical patent/JP2014086798A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5800287B2 publication Critical patent/JP5800287B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/79Processing of colour television signals in connection with recording
    • H04N9/80Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback
    • H04N9/804Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback involving pulse code modulation of the colour picture signal components
    • H04N9/8042Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback involving pulse code modulation of the colour picture signal components involving data reduction
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10527Audio or video recording; Data buffering arrangements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/76Television signal recording
    • H04N5/78Television signal recording using magnetic recording
    • H04N5/782Television signal recording using magnetic recording on tape
    • H04N5/783Adaptations for reproducing at a rate different from the recording rate
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10527Audio or video recording; Data buffering arrangements
    • G11B2020/10537Audio or video recording
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10527Audio or video recording; Data buffering arrangements
    • G11B2020/1062Data buffering arrangements, e.g. recording or playback buffers
    • G11B2020/10675Data buffering arrangements, e.g. recording or playback buffers aspects of buffer control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/76Television signal recording
    • H04N5/907Television signal recording using static stores, e.g. storage tubes or semiconductor memories
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/76Television signal recording
    • H04N5/91Television signal processing therefor

Abstract

【課題】外部記録媒体からのデータ読み出し速度とデコード速度とが変化する場合であっても、動画再生時の性能を十分に発揮する。
【解決手段】電子機器1は、デコード部13による動画データのフレーム単位でのデコード速度とデータ読込部による外部記録媒体挿入部16に挿入された外部記録媒体からのフレーム単位での読み込み速度とに基づいて、データ読込部13によって外部記録媒体からフレーム単位で動画データを読み込ませ、デコード部13によって読み込まれた動画データをフレーム単位で逐次デコードさせる第1のバッファリング方式、または、ファイル一括読込部21によって外部記録媒体から一括して動画データを読み込ませ、デコード部13によって読み込まれた動画データをフレーム単位で逐次デコードさせる第2のバッファリング方式のいずれか一方を用いてバッファリング動作を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子機器、動画再生装置、動画デコード方法、及びプログラムに関する。
近年、デジタルカメラを始め、撮像機能を有する、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末などの電子機器においては、撮影した動画をH.264などのコーディックを用いて圧縮し、外部記録媒体(SDカード(登録商標)や、microSDカード(登録商標)、コンパクトフラッシュカード(登録商標)など)に記録する動画撮影機能、及び記録された動画データを読み出し、デコードして再生する動画再生機能を備えていることが一般的となっている。
このような電子機器において、記録した動画データを再生する場合、例えば、動画データを読み込みながら逐次デコードして再生するというようにストリーミングで行っているが、Pフレームなどの単独でデコードできないフレームがあるために、逆再生する場合に再生速度が遅くなるという難点がある。
また、このような電子機器においては、例えば、スポーツなどでフォームを比較することを目的として、2つの動画を同時に再生する機能が知られているが、カメラのデコーダ資源の数や処理時間の問題で、2つの動画を同時にストリーミングしながら再生することも難しい。
そこで、記録した動画データを再生する場合、動画データを一旦、内部メモリにバッファリングした後、デコードして表示用データに変換して再生する技術がある。例えば、従来技術としては、外部記録媒体として光ディスクを用いた再生装置が開示されており、光ディスクから読み込んだ画像データと音声データとを一旦バッファに格納した後、デコードして出力する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−285550号公報
ところで、上述した電子機器における動画再生では、バッファリングを行う際に、外部記録媒体から動画データを読み出す際のデータ読み出し速度(1フレーム当たりの読み出し時間)とデコード速度(1フレーム当たりのデコード時間)とに応じて、全体の処理時間(デコード完了するまでの時間)が大きく変化する。つまり、外部記録媒体のデータ読み出し速度は、外部記録媒体の種類やカテゴリで異なり、また、デコード速度も、動画データのコーデック種類や圧縮率などによって異なる。
しかしながら、上記従来技術では、外部記録媒体からのデータ読み出し速度とデコード速度とが変化する場合に、動画再生時の性能を十分に発揮することができなくなってしまうという問題があった。
そこで本発明は、外部記録媒体からのデータ読み出し速度とデコード速度とが変化する場合であっても、動画再生時の性能を十分に発揮することができる電子機器、動画再生装置、動画デコード方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
この発明は、外部記録媒体に記録されている動画データを複数の読み込み方式のいずれかで読み込む読込手段と、前記読込手段により読み込まれる動画データをデコードするデコード手段と、前記デコード手段による動画データのデコード速度と前記読込手段による動画データの読み込み速度とを特定する特定手段と、前記特定手段により特定されたデコード速度と読み込み速度との関係が所定の関係にあるか否かに応じて前記読込手段が動画データを読み込む際の読み込み方式を選択する選択手段と、を備えることを特徴とする電子機器である。
この発明は、表示手段と、外部記録媒体に記録されている動画データを複数の読み込み方式のいずれかで読み込む読込手段と、前記読込手段により読み込まれる動画データをデコードするデコード手段と、前記デコード手段による動画データのデコード速度と前記読込手段による動画データの読み込み速度とを特定する特定手段と、前記特定手段により特定されたデコード速度と読み込み速度との関係が所定の関係にあるか否かに応じて前記読込手段が動画データを読み込む際の読み込み方式を選択する選択手段と、前記デコード手段によりデコードされた動画データを、前記表示手段に表示する表示制御手段とを備えることを特徴とする動画再生装置である。
この発明は、外部記録媒体に記録されている動画データを複数の読み込み方式のいずれかで読み込む読込ステップと、前記読込ステップで読み込まれる動画データをデコードするデコードステップと、前記デコードステップでの動画データのデコード速度と前記読込ステップでの動画データの読み込み速度とを特定する特定ステップと、前記特定ステップで特定されたデコード速度と読み込み速度との関係が所定の関係にあるか否かに応じて前記読込ステップで動画データを読み込む際の読み込み方式を選択する選択ステップとを含むことを特徴とする動画デコード方法である。
この発明は、電子機器のコンピュータに、外部記録媒体に記録されている動画データを複数の読み込み方式のいずれかで読み込む読込機能、前記読込機能により読み込まれる動画データをデコードするデコード機能、前記デコード機能による動画データのデコード速度と前記読込機能による動画データの読み込み速度とを特定する特定機能、前記特定機能により特定されたデコード速度と読み込み速度との関係が所定の関係にあるか否かに応じて前記読込機能が動画データを読み込む際の読み込み方式を選択する選択機能を実行させることを特徴とするプログラムである。
この発明によれば、外部記録媒体からのデータ読み出し速度とデコード速度が変化する場合であっても、動画再生時の性能を十分に発揮することができる。
本発明の実施形態による電子機器1の構成を示すブロック図である。 本実施形態による電子機器1の機能構成を示すブロック図である。 本実施形態による電子機器1の動作を説明するためのフローチャートである。 本実施形態による電子機器1の動作を説明するためのフローチャートである。 本実施形態による電子機器1の動画データのバッファリング動作を説明するタイミングチャートである。 本実施形態による電子機器1の動画データのバッファリング動作を説明するタイミングチャートである。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
本発明は、外部記録媒体からのデータ読み出し速度と、動画データのデコード速度に応じて、より適切なバッファリング方法を選択することで、より高速なバッファリングを可能とする。この結果、再生指示から再生開始までの待ち時間を短縮することができる。なお、外部記録媒体からのデータ読み出し速度は、外部記録媒体の種類やカテゴリに依存し、動画データのデコード速度は、動画データのコーデック種類、圧縮率、解像度、内部メモリ(バッファ)のデータ転送速度などに依存する。
A.実施形態の構成
図1は、本発明の実施形態による電子機器1の構成を示すブロック図である。図において、電子機器1は、操作部(キー)10と、電源部11と、表示部12と、画像変換部13と、記憶部14と、制御部(CPU)15と、外部記録媒体挿入部16とを備えている。なお、電子機器1としては、例えば、デジタルカメラを想定している。但し、図1には、本発明による動画データのバッファリング方法に関する構成のみを示しており、それ以外については省略している。
操作部(キー)10は、シャッターSW、ズームSW、モードキー、SETキー、十字キー等の複数の操作キーを含み、ユーザのキー操作に応じた操作信号を制御部(CPU)15に出力する。電源部11は、一次電池、または充電可能な二次電池などからなり、各部に電力を供給する。表示部12は、カラーLCDとその駆動回路を含み、動画再生時には、後述する表示用データバッファ部144に保持されているデコードされた動画データを、所定のフレームレートで再生表示する。
画像変換部13は、図示しない撮像部で撮影した動画データのエンコード(例えば、H.264形式への符号化)を行うとともに、後述する記憶部14のデコード用バッファ部142から1フレーム分ずつ読み出した動画データをデコード(例えば、H.264形式で圧縮された動画データの復元)する。デコードした動画データは、1フレームずつ表示用データバッファ部144に格納される。なお、画像変換部13は、デコードする際に動画データの伸長・縮小処理を行うようになっており、1フレーム当たりのデコード時間には、伸長・縮小処理の時間も含まれる。
記憶部14は、プログラム記憶部141と、デコード用バッファ部142と、一括読込ファイル記憶部143と、表示用データバッファ部144とを備えている。プログラム記憶部141は、制御部(CPU)15により実行される、各部の制御に必要なプログラムを記憶している。デコード用バッファ部142は、後述する外部記録媒体挿入部16に挿入された外部記録媒体から読み込んだ動画データを、1フレーム単位でデコードするための画像変換部13に供給するために一時的に保持するバッファである。一括読込ファイル記憶部143は、後述する外部記録媒体挿入部16に挿入された外部記録媒体から一括して読み込んだ動画データを一時的に保持するためのバッファである。
表示用データバッファ部144は、画像変換部13で1フレーム単位でデコードされた動画データを逐次保持するバッファである。該表示用データバッファ部144に保持された動画データは、デコードが完了すると、所定のフレームレートで読み出され、表示部12に再生表示される。
外部記録媒体挿入部16は、SDカード(登録商標)や、microSDカード(登録商標)、コンパクトフラッシュカード(登録商標)などの外部記録媒体を挿入することが可能である。これらの外部記録媒体は、そのメモリ構造によって、通常のアクセスよりもブロック単位(ページ単位)で一括してアクセスする場合のアクセス速度が速くなっている場合が多い。これらの外部記録媒体に、所定のコーディック(例えば、H.264など)により圧縮された動画データを保持する。
制御部(CPU;Central Processing Unit)15は、いわゆる2つのCPUコア151、152を搭載しているデュアルコアCPUである。本実施形態では、デコード処理時のバッファリング方法として、2つのバッファリング方式を用意している。制御部(CPU)15は、外部記録媒体挿入部16に挿入された外部記録媒体からのデータ読み出し速度と画像変換部13による動画データのデコード速度とに応じて、バッファリング方式を選択的に切り替えることで、より高速なバッファリングを可能としている。
そのため、第1のバッファリング方式は、外部記録媒体挿入部16に挿入された外部記録媒体から1フレーム単位で読み込みながら、画像変換部13で1フレーム単位で逐次デコードして表示用バッファ部14にバッファリングする方式である。また、第2のバッファリング方式は、外部記録媒体挿入部16に挿入された外部記録媒体から一括して動画データを読み込んでおき(一括読込ファイル記憶部143に保持しておき)、一括読込ファイル記憶部143から1フレーム単位で読み込みながら、画像変換部13で1フレーム単位で逐次デコードして表示用バッファ部14にバッファリングする方式である。
また、第1のバッファリング方式により1フレーム単位での読み込みを行う場合には、外部記録媒体とのアクセス制御は、ブロック単位(ページ単位)でのアクセス制御ではなく通常のアクセス制御を行い、第2のバッファリング方式により一括して動画データを読み込む場合には、外部記録媒体とのアクセス制御は、通常のアクセス制御ではなくブロック単位(ページ単位)でのアクセス制御を行う。これにより、同じ量のデータを読み込むための時間は、第1のバッファリング方式よりも第2のバッファリング方式の方が速くなる。
なお、本実施形態では、制御部(CPU)15にデュアルコアCPUを用いているので、例えば、CPUコア151で、外部記録媒体挿入部16に挿入された外部記録媒体からの1フレーム単位での読み込み処理や、一括読み込み処理(一括して読み込んだ動画データからフレーム単位でデコード用バッファ部142へのコピーも含む)を行い、CPUコア152で、1フレーム単位で逐次デコードして表示用バッファ部14にバッファリングする処理を行う(逆でもよい)。
図2は、本実施形態による電子機器1の機能構成を示すブロック図である。図において、図1に対応する部分には同一の符号を付けて説明を省略する。データ読込部20(CPUコア151)は、第1のバッファリング方式が選択されている場合に、外部記録媒体挿入部16に挿入された外部記録媒体から1フレーム単位で動画データを読み込み、デコード用バッファ部142に転送する。
CPUコア151は、データ読込部20またはファイル一括読込部21により、外部記録媒体挿入部16に挿入可能な各種の外部記録媒体とのデータの読み書きを行うことが可能であり、それぞれの外部記録媒体で選択可能な各種のアクセス方式やアクセス速度に対応している。
ファイル一括読込部21(CPUコア151)は、第2のバッファリング方式が選択されている場合に、外部記録媒体挿入部16に挿入された外部記録媒体から(規定サイズ)の動画データをブロック単位(ページ単位)で一括して読み込み、一括読込ファイル記憶部143に供給する。一括読込ファイル記憶部143は、一括で読み込まれた(規定サイズ)の動画データを保持する。一括読込ファイル記憶部143からデコード用バッファ部142には、DMA(Direct Memory Access)によって1フレーム単位で動画データを順次、直接転送(コピー)するようになっている。
デコード部(画像変換部)13(CPUコア152)は、第1のバッファリング方式、または第2のバッファリング方式のいずれにおいても、デコード用バッファ部142に順次転送される1フレーム分の動画データをデコードして復号化し、表示用データバッファ部144に順次バッファリングする。
例えば、2つの動画データを同時に再生する場合には、デコード部(画像変換部)13(CPUコア152)は、1つ目の動画データのデコードを行った後、2つめの動画データのデコードを行うようになっている。但し、これに限定されることなく、例えば、ブロック単位で交互にデコードしてもよい。デコード完了後、表示用データバッファ部144には、デコードされた2つの動画データが格納されていることになる。表示制御部22は、表示用データバッファ部144にバッファリングされたデコードされた動画データを読み出して所定のフレームレートで表示部12に再生表示する。
特に、高画質、高圧縮された動画データを再生する場合、再生時には、既にデコードされた動画データが表示用データバッファ部144にバッファリングされているので、逆再生するような場合であっても、再生速度が遅くなるといったような問題は生ぜず、円滑に逆再生することが可能である。
また、上述したように、2つの動画データを同時再生する場合も、同時再生時には、既にデコードされた2つの動画データが表示用データバッファ部144にバッファリングされているので、再生機能に負荷がかからず、円滑に再生することが可能である。
次に、本実施形態において、第1のバッファリング方式、または第2のバッファリング方式を切り替えて用いる際の条件について説明する。本実施形態では、外部記録媒体挿入部16に挿入された外部記録媒体からのデータ読み出し速度とデコード部(画像変換部)13による動画データのデコード速度とに応じて、バッファリング方式を選択的に切り替えて用いるために、以下に示す時間データを予め保持、または随時計算するようになっている。
つまり、外部記録媒体挿入部16に挿入可能な外部記録媒体の種類毎(カテゴリ毎)に、ブロック単位(ページ単位)での一括アクセス機能の有無や、そのアクセス速度を予め保持しておき、いずれかの外部記録媒体が挿入された際にその種類を特定し、特定された種類の外部記録媒体のアクセス速度に基づいて以下の時間を計算する。
また、動画データの記録状態(圧縮率、解像度)や動画データの再生条件(再生モード)の種類毎にデコード速度に関する情報を予め保持しておき、動画データの再生が指示された際に、再生対象となる動画データの記録状態や、再生モードを特定し、特定された記録状態や再生モードに基づいて以下の時間を計算する。
時間T1:動画1フレーム当たりのデコード時間(伸長・縮小を含む)
時間T2:動画1フレーム当たりの動画データ(概算サイズ)を外部記録媒体挿入部16に挿入された外部記録媒体から読み込む時間
時間T3:(規定サイズ)の動画データを一括で外部記録媒体挿入部16に挿入された外部記録媒体から読み込む時間
時間T4:残りデコードフレーム数n×時間T2
時間T5:残りデコードフレーム数n×時間T1+時間T3
上記1フレーム当たりの概算データサイズの読み込み時間T2と、一括で読み込み可能なバッファサイズの読み込み時間T3とについては、起動時や動画選択時に計測して内部的に保持しておく。
上述したように、本実施形態において、デュアルコアで動作させるため、デコード処理と動画データの読み込み処理とは、各々、CPUコア151、152で並行して同時に行うことで効率的な処理を実現している。ゆえに、1フレームのデコード処理と動画データの読み込み処理とのいずれか時間を要する処理の方が全体処理のオーバーヘッドとなる。
すなわち、デコード時間T1>動画データ読み込み時間T2の場合には、1フレーム毎の動画データ読み込み処理の方が速くなるため、1フレーム毎に読み込みながらデコードしてバッファリングを行う第1のバッファリング方式を選択する。つまり、動画データ読み込み処理の方がデコード処理より速いので、1フレーム毎に読み込みながらデコードしても、動画データの読み込みを待つことなく、連続してデコード処理を実行することができる。ゆえに、最も短時間でデコードを完了することができ、バッファリングも最も短時間で完了することが可能となる。
これに対して、デコード時間T1<ファイル読み込み時間T2の場合において、時間T4(残りデコードフレーム数n×時間T2)>時間T5(残りデコードフレーム数n×時間T1+時間T3)の場合には、ファイルを一括で読み込み、一旦、一括読込ファイル記憶部143に保持し、内部で1フレーム毎にデコード用バッファ部142にDMAコピーしながらデコードしてバッファリングを行う第2のバッファリング方式を選択する。
つまり、デコード処理の方がファイル読み込み処理より速いので、1フレーム毎に読み込みながらデコードすると(第1のバッファリグ方式を用いると)、1フレーム分の動画データの読み込みが完了するまでデコード処理を待機させる必要が生じ、連続して実デコード処理を実行することができなくなる。この場合、一括読み込み時間T3が、上記デコード時の待ち時間を吸収できるほどに短時間であれば(すなわち、時間T4>時間T5)、一括して動画データを読み込んでから、内部で1フレーム毎にコピーしてデコードする第2のバッファリング方式を選択した方が、短時間でデコードを完了することができ、バッファリングも最も短時間で完了することが可能となる。
このように、外部記録媒体挿入部16に挿入された外部記録媒体のデータ読み出し速度とデコード部(画像変換部)13のデコード速度とに応じて、第1のバッファリング方式、または第2のバッファリング方式を選択的に切り替えて用いることで、より短時間でバッファリングを完了することができ、再生指示から再生開始までの待ち時間を短縮することができる。
B.実施形態の動作
次に、上述した実施形態の動作について説明する。
図3、及び図4は、本実施形態による電子機器1の動作を説明するためのフローチャートである。また、図5、及び図6は、本実施形態による電子機器1の動画データのバッファリング動作を説明するタイミングチャートである。
ユーザにより動画再生が指示されると、まず、後述する残りデコードフレーム数の設定など、バッファリング初期化処理を実行する(ステップS10)。次に、デコード時間T1>動画データ読み込み時間T2であるか否を判断し(ステップS12)、デコード時間T1>動画データ読み込み時間T2である場合には(ステップS12のYES)、ステップS14〜S28のループ処理を実行する。該ステップS14〜S26のループ処理は、上述した第1のバッファリング方式に相当する。
まず、データ読込部20(CPUコア151)は、外部記録媒体挿入部16に挿入された外部記録媒体から1フレーム単位で動画データを読み込み、デコード用バッファ部142に順次格納する(ステップS16)。これと並行して、デコード部13(CPUコア152)は、デコード用バッファ部142から1フレーム単位で動画データを読み込んでデコードし(ステップS18)、表示用データバッファ部144に順次格納する(ステップS20)。
次に、まだデコードしていない、残りデコードフレーム数を1つ減算し(ステップS22)、残りデコードフレーム数が0になったか否かを判断する(ステップS24)。そして、残りデコードフレーム数が0でない場合、すなわち、まだデコードすべきフレームが残っている場合には(ステップS24のNO)、ステップS16に戻る。以下、残りデコードフレーム数が0になるまで、上述した処理を繰り返し、残りデコードフレーム数が0になった場合には(ステップS24のYES)、ループ処理を終了し(ステップS26)、当該処理を終了する。
図5には、上述した第1のバッファリング方式の動作を示している。図示するように、第1のバッファリング方式では、データ読込部20(CPUコア151)が、外部記録媒体挿入部16に挿入された外部記録媒体から、初回読み込み後、1フレーム単位で動画データを順次読み込み、デコード用バッファ部142に順次格納する。これと並行して、デコード部13(CPUコア152)が、デコード用バッファ部142から1フレーム単位で動画データを読み込んでデコードし、表示用データバッファ部144に順次格納する。
このように、デコード時間T1>動画データ読み込み時間T2である場合には、動画データ読み込み処理の方がデコード処理より速いので、第1のバッファリング方式を選択することで、1フレーム毎に読み込みながらデコードしても、動画データの読み込みを待つことなく、デコードを連続して実行することができる。したがって、最も短時間でデコードを完了することができ、バッファリングも最も短時間で完了することになるので、再生指示から再生開始までの待ち時間を短縮することができる。
一方、デコード時間T1>動画データ読み込み時間T2でない場合には(ステップS12のNO)、時間T4(残りデコードフレーム数n×時間T2)>時間T5(残りデコードフレーム数n×時間T1+時間T3)であるか否かを判断する(ステップS30)。なお、デコードする前であるならば、残りデコードフレーム数nは、動画データの全てのフレーム数となる。
上記ステップ30では、一括読み込み時間T3が、上記デコード処理時の待ち時間を吸収できるほどに短時間であるか否かを判断している。すなわち、時間T4>時間T5であれば、一括して動画データを読み込んでから、内部で1フレーム毎にコピーしてデコードする第2のバッファリング方式を選択した方が、短時間でデコードを完了することができることを意味する。
ここで、時間T4>時間T5である場合には(ステップS30のYES)、ファイル一括読込部22(CPUコア151)は、外部記録媒体挿入部16に挿入された外部記録媒体から(規定サイズ=バッファサイズ分)の動画データをブロック単位(ページ単位)で一括して読み込み、一括読込ファイル記憶部143に格納する(ステップS32)。次に、ステップS34〜S48のループ処理を実行する。該ステップS34〜S48のループ処理は、上述した第2のバッファリング方式に相当する。
まず、一括読込ファイル記憶部143から、DMAコピーによって1フレーム単位で動画データを順次、デコード用バッファ部142に直接転送(コピー)する(ステップS36)。これと並行して、デコード部13(CPUコア152)は、デコード用バッファ部142から1フレーム単位で動画データを読み込んでデコードし(ステップS38)、表示用データバッファ部144に順次格納する(ステップS40)。
次に、残りデコードフレーム数を1つ減算し(ステップS42)、残りデコードフレーム数が0になったか否かを判断する(ステップS44)。そして、残りデコードフレーム数が0でない場合、すなわち、まだデコードすべきフレームが残っている場合には(ステップS44のNO)、次のフレームが一括読込ファイル記憶部143にないか否かを判断する(ステップS46)。すなわち、一括読込ファイル記憶部143に一括して読み込めなかった動画データがないか否かを判断する。そして、次のフレームが一括読込ファイル記憶部143にある場合には(ステップS46のNO)、ステップS36に戻り、上述した処理を繰り返す。
図6(a)には、デコード時間T1<動画データ読み込み時間T2であった場合に(ステップS12のNO)、仮に、上述した第1のバッファリング方式を用いた場合のバッファリング動作を示している。一方、図6(b)には、同じく、デコード時間T1<動画データ読み込み時間T2であった場合に(ステップS12のNO)、上述した第2のバッファリング方式を用いた場合のバッファリング動作を示している。
図6(a)に示すように、仮に第1のバッファリング方式を用いたとすると、データ読込部20(CPUコア151)が、外部記録媒体挿入部16に挿入された外部記録媒体から、初回読み込み後、1フレーム単位で動画データを順次読み込み、デコード用バッファ部142に順次格納する。これと並行して、デコード部13(CPUコア152)が、デコード用バッファ部142から1フレーム単位で動画データを読み込んでデコードしようとすると、デコード時間T1<動画データ読み込み時間T2であるため、デコード処理間に待機時間Dtが生じてしまう。このため、デコード完了するまでに、全デコードフレーム数×待機時間Dtの遅延が生じることになる。
これに対して、図6(b)に示すように、第2のバッファリング方式を用いた場合には、ファイル一括読込部21(CPUコア151)が、外部記録媒体挿入部16に挿入された外部記録媒体からブロック単位(ページ単位)で一括して動画データを読み込んで一括読込ファイル記憶部143に格納した後、初回読み込みを行い、その後、一括読込ファイル記憶部143から1フレーム単位で動画データをデコード用バッファ部142にDMAコピーしながら、デコード部13(CPUコア152)でデコードし、表示用データバッファ部144に順次格納する。
このように、デコード時間T1<動画データ読み込み時間T2で、かつ時間T4>時間T5である場合には、第2のバッファリング方式を選択することで、動画データの読み込みを待つことなく、連続してデコードを実行することができる。したがって、最も短時間でデコードを完了することができ、バッファリングも最も短時間で完了することになるので、再生指示から再生開始までの待ち時間を短縮することができる。
一方、図4のステップS34〜S48のループ処理において、残りデコードフレームが0でない場合に(ステップS44のNO)、次のフレームが一括読込ファイル記憶部143にない場合には(ステップS46のYES)、ステップS30に戻り、一括して読み込めなかった残りのフレームに対して処理を継続する。すなわち、動画データのサイズや再生時間、一括読込ファイル記憶部143のバッファサイズなどによっては、動画データを一括して読み込めない場合がある。このため、残りの動画データに対して、第1のバッファリング方式を用いるか、第2のバッファリング方式を用いるかを再度判断する必要がある。
ここで、残りの動画データにおいて、時間T4>時間T5である場合には(ステップS30のYES)、上述した第2のバッファリング方式を用いればよい。一方、残りの動画データにおいて、時間T4>時間T5でない場合には(ステップS30のNO)、図3のステップS14に戻り、第1のバッファリング方式を用いることになる。
そして、残りフレーム数が0になった場合には(ステップS44のYES)、当該処理を終了する。
上述した実施形態によれば、外部記録媒体のデータ読み出し速度とデコード速度とに応じて、より適切なバッファリング方式を選択的に用いることで、外部記録媒体からのデータ読み出し速度とデコード速度とが変化する場合であっても、動画再生時の性能を十分に発揮することができる。この結果、動画再生時における動画データのバッファリングをより短時間で完了することができ、動画再生指示から動画再生開始までの待ち時間を短縮することができる。
なお、上述した実施形態においては、動画再生機能を有する電子機器として説明したが、より具体的には、デジタルカメラを始め、撮像機能を有する、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末などの電子機器に適用することが可能である。
以上、この発明のいくつかの実施形態について説明したが、この発明は、これらに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願出願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記1)
付記1に記載の発明は、外部記録媒体に記録されている動画データを複数の読み込み方式のいずれかで読み込む読込手段と、前記読込手段により読み込まれる動画データをデコードするデコード手段と、前記デコード手段による動画データのデコード速度と前記読込手段による動画データの読み込み速度とを特定する特定手段と、前記特定手段により特定されたデコード速度と読み込み速度との関係が所定の関係にあるか否かに応じて前記読込手段が動画データを読み込む際の読み込み方式を選択する選択手段と、を備えることを特徴とする電子機器である。
(付記2)
付記2に記載の発明は、前記特定手段は、再生対象となる動画データの記録状態、動画データの再生条件、外部記録媒体の種類のうちの少なくとも1つの条件の違いに応じて変化するデコード速度または読み込み速度を特定することを特徴とする付記1に記載の電子機器である。
(付記3)
付記3に記載の発明は、前記読込手段は、前記外部記録媒体に記録されている動画データを所定単位で読み込む第1の読み込み方式と、前記外部記録媒体に記録されている動画データを複数の前記所定単位で一括で読み込む第2の読み込み方式とのいずれかを用いて動画データを読み込み、前記デコード手段は、前記読込手段により読み込まれる動画データを前記所定単位で逐次デコードし、前記特定手段は、前記デコード手段により動画データをデコードするデコード速度と、前記読込手段が前記第1の読み込み方式により動画データを読み込む第1の読み込み速度と、前記読込手段が前記第2の読み込み方式により動画データを読み込む第2の読み込み速度とを特定し、前記選択手段は、前記特定手段により特定されたデコード速度と、第1の読み込み速度と、第2の読み込み速度との関係が所定の関係にあるか否かに応じて、前記読込手段が動画データを読み込む際の読み込み方式として前記第1の読み込み方式と前記第2の読み込み方式のいずれかを選択することを特徴とする付記1または2に記載の電子機器である。
(付記4)
付記4に記載の発明は、前記読込手段が前記第2の読み込み方式により一括で読み込んだ複数の前記所定単位の動画データを記憶する一括読込ファイル記憶手段と、前記読込手段によって前記外部記録媒体からフレーム単位で動画データを逐次読み込ませ、この逐次読み込まれる動画データを前記デコード手段によって前記フレーム単位で逐次デコードさせる第1のバッファリング方式、または、前記読込手段が前記第2の読み込み方式によって前記外部記録媒体から一括して読み込んだ複数の前記所定単位の動画データを前記一括読込ファイル記憶手段に記憶させた後、この一括読込ファイル記憶手段に記憶されている動画データを、前記デコード手段によって前記フレーム単位で順番にデコードさせる第2のバッファリング方式のいずれか一方を用いてバッファリング動作を制御する制御手段とを更に備えることを特徴とする付記3に記載の電子機器である。
(付記5)
付記5に記載の発明は、前記制御手段は、前記デコード手段による動画データのフレーム単位でのデコード速度と前記読込手段による前記外部記録媒体からのフレーム単位での読み込み速度とに基づいて、前記第1のバッファリング方式と、前記第2のバッファリング方式のいずれか一方を選択することを特徴とする付記4に記載の電子機器である。
(付記6)
付記6に記載の発明は、前記制御手段は、前記デコード手段による前記デコード速度が、前記読込手段による前記第1の読み込み速度より遅い場合には、前記第1のバッファリング方式を用いる一方、前記デコード手段によるる前記デコード速度が、前記読込手段による前記第1の読み込み速度よりも速い場合には、前記第2のバッファリング方式を選択することを特徴とする付記5に記載の電子機器である。
(付記7)
付記7に記載の発明は、前記デコード手段によってデコードされる直前の動画データをフレーム単位で一時的に保持するデコード用バッファ手段を更に備え、前記第2のバッファリグ方式を用いる場合に、前記一括読込ファイル記憶手段に記憶されている動画データを、前記デコード用バッファ手段にフレーム単位で直接転送することを特徴とする付記4乃至6のいずれかに記載の電子機器である。
(付記8)
付記8に記載の発明は、前記制御手段は、前記読込手段が前記第1の読み込み方式により動画データを読み込む第1の読み込み時間が、前記デコード手段により動画データをデコードするデコード時間に前記読込手段が前記第2の読み込み方式により動画データを読み込む第2の読み込み時間を加えた時間よりも長い場合には、前記第2のバッファリング方式を用いることを特徴とする付記4乃至7のいずれかに記載の電子機器である。
(付記9)
付記9に記載の発明は、前記読込手段と前記デコー手段とは、各々、並行して同時処理可能な複数のプロセッサコアを搭載した中央処理装置で実現されるものであることを特徴とする付記1乃至8のいずれかに記載の電子機器である。
(付記10)
付記10に記載の発明は、表示手段と、外部記録媒体に記録されている動画データを複数の読み込み方式のいずれかで読み込む読込手段と、前記読込手段により読み込まれる動画データをデコードするデコード手段と、前記デコード手段による動画データのデコード速度と前記読込手段による動画データの読み込み速度とを特定する特定手段と、前記特定手段により特定されたデコード速度と読み込み速度との関係が所定の関係にあるか否かに応じて前記読込手段が動画データを読み込む際の読み込み方式を選択する選択手段と、前記デコード手段によりデコードされた動画データを、前記表示手段に表示する表示制御手段とを備えることを特徴とする動画再生装置である。
(付記11)
付記11に記載の発明は、外部記録媒体に記録されている動画データを複数の読み込み方式のいずれかで読み込む読込ステップと、前記読込ステップで読み込まれる動画データをデコードするデコードステップと、前記デコードステップでの動画データのデコード速度と前記読込ステップでの動画データの読み込み速度とを特定する特定ステップと、前記特定ステップで特定されたデコード速度と読み込み速度との関係が所定の関係にあるか否かに応じて前記読込ステップで動画データを読み込む際の読み込み方式を選択する選択ステップとを含むことを特徴とする動画デコード方法である。
(付記12)
付記12に記載の発明は、電子機器のコンピュータに、外部記録媒体に記録されている動画データを複数の読み込み方式のいずれかで読み込む読込機能、前記読込機能により読み込まれる動画データをデコードするデコード機能、前記デコード機能による動画データのデコード速度と前記読込機能による動画データの読み込み速度とを特定する特定機能、前記特定機能により特定されたデコード速度と読み込み速度との関係が所定の関係にあるか否かに応じて前記読込機能が動画データを読み込む際の読み込み方式を選択する選択機能を実行させることを特徴とするプログラムである。
1 電子機器
10 操作部(キー)
11 電源部
12 表示部
13 画像変換部
14 記憶部
141 プログラム記憶部
142 デコード用バッファ部
143 一括読込ファイル記憶部
144 表示用データバッファ部
15 制御部(CPU)
151、152 CPUコア
16 外部記録媒体挿入部
20 データ読込部
21 ファイル一括読込部
22 表示制御部

Claims (12)

  1. 外部記録媒体に記録されている動画データを複数の読み込み方式のいずれかで読み込む読込手段と、
    前記読込手段により読み込まれる動画データをデコードするデコード手段と、
    前記デコード手段による動画データのデコード速度と前記読込手段による動画データの読み込み速度とを特定する特定手段と、
    前記特定手段により特定されたデコード速度と読み込み速度との関係が所定の関係にあるか否かに応じて前記読込手段が動画データを読み込む際の読み込み方式を選択する選択手段と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 前記特定手段は、再生対象となる動画データの記録状態、動画データの再生条件、外部記録媒体の種類のうちの少なくとも1つの条件の違いに応じて変化するデコード速度または読み込み速度を特定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記読込手段は、前記外部記録媒体に記録されている動画データを所定単位で読み込む第1の読み込み方式と、前記外部記録媒体に記録されている動画データを複数の前記所定単位で一括で読み込む第2の読み込み方式とのいずれかを用いて動画データを読み込み、
    前記デコード手段は、前記読込手段により読み込まれる動画データを前記所定単位で逐次デコードし、
    前記特定手段は、前記デコード手段により動画データをデコードするデコード速度と、前記読込手段が前記第1の読み込み方式により動画データを読み込む第1の読み込み速度と、前記読込手段が前記第2の読み込み方式により動画データを読み込む第2の読み込み速度とを特定し、
    前記選択手段は、前記特定手段により特定されたデコード速度と、第1の読み込み速度と、第2の読み込み速度との関係が所定の関係にあるか否かに応じて、前記読込手段が動画データを読み込む際の読み込み方式として前記第1の読み込み方式と前記第2の読み込み方式のいずれかを選択する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 前記読込手段が前記第2の読み込み方式により一括で読み込んだ複数の前記所定単位の動画データを記憶する一括読込ファイル記憶手段と、
    前記読込手段によって前記外部記録媒体からフレーム単位で動画データを逐次読み込ませ、この逐次読み込まれる動画データを前記デコード手段によって前記フレーム単位で逐次デコードさせる第1のバッファリング方式、または、前記読込手段が前記第2の読み込み方式によって前記外部記録媒体から一括して読み込んだ複数の前記所定単位の動画データを前記一括読込ファイル記憶手段に記憶させた後、この一括読込ファイル記憶手段に記憶されている動画データを、前記デコード手段によって前記フレーム単位で順番にデコードさせる第2のバッファリング方式のいずれか一方を用いてバッファリング動作を制御する制御手段と
    を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記制御手段は、前記デコード手段による動画データのフレーム単位でのデコード速度と前記読込手段による前記外部記録媒体からのフレーム単位での読み込み速度とに基づいて、前記第1のバッファリング方式と、前記第2のバッファリング方式のいずれか一方を選択する
    ことを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
  6. 前記制御手段は、前記デコード手段による前記デコード速度が、前記読込手段による前記第1の読み込み速度より遅い場合には、前記第1のバッファリング方式を用いる一方、前記デコード手段によるる前記デコード速度が、前記読込手段による前記第1の読み込み速度よりも速い場合には、前記第2のバッファリング方式を選択する
    ことを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  7. 前記デコード手段によってデコードされる直前の動画データをフレーム単位で一時的に保持するデコード用バッファ手段を更に備え、
    前記第2のバッファリグ方式を用いる場合に、前記一括読込ファイル記憶手段に記憶されている動画データを、前記デコード用バッファ手段にフレーム単位で直接転送する
    ことを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載の電子機器。
  8. 前記制御手段は、前記読込手段が前記第1の読み込み方式により動画データを読み込む第1の読み込み時間が、前記デコード手段により動画データをデコードするデコード時間に前記読込手段が前記第2の読み込み方式により動画データを読み込む第2の読み込み時間を加えた時間よりも長い場合には、前記第2のバッファリング方式を用いる
    ことを特徴とする請求項4乃至7のいずれかに記載の電子機器。
  9. 前記読込手段と前記デコー手段とは、各々、並行して同時処理可能な複数のプロセッサコアを搭載した中央処理装置で実現されるものである
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の電子機器。
  10. 表示手段と、
    外部記録媒体に記録されている動画データを複数の読み込み方式のいずれかで読み込む読込手段と、
    前記読込手段により読み込まれる動画データをデコードするデコード手段と、
    前記デコード手段による動画データのデコード速度と前記読込手段による動画データの読み込み速度とを特定する特定手段と、
    前記特定手段により特定されたデコード速度と読み込み速度との関係が所定の関係にあるか否かに応じて前記読込手段が動画データを読み込む際の読み込み方式を選択する選択手段と、
    前記デコード手段によりデコードされた動画データを、前記表示手段に表示する表示制御手段と
    を備えることを特徴とする動画再生装置。
  11. 外部記録媒体に記録されている動画データを複数の読み込み方式のいずれかで読み込む読込ステップと、
    前記読込ステップで読み込まれる動画データをデコードするデコードステップと、
    前記デコードステップでの動画データのデコード速度と前記読込ステップでの動画データの読み込み速度とを特定する特定ステップと、
    前記特定ステップで特定されたデコード速度と読み込み速度との関係が所定の関係にあるか否かに応じて前記読込ステップで動画データを読み込む際の読み込み方式を選択する選択ステップと
    を含むことを特徴とする動画デコード方法。
  12. 電子機器のコンピュータに、
    外部記録媒体に記録されている動画データを複数の読み込み方式のいずれかで読み込む読込機能、
    前記読込機能により読み込まれる動画データをデコードするデコード機能、
    前記デコード機能による動画データのデコード速度と前記読込機能による動画データの読み込み速度とを特定する特定機能、
    前記特定機能により特定されたデコード速度と読み込み速度との関係が所定の関係にあるか否かに応じて前記読込機能が動画データを読み込む際の読み込み方式を選択する選択機能
    を実行させることを特徴とするプログラム。


JP2012232795A 2012-10-22 2012-10-22 電子機器、動画再生装置、動画デコード方法、及びプログラム Active JP5800287B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012232795A JP5800287B2 (ja) 2012-10-22 2012-10-22 電子機器、動画再生装置、動画デコード方法、及びプログラム
US14/054,373 US9066062B2 (en) 2012-10-22 2013-10-15 Electronic apparatus for processing moving image data
KR1020130124539A KR101526255B1 (ko) 2012-10-22 2013-10-18 전자 기기, 동영상 재생 장치, 동영상 디코딩 방법, 및 기록 매체
CN201310491953.8A CN103795955B (zh) 2012-10-22 2013-10-18 电子设备、动态图像再生装置、动态图像解码方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012232795A JP5800287B2 (ja) 2012-10-22 2012-10-22 電子機器、動画再生装置、動画デコード方法、及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014086798A true JP2014086798A (ja) 2014-05-12
JP5800287B2 JP5800287B2 (ja) 2015-10-28

Family

ID=50485425

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012232795A Active JP5800287B2 (ja) 2012-10-22 2012-10-22 電子機器、動画再生装置、動画デコード方法、及びプログラム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9066062B2 (ja)
JP (1) JP5800287B2 (ja)
KR (1) KR101526255B1 (ja)
CN (1) CN103795955B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110876030B (zh) * 2018-08-30 2022-03-25 佳能株式会社 记录控制设备及其控制方法和存储介质

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0951505A (ja) * 1995-05-30 1997-02-18 Sanyo Electric Co Ltd 記録媒体再生装置、再生方法、記録方法、及び記録装置
JP2005235170A (ja) * 2003-12-05 2005-09-02 Gretech Co Ltd 注文型マルチメディア・コンテンツ提供システムおよびその方法
JP2010098526A (ja) * 2008-10-16 2010-04-30 Sony Corp 受信装置、コンテンツ受信方法、およびプログラム

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7043584B2 (en) * 1997-02-18 2006-05-09 Thomson Licensing Interrupt prioritization in a digital disk apparatus
US6463209B2 (en) * 1997-02-18 2002-10-08 Thomson Licensing Sa Controlled data flow
JPH10285550A (ja) 1997-03-31 1998-10-23 Victor Co Of Japan Ltd 光ディスク、光ディスク記録方法、光ディスク再生方法、光ディスク再生装置
DE69922625T2 (de) 1998-06-12 2005-11-03 Koninklijke Philips Electronics N.V. Übertragung von komprimierten audiodaten mittels eines wiedergabepuffers
CN100423114C (zh) * 2001-08-30 2008-10-01 松下电器产业株式会社 同时记录方法、同时再现方法和信息记录设备及信息再现设备
US7450646B2 (en) * 2002-06-04 2008-11-11 Panasonic Corporation Image data transmitting apparatus and method and image data reproducing apparatus and method
EP1576605A1 (en) * 2002-12-24 2005-09-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Recording and reproduction apparatus, recording apparatus, editing apparatus, information recording medium, recording and reproduction method, recording method, and editing method
WO2005101829A1 (ja) * 2004-04-13 2005-10-27 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 符号化データ復号再生装置
EP1776699A1 (en) * 2004-08-02 2007-04-25 Koninklijke Philips Electronics N.V. Data storage and replay apparatus
WO2006025489A1 (ja) * 2004-09-01 2006-03-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 画像再生方法及び画像再生装置
JP2007228502A (ja) 2006-02-27 2007-09-06 Shinano Kenshi Co Ltd 動画データの同期再生装置
JP2007312002A (ja) * 2006-05-17 2007-11-29 Toshiba Corp Mpegビデオ再生装置、およびmpegビデオ再生方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0951505A (ja) * 1995-05-30 1997-02-18 Sanyo Electric Co Ltd 記録媒体再生装置、再生方法、記録方法、及び記録装置
JP2005235170A (ja) * 2003-12-05 2005-09-02 Gretech Co Ltd 注文型マルチメディア・コンテンツ提供システムおよびその方法
JP2010098526A (ja) * 2008-10-16 2010-04-30 Sony Corp 受信装置、コンテンツ受信方法、およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
CN103795955B (zh) 2017-03-01
JP5800287B2 (ja) 2015-10-28
US9066062B2 (en) 2015-06-23
CN103795955A (zh) 2014-05-14
KR20140051081A (ko) 2014-04-30
US20140112645A1 (en) 2014-04-24
KR101526255B1 (ko) 2015-06-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4160883B2 (ja) 画像記録装置及び画像記録方法
US8184700B2 (en) Image decoder
JP2006319513A (ja) 撮像装置、および方法
KR20120138224A (ko) 재생장치
JP5800287B2 (ja) 電子機器、動画再生装置、動画デコード方法、及びプログラム
JP4701021B2 (ja) データ処理装置及びデータ処理方法
JP2007109329A (ja) 画像データ記録装置、画像データ再生装置、画像データ記録方法、プログラム及び記録媒体
JP2007049651A (ja) 画像処理装置、及び制御方法
JP2018195923A (ja) 記録装置
US20090092376A1 (en) Video reproduction apparatus
JP2009100104A (ja) 動画像再生装置,およびその処理方法およびそのプログラム
JP2018117308A (ja) 再生装置及びその制御方法
JP2014064124A (ja) 動画処理装置、動画処理方法及びプログラム
JP4298583B2 (ja) 撮像装置および携帯電話
JP2013005054A (ja) 再生装置及び再生方法
JP2005260440A (ja) 画像音声記録再生装置
JP5925020B2 (ja) 再生装置
JP5930807B2 (ja) 撮像装置
JP5355176B2 (ja) 動画保存装置及びその制御方法
JP6110730B2 (ja) 撮像装置
JP2013058853A (ja) 動画再生装置、動画再生方法及びプログラム
JP2020091696A (ja) 記録再生装置
JP2018170732A (ja) 記録再生装置、記録再生装置の制御方法、及び、プログラム
JP2010103795A (ja) 画像記録装置
JP2001268566A (ja) 画像処理装置、方法及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140929

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20141027

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20141216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150119

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150316

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150521

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150601

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150803

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5800287

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150816