JP2014086328A - 車両用灯具 - Google Patents

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Abstract

【課題】配光パターンの色味を調整することができるリフレクタ型の車両灯具を提供する。
【解決手段】車両用灯具1は、半導体発光素子及び蛍光体によって白色光を下方へ出射させるLED4と、左右方向に略沿った焦線FLを有するとともにLED4の下方に対向配置され、当該LED4から出射された白色光を前方へ反射させる中央反射面611aとを備え、前方に所定の配光パターンを形成する。中央反射面611aは、LED4の発光面の前端から出射される白色光を配光パターンの上端に照射させるとともに、焦線FLがLED4の発光面の前端に略一致する位置を基準位置として、当該基準位置から上下方向へ移動可能に構成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両用灯具に関する。
従来、自動車用のフォグランプなどの車両用灯具として、LED(発光ダイオード)から出射させた光をリフレクタによって前方へ照射させて、前方に所定の配光パターンを形成するリフレクタ型のものが知られている。
この種の車両用灯具として、例えば特許文献1に記載のものでは、左右方向に沿った焦線(焦点軸)を有するリフレクタ(反射面)と、当該リフレクタの焦線上に配列させた複数のLEDとを用い、複数のLEDから出射させた光をリフレクタで前方へ反射させて、左右に長尺な配光パターンを形成している。このような車両用灯具では、配光パターン上端のカットオフライン(明暗境界線)が明瞭に形成されるように、当該カットオフラインへの光が出射される各LEDの端部をリフレクタの焦線上に合わせている。
特許第4633635号公報
ところで、車両用灯具に用いられるLEDとしては、半導体発光素子と蛍光体とによって白色光を出射させるものが広く知られている。このようなLEDでは、半導体発光素子から蛍光体へ青色の励起光を照射することによって、蛍光体が励起されて発する黄色光と励起光とが混合(混色)されて、白色光が得られるようになっている。
しかしながら、上述のようなLEDでは、蛍光体中での光路長に応じて励起光(青色光)と黄色光との混色程度が変化するため、半導体発光素子から放射状に出射される励起光のうち、蛍光体へ真っ直ぐ向かう光軸を基準とする出射角が大きいものほど、蛍光体中での光路長が長くなり、ひいては黄味がかった白色光となる。つまり、LEDの端部からは、黄味がかった白色光が出射されてしまう。
そのため、このようなLEDを上記従来の車両用灯具に用いた場合には、各LEDの端部から出射される黄味がかった白色光によって配光パターンのカットオフラインが形成される結果、当該カットオフラインが黄味がかったものとなって、配光パターンが色味を有するものとなる。このような配光パターンの色味は、基本的には好ましくなく、低減させることが望ましいが、各種寸法や組立状態などの各種ばらつき(個体差)に起因して相対的に濃くも薄くもなりうるため、例えば車両の左右両側に搭載される2つの灯具間で当該色味を揃えたい場合など、所望の状態となるように調整できることがより望ましい。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたもので、配光パターンの色味を調整することができるリフレクタ型の車両用灯具の提供を課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
半導体発光素子からの青色光と当該青色光によって励起された蛍光体からの黄色光とが混合されてなる白色光を上方又は下方へ出射させるLEDと、
左右方向に略沿った焦線を有するとともに前記LEDの上方又は下方に対向配置され、当該LEDから出射された白色光を前方へ反射させる反射面と、
を備え、前方に所定の配光パターンを形成する車両用灯具において、
前記反射面は、
前記LEDの発光面の前端から出射される白色光を前記配光パターンの上端に照射させるとともに、
前記焦線が前記LEDの発光面の前端に略一致する位置を基準位置として、当該基準位置から上下方向へ移動可能に構成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用灯具において、
前記反射面は、前記LEDから離間する方向へ移動可能に構成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の車両用灯具において、
前方へ膨出する前面と前後方向に直交する後面とを有する被保持部、及び前記反射面を有するリフレクタと、
前後方向に直交する面であって、前記リフレクタの前記被保持部の前記後面に後方から当接する当接面を有するブラケットと、
前記リフレクタの前方に配置され、当該リフレクタの前記被保持部の前記前面を前方から押さえるエクステンションと、
を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の車両用灯具において、
前記リフレクタの後方に配置され、上下方向に沿った中心軸回りに回動可能に軸支されるとともに、周面にウォームギアを有する調整軸を備え、
前記リフレクタは、前記調整軸の前記ウォームギアと噛合する上下方向に沿ったラックギアを後部に有することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の車両用灯具において、
当該車両用灯具がフォグランプであることを特徴とする。
本発明によれば、LEDの上方又は下方に対向配置された反射面が、所定の基準位置から上下方向へ移動可能に構成されているので、反射面の焦線位置(焦点位置)をLEDの発光面に対して接離させることによって、反射面が基準位置にあるときの配光パターン(以下、基準配光パターンという。)よりも上下方向に広く又は狭くした配光パターンを形成することができる。したがって、配光パターンの色味を薄く又は濃くすることができ、ひいては、配光パターンの色味を調整することができる。
また、反射面が、LEDの発光面の前端から出射される白色光を配光パターンの上端に照射させるとともに、当該反射面の焦線がLEDの発光面の前端に略一致する位置を上記基準位置としているので、この反射面を基準位置に対してLEDから離間する方向へ移動させたときには、上述の通り、基準配光パターンよりも上下方向に広い配光パターンが形成されて、その色味が薄くなると同時に、LEDの発光面の前端から出射される黄味がかった白色光によって黄味がかったものとなっていた基準配光パターン上端のカットオフラインよりも、暈けることで色味(黄味がかり)が低減されたカットオフラインが形成される。したがって、反射面を基準位置に対してLEDから離間する方向へ移動させたときに、より一層色味が薄い(色ムラが少ない)配光パターンを形成することができる。
実施形態における車両用灯具の分解斜視図である。 実施形態における車両用灯具の正面図である。 図2のIII−III線での断面図である。 図2のIV−IV線での断面図である。 図2のV−V線での断面図である。 図2のVI−VI線での断面図である。 実施形態における車両用灯具によって灯具前方の仮想スクリーン上に形成される配光パターンのイメージ図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態における車両用灯具1の分解斜視図であり、図2は、車両用灯具1の正面図であり、図3〜図6は、図2のIII−III線〜VI−VI線での断面図である。
なお、以下の説明では、「前」「後」「左」「右」「上」「下」との記載は、特に断りのない限り、車両用灯具1から見た方向を意味するものとする。
図1〜図4に示すように、車両用灯具1は、図示しない車両に搭載されて前方に所定の配光パターンを形成するリフレクタ型のフォグランプ(霧灯)であり、前面が開口したハウジング2と、当該ハウジング2の前面開口を覆う素通しのアウターレンズ3とを備えている。これらハウジング2及びアウターレンズ3は、何れも正面視円形状に形成されており、それぞれの周縁部で互いに固定されている。
ハウジング2とアウターレンズ3とで画成される灯室の内部には、LED(発光ダイオード)4と、ブラケット5と、リフレクタ6と、エクステンション7とが収容されている。
このうち、LED4は、発光面を下方へ向けた状態で、上下方向に略垂直に配置された基板41の下面に実装されている。このLED4は、左右方向に沿って並設された複数の半導体発光素子と、当該複数の半導体発光素子の表面(下面)に配設された蛍光体と(何れも図示せず)によって発光面から白色光を出射させる、従来より公知のものである。当該LED4では、各半導体発光素子から蛍光体の励起光としての青色光が出射され、この青色光が例えばYAG(Y3Al5O12:Ce3+)からなる蛍光体を励起して当該蛍光体から黄色光が出射される結果、これら青色光と黄色光とが混合(混色)されて白色光が出射される。このとき、半導体発光素子からの青色光は蛍光体中での光路長が長いものほど黄色光との混合が促進されるため、LED4の発光面からは、端部に近い部分ほど、より黄味がかった白色光が出射される。
ブラケット5は、基板41等をハウジング2に保持させる部材であり、その上端部が締結ねじ58によってハウジング2の上部に締結固定されている。ブラケット5のうち、灯室内の中央やや上方に位置する部分は、主に基板41を保持する基板保持部51となっている。この基板保持部51の下面には、基板41が、LED4を灯室内の略中央に位置させた状態で、板バネ状の固定部材59によって押圧固定されている。また、基板保持部51の後部には、LED4を点灯制御する点灯回路部材42が、基板41の後部に接続された状態で保持されている。
また、ブラケット5は、基板保持部51の後部の左右両側端から前方へ延出する2つの延出部52,52を有している。各延出部52の先端(前端)には、左右方向の灯具側方側へ突出したフック部521が設けられている。また、各延出部52の前後方向の中程の位置には、左右方向の灯具側方側へ突設された平板部522が設けられている。この平板部522は、フック部521よりも灯具側方側に位置しており、前面が前後方向と直交する平坦な面となっている。
リフレクタ6は、LED4から下方へ出射された白色光を前方へ反射させるものであり、LED4からの白色光を反射させる反射部61と、当該リフレクタ6を保持させるための2つの被保持部62,62とを有している。
このうち、反射部61は、前方斜め上方へ開口する湾曲板状に形成されて、LED4の下方に配置されており、その開口内面(上面)がLED4の発光面に対向している。そして、この開口内面には、LED4から出射された白色光を前方へ反射させる複数の放物系反射面611,…が略全域に亘って形成されている。複数の放物系反射面611,…は、全体として、LED4の発光面の近傍位置を焦点とする回転放物面を基調とした面となっており、縦長の各放物系反射面611が左右方向に沿って並設された構成となっている。
この複数の放物系反射面611,…のうち、LED4の直下に位置する左右方向中央の中央反射面611aは、配光パターン上端のカットオフライン(明暗境界線)を形成する部分となっている。より詳細には、中央反射面611aは、LED4の発光面の前端から出射された白色光を前方へ反射させて配光パターンの上端に照射させ、当該配光パターン上端にカットオフラインを形成する。この中央反射面611aは、縦断面(左右方向と直交する断面)形状が左右方向に一様な放物柱面状に形成されており、左右方向に略沿った焦線FLを有している。この焦線FLはLED4の発光面の前端に略一致しており、当該焦線FLがこの状態となるリフレクタ6(中央反射面611a)の位置が、その基準位置となっている。但し、リフレクタ6(中央反射面611a)は、後述するように、当該基準位置から上下方向へ移動可能に構成されており、焦線FLがLED4の発光面の前端から上下方向へ接離するようになっている。
一方、2つの被保持部62,62は、図1,図3及び図6に示すように、反射部61の上端の左右両側端から上方へ立設されている。各被保持部62は、前後方向と直交する平坦な後面と、前方へ膨出する円弧面状の前面とを有している。そして、2つの被保持部62,62の各後面が、ブラケット5の2つの延出部52,52の各平板部522の前面に当接されるとともに、その各前面が、後述するエクステンション7の2つの押え板部721,721の後面に押さえられて、当該2つの被保持部62,62が前後方向に挟持されることにより、リフレクタ6は上下方向へ移動可能な状態で保持されている。
また、リフレクタ6には、図1,図3及び図5に示すように、当該リフレクタ6を上下方向へ移動させるための2つのギア部63,63が設けられている。各ギア部63は、被保持部62の上下両端から後方へ延出する2本の腕部を後端で連結させた形状に形成されており、この後端部の後面には、上下方向に沿ったラックギア631が形成されている。また、各ギア部63は、より詳細には、被保持部62の上下両端から左右方向の灯具中央側へ向かいつつ後方へ延出しており、ブラケット5の延出部52が当該ギア部63よりも灯具側方側であって被保持部62よりも灯具中央側に位置するように形成されている。
2つのギア部63,63に形成された2つのラックギア631,631のうち、灯具左側に位置する一方は、ハウジング2に軸支された調整スクリュー8と噛合している。調整スクリュー8は、ハウジング2の後部左側に上下方向に沿って形成された挿通孔21内に下方から挿通され、下端を灯具下方へ露出させた状態で当該挿通孔21内に軸支されている。調整スクリュー8の周面上部にはウォームギア81が形成されており、このウォームギア81がリフレクタ6のラックギア631と噛合している。そのため、調整スクリュー8を上下方向に沿った中心軸回りに回動させることにより、リフレクタ6の2つの被保持部62,62をブラケット5の2つの平板部522,522とエクステンション7の2つ押え板部721,721との間で摺動させつつ、当該リフレクタ6を上下方向へ平行移動可能となっている。
エクステンション7は、図1及び図4に示すように、前後方向と直交する略円形板状に形成され、ブラケット5及びリフレクタ6の前方に配置されている。より詳細には、エクステンション7は、正面視円環状の周縁部71を有しており、当該周縁部71がハウジング2とアウターレンズ3とで前後方向に挟持されている。周縁部71の内側部分は、その上半部が覆われている一方で、リフレクタ6の反射部61の前方に位置する下半部が開口しており、当該開口を通じてリフレクタ6の複数の放物系反射面611,…を前方へ露出させている。
また、エクステンション7の後面には、図1,図3及び図6に示すように、リフレクタ6の2つの被保持部62,62を前方から押さえる2つの押圧部72,72が、当該後面の左右両側端から後方へ立設されている。各押圧部72は、上下方向に並設された2本の支持柱の先端(後端)に、前後方向と直交する平板状の押え板部721がその灯具中央側の端部で支持された構成となっており、2本の支持柱の間が孔部722となっている。この2つの押圧部72,72は、ブラケット5の2つの延出部52,52の各平板部522に当接されたリフレクタ6の被保持部62の前面を、各押え板部721の後面で前方から押さえつつ、ブラケット5の2つの延出部52,52の各フック部521を灯具中央側から孔部722に挿入させて押え板部721の前面に係止させることによって、リフレクタ6を前後方向に挟持した状態で保持している。
以上の構成を具備する車両用灯具1では、LED4から下方へ出射された白色光が、リフレクタ6の複数の放物系反射面611,…で前方へ反射された後に、素通しのアウターレンズ3を透過して前方へ照射され、灯具前方に所定の配光パターンが形成される。
ここで、リフレクタ6が基準位置(中央反射面611aの焦線FLがLED4の発光面の前端に略一致した位置)にある場合には、図7(a)に示すように、配光パターンとして、上端に明瞭な基準カットオフラインCL0を有する基準配光パターンP0が形成される。ここでの基準カットオフラインCL0は、焦線FL上に位置するLED4の発光面の前端から出射された黄味がかった白色光によって明瞭に形成されるため、比較的に黄味がかったものとなる。
このときに、調整スクリュー8が回動されてリフレクタ6が上下方向へ移動されると、中央反射面611aを含む複数の放物系反射面611,…の焦点位置がLED4の発光面から上下方向にずれる(焦点距離が変動する)。これにより、配光パターンとして、基準配光パターンP0を上下方向に広く又は狭くしたものが形成されるため、当該配光パターンの色味が基準配光パターンP0のものから変化する。同時に、カットオフラインを形成する中央反射面611aの焦線FLがLED4の発光面の前端から上下方向にずれることにより、配光パターンのカットオフラインとして、基準カットオフラインCL0よりも暈けたもの,すなわち色味(黄味がかり)が低減されたものが形成される。
具体的には、リフレクタ6を基準位置から上方へ移動させてLED4に近接させた場合には、配光パターンとして、基準配光パターンP0よりも上下方向に狭く、色味が濃いものが形成される。
一方、リフレクタ6を基準位置から下方へ移動させてLED4から離間させた場合には、図7(b)に示すように、基準配光パターンP0よりも上下方向に広く、色味が薄い配光パターンP1が形成される。また、上述の通り、このときのカットオフラインCL1は、黄味がかっていた基準カットオフラインCL0よりも色味(黄味がかり)が低減されたものとなるため、全体としてより色味が薄い(色ムラが少ない)配光パターンP1が形成される。
なお、リフレクタ6を基準位置から移動させるときの移動量は、例えば0.5mm程度の僅かなものであり、この程度の移動量であれば、上記基準位置において各種法規の配光パターン要件を満足するように設計されていた場合であっても、当該配光パターン要件を問題なく満足することができる。
以上のように、本実施形態の車両用灯具1によれば、LED4の下方に対向配置された中央反射面611aを含む複数の放物系反射面611,…が、所定の基準位置から上下方向へ移動可能に構成されているので、複数の放物系反射面611,…の焦点位置(焦線位置)をLED4の発光面に対して接離させることによって、リフレクタ6(中央反射面611a)が基準位置にあるときの基準配光パターンP0よりも上下方向に広く又は狭くした配光パターンを形成することができる。したがって、配光パターンの色味を薄く又は濃くすることができ、ひいては、配光パターンの色味を調整することができる。
これにより、各種寸法や組立状態などの各種ばらつきに起因する、異なる灯具での配光パターンの色味を揃えることができ、例えば、車両の左右両側に搭載される2つの車両用灯具1,1での配光パターンの色味の差を低減させることができる。
また、中央反射面611aがLED4の発光面の前端から出射される白色光を配光パターンの上端に照射させるとともに、当該中央反射面611aの焦線FLがLED4の発光面の前端に略一致する位置を当該中央反射面611aの基準位置としているので、中央反射面611aを基準位置に対してLED4から離間する方向(下方)へ移動させたときには、基準配光パターンP0よりも上下方向に広い配光パターンP1が形成されて、その色味が薄くなると同時に、LED4の発光面の前端から出射される黄味がかった白色光によって黄味がかったものとなっていた基準カットオフラインCL0よりも、暈けることで色味(黄味がかり)が低減されたカットオフラインCL1が形成される。したがって、中央反射面611aを基準位置に対してLED4から離間する方向へ移動させたときに、より一層色味が薄い(色ムラが少ない)配光パターンP1を形成することができる。
なお、本発明を適用可能な実施形態は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、本発明に係る車両用灯具としてフォグランプを例に挙げて説明したが、本発明は、フォグランプ以外の車両用灯具にも広く適用可能である。
また、LED4が発光面を下方へ向け、リフレクタ6の複数の放物系反射面611,…がLED4の下方に対向配置されることとしたが、LED4が発光面を上方へ向け(上方へ白色光を出射させ)、リフレクタ6の複数の放物系反射面611,…が当該LED4の上方に対向配置されることとしてもよい。
また、リフレクタ6の複数の放物系反射面611,…は、中央反射面611aを含むものであればよく、例えば当該中央反射面611aだけ(或いは当該中央反射面611aを左右方向へ延ばしたものだけ)であってもよい。
1 車両用灯具
4 LED
5 ブラケット
52 延出部
521 フック部
522 平板部
6 リフレクタ
61 反射部
611 放物系反射面
611a 中央反射面
FL 焦線
62 被保持部
63 ギア部
631 ラックギア
7 エクステンション
72 押圧部
721 押え板部
722 孔部
8 調整スクリュー
81 ウォームギア
0 基準配光パターン
CL0 基準カットオフライン
1 配光パターン
CL1 カットオフライン

Claims (5)

  1. 半導体発光素子からの青色光と当該青色光によって励起された蛍光体からの黄色光とが混合されてなる白色光を上方又は下方へ出射させるLEDと、
    左右方向に略沿った焦線を有するとともに前記LEDの上方又は下方に対向配置され、当該LEDから出射された白色光を前方へ反射させる反射面と、
    を備え、前方に所定の配光パターンを形成する車両用灯具において、
    前記反射面は、
    前記LEDの発光面の前端から出射される白色光を前記配光パターンの上端に照射させるとともに、
    前記焦線が前記LEDの発光面の前端に略一致する位置を基準位置として、当該基準位置から上下方向へ移動可能に構成されていることを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記反射面は、前記LEDから離間する方向へ移動可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前方へ膨出する前面と前後方向に直交する後面とを有する被保持部、及び前記反射面を有するリフレクタと、
    前後方向に直交する面であって、前記リフレクタの前記被保持部の前記後面に後方から当接する当接面を有するブラケットと、
    前記リフレクタの前方に配置され、当該リフレクタの前記被保持部の前記前面を前方から押さえるエクステンションと、
    を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用灯具。
  4. 前記リフレクタの後方に配置され、上下方向に沿った中心軸回りに回動可能に軸支されるとともに、周面にウォームギアを有する調整軸を備え、
    前記リフレクタは、前記調整軸の前記ウォームギアと噛合する上下方向に沿ったラックギアを後部に有することを特徴とする請求項3に記載の車両用灯具。
  5. 当該車両用灯具がフォグランプであることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の車両用灯具。
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