JP2014085900A - 車載装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】前方の映像を後続車両に送信する車載装置において、処理負荷や通信負荷を軽減できると共に、表示装置の画面を注視することによる安全上の課題を軽減できる車載装置を提供する。
【解決手段】車両の前方を撮像するカメラ200からの映像を取得して後続車両に送信する情報を作成して送信する車載装置100であって、自車両の前方および後方の危険度に基づいて総合的な危険度を判定し、該判定結果に基づいて情報を作成する演算部130と、該作成された情報を後続車両に送信する通信部110を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両間の通信により、周辺状況をドライバに容易に伝達する車載装置に関するものである。
車両の運転中に直前を走行する前方車両の更に前方の視界は、その前方車両によって遮られる。特に、その前方車両がバスやトラックなどの大型車両の場合には、その前の視界が大きく遮られるため、前方車両の急停車による玉突き事故など安全面での課題がある。それ以外にも、例えば前方車両の走行速度が通常より遅い場合、渋滞によるものか、単にその前方車両の速度が遅いだけで追い越し車線に移って追いこした方が良いかが分らず、苛立ちを感じることが多い。
その様な、前方車両による前方の視認性の課題を解決するために、前方車両に搭載されて前方を撮像するカメラの映像を後続車両に送信し、後続車両はその映像を受信して表示装置に表示する車載表示装置が提案されている。この車載表示装置は、前方車両が自身の車両ナンバー情報を付加した前方映像を後続車両へ送信し、後続車両はカメラで撮像した前方車両のナンバーと、送信されてきた映像に付加された車両ナンバー情報を照合し、一致した場合に表示装置に表示する(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−267052号公報
上記特許文献においては、表示要否は車両ナンバー情報の照合のみであり、危険性の無いケースでも表示される。そのため、処理負荷や通信負荷がかかるという課題や、後続車両では画像を表示し続けるためドライバが表示装置の画面を注視してしまうという安全上の課題がある。
本発明は上記従来の課題を解決するためになされたもので、危険性のある場合に後続車両に情報を送ることで、通信負荷を軽減できると共に、表示装置の画面を注視することによる安全上の課題を軽減できる車載装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の車載装置は、車両の前方を撮像するカメラからの映像を取得して後続車両に送信する情報を作成して送信する車載装置であって、自車両の前方および後方の危険度に基づいて総合的な危険度を判定し、該判定結果に基づいて情報を作成する演算部と、該作成された情報を後続車両に送信する通信部とを備える。
本発明の車載装置によれば、危険性のある場合に後続車両に情報を送ることで、処理負荷や通信負荷を軽減できると共に、表示装置の画面を注視することによる安全上の課題を軽減できる。
本発明の実施の形態にかかる車載装置の構成を示す機能ブロック図 演算部130の処理の流れを示すフローチャート ステップS201の総合的な危険度を判定する処理の流れを示すフローチャート 図3の総合的な危険度を判定する処理を説明するための一例を示す模式図 図3の総合的な危険度を判定する処理を説明するための一例を示す図 記憶部120に記憶される危険度判定テーブルの一例を示す図 図2のステップS202の後続車両に送信するための情報を作成して送信する処理の流れを示すフローチャート 図7のステップS704で作成される重畳映像の一例を示す図 各車両の記憶部120に記憶されるデータの一例を示す図 図2のステップS203の前方車両から情報を受信して表示装置500に表示する処理の流れを示すフローチャート 図10において、受信した危険度と自ら生成した危険度を整合させる処理を含めたフローチャート
以下、本発明の実施の形態にかかる車載装置について図面を用いて説明する。なお、以下で説明する本発明の実施の形態は、本発明の好ましい一具体例を示すものである。本実施の形態で示される数値、形状、構成要素、構成要素の配置及び接続形態などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。本発明は、特許請求の範囲だけによって限定される。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素は、本発明の課題を達成するのに必ずしも必要ではないが、より好ましい形態を構成するものとして説明される。
図1は、本発明の実施の形態にかかる車載装置100の構成を示す図である。車載装置100は、通信部110、記憶部120、演算部130を備え、車両に設置されているカメラ200、センサ300、GPS400、表示装置500、スピーカ600に接続されている。
カメラ200は、車両のフロントガラス上部に設置されて車両前方の映像を撮像し、撮像された映像は演算部130に入力される。前方の映像を撮像するカメラ200を所定距離離し2台設置してステレオカメラとすることにより、演算部130で前方を走行する車両や、障害物までの距離と相対速度を求めることができる。また、車両の前方以外にも、車両後方を撮像するカメラを2台設置することにより、後続車両との距離や相対速度を演算部130で同様に求めることができる。
センサ300は、ミリ波レーダなどの測距センサなどで構成され車両前後に設置されて前方車両及び後続車両との車間距離、相対速度を計測して演算部130に入力する。前方車両及び後続車両との車間距離、相対速度を前述の様にカメラ200からの映像で求める場合には測距センサはなくても良いが、両者を併用することもできる。センサ300は、測距センサ以外にも、車両のヨー方向等の角速度を検出する角速度センサや、車速パルスなどの車両の速度を検出する車速センサ等を含んでいても良い。
GPS400は、GPS(Global Positioning System)衛星からの信号を受信して車両の現在位置を算出し、演算部130に入力する。車両の現在位置については、GPS400からのデータを、演算部130が角速度センサのデータや、記憶部120が記憶している地図データを利用して補正することで算出してもよい。
表示装置500は、液晶ディスプレイ等で構成され、前方車両から送信されてくる映像等の情報を表示する。スピーカ600は前方車両から送信されてくる情報に基づいて、警告音声を出力してドライバに注意喚起する。
通信部110は、前方車両および後続車両と車々間通信するためのもので、前方車両から送信されてくる映像等の情報を受信して演算部130に入力すると共に、自車のカメラ200で撮像した映像等を含む演算部130で作成した情報を後続車両に送信する。
記憶部120は、ハードディスクドライブや半導体メモリなどの記憶装置で構成され、地図データ、インフラデータ、危険度判定テーブルなどを記憶している。地図データは、データベース化された地図の形状データ、道路接続ネットワークデータ、交差点有無情報等で構成されている。また、インフラデータは信号機の有無、渋滞の発生しやすいサグ(下り坂から上り坂にさしかかる凹部)、事故多発箇所等の場所などが地図データと紐付けられたデータである。記憶部120は演算部130と接続され、これらデータを演算部130に供給すると共に、演算部130で作成されたデータを受信して記憶する。
危険度判定テーブルは、演算部130が前方車両および後続車両との車間距離、相対速度等に基づいて判定した、前方危険度および後方危険度から総合的な危険度を判定するための基準となるデータで、予め記憶部120に記憶されている。その詳細については、後に例をあげて説明する。
演算部130は、典型的にはCPU、ROM及びRAMを含んでおり、CPUは、ROMに予め格納されるコンピュータプログラムを、RAMを使って実行する。図1に示したように、演算部130は画像処理部131と、データ処理部132を含む。画像処理部131は、カメラ200から入力される映像から前方車両や障害物、信号等を検出する。また、前述したようにステレオカメラにより視差のある2つの映像が得られた場合には、検出された前方および/または後続車両や、障害物までの距離と相対速度を算出する。
データ処理部132は、画像処理部131および/またはセンサ300で算出された前方車両および後続車両との車間距離、相対速度等に基づいて、前方危険度および後方危険度を判定し、記憶部120に記憶されている危険度判定テーブルから総合的な危険度を判定する。データ処理部132は、判定した総合的な危険度に基づいて、危険度が高い場合に後続車両に送信するための映像を含む情報を作成して、通信部110を介して後続車両に送信する。
次に、演算部130の処理の流れについて図2のフローチャートを用いて説明する。車のイグニッションスイッチ若しくは車載装置への電源スイッチのONにより、処理が始まる。まず、ステップS201において、自車の総合的な危険度を判定する。具体的な処理については後述する。
そして、ステップS201において判定した総合的な危険度に基づいて、後続車両に送信する情報を作成して、作成した情報を送信する(ステップS202)。具体的な処理の流れについては後述する。
次に、ステップS203において、前方車両から情報を受信して、受信した情報を表示装置500に表示させる。具体的な処理の流れについては後述する。
最後に、ステップS204において、車のイグニッションスイッチ若しくは車載装置への電源スイッチのOFFにより処理を終了する。終了処理がされない場合(ステップS204でNo)、処理をステップS201に戻す。なお、定期的な時間間隔によってこのステップS201〜S204のループがまわるようにしてもよい。
次に、図2のステップS201の総合的な危険度を判定する処理について、図3のフローチャートを用いて詳細に説明する。ここで、図4に示すように本実施の形態の車載装置を備える4台の車両A〜Dが走行している場合を例にあげて説明する。図4において、先頭車両(車両A)は赤信号で停車しているものとする。
各車両に設置された車載装置は、それぞれ前方および後方の車両までの車間距離、相対速度、継続時間の計測データを取得する(図3のステップ301)。図4において車両Aは前方には車両は無いが、後方から車両Bが10km/hで近づいてくるため、例えば、後続車両との相対速度−10km/h、車間距離100m、相対速度の継続時間3secを取得する。ここで、相対速度(対後続車)の継続時間とは、経時的に計測される相対速度がマイナス(後続車両が近づいてくる)の同程度の値で継続している時間である。
図5は、各車両A〜Dが取得した前方車両および後続車両との相対速度、車間距離、相対速度の継続時間をまとめたもので、車両Aについて後続車両との相対速度−10km、車間距離100m、相対速度の継続時間3secが記入されている。図5の車両Aについて前方車両との車間距離の欄が空欄(“−”)なのは、信号待ちで停車しており前方車両が検出されていないためである。
次に、データ処理部132はセンサ300の車速センサから自車の車速を取得し、停止中(車速=0)または低速走行(例えば、10km/h未満)かを判定する(図3のステップS302)。ステップS302で停止中または低速走行であった場合(Yes)、データ処理部132はステップS303〜S309で、記憶部120に記憶されているインフラデータを用いて、停止または低速走行の要因を特定する。一方、ステップS302で停止中でも低速走行でもなかった場合には(No)ステップS309に処理を移す。
まず、ステップS303において、データ処理部132は現在位置に信号があるか否かをインフラデータから取得し、信号があった場合(例えば、図5の車両Aの“信号の有無”の欄が“有”)には画像処理部131がカメラ200から取得した映像から赤信号を検出する。画像処理部131が赤信号を検出した場合には(ステップS303でYes)、データ処理部132は停止している要因を“信号”による停止と特定して、記憶部120に記憶する(ステップS306)。信号が無い場合(例えば、図5の車両B〜Dの“信号の有無”の欄が“−”)または画像処理部131が赤信号を検出しなかった場合には(ステップS303でNo)、処理をステップS304に移す。
次に、ステップS304において、データ処理部132は、記憶部120に記憶されているインフラデータから現在位置の事故多発箇所に関するデータを取得する。インフラデータにおいては、事故多発箇所に関するデータとして、“A:事故が多発する”、“B:事故がたまに発生する”、“C:事故は発生しにくい”の評価データが地図データに対応付けて記憶部120に記憶されている。例えば、図5では車両Aについて“事故多発箇所”の欄が“B”になっており、現在停車している信号のある地点では“事故がたまに発生する“ことを意味している。
ステップS304において、事故多発箇所に関するデータが“A”であった場合(Yes)、データ処理部132は停止または低速走行の要因を“事故多発箇所”によるものと特定して、記憶部120に記憶する(ステップS307)。現在位置の事故多発箇所に関するデータが“B”または“C”であった場合(ステップS304でNo)、処理をステップ305に移す。
次に、ステップS305において、データ処理部132は、記憶部120に記憶されているインフラデータから現在位置のサグ(下り坂から上り坂にさしかかる凹部)に関するデータを取得する。インフラデータにおいては、サグに関するデータとしてその地点がサグであるか否かのデータと、サグである場合には、“A:渋滞が多発する”、“B:渋滞がたまに発生する”、“C:渋滞は発生しにくい”の評価データが地図データに対応付けて記憶部120に記憶されている。例えば、図5では車両Aについて“サグ”の欄が“−”になっており、現在停車している地点は“サグではない“ことを意味している。
ステップS305において、サグに関するデータが“A”であった場合(Yes)、データ処理部132は停止または低速走行の要因を“サグ”によるものと特定して、記憶部120に記憶する(ステップS308)。現在位置がサグでない場合(“−”)またはサグに関するデータが“B”または“C”であった場合(ステップS305でNo)、処理をステップ309に移す。
次に、ステップS302でNoと判定されてステップS309に移行した場合、要因については“−”(停止中でも低速走行でもない)とする。ステップS305でNoと判定されてステップS309に移行した場合、停止または低速の要因が特定できなかったため、要因については“−”(特定できず)とする。
次に、データ処理部132は、ステップ301で取得した計測データとステップS303〜S305で取得したインフラデータに基づいて、前方危険度と後方危険度を判定して、記憶部120に判定結果を記憶する(ステップS310)。例えば、車両Aについて前方に車両は検出されていないが、事故多発地点が“B”であるため、前方危険度を“B”と判定する。また、後方については相対速度―10m/hで車両Bが近づいてきているが、車間距離が100mあって、比較的安全に停車できる距離であるため、後方危険度を“B”と判定する。
この、前方危険度、後方危険度について、予めA〜Cで危険度の判定基準が記憶部120に記憶されており、それぞれ、“A:危険度が高い”、“B:危険度が中程度”、“C:危険度が小さい”ことを意味している。
次に、データ処理部132は、前方危険度と後方危険度に基づいて、記憶部120に記憶している危険度判定テーブルを参照して、総合的な危険度を判定して、記憶部120に判定結果を記憶する(ステップS311)。図6は危険度判定テーブルの一例を示す図で、前方危険度と後方危険度のいずれかが“A”、もしくは共に“B”の場合は、総合的に危険(“○”)と判定することを意味している。また、それ以外の場合は、総合的に安全(“×”)と判定することを意味している。
例えば、車両Aの場合、前方危険度と後方危険度が共に“B”であるため、データ処理部132は、図6の危険度判定テーブルに基づき、総合的な危険度を危険(“○”)と判定する(図5の車両A参照)。ステップS311で総合的な危険度を判定して、判定結果を記憶部120に記憶した後、データ処理部132は図3のフローを終了する。以上説明した図3の処理を、図4の車両A〜Dに設置された車載装置が行い、各車載装置の記憶部120には、例えば図5に示すようなデータが記憶されているものとする。
次に、図2のステップS202の、後続車両への情報を作成して送信する処理について詳細に説明する。図7はデータ処理部132が、総合的な危険度の判定結果に基づいて後続車両に送信するための情報を作成して送信する処理の流れを示すフローチャートである。
まず、データ処理部132は、後続車両の有無を判定する(ステップS701)。後方を撮影するカメラ200から取得した映像を新たに取り込んで画像処理部131で検出しても、センサ300の測距センサのデータを取得しても、記憶部120に記憶したデータ(図5の“車間距離(後方)”のデータ)を取得することで判定しても、いずれの方法でもよい。後続車両が有った場合(ステップS701でYes)、記憶部120から総合的な危険度のデータを取得する(ステップS702)。一方、後続車両がなかった場合には(ステップS701でNo)、処理を終了する。例えば、図5の車両Dのデータでは後続車両がないため、車両Dの車載装置は送信するための情報を作成・送信することなく処理を終了することになる。
次に、ステップS703において、ステップS702で取得した総合的な危険度が“○”(危険)であった場合(Yes)、後続車両に送信するための情報を作成する(ステップS704)。一方、総合的な危険度が“×”(安全)であった場合(ステップS703でNo)、処理を終了する。例えば、図5の車両Bのデータでは総合的な危険度が“×”になっているため、車両Bの車載装置は送信するための情報を作成・送信することなく処理を終了することになる。
ステップS704において、後続車両に送信される情報は、カメラ200の前方を撮影するカメラの映像だけでなく、前方危険度、後方危険度や、停止または低速走行の要因、車間距離(前方)のデータを含めた情報とすることができる。
また、通信部110が指向性のない通信方式を用いる場合に、受信した情報が前方車両からの情報であることを後続車両が特定できるように、位置データや、車両ナンバーなどの車両を特定できるデータをその情報に含めることができる。
以下に、画像処理部131によって、停止の要因、車間距離(前方)のデータをカメラ200の前方映像に含めた重畳映像が作成される例について説明する。
図8は、図4の車両Bの車載装置の画像処理部131により作成される映像の一例を示している。ここで、各車両A〜Dの停止または低速走行の要因、前方危険度、後方危険度、総合危険度は、図9のように各車両の車載装置の記憶部120に記憶されているものとする。
カメラ200の前方映像では、前方車両である車両A803が信号802の手前で停車している。車両Bは車両Aから停止の要因が“信号”であることを受信しているため、車両Bの車載装置の画像処理部131は、図8に示すように車両Aが停止している要因となる信号802を強調した画像を自身のカメラ200の前方映像に重畳した重畳映像801を作成する。
また、車両Bの車載装置の画像処理部131は、前方危険度が“A”であることから、前方車両である車両Aとの間の距離を示す矢印画像804および、その部分に危険があることを一目で分る様に矢印画像804の真横に目立つ赤色のマーク805を、さらに重畳させた重畳映像801を作成する。
以上の様に、データ処理部132は、前方危険度、後方危険度や、停止または低速走行の要因などを前方映像に重畳させた重畳映像を画像処理部131に作成させ、その他のデータを含めて情報として作成するようにしてもよい。
図7のフローチャートに戻り、ステップS705において、データ処理部132は、作成した情報を通信部110に送り、通信部110は後続車両にその情報を送信して、処理を終了する。
以上説明したように、ステップS701、S702の処理により、後続車両が無い場合と総合的な危険度が安全な場合には、データ処理部132は後続車両に送信する情報を作成・送信しない。それにより、演算部の処理負荷と、通信負荷を軽減できる。
次に、図2のステップS203の、前方車両から送信された情報を受信した後続車両の車載装置の処理の流れについて、図10のフローチャートを用いて詳細に説明する。まず、後続車両の車載装置において、データ処理部132は、通信部110が前方車両から送信された情報を受信したかを判定する(ステップS1001)。受信した場合には、処理をステップS1002に移し、受信していない場合には、処理を終了する。
ステップS1002では、データ処理部132は受信した情報を表示装置500に表示する。例えば、車両Cにおいて図8に示したような重畳映像801が、表示装置500に表示される。重畳映像としてドライバであるユーザに提示することで、映像を一瞬見ただけでも停車要因や危険がどこにあるかが認識できる。また、危険性のあるときにだけ情報が車々間で送受信されて表示装置に表示されるため、常時前方車両からの情報を表示する場合と比べて画面を注視することによる安全上の課題は軽減されることとなる。
次に、ステップS1003において、データ処理部132は警告音声を生成してスピーカ600に出力する。例えば、“前の前の車が信号待ち停止していますので注意下さい”という警告音声が、停止または低速走行の要因データに基づいて作成され、スピーカ600から出力される。この警告音声については、先述の重畳映像と同様に前方車両である車両Bの車載装置のデータ処理部132で作成され、送信される情報に含まれるようにしてもよい。ユーザはこの警告音声により、表示装置500を見ることなく前方車両のさらに前の状況を認識することができる。
なお、図10のフローチャートにおいて、前方車両から送信される情報に前方車両が生成した後方危険度のデータが含まれている場合には、後続車両が生成した前方危険度との整合性を確認する処理を含めても良い。図11は、そのフローチャートを示しており、図10と同じ処理については同じステップ番号を付してその説明を省略する。
図10と異なるのは、ステップS1101、S1102を含む点である。ステップS1101では、後続車両の車載装置のデータ処理部132は、ステップS1001で取得した前方車両が生成した後方危険度と、図3のステップS310で自らが生成した前方危険度との整合性を確認する。一致する場合には、ステップS1002に処理を進め、受信した情報を表示装置500に表示する。一方、ステップS1101で不一致の場合には、ステップS1102に進み、自らが生成した前方危険度を危険度の高い方に合わせ、必要に応じて変更する。もし、誤って自車は前方が安全と判断しても、このように前方からの通知を信用して危険とすることで、さらに後方の車両に情報が伝わらなくなるのを防ぐことができる。
以上説明したように、本実施の形態の車載装置により、前方危険度、後方危険度に基づいて総合的に危険性のある場合に後続車両への情報を作成・送信することで、処理負荷、通信負荷を軽減できると共に、画面を注視することによる安全上の課題を軽減できる。
以上のように、本発明の車載装置は、処理負荷や通信負荷を軽減できると共に、表示装置の画面を注視することによる安全上の課題を軽減できるという効果を有し、車に搭載されるナビゲーション装置等の車載装置等として有用である。
100 車載装置
110 通信部
120 記憶部
130 演算部
131 画像処理部
132 データ処理部
200 カメラ
300 センサ
400 GPS
500 表示装置
600 スピーカ

Claims (2)

  1. 車両の前方を撮像するカメラからの映像を取得して後続車両に送信する情報を作成して送信する車載装置であって、
    自車両の前方および後方の危険度に基づいて総合的な危険度を判定し、該判定結果に基づいて前記情報を作成する演算部と、該作成された情報を後続車両に送信する通信部とを備えた車載装置。
  2. 危険度判定テーブルを記憶する記憶部を更に備え、前記演算部は前記前方および後方の危険度に基づいて前記危険度判定テーブルを用いて前記総合的な危険度を判定する請求項1に記載の車載装置。
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