JP2014085520A - アテンションラベル及びその製造方法 - Google Patents

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智隆 米井
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Abstract

【課題】ラベル素材と異素材の貼り合わせ素材を使用することで、装飾効果を上げ、且つアイキャッチ性を高めたアテンションラベル及びその製造方法を提供する。
【解決手段】裏面に粘着性を有する接着剤層を有するラベル部並びに非接着性の貼り合わせ素材から成るアテンションラベルであって、前記ラベル部と前記貼り合わせ素材は、前記接着剤層の一部分が非接着な部分として残るように、貼りあわされており、前記貼り合わせ素材は、前記ラベル部から、少なくとも一方の幅方向及び少なくとも一方の長さ方向に突出しており、前記貼り合わせ素材の前記幅方向及び/若しくは長さ方向における突出長さが2mm以上である。
【選択図】図2

Description

本発明は、アテンションラベル及びその製造方法に関する。
従来、商品に貼られるPOP(Point of Purchase)ラベルやアテンションラベルなどにおいて、指標となりやすいように、ラベル部に使用する素材として、艶のあるものや、ホログラムやラメ調を使用したりする。また、印刷によって装飾性が高められているラベルが存在する。
このようなアテンションラベルなどにおいて、ラベル部と粘着性のない貼り合わせ素材を組み合わせたラベルとしては、例えばリボンで表現したラベルが、特開平10−180907号公報(特許文献1)や特開平10−187402号公報(特許文献2)に開示されている。しかしながら特許文献1に開示されているような、ラベル部101と、貼り合わせ素材102とで成る従来のアテンションラベル100は、図1に示すように、矢印で示す幅方向Gにのみ、貼り合わせ素材102が突出しているだけで、装飾効果は低く、アテンションラベルとしての効果は低いものである。特許文献2に記載のラベルも特許文献1と同様のものであり、アテンションラベルとしての効果が低いものである。
特開平10−180907号公報 特開平10−187402号公報
本発明は、上記の事情を鑑み、ラベル素材と異素材の貼り合わせ素材を使用することで、装飾効果を上げ、且つアイキャッチ性を高めたアテンションラベル及びその製造方法を提供することにある。
本発明に係るアテンションラベルの上記目的は、裏面に粘着性を有する接着剤層を有するラベル部並びに非接着性の貼り合わせ素材から成るアテンションラベルであって、前記ラベル部と前記貼り合わせ素材は、前記接着剤層の一部分が非接着な部分として残るように、貼りあわされており、前記貼り合わせ素材は、前記ラベル部から、少なくとも一方の幅方向及び少なくとも一方の長さ方向に突出しており、前記貼り合わせ素材の前記幅方向及び/若しくは長さ方向における突出長さが2mm以上であることによって達成される。
また、本発明に係るアテンションラベルの上記目的は、前記ラベル部は、印刷、エンボス加工又は箔加工のうちいずれかにより、前記ラベル部の表面が表面加工されていることにより、或いは前記少なくとも一方の幅方向における突出長さが、前記ラベル部の幅の200%以下であることにより、或いは前記貼り合わせ素材は、前記ラベル部を成す素材と異なり、且つサテン、不織布、銀艶系素材のいずれかであることにより、より効果的に達成される。
そして、本発明に係るアテンションラベルの製造方法の上記目的は、裏面に接着剤層を設けたラベル部を5mm以上の間隔を空けて剥離紙上に配置し、前記ラベル部の幅の25〜75%部分まで切り込むことにより、前記ラベル部と貼り合わせ素材とが貼り合わされる部分が、カス上げされたラベル用長尺シートの形成工程と、前記ラベル用長尺シートにおいて、前記ラベル部及び前記剥離紙を上下に剥がし、その間に前記ラベル部と、幅方向縁部が一部重なるように挟み込むよう、前記貼り合わせ素材を供給する工程と、前記ラベル部、前記貼り合わせ素材及び前記剥離紙の順となるように積層され、且つ、同時に貼り合わされる、貼り合わせ工程と、積層された前記ラベル部及び前記貼り合わせ素材のみが製品の形状にカットされ、前記製品の形状以外はカス上げ除去される工程とを具備してなることによって達成される。
また、本発明に係るアテンションラベルの製造方法の上記目的は、前記ラベル部は、印刷、エンボス加工又は箔加工のうちいずれかにより、前記ラベル部の表面が表面加工されていることにより、或いは前記剥離紙上に、前記ラベル部を幅方向に少なくとも2列並列させ、並列した前記ラベル部の双方に幅方向で一部重なるように前記貼り合わせ部材を挟むことにより、或いは前記ラベル部に対し、幅方向且つ両面に2列の貼り合わせ素材を、幅方向で前記ラベル部と一部重なるように挟み込むことにより、或いは前記ラベル部に対し、幅方向且つ両面に2列の貼り合わせ素材を、幅方向で前記ラベル部と一部重なるように挟み込み、前記2列の貼り合わせ素材が異なる素材であることにより、或いは前記貼り合わせ素材は、前記ラベル部を成す素材と異なり、且つサテン、不織布、銀艶系素材のいずれかであることにより、より効果的に達成される。
本発明に係るアテンションラベル及びその製造方法によれば、ラベル部の接着層に、接着層と一部重なるようにサテンなどの素材を貼り合わせることで、構造や形状的に視覚に訴えるアテンション効果を高めることが可能になった。
また、本発明に係るアテンションラベルでは、ラベル部と異なった素材を貼り合わせ素材として使用することにより、アイキャッチ性を高めることが可能になった。
従来技術に係るアテンションラベルの一例を示す概略図である。 本発明に係るアテンションラベルの一例を示す概略図である。 本発明に係るアテンションラベルの製造方法で使用する製造ラインの概略図である。 本発明に係るアテンションラベルの製造方法を示すフローチャートである。 本発明に係るアテンションラベルの製造方法において、アテンションラベルの製造を段階的に示す図である。 図5(B)乃至(D)の状態におけるアテンションラベルの断面図である。
以下、本発明に係るアテンションラベル及びその製造方法について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図2は、本発明に係るアテンションラベルの一例を示す概略図である。そのうち図2(A)本発明に係るアテンションラベルの表面を示す概略図であり、図2(B)は、図2(A)の別態様である。図2(C)は、図2(A)の態様を模式的に示した模式図である。図2(D)は、図2(A)に係るアテンションラベルの裏面を示す概略図であり、図2(E)は、図2(B)に係るアテンションラベルの裏面を示す概略図である。ここで、ラベル部2は、裏面に接着剤層6が設けられている(図2(D)若しくは図2(E)参照)。ちなみに、前記接着剤層6は、汎用の接着剤で構わない。
先ず、図2(A)において、アテンションラベル1は、ラベル部2を中心として、両矢印Aで示す幅方向並びに両矢印B及び両矢印B’で示す長さ方向に、貼り合わせ素材3の一部を突出させるようにして、ラベル部2及び貼り合わせ素材3を貼り合わせて成る。ラベル部2及び貼り合わせ素材3の貼り合わせの詳細については後述する。また貼り合わせ素材3を突出させることについては、図2(B)で示すように、図2(A)で示す態様に加え、更に両矢印A’で示す幅方向に突出させる態様を採っても良い。
次に、特許請求の範囲や上記課題を解決するための手段等に記載されている「突出長さ」について説明する。ここでいう「突出長さ」とは貼り合わせ素材3を突出させる際、図2(C)で示されている幅方向突出領域4において両矢印で示されている幅Wと、同じく図2(C)で示されている長さ方向突出領域5において両矢印で示されている幅W’のことを言う。即ち、「幅方向の突出長さ」といった場合には、幅Wのことを言い、「長さ方向の突出長さ」といった場合には、幅W’のことを言う。幅W及びW’は、ラベル部2の大きさの如何に関わらず、ともに2mm以上が望ましい。2mm以下であると、アイキャッチ性が十分ではない。またそれに加えて、幅方向の突出長さ(幅W)は、ラベル部2の有効幅WLに対して200%以下の長さとなるようにすることが好ましい。200%以上であると、例えば、突出長さ(幅W)がアテンションラベルの上部に突出している設計とした場合、突出長さが200%を超えると貼り合わせ素材3が垂れ下がる問題が発生し、想定したデザインから外れ、意図しない印象を与える懸念がある。
次に、アテンションラベル1の裏面について図2(D)及び(E)を用いて説明する。図2(D)においては、ラベル部2が有する接着剤層6を一部残すように、ラベル部2及び貼り合わせ素材3を貼り合わせる。この場合、ラベル部2と、貼り合わせ素材3とが貼りあわされた部分(貼り合わせ部分)については、接着性が消失する、即ち非接着性になる仕組みである。図2(B)に示す態様を取った場合は、裏面が図2(E)に示す構造を採る。ここで、アテンションラベルの裏面について、前記貼り合わせ部分と、貼り合わせ素材がない接着剤層6になり、アテンションラベルに対して貼り合わせ素材がない接着剤層6との面積比率(式1参照)は、25%以上が好ましい。該面積比率が25%以下であると、アテンションラベルを貼り付ける際に脱落や浮き剥がれの懸念がある。
[式1]
(面積比率)=(貼り合わせ素材がない接着剤層6の面積)/(貼り合わせ前アテンションラベルの面積)
なお、ラベル部2を成す上紙素材については、白色、銀蒸着、高密度若しくは低密度などから選択されるポリプロピレン(PP)、透明又は銀蒸着などから選択されるポリエチレンテレフタレート(PET)等材質は問わない。また、該上紙素材の厚みは50〜100μmが望ましい。アテンションラベルは製品より飛び出た仕様で貼り付けることが多く、該素材の厚みが50μm以下であると、ラベル自身のコシ(剛度)が不足して倒れてしまう懸念がある。逆に、100μm以上であると該上紙素材に使用する材質が限定されるため、ラベル設計時の選択が狭まることや素材の供給が不安定である。また、ラベル部2における表面加工については、表面印刷、箔加工、エンボス加工など従来法で構わない。
そして、貼り合わせ素材3については、前記上紙素材と異なる素材であればよく、例えばサテン、不織布などの布地素材や、上紙素材を成すポリプロピレンなどを銀艶加工した素材を使用すれば良い。なお、該貼り合わせ素材の厚みは、10μmから200μm、好ましくは50μmから200μmのものが望ましい。該素材の厚みが10μm以下であると、該素材の剛度不足により抜き不良が発生する懸念がある。200μm以上であると、該素材貼り合わせ後のラベルの総厚み、即ち製品として成立するラベル全体の厚みが300μmを超える可能性があり、抜き加工が出来ない(抜き刃が貫通しない)恐れがある。
次に、本発明に係るアテンションラベルの製造方法について、図3乃至図6を参照しながら説明する。
図3は、本発明に係るアテンションラベルを製造するための製造ライン(製造装置)10を示す概略図である。先ず予め加工しておいたラベル用長尺シート(出発材料シート。該出発材料シートについては後述する図5(A)及び(B)参照。)が、剥がし機11により、ラベル部と剥離紙が、上下に剥がされ、ラベル部パスライン12と、剥離紙パスライン13とに分離される。なお、ラベル部パスライン12及び剥離紙パスライン13は、該ラベル部と該剥離紙を上下に剥がすようにそれぞれのパスラインを配置できれば、接続方法に限定はない。ここで、本明細書で言う「ラベル部」と、「ラベル部パスライン」とは、本発明に係る実施形態を説明する都合上異なる表現を用いているが、同一のものである。また「剥離紙」及び「剥離紙パスライン」もまた、互いに同一のものである。
次に、ラベル部パスライン12及び剥離紙パスライン13についてであるが、図3に示されているように、生産を考慮した場合、コンベア用ロール22やダンサロール23を配するが、配置の仕方には特に制限はない。また、必要に応じて外付けのテンションコントローラ(図示せず)等を各パスラインに設置しても良い。
次に、貼り合わせ素材パスライン14について説明する。ここで、本明細書で言う「貼り合わせ素材」と、「貼り合わせ素材パスライン」とは、本発明に係る実施形態を説明する都合上異なる表現を用いているが、同一のものである。
貼り合わせ素材パスライン14は、ワンワインダ15に巻かれている。貼り合わせ素材パスライン14は、ラベル部パスライン12及び剥離紙パスライン13の内側に来るように設ければ良い。なお、図3に示しているように、貼り合わせ素材パスライン14上には、ワンワインダ15から貼り合わせ部17の間に、適宜コンベア用ロール22やロードセル16を設置しても良い。また、必要に応じて外付けのテンションコントローラ(図示せず)等を貼り合わせ素材パスライン14上に設置しても良い。
そして、上記ラベル部パスライン12、貼り合わせ素材パスライン14及び剥離紙パスライン13は、上紙素材(ラベル部)、貼り合わせ素材、剥離紙の順に積層されるように、貼り合わせ部17で貼り合わされる仕組みになっている。なお、貼り合わせ部17には、ラベル部、貼り合わせ素材及び剥離紙のズレを防止する目的で、該貼り合わせ部17内部に内蔵若しくは外付けなどの方法で位置決め手段(図示せず)を設けることが好ましい。
次に、ラベル部パスライン12、貼り合わせ素材パスライン14及び剥離紙パスライン13から成るラベルライン18は、その後、抜き加工部19、カス上げ部20、ロール巻上げ部21に接続され、本発明における所望のアテンションラベルが製造される仕組みとなっている。
続いて、本発明に係るアテンションラベルの製造方法を図4のフローチャートを使用して説明する。なお、必要に応じて図3、図5及び図6と合わせて説明する。
先ず、予めラベル長尺用シート(出発材料シート)を作成する(ステップS0。スタート)。ここでいう、ラベル長尺シート(出発材料シート)とは、図5(A)及び図5(B)に示すようなものである。
図5(A)においては、裏面に接着剤層を設けた上紙素材(ラベル部2)を5mm以上の間隔を空けて剥離紙13’上に配置しラベル長尺シートを作成する。ここで言う間隔とは、図5(A)にて示されている間隔dのことを言う。図5(A)に示す態様では、ラベル部2は、2列に並列しているが、間隔dを一定に保てば、3列以上に並列させたり、また単列にしても構わない。
次に図5(B)に示すように、前記ラベル長尺シートの幅の25〜75%部分まで切り込むことにより、前記ラベル部と貼り合わせ素材とが貼り合わされる部分が、半抜き線Sに沿って半抜きされ、その半抜きされた部分がカス上げされる。図5(B)のように半抜き及びカス上げされた場合の断面は、図6(A)に示すように、窪みRが作られるような形になる。なお、前述の「前記ラベル長尺シートの幅の25〜75%部分まで切り込む」とは、前記窪みRの幅が、前記ラベル長尺シートの幅dの長さに対して、25〜75%の長さとなるようにするという意味である。ちなみに、25%以下の場合、ラベル部2の接着剤層が少ない状態で貼り合わせ素材を接着しなければならず、貼り合わせ強度に不安がある。75%以上の場合、ラベル部2は少ない面積で連続体となっており、貼り合わせ素材をラベル部2の接着剤層へ接着するためにラベル部2と剥離紙13’を上下に剥がす際、ラベル部2が破断する懸念がある。また、ラベル部を成す上紙素材は、印刷されているものや、エンボス加工、箔加工など該上紙素材表面が加工されているものが好ましい。
次に、前記長尺シートにおいて、ラベル部2と、剥離紙13’とを図3に示すように、上下に剥がす(ステップS1)。この時、ラベル部2を成す上紙素材のテンションをコントロールしても良い。また、使用する前記上紙素材については、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)などが好ましいが、例えばポリプロピレンについては、銀蒸着、白色、低密度又は高密度タイプなどの限定は無く、ポリエチレンテレフタレートについても同様である。
ステップS1と並行して、貼り合わせ(挿入用)素材のテンションをコントロールする工程を入れても良い。ちなみに、この工程は省略が可能である。
ここで、貼り合わせ素材の材質は、ラベル部2と違う素材であれば特に限定はないが、例えばサテン、不織布、ラベル部に使用する素材を更に銀艶を施した銀艶系素材であればより好ましく、これらの素材の基となる原料は例えば、アセテート、セルロース、レーヨン紙、銀艶加工ポリプロピレンなどが望ましい。
ステップS1にて上下に剥がしたラベル部2及び剥離紙13’と、貼り合わせ素材3を、図5(C)で示すように上紙素材(ラベル部2)、貼り合わせ素材3、剥離紙13’の順に積層するように、図3に示すような貼り合わせ部17で貼り合わせる(ステップS3)。貼り合わせ素材を挿入する(貼り合わせる)際、図6(B)に示すように、幅方向(図5(C)及び(D)にて両矢印で示すW)並列したラベル部の双方に一部重なるように、前記ラベル部と前記剥離紙との間に、貼り合わせ素材3が挟まれるような形になる。また、図6(B)に示す別態様として、図6(B)’に示すように、貼り合わせ素材3を貼り合わせたり、更に図6(B)’の別態様として、図6(B)’’に示すように、貼り合わせ素材3と異なる種類の貼り合わせ素材3’貼り合わせたりすることも可能である。この際、アテンションラベルの裏面について、前記貼り合わせ部分と、貼り合わせ素材がない接着剤層6になり、アテンションラベルに対して貼り合わせ素材がない接着剤層6との面積比率(式1参照)は、25%以上が好ましい。該面積比率が25%以下であると、アテンションラベルを貼り付ける際に脱落や浮き剥がれの懸念がある。
なお、ステップS3の貼り合わせ工程において、図3に示す製造ライン中、例えば貼り合わせ部17に、前述した位置決め手段(図示せず)を設けることが好ましく、それによりラベル部、貼り合わせ素材及び剥離紙のズレが防止される。
ステップS3の後、抜き加工をする(ステップS4)。ステップS4における抜き加工とは、図5(D)に示すように、ステップS3にて貼りあわされた上紙素材と、挿入用フィルムとを一部接着した部分を残して剥がし、上記接着剤部分の半抜き、即ち上紙素材の接着剤部分の接着性を消失させる工程である。断面図としては、図6(C)に示すような形になる。この抜き加工については、従来法で構わない。
ステップS4の後、カス上げ工程(ステップS5)、ロール仕上げ工程(ステップS6)を経て、図5(E)に示すようなアテンションラベルが製造される。
以上に上述したように、本発明に係るアテンションラベルによれば、ラベル部と異なった素材を貼り合わせ素材として使用することにより、アイキャッチ性を高めることが可能になる。
また、本発明に係るアテンションラベルの製造方法によれば、ラベル部の接着層に、接着層と一部重なるようにサテンなどの素材を貼り合わせることで、構造や形状的に視覚に訴えるアテンション効果を高めることが可能になる。
なお、本発明に係るアテンションラベル及びその製造方法は、以上の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲及び本明細書に記載の事項を逸脱しない範囲内においてその構成を適宜変更できることはいうまでもない。
上記に述べた本発明のアテンションラベルに係る実施形態について、実施例を説明する。なお、必要に応じて、図2乃至図4を用いて説明する。
本実施例では、ラベル部を成す上紙素材及び貼り合わせ素材における材質の組み合わせによる試験を実施した。
先ず、ラベル部を成す上紙素材として、銀蒸着ポリエチレンテレフタレート、銀蒸着ポリプロピレン、白色ポリプロピレン、透明ポリエチレンテレフタレートの4種類を用い、該上紙素材の厚みついて、銀蒸着ポリエチレンテレフタレート、銀蒸着ポリプロピレン及び透明ポリエチレンテレフタレートの3種類については50μmのものを使用し、白色ポリプロピレンは厚みが80μmのものを使用した。なお、これらの上紙素材については、印刷やエンボス加工などの表面加工を施さず、素材そのものを使用した。また、ラベル部を成す接着剤層については、強粘タイプの汎用の接着剤を使用した。
次に、貼り合わせ素材としては、アセテートサテン(厚みが170μm)、不織布レーヨン紙(厚みが20、40、及び70μmの3種類)の計4種類を用いた。
上記に述べた上紙素材と、貼り合わせ素材とを種々組み合わせて、表1に示すように実施例1乃至16の製造実施した(但し、実施例3、4、7、8乃至16については「比較例3、4、7、8乃至16」と置き換えるものとする。)。なお、実施例1乃至16全てに係るラベルの製造については、図3に示す製造ラインを使用し、図4に示すフローチャートに沿って(但し、図4中のステップS21は省略。)製造した。
そして、実施例1乃至16に関して、品質検証試験を行った。ここで言う、品質検証試験とは、表1に示すように、「製造適正」、「被着体への貼り付け」、「貼り合わせ素材の透過」の3種類の試験について行った。次に、該3種類の試験について説明する。
先ず、「製造適正」とは、図4に示すフローチャートに係るステップS1乃至S6において、各ステップで不具合が生じるか否かを示すものである。
次に、「被着体への貼り付け」とは、実施例1乃至16に係るアテンションラベルを、プラスチック製の容器に貼り付けて、温度が60℃、湿度が90%の環境下で1週間放置し、該容器からの各実施例に係るアテンションラベルの浮き剥がれを目視確認した結果を言う。
次に、「貼り合わせ素材の透過」とは、上紙素材から、貼り合わせ素材の色調が認識されるか否かを判断したものであり、例えば、図2(A)に示すようなラベルの場合、上紙素材と、貼り合わせ素材とが重なっている箇所について、ラベルを表面から目視したときに、貼り合わせ素材の色調が目立たなければ○、色調がやや透けて見えれば△、色調が認識できてしまえば×とした。
表1に示すように、実施例1、2、5、6については、「製造適正」、「被着体への貼り付け」及び「貼り合わせ素材の透過」の項については、全て良好であった。
実施例(比較例)3、4、7、8については、「被着体への貼り付け」及び「貼り合わせ素材の透過」の項については良好(○)であったが、「製造適正」の項については、抜き加工(ステップS4)において、貼り合わせ素材の抜きが不良であった。
次に実施例(比較例)9、10においては、「製造適正」及び「被着体への貼り付け」の項については良好であったが、「貼り合わせ素材の透過」の項については、色調がやや透けて見えたり、はっきりと認識されてしまうという結果になった。実施例(比較例)13及び14についても同様の結果となった。
次に実施例(比較例)11、12、15、16については、「被着体への貼り付け」の項については、良好であったが、「製造適正」は貼り合わせ素材の抜きが不良であり、「貼り合わせ素材の透過」の項については、色調がやや透けて見えたり、はっきりと認識されてしまうという結果になった。
上記のことから、上紙素材に関しては、厚みに関係なく「製造適正」及び「被着体への貼り付け」は良好であるが、「貼り合わせ素材の透過」については素材によって違いがあった。貼り合わせ素材に関しては、厚みによって「製造適正」に不具合が生じたり、「貼り合わせ素材の透過」については、貼り合わせ素材が認識されてしまうという結果になった。
以上のことから、どの素材もアテンションラベルとしては成立するものの、中でも上紙素材としては銀蒸着したポリエチレンテレフタレート及びポリプロピレンが優れており、貼り合わせ素材としては、厚みが厚いものが優れていることが分かった。
以上、本発明に係る実施例を述べたが、本発明は上記に述べた実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲及び本明細書に記載の事項内で様々な検討課題があることは言うまでもない。
1,100 アテンションラベル
2 ラベル部(上紙素材)
3、3’、101 貼り合わせ素材
4 幅方向突出領域
5 長さ突出領域
6 接着剤層
10 製造ライン
11 剥がし機
12 ラベル部パスライン
13 剥離紙パスライン
13’ 剥離紙
14 貼り合わせ素材パスライン
15 ワンワインダ
16 ロードセル
17 貼り合わせ部
18 ラベルライン
19 抜き加工部
20 カス上げ部
21 ロール仕上げ部
22 コンベア用ロール
23 ダンサロール

Claims (10)

  1. 裏面に粘着性を有する接着剤層を有するラベル部並びに非接着性の貼り合わせ素材から成るアテンションラベルであって、
    前記ラベル部と前記貼り合わせ素材は、前記接着剤層の一部分が非接着な部分として残るように、貼りあわされており、
    前記貼り合わせ素材は、前記ラベル部から、少なくとも一方の幅方向及び少なくとも一方の長さ方向に突出しており、
    前記貼り合わせ素材の前記幅方向及び/若しくは長さ方向における突出長さが2mm以上であることを特徴とするアテンションラベル。
  2. 前記ラベル部は、印刷、エンボス加工又は箔加工のうちいずれかにより、前記ラベル部の表面が表面加工されている請求項1に記載のアテンションラベル。
  3. 前記少なくとも一方の幅方向における突出長さが、前記ラベル部の有効幅の200%以下である請求項1又は2に記載のアテンションラベル。
  4. 前記貼り合わせ素材は、前記ラベル部を成す素材と異なり、且つサテン、不織布、銀艶系素材のいずれかである請求項1乃至3のいずれか1項に記載のアテンションラベル。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のアテンションラベルの製造方法であって、
    裏面に接着剤層を設けたラベル部を5mm以上の間隔を空けて剥離紙上に配置し、前記ラベル部の幅の25〜75%部分まで切り込むことにより、前記ラベル部と貼り合わせ素材とが貼り合わされる部分が、カス上げされたラベル用長尺シートの形成工程と、
    前記ラベル用長尺シートにおいて、前記ラベル部及び前記剥離紙を上下に剥がし、その間に前記ラベル部と、幅方向縁部が一部重なるように挟み込むよう、前記貼り合わせ素材を供給する工程と、
    前記ラベル部、前記貼り合わせ素材及び前記剥離紙の順となるように積層され、且つ、同時に貼り合わされる、貼り合わせ工程と、
    積層された前記ラベル部及び前記貼り合わせ素材のみが製品の形状にカットされ、前記製品の形状以外はカス上げ除去される工程とを具備してなることを特徴とするアテンションラベルの製造方法。
  6. 前記ラベル部は、印刷、エンボス加工又は箔加工のうちいずれかにより、前記ラベル部の表面が表面加工されている請求項5に記載のアテンションラベルの製造方法。
  7. 前記剥離紙上に、前記ラベル部を幅方向に少なくとも2列並列させ、並列した前記ラベル部の双方に幅方向で一部重なるように前記貼り合わせ部材を挟むことを特徴とした請求項5又は6に記載のアテンションラベルの製造方法。
  8. 前記ラベル部に対し、幅方向且つ両面に2列の貼り合わせ素材を、幅方向で前記ラベル部と一部重なるように挟み込むことを特徴とした請求項5又は6に記載のアテンションラベルの製造方法。
  9. 前記ラベル部に対し、幅方向且つ両面に2列の貼り合わせ素材を、幅方向で前記ラベル部と一部重なるように挟み込み、前記2列の貼り合わせ素材が異なる素材であることを特徴とした請求項5又は6に記載のアテンションラベルの製造方法。
  10. 前記貼り合わせ素材は、前記ラベル部を成す素材と異なり、且つサテン、不織布、銀艶系素材のいずれかである請求項5乃至9のいずれか1項に記載のアテンションラベルの製造方法。
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