JP5899554B2 - 粘着物品付き長尺シートの製造方法、及び粘着物品付き長尺シート - Google Patents
粘着物品付き長尺シートの製造方法、及び粘着物品付き長尺シート Download PDFInfo
- Publication number
- JP5899554B2 JP5899554B2 JP2011071908A JP2011071908A JP5899554B2 JP 5899554 B2 JP5899554 B2 JP 5899554B2 JP 2011071908 A JP2011071908 A JP 2011071908A JP 2011071908 A JP2011071908 A JP 2011071908A JP 5899554 B2 JP5899554 B2 JP 5899554B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- long
- article
- base material
- adhesive layer
- release paper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Adhesive Tapes (AREA)
Description
このようなサービス物品を商品に付属させる方法としては、サービス物品を添付した台紙を粘着剤を介して商品に貼付する、サービス物品を収納した小袋を粘着剤を介して商品に貼付する、サービス物品を収納した小袋を商品に吊り下げる、などの方法が行われている。
このうち、粘着剤を介してサービス物品を貼付する方法においては、それを手作業で商品に貼付することもできるが、機械的製造過程においては、粘着物品付き長尺シートが用いられる。
例えば、特許文献1には、長尺離型紙と、その長尺離型紙の長手方向に間隔を開けて複数貼付された粘着ラベルと、その粘着ラベルの表面にホットメルト接着剤を介して接着されたサービス物品と、を有する粘着物品付き長尺シートが開示されている。
具体的には、長尺離型紙、粘着剤層及び長尺基材がこの順で積層された積層体のうち、長尺基材を所定形状の抜き刃によって切断し、切断後の長尺基材の不要部を除去する。すると、粘着剤層を有し且つ所定形状に切り抜かれた基材部(粘着ラベル)が、長手方向に所定間隔を開けて複数貼付された長尺離型紙が得られる。この各粘着ラベルの表面に、ホットメルト接着剤をスポット的に塗布し、そのホットメルト接着剤にサービス物品を接着することにより、長尺状の粘着物品付き長尺シートを製造できる。
しかしながら、ホットメルト接着剤の塗布工程を必須とする製造方法では、設備としてホットメルトアプリケーターを準備しなければならない上、接着剤を用いるため、そのメンテナンスも煩雑である。さらに、ホットメルト接着剤は、粘着ラベルに部分的に塗布しなければならないので、製造スピードがそれに制限される。
従って、従来の方法では、粘着物品付き長尺シートを簡易に製造できない上、その材料コスト及び設備コストが加わる分、粘着物品付き長尺シートの製造コストを抑制できない。
本発明の第2の目的は、比較的安価な粘着物品付き長尺シートを提供することである。
本発明の製造方法によれば、開口部を有する長尺基材を利用して、長尺離型紙に設けられた粘着剤層をその開口部から露出させ、その開口部から露出した粘着剤層を物品に移し換えることにより、粘着物品付き長尺シートが得られる。
かかる製造方法は、製造管理も簡易であり、さらに、製造コストも抑制できる。
この粘着物品付き長尺シートは、離型面を有する長尺離型紙と、前記長尺離型紙の離型面の所定範囲に設けられ、且つその長手方向に間隔を開けて並設された複数の粘着剤層と、前記各粘着剤層の表面を覆うようにそれぞれ接着された基材部と、前記各基材部の表面に重ねられた物品と、を有し、前記基材部の面内には、1つ又は複数の開口部が形成されており、その開口部から露出した前記粘着剤層の表面に、前記物品が付着されている。
ただし、各実施形態において、粘着物品が長尺離型紙に1列貼付された(つまり、粘着物品が長尺離型紙の短手方向に1個だけ貼付された)粘着物品付き長尺シートを説明するが、粘着物品が長尺離型紙に2列以上貼付されているものでもよい。粘着物品が2列以上貼付された粘着物品付き長尺シートの製造においては、長尺離型紙などとして、1列貼付の粘着物品付き長尺シートの製造で使用する長尺離型紙などの約倍数幅のものを使用すればよい。
長尺離型紙に2列以上の粘着物品が貼付された粘着物品付き長尺シートは、使用時に、必要に応じて、その長手方向に沿って長尺離型紙を切断し、1列の粘着物品が付属された粘着物品付き長尺シートに分けられる。
なお、粘着物品は、物品とその物品の裏面に付着した粘着剤層とからなるものをいう。
本明細書において、表面は、対象物の相反する2つの面のうち、粘着剤層が設けられた離型紙の離型面から遠い側の面を指し、裏面は、その対象物の反対側の面(粘着剤層が設けられた離型紙の離型面から近い側の面)を指す。
また、本明細書において、平面視形状は、長尺離型紙などの一方面に対してその法線方向から見た形状である。
本発明の粘着物品付き長尺シートは、下記のような工程を経て得られる。ただし、本発明の製造方法は、下記に示す全て工程を有していなければならないわけではない。また、下記に示す各工程の順序は、本発明の意図する範囲で適宜変更することができる。
積層工程は、粘着剤層2が設けられた長尺離型紙1の前記粘着剤層2の表面に、複数の開口部5が並設された長尺基材3を接着する工程である。
なお、物品の横方向は、開口部5から露出した粘着剤層2の表面に物品を付着したときに、長尺離型紙1の短手方向と平行な方向を意味し、物品の縦方向は、前記横方向に直交する方向である。
長尺離型紙1の厚みは、本発明の製造時に千切れない程度の機械的強度を有していれば特に限定されず、その材質にもよるが、例えば、20μm〜200μmである。
剥離処理としては、シリコーン樹脂の塗布が代表的である。
剥離処理の施された面1a(すなわち、離型面)に、粘着剤を塗布することにより、粘着剤層2が設けられている。
もっとも、粘着剤層2は、実質的に離型面1a全体に設けられていてもよい。粘着剤層2を実質的に離型面1a全体に設ける方法としては、離型面1a全体に粘着剤を平面視小網目状に塗布すること、或いは、離型面1a全体に粘着剤を平面視密な点状に塗布することなどが挙げられる。
なお、粘着剤層2は、離型面1aの全体又は実質的に離型面1aの全体に設けられる場合に限定されず、離型面1aの中央部において長手方向に延びる帯状領域に設けられていてもよい。或いは、粘着剤層2は、短手方向に複数列で且つ長手方向延びる帯状領域にベタ状に設けられていてもよい(つまり、ストライプ状)。
粘着剤層2を構成する粘着剤としては、特に限定されず、アクリル系、ウレタン系、ゴム系などの公知の粘着剤を用いることができる。
粘着剤層2の厚みは、特に限定されず、一般的には、10μm〜30μmである。
長尺基材3の面内には、図2に示すように、長手方向に間隔を開けて複数の開口部5が形成されている。本実施形態では、開口部5は、長尺基材3の短手方向において1箇所穿設され、且つ長尺基材3の長手方向に一定間隔を開けて複数穿設されている。もっとも、開口部5の形成間隔は、一定でなくてもよく、隣接する開口部5の形成間隔が異なっていてもよい。好ましくは、特定のパターンの開口部5が、規則性をもって形成される。
長尺基材3の長手方向における開口部5の形成間隔は、好ましくは物品の縦方向長さと同じ又はそれよりも少し長い。このような形成間隔であれば、各開口部5から露出する粘着剤層2に物品を付着させたときに、隣接する物品の側部同士が交わることを防止できる。
開口部5の大きさは、特に限定されない。もっとも、開口部5の大きさが余りに小さいと、粘着剤層2の表面2aの露出面積が小さくなり、物品の裏面を粘着剤層2の表面2aに十分に付着させることができないおそれがある。かかる観点から、開口部5の大きさは、1cm2以上が好ましく、3cm2以上がより好ましい。開口部5の大きさの上限は、後述する基材部の大きさ未満である。
長尺基材3の厚みは、製造時に千切れない程度の機械的強度を有していれば特に限定されず、その材質にもよるが、例えば、20μm〜200μmである。
なお、長尺基材3の少なくとも裏面は、剥離処理が施されていない。
本工程を機械的に実施する場合、長尺離型紙1と長尺基材3とは、それぞれ別個の芯材にロール状に巻き取られて供給され、そのロールが装置に装填される。前記装置は、このロールから長尺離型紙1を引き出し、その離型面1aに粘着剤を塗工する。次に、長尺基材3を引き出して長手方向の先端側に搬送しながら、前記粘着剤を塗布した長尺離型紙1の粘着剤層2の表面に長尺基材3の裏面を重ね合わせていく。
以下、開口部5から露出する粘着剤層2の表面2aを「粘着剤層の露出面」という場合がある。
図3において、判りやすく図示するため、粘着剤層2の露出面2aを薄墨塗りで表している(図4乃至図7、図9、図14及び図15も同様)。
切断工程は、前記長尺積層体41の長尺基材3を、開口部5の一単位を含む基材部6を区画するように、厚み方向に切断する工程である。
前述のように長尺基材3の長手方向には、間隔を開けて複数の開口部5が形成されている。本実施形態では、この開口部5の1つを1つの単位(一単位)とする。従って、本実施形態では、開口部5の数と同数の単位が存在する。
本実施形態において形成される切断線81は、無端状の線であり、開口部5の一単位を含み且つその一単位を囲うように形成される。切断線81の平面視形状は、特に限定されず、略矩形状などの多角形状、略円形状などが挙げられる。図示例では、切断線81は、開口部5に交わらずに開口部5の囲繞する無端状の線であって、長尺離型紙1の短手方向と平行な方向に延びる一辺を有する略矩形状に形成されている。かかる切断線81を形成することにより、切断線81を基準にして、長尺基材3は、切断線81で囲われた基材部6と、前記基材部6以外の不要部7と、に区画される。
前記不要部7は、各切断線81の外側における長尺基材3の一部分であり、不要部7は、長手方向に連続して繋がっている。
前記切断線81を形成することにより、複数の基材部6が長尺基材3の長手方向に所定間隔を開けて形成される。複数の基材部6は、長手方向に一定間隔で形成されることが好ましい。開口部5が一定間隔で形成されている場合、各開口部5を基準にして同じ切断線81を形成すると、長手方向に一定間隔で並んだ複数の基材部6が形成される。もっとも、開口部5が一定間隔に形成されていない場合でも、切断線81の形成位置を適宜ずらすことにより、一定間隔に並んだ基材部6を形成することもできる。なお、隣接する基材部6の間隔が異なるように形成することもできる。
切断工程を行うことにより、開口部5の一単位を囲う切断線81が前記単位数相当分長手方向に形成された長尺基材3を有する長尺積層体41が得られる(図4及び図5参照)。
図5において、判りやすく図示するため、不要部7を網掛けで表している。
除去工程は、前記切断後の長尺基材3の不要部7を除去する工程である。
前記不要部7を長尺離型紙1から取り除くため、不要部7を引き剥がすと、図6に示すように、切断線81において基材部6と不要部7が分かれ、不要部7及びその不要部7の裏面に接着した粘着剤層2が、長尺離型紙1の離型面1aから剥離される。
上述のように、長尺基材3の裏面には、剥離処理が施されていない。これは、長尺基材3の裏面と粘着剤層2の表面との間の接着力を、長尺離型紙1の離型面1aと粘着剤層2の裏面の間の接着力よりも強くするためである。このような接着力関係であるため、不要部7を引き剥がすと、その不要部7の裏面に対応した粘着剤層2を不要部7と共に除去できる。
不要部7を除去した後の基材部6は、切断線81の形状に沿った外形を有し、且つ裏面に粘着剤層2を有する基材片である。
除去工程を行うことにより、長尺離型紙1から粘着物品を剥離する際に、その剥離起点となる基材部6を、粘着物品に付加することができる。特に、長手方向の先端側における基材部6の一辺(基材部6の先端縁)は、長尺離型紙1の短手方向と平行な方向に延びているので、剥離起点として好適である。
粘着隠蔽工程は、前記各基材部6の開口部5内から露出した粘着剤層2の露出面2aに、隠蔽用長尺離型紙11の離型面を重ね合わせる工程である。
前記基材部6の開口部5の内側には、粘着剤層2の表面2aが露出している。この粘着剤層2の露出面2aに、異物が付着することを防止するため、隠蔽用長尺離型紙11の離型面を、各開口部5を塞ぐように、基材部6の表面に重ね合わせる(図8参照)。
隠蔽用長尺離型紙11の幅は、開口部5と幅以上であることを条件として特に限定されず、例えば、上記長尺離型紙1と同幅でもよいし、上記長尺離型紙1よりも短い又は長くてもよい。
機械的製造過程においては、前記除去工程後に続けて次の付着工程を実施することもできる。しかし、設備によっては、前記除去工程までに用いる装置と付着工程で用いる装置が、同一ライン上に設置されておらずに独立している場合がある。このような場合には、装置間の移動のため、除去工程後の長尺積層体42を移動させなければならない。粘着隠蔽工程を実施することにより、その移動時などに開口部5から露出した粘着剤層2に異物が付着をすることを防止できる。
なお、異物付着防止のために、粘着隠蔽工程を実施することが好ましいが、この工程を行わなくてもよい。
付着工程は、前記開口部5内から露出した粘着剤層2の表面2aに、物品を付着する工程である。
前記粘着隠蔽工程を行った場合には、まず、隠蔽用長尺離型紙11を剥離する。
上述のように各基材部6の開口部5の内側には、粘着剤層2の表面2aが露出しており、その各粘着剤層2の露出面2aに物品を順に載置することにより、物品9を粘着剤層2に付着させる(図9及び図10参照)。
なお、物品9の少なくとも裏面には、剥離処理が施されていない。つまり、物品9の裏面と粘着剤層2の表面との間の接着力は、長尺離型紙1の離型面1aと粘着剤層2の裏面の間の接着力よりも強い。
サービス物品としては、扁平状小袋に入れた洗剤などを試供品、ワッペンやカードなどの扁平状おまけなどの食玩、懸賞品などが挙げられる。
これらのサービス物品やそれ以外の物品は、ピロー包装袋などの袋で包装されていることが好ましい。物品の形状は、特に限定されないが、長尺離型紙1上に複数の物品を付着させていくことから、扁平状のものが好ましい。
なお、袋で包装された扁平状の物品の具体例は、特開2003−170960号も併せて参照されたい。
得られた粘着物品付き長尺シート10は、必要に応じて、芯材にロール状に巻き取られて保管される。
前記剥離を機械的に行う場合には、粘着物品付き長尺シート10は、ラベラーに装填される。そのラベラーにおいては、図11に示すように、粘着物品付き長尺シート10を長手方向の先端側に向かって搬送し、長尺離型紙1のみを反転治具Aの先端で反転させ、基材部6と共に粘着物品100を剥離する。剥離された粘着物品100は、粘着剤層2を介して商品に貼付される。
基材部6を有する粘着物品は、基材部6の先端縁を起点にして長尺離型紙1から剥離できるので、上記ラベラーを用いた剥離時に、粘着物品を確実に長尺離型紙1から剥離できる。
特に、基材部6が長手方向に一定間隔で形成されている粘着物品付き長尺シート10は、ラベラーで効率よく粘着物品を剥離して商品に貼付できる。
かかる製造方法は、基材部と物品を接着するために別途ホットメルト接着剤を塗布する必要がないので、製造管理も簡易であり、さらに、製造コストも抑制できる上、比較的高速で製造できる。。
よって、本発明の粘着物品付き長尺シート10は、比較的安価に提供できる。
また、下記各実施形態は、それらの一部の構成を互いに組み合わせたり、又は、一部の構成を省略、代用若しくは変更することもできる。
上記第1実施形態では、除去工程によって不要部7を除去して複数の基材部6を出現させた後、付着工程を行っているが、除去工程と付着工程を同時並行的に行うこともできる。
例えば、不要部7を長手方向に一部剥離して1つの基材部6を長尺離型紙1に出現させた後、その基材部6の開口部5から露出する粘着剤層2の表面2aに、物品9を付着させる。不要部7を一部除去して1つの基材部6を出現させ且つそれに物品9を付着させることを、長手方向の後端側に順次行っていくことにより、上記と同様な粘着物品付き長尺シート10を得ることができる。
上記第1実施形態では、切断工程及び除去工程を行った後、付着工程を行っているが、付着工程を行った後に、切断工程及び除去工程を行うこともできる。
具体的には、上記第1実施形態と同様に、積層工程を行う。
この積層工程で得られた長尺積層体41は、長尺基材3の開口部5が長手方向に間隔をあけて並んでいる。
この長尺積層体41の長尺基材3の開口部5から露出する粘着剤層2の表面2aに、上記付着工程と同様にして、物品9を付着していく。
その後、不要部7を除去する除去工程を行うことにより、本発明の粘着物品付き長尺シート10が得られる。
なお、本実施形態に形成される切断線81は、物品9の外形よりも大きいので、不要部7は物品9に引っ掛かることなく不要部7を除去することができる。
上記第1実施形態では、不要部7の除去工程を有するが、本発明の製造方法は、除去工程を有していなくてもよい。
具体的には、上記第1実施形態と同様に、積層工程を行う。
次に、切断工程により、開口部5の1つの単位を含む基材部6を区画するように、長尺積層体41の長尺基材3を厚み方向に切断する。
本実施形態においては、第1実施形態のような開口部5の一単位を含む無端状の切断線81を形成しない。それに代わって、図12に示すように、長尺基材3の一方の長手辺(長手方向に延びる一側縁)から他方の長手辺(前記一側縁と対向する他側縁)にまで延びる、長尺基材3を短手方向に分断する切断線82を、開口部5の一単位を含む基材部6を区画するように長尺基材3に形成する。
かかる付着工程により、上記第1実施形態と同様に、長尺離型紙1の長手方向に、基材部6を有する粘着物品が並んで貼付された粘着物品付き長尺シート10が得られる。
かかる粘着物品付き長尺シート10は、上記第1実施形態と同様に、ラベラーに装填され、粘着物品が引き剥がされる。
本実施形態の製造方法で得られた粘着物品付き長尺シート10は、ラベラーを用いて長尺離型紙1を反転させると、基材部6を有する粘着物品が長尺離型紙1の離型面1aから剥がれると共に、切断線82にて個々の粘着物品に分かれていく。
よって、上記第1実施形態と同様に、ラベラーを用いて、1つの粘着物品を商品に貼付する貼着工程を連続的に行うことができる。
上記第1実施形態では、切断工程において、開口部5の1つを一単位として切断線81を形成しているが、例えば、図14に示すように、長手方向に隣接する2つの開口部5を一単位として、その一単位を含む基材部6を区画するように、長尺基材3を厚み方向に切断する切断線83を形成してもよい。この場合、1つの物品が、その一単位に含まれる各開口部5(図示例では2つの開口部5)から露出する粘着剤層2の表面2aに付着される。そのため、図示したように、隣接する2つの開口部5の形成間隔を短くすることが好ましい。
その他、図示しないが、長手方向に隣接する複数の開口部5を一単位、短手方向に隣接する複数の開口部5を一単位、長手方向及び短手方向に隣接する複数の開口部5を一単位、又は、長手方向に対して傾斜した方向に隣接する複数の開口部5を一単位として、その一単位を含む基材部6を区画するように、長尺基材3を厚み方向に切断する切断線81を形成してもよい。
上記第1実施形態では、切断工程において、開口部5に交わらないように切断線81を形成しているが、例えば、図15に示すように、切断線84の一部が開口部5の一部に交わるように、無端状の切断線84を形成してもよい。
この場合、基材部6の周縁の一部が開口部5に繋がることになるので、基材部6の周縁の一部に欠損部分6aが生じる。この欠損部分6aが長手方向の先端側に存在すると、基材部6(粘着物品)を長尺離型紙1から剥離し難くなる。よって、欠損部分6aが長手方向の先端側以外(両側端側又は後端側)に位置するように、前記切断線84を形成することが好ましく、欠損部分6aが長手方向の後端側に位置するように、前記切断線84を形成することがより好ましい。
Claims (4)
- 離型面に粘着剤層が設けられた長尺離型紙の、前記粘着剤層の表面に、長手方向に間隔を開けて開口部が複数形成された長尺基材を接着する積層工程と、
前記1つの開口部又は隣接する複数の開口部を一単位とし、その一単位を含む基材部を区画するように前記長尺基材を厚み方向に切断する切断工程と、
前記一単位の開口部内から露出した前記粘着剤層の表面に、物品を付着する付着工程と、
を有する粘着物品付き長尺シートの製造方法。 - 前記切断工程が、前記基材部と前記基材部以外の不要部とを区画するように長尺基材を切断する工程であり、
前記切断工程の後に、前記不要部を、その不要部に接着した粘着剤層と共に除去する除去工程をさらに有する、請求項1に記載の粘着物品付き長尺シートの製造方法。 - 前記切断工程の後に、前記各開口部内から露出した前記粘着剤層の表面に、隠蔽用長尺離型紙の離型面を重ね合わせる粘着隠蔽工程をさらに有し、
前記隠蔽用長尺離型紙は、前記付着工程の前に剥離される、請求項1又は2に記載の粘着物品付き長尺シートの製造方法。 - 離型面を有する長尺離型紙と、
前記長尺離型紙の離型面の所定範囲に設けられ、且つその長手方向に間隔を開けて並設された複数の粘着剤層と、
前記各粘着剤層の表面を覆うようにそれぞれ接着された基材部と、
前記各基材部の表面に重ねられた物品と、を有し、
前記基材部の面内には、1つ又は複数の開口部が形成されており、
その開口部から露出した前記粘着剤層の表面に、前記物品が付着されていることを特徴とする粘着物品付き長尺シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011071908A JP5899554B2 (ja) | 2011-03-29 | 2011-03-29 | 粘着物品付き長尺シートの製造方法、及び粘着物品付き長尺シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011071908A JP5899554B2 (ja) | 2011-03-29 | 2011-03-29 | 粘着物品付き長尺シートの製造方法、及び粘着物品付き長尺シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012207071A JP2012207071A (ja) | 2012-10-25 |
JP5899554B2 true JP5899554B2 (ja) | 2016-04-06 |
Family
ID=47187109
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011071908A Expired - Fee Related JP5899554B2 (ja) | 2011-03-29 | 2011-03-29 | 粘着物品付き長尺シートの製造方法、及び粘着物品付き長尺シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5899554B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01147966U (ja) * | 1988-03-31 | 1989-10-13 | ||
JPH0393461U (ja) * | 1990-01-11 | 1991-09-24 | ||
JP4151831B2 (ja) * | 2001-09-27 | 2008-09-17 | 株式会社フジシールインターナショナル | 包装体付属シート供給帯状体の製造方法 |
-
2011
- 2011-03-29 JP JP2011071908A patent/JP5899554B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012207071A (ja) | 2012-10-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4308310B1 (ja) | 値下げラベルおよびその貼付方法 | |
JP2006503773A5 (ja) | ||
JP6163656B2 (ja) | 穴閉塞用ラベル、穴閉塞用ラベル連続体、及びその連続体の製造方法 | |
JP5899554B2 (ja) | 粘着物品付き長尺シートの製造方法、及び粘着物品付き長尺シート | |
JP2005518313A (ja) | 接着剤吊るし手段を備えたパッケージ | |
JP2012206727A (ja) | 粘着物品付き長尺シートの製造方法、及び粘着物品の製造方法 | |
US20060110561A1 (en) | Label structure and label structure obtaining method | |
JP6219050B2 (ja) | 表示ラベル連続体及びその製造方法 | |
JP4997303B2 (ja) | 粘着性被覆体の製造装置 | |
JP3735844B2 (ja) | 剥離ラベル及びその製造方法 | |
JP4037299B2 (ja) | ラベル連続体を巻心に留める構造およびラベル連続体の巻状体 | |
JP5691030B2 (ja) | Popラベル | |
JP6685605B2 (ja) | 積層シート連続体及びその関連技術 | |
US20150332612A1 (en) | Label And Laminate Having Selectively Applied Adhesive | |
JP2003054160A (ja) | 伝票類及びその製造方法 | |
JP2008101036A (ja) | 取付部材及び取付部材付き物品 | |
JP2017116770A (ja) | 粘着ラベル | |
JPH09277758A (ja) | カードを一体的に組み込んだ連続フォーム | |
US20080202668A1 (en) | Billboard label | |
WO2017188228A1 (ja) | カーボンナノチューブシート構造体及び積層体 | |
EP4021242A1 (en) | Reuseable wrapping ornament with perforation for aiding removal | |
JP2002023640A (ja) | 簡易分離ラベル | |
JP2011186259A (ja) | 積層ラベル | |
CA2696024A1 (en) | An adhesive dispensing product | |
JP2009220347A (ja) | 首掛けラベル連続体の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140206 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150522 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160202 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20160210 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160210 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20160212 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5899554 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |