JP2014085468A - 光接続箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】防塵性と良好な光ケーブル収納効率とを有する光接続箱の提供。
【解決手段】収納箱2に第1の切欠4Aと可撓性遮蔽材5とを設け、蓋体3に第2の切欠4Bを設ける。第1の切欠4Aは、収納箱側壁の切欠からなり第1、第2の光ケーブル100A、100Bのうちの少なくとも一つが挿入可能な切欠幅寸法wと切欠高さ寸法hとを有する。可撓性遮蔽材5は、第1の切欠4Aを遮蔽し、かつ第1の切欠4Aの幅方向中途位置で切欠高さ方向に沿って左右に分割されている。第2の切欠4Bは、収納箱側端部が開放された蓋体側壁の切欠からなり収納箱装着状態で第1の切欠4Aに対向して第1、第2の光ケーブル100A、100Bによる第1の切欠4Aへの挿通を許容する。
【選択図】図1

Description

本発明は、入力側の光ファイバケーブルと出力側の光ファイバケーブルとの光接続部、および光接続部の周辺部位(光ファイバ余長部等)を収納する光接続箱に関する。
光通信に用いられる光ファイバは通信需要が増大すると、増大した需要に応じて増設される。光ファイバの増設に際しては、光ファイバ心線の光接続が行われる。光ファイバ心線の光接続は光融着部等の光接続部を介して実施される。以下複数の光ファイバ心線を束ねて一体化したものを光ケーブルという。光ケーブルでは、一方の光ケーブルの光ファイバ心線余長部と他方の光ケーブルの光ファイバ心線余長部とがそれぞれ引き出されて互いに光接続部を介して光接続される。この状態で両方の光ケーブルの光ファイバ心線余長部と光接続部とが光接続箱に収納される。
光接続箱は複数の光ファイバ心線の光接続に対応するように構成されており、接続数が増大して収納処理される光ファイバ心線余長部を含めた光ファイバ心線や光接続部の数が増加すると、箱容積を増加させることで対応する。具体的には、光接続箱の収納箱に高さ方向で多段となった蓋取付部を設けたうえで、箱容積を増加させる際には、収納箱を覆う蓋体の取り付け位置を高い位置側の蓋取付部に変更することで、箱容積を増加させる。
特開2011−13497
しかしながら、蓋体の取り付け位置を変更すると、収納箱と蓋体との間に隙間が生じるために光接続箱の防塵性が損われる、という課題があった。
したがって本発明は、防塵性を損うことなく光ケーブルを効率よく収納することができる光接続箱の提供を主たる目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の光接続箱は、箱一端に開口面を有し、かつ箱内部には光接続部によって光ファイバ心線同士が光接続された第1の光ケーブルの接続端と第2の光ケーブルの接続端とが前記光接続部とともに収納される収納箱と、前記開口面を覆いかつ収納箱側壁に蓋体側壁を嵌め合わせて前記収納箱に取り付けられる蓋体と、を備え、前記収納箱は、収納箱側壁に設けられた切欠からなりかつ前記第1、第2の光ケーブルのうちの少なくとも一つが挿入可能な切欠幅寸法と切欠高さ寸法とを有する第1の切欠と、前記収納箱側壁に設けられて前記第1の切欠を遮蔽しかつ前記第1の切欠の幅方向中途位置で切欠高さ方向に沿って左右に分割された可撓性遮蔽材と、を有し、前記蓋体は、収納箱側端部が開放された蓋体側壁の切欠からなり収納箱装着状態で前記第1の切欠に対向して前記第1、第2の光ケーブルのうちの少なくとも一つによる前記第1の切欠への挿通を許容する第2の切欠を、有する。
これにより本発明は、第1、第2の光ケーブルのうちの少なくとも一つの接続端を開放面側端部から第1の切欠に挿入させた状態で、蓋体により収納箱を閉じることができる。このとき、第1、第2の切欠の形成によって生じる収納箱の隙間は、第1、第2の光ケーブルを挿入させた状態であっても可撓性遮蔽材によって封止される。これにより、収納箱の防塵性が確保される。さらには、第1、第2の光ケーブルの収納量を調整するために蓋体の取り付け位置(高さ寸法)が変更されると第1、第2の切欠の間に生じる隙間の大きさが変動するが、第1の切欠全体が可撓性遮蔽材によって遮蔽されているので、前記隙間の大きさが変動しても収納箱の防塵性が確保される。
本発明には、前記第1の切欠の開口面側端部は開放されている、という態様がある。第1の切欠の開放面側端部を開放することで、この開放端部から、第1、第2の光ケーブルを容易に第1の切欠に挿入させることが可能となる。
本発明には、前記第1の切欠は、単列に縦積みされた複数の前記第1、第2の光ケーブルが挿入可能な切欠幅寸法と切欠高さ寸法とを有する、という態様がある。この態様によれば、第1の切欠に複数の第1、第2の光ケーブルを挿入させる場合であっても、単列に縦積みした状態で効率よく第1、第2の光ケーブルを第1の切欠内で配列させることができる。そのため、可撓性遮蔽材と複数の第1、第2の光ケーブルとの間にほとんど隙間を生じさせることなく第1、第2の光ケーブルを光接続箱内外で挿通させることができる。
本発明には、複数段に連結可能な拡張用スペーサをさらに備え、前記収納箱と前記蓋体とを、前記拡張用スペーサを介さずに連結する、または単段ないし複数段の前記拡張用スペーサを介して連結する、という態様がある。この態様によれば、拡張用スペーサの段数を調整することで、蓋体の取り付け位置(高さ)を容易に変更することでできる。
本発明には、前記第1、第2の光ケーブルはそれぞれ接地線を有しており、前記収納箱は、前記収納箱の側壁に設けられた第3の切欠と、前記側壁の前記第3の切欠の近傍に設けられた接続端子と、をさらに備え、前記蓋体は、前記蓋体と前記収納箱との連結時に前記第3の切欠を覆う遮蔽壁を、さらに備え、前記第1の光ケーブルの前記接地線と前記第2の光ケーブルの前記接地線とを、前記接続端子を介して接続する、という態様がある。この態様によれば、第1の光ケーブルの接地線と第2の光ケーブルの接地線とを接続端子を介して接続する処理を、収納箱の側壁に設けられた第3の切欠を介して収納箱の外側から容易に行うことが可能となる。なお、実際の使用時においては、第3の切欠が蓋体の遮蔽壁によって覆われる。そのため、箱外部から第3の切欠を介して光接続箱内部に異物等が侵入することはない。
本発明には、前記収納箱の内底面には、前記第1、第2の光ケーブルの前記接続端にある光ファイバ心線余長部を収納する余長部収納領域と、前記余長部収納領域を囲んで複数配置された案内突起とが設けられており、前記複数の案内突起の少なくとも一つには、前記余長部収納領域に配置された前記光ファイバ心線余長部の束を上方から覆う可撓片が設けられている、という態様がある。この態様によれば、案内突起によって囲まれた余長部収納領域に第1、第2の光ケーブルの光ファイバ心線余長部を収納すればよいので、その作業は容易になる。また、収納した光ファイバ心線余長部の上方を、案内突起に設けた可撓片によって覆うので、光ファイバ心線の束はばらけにくくなる。
本発明によれば、蓋体の取り付け位置(取り付け高さ)を変更しても、第1、第2の切欠の間に隙間が生じることがなく、そのために防塵性を十分に確保した状態で光接続箱の収納能力を拡張させることが可能となる。
本発明の一実施形態の光接続箱の構成を示す一部切欠平面図である。 図1のA−A線断面図である。 実施形態の光接続箱の蓋体を取り外した状態での正面図である。 実施形態の光接続箱の蓋体を取り外した状態での側面図である。 実施形態の光接続箱の要部の分解状態をそれぞれ示す平面図である。 実施形態の光接続箱を用いた光ケーブルの光接続部の収納手順の第1の状態を示す平面図である。 実施形態の光接続箱を用いた光ケーブルの光接続部の収納手順の第2、第3の状態をそれぞれ示す側面図である。 実施形態の光接続箱の第1の連結構造を用いた光ケーブルの光接続部の収納手順の第2、第3の状態をそれぞれ示す正面図である。 実施形態の光接続箱の第2の連結構造を用いた光ケーブルの光接続部の収納手順の第2、第3の状態をそれぞれ示す正面図である。
次に、本発明の実施の形態を図を参照して順に詳説する。図1は、本発明の一実施形態の光接続箱であって、蓋体の一部を切欠いて光接続箱の内部を示した平面図であり、図2は、図1のA−A線断面図であり、図3は、光接続箱を構成する収納箱単体の正面図である。
まず、本実施形態の光接続箱1の収納物について説明する。すなわち、第1の光ケーブル100Aと第2の光ケーブル100Bとが光接続される際には、第1の光ケーブル100Aの接続端100Abと第2の光ケーブル100Bの接続端100Bbとからそれぞれ光ファイバ心線余長部100Aa、100Baが引き出されたうえで、引き出された光ファイバ心線余長部100Aa、100Ba同士が光接続部101によって光接続される。光接続箱1には、第1の光ケーブル100Aの接続端100Abと、第2の光ケーブル100Bの接続端100Bbと、光ファイバ心線余長部100Aa、100Baと、光接続部101とが収納される。
なお、光接続箱1を用いた光ファイバ収納構造では、第1、第2の光ケーブル100A、100Bから複数の光ファイバ心線余長部100Aa、100Baが引き出されて光接続箱1に収納され、そのうえで上記複数の光ファイバ心線余長部100Aa、100Baの中の任意数の光ファイバ心線余長部100Aa、100Baがさらに取り出されて光接続部101で光接続される。なお、第1、第2の光ケーブル100A、100Bから複数引き出された光ファイバ心線余長部100Aa、100Baは束ねられており、以下、束ねられた第1、第2の光ケーブル100A、100Bの余長部100Aa、100Baを心線余長部束100Ac、100Bcと称する。
光接続箱1は、収納箱2と蓋体3とを備える。収納箱2は、平面視長四角形状となった立方体形状を有しており、箱一端(図1の紙面直交方向の上端)には全面にわたる開口面2aが設けられている。収納箱2は、互いに対向する短辺側側壁2b1、2b2と、同様に互いに対向する長辺側側壁2c1、2c2を備えており、短辺側側壁2b1、2b2それぞれには複数の第1の切欠4Aが設けられており、長辺側側壁2c1、2c2それぞれには第3の切欠4Cが設けられており、蓋体3の短辺側側壁3c1、3c2それぞれには第2の切欠4Bが設けられている。本実施形態では、各短辺側側壁2b1、2b2それぞれに4つの第1の切欠4Aが、長辺側側壁2c1、2c2それぞれには単一の第3の切欠4Cが、蓋体3の短辺側側壁3c1、3c2それぞれには単一の第2の切欠4Bが設けられている。
第1の切欠4Aは、図3に示すように、短辺側側壁2b1、2b2の開口面側端部2dから収納箱2の内底面2dにわたって、短辺側側壁2b1、2b2を切り欠くことで形成されており、第1の切欠4Aの開口面側端部4aは開放されている。第1の切欠4Aは、短辺側側壁2b1、2b2において、側壁幅方向に沿って並列配置されている。第1の切欠4Aは、単列に縦積みされた複数の第1、第2の光ケーブル100A、100Bが挿入可能な切欠幅寸法wと切欠高さ寸法hとを有している。なお、第1の切欠4Aの開口面側端部4aは開放されることなく閉じられていても良い。
第1の切欠4Aは、可撓性遮蔽材5によって遮蔽されている。可撓性遮蔽材5はウレタンスポンジ等の防塵スポンジ材からなり、第1の切欠4Aを遮蔽した状態で第1の切欠4Aに装着されている。可撓性遮蔽材5は、切欠幅方向中途位置で切欠高さ方向に沿って左右に分割されている。可撓性遮蔽材5の分割線5aは、第1の切欠4Aの上端から下端にわたって切欠全体に設けられている。分割線5aによって左右に分割された可撓性遮蔽物5の両端同士は互いに密着しており、可撓性遮蔽物5の両端間に隙間は形成されていない。
収納箱2の内部には収納棚6が水平配置されている。収納棚6は、収納箱2の高さ方向中間位置において水平配置されている。収納棚6の一端は、一方の長辺側側壁2c1の箱高さ方向中間位置に設けられた連結ヒンジ7を介して長辺側側壁2c1に揺動自在に取り付けられている。収納棚6の他端は、他方の長辺側側壁2c2に連結ヒンジ7と同じ高さ位置に設けられた棚受けフランジ8の上に載置されている。収納棚6には、一つもしくは複数の融着トレイ9が載置固定されている。以下、複数の融着トレイ9を積層配置されることを前提にして説明するが、単一の融着トレイ9を設ける場合であっても同様であるのはいうまでもない。融着トレイ9は、上面が開放された浅底の立方体形状を有しており、最下部の融着トレイ9は、トレイ底面を収納棚6の上面に当接させた状態で収納棚6にねじ止め固定されている。最上部の融着トレイ9のトレイ上面(開放面)には、トレイ上面を覆うトレイ蓋10が取り付けられている。トレイ蓋10の一端は、連結ヒンジ11を介してトレイ上面の一端に揺動自在に連結されており、これによりトレイ蓋10は融着トレイ9を開閉自在に封止している。各融着トレイ9の内部(内底面)には、光接続部保持部12と、光ファイバ心線保持部13とが設けられている。光接続部101は、光ファイバ心線より若干大きい直径を有する筒状をしており、光接続部保持部12は、筒状の光接続部101を並列配置させた状態で保持する複数の保持爪からなる。光ファイバ心線保持部13は、巻回された光ファイバ心線余長部100Aa、100Baの周囲を取り囲む複数の包囲爪からなる。
トレイ蓋10を融着トレイ9から分離する動作と連結する動作は、次のように実施される。すなわち、分離する際には、まず、図5(a)に示すように、連結ヒンジ11から連結ピン11aを抜き出したうえで、図5(b)に示すように、融着トレイ9からトレイ蓋10を取り外す。連結する際には、上記とは逆の動作が実施される。
複数の融着トレイ9を設ける場合は、最下部の融着トレイ9からトレイ蓋10を取り外した状態で、最下部の融着トレイ9の上に一つないし複数の融着トレイ9を積層状態で取り付けたうえで、最上段の融着トレイ9にトレイ蓋10を取り付ける。融着トレイ9同士の連結も、上述したトレイ蓋10と融着トレイ9との連結と同様に実施され、各融着トレイ9は、下段側の融着トレイ9に対して揺動自在に連結される。なお、融着トレイ9同士の連結が可能となるように、各融着トレイ9の底部には、トレイ上面側の連結ヒンジ11と同様の連結ヒンジ11が設けられている。
収納棚6の下側に位置する収納箱2の内底面2dには、心線余長部束100Ac、100Bcを収納する余長部収納領域20が設けられている。余長部収納領域20は、平面視円状もしくは楕円状に設定されており、余長部収納領域20の外側を囲む、もしくは、余長部収納領域20の内側に沿って複数の案内突起21が設けられている。本実施形態(図1)では、角度にして90度互いに離間した4つ案内突起21が設けられている。案内突起21は内底面2dの内方に向けて突出している。
複数の案内突起21の少なくとも一つ(図6に示すように、互いに対向する一対の案内突起21、21)には、余長部収納領域20に配置された心線余長部束100Ac、100Bcを上方から覆う可撓片21aが設けられている。可撓片21a並びに可撓片21aが設けられた案内突起21は、例えば、手動で変形可能なアルミニウムや銅等の金属平板から構成されている。
収納箱2の内底面2dには、さらにケーブル固定部22と、テンションメンバクランプ23とが設けられている。ケーブル固定部22とテンションメンバクランプ23とは複数設けられている。各ケーブル固定部22は第1の切欠4Aそれぞれの直近に配置されている。ケーブル固定部22は、ケーブル拘束帯22aと、ケーブル拘束帯22aを固定する固定ねじ22bとから構成されている。テンションメンバクランプ23は、ケーブル拘束帯22aを間にして第1の切欠4Aと対向して配置されており、第1の切欠4Aやケーブル拘束帯22aから若干離間して配置されている。テンションメンバクランプ23は、第1、第2の光ケーブル100A、100Bから引き出されるテンションメンバ102を固定するものであって、連結ねじから構成されている。
第3の切欠4Cは、図4に示すように、収納箱2の長辺側側壁2c1、2c2に設けられている。第3の切欠4Cは、長辺側側壁2c1、2c2のほぼ前幅にわたって設けられており、長辺側側壁2c1、2c2の上端から連結ヒンジ7や棚受けフランジ8の形成位置までの長辺側側壁2c1、2c2を切欠くことで形成されている。
長辺側側壁2c1、2c2の内面には、接続端子の一例である一対のアース端子24A、24Bが取り付けられている。アース端子24A、24Bは、長辺側側壁2c2の幅方向両端それぞれの、第3の切欠4Cの底縁近傍に配置されている。アース端子24A、24Bそれぞれは、4連の端子電極(ねじ端子からなる)を備えている。アース端子24A、24Bには、第1、第2の光ケーブル100A、100Bから引き出される接地用ドレインワイヤ103が接続される。
収納箱2の開口面2aの四隅には、連結フランジ25A〜25Dが設けられている。連結フランジ25A〜25Dは、収納箱2の開口面2aの四隅において、長辺側側壁2c1、2c2の一部を延出させたうえで、その延出部を箱内方に水平に90度屈曲させることで形成される。
連結フランジ25A〜25Dには、蓋体連結用の第1、第2の連結構造が設けられている。まず、第1の連結構造を説明する。第1の連結構造は、図8に示すように連結フランジ25A、25Cそれぞれに設けられた蓋体連結用の雌ねじ25a、25aに直接蓋体3を連結する際に用いられるものであって、上述した蓋体連結用の雌ねじ25aと、第1のスペーサ26とを備えている。雌ねじ25aは、収納箱2の上面の四隅に計4つ設けられた連結フランジ25A〜25Dのうち、一方の対角両隅に位置する一対の連結フランジ25A、25Cに形成されている。第1のスペーサ26は、連結フランジ25A〜25Dそれぞれにねじ止めされて立設されている。第1のスペーサ26は、蓋体連結時の作業空間を確保するために設けられており、その上端には連結用の雌ねじ26aが設けられている
次に第2の連結構造を説明する。第2の連結構造は、蓋体3を収納箱2から少し離間させた状態で蓋体3を収納箱2に連結する際にのみ用いられるものであって、図9に示すように、第2のスペーサ27と、第3のスペーサ28とを備えている。第2のスペーサ27は、連結フランジ25A〜25Dの雌ねじ25aにねじ止め立設されるものであって、その一端には連結用の雌ねじが、他端には連結用の雄ねじがそれぞれ設けられている。第3のスペーサ28は、第1のスペーサ26の雌ねじにねじ止め立設されるものであって、一端には連結用の雄ねじが設けられている。
第2、第3のスペーサ27、28の軸長寸法は、次のように設定されている。すなわち、第2のスペーサ27が連結フランジ25A、25Cの雌ねじ25aに連結され、さらに第3のスペーサ28が連結フランジ25A〜25Dの第1のスペーサ26に連結された状態(以下、状態1という)では、第3のスペーサ28の上端の方が第2のスペーサ27の上端より高い位置になるように、第2、第3のスペーサ27、28の軸長寸法は設定されている。より具体的には、状態1において、第3のスペーサ28の上端と第2のスペーサ27の上端との間の離間距離k1は、第1のスペーサ26の軸長長さk2と同等に設定されている。本実施形態では、第1〜第3のスペーサ26〜28によって拡張用スペーサが構成されている。
蓋体3は、図7〜図9に示すように、収納箱2の開口面2aを覆う上面部3aと、上面部3aの全周囲にわたって垂設された長辺側側壁3b1、3b2と、短辺側側壁3c1、3c2とを備えた立方体形状となっており、下面側は開放面3dとなっている。蓋体3は収納箱2に対して締まり嵌めで装着される形状を有している。第2の切欠4Bは、短辺側側壁3c1、3c2に形成された切欠からなる。第2の切欠4Bは、開放面3d側が開放された切欠形状を有している。第2の切欠4Bは、蓋体3が収納箱2に装着された状態において第1の切欠4Aに対向する位置になるように、短辺側側壁3c1、3c2のほぼ前面にわたって設けられている。
このようにして蓋体3に第2の切欠4Bを設けることで、第1、第2の光ケーブル100A、100Bによる第1の切欠4Aの挿通が許容されている。長辺側側壁3b1、3b2は、蓋体3が収納箱2に装着された状態において、収納箱2の第3の切欠4Cを覆う大きさを有しており、第3の切欠4Cの遮蔽壁となる。上面部3aの四隅のうちの一方の対向隅には、連結ねじ30が装着されている。
連結ねじ30は、図6に示すように、ねじ頭30aとねじ軸30bとを有しており、ねじ頭30aを蓋体3の外側にしてねじ軸30aを蓋体3の内部側に突出させた状態で、回動自在に上面部3aに装着されている。連結ねじ30は、蓋体3が収納箱2に装着された状態において、収納箱側における連結フランジ25A、25Cの雌ねじ25aにねじ軸30bが係合する位置に設けられている。
次に、上記構成を備える本実施形態の光接続箱1を用いた、第1の光ケーブル100Aの接続端100Ab、第2の光ケーブル100Bの接続端100Bb、光ファイバ心線余長部100Aa、100Ba、および光接続部101の収納手順を説明する。ここでは、予め複数の収納棚6が積層されて揺動自在に収納棚6に取り付けられていることを前提にして収納手順を説明する。
なお、以下の説明では、開口面2aを上側(上向き)にして収納箱2が配置された状態で、収納箱2に第1、第2の光ケーブル100A、100Bの接続端100Ab、100Bb、光ファイバ心線余長部100Aa、100Ba、および光接続部101を収納する形態を説明する。しかしながら、開口面2aを横向きにして収納箱2が配置された状態において、収納箱2に第1、第2の光ケーブル100A、100Bの接続端100Ab、100Bb、光ファイバ心線余長部100Aa、100Ba、および光接続部101を収納する収納形態も存在するのはいうまでもない。
以下、収納手順を説明する。まず、第1、第2の光ケーブル100A、100Bの接続端100Ab、100Bbから、それぞれ心線余長部束100Ac、100Bcと、テンションメンバ102と、接地用ドレインワイヤ103とを引き出しておく。さらに、収納箱2の収納棚6に初期所定数の融着トレイ9を装着し、連結フランジ25A、25Cに、第1のスペーサ26だけを装着しておく(第2、第3のスペーサ27、28は装着しない)。
ここで融着トレイ9に装着する融着トレイ9の初期所定数とは、次のようにして設定される。すなわち、所定数の融着トレイ9を収納棚6に取り付けた状態において、最上位の融着トレイ9の上面高さ位置が収納箱2の第1のスペーサ26の上端位置より低い位置になるように、上記初期所定数が設定される。
以上の前処理を済ませたのち、収納箱2から蓋体3を取り外した状態で、図6に示すように、収納棚6を垂直向きになるように揺動させてその位置で固定することで、収納箱2の内底面2dを箱外部に露出させる。
次に、長辺側側壁2c1にある第1の切欠4Aの一つまたは複数に第1の光ケーブル100Aの接続端100Abを挿入する。同様に長辺側側壁2c2にある第1の切欠4Aの一つまたは複数に、第2の光ケーブル100Bの接続端100Bbを挿入する。なお、第1の切欠4Aの開放面側端部4aが開放された構成では、接続端100Ab、100Bbの挿入は、接続端100Ab、100Bbを開口面側端部4aから第1の切欠4A内に挿入することで実施される。ケーブル挿入に際しては、分割線5aに沿って可撓性遮蔽材5を左右に押し退けながら、接続端100Ab、100Bbを第1の切欠4A内に挿入する。挿入が完了すると、左右に押し退けられた可撓性遮蔽材5が接続端100Ab、100Bbの周囲に密着するため、可撓性遮蔽材5と接続端100Ab、100Bbとの間に隙間は形成されない。
挿入が完了すると、次に接続端100Ab、100Bbをケーブル固定部22に固定し、接続端100Ab、100Bbから引き出したテンションメンバ102をテンションメンバクランプ23に連結し、接続端100Ab、100Bbから引き出した接地用ドレインワイヤ103をアース端子24A、またはアース端子24Bに接続する。ケーブル固定部22によるケーブル固定は接続端100Ab、100Bbをケーブル拘束帯22aで拘束することで実施される。
接地用ドレインワイヤ103をアース端子24A、24Bに接続する作業は、次のことによって容易に行うことができる。すなわち、長辺側側壁2c2にはアース端子24A、24Bの直近位置まで第3の切欠4Cが形成されている。第3の切欠4Cがアース端子24A、24Bの直近に存在することで、作業者が長辺側側壁2c2の外側から第3の切欠4C越しに、しかも第3の切欠3Cの直近で接地用ドレインワイヤ103とアース端子24A、24Bとの接続作業をすることができて、その作業が容易になる。
次に、接続端100Ab、100Bbから引き出した心線余長部束100Ac、100Bcを巻回したうえで余長部収納領域20に収納する。心線余長部束100Ac、100Bcは、その周囲を案内突起21で囲繞されたうえで、その上部が可撓片21aによって覆われることで余長部収納領域20に確実に収納される。
上述した第1、第2の光ケーブル100A、100Bの収納処理が完了すると、余長部収納領域20に収納している心線余長部束100Ac、100Bcそれぞれから、互いに光接続する任意数の光ファイバ心線余長部100Aa、100Baを引き出す。光ファイバ心線余長部100Aa、100Baの引き出しが完了すると、垂直向きになっている収納棚6を、水平向きになって棚受けフランジ8に当接する位置まで揺動させてその位置で固定する。さらに収納棚6の上面に積層配置されている複数の融着トレイ9の中で最低部に位置する融着トレイ9を除いた残余の融着トレイ9を揺動させる。残余の融着トレイ9は、垂直向きになって収納棚6から離間する位置まで揺動させてその位置で固定する。これにより収納棚6に残った最低部の融着トレイ9の上面は開放された状態になる。
収納棚6の復帰揺動並びに今回の光接続部101の収納では不要となる上側の融着トレイ9の退避揺動とが完了すると、引き出しておいた光ファイバ心線余長部100Aa、100Baを、収納棚6に残した融着トレイ9の内部に持ち込んで、融着トレイ9に収納する。光ファイバ心線余長部100Aa、Baの収納は次のようにして実施される。すなわち、引き出した光ファイバ心線余長部100Aa、100Baを巻回したうえで、巻回状態の光ファイバ心線余長部100Aa、100Baを、光ファイバ心線保持部13の包囲爪によって囲まれた融着トレイ9底部に挿入することで、光ファイバ心線余長部100Aa、100Baを収納する。収納後、光ファイバ心線余長部100Aaの先端と、光ファイバ心線余長部100Baの心線先端とを光接続部101で光接続する。光接続を実施した光接続部101は、光接続部保持部12によって保持させる。
一つの融着トレイ9に収納可能な光接続部101の数には限りがある。そのため、収納棚6上にあって上面が開放されている融着トレイ9において光接続部101の収納を継続していると、その融着トレイ9において光接続部101を収納可能な残余の光接続部保持部12がなくなってしまう。そこで、この状態になってもまだ光接続を必要とする光ファイバ心線余長部100Aa、100Baが残存している場合は、次の処理を行う。
すなわち、垂直向きにしている残余の融着トレイ9の中で最低部に位置する融着トレイ9を次の収納用トレイとして利用するために、この融着トレイ9を、収納棚6上で上記収納を終えた融着トレイ9の上面に当接する位置まで揺動させてその位置で固定する。そのうえで、引き出しておいた光ファイバ心線余長部100Aa,100Baを復帰揺動が完了した融着トレイ9(次の収納用トレイ)内に持ち込んで、
・ファイバ心線余長部100Aa,100Baの融着トレイ9への収納、
・光ファイバ心線余長部100Aa、100Baの光接続、
・光接続部101の光接続部保持部12への収納、
を実施する。これらの処理は、前述した処理と同じであるので説明を省略する。
以上の処理を繰り返して、光接続を予定していた全てのファイバ心線余長部100Aa、100Baの光接続処理と、光接続部101とファイバ心線余長部100Aa、100Baとの融着トレイ9への収納処理とが完了すると、垂直向きになっている残余の融着トレイ9の全てを、収納棚6側の最上部の融着トレイ9の上面(開放面)を覆う位置まで揺動させてその位置で固定する。
次に、図7、図8に示すように、収納箱2に蓋体3を装着する。ここでは、第1のスペーサ26を用いた第1の連結構造によって収納箱2に蓋体3を装着する。以下、説明する。
まず、開口面2aから収納箱2に蓋体3を外嵌装着する。その際、収納箱2の第1の切欠4Aに対応する蓋体3の位置に第2の切欠4Bが設けられているので、第1の切欠4Aを介して収納箱2の内外に挿通されている第1、第2の光ケーブル100A、100Bが、蓋体3の装着の邪魔になることはなく、蓋体3は所定の嵌合位置まで収納箱2に装着される。第1の連結構造における所定の嵌合位置とは、蓋体3の長辺側側壁3c1、3c2が遮蔽壁となって収納箱2の第3の切欠4C、4Cを完全に覆った状態で蓋体3の内面が第1のスペーサ26の上面に当接する位置をいう。
所定の嵌合位置になって蓋体3の内面が第1のスペーサ26の上端に当接すると、蓋体3の対向隅に設けられた連結ねじ30、30と、収納箱2の連結フランジ25A、25Cに設けられた雌ねじ25a、25aとを螺合させて、蓋体3を収納箱2に装着する。ここで連結フランジ25A〜25Dに第1のスペーサ26が設けられることで、連結ねじ30のねじ止め時において蓋体3の内面と雌ねじ25aとの間には隙間が形成される。この隙間を設けることで、連結ねじ30のねじ止め作業が比較的容易になる。
前述したように、収納棚6には、予め、初期所定数の融着トレイ9が装着されているが、光接続部101によって接続される光ファイバ心線余長部100Aa、100Baの数が増加して、これら初期所定数の融着トレイ9全てにおいて、光接続部101を収納していない残余の光接続部保持部12がなくなってしまうと、融着トレイ9の増設が行われる。融着トレイ9の増設は、次のようにして実施される。
すなわち、収納箱2から蓋体3を取り外した状態で、さらに最上位の融着トレイ9のトレイ蓋10を取り外す。この状態で最上位に位置する融着トレイ9の上面(開放面)に、増設する融着トレイ9を装着する。融着トレイ9の増設が完了すると、新たに最上位に位置する融着トレイ9の上面にトレイ蓋10を装着する。なお、融着トレイ9の増設やトレイ蓋10の着脱については、前述しているのでここでは説明を省略する。
融着トレイ9の増設が完了すると、増設した融着トレイ9において、光ファイバ心線余長部100Aa、100Baと光接続部101とを、上述したのと同じ手順で収納したうえで、最後に収納箱2に蓋体3を装着する。ここでも、第1のスペーサ26を用いた第1の連結構造によって収納箱2に蓋体3を装着する。
融着トレイ9の増設数が増えて、最上位の融着トレイ9の上面高さ位置が収納箱2の第1のスペーサ26の上端位置より高い位置になると、第1の連結構造では蓋体3を収納箱2に装着することができなくなる。
そこでこの状態になると、収納箱2において第1の連結構造を第2の連結構造に変更する。具体的には、図9に示すように、蓋体3を取り外した状態の収納箱2において、連結フランジ25A、25Cに設けられた雌ねじ25a、25aに、第2のスペーサ27の雄ねじを螺合させることで、連結フランジ25A、25Cに第2のスペーサ27、27を立設する。さらに、連結フランジ25A〜25Dに立設された第1のスペーサ26の雌ねじに第3のスペーサ28の雄ねじを螺合させることで、第1のスペーサ26の上に第3のスペーサ28を立設する。これにより、第1の連結構造は第2の連結構造に変更される。
第1の連結構造を第2の連結構造に変更したうえで、増設した融着トレイ9において、光接続部101と光ファイバ心線余長部100Aa、100Baの収納とをさらに実施する。収納が完了すると、第2の連結構造を介して収納箱2に蓋体3を装着する。第2の連結構造を用いた蓋体装着処理は次のようにして実施される。
まず、開口面2aから収納箱2に蓋体3を装着する。この場合も収納箱2の第1の切欠4Aに対応する蓋体3の位置に第2の切欠4Bが設けられているので、第1の切欠4Aを介して収納箱2の内外に挿通されている第1、第2の光ケーブル100A、100Bが、蓋体3の装着の邪魔になることはなく、蓋体3は所定の嵌合位置まで収納箱2に装着される。第2の連結構造における所定の嵌合位置とは、蓋体3の長辺側側壁3c2が遮蔽壁となって収納箱2の第3の切欠4Cを完全に覆った状態で蓋体3の内面が第3のスペーサ28の上端に当接する位置をいう。
所定の嵌合位置になって蓋体3の内面が収納箱2の連結フランジ25A〜25Dにある第3のスペーサ28の上端に当接すると、蓋体3の対向隅に設けられた連結ねじ30、30と、ねじ25aに螺合して立設する第2のスペーサ27の雌ねじとを螺合させて、蓋体3を収納箱2に装着する。第3のスペーサ28を設けることで、連結ねじ30のねじ止め時において蓋体3の内面と第2のスペーサ27の雌ねじとの間には隙間が形成される。この隙間を設けることで、連結ねじ30のねじ止め作業が比較的容易になる。
以上説明したように、第2、第3のスペーサ27、28は、融着トレイ9の増設数が増えて、蓋体3を収納箱2から少し離間させないと全ての融着トレイ9を光接続箱1に収納できない状態となった際にのみ用いられるものであって、蓋体3の連結ねじ30、30を連結フランジ25A、25Cの雌ねじ25a、25aに直接螺合させて、蓋体3を収納箱2に装着する際には取り外される。
1 光接続箱
2 収納箱
2a 開口面
2b1、2b2 短辺側側壁
2c1、2c2 長辺側側壁
3 蓋体
3b1、3b2 長辺側側壁
3c1、3c2 短辺側側壁
4A 第1の切欠
4B 第2の切欠
4C 第3の切欠
5 可撓性遮蔽材
5a 分割線
26 第1のスペーサ
27 第2のスペーサ
28 第3のスペーサ
30 連結ねじ
100A 第1の光ケーブル
100B 第2の光ケーブル
100Aa 光ファイバ心線余長部
100Ba 光ファイバ心線余長部
100Ab 接続端
100Bb 接続端
100Ac 心線余長部束
100Bc 心線余長部束
101 光接続部
w 切欠幅寸法
h 切欠高さ

Claims (6)

  1. 箱一端に開口面を有し、かつ箱内部には光接続部によって光ファイバ心線同士が光接続された第1の光ケーブルの接続端と第2の光ケーブルの接続端とが前記光接続部とともに収納される収納箱と、
    前記開口面を覆いかつ収納箱側壁に蓋体側壁を嵌め合わせて前記収納箱に取り付けられる蓋体と、
    を備え、
    前記収納箱は、
    収納箱側壁に設けられた切欠からなりかつ前記第1、第2の光ケーブルのうちの少なくとも一つが挿入可能な切欠幅寸法と切欠高さ寸法とを有する第1の切欠と、
    前記収納箱側壁に設けられて前記第1の切欠を遮蔽し、かつ前記第1の切欠の幅方向中途位置で切欠高さ方向に沿って左右に分割された可撓性遮蔽材と、
    を有し、
    前記蓋体は、
    収納箱側端部が開放された蓋体側壁の切欠からなり収納箱装着状態で前記第1の切欠に対向して前記第1、第2の光ケーブルのうちの少なくとも一つによる前記第1の切欠への挿通を許容する第2の切欠を、
    有する、
    ことを特徴とする光接続箱。
  2. 前記第1の切欠の開口面側端部は開放されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光接続部。
  3. 前記第1の切欠は、単列に縦積みされた複数の前記第1、第2の光ケーブルが挿入可能な切欠幅寸法と切欠高さ寸法とを有する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の光接続箱。
  4. 複数段に連結可能な拡張用スペーサをさらに備え、
    前記収納箱と前記蓋体とを、前記拡張用スペーサを介さずに連結する、または単段ないし複数段の前記拡張用スペーサを介して連結する、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の光接続箱。
  5. 前記第1、第2の光ケーブルはそれぞれ接地線を有しており、
    前記収納箱は、
    前記収納箱の側壁に設けられた第3の切欠と、
    前記側壁の前記第3の切欠の近傍に設けられた接続端子と、
    をさらに備え、
    前記蓋体は、
    前記蓋体と前記収納箱との連結時に前記第3の切欠を覆う遮蔽壁を、
    さらに備え、
    前記第1の光ケーブルの前記接地線と前記第2の光ケーブルの前記接地線とを、前記接続端子を介して接続する、
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の光接続箱。
  6. 前記収納箱の内底面には、前記第1、第2の光ケーブルの前記接続端にある光ファイバ心線余長部を収納する余長部収納領域と、前記余長部収納領域を囲んで複数配置された案内突起とが設けられており、
    前記複数の案内突起の少なくとも一つには、前記余長部収納領域に配置された前記光ファイバ心線余長部の束を上方から覆う可撓片が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の光接続箱。
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