JP2023092652A - 光端末装置の筐体 - Google Patents
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Abstract
【課題】防塵性を高めることができる光端末装置の筐体を提供すること。【解決手段】ケーブル蓋35は、接続部351と、傾斜部352と、返し部353と、突起部354と、を有している。接続部351は、引き込み口31と接続する長方形の板状の部材である。傾斜部352は、接続部351に角度を成して接続する板状の部材である。傾斜部352は、引き込み口31から見て立ち上がるような傾斜を有する。返し部353は、前記傾斜部352の端部に接続し、傾斜部352上面に対して上部側に立ち上がるように垂直を成して接続する板状の部材である。【選択図】図7
Description
本発明は、光ケーブルの引き込み口を有した光端末装置の筐体に関するものである。
FTTHなどの光ケーブルを用いた放送・通信システムでは、光ケーブルからの光信号を電気信号に変換して出力する光端末装置(ONU)が各加入者宅の屋外に配置されている。
特許文献1、2には、光端末装置が記載されている。特許文献1、2のように、光端末装置の筐体は、箱状の本体部と、本体部の上部を覆う蓋部と、本体部の上部に配置され、本体部を上下に仕切るトレイと、を有している。本体部の内部であってトレイの下部に電源ユニットと光電変換ユニットが収納され、本体内部であってトレイ上に光ケーブルの余剰部分が収納される。
特許文献2には、筐体の光ケーブル引き込み口に光ケーブルを通す筒状の引き込みトレイを設け、その引き込みトレイの一部をコの字型(コの字の開口側が筐体内側の向き)に切って筒の内側に折り曲げ傾斜させた板状体を設けることが記載されている。使用する光ケーブル引き込み口については、板状体を筒の外側に押し込んで元の状態に戻すことで引き込みトレイの内部に光ケーブルを通すことが可能となっている。一方、使用しない光ケーブル引き込み口については、板状体によって引き込み口が塞がれるため、塵や水が筐体内部に侵入することを防止できる。
しかし、従来の光端末装置の筐体は、防塵性が低いという問題があった。その理由は次の通りである。
光ケーブルは、その形状、太さについて規格がなく、統一されていない。そのため、従来は光ケーブルの引き込み口を大きめにすることで対応していた。その結果、引き込み口に光ケーブルを挿入した際、引き込み口と光ケーブルの間に隙間が生じる場合があった。光端末装置は家屋の壁面など屋外に配置されることが多く、そのような隙間から虫が侵入するなど異物が入り込む問題があった。そこで従来は隙間をクッション材で埋めるなどしており、手間がかかり作業性が悪かった。また、使用しない引き込み口は塞いでおく必要があった。
また、特許文献2では、引き込みトレイの一部を切って折り曲げているため、引き込みトレイに穴が空いている状態であり、引き込み口は充分に塞がれておらず、防塵性が十分ではない。
そこで本発明の目的は、防塵性を高めることができる光端末装置の筐体を提供することである。
本発明は、光ケーブルを収納するトレイと、前記光ケーブルからの光信号を電気信号に変換する変換部と、を収納する光端末装置の筐体であって、前記トレイは、前記光ケーブルを前記トレイ内部に引き込むための引き込み口と、前記引き込み口に接続された把持部と、を有し、前記把持部は、上部が解放された箱状であってその内部で前記引き込み口から前記トレイ内部に引き込まれた前記光ケーブルを固定する把持部本体と、前記把持部本体に接続し、前記把持部本体の上部を開閉可能な把持部蓋と、前記引き込み口または前記把持部本体の内部底面に接続され、前記把持部本体の内部に配置され、前記引き込み口または前記把持部本体の底面側から上面側に復元力を有した板ばね状のケーブル蓋と、を有し、前記ケーブル蓋は、前記光ケーブルが引きこまれていない状態において前記引き込み口または前記把持部本体の内部底面に対して傾斜し、その傾斜は前記引き込み口から前記トレイの内部側を見たときに前記引き込み口の底面から上面に向かう上り傾斜である板状の傾斜部と、前記傾斜部の上面に、その上面に対して角度を成して接続された板状の返し部と、を有し、前記把持部本体の上部が前記把持部蓋によって閉じられた状態であって前記光ケーブルが引き込まれた状態において、前記ケーブル蓋は前記光ケーブルによって前記光ケーブルが引き込まれていない状態に比べて下方に押し込まれ、前記把持部蓋と前記光ケーブルとが接触面で接触し、かつ、前記返し部と前記光ケーブルとが接触するように設定され、前記把持部本体の上部が前記把持部蓋によって閉じられた状態であって前記光ケーブルが引き込まれていない状態において、前記返し部が前記把持部蓋に接触し、かつ、前記前記把持部蓋と前記光ケーブルとが接触する際の前記接触面に対して前記返し部が0°より大きく120°以下の角度を成すように設定されている、ことを特徴とする光端末装置の筐体である。
本発明において、引き込み口の底面は、前記把持部本体の底面よりも高い位置であってもよい。
本発明において、前記傾斜部は、前記引き込み口の内部底面に接続された板状の第1部と、前記第1部の端部に角度を成して接続された板状の第2部と、を有し、前記返し部は、前記第2部の前記第1部接続側とは反対側の端部において前記第2部と接続していてもよい。
本発明において、前記傾斜部は、前記把持部本体の内部底面に接続された板状の第1部と、前記第1部の端部に角度を成して接続された板状の第2部と、を有し、前記返し部は、前記第2部の前記第1部接続側とは反対側の端部において前記第2部と接続していてもよい。
本発明によれば、光端末装置の筐体の防塵性を高めることができる。
以下、本発明の第1実施形態について、図を参照に説明する。
図1、2は、第1実施形態の光端末装置の筐体を示した図であり、上方から見た斜視図である。図1、2のように、光端末装置の筐体は、箱状の本体部1と、本体部1の上部を封止する蓋部2と、光ケーブルを収納するトレイ3と、を有している。なお、図1は、蓋部2を閉じた状態を示しており、図2は、蓋部2を開けた状態を示している。
本体部1は、樹脂からなる直方体の箱状であり、上部が開放されている。本体部1は、長方形状の底板11と、底板11の短辺に垂直に接続された2つの側板12、13と、長辺に接続された2つの側板14、15とを有している。側板13には、同軸ケーブルを通す孔16と電源ケーブルを通す孔17が開けられている。孔17はスライド蓋によって開閉可能となっている。本体部1の内部空間は、トレイ3によって下部空間(底板11とトレイ3下との間の空間)と上部空間(トレイ3上の空間)に仕切られる。下部空間には電源ユニットと光電変換ユニット(いずれも図示しない)が収納される。電源ユニットは、本発明の電源供給部に相当し、光電変換ユニットは、本発明の変換部に相当する。電源ユニットは、光電変換ユニットに接続されており、光電変換ユニットに電力を供給する装置である。電源ユニットは電源ケーブルと接続され、電源ケーブルを介して商用電源から電源ユニットに電力が供給される。電源ケーブルは、側板13の孔17から本体部1内部に引き込まれる。光電変換ユニットは、光ケーブルからの光信号を電気信号に変換して出力する装置である。光電変換ユニットには電気信号を伝送する同軸ケーブルが接続されており、側板13の孔16からその同軸ケーブルが本体部1外部に取り出される。
なお、電源ユニットは必ずしも本体部1内部に収納されている必要はなく、商用電源から遠い場合などは本体部1の外部に配置されていてもよい。
蓋部2は、樹脂からなり、本体部1の上部を覆う上板21と、上板21の各辺に垂直に接続され、側板12、14、15をそれぞれ覆う側板22、24、25とを有している。本体部1の側板13は蓋部2には覆われない。また、蓋部2は、側板24、25の側板22側端部において、本体部1の側板14、15の側板12側端部と回転可能に接続されている。
トレイ3は、樹脂からなり、本体部1の内部上方に収納されている。図3は、トレイ3を上方から見た図である。本体部1の側板12、13の内側の面に突起を設け、その突起にトレイ3を乗せることでトレイ3を本体部1の内部の上方に着脱可能に配置している。トレイ3は上部が解放された箱状であり、底面に光電変換ユニットと接続する光コネクタを通す孔が開けられている。
トレイ3は、光ケーブルの引き込み口31と、引き込み口31の近傍に設けられた光ケーブルを把持する把持部32と、をさらに有している。引き込み口31から引き込まれた光ケーブルは、把持部32によって姿勢、位置が固定された後、心線が引き出され巻き回されてトレイ3上に余剰部分が収納される。トレイ3には心線を誘導して巻き回しを容易とするための仕切りなどが設けられている。また、トレイ3上には、光電変換ユニットと接続する光コネクタが配置される。このトレイ3に収納された光ケーブルの心線端部は、光コネクタを介して光電変換ユニットと接続される。また、トレイ3には、メカニカルスプライスやWDMフィルタなどの光学部品を収納可能な仕切りを設けている。
引き込み口31は、トレイ3の側板30の端部にそれぞれ設けられている。側板30は、トレイ3の4つの側板のうち、本体部1の側板13に接する側板である。引き込み口31は、仕切り板316によって2つの並んだ角筒に仕切られた構造である。角筒内部に光ケーブルが通される。角筒内部の底面311はトレイ3の底面や本体部1の底板11と並行であり、側面314、315はトレイ3の側面や本体部1の側板14、15と並行である。なお、第1実施形態では光ケーブルを2本通せるように仕切り板316を設けて角筒を2つに仕切っているが、光ケーブルを1本通す場合には仕切り板316なしでよい。また、光ケーブルを3本以上通せるように仕切り板316で3以上の角筒に仕切ってもよい。
把持部32は、樹脂からなり、引き込み口31の近傍にそれぞれ設けられている。把持部32は、把持部本体33と、把持部蓋34と、ケーブル蓋35と、を有している。図4、5は、把持部32の構成を示した図であり、図4は把持部蓋34により把持部本体33を閉じた状態を示した図、図5は把持部本体33の上部を開いた状態を示した図、図6は把持部本体33の上部を開き、さらにケーブル蓋35を伸ばした状態を示した図である。
把持部本体33は、底板331と、底板331に垂直に接続された側板333~335を有し、上方は解放された箱状の構造である。側板333には引き込み口31が接続されている。引き込み口31の角筒内部と把持部本体33の内部は連続している。
また、把持部本体33は、底板331に垂直に接続され、かつ側板334、335に平行な3つの直立板336を有している。3つの直立板336は等間隔で並んでいる。また、直立板336の面のうち、直立板336同士が向かい合う面には、底板331に垂直な直線状であってその向かい合う方向に突出した突起337が設けられている。引き込み口31から把持部本体33に引き込まれた光ケーブルは、直立板336と直立板336の隙間に通され、突起337と接触することで、その姿勢、位置が固定される。光ケーブルの種類、太さによっては、側板334と直立板336との隙間、または側板335と直立板336との隙間に光ケーブルが通される。なお、直立板336は等間隔である必要はない。たとえば、間隔を変えることで、より多くの種類の光ケーブルを直立板336の隙間に固定することができるようになる。また、直立板336は3つである必要はなく、入線する光ケーブルの数量に合わせて複数枚設けられていてよい。また、挿入された光ケーブルが把持できるのであれば直立板336はなくてもよい。
把持部蓋34は、把持部本体33および引き込み口31の上部を覆う上板341と、把持部本体33の側板334を覆う側板346を有している。上板341の端部と把持部本体33の側板335の上端部は接続され、その接続部分で折り曲げが可能となっている。また、把持部本体33の側板334の外側には突起が設けられ、この突起をはめ込む穴が把持部蓋34の側板346に空けられている。把持部蓋34によって把持部本体33の上部を閉じた際、側板334の外側の突起が側板346の穴に入り込むことで閉じた状態が保持される。
上板341の把持部本体33側の面には、凸部347が設けられている。凸部347は、把持部蓋34を閉じた際に、直立板336と直立板336の隙間に噛み合うよう幅に設定されている。そのため、把持部蓋34が閉じたときに凸部347によって直立板336の間隔が固定されるので、直立板336の間に光ケーブルを通したときに直立板336の間隔が広がらず、光ケーブルを安定的に固定できる。なお、凸部347を設けず、側板334、335、直立板336の剛性のみで光ケーブルを把持する構造としてもよい。
ケーブル蓋35は、引き込み口31の角筒内部の底面に折り曲げ可能に接続された蓋である。図6のように、折り曲げていない状態では把持部本体33の外側にケーブル蓋35が位置しており、これを折り曲げて把持部本体33の内側に位置するようにしている。
図7は、ケーブル蓋35の構造を示した図であり、(a)はケーブル蓋35を折り曲げて把持部本体33の内側に位置させた場合にケーブル蓋35を上側から見た図、(b)は側面から見た図である。図7のように、ケーブル蓋35は、接続部351(本発明の第1部に相当)と、傾斜部352(本発明の第2部に相当)と、返し部353と、突起部354と、を有している。ここで説明の簡便のため、把持部本体33の底板331の面内の方向であって光ケーブルの引き込み方向をx軸方向、把持部本体33の底板331の面内の方向であってx軸に直行する方向をy軸方向、x軸とy軸に直交する方向(把持部本体33の底板331に垂直な方向)をz軸方向とする。
接続部351は、引き込み口31と接続する長方形の板状の部材である。接続部351の幅(y軸方向)は、引き込み口31の幅より少し狭い長さである。
傾斜部352は、接続部351に角度を成して接続する板状の部材である。傾斜部352は、引き込み口31から見て立ち上がるような傾斜を有する。傾斜部352は、z軸方向から見て、接続部351と接続しその幅が接続部351と等しいx軸方向に長尺な長方形の部分と、その部分に接続しy軸方向に長尺な長方形の部分とを有しており、L字型の形状である。接続部351と傾斜部352の成す角度は、たとえば10~60度である。ケーブル蓋35が把持部本体33内部に折り曲げられた際に接続部351と引き込み口31の底面とが面で接する。そして、接続部351と引き込み口31の底面とが面で接した状態から、さらに下方にケーブル蓋35を押し込むと、接続部351と傾斜部352との接続点を支点として傾斜部352が下方に曲げられ、元の状態に戻ろうとする復元力が働く。このようにして、傾斜部352は板ばねとして動作する。
返し部353は、前記傾斜部352の端部に接続し、傾斜部352の上面に対してその上面に垂直を成して接続する板状の部材である。図7(b)のように、傾斜部352と返し部353はzx面から見てL字型に接続されている。なお、必ずしも垂直を成している必要はなく、把持部本体33の上部が把持部蓋34によって閉じられた状態であって光ケーブルが引き込まれた状態における、光ケーブルと把持部蓋34との接触面に対して、0°より大きく120°以下の状態となるように返し部353の角度が設定されていればよい。より好ましくは30°以上90°以下である。光ケーブルと把持部蓋34との接触は、光ケーブル500の姿勢を保持できるのであれば面での接触である必要はなく、複数の点や線での接触でもよい。この返し部353の役割については後述する。
突起部354は、傾斜部352の側部に接続し、y軸方向に突出した凸部である。把持部本体33の内部に折り曲げられたケーブル蓋35は、復元力によって把持部本体33の外部に戻ろうとする。そこで、突起部354が仕切り板316に引っかかるようにすることで、ケーブル蓋35が復元力で把持部本体33の外部に戻ることを防止している(図5参照)。なお、ケーブル蓋35や把持部本体33を撓ませるなどして仕切り板316に引っかかった突起部354を外せば、図6のように、ケーブル蓋35を把持部本体33の外部に戻し、折り曲げていない状態とすることが可能である。ただし、突起部354は必ずしも設ける必要はない。
図8は、把持部蓋34によって把持部本体33の上部を閉じ、引き込み口31から光ケーブル500が引き込まれて把持部32に光ケーブル500が固定された状態を示した図である。図8のように、光ケーブル500が引き込まれた際、ケーブル蓋35の返し部353と光ケーブル500が接触し、ケーブル蓋35は下方に押し込まれる。押し込まれたケーブル蓋35は、復元力によって上方に戻ろうとするため、光ケーブル500に常に接触し押圧する。したがって、光ケーブル500の形状、太さによらず、常にケーブル蓋35が光ケーブル500に接触し、引き込み口31の隙間はケーブル蓋35によって自動的に塞がれる。また、光ケーブル500は上方で把持部蓋34に接触している。このように、光ケーブル500の下方は返し部353に接触し、上方は把持部蓋34に接触している。そのため、光ケーブル500の姿勢を保持することができ、さらに、光ケーブル500の上下に隙間が生じないので、虫等の異物が入り込むことが防止されている。
図10は、把持部蓋34によって把持部本体33の上部を閉じ、引き込み口31から光ケーブル500が引き込まれていない状態を示した図である。図10のように、光ケーブル500が引き込まれていない状態では、ケーブル蓋35の返し部353は把持部蓋34の上板341に接触する。よって、引き込み口31の隙間はケーブル蓋35によって自動的に塞がれる。
また、図9、11のように、光ケーブル500が引き込まれた状態、引き込まれていない状態のいずれの場合も、引き込み口31から細いワイヤー600が挿入されたときに、ワイヤー600の先端はケーブル蓋35の返し部353に当たる。そのため、ケーブル蓋35がワイヤー600によって下方に押し込まれない。このように、返し部353を設けることで引き込み口31からワイヤー600が侵入することが防止されている。
引き込み口31の底面311は、把持部本体33の底板331よりも高い位置とするのがよい。ケーブル蓋35には返し部353が設けられているため、引き込み口31の底面311と把持部本体33の底板331が同じ高さの場合、光ケーブル500が引き込まれたときに光ケーブル500が返し部353と接触する位置が引き込み口31の底面311よりも高い位置となり、光ケーブル500の姿勢が斜めになる恐れがある。そこで、引き込み口31の底面311を把持部本体33の底板331よりも高くすれば、ケーブル蓋35は引き込み口31の底面311よりも下方に撓ませることができる。その結果、光ケーブル500が返し部353と接触する位置を引き込み口31の底面311の高さに近づけることができ、光ケーブル500の姿勢を平行に近づけることができる。
以上、第1実施形態の光端末装置の筐体では、引き込み口31にどのような形状、太さの光ケーブルを引き込んだとしても、ケーブル蓋35によって引き込み口31の隙間を塞ぐことができる。また、引き込み口31からワイヤーが差し込まれたとしても内部に侵入することはない。そのため、光端末装置の防塵性を向上させることができる。
(変形例)
第1実施形態では、ケーブル蓋35の接続部351が引き込み口31の底面311に接続する構造であったが、把持部本体33の内部底面に接続する構造であってもよい。また、接続部351を設けずに傾斜部352が引き込み口31の底面311や把持部本体33の内部底面に直接接続する構造としてもよい。
第1実施形態では、ケーブル蓋35の接続部351が引き込み口31の底面311に接続する構造であったが、把持部本体33の内部底面に接続する構造であってもよい。また、接続部351を設けずに傾斜部352が引き込み口31の底面311や把持部本体33の内部底面に直接接続する構造としてもよい。
本発明は、光端末装置の筐体として利用できる。
1:本体部
2:蓋部
3:トレイ
31:引き込み口
32:把持部
33:把持部本体
34:把持部蓋
35:ケーブル蓋
351:接続部
352:傾斜部
353:返し部
354:突起部
2:蓋部
3:トレイ
31:引き込み口
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33:把持部本体
34:把持部蓋
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353:返し部
354:突起部
Claims (4)
- 光ケーブルを収納するトレイと、前記光ケーブルからの光信号を電気信号に変換する変換部と、を収納する光端末装置の筐体であって、
前記トレイは、前記光ケーブルを前記トレイ内部に引き込むための引き込み口と、
前記引き込み口に接続された把持部と、
を有し、
前記把持部は、
上部が解放された箱状であってその内部で前記引き込み口から前記トレイ内部に引き込まれた前記光ケーブルを固定する把持部本体と、
前記把持部本体に接続し、前記把持部本体の上部を開閉可能な把持部蓋と、
前記引き込み口または前記把持部本体の内部底面に接続され、前記把持部本体の内部に配置され、前記引き込み口または前記把持部本体の底面側から上面側に復元力を有した板ばね状のケーブル蓋と、
を有し、
前記ケーブル蓋は、
前記光ケーブルが引きこまれていない状態において前記引き込み口または前記把持部本体の内部底面に対して傾斜し、その傾斜は前記引き込み口から前記トレイの内部側を見たときに前記引き込み口の底面から上面に向かう上り傾斜である板状の傾斜部と、
前記傾斜部の上面に、その上面に対して角度を成して接続された板状の返し部と、を有し、
前記把持部本体の上部が前記把持部蓋によって閉じられた状態であって前記光ケーブルが引き込まれた状態において、前記ケーブル蓋は前記光ケーブルによって前記光ケーブルが引き込まれていない状態に比べて下方に押し込まれ、前記把持部蓋と前記光ケーブルとが接触面で接触し、かつ、前記返し部と前記光ケーブルとが接触するように設定され、
前記把持部本体の上部が前記把持部蓋によって閉じられた状態であって前記光ケーブルが引き込まれていない状態において、前記返し部が前記把持部蓋に接触し、かつ、前記前記把持部蓋と前記光ケーブルとが接触する際の前記接触面に対して前記返し部が0°より大きく120°以下の角度を成すように設定されている、
ことを特徴とする光端末装置の筐体。 - 前記引き込み口の底面は、前記把持部本体の底面よりも高い位置である、ことを特徴とする請求項1に記載の光端末装置の筐体。
- 前記傾斜部は、前記引き込み口の内部底面に接続された板状の第1部と、前記第1部の端部に角度を成して接続された板状の第2部と、を有し、
前記返し部は、前記第2部の前記第1部接続側とは反対側の端部において前記第2部と接続する、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光端末装置の筐体。 - 前記傾斜部は、前記把持部本体の内部底面に接続された板状の第1部と、前記第1部の端部に角度を成して接続された板状の第2部と、を有し、
前記返し部は、前記第2部の前記第1部接続側とは反対側の端部において前記第2部と接続する、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光端末装置の筐体。
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