JP2014083910A - シートバックのヒンジ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ピン抜け防止用のキャップ部品を使用せず、ヒンジピンの抜けを防ぎ、部品点数及び組付け工数を削減し、軽量化を図ることにある。
【解決手段】車体側部1にU字状の切り込み部21を有する袋形状のヒンジブラケット2が取付けられ、ヒンジピン3の一端部に横ずれ防止用フランジ32が設けられ、フランジ32がブラケット2の内部に挿入され、ヒンジピン3の他端部がシートバックのシートバックフレーム4に固定されることで、シートバックがピン3を中心に回動可能に支持され、シートバックフレーム4は、上下に延在する上下方向フレーム41を備え、ピン3の中間部分には、上下方向フレーム41に沿った下方向へ突出する突出片部33が設けられ、切り込み部21の対向壁後方側には、上下方向フレーム41へ向かって延出する延出片部23が設けられ、シートバックを前方側に倒したとき、突出片部33が延出片部23の下方に位置して接触し、ピン3がブラケット2から離脱しないように構成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両のリヤシートを構成するシートバックのヒンジ構造に関する。
車両の中には、リヤシートを構成するシートバックを車両前方に倒して車室内の後部を荷室空間として利用するタイプの自動車がある。このようなタイプの自動車では、シートバックがヒンジ構造体を介して起倒可能に車体側部のホイールハウスなどに取付けられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−130994号公報
しかしながら、上述した従来のシートバックのヒンジ構造においては、シートバックがシート高さの回動中心で回動するように取付けられているので、上方からヒンジ部のヒンジピンを固定用ヒンジブラケットの切欠き部に組付けるような簡易、軽量、コンパクトかつ安価な手段を採用する場合、車両走行中の上下振動により、ヒンジピンがヒンジブラケットから上方に抜けてしまう可能性がある。そのため、従来のヒンジ構造では、シートバックがヒンジブラケットやホイールハウスなどから外れないようにピン抜け防止のためのキャップ部品を使用する必要があるので、部品点数が増えるとともに、シートバックの取付け時におけるキャップ部品の組付け工数が増加するという問題を有していた。
一方、従来のヒンジ構造において、フックによるロック機構をヒンジ部に設ける場合は、構造が複雑となるので、取付作業性の低下などを招くおそれがあった。
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、ヒンジピンの抜け防止用のキャップ部品を使用することなく、簡単な構造でヒンジピンの抜けを防ぐことができ、部品点数及び組付け工数を削減し、軽量化を図ることが可能なシートバックのヒンジ構造を提供することにある。
上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明は、車体側部にU字状の切り込み部を有する袋形状のヒンジブラケットが取付けられ、該ヒンジブラケットの切り込み部との接触部を有するヒンジピンの一端部に横ずれ防止用フランジが設けられ、該横ずれ防止用フランジが前記ヒンジブラケットの内部に上方から挿入されて、前記ヒンジピンの接触部が前記切り込み部に配置され、前記ヒンジピンの他端部がシートバックのシートバックフレームに締付け固定されることによって、前記シートバックが前記ヒンジピンを中心に回動可能に支持されているシートバックのヒンジ構造において、前記シートバックフレームは、前記シートバックの起立状態で車両上下方向に沿って延在する上下方向フレームを備え、前記ヒンジピンの中間部分には、前記上下方向フレームに沿った下方向へ突出する突出片部が設けられ、前記ヒンジブラケットの前記切り込み部の対向壁後方側には、前記上下方向フレームへ向かって延出する延出片部が設けられ、前記シートバックを車両前方側に倒したとき、前記ヒンジピンの前記突出片部が前記ヒンジブラケットの延出片部の下方に位置して接触または隣接することにより、前記ヒンジピンが前記ヒンジブラケットから離脱しないように構成されている。
また、本発明において、前記突出片部は、前記ヒンジピンの車両幅方向に渡って設けられ、前記ヒンジピンの車両幅方向外側は、前記横ずれ防止用フランジと前記突出片部とによって前記ヒンジブラケットがクリアランスを持って挟み込まれて位置規制され、前記突出片部には、前記上下方向フレームの下部を抱え込むように曲げて連結する前記ヒンジピンのフレーム固定用フックが形成されている。
さらに、本発明において、前記上下方向フレームの下部には、車両幅方向に面した平面部が形成され、該平面部には、前記ヒンジピンをヒンジボルトで締結するためのボルト穴が設けられ、前記平面部の下部は、前記上下方向フレームに対して直交する端部を有し、該端部に前記フレーム固定用フックが回り込んで連結されている。
そして、本発明において、前記ヒンジブラケットは、車体側部のホイルハウスインナパネルに取付けられ、前記シートバックの側方の車体側部には、クォータインナパネル及びリヤショックリンフォースメントが配置され、前記上下方向フレームは、前記ヒンジピンよりも上方位置でリヤシート懸架用のラッチ及びストライカを介して車体側部に懸架されている。
上述の如く、本発明に係るシートバックのヒンジ構造は、車体側部にU字状の切り込み部を有する袋形状のヒンジブラケットが取付けられ、該ヒンジブラケットの切り込み部との接触部を有するヒンジピンの一端部に横ずれ防止用フランジが設けられ、該横ずれ防止用フランジが前記ヒンジブラケットの内部に上方から挿入されて、前記ヒンジピンの接触部が前記切り込み部に配置され、前記ヒンジピンの他端部がシートバックのシートバックフレームに締付け固定されることによって、前記シートバックが前記ヒンジピンを中心に回動可能に支持されているものであって、前記シートバックフレームは、前記シートバックの起立状態で車両上下方向に沿って延在する上下方向フレームを備え、前記ヒンジピンの中間部分には、前記上下方向フレームに沿った下方向へ突出する突出片部が設けられ、前記ヒンジブラケットの前記切り込み部の対向壁後方側には、前記上下方向フレームへ向かって延出する延出片部が設けられ、前記シートバックを車両前方側に倒したとき、前記ヒンジピンの前記突出片部が前記ヒンジブラケットの延出片部の下方に位置して接触または隣接することにより、前記ヒンジピンが前記ヒンジブラケットから離脱しないように構成されているので、次のような効果を得ることができる。
すなわち、本発明のシートバックのヒンジ構造においては、シートバックが車両前方側に倒され、回動中心のヒンジピンにシートバックの自重などの下向きの荷重が掛からないときでも、ヒンジピンの抜け防止用のキャップ部品を使用することなく、車両走行中の上下振動により、ヒンジピンが外れる方向であるヒンジブラケットの切り込み部の上方から抜け出るということはなくなり、ヒンジピンの突出片部及びヒンジブラケットの延出片部という簡単な歯止めの構造によって、ヒンジピンの抜けを防止することができる。したがって、本発明のヒンジ構造によれば、ヒンジピンの抜け防止用のキャップ部品が不要となるので、部品点数及び組付け工数を削減でき、軽量化及び生産性の向上を図ることができる。
しかも、本発明に係るシートバックのヒンジ構造において、リヤシートの通常使用状態でシートバックフレームが起立しているときは、突出片部がヒンジピンの下側に位置することになるので、シートバックの自重や車両走行時の上下振動が加わり、ヒンジピンに曲げ荷重が掛かった場合でも、ヒンジピンの曲げ変形は突出片部を圧縮する変形となり、曲げ方向のヒンジピンの剛性を向上させることができる。
また、本発明において、前記突出片部は、前記ヒンジピンの車両幅方向に渡って設けられ、前記ヒンジピンの車両幅方向外側は、前記横ずれ防止用フランジと前記突出片部とによって前記ヒンジブラケットがクリアランスを持って挟み込まれて位置規制されているので、通常のリヤシート使用時の小さい車両幅方向の荷重が加わったときに、シート幅方向の移動を規制することが可能となり、車両走行時の座り心地を良くすることができる。
しかも、本発明において、前記突出片部には、前記上下方向フレームの下部を抱え込むように曲げて連結する前記ヒンジピンのフレーム固定用フックが形成されているので、シートバックフレームからの荷重をヒンジピンの突出片部へ容易に伝えることができるだけでなく、上下方向フレーム及びヒンジピンの周り止めの役割を果たさせることができる。したがって、ヒンジピンの突出片部は、ヒンジブラケットの延出片部に対して位置ずれを生じることは無くなるので、その役割及び効果を確実に発揮することができ、シートバックフレームからの荷重をフレーム固定用フック、突出片部及びヒンジブラケットの順に伝えて、車体に分散させることができる。
さらに、本発明において、前記上下方向フレームの下部には、車両幅方向に面した平面部が形成され、該平面部には、前記ヒンジピンをヒンジボルトで締結するためのボルト穴が設けられ、前記平面部の下部は、前記上下方向フレームに対して直交する端部を有し、該端部に前記フレーム固定用フックが回り込んで連結されているので、ヒンジピンを上下方向フレームの下部に位置する直線状の平面部に確実に固定することができ、ヒンジピンのヒンジボルト周りの回転を防止することができる。
そして、本発明において、前記ヒンジブラケットは、車体側部のホイルハウスインナパネルに取付けられ、前記シートバックの側方の車体側部には、クォータインナパネル及びリヤショックリンフォースメントが配置され、前記上下方向フレームは、前記ヒンジピンよりも上方位置でリヤシート懸架用のラッチ及びストライカを介して車体側部に懸架されているので、シートバックの車両前後方向の荷重を受ける懸架機構のラッチ及びストライカが取付けられるクォータインナパネルなどの車体側部における車体基本構造の剛性を確保でき、ヒンジピンにはシートバックの自重や車両走行時の上下振動程度の荷重が掛かるだけとなり、ヒンジピンに掛かる荷重を制御することができ、ヒンジピンへの荷重条件に適合した構造に設計することができる。
本発明の実施形態に係るシートバックのヒンジ構造が適用される車両の車体後部のシートバックフレームを車両斜め前方から見た斜視図である。 図1におけるヒンジ構造のヒンジブラケットとヒンジピンとの配置関係を拡大して示す斜視図である。 図2において、シートバックを車両前方側に倒した状態を示すものであり、(a)は車両後方斜め下から見た斜視図、(b)は車両前方斜め上から見た斜視図である。 図3において、ヒンジブラケットを取り除いたものであり、車両前方斜め下から見た斜視図である。
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1〜図4は本発明の実施形態に係るシートバックのヒンジ構造を示すものである。
本発明の実施形態のヒンジ構造が適用される車両は、リヤシートを構成する背もたれ部のシートバック(図示せず)を車両前方側(図1中の矢印F方向)に倒し込むことによって、車室内の後部を荷室空間として利用することが可能なタイプの自動車である。そのため、シートバックは、図1〜図4に示すようなヒンジ構造体Hを介して起倒可能に車両後方の車体側部1に取付けられている。
本実施形態のヒンジ構造体Hは、主として、車体側部1の下方側に取付けられる板金製のヒンジブラケット2と、車両幅方向に沿って配置される樹脂製のヒンジピン3と、該ヒンジピン3の端部をシートバックのシートバックフレーム4の下端部に締付け固定するヒンジボルト5及びナット6とを備えている。
本実施形態のシートバックの内部には、図1に示すように、当該シートバックの骨格を構成するシートバックフレーム4が埋設されている。このため、シートバックフレーム4は、シートバックの左右両側に配置され、かつシートバックの起立状態で車両上下方向に沿って延在する上下方向フレーム41と、シートバックの上部位置で車両幅方向に沿って延在する上部幅方向フレーム42と、シートバックの上下中間部位置で車両幅方向に沿って延在する中間部幅方向フレーム43と、シートバックの下部位置で車両幅方向に沿って延在する下部幅方向フレーム44とをそれぞれ備えている。しかも、シートバックフレーム4は、上下方向フレーム41の上部と上部幅方向フレーム42の左右両端部とを連結し、上下方向フレーム41の中間部と中間部幅方向フレーム43の左右両端部とを連結するとともに、上下方向フレーム41の下部と下部幅方向フレーム44の左右両端部とを連結することによって、シートバックの全体形状に対応した四角形状に形成されている。
本実施形態のヒンジブラケット2は、図1〜図3に示すように、中間部2aが車室内側へ向かって膨らんでいる湾曲した袋形状に形成されており、周辺部2bをリヤホイルハウスインナパネル11の表面にスポット溶接などで接合することによって、車体側部1に取付けられている。このため、リヤホイルハウスインナパネル11に取付けられた状態にあるヒンジブラケット2の内部には、ヒンジピン3の一端部側を挿入配置することが可能な空洞が形成されている。
ヒンジブラケット2の中間部2aには、上面から側面に渡って縦方向へ延びるU字状の切り込み部21が形成されており、この切り込み部21を介して、ヒンジピン3の一端部がヒンジブラケット2の内部に挿入されるようになっている。また、切り込み部21の下半分の前後対向壁及び底壁には、車室内側へ張り出すフランジ22が形成されており、このフランジ22は、後述するヒンジピン3の接触部と接触して支持するために設けられている。さらに、切り込み部21の前後対向壁の後方側上部には、車室内側の上下方向フレーム41へ向かってフランジ22よりも更に延出するヒレ状の延出片部23が設けられており、この延出片部23の延出長さ及び上下方向長さは、後述するヒンジピン3の突出片部の位置関係や大きさを考慮して設定されている。
本実施形態のヒンジピン3は、図1〜図4に示すように、ヒンジブラケット2の切り込み部21に形成したフランジ22との接触部31を有し、基本的形状が横置きに配置される円筒形状であり、ヒンジピン3の一端部側(車体側部1側)には、横ずれ防止用フランジ32が設けられている。この横ずれ防止用フランジ32は、接触部31の直径よりも大径に形成されており、ヒンジブラケット2の内部に挿入配置されたヒンジピン3が横方向で車室内側へ引っ張られても切り込み部21から抜け出ないように構成されている。これに伴い、切り込み部21の上面部分21aは、上方からヒンジピン3の横ずれ防止用フランジ32を挿入するため、側面部分21bよりも車両前後方向の前後長さなどが大きく形成されている。一方、ヒンジピン3の内部には、ヒンジボルト5の軸部が横ずれ防止用フランジ32側から挿通配置され、ヒンジピン3から突出したヒンジボルト5の先端ネジ部がナット6と螺合するように構成されている。
また、ヒンジピン3の中間部分には、図2〜図4に示すように、シートバックフレーム4の上下方向フレーム41に沿った下方へ突出するヒレ状の突出片部33が設けられている。この突出片部33は、接触部31から横ずれ防止用フランジ32と反対の他端部側(車室内側)へ向かい、ヒンジピン3の車両幅方向へ所定の長さに渡って設けられており、切り込み部21からヒンジブラケット2の内部に挿入配置されたヒンジピン3の車両幅方向外側(一端部側)は、横ずれ防止用フランジ32と突出片部33とによってヒンジブラケット2のフランジ22がクリアランスを持って挟み込まれ、ガタ付かない程度の位置規制が行われるように構成されている。しかも、ヒンジピン3の突出片部33は、シートバックを車両前方側に倒したとき、ヒンジブラケット2の延出片部23の下方に位置して接触または隣接するように配置されており、この配置構成によって、ヒンジピン3が走行時の上下振動などで切り込み部21の上面部分21aを介してヒンジブラケット2から離脱しないように構成されている。なお、上記クリアランスは、ヒンジピン3のヒンジブラケット2への組付け作業を容易に行うために設けられたものである。
そして、ヒンジピン3の突出片部33の車室内側の端部には、シートバックフレーム4の上下方向フレーム41が延在する方向に沿って平行に延び、当該上下方向フレーム41の下部を抱え込むように交差して曲げることにより、上下方向フレーム41と連結するフレーム固定用フック34が形成されている。このため、フレーム固定用フック34は、上下方向フレーム41の下部を挟持するようなコ字型形状に形成されている。
これによって、ヒンジピン3と上下方向フレーム41とがヒンジボルト5及びナット6のみならず、フレーム固定用フック34を介して連結されることになるため、シートバックフレーム4の上下方向フレーム41からの荷重がヒンジピン3の突出片部33に円滑に伝達され、ヒンジピン3及び上下方向フレーム41の周り止めの役割が発揮されるように構成されている。
さらに、本実施形態の上下方向フレーム41の下部には、図2〜図4に示すように、車両幅方向に面した平面部41aが形成されている。この平面部41aは、上下方向フレーム41のパイプ材をプレス加工により押し潰して形成されたものであり、中央部分には、ヒンジピン3から突出したヒンジボルト5を挿通させるボルト穴(図示せず)が設けられている。しかも、平面部41aの下部は、図4に示すように、上下方向フレーム41に対して直交するような下面視で略U字形状の端部41a1を有しており、この端部41a1には、ヒンジピン3のフレーム固定用フック34が回り込んで連結されるように構成されている。
また、上下方向フレーム41(したがって、シートバックフレーム4)は、図1に示すように、ヒンジピン3よりも上方位置でリヤシート懸架用のラッチ7及びストライカ8を介して車体側部1に懸架されている。これによって、ヒンジピン3には、シートバックの自重や車両走行時の上下振動による荷重が掛かるのみで、ヒンジピン3に掛かる荷重の制御が容易となり、ヒンジピン3への荷重条件に適合した構造に設計可能となっている。
なお、本実施形態では、上下方向フレーム41側にラッチ7が取付けられ、車体側部1側にストライカ8が取付けられているが、上下方向フレーム41側にストライカ8が取付けられ、車体側部1側にラッチ7が取付けられていても良い。
一方、本実施形態のシートバックフレーム4を含むシートバックの側方の車体側部1には、図1に示すように、クォータインナパネル12及びリヤショックリンフォースメント13が配置されており、リヤショックリンフォースメント13は、リヤホイルハウスオンナパネル11及びクォータインナパネル12に接合されている。これによって、シートバックの車両前後方向の荷重を受ける懸架機構のラッチ7及びストライカ8が取付けられる車体側部1の剛性は、確保されることになる。
このように、本発明の実施形態に係るシートバックのヒンジ構造においては、ヒンジピン3の中間部分に上下方向フレーム41と同様の下方向へ突出する突出片部33が設けられ、ヒンジブラケット2の切り込み部21の対向壁後方側に上下方向フレーム41へ向かって延出する延出片部23が設けられ、シートバックを車両前方側に倒したとき、突出片部33が延出片部23の下方に位置して接触(または隣接)するようになっているので、シートバックが車両前方側に倒されて、回動中心のヒンジピン3にシートバックの自重などの下向きの荷重が掛からない状態でも、ヒンジピン3の抜け防止用キャップ部品を使用することなく、車両走行中の上下振動によって、ヒンジピン3がヒンジブラケット2の切り込み部21の上方から抜け出ることはなくなり、ヒンジピン3のヒンジブラケット2からの離脱を確実に防止することができる。したがって、本発明のヒンジ構造によれば、ヒンジピン3の抜け防止用のキャップ部品が不要となるため、部品点数及び組付け工数を削減でき、軽量化及びコスト低減化を図り、自動車の生産性を向上させることができる。
また、本実施形態に係るシートバックのヒンジ構造においては、シートバックフレーム4が起立しているときに、突出片部33がヒンジピン3の下側に位置することになるので、ヒンジピン3に外部からの曲げ荷重が掛かった場合に、ヒンジピン3の曲げ変形が突出片部33の圧縮変形となり、曲げ方向に対するヒンジピン3の剛性を向上させることができる。
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。
1 車体側部
2 ヒンジブラケット
3 ヒンジピン
4 シートバックフレーム
5 ヒンジボルト
6 ナット
7 ラッチ
8 ストライカ
11 リヤホイルハウスインナパネル
12 クォータインナパネル
13 リヤショックリンフォースメント
21 切り込み部
22 フランジ
23 延出片部
31 接触部
32 横ずれ防止用フランジ
33 突出片部
34 フレーム固定用フック
41 上下方向フレーム
41a 平面部
H ヒンジ構造体

Claims (4)

  1. 車体側部にU字状の切り込み部を有する袋形状のヒンジブラケットが取付けられ、該ヒンジブラケットの切り込み部との接触部を有するヒンジピンの一端部に横ずれ防止用フランジが設けられ、該横ずれ防止用フランジが前記ヒンジブラケットの内部に上方から挿入されて、前記ヒンジピンの接触部が前記切り込み部に配置され、前記ヒンジピンの他端部がシートバックのシートバックフレームに締付け固定されることによって、前記シートバックが前記ヒンジピンを中心に回動可能に支持されているシートバックのヒンジ構造において、
    前記シートバックフレームは、前記シートバックの起立状態で車両上下方向に沿って延在する上下方向フレームを備え、
    前記ヒンジピンの中間部分には、前記上下方向フレームに沿った下方向へ突出する突出片部が設けられ、
    前記ヒンジブラケットの前記切り込み部の対向壁後方側には、前記上下方向フレームへ向かって延出する延出片部が設けられ、
    前記シートバックを車両前方側に倒したとき、前記ヒンジピンの前記突出片部が前記ヒンジブラケットの延出片部の下方に位置して接触または隣接することにより、前記ヒンジピンが前記ヒンジブラケットから離脱しないように構成されていることを特徴とするシートバックのヒンジ構造。
  2. 前記突出片部は、前記ヒンジピンの車両幅方向に渡って設けられ、前記ヒンジピンの車両幅方向外側は、前記横ずれ防止用フランジと前記突出片部とによって前記ヒンジブラケットがクリアランスを持って挟み込まれて位置規制され、
    前記突出片部には、前記上下方向フレームの下部を抱え込むように曲げて連結する前記ヒンジピンのフレーム固定用フックが形成されていることを特徴とする請求項1に記載のシートバックのヒンジ構造。
  3. 前記上下方向フレームの下部には、車両幅方向に面した平面部が形成され、該平面部には、前記ヒンジピンをヒンジボルトで締結するためのボルト穴が設けられ、前記平面部の下部は、前記上下方向フレームに対して直交する端部を有し、該端部に前記フレーム固定用フックが回り込んで連結されていることを特徴とする請求項2に記載のシートバックのヒンジ構造。
  4. 前記ヒンジブラケットは、車体側部のホイルハウスインナパネルに取付けられ、前記シートバックの側方の車体側部には、クォータインナパネル及びリヤショックリンフォースメントが配置され、前記上下方向フレームは、前記ヒンジピンよりも上方位置でリヤシート懸架用のラッチ及びストライカを介して車体側部に懸架されていることを特徴とする請求項3に記載のシートバックのヒンジ構造。
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