JP2014081624A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】クリーニングバイアスの印加によるクリーニング部材や無端ベルトの劣化を抑制しつつ、良好なクリーニング性能を発揮することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置1において、記録シートPを載置して搬送するための無端ベルト73の外周面には、感光体53が対向して配置され、その外周面に対向してクリーニング部材112が配置され、前記外周面をクリーニングする。クリーニング部材112に印加するクリーニングバイアスを制御するための制御装置100は、無端ベルト73の外周面における記録シートPが載置された部分がクリーニング部材112と対向する間、それ以前に前記クリーニング部材112,113に与えている第1バイアスV1よりも大きな第2バイアスV2を印加するよう制御する。
【選択図】図4

Description

本発明は、記録シートを載置して搬送するための無端ベルトの外周面をクリーニングするためのクリーニング部材を備える画像形成装置に関する。
一般に、電子写真方式の画像形成装置には、用紙搬送用の無端ベルトの内側に当該無端ベルトを挟んで感光体に対向する転写部材が配置されており、その転写部材に転写バイアスを印加することによって、感光体に担持された現像剤(トナー)を、無端ベルトで搬送される記録シートに転写している。
このような画像形成装置には、画像形成(印字)動作時に無端ベルトに付着した現像剤や紙粉等を除去するために、無端ベルトの外周面に対向してクリーニング部材が設けられている。通常、印字終了後に、クリーニング部材にクリーニングバイアスを印加することで、無端ベルト上の現像剤等をクリーニング部材に転移させ回収している。また、無端ベルト上の現像剤等を除去するため、印字中も、クリーニング部材に一定のクリーニングバイアス(電圧)を印加する画像形成装置も知られている(特許文献1)。
特開2008−58566号公報
現像剤の回収に最適化されたクリーニングバイアスは必ずしも紙粉の回収には充分でないことがあり、回収されなかった紙粉が、現像剤成分とともに感光体に固着・堆積(いわゆるフィルミング)して、感光体表面の形状や抵抗値の不均一をもたらし、結果として形成される現像剤画像の品質を劣化させる虞がある。
一方、現像剤だけでなく紙粉も回収できるような大きなクリーニングバイアスを印加し続けることは、クリーニング部材や無端ベルトの劣化を早めることに繋がるため好ましくない。
そこで、クリーニングバイアスの印加によるクリーニング部材や無端ベルトの劣化を抑制しつつ、良好なクリーニング性能を発揮することができる画像形成装置を提供することが求められている。
本発明の一態様として、記録シートを載置して搬送するための外周面を有する無端ベルトと、前記外周面に対向して配置された感光体と、前記外周面に対向して配置される、前記外周面をクリーニングするためのクリーニング部材と、前記クリーニング部材に印加するクリーニングバイアスを制御するための制御装置と、を備えた画像形成装置を開示する。前記制御装置は、前記無端ベルトの前記外周面における記録シートが載置された部分が前記クリーニング部材と対向する間、それ以前に前記クリーニング部材に与えている第1バイアスよりも大きな第2バイアスを印加するよう制御するよう構成されている。
このように構成された画像形成装置によれば、無端ベルトの外周面における記録シートが載置された部分が前記クリーニング部材と対向する間に、第1バイアスより大きな第2バイアスを印加するので、無端ベルトにおける、記録シートが載置され接触していた紙粉が付着している蓋然性の高い部分を集中的に、紙粉回収に適した大きさに設定した第2バイアスの印加によりクリーニングするよう構成することができる。
また、無端ベルトにおける、記録シートが載置されていなかった(紙粉が付着している蓋然性の低い)部分がクリーニング部材と対向する間は、第1バイアスより大きな第2バイアスを印加しないよう構成することができるので、大きなクリーニングバイアスを印加し続けることによるクリーニング部材や無端ベルトの劣化を抑制し、クリーニング部材や無端ベルトの耐用年数を伸ばすことができる。
前記した画像形成装置は、搬送される記録シートの先端を検出するためのセンサをさらに備え、前記制御装置は、前記センサが記録シートの先端を検出した時点から第1所定時間を経過したときに、前記クリーニングバイアスを前記第1バイアスから前記第2バイアスに変更するように構成することができる。
このようにセンサによる検出結果を利用することにより、記録シートの先端部が載置されていた位置を正確に判定することができる。
ここで、前記制御装置は、前記センサが記録シートの先端を検出した時点から前記第1所定時間より長い第2所定時間を経過したときに、前記クリーニングバイアスを前記第2バイアスから前記第1バイアスに変更するように構成することができる。
この構成によれば、センサによる検出結果を利用して、記録シートの後端部が載置されていた位置を正確に判定することができる。
また、前記制御装置は、前記センサが記録シートの後端を検出した時点から第3所定時間を経過したときに、前記クリーニングバイアスを前記第2バイアスから前記第1バイアスに変更するよう構成してもよい。
このように、記録シートの後端部が載置されていた位置も、センサによる検出結果を利用して判定することで、より正確に記録シートが載置されていた範囲を決定することができる。
前記した画像形成装置において、前記制御装置は、前記無端ベルトの前記外周面における記録シートが載置された部分の後端から前記感光体の外周面一周分の長さ後方までの部分が前記クリーニング部材と対向する間も、前記クリーニング部材に前記第2バイアスを印加するよう制御するものとしてもよい。
このように構成することで、無端ベルトにおける、転写バイアスの印加によって注入された電荷が残留している部分について、第1バイアスより大きな第2バイアスにより、効果的に除電し、またはその帯電状態(電荷分布)を均すことができるので、後続の記録シートに形成される画像の品質を向上させることができる。
前記第2所定時間は、記録シートの搬送方向長さに応じて決定することができる。
このように構成することで、無端ベルトにおける、記録シートが載置され接触していた紙粉が付着している蓋然性の高い部分を集中的に、紙粉回収に適した大きさに設定した第2バイアスの印加によりクリーニングするよう構成することができる。
また、前記第2所定時間は、記録シートの搬送方向長さに前記感光体の外周面一周分の長さを加えた長さに応じて決定してもよい。
このように構成することで、無端ベルトにおける、転写バイアスの印加によって注入された電荷が残留している部分について、第1バイアスより大きな第2バイアスにより、効果的に除電し、またはその帯電状態(電荷分布)を均すことができるので、後続の記録シートに形成される画像の品質を向上させることができる。
前記した画像形成装置は、装置本体内部の湿度を判定するための湿度判定手段をさらに備え、前記制御装置が、前記湿度判定手段が所定の湿度を超えていると判定していることを条件として、前記クリーニングバイアスを前記第1バイアスから前記第2バイアスに変更する制御を実行するように構成することができる。
前記した画像形成装置は、装置本体に揺動可能に支持され、記録シートを供給するための手差しトレイをさらに備え、前記制御装置が、搬送される記録シートが前記手差しトレイから供給された記録シートであることを条件に、前記クリーニングバイアスを前記第1バイアスから前記第2バイアスに変更する制御を実行するように構成してもよい。
湿度判定手段の判定に基づく情報や、記録シートを供給するトレイの情報を利用することにより、紙粉が堆積しやすくフィルミングによる画像品質の劣化が特に発生しやすい条件下で、第2バイアスに変更する制御を実行するように構成することで、クリーニング部材や無端ベルトの劣化を抑制することができる。
なお、前記第1バイアスは、ゼロであってもよい。第2バイアスを印加するとき以外にクリーニング部材に印加するバイアスをゼロにすることで、クリーニング部材や無端ベルトの劣化をより効果的に抑制することができる。
前記制御装置は、複数枚の記録シートを連続して印刷する連続印字がおこなわれる際に、前記無端ベルトの前記外周面における、先頭の記録シートの先端が位置した部分が前記クリーニング部材に達してから最後の記録シートの後端が位置した部分が前記クリーニング部材に達するまでの間、連続して、前記クリーニング部材に前記第2バイアスが印加されるよう制御するよう構成することができる。
このように構成することで、連続印字がおこなわれる際に、無端ベルトの外周面における、特に紙粉が発生しやすい記録シート端部が載置される部分で途切れることなく、第2バイアスを印加することができるため、より効果的に紙粉を除去することができる。
本発明によれば、印字動作中の紙粉除去が可能になるため、感光体への紙粉のフィルミングによる画質の低下を抑制することができる。また、無端ベルトにおける、記録シートが載置され接触していた紙粉が付着している蓋然性の高い部分を集中的に、紙粉回収に適した第2バイアスの印加によりクリーニングするよう構成することができるため、クリーニング部材や無端ベルトの劣化に繋がる大きな第2バイアスを印加する時間を制限しつつ、紙粉除去効率を高めることができる。
画像形成装置の一例としてのカラープリンタの全体構成を示す断面図である。 クリーニング部材にクリーニングバイアスを印加するための回路図である。 クリーニング部材によるベルトクリーニング処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態に係る制御装置による、クリーニング部材へのバイアス印加タイミングを示すタイミングチャートである。 第2実施形態〜第4実施形態に係る制御装置による、クリーニング部材へのバイアス印加タイミングを示すタイミングチャートである。 無端ベルトへのクリーニングバイアス印加による画像品質への影響を示すグラフである。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。以下の説明においては、まず、カラープリンタの全体構成を説明した後、本発明の特徴部分の詳細を説明することとする。
以下の説明において、方向は、カラープリンタ使用時のユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1において、紙面に向かって左側を「前側(手前側)」、紙面に向かって右側を「後側(奥側)」とし、紙面に向かって奥側を「左側」、紙面に向かって手前側を「右側」とする。また、紙面に向かって上下方向を「上下方向」とする。
図1に示すように、カラープリンタ1は、装置本体10内に、記録シートの一例としての用紙Pを供給する給紙部20と、給紙された用紙Pに画像を形成する画像形成部30と、画像が形成された用紙Pを排出する排紙部90と、制御装置100とを備えている。
給紙部20は、装置本体10内の下部に設けられ、装置本体10に着脱自在に装着される給紙トレイ21と、給紙トレイ21から用紙Pを画像形成部30へ搬送する用紙供給機構22を主に備えている。給紙部20では、給紙トレイ21内の用紙Pが、用紙供給機構22によって一枚ずつ分離されて画像形成部30に供給される。
装置本体の前面を覆う前カバー15の一部は手差しトレイ25として揺動(開放)可能に構成されている。使用者が印刷時に、図1に示すように開放された手差しトレイ25に、用紙Pを載置して、印刷設定オプションで手差しトレイを指定(選択)することで、用紙Pが手差しトレイ25から用紙供給機構22によって画像形成部30に供給される。
画像形成部30は、4つのLEDユニット40と、4つのプロセスカートリッジ50と、転写ユニット70と、クリーニング部110と、定着ユニット80とから主に構成されている。
LEDユニット40は、後述する感光ドラム53を露光するべく、複数のLEDを備えて構成されている。
プロセスカートリッジ50は、後述するベルト73の上面(搬送面)に対向配置される感光体の一例としての感光ドラム53や、符号を省略して示す公知の帯電器、現像ローラ、トナー収容室などを備えて構成されている。感光ドラム53には、感光ドラム53上に残った現像剤の一例としてのトナーを一時的に保持し、また、印字後のクリーニング動作時に感光ドラム53へ戻すドラムクリーナ54が接している。ドラムクリーナ54には、制御装置100により電圧がかけられて、電気的にトナーの保持と感光ドラム53へのトナーの戻しが行われる。
転写ユニット70は、給紙部20と各プロセスカートリッジ50との間に設けられ、駆動ローラ71、従動ローラ72、ベルト73および転写ローラ74を主に備えている。
駆動ローラ71および従動ローラ72は、前後方向に離間して平行に配置され、その間に無端ベルトからなるベルト73が張設されている。ベルト73は、その外周面のうち上側の面(上面)が用紙Pを搬送する搬送面となっており、この搬送面が各感光ドラム53に接している。また、ベルト73はナイロンを主成分とする材料で構成されている。そして、ベルト73の内側には、ベルトの搬送面を挟んで各感光ドラム53に対向配置される転写部材の一例としての転写ローラ74が4つ設けられている。この転写ローラ74には、転写時に定電流制御によって転写バイアスが印加される。
転写ユニット70の、用紙搬送方向上流側には、搬送される用紙Pを検出する用紙センサ120が設けられている。用紙センサ120は、公知のフォトインタラプタを備え、搬送される用紙Pの前端(先端)および後端の通過を検出し、制御装置100に検出信号を送出する。制御装置100では、用紙センサ120から出力された検出信号に基づき、各転写ローラ74への転写バイアスの印加タイミングの制御など各種の制御を行う。
クリーニング部110は、ベルト73のうち、下側で張られた部分に対向して設けられ、廃トナーケース111と、クリーニング部材の一例としてのクリーニングローラ112およびバックアップローラ113と、第2クリーニングローラ114と、ブレード115とを有している。
クリーニングローラ112は、ベルト73の外周面(下面)に隣接して配置されている。バックアップローラ113は、ベルト73を挟んでクリーニングローラ112の反対側に配置されて、クリーニングローラ112との間でベルト73を挟持している。
第2クリーニングローラ114は、クリーニングローラ112の後方でクリーニングローラ112に接して配置されている。ブレード115は、第2クリーニングローラ114にその先端が接し、第2クリーニングローラ114に付着したトナーを掻き落とすようになっている。
廃トナーケース111は、第2クリーニングローラ114の下方に配置され、第2クリーニングローラ114で掻き落とされたトナーを受け入れるように構成されている。
バックアップローラ113とクリーニングローラ112との間には、ベルト73上のトナーや紙粉などがクリーニングローラ112に向けて移動する向きのバイアスが印加されるようになっている。本明細書の説明では、クリーニングローラ112に印加されるバイアスを、「クリーニングバイアス」という。
本実施例の制御装置100は定電流制御によりクリーニングバイアスを制御するが、定電圧制御でもよい。
具体的には、図2に示すように、接地されたバックアップローラ113を基準にしてクリーニングローラ112には負のバイアス(クリーニングバイアス)がかかるようになっており、第2クリーニングローラ114にはクリーニングローラ112のバイアスよりも絶対値の大きい負のバイアスがかかるようになっている。これにより、クリーニングローラ112で回収したプラスに帯電したトナーが第2クリーニングローラ114に吸着されて、廃トナーケース111に回収される。
定着ユニット80は、加熱ローラ81と、加熱ローラ81と対向配置され加熱ローラ81を押圧する加圧ローラ82とを備えている。
このように構成される画像形成部30では、まず、各感光ドラム53の表面が、帯電器により一様に帯電された後、各LEDユニット40で露光される。これにより、露光された部分の電位が下がって、各感光ドラム53上に画像データに基づく静電潜像が形成される。その後、静電潜像に現像ローラよりトナーが供給されることで、感光ドラム53上にトナー像が担持される。
次に、ベルト73上に供給された用紙Pが各感光ドラム53と各転写ローラ74との間を通過することで、各感光ドラム53上に形成されたトナー像が用紙P上に転写される。そして、用紙Pが加熱ローラ81と加圧ローラ82との間を通過することで、用紙P上に転写されたトナー像が熱定着される。
排紙部90は、前後に揺動可能な円弧状のフラッパ91と、排紙ローラ92とを主に備えている。定着ユニット80から排出された用紙Pは、フラッパ91の内周面で案内された後、排紙ローラ92によって装置本体10の外部に排出されて排紙トレイ13に蓄積される。なお、両面印刷時においては、排紙ローラ92により途中まで排紙トレイ13上に排出された用紙Pは、排紙ローラ92の逆回転およびフラッパ91の切替によって、装置本体10内に戻された後フラッパ91の外周面を通って複数の反転搬送ローラ93で画像形成部30の上流側に反転状態で再供給される。
また、装置本体10内には、内部の湿度を判定するための湿度判定手段の一例としての湿度センサ190(図2参照)が設けられている。湿度センサ190の出力信号は、制御装置100に送出され、各種制御に利用される。
<制御装置>
次に、本発明の特徴部分である制御装置100について詳細に説明する。まず、図3のフローチャートを参照しつつ、クリーニング部110におけるクリーニング処理の流れを説明し、クリーニングローラ112へのバイアス印加のタイミングを示す図4および図5を参照しつつ、印字中の紙粉除去制御の諸実施形態を説明する。
本発明の実施形態の説明において、「印字中」とは、プロセスカートリッジ50の作動中をいい、具体的には、印字を行う目的で、帯電器、現像ローラに所定の電流・電圧が与えられている期間をいう。
制御装置100は、クリーニングローラ112に印加するクリーニングバイアスを制御することで、ベルト73の外周面上に付着したトナーや紙粉等をクリーニングローラ112に吸着させるように構成されている。
制御装置100では、図3に示すように、印刷指令信号を受信し、印刷ジョブが開始したことを認識する(S10)と、まず、印刷指令を解析して用紙Pが手差しトレイ25から給紙されるか否かを判定する(S20)。印刷ジョブが手差しトレイ25から給紙されるものではないと判定した場合(S20でNo)には、制御装置100は、湿度センサ190の出力値が所定値を超えているかを判定し(S30)、湿度センサ190の値が所定値を超えていなければ(S30でNo)、印刷ジョブの終了(S60)まで、通常の印字中制御を実行する(S40)。
ステップS20またはステップS30で、Yesと判定された場合、すなわち、制御装置100が、手差しトレイ25から用紙Pが給紙されると判定するか、湿度が所定値を超えていると判定した場合には、紙粉除去制御を開始する(S50)。
印刷ジョブ終了(S60)後は、印字後クリーニング制御を実行する(S70)。なお、本実施形態においては、印刷ジョブの終了は、用紙センサ120の検出結果に基づき判定している。
次に図4および図5を参照しつつ、本発明の実施形態に係る通常の印字中制御、紙粉除去制御および印字後クリーニング制御の概要を説明する。図4および図5では、説明の便宜上1枚の用紙Pを印刷する場合を例示している。
以下に示す実施形態では、通常印字中制御S40において、クリーニングバイアスとして−10μAのバイアス電流(第1バイアスV1)を与えている。また、紙粉除去制御S50においては、ベルト73の、搬送される用紙Pが載置されていた部分がクリーニングローラ112を通過するタイミングを基準に決定した所定のタイミングで、クリーニングバイアスとして第1バイアスV1より絶対値の大きな−50μAのバイアス電流(第2バイアスV2)を与えている。
なお、第1バイアスV1、第2バイアスV2の値は、例示に過ぎず、カラープリンタ1の構成や、使用されるトナー等の条件に依存するものである。第1バイアスV1としては、残留トナーの回収・除去に、第2バイアスV2としては、紙粉の回収・除去に、それぞれ最適な大きさが選択、設定される。
制御装置100における具体的なクリーニングバイアス印加のタイミングおよびその決定方法について、以下、いくつかの実施形態を説明する。なお、図4および図5において、「印字中」の期間は、図4の現像ローラへの印字を目的とした現像バイアス印加期間と一致するものとする。
1.第1実施形態
<通常印字中制御>
第1実施形態において、図4に示すように、制御装置100は、印刷指令信号の受信後、通常印字中制御S40を実行することを決定すると、まず、クリーニングローラ112への第1バイアスV1の印加をスタートする。そして、通常の印字動作中、印刷ジョブ終了(S60)まで、主にトナーを除去する通常印字中クリーニングを実行する。一方、用紙Pの前端(先端)が用紙センサ120により検知されると(TF)、4つの転写ローラ74への転写バイアスの印加を順次スタートする。
通常印字中制御S40においては、4つの転写ローラ74のそれぞれに用紙Pの搬送方向上流側から順に転写バイアスK,Y,M,Cが印加されることで、各転写ローラ74による転写が順次行われている。その間、前述のように、ドラムクリーナ54が、転写後の各感光ドラム53上に残ったトナーを一時的に回収し保持する。また、ベルト73に付着したトナーは、第1バイアスV1が印加されたクリーニングローラ112によって回収される。ここで、クリーニングバイアスは第1バイアスV1に固定され変更されない(図4の破線参照)。
<紙粉除去制御>
一方、制御装置100が、紙粉除去制御S50を実行することを決定すると、最初は、通常印字中制御の場合と同様、クリーニングローラ112への第1バイアスV1の印加をスタートし、用紙Pの前端が用紙センサ120により検知されると(TF)、転写ローラ74への転写バイアスの印加をスタートする。そして、用紙センサ120による用紙Pの前端検知TFのタイミングから第1の所定時間t経過後、クリーニングローラ112に印加するクリーニングバイアスの大きさを、第1バイアスV1から紙粉除去に適した第2バイアスV2に切り替える。
そして、用紙センサ120による用紙Pの前端検知TFのタイミングから第2の所定時間tを経過するまで第2バイアスV2を印加し続けることで、トナーとともに紙粉を除去する紙粉除去クリーニングを実行する。
紙粉除去制御S50においても、転写後の各感光ドラム53上に残ったトナーは、ドラムクリーナ54で、一時的に回収・保持される。
その後、用紙センサ120による用紙Pの前端検知TF後、第2の所定時間tを経過したタイミングで、クリーニングローラ112に印加するクリーニングバイアスの大きさを、第2バイアスV2から第1バイアスV1に切り替える。そして、印刷ジョブ終了(S60)まで、第1バイアスV1の印加を継続する。
ここで、第1の所定時間tは、用紙センサ120が用紙Pの前端を検出した時点TFから、ベルト73における用紙Pの前端が載置されていた位置がクリーニングローラ112に到達するまでの時間tffcから所定の時間taを減じた時間である。tffcから所定の時間taを減じる理由は、ベルト73上の用紙Pの前端が載置されていた位置の手前の「紙粉が付着する蓋然性の高い領域」を、クリーニングする範囲に含めることで確実に紙粉を除去するためである。
同様に、第2の所定時間tは、用紙Pの前端を検出した時点TFから、ベルト73における用紙Pの後端が載置されていた位置がクリーニングローラ112に到達するまでの時間tfrcに所定の時間tbを加えた時間である。tfrcに所定の時間tbを加える理由は、ベルト73上の用紙Pの後端が載置されていた位置の後方の「紙粉が付着する蓋然性の高い領域」を、クリーニングする範囲に含めることで確実に紙粉を除去するためである。
第2の所定時間tの算出に利用される「用紙Pの前端を検出した時点TFから、ベルト73における用紙Pの後端が載置されていた位置がクリーニングローラ112に到達するまでの時間tfrc」は、ユーザが入力した指定値やソフトウェアが判定した値など、制御装置100が取得した用紙Pのサイズ、特にその搬送方向長さに関する情報を利用して、制御装置100が決定する。
第1の所定時間tおよび第2の所定時間tの設定は、クリーニングローラ112やベルト73の劣化を早める大きな第2バイアスV2の印加時間を不必要に延ばすことなく、紙粉除去の効果を最大化すべく最適化されている。また、ベルト73における転写バイアスの印加によって注入された電荷が残留している部分の除電またはその帯電状態の平準化による効果を考慮し、ベルト73の転写バイアスが印加された部分を含む範囲に第2バイアスV2を印加するよう設定するのが好ましい。
<印字後クリーニング制御>
制御装置100は、印刷ジョブの終了(S60)後、印字後のクリーニング制御S70を実行する。印字後のクリーニング制御S70においては、4つの転写ローラ74に同時に転写バイアスが掛けられることで、各ドラムクリーナ54から各感光ドラム53に戻されたトナー等が同時にベルト73上に吐き出される。そして、ベルト73上のトナー等は、所定のクリーニングバイアス(本実施形態では、−10μA)が印加されたクリーニングローラ112によって回収される。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
印字動作中に、発生する紙粉を逐次除去していくことが可能となるため、感光体への紙粉のフィルミングに起因する画質の低下を抑制することができる。
また、ベルト73の外周面における用紙Pが載置された部分がクリーニングローラ112と対向する間に、第1バイアスV1より大きな第2バイアスV2を印加するので、ベルト73における、用紙Pが載置され接触していた紙粉が付着している蓋然性の高い部分を集中的に、紙粉回収に適した大きさに設定した第2バイアスV2の印加によりクリーニングするよう構成することができる。
また、ベルト73における、用紙Pが載置されていなかった(紙粉が付着している蓋然性の低い)部分がクリーニングローラ112と対向する間は、第1バイアスV1より大きな第2バイアスV2を印加しないよう構成しているので、大きなバイアスを印加し続けることによるクリーニングローラ112やベルト73の劣化を抑制し、クリーニングローラ112やベルト73の耐用年数を伸ばすことができる。
用紙Pの前端部がクリーニングローラ112と対向する位置に到達する少し手前から、後端部がクリーニングローラ112と対向する位置から外れる少し後方までの範囲を、第2バイアスV2を印加する範囲に設定しているので、紙粉が付着しやすい範囲を確実にクリーニングすることができる。
ベルト73からトナー等を転移させるために転写バイアスと逆極性のクリーニングバイアスを印加することにより、紙粉やトナーとともにベルト73の残留電荷を除去することができる。本実施形態では、ベルト73の転写バイアスの印加によって注入された電荷が残っている部分に、第1バイアスV1より大きな第2バイアスV2を印加するよう制御することで、クリーニングローラ112やベルト73の劣化を促進する長時間の大きなバイアス印加を抑制しつつ、効果的かつ効率的な除電が可能となる。その結果、ベルト73が、除電され、またはその帯電状態(電荷分布)が均されるので、複数枚の用紙Pを連続して印字しようとする場合に、後続の用紙Pに形成される画像の品質を向上させることができる。
なお、制御装置100における、紙粉除去制御S50は、搬送される用紙Pが手差しトレイ25から給紙された用紙であること、または、装置本体10の内部の湿度を判定するための湿度センサ190が所定の湿度を超えていると判定していることを条件として、実行されるよう構成されている(図3のS20,S30参照)。
このように構成することで、紙粉が堆積しやすくフィルミングによる画像品質の劣化が特に発生しやすい条件下でのみ、第1バイアスV1より大きい第2バイアスV2に変更する制御が実行されることになる。その結果、紙粉除去の効果を実質的に損なうことなく、第2バイアスV2の印加する時間を制限することができるので、クリーニングローラ112やベルト73の劣化を抑制することができる。
2.第2実施形態
次に、図5(a)を主に参照しながら、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本実施形態は、前記した第1実施形態に係るクリーニングバイアス印加のタイミングの決定方法の一部を変更したものである。
図5(a)に示すように、本実施形態のクリーニングバイアス印加のタイミングは、第1実施形態とほぼ同様であるが、紙粉除去制御S50において、クリーニングローラ112に印加するクリーニングバイアスの大きさを、第2バイアスV2から第1バイアスV1に戻すタイミングの決定に、用紙センサ120による用紙Pの後端検知TRの信号を利用する点で異なる。
本実施形態では、制御装置100は、紙粉除去制御S50において、まず、クリーニングローラ112への第1バイアスV1の印加をスタートする。そして、第1実施形態と同様、用紙センサ120による用紙Pの前端検知TFのタイミングから第1の所定時間t経過後、クリーニングローラ112に印加するクリーニングバイアスの大きさを、第1バイアスV1から第2バイアスV2に切り替える。そして、用紙センサ120による用紙Pの後端検知TRのタイミングから第3の所定時間tを経過するまで第2バイアスV2を印加し続けることで、トナーとともに紙粉を除去する紙粉除去クリーニングを実行する。
その後、用紙センサ120による用紙Pの後端検知TR後、第3の所定時間tを経過したタイミングで、クリーニングローラ112に印加するクリーニングバイアスの大きさを、第2バイアスV2から第1バイアスに切り替える。そして、印刷ジョブ終了(S60)まで、第1バイアスV1の印加を継続する。
ここで、第3の所定時間tは、用紙Pの後端を検知した時点TRから、ベルト73における用紙Pの後端が載置されていた位置がクリーニングローラ112に到達するまでの時間trrcに所定の時間tcを加えた時間である。trrcに所定の時間tcを加える理由は、第1実施形態における第2の所定時間tの設定時の調整理由と同様に、ベルト73の用紙Pの後端が載置されていた位置の後方の「紙粉が付着する蓋然性の高い領域」を、クリーニングする範囲に含めることで、確実に紙粉を除去するためである。
第3の所定時間tの設定における調整は、第1の所定時間tの調整とともに行われ、所定時間t,tの組み合わせは、クリーニングローラ112やベルト73の劣化を早める大きな第2バイアスV2の印加時間を不必要に延ばすことなく、紙粉除去の効果を最大化すべく最適化される。
本実施形態においては、クリーニングローラ112に印加するクリーニングバイアスの大きさを第2バイアスV2から第1バイアスに切り替えるタイミングの決定において、用紙Pのサイズに関する情報を利用しないので、制御装置100が取得した情報が誤っていた場合であっても、正しい用紙Pの後端位置情報に基づき適切なタイミング制御が可能である。
3.第3実施形態
次に、図5(b)を主に参照しながら、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態または第2実施形態の第1バイアスV1の値を−10μAではなく、0μAとしたことに特徴がある。
換言すれば、制御装置100が印刷指令信号を受信し、通常印字中制御S40または紙粉除去制御S50の実行を決定した後、第1バイアスV1の印加をスタートしない。すなわち、通常印字中制御S40は実質的に実行せず、紙粉除去制御S50においては、第2バイアスV2の印加のタイミングまでクリーニングバイアスを印加しない。
この実施形態においては、第1実施形態、第2実施形態と同様、第2バイアスの印加による効果的な紙粉除去クリーニングが実行可能であるとともに、ベルト73における、紙粉が付着する蓋然性の比較的低い用紙Pが載置されていなかった部分がクリーニングローラ112と対向する間は、クリーニングバイアスを印加しないことで、クリーニングローラ112やベルト73の耐用年数を伸ばすことができる。
4.第4実施形態
次に、図5(c)を主に参照しながら、本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態は、クリーニングバイアス印加のタイミング、特に第2バイアスV2の印加終了のタイミングにおいて、前記第1〜第3実施形態と異なっている。
図4および図5(a),(b)に示すように、第1実施形態から第3実施形態においては、第2バイアスV2の印加終了のタイミングは、ベルト73における用紙Pの後端が載置されていた位置がクリーニングローラ112に到達する時点の少し後に設定されている。本実施形態は、図5(c)に示すように、用紙センサ120による用紙Pの前端検知TF後、第4の所定時間tを経過したタイミングで、クリーニングローラ112に印加するクリーニングバイアスの大きさを、第2バイアスV2から第1バイアスV1に切り替えるよう構成されている。
具体的には、第4の所定時間tは、用紙Pの前端を検出した時点TFから、ベルト73における用紙Pの後端が載置されていた位置がクリーニングローラ112に到達するまでの時間tfrcに感光ドラム53の外周面一周分の長さだけベルト73が走行する時間tdrを加えた時間である。すなわち、第4実施形態は、第1実施形態においてtb=tdrとした場合である。
すなわち、制御装置100は、ベルト73の外周面における用紙Pが載置された部分の後端から感光ドラム53の外周面一周分の長さ後方までの部分がクリーニングローラ112と対向する間も、第2バイアスV2を印加するよう制御している。
このように構成することで、前記した第1実施形態から第3実施形態による効果に加え、ベルトの除電効果の点で大きな利点がある。すなわち、ベルト73における、転写バイアスの印加によって注入された電荷が残留している部分について、第1バイアスV1より大きな第2バイアスV2により、効果的に除電し、またはその帯電状態(電荷分布)を均すことができるので、後続の用紙Pに形成される画像の品質を向上させることができる。
なお、図5(c)に示した第4実施形態において、第2バイアスV2の印加終了のタイミングは、第1実施形態同様、用紙センサ120により検出された用紙Pの前端検知TFのタイミングからの経過時間を算出することで決定しているが、第2実施形態のように、用紙センサ120により検出された用紙Pの後端検知TRのタイミングを利用して決定することもできる。
紙粉除去制御を実行した場合の画像品質への影響を確認した実験結果を図6に示す。同一条件の印刷を繰り返し、印字枚数が累積していくにつれて印刷画像に現れる汚れ(ドット数)を通常印字中制御のみを実行した場合と、紙粉除去制御のみを実行した場合についてそれぞれ記録した。通常印字中制御のみ実行したとき、すなわち、クリーニングバイアスを第1バイアスV1(−10μA)に固定して印刷を実行したときの印字結果は▲で、紙粉除去制御のみを実行したとき、すなわち、前記第1実施形態にしたがってクリーニングバイアスを第1バイアスV1から第2バイアス(−50μA)に変更する制御を行ったときの印字結果は×で示した。
図6のグラフに示されているように、印字中に、本実施形態の紙粉除去制御を実行することによって、通常印字中制御のみ実行した場合に比べて、顕著な画質の向上が観察された。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態では、図示の都合上、1回の印刷ジョブで1枚の用紙を印字出力する例を示したが、複数の用紙Pに連続して印刷する連続印字を実行するような印刷指令信号が制御装置100に送信されることも当然ある。その場合は、ベルト73の外周面における、先頭の用紙Pの前端が位置した部分がクリーニングローラ112に達してから最後の用紙Pの後端が位置した部分がクリーニングローラ112に達するまでの間、連続して、第2バイアスV2を印加するよう構成するのが好ましい。
連続印字がおこなわれる際に、ベルト73の外周面における、特に紙粉が発生しやすい用紙端部が載置される部分で途切れることなく第2バイアスを印加することで、より効果的に紙粉を除去することができるからである。さらに、前記第4実施形態よりも簡単な制御で、ベルト73における転写バイアスの印加によって注入された電荷が残留している部分の効果的な除電(またはその帯電状態の平準化)が可能となる。
前記実施形態では、カラープリンタ1に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、モノクロプリンタや、その他の画像形成装置、例えば複写機や複合機などに本発明を適用してもよい。
前記実施形態では、記録シートの一例として、厚紙、はがき、薄紙などを含む用紙Pを採用したが、本発明を適用することができる画像形成装置に使用可能な記録シートはこれに限定されず、例えばOHPシートなども使用できる。
前記実施形態では、感光体として感光ドラム53を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えばベルト状の感光体を採用してもよい。
前記実施形態では、転写部材として転写ローラ74を採用したが、本発明を適用することができる画像形成装置はこのような転写部材を備えるものに限定されず、例えばローラ状でない部材を採用するものであってもよい。
前記実施形態では、クリーニング部材としてクリーニングローラ112およびバックアップローラ113を採用したが、本発明はこれに限定されず、ローラ状でない部材を採用してもよい。
1 カラープリンタ
25 手差しトレイ
53 感光ドラム
73 ベルト
100 制御装置
112 クリーニングローラ
113 バックアップローラ
120 用紙センサ
190 湿度センサ
V1 第1バイアス
V2 第2バイアス
P 用紙

Claims (11)

  1. 記録シートを載置して搬送するための外周面を有する無端ベルトと、
    前記外周面に対向して配置された感光体と、
    前記外周面に対向して配置され、前記外周面をクリーニングするためのクリーニング部材と、
    前記クリーニング部材に印加するクリーニングバイアスを制御するための制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記無端ベルトの前記外周面における記録シートが載置された部分が前記クリーニング部材と対向する間、それ以前に前記クリーニング部材に与えている第1バイアスよりも大きな第2バイアスを印加するよう制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 搬送される記録シートの先端を検出するためのセンサをさらに備え、
    前記制御装置は、前記センサが記録シートの先端を検出した時点から第1所定時間を経過したときに、前記クリーニングバイアスを前記第1バイアスから前記第2バイアスに変更することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御装置は、前記センサが記録シートの先端を検出した時点から前記第1所定時間より長い第2所定時間を経過したときに、前記クリーニングバイアスを前記第2バイアスから前記第1バイアスに変更するように構成されることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御装置は、前記センサが記録シートの後端を検出した時点から第3所定時間を経過したときに、前記クリーニングバイアスを前記第2バイアスから前記第1バイアスに変更することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御装置は、前記無端ベルトの前記外周面における記録シートが載置された部分の後端から前記感光体の外周面一周分の長さ後方までの部分が前記クリーニング部材と対向する間も、前記クリーニング部材に前記第2バイアスを印加するよう制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第2所定時間は、記録シートの搬送方向長さに応じて決定されていることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  7. 前記第2所定時間は、記録シートの搬送方向長さに前記感光体の外周面一周分の長さを加えた長さに応じて決定されていることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  8. 装置本体内部の湿度を判定するための湿度判定手段をさらに備え、
    前記制御装置は、前記湿度判定手段が所定の湿度を超えていると判定していることを条件として、前記クリーニングバイアスを前記第1バイアスから前記第2バイアスに変更する制御を実行するように構成されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 装置本体に揺動可能に支持され、記録シートを供給するための手差しトレイをさらに備え、
    前記制御装置は、搬送される記録シートが前記手差しトレイから供給された記録シートであることを条件に、前記クリーニングバイアスを前記第1バイアスから前記第2バイアスに変更する制御を実行するように構成されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記第1バイアスは、ゼロである、請求項1〜9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御装置は、複数枚の記録シートを連続して印刷する連続印字がおこなわれる際に、前記無端ベルトの前記外周面における、先頭の記録シートの先端が位置した部分が前記クリーニング部材に達してから最後の記録シートの後端が位置した部分が前記クリーニング部材に達するまでの間、連続して、前記クリーニング部材に前記第2バイアスが印加されるよう制御することを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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